JPH0726623U - 建物の床下換気装置及びそれに使用するダクト - Google Patents

建物の床下換気装置及びそれに使用するダクト

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JPH0726623U
JPH0726623U JP6278593U JP6278593U JPH0726623U JP H0726623 U JPH0726623 U JP H0726623U JP 6278593 U JP6278593 U JP 6278593U JP 6278593 U JP6278593 U JP 6278593U JP H0726623 U JPH0726623 U JP H0726623U
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隆 廣瀬
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Abstract

(57)【要約】 [目的]建物の床下の空気をエアコンの室外機の通風作
用を利用して換気口外部へ排出することにより換気を行
ない、床下でのダニなどの害虫やかびの発生を抑えると
共に建材などが腐りにくいようにする。 [構成]床下換気装置A1は家屋Hの布基礎3に所要数
設けてある換気口のうちの任意の換気口30を備えてい
る。換気口30の外部側にはダクト2が配設してある。
ダクト2の内側の開口部21は換気口30に対応させて
ある。符号22は目地材である。ダクト2の内部にはエ
アコンの室外機1が収容してある。室外機1は前後に通
気可能に形成されたボックス状のケース10を有してい
る。ケース10の内部にはファン11と熱交換部12が
設けてある。室外機1は、ダクト2の外側の開口部23
に寄せて設置してあり、ケース10の外面は、目地材2
4によって開口部23の周縁部に隙間なく連結してあ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一般家屋などの建物の床下の換気、除湿を行なう建物の床下換気装 置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
我が国においては、古来より湿度の高い気候風土に合わせて木造住宅が好まれ てきた。しかし、近年においては、耐火耐震構造のモルタルや新建材を使用した 住宅が好まれるようになっている。 このような住宅は、堅固で密閉度が高く、耐火耐震性に優れる反面、住宅全体 の換気、特に床下部分の換気がスムーズに行なわれない欠点がある。床下の換気 が十分でない場合、内部に湿気がたまり、ダニなどの害虫やかびが発生しやすく なる。また、これが子供の喘息やアレルギーの原因ともなっている。この問題点 を解消するために、従来は床下専用の換気装置を取付けていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
けれども、上記した従来の方法では次のような課題を生じていた。 すなわち、床下専用の換気装置を新たに取付けるには、相応の費用がかかる。 また、換気装置は長期間継続して運転されるものであるので、電気代などの維持 費もかさむことになる。
【0004】 ところで、我が国において一般家庭におけるエアコンディショナーの普及率は 9割を超えているが、本考案者はこのエアコンディショナーの室外機を床下の換 気に利用できないかと考え、本考案を完成するに至ったものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題点を解決するために講じた本考案の構成は次の通りである。 第1の手段は、 建物の床下の換気を行なう床下換気装置であって、この装置は、 建物の床下に設けてある換気口と、 換気口の近傍に配設してある、エアコンディショナー用の室外機と、 換気口と室外機を連結するダクトと、 を備えた、建物の床下換気装置である。
【0006】 第2の手段は、 室外機が換気口の外部側に設けてある、第1の手段にかかる建物の床下換気装 置である。
【0007】 第3の手段は、 室外機が換気口の内部側に設けてある、第1の手段にかかる建物の床下換気装 置である。
【0008】 第4の手段は、 建物の床下の換気を行なう床下換気装置に使用するダクトであって、このダク トは、 建物の床下に設けてある換気口と、換気口の近傍に配設してあるエアコンディ ショナー用の室外機とを連結し、室外機の通風作用により床下の空気を換気口外 部に排出させるようにした、床下換気装置に使用するダクトである。
【0009】
【作用】
エアコンディショナーの運転中は室外機のファンが回転し、建物の床下の空気 を換気口を通して外部へ排出するので、床下の換気が行なわれる。これにより、 床下に湿気がたまらず、ダニなどの害虫やかびの発生が抑えられると共に、建材 などの防腐効果も期待できる。
【0010】 室外機が換気口の外部側に設けてあるものは、設置しやすく、メンテナンスが 容易にできるので便利である。また、ダクトに収容してありよって室外機が風雨 にさらされることも少なく、錆や傷みを防止できる。 室外機が換気口の内部側に設けてあるものは、室外機が邪魔にならず、建物の 外観的にも優れるものである。
【0011】
【実施例】
本考案を図面に示した実施例に基づき更に詳細に説明する。 図1は本考案にかかる床下換気装置の一実施例を示す説明図である。 符号A1は建物の床下の換気を行う床下換気装置である。床下換気装置A1は 、家屋Hの布基礎3に所要数設けてある換気口のうちの任意の換気口30を備え ている。なお、布基礎3と床部40で囲まれた部分が床下部4となっている。
【0012】 換気口30の外部側にはFRPで形成されたダクト2が配設してある。ダクト 2の内側の開口部21は、換気口30に対応させてある。符号22は目地材で、 開口部22の周縁部の隙間を埋めることにより、床下部4の内部の空気が効率よ く引き寄せられるようにしている。
【0013】 ダクト2の内部にはエアコンディショナー用の室外機1が収容してある。室外 機1は運転時に換気口から空気を排出することができるように方向を設定して据 え付けられている。 室外機1は前後に通気可能に形成されたボックス状のケース10を有している 。ケース10の内部にはファン11と熱交換部12が設けてある。室外機1は、 ダクト2の外側の開口部23に寄せて設置してあり、ケース10の外面は、目地 材24によって開口部23の周縁部に隙間なく連結してある。
【0014】 (作用) 図1を参照して本実施例の作用を説明する。 まず、最近のエアコンディショナーは冷暖房ができる兼用型が主流となってお り、しかも除湿なども効果的に行なうことができるので、ほぼ一年中使用されて いる。 そして、エアコンディショナーの運転中は室外機1のファンが回転し、家屋H の床下部4の空気を換気口30を通して引き込み、ダクト2の外部へ排出する。 これと同時に、床下部4には、他の換気口(図示省略)から新たな空気が引き込 まれ、床下部4の換気が行なわれる。
【0015】 これにより、床下部4に湿気がたまらず、ダニなどの害虫やかびの発生が抑え られると共に、建材などの防腐効果も期待できる。また、本実施例においては室 外機1はダクト2に収容してあるので、室外機1が風雨にさらされることも少な く、錆や傷みを防止できる。
【0016】 更には、従来は熱交換部12の熱交換のみにしか利用されていなかったファン 11による吸気作用を有効に利用して床下部4の換気を行うので、床下用の換気 装置を別に設ける場合と相違して、新たな維持費がかからず、無駄がない。また 、通常、外気温度より温度が低い床下部4の空気を室外機1の熱交換に利用でき るので、熱交換の効率がよくなり、省エネルギーの観点からも好ましいものであ る。
【0017】 図2は本考案にかかる床下換気装置の他の実施例を示す説明図である。 床下換気装置A2は、室外機1が換気口30の内部側に配設してある。ダクト 2aは換気口30の内部側に嵌め込んであり、室外機1は底板25に載置してあ る。室外機1のケース10は、ダクト2aの開口部26の縁部に、目地材27に よって隙間なく連結してある。また、符号31は通気枠である。 なお、図面において図1と同一または同等箇所には同一の符号を付して示して いる。
【0018】 作用については、上記床下換気装置A1とほぼ同様であるが、室外機1が家屋 H内部に収容されて邪魔にならず、家屋Hの外観的にも優れるものである。 なお、本考案は図示の実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の 範囲の記載内において数々の変形が可能である。
【0019】
【考案の効果】
本考案は上記構成を備え、次の効果を有する。 (a)エアコンディショナーの運転中は室外機のファンが回転し、建物の床下の 空気を換気口を通して外部へ排出することにより、床下の換気を行うことができ る。これにより、床下に湿気がたまらず、ダニなどの害虫やかびの発生が抑えら れると共に、建材などの防腐効果も期待できる。
【0020】 (b)熱交換部の熱交換のみにしか利用されていなかったエアコンディショナー の室外機による吸気作用を有効に利用して床下部の換気を行うので、床下用の換 気装置を別に設ける場合と相違して、新たな維持費がかからず、無駄がない。ま た、通常、外気温度より温度が低い床下部の空気を室外機の熱交換に利用できる ので、熱交換の効率がよくなり、省資源、省エネルギーの観点からも好ましいも のである。
【0021】 (c)室外機が換気口の外部側に設けてあるものは、設置がしやすく、メンテナ ンスが容易にできるので便利である。 (d)室外機が換気口の内部側に設けてあるものは、室外機が建物に収容されて 邪魔にならず、建物の外観的にも優れるものである。 (e)本考案にかかるダクトによれば、建物の床下に設けてある換気口と、室外 機とを連結し、室外機の通風作用により床下の空気を換気口外部に排出させるこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる建物の床下換気装置の一実施例
を示す説明図。
【図2】本考案にかかる建物の床下換気装置の他の実施
例を示す説明図。
【符号の説明】
A1、A2 床下換気装置 1 室外機 2、2a ダクト 3 換気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24F 7/10 A

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の床下の換気を行なう床下換気装置
    であって、この装置は、 建物の床下に設けてある換気口と、 この換気口の近傍に配設してある、エアコンディショナ
    ー用の室外機と、 前記換気口と前記室外機を連結するダクトと、 を備えた、 建物の床下換気装置。
  2. 【請求項2】 室外機が換気口の外部側に設けてある、
    請求項1記載の建物の床下気装置。
  3. 【請求項3】 室外機が換気口の内部側に設けてある、
    請求項1記載の建物の床下換気装置。
  4. 【請求項4】 建物の床下の換気を行なう床下換気装置
    に使用するダクトであって、このダクトは、 建物の床下に設けてある換気口と、この換気口の近傍に
    配設してあるエアコンディショナー用の室外機とを連結
    し、室外機の通風作用により床下の空気を換気口外部に
    排出させるようにした、床下換気装置に使用するダク
    ト。
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JP2002031477A (ja) * 2000-07-18 2002-01-31 Daikin Ind Ltd 床下乾燥装置および床下乾燥システムおよび床下乾燥方法
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