JPH0718523Y2 - コイン研磨機における研磨材分離装置 - Google Patents

コイン研磨機における研磨材分離装置

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JPH0718523Y2
JPH0718523Y2 JP1988095599U JP9559988U JPH0718523Y2 JP H0718523 Y2 JPH0718523 Y2 JP H0718523Y2 JP 1988095599 U JP1988095599 U JP 1988095599U JP 9559988 U JP9559988 U JP 9559988U JP H0718523 Y2 JPH0718523 Y2 JP H0718523Y2
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drum
coin
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polishing
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Inventor
暁子 土屋
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株式会社トーケン
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は遊戯機に使用するコインや貨幣として使用す
るコインを研磨材とともに撹拌混合して、コインの表面
の汚れを除去するコイン研磨機に付属させて研磨後のコ
インと研磨材とを分離する研磨材分離装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のコイン研磨機として実開昭60−109755号公報に記
載されたものがある。
この従来の研磨機は、縦形の研磨筒の下端に供給したコ
インと研磨材とを、研磨筒内のスクリューにより上方へ
搬送しながら撹拌混合してコインを研磨し、研磨筒上端
から研磨ずみのコインと研磨材とを排出するようにした
ものである。
また、上記研磨筒の外側には案内筒を設け、この案内筒
と研磨筒の間に、多数の孔を有するシュートを設け、前
記のように研磨筒の上端から排出したコインと研磨材と
を、上記シュートに沿って下降させる間に、多数の孔か
ら研磨材のみを分離落下させて再び研磨筒の下部へ戻
し、コインはシュートの下端から回収するものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のような従来のコインと研磨機は、研磨筒とその外
側の案内筒の間に設けたシュートを、コインと研磨材が
滑り落ちる間に研磨材のみが多数の孔から落下するよう
にしたものであるから、コインと研磨材がシュートを滑
り降りる時間はきわめて短い。
従って、コインと研磨材とが十分に分離しない間に排出
口から排出されるので、シュートから排出されたコイン
には研磨材が残留しているという問題があった。
この考案は上記の問題点を解決して、コイン研磨機に付
属させることにより、研磨機から出てきたコインと研磨
材の混合物をほぼ完全に分離し、かつ、分離した研磨材
を自動的に研磨機に戻すようにした研磨材分離装置を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この考案は、縦形の研磨
筒内に、下部の入口から入った研磨材とコインとを撹拌
混合してコインを研磨するとともに、この混合物を上方
に送るスクリューを設けたコイン研磨機において、この
コイン研磨機の側方に、横向きの軸を中心に回転する多
角形ドラムと、上記研磨機の研磨筒の上端の出口から排
出されるコインと研磨材とを上記ドラムの後端の投入口
に流入させるシュートを設け、このシュートの底板と前
記ドラムの周壁には研磨材のみを落下させる多数の孔を
設け、同ドラム内にはドラムとともに回転する複数の飛
散防止板を所定の間隔で配置してこの各飛散防止板の外
周とドラムの周壁内面の間にはコインと研磨材が通過で
きる十分な間隙を設け、さらに、同ドラムの前端にはコ
インの排出口を設けた研磨材分離装置を設け、この研磨
材分離装置の下部には研磨材回収ホッパを設けるととも
に、その上部を、上記シュートや多角形ドラムなどを覆
う箱形にして、これらシュートや多角形ドラムの各孔か
ら排出される研磨材を全て研磨材回収ホッパに落下する
ようになし、さらに、上記ホッパの下端を上記研磨筒の
下部の入口に連通させたものである。
〔作用〕
この考案は上記の構成であるから、研磨機から排出され
たコインと粒状の研磨材とはシュートを経てドラム後部
の投入口からドラム内へ投入される。
上記シュートの底部にも多数の孔を設けてあるから、シ
ュート上を通過する研磨材の一部はこの孔から落下する
が、ドラム内に入ったコインと研磨材はドラムの回転に
伴ってこの周壁によりある程度持ち上げられては落下す
る作用を繰返してコインから分離した研磨材を多数の孔
から落下させる。
こうしてドラム内を徐々に移動しながら研磨材を分離し
たコインはドラムの先端の排出口から排出されて回収さ
れる。
一方、前記のようにシュートやドラムの孔から落下した
研磨材は下方の研磨材回収ホッパに集まってその下端か
ら研磨筒の下部の入口に入り、再びコインと混合しなが
ら上昇する循環を繰り返す。
〔実施例〕
図面に示す実施例において、Aはコイン研磨機、Bは研
磨材分離装置である。これらは車輪を有する移動自在の
ケース1内に収納してある。
上記研磨機Aは、第2図、第3図のように縦形の研磨筒
2内にスクリュー3を装着し、その軸4をモータ5で駆
動するようにしたもので、軸4の一部には撹拌バー6を
設ける。
ケース1の一部にはコインホッパ8を設け、その底部に
連結したコイン供給シュート9を、前記研磨筒2の片側
に設けた研磨材回収ホッパ10内に臨ませる。
上記ホッパ10の下端は研磨筒2の下部の入口11に通じて
いるので、ホッパ8へ投入されたコインはシュート9を
経てホッパ10内に入り、研磨材分離装置Bから戻された
粒状の研磨材とともに入口11から研磨筒2内に入る。
研磨筒2内に入ったコインと研磨材とは、モータ5によ
り駆動されているスクリュー3の回転により上方に送ら
れながら研磨材と混合撹拌される。
このため、コインの表面が粒状の研磨材で研磨される。
こうして研磨されたコインは研磨材とともに研磨筒2の
上端の出口12から排出される。
上記の出口12の外側にはコインと研磨材とをつぎの研磨
材分離装置Bに送り出すシュート15を設ける。
分離装置Bは多角形ドラム16と、上記シュート15からの
コインと研磨材混合物をドラム16に送り込むシュート17
とからなっている。
ドラム16は図示例では6角形の周壁を有し、この周壁に
はコインの通過は許さないが、研磨材は容易に通すよう
にするために、できるだけ大きい径に多数の孔18を設け
る。
また、前記シュート15、17の底板にも同様の多数の孔19
を設ける。
21はドラム16の横向きの軸で、ドラム16内を貫通してい
る。この軸21の外側には複数の飛散防止板22を一定の間
隔で固定する。
上記板22は6角形で、ドラム16の周壁内面と板22の外周
の間には十分な間隙を設け、この板22の外周とドラム16
の内面とを複数のステー2で連結して軸21とドラム16を
同芯に結合し、軸21の両端部は第2図に示すケース1内
の軸受24で支承し、軸21は第1図、第2図に示すモータ
25で駆動する。
前記研磨材回収ホッパ10の上部には箱状となって、シュ
ート15、17、ドラム16などを覆い、シュート15、17、ド
ラム16の各孔18、19から排出される研磨材は全てホッパ
10に入るようにする。
前記シュート17の下端には第1図、第3図のように屈曲
してドラム16の後部の投入口26内に臨んでおり、ドラム
16の前部の排出口28は第2図のように全開状で、この排
出口28の下部にはコイン排出シュート27を臨ませ、この
シュート27をケース1の外側へ開口させる。
実施例の分離装置Bは上記の構造であるから、前記コイ
ン研磨機Aの上端からシュート15上に送り出されたコイ
ンと粒状の研磨材とはシュート15、17と流れてこの間若
干の研磨材は孔19から落ちる。
シュート17を滑り降りたコインと研磨材は投入口26から
ドラム16内に入る。
ドラム16はモータ25により連続回転しているから、ここ
に投入されたコインと研磨材はドラ16の周壁にのって若
干持ち上げられたのち、ころがり落ちる運動を繰り返し
ながら徐々に排出口28の方に進み、この間に研磨材は孔
18からホッパ10内に落下する。ここにはコインホッパ8
からのコインもシュート9を経て落下してくるので、こ
のコインと研磨材とがともに研磨筒2内に入る。
一方、研磨材を分離したコインは排出口28からシュート
27へ排出されるから、これを回収する。
なお、前記ドラム16はその排出口28側へ向けて若干の下
り勾配にするとコインが円滑に移動する。
〔考案の効果〕
この考案は上記のように、コイン研磨機の側方に横向き
の軸を中心に回転する多角形ドラムと、上記研磨機から
排出されるコインと研磨材とを上記ドラムの後端の投入
口に流入させるシュートを設け、このシュートの底板と
前記ドラムの周壁には研磨材のみを落下させる多数の孔
を設けたものであるから、研磨機からドラムに向かうシ
ュートに設けた孔から研磨材の一部を排出したのち、ド
ラム内へ投入されたコインと研磨材の混合物は、ドラム
の回転に伴ってドラム内を何回も転がりながら徐々に移
動する。
したがって、単にシュート上を滑り落ちる間にシュート
の孔から研磨材を落下させる従来のものに比較して、分
離時間が長くなり研磨材を分離する効果が著しく大き
い。
また、この考案はドラム内に複数の飛散防止板を配置し
て、この各防止板の外周とドラムの周壁内面の間に間隙
を設けてあるから、ドラム内のコインと研磨材とが、こ
の飛散防止板の部分で効率よく分離されるので、なお一
層分離効果が大となる。
さらに、この考案はシュートやドラムの孔から落下した
研磨材は全て研磨材回収ホッパ内に落下し、ここに投入
された研磨前のコインとともに研磨筒の下端の入口から
同研磨筒内に供給されるので、人手を要することなく研
磨材が効率よく循環するなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の研磨材分離装置の一実施例を示す一
部切欠斜視図、第2図は同上を利用したコイン研磨機の
一部縦断正面図、第3図は同上の一部切欠平面図、第4
図は同じく側面図である。 16……多角形ドラム、17……シュート、18、19……孔、
21……軸、26……投入口、27……排出シュート、28……
排出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦形の研磨筒内に、下部の入口から入った
    研磨材とコインとを撹拌混合してコインを研磨するとと
    もに、この混合物を上方に送るスクリューを設けたコイ
    ン研磨機において、このコイン研磨機の側方に、横向き
    の軸を中心に回転する多角形ドラムと、上記研磨機の研
    磨筒の上端の出口から排出されるコインと研磨材とを上
    記ドラムの後端の投入口に流入させるシュートを設け、
    このシュートの底板と前記ドラムの周壁には研磨材のみ
    を落下させる多数の孔を設け、同ドラム内にはドラムと
    ともに回転する複数の飛散防止板を所定の間隔で配置し
    てこの各飛散防止板の外周とドラムの周壁内面の間には
    コインと研磨材が通過できる十分な間隙を設け、さら
    に、同ドラムの前端にはコインの排出口を設けた研磨材
    分離装置を設け、この研磨材分離装置の下部には研磨材
    回収ホッパを設けるとともに、その上部を、上記シュー
    トや多角形ドラムなどを覆う箱形にして、これらシュー
    トや多角形ドラムの各孔から排出される研磨材を全て研
    磨材回収ホッパに落下するようになし、さらに、上記ホ
    ッパの下端を上記研磨筒の下部の入口に連通させたコイ
    ン研磨機における研磨材分離装置。
JP1988095599U 1988-07-19 1988-07-19 コイン研磨機における研磨材分離装置 Expired - Lifetime JPH0718523Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0736705Y2 (ja) * 1988-03-09 1995-08-23 京楽産業株式会社 遊技機のコイン研磨装置における研磨ペレット分離装置

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