JPH0718477B2 - タイミングベルトの張力調整方法及び張力調整装置 - Google Patents

タイミングベルトの張力調整方法及び張力調整装置

Info

Publication number
JPH0718477B2
JPH0718477B2 JP62196465A JP19646587A JPH0718477B2 JP H0718477 B2 JPH0718477 B2 JP H0718477B2 JP 62196465 A JP62196465 A JP 62196465A JP 19646587 A JP19646587 A JP 19646587A JP H0718477 B2 JPH0718477 B2 JP H0718477B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
tension
timing belt
drive
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62196465A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63259260A (ja
Inventor
寛治 富永
登志弘 土方
克裕 山口
義道 松本
靖夫 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP62196465A priority Critical patent/JPH0718477B2/ja
Priority to GB8723937A priority patent/GB2199917B/en
Priority to US07/107,311 priority patent/US4802883A/en
Publication of JPS63259260A publication Critical patent/JPS63259260A/ja
Publication of JPH0718477B2 publication Critical patent/JPH0718477B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/24Equipment for mounting belts, ropes, or chains
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/02Valve drive
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/02Valve drive
    • F01L1/024Belt drive
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B67/00Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
    • F02B67/04Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
    • F02B67/06Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/02Valve drive
    • F01L1/04Valve drive by means of cams, camshafts, cam discs, eccentrics or the like
    • F01L1/047Camshafts
    • F01L1/053Camshafts overhead type
    • F01L2001/0535Single overhead camshafts [SOHC]
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B2275/00Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
    • F02B2275/06Endless member is a belt
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B2275/00Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
    • F02B2275/20SOHC [Single overhead camshaft]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、主として車両用エンジンのタイミングベルト
の張力調整方法及び張力調整装置に関する。
(従来の技術) 従来は、特開昭60−164607号公報で知られるように、エ
ンジン本体の側面に、クランク軸上のドライブプーリ
と、動弁カム軸上のドリブンプーリ、とウォータポンプ
ユニットやオイルポンプユニット等の補機プーリと、こ
れらプーリ間に掛渡したタイミングベルトと、該タイミ
ングベルトの弛み側部分を外側から押すテンションプー
リとを備えるエンジンにおいて、該ドリブンプーリを固
定保持した状態で、該ドライブプーリに所定のトルクを
正転方向に付与しつつ該テンションプーリを加圧前進さ
せて、この前進位置で該テンションプーリを固定するよ
うにしている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記補機プーリは、タイミングベルトの弛み側のドリブ
ンプーリとテンションプーリとの間に配置されるを一般
とし、而も該補機プーリには内部摩擦抵抗があるため、
上記した従来の方法のように単にテンションプーリを加
圧前進しただけではタイミングベルトの該補機プーリと
ドリブンプーリとの間の部分の弛みを完全にとることが
できず、又ドライブプーリに所定のトルクを付与しても
クランク軸の摩擦力のばらつきによりタイミングベルト
の張り側部分に作用する張力が一定せず、結局タイミン
グベルトを所望の張り状態に正確に調整できない問題が
ある。
本発明は、かかる問題点を解決した張力調整方法及び張
力調整装置を提供することをその目的とする。
(問題点を解決するための手段) 第1発明は、かかる目的を達成すべく、エンジン本体の
側面に、クランク軸上のドライブプーリと動弁カム軸上
のドリブンプーリ、と補機プーリと、これらプーリ間に
掛渡したタイミングベルトと該タイミングベルトの弛み
側部分を外側から押すテンションプーリとを備え、補機
プーリをタイミングベルトの弛み側のドリブンプーリと
テンションプーリとの間の部分に配置して成るエンジン
におけるタイミングベルトの張力調整方法において、該
ドリブンプーリを固定保持した状態で、該ドライブプー
リを該タイミングベルトの弛み側部分が該補機プーリと
該ドリブンプーリとの間の部分に亘って引張られるよう
に逆転方向に回転する逆転工程と、該テンションプーリ
を該タイミングベルト側に加圧前進させつつ該ドライブ
プーリを該タイミングベルトの張り側部分がオーバテン
ション状態となるように正転方向に回転する正転工程
と、該タイミングベルトの張り側部分の撓みが所定の調
整目標値になるように該ドライブプーリを逆転方向に回
転しつつ該テンションプーリを後退させて、この後退位
置に該テンションプーリを固定する固定工程とを順次行
うようにしたことを特徴とする。
又、第2発明は、上記第1発明で使用する張力調整装置
を提供するもので、エンジン本体に向ってクランク軸方
向に進退動作する治具台に、ドライブプーリを回転駆動
する駆動手段と、ドリブンプーリを固定保持する固定手
段と、テンションプーリにこれをタイミングベルト側に
押圧するように当接する押具と該押具を進退させる駆動
源とから成る押圧手段と、該テンションプーリの固定ボ
ルトを締弛する締付手段と、タイミングベルトの張り側
部分の略中央に所定の押圧力で当接可能な押圧子と該押
圧子の変位を検出する検出器とから成る張力測定手段と
を設けたことを特徴とする。
(作 用) 逆転工程によりタイミングベルトのドリブンプーリと補
機プーリとの間の部分の弛みが該補機プーリとドライブ
プーリとの間のテンションプーリ配置部に引寄せられ
る。
次いで正転工程によりタイミングベルトの張り側部分を
オーバテンション状態とすることで、この張り側部分の
弛みが該テンションプーリの配置部に引寄せられ、結局
タイミングベルトの全周に亘る弛みが総べて該テンショ
ンプーリの配置部に集められ、該テンションプーリの加
圧前進により弛みが完全に除去される。
かくて、固定工程で、タイミングベルトの張り側部分の
撓みが調整目標値になるように、ドライブプーリを逆転
させると共にテンションプーリを後退させれば、タイミ
ングベルトは補機プーリとドリブンプーリとの間の部分
に弛みを残すことなく且つクランク軸の内部摩擦抵抗の
ばらつきによる影響を受けることなく所望の張力状態に
正確に張り調整される。
(実施例) 図面は、エンジン本体Aの側面に、第17図に示す如く、
下側のクランク軸B上のドライブプーリCと、上側の1
本の動弁カム軸D上のドリブンプーリEと、ウォータポ
ンプユニットやオイルポンプユニット等の補機プーリF
の1個と、これらプーリC、E、F間に掛渡したタイミ
ングベルトGと、該タイミングベルトGの弛み側部分を
外側から押すテンションプーリHとを備えるOHC型直列
多気筒エンジンのタイミングベルトの張り調整を行う張
力調整装置を示し、第1図乃至第3図を参照して、
(1)は調整ステーションにエンジン本体Aを搬送する
コンベア、(2)は該ステーションに該コンベア(1)
の横側部に位置させて設けた治具台であり、該治具台
(2)は、機枠(3)の上側に設けたレール(3a)上に
移動自在に設けられて、該機枠(3)に取付けたシリン
ダ(3b)の作動により該治具台(2)に該調整ステーシ
ョンに搬送されたエンジン本体Aのクランク軸Bの軸線
方向への進退動が与えられるようにし、該治具台(2)
に、該ドライブプーリCを回転駆動する駆動手段(4)
と、該ドリブンプーリEを固定保持する固定手段(5)
と、該テンションプーリHにこれをタイミングベルトG
側に押圧するように当接する押具(6a)と該押具(6a)
を該テンションプーリHの径方向に進退させる駆動源
(6b)とから成る押圧手段(6)と、該テンションプー
リHの固定ボルトIを締弛する締付手段(7)と、タイ
ミングベルトGの張り側部分の略中央に所定の押圧力で
当接可能な押圧子(8a)と該押圧子(8a)の変位を検出
する検出器(8b)とから成る張力測定手段(8)とを設
けた。
更に詳述するに、上記駆動手段(4)は、第4図乃至第
6図に示す如く、上記治具台(2)に回転自在に軸設し
た駆動軸(4a)の先端のクランク軸Bの端部を挿入自在
なソケット(4b)と、該駆動軸(4a)に減速機(4c)を
介して連結したモータ(4d)とで構成され、該ソケット
(4b)に、該クランク軸Bの端部のキー溝に挿入自在な
キー部材(4e)を中間部を支点として径方向に揺動自在
に設けると共に、これをばね(4f)で径方向内方に付勢
して設け、上記治具台(2)のエンジンA側への前進に
より、該ソケット(4b)を回転しつつこれをクランク軸
Bの端部に挿入させ該キー部材(4e)を該クランク軸B
の端部のキー溝に嵌合させるようにした。
尚、キー部材(4e)をこの嵌合状態に保持し得るよう
に、上記ソケット(4b)の外周にキー部材(4e)を外方
から押えるロックスリーブ(4g)を設け、これをシリン
ダ(4h)の作動によりフォーク(4i)を介して先端側の
ロック位置と尾端側のアンロック位置とにスライドさせ
るようにした。図中(4j)は前記モータ(4d)の回転角
を検出する検出器を示す。
又、上記固定手段(5)は、第4図、第5図及び第7図
に示す如く、ドリブンプーリEの側面の係合孔Jに挿入
するロック部材(5a)を先端に有するスライドバー(5
b)と、該スライドバー(5b)を進退する駆動源たるシ
リンダ(5c)とで構成され、上記治具台(2)にこれに
設けた上下方向に長手のレール(9a)に沿って移動自在
の第1スライダ(9)と、該第1スライダ(9)に設け
た横方向に長手のレール(10a)に沿って移動自在の第
2のスライダ(10)とを設け、該第1スライダ(9)に
固定のナットスリーブ(9b)に第1モータ(9c)で正逆
転される螺杆(9d)を螺挿すると共に、該第2スライダ
(10)に固定のナットスリーブ(10b)に第2モータ(1
0c)で正逆転される螺杆(10d)を螺挿し、該固定手段
(5)を該第2スライダ(10)に取付け、更に該ロック
部材(5a)を該スライドバー(5b)の軸線に対しオフセ
ットして設けると共に該スライドバー(5b)を該第2ス
ライダ(10)に設けたシリンダ(5d)の作動で回転し得
るように構成し、該ロック部材(5a)に該第1第2モー
タ(9c)(10c)の作動による該第1第2スライダ
(9)(10)を介しての上下方向及び横方向の動きと、
該シリンダ(5d)の作動による回動とが与えられるよう
にして、多機種のエンジンAに対応し得るようにした。
尚、該ロック部材(5a)は、第7図に明示する如く、前
記スライドバー(5b)の先端部に軸着した1対のロック
爪(5a1)(5a1)で構成されるものとし、該両ロック爪
(5a1)(5a1)をこれの尾端側に配置したシリンダ(5
e)で開閉し得るように構成し、ドリブンプーリEの係
合孔Jを周方向に長手の長孔に形成し、該両ロック爪
(5a1)(5a1)を閉じた状態で該係合孔Jに挿入するこ
とにより、該係合孔Jと該両ロック爪(5a1)(5a1)と
の位置合せを正確に行なわなくても済むようにし、而も
該両ロック爪(5a1)(5a1)を閉じた状態で挿入しこれ
を拡開することにより、該係合孔Iに該両ロック爪(5a
1)(5a1)をがたなく係合し得るようにし、又大きさの
異なる係合孔Jにも対処し得るようにした。
図面で(5f)は前記シリンダ(5c)を第2スライダ(1
0)に取付けるためのステーである。
又、上記締付手段(7)は、第4図及び第5図に示す如
く、テンションプーリHの固定ボルトIの頭部を挿入す
る先端のソケット(7a)を有するナットランナ(7b)で
構成され、上記治具台(2)に、上下方向の上記レール
(9a)に沿って移動自在の第3スライダ(11)と、該第
3スライダ(11)に設けた横方向に長手のレール(12
a)沿って移動自在の第4スライダ(12)とを設け、該
第3スライダ(11)に固定のナットスリーブ(11a)に
第3モータ(11b)で正逆転される螺杆(11c)を螺挿す
ると共に、該第4スライダ(12)に固定のナットスリー
ブ(12b)に第4モータ(12c)で正逆転される螺杆(12
d)を螺挿し、該締付手段(7)に該第3第4モータ(1
1b)(12c)の作動による該第3第4スライダ(11)(1
2)を介しての上下方向及び横方向の動きが与えられる
ようにし、多機種のエンジンに対応し得るようにした。
又、上記押圧手段(6)は、第8図及び第9図に示す如
く、テンションプーリHの周面に当接する先端の1対の
ローラから成る押具(6a)と、該押具(6a)を進退する
駆動源たるサーボモータ(6b)とで構成され、上記治具
台(2)にレール(6c)に沿って移動自在のスライダ
(6d)を設け、該スライダ(6d)の先端に該押具(6a)
をロードセル(6e)を介して取付けると共に、該スライ
ダ(6d)に固定のナットスリーブ(6f)に該モータ(6
b)で正逆転される螺杆(6g)を螺挿し、該押具(6a)
に該モータ(6b)の作動による該スライダ(6d)を介し
ての進退動が与えられるようにすると共に、該押具(6
a)の該テンションプーリHへの当接力を該ロードセル
(6e)で検出し得るようにした。
図面で(6h)(6h)は押具(6a)のオーバラン防止用近
接スイッチ、(6i)は押具(6a)のスタート位置停止用
の近接スイッチ、(6j)は前記モータ(6b)の回転角を
検出する検出器を示す。
又、上記張力測定手段(8)は、第10図乃至第13図に示
す如く、治具台(2)に設けた1対のレール(13a)(1
3a)に沿ってシリンダ(13b)の作動で横方向に進退す
る取付板(13)に、タイミングベルトGの張り側部分の
略中央に所定の押圧力で当接可能なローラから成る押圧
子(8a)と、該押圧子(8a)の変異を検出する検出器
(8b)とを設けて成り、これを更に詳述するに、該押圧
子(8a)を該取付板(13)に設けたスライダ(8c)にロ
ードセル(8d)を介して取付け、該スライダ(8c)に固
定のナットスリーブ(8e)にサーボモータ(8f)により
正逆転される螺杆(8g)を螺挿し、該押圧子(8a)に該
モータ(8f)の作動による該スライダ(8c)を介しての
進退動が与えられるようにし、前記検出器(8b)を該モ
ータ(8f)の回転角を検出する回転検出器で構成した。
又、前記取付板(13)に、ドライブプーリCとドリブン
プーリEの各周面に夫々当接する1対のタッチローラ
(8h)(8h)を各ばね(8i)に抗して夫々後退自在に設
け、前記シリンダ(13b)の作動による該取付板(13)
のタイミングベルトG側への前進により該各タッチロー
ラ(8h)(8h)が該各プーリC、Eに当接し、引き続く
前進により該各タッチローラ(8h)のホルダ(8i)が該
取付板(13)に設けた座面(8k)に着座しこの着座を図
示しないエア式の検出器で検出して該取付板(13)の前
進を停止させるようにし、このとき該押圧子(8a)がタ
イミングベルトGに触れるように該押圧子(8a)の原点
位置を設定した。
又図示のものでは取付板(13)を支持する上記1対のレ
ール(13a)(13a)を、治具台(2)に突設した軸(13
c)に回動自在に取付けたガイド板(13d)に取付け、該
治具台(2)にシリンダ(13e)の作動で上下動するフ
ォーク部材(3f)を設けると共に該フォーク部材(13
f)に該ガイド板(13d)の側面に設けた突子(13g)を
係合させ、該シリンダ(13e)の作動により該ガイド板
(13d)従って該取付板(13)に、これの端面がドライ
ブプーリCとドリブンプーリEとの接線と平行になるよ
うな該軸(13c)を中心とする揺動動作が与えられるよ
うにし、又上記各タッチローラ(8h)を該取付板(13)
に対し夫々各シリンダ(8l)の作動で上下方向に調節移
動し得るように設け、張力測定手段(8)を多機種のエ
ンジンAに対応し得るようにした。
図面で(8m)は各タッチローラ(8h)の上下動を規制す
る段差面(8n)を有する進退自在なストッパ部材、(13
h)はフォーク部材(13f)の上下動を規制する段差面
(13i)を有する進退自在なストッパ部材を示す。
第14図は上記張力調整装置の制御回路を示し、図中(1
4)はシーケンサ、(15)はマイクロコンピュータ、(1
61)は前記駆動手段(4)のモータ(4d)の駆動用サー
ボ回路、(162)は前記押圧手段(6)のモータ(6b)
の駆動用サーボ回路、(163)は前記張力測定手段
(8)のモータ(8f)の駆動用サーボ回路であり、モー
タ(4d)に、シーケンサ(14)からの信号で後記する所
定角度θ、θ、θの早送りと、マイクロコンピュ
ータ(15)からの信号によるステップ送りとを与えるよ
うにし、又モータ(6b)を、マイクロコンピュータ(1
5)から出力されるテンションプーリHのタイミングベ
ルトGに対する押圧力(以下pと記す)の設定値とロー
ドセル(6e)によるpの検出値とが一致するようにフィ
ードバック制御すると共に、モータ(8f)を、マイクロ
コンピュータ(15)から出力される押圧子(8a)のタイ
ミングベルトGに対する押圧力(以下fと記す)の設定
値とロードセル(8d)によるfの検出値とが一定するよ
うにフィードバック制御するものとし、これを更に詳述
するに、各サーボ回路(162)(163)の入力側に電圧−
周波数変換器(171)(172)を介して比較器(181)(1
82)を接続し、該各比較器(181)(182)に夫々マイク
ロコンピュータ(15)からのp、fの設定信号をデジタ
ル−アナログ変換器(191)(192)を介して入力すると
共に、各ロードセル(6e)(8d)からのp、fの検出信
号を増幅器(201)(202)を介して入力し、該各比較器
(181)(182)からの偏差信号により各サーボ回路(16
2)(163)を介して各モータ(6b)(8f)をp、fの検
出値が設定値に等しくなるように正逆転せしめるものと
した。
又、モータ(4d)の回転に基づいて検出器(4j)により
検出されるドライブプーリCの回転角θと、モータ(6
d)の回転に基づいて検出器(6j)により検出されるテ
ンションプーリHの位置Tと、モータ(8f)の回転に基
づいて検出器(8b)より検出されるタイミングベルトG
の撓みδとを各サーボ回路(161)(162)(163)から
マイクロコンピュータ(15)に入力するようにした。
張力調整作業の全体的なフローは第15図に示す通りであ
り、先ずエンジンAの機種に応じた張力調整装置の調節
を行い(機種対応工程)、次にテンションプーリHを
加圧前進させた状態でドライブプーリCを第17図(a)
に示す如く所定角度正逆転させ(ならし工程)、次い
でドリブンプーリEを固定した状態でドライブプーリC
をタイミングベルトGの弛み側部分が補機プーリFとド
リブンプーリEとの間の部分に亘って引張られるように
第17図(b)に示す如く逆転させ(逆転工程)、次に
テンションプーリHを加圧前進させつつドライブプーリ
CをタイミングベルトGの張り側部分がオーバーテンシ
ョン状態になるように第17図(C)に示す如く正転させ
(正転工程)、而る後ドライブプーリCをタイミング
ベルトGの張り側の撓みδが所定の調整目標値になるよ
うに第17図(d)に示す如く逆転方向に回転させつつテ
ンションプーリHを後退させて、この後退位置にテンシ
ョンプーリHを固定し(固定工程)、この固定後タイ
ミングベルトGの撓みδを再計測して(計測工程)、
張力調整装置を原位置に復帰させる。
以下、ならし工程からまでの詳細を説明する。
ならし工程のフローは第16図(a)に示す通りであ
り、コンベア(1)により調整ステーションにエンジン
Aを搬入した後、先ずシリンダ(3b)を作動させて治具
台(2)をエンジンA側に前進させて()、駆動手段
(4)のソケット(4b)にクランク軸Bの端部を挿入す
ると共に、締付手段(7)のソケット(7a)にテンショ
ンプーリHの固定ボルトIの頭部を挿入させ、且つ該ソ
ケット(7a)の先端をテンションプーリHの外側面に当
接させて該プーリHをエンジンA側に押付けることによ
り該プーリHの姿勢を矯正し、次いでナットランナ(7
b)を作動して固定ボルトIを締付トルクが所定値にな
るまで締付け()、次に該ボルトIを所定角度緩め
る()。これにより、テンションプーリHをタイミ
ングベルトG側に移動させるときの摩擦力が一定にな
る。
尚、固定ボルトIの脱落やこじりやナットランナ(7b)
の故障等により一定時間経過しても締付トルクが所定値
に増加しなかったり、固定ボルトIが緩められなかった
ときは、ボルト異常ランプを点灯して()、調整作業
を停止する。
又、固定ボルトIの操作と併行してマイクロコンピュー
タ(15)に記憶されている撓みデータを零にリセットす
ると共に()、ならし工程におけるpの設定値P1(例
えば110kg)をセットし()、固定ボルトIの緩め完
了後、押圧手段(6)の押具(6a)をモータ(6b)の作
動で前進させてテンションプーリHをタイミングベルト
Gに押付け()、先ず押付反力でpが極く低圧の最少
設定値po(5〜10kg)に上昇した時点でのテンションプ
ーリHの位置即ち加圧開始位置To1を記憶させ(
)、その後pがP1に上昇して安定した時点でのテンシ
ョンプーリHの位置即ち加圧完了位置To2を記憶させ
()、To2とTo1を比較して()、その差が所定の
許容値Tsより小さいときは押圧異常ランプを点灯して
()、調整作業を停止する。
尚、To2−To1<Tsとなるのは、テンションプーリHに異
常があって動かない場合や、タイミングベルトGが異機
種用のもので長過ぎたり切れたりして、pがpoに上昇す
る前にテンションプーリHが前進端位置に押切られてし
まったような場合である。
又、pがP1に安定した後、駆動手段(4)の駆動軸(4
a)をキー部材(4e)がクランク軸Bのキー溝に嵌合さ
れるよう一定角度回転させた後()、キー部材(4
e)の揺動を検出する適宜の検出器からの信号でキー部
材(4e)がキー溝に嵌合されたか否か即ちキーセットの
合否を確認し()、合格のときはロックスリーブ(4
g)を前進させて()、該スリーブ(4g)がロック位
置に前進されたか否かを確認し()、キーセット不良
やロックスリーブ(4g)の前進不良を生じたときは、キ
ーセット異状ランプを点灯して()、調整作業を停止
するようにし、かかる異常を生じないときは、駆動手段
(4)によりクランク軸B即ちドライブプーリCを、各
プーリC、E、Fに対するタイミングベルトGの最長の
巻掛け長さに相当する角度以上の角度(例えば360゜)
で正逆転させる()。
これによれば、各プーリC、E、Fの歯部とタイミング
ベルトGの歯部とが良く馴み、馴み不良による調整誤差
を回避できる。尚、この正逆転に際してはテンションプ
ーリHを上記To2の位置に拘束し()、又正逆転と併
行して後記するドライブプーリCのステップ送りに際し
ての各ステップ毎の送り量と、逆転工程、正転工程
、固定工程におけるpの設定値P2(例えば52kg)と
をセットし()、次の逆転工程に進む。
逆転工程のフローは第16図(b)に示す通りであり、
先ず押圧手段(6)によりテンションプーリHをpがP2
に維持されるように押圧すると共に()、Fの設定値
f1(例えば2kg)をセットし()、又これと併行して
測定手段(8)をシリンダ(13b)による取付板(13)
の動きでタイミングベルトG側に前進し()、該取付
板(13)上の各タッチローラ(8h)のホルダ(8j)が上
記の如く座面(8k)に着座する前進端位置に該測定手段
(8)が到達したか否かを確認して()、一定時間
(例えば3秒)経過しても前進端位置に到達しないとき
は、測定手段異常ランプを点灯して()、調整作業を
停止するようにし、更に張力測定手段(8)の前進に併
行して固定手段(5)のロック爪(5a1)(5a1)をシリ
ンダ(5c)の作動でドリブンプーリEの係合孔Jに挿入
される前進端位置に前進させ()、次いでロック爪
(5a1)(5a1)をシリンダ(5e)の作動で開き(
)、この場合ロック爪(5a1)(5a1)が曲率を持った
係合溝Jの溝壁とのこじりを生じて完全に開き切らない
ことがあるため、駆動手段(4)によりドライブプーリ
Cを微小角度で正逆に揺動回転させ()、ロック爪
(5a1)(5a1)のこじりを解いてこれを係合溝Jの両端
に当接するように確実に開かせるようにした。尚、ロッ
ク爪(5a1)(5a1)が係合溝Jに対する位置ずれ等によ
り一定時間経過しても前進端位置に到達しないときや、
シリンダ(5e)の故障等でロック爪(5a1)(5a1)が一
定時間経過しても閉じられたままのときには、ロック異
常ランプを点灯して()、調整作業を停止する。
次に張力測定手段(8)の押圧子(8a)をfが上記f1
なるようにタイミングベルトGに押付けると共に
()、駆動手段(4)によりドライブプーリCを逆方
向に所定角度θ早送りし、早送り中にドライブプーリ
Cの最大逆転各θ′をセットし()、早送り完了後
()にドライブプーリCを、押圧子(8a)の変位から
上記の如く検出されるタイミングベルトGの撓みδが逆
転基準値δ(例えば15mm)以上になるまで逆転方向に
ステップ送りし()、δ≧δになった時点でステ
ップ送りを停止すると共に()、この時のテンション
プーリHの位置T1を記憶させる()。
ここでδは、p=P2とした状態でタイミングベルトG
の弛み側部分の弛みをドリブンプーリEと補機プーリF
との間の弛みを含めて総べてテンションプーリHの配置
部に引寄せて除去したときの張り側部分の撓みδを実験
的に求め、この実験値に応じた値に設定するもので、か
くて逆転工程によりタイミングベルトGの弛みは張り側
部分にしか残らなくなる。
尚、前記ロック爪(5a1)(5a1)の破損等の装置の故障
によりδ≧δになる前にドライブプーリCの逆転角度
θがθ′を越えたときは回転異常ランプを点灯し(
)、調整作業を停止する。
正転工程のフローは第16図(C)に示す通りであり、
先ず駆動手段(4)によりドライブプーリCを正転方向
に所定角度θ早送りすると共に()、早送り中にドラ
イブプーリCの最大正転角θ′をセットし()、早
送り完了後()にドライブプーリCをタイミングベル
トGの撓みδが正転基準値δ(例えば3mm)以下にな
るように正転方向にステップ送りし()、δ≦δ
になった時点でステップ送りを停止すると共に()、
この時のテンションプーリHの位置T2を記憶させる
()。
ここでδは、後記する調整目標値δ(例えば8.5m
m)に比して小さく設定され、かくて正転工程によりタ
イミングベルトGの張り側部分はオーバーテンション状
態となり、該ベルトGの弛みは総べてドライブプーリC
と補機プーリFとの間に寄せ集められ、p=P2となるよ
うに加圧前進されるテンションプーリHによりタイミン
グベルトGの全周に亘る弛みが完全に除去される。
尚、正転途中でタイミングベルトGの切断等の異常を生
じδ≦δになる前にドライブプーリCの正転角度θが
θ′を越えたときは、回転異常ランプを点灯して(
)、調整作業を停止する。
固定工程Eのフローは第16図(d)に示す通りであり、
先ず駆動手段(4)によりドライブプーリCを逆転方向
に所定角度θ早送りすると共に()、早送り中にド
ライブプーリCの最大逆転角度θ′をセットし
()、早送り完了後()にドライブプーリCをタイ
ミングベルトGの撓みδが調整目標値δになるまで逆
転方向にステップ送りし()、δ≧δになった時
点でステップ送りを停止し()、且つ駆動手段
(4)、押圧手段(6)、測定手段(8)の各モータ
(4d)(6b)(8f)に内蔵するサーボブレーキをオンし
て()、この時のテンションプーリHの位置T3を記憶
させ()、次いで締付手段(7)のナットランナ(7
b)を作動させて固定ボルトIを締付け()、この際
ナットランナ(7b)の故障等で締付トルクが一定時間経
過しても規定トルクに上昇しないときは、締付異常ラン
プを点灯して()、調整作業を停止し、締付けが良
好に行われたときは、測定手段(8)のモータ(8f)の
ブレーキと駆動手段(4)のモータ(4d)のブレーキと
を順次オフし()、次いでテンションプーリHの逆
転工程完了時の位置T1と正転工程完了時の位置T2とを比
較すると共に()、T2と前記T3とを比較する()。
テンションプーリHが何らかの異常で移動不能になって
いた場合は、T1=T2又はT2=T3となり、このときはテン
ションプーリ異常ランプを点灯して、作業を停止する。
又、上記逆転工程と同様に装置に故障でδ≧δになる
前にドライブプーリCの逆転角度θがθ′を越えたと
きは回転異常ランプを点灯し()、調整作業を停止
する。
計測工程Fのフローは第16図(e)に示す通りであり、
測定手段(8)の押圧子(8a)を一旦後退させ()、
退動中にfの設定値f1を再セットして()、後退完了
後()に再び押圧子(8a)を前進させ()、fが設
定値に安定したところで()、タイミングベルトGの
撓みδとδとの偏差が許容値δ以下か否かを判定し
()、入っているときは合格ランプを点灯し()、
又固定ボルトIの締付時のテンションプーリHの位置ず
れ等によりδが許容範囲に入っていないときはNGランプ
を点灯し()、次いで完了ランプを点灯した後
()、押圧子(8a)を後退させると共に押圧手段
(6)のモータ(6b)のブレーキをオフし()、次い
で押圧手段(6)の押具(6a)の後退、測定手段(8)
の取付板(13)の後退、固定手段(5)のロック爪(5a
1)(5a1)の閉じ及び後退、駆動手段(4)のロックス
リーブ(4g)の後退、治具台(2)の後退とを行って張
力調整装置を原位置に戻し()、調整作業を完了す
る。
ところで、上記実施例では、固定工程においてタイミン
グベルトGの張り側部分の撓みδを計測しつつこれが調
整目標値δになるまでドライブプーリCを逆転させる
ようにしたが、正転工程完了時の状態を基準にして、ド
ライブプーリCを予め実験的に求めたデータに従って所
定角度逆転させると共に、テンションプーリHを同様に
実験データに従って所定量後退させ、この後退位置にテ
ンションプーリHを固定するようにしても|δ−δ3|≦
δになるように張り調整を行うことができる。但し、
調整のばらつきを減少するには、上記の如くδを計測し
ながらドライブプーリCを逆転させた方が良い。
(発明の効果) 以上の如く本発明によるときは、逆転工程と正転工程と
によりタイミングベルトの全周に亘る弛みが総べてドラ
イブプーリと補機プーリとの間のテンションプーリの配
置部に寄せ集められて除去されるため、次の固定工程で
タイミングベルトを補機プーリとドリブンプーリとの間
に弛みを残すことなく且つクランク軸の内部摩擦力の影
響を受けることなく正確に張り調整でき、而も逆転工程
や正転工程でタイミングベルトが強く引張られるため、
タイミングベルトが初期伸びを終えた状態で張り調整さ
れることになり、エンジン運転中のタイミングベルトの
初期伸びによる弛みを発生を防止でき、又本発明装置に
よれば、上記した工程を連続して能率良く行い得られ作
業能率の向上が図れる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法に使用する張力調整装置の1例の側
面図、第2図はその平面図、第3図は第1図のIII−III
線から見た正面図、第4図は第1図のIV−IV線から見た
拡大背面図、第5図は第4図のV−V線截断側面図、第
6図は駆動手段のソケットの正面図、第7図は第5図の
VII−VII線から見た固定手段のロック部材の拡大図、第
8図は押圧手段の正面図、第9図はその平面図、第10図
は張力測定手段の正面図、第11図は第10図のXI−XI線か
ら見た側面図、第12図は第10図のXII−XII線截断面図、
第13図は第12図のXIII−XIII線截断面図、第14図は張力
調整装置の制御回路図、第15図は張力調整装置の全体的
な作業手順を示すフローチャート、第16図(a)、
(b)、(c)、(d)、(e)は夫々ならし工程、逆
転工程、正転工程、固定工程、計測工程のフローチャー
ト、第17図(a)、(b)、(c)、(d)はならし工
程から固定工程までの各工程におけるタイミングベルト
の状態を説明する線図である。 (2)……治具台、(4)……駆動手段 (4j)……検出器、(5)……固定手段 (5a1)……ロック爪、(6)……押圧手段 (6a)……押具、(6b)……モータ(駆動源) (6e)……ロードセル、(6j)……検出器 (7)……締付手段、(8)……張力測定手段 (8a)……押圧子、(8b)……検出器 (8e)……ロードセル、(8f)……モータ(駆動源) (8h)……タッチローラ、(13)……取付板 A……エンジン本体、B……クランク軸 C……ドライブプーリ、D……動弁カム軸 E……ドリブンプーリ、F……補機プーリ G……タイミングベルト、H……テンションプーリ I……固定ボルト、J……係合孔

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン本体の側面に、クランク軸上のド
    ライブプーリと、動弁カム軸上のドリブンプーリと、補
    機プーリと、これらプーリ間に掛渡したタイミングベル
    トと、該タイミングベルトの弛み側部分を外側から押す
    テンションプーリとを備え、補機プーリをタイミングベ
    ルトの弛み側のドリブンプーリとテンションプーリとの
    間の部分に配置して成るエンジンにおけるタイミングベ
    ルトの張力調整方法において、該ドリブンプーリを固定
    保持した状態で、該ドライブプーリを該タイミングベル
    トの弛み側部分が該補機プーリと該ドリブンプーリとの
    間の部分に亘って引張られるように逆転方向に回転する
    逆転工程と、該テンションプーリを該タイミングベルト
    側に加圧前進させつつ該ドライブプーリを該タイミング
    ベルトの張り側部分がオーバテンション状態となるよう
    に正転方向に回転する正転工程と、タイミングベルトの
    張り側部分の撓みが所定の調整目標値になるように該ド
    ライブプーリを逆転方向に回転しつつ該テンションプー
    リを後退させて、この後退位置に該テンションプーリを
    固定する固定工程とを順次行うようにしたことを特徴と
    するタイミングベルトの張力調整方法。
  2. 【請求項2】前記逆転工程の前工程で、前記ドリブンプ
    ーリを固定せずに前記テンションプーリを加圧前進させ
    た状態で前記ドライブプーリを所定の回転角で正逆に回
    転するようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のタイミングベルトの張力調整方法。
  3. 【請求項3】前記逆転工程の前工程で、前記テンション
    プーリを前記タイミングベルトに対する押圧力が比較的
    高く設定した所定の設定値に上昇するまで加圧前進さ
    せ、該押圧力が零から上昇し始める加圧開始時点での該
    テンションプーリの位置と、該押圧力が該設定値に上昇
    した加圧完了時点での該テンションプーリの位置とを検
    出して、該両位置の偏差が所定の許容値より小さいか否
    かで異常の有無を判別するようにしたことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項又は第2項に記載のタイミングベ
    ルトの張力調整方法。
  4. 【請求項4】前記逆転工程の前工程で、前記テンション
    プーリの固定ボルトを一旦所定トルクで締付けた後該ボ
    ルトを所定角度緩めるようにしたことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項乃至第3項の何れかに記載のタイミン
    グベルトの張力調整方法。
  5. 【請求項5】前記逆転工程と前記正転工程と前記固定工
    程とにおいて、前記タイミングベルトの張り側部分の撓
    みを計測しつつ前記ドライブプーリを回転するように
    し、該逆転工程における該ドライブプーリの逆転を該撓
    みが前記調整目標値より大きな逆転基準値に増加したと
    き停止すると共に、該正転工程における該ドライブプー
    リの正転を該撓みが該調整目標値より小さな正転基準値
    に減少したとき停止し、且つ該固定工程における該ドラ
    イブプーリの逆転を該撓みが該調整目標値に増加したと
    き停止するようにしたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のタイミングベルトの張力調整方法。
  6. 【請求項6】前記逆転工程と前記正転工程と前記固定工
    程とにおける前記タイミングベルトの正逆転の最大回転
    角を夫々設定しておき、該各工程で該タイミングベルト
    の回転角が該各最大回転角を上回ったか否かで異常の有
    無を判別するようにしたことを特徴とする特許請求の範
    囲第5項記載のタイミングベルトの張力調整方法。
  7. 【請求項7】前記逆転工程と前記正転工程と前記固定工
    程とにおいて、前記テンションプーリを前記タイミング
    ベルトに対する押圧力が所定の設定値に維持されるよう
    に進退制御することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    又は第5項に記載のタイミングベルトの張力調整方法。
  8. 【請求項8】前記逆転工程における前記テンションプー
    リの後退位置と、前記正転工程における該テンションプ
    ーリの前進位置と、前記固定工程における該テンション
    プーリの後退位置とを検出し、これらの位置が変化した
    か否かで異常の有無を判別するようにしたことを特徴と
    する特許請求の範囲第7項記載のタイミングベルトの張
    力調整方法。
  9. 【請求項9】エンジン本体の側面に、クランク軸上のド
    ライブプーリと、動弁カム軸上のドリブンプーリと、補
    機プーリと、これらプーリ間に掛渡したタイミングベル
    トと、該タイミングベルトの弛み側部分を外側から押す
    テンションプーリとを備え、補機プーリをタイミングベ
    ルトの弛み側のドリブンプーリとテンションプーリとの
    間の部分に配置して成るエンジンにおけるタイミングベ
    ルトの張力調整装置において、エンジン本体に向って該
    クランク軸方向に進退動作する治具台に、該ドライブプ
    ーリを回転駆動する駆動手段と、該ドリブンプーリを固
    定保持する固定手段と、該テンションプーリにこれを該
    タイミングベルト側に押圧するように当接する押具と該
    押具を進退させる駆動源とから成る押圧手段と、該テン
    ションプーリの固定ボルトを締弛する締付手段と、タイ
    ミングベルトの張り側部分の略中央に所定の押圧力で当
    接可能な押圧子と該押圧子の変位を検出する検出器とか
    ら成る張力測定手段とを設けたことを特徴とするタイミ
    ングベルトの張力調整装置。
  10. 【請求項10】前記張力測定手段を、前記ドライブプー
    リと前記ドリブンプーリとに当接する1対のタッチロー
    ラを取付けた取付板に、前記押圧子を前記タイミングベ
    ルトの張り側部分に向けて進退自在に設けると共に、該
    タイミングベルトに対する該押圧子の押圧力を検出する
    ロードセルと、該ロードセルからの信号により該押圧力
    が所定の設定値に維持されるように該押圧子を進退させ
    る駆動源と、前記検出器とを設けて成るものに構成した
    ことを特徴とする特許請求の範囲第9項記載のタイミン
    グベルトの張力調整装置。
  11. 【請求項11】前記押圧手段に前記タイミングベルトに
    対する前記テンションプーリの押圧力を検出して前記駆
    動源の作動を制御するロードセルを設けると共に、該テ
    ンションプーリの位置を検出する検出器を設けたことを
    特徴とする特許請求の範囲第9項又は第10項に記載のタ
    イミングベルトの張力調整装置。
  12. 【請求項12】前記駆動手段に、前記ドライブプーリの
    回転角を検出する検出器に設けたことを特徴とする特許
    請求の範囲第9項乃至第11項の何れかに記載のタイミン
    グベルトの張力調整装置。
  13. 【請求項13】前記固定手段を、前記ドリブンプーリに
    形成される周方向に長手の係合孔に挿入される、該係合
    孔の長手方向に開閉自在な1対のロックピンを備えるも
    のに構成したことを特徴とする特許請求の範囲第9項乃
    至第12項の何れかに記載のタイミングベルトの張力調整
    装置。
JP62196465A 1986-10-13 1987-08-07 タイミングベルトの張力調整方法及び張力調整装置 Expired - Fee Related JPH0718477B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62196465A JPH0718477B2 (ja) 1986-10-13 1987-08-07 タイミングベルトの張力調整方法及び張力調整装置
GB8723937A GB2199917B (en) 1986-10-13 1987-10-12 Method of and apparatus for adjusting tension of timing belt
US07/107,311 US4802883A (en) 1986-10-13 1987-10-13 Method of and apparatus for adjusting tension of timing belt

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24128886 1986-10-13
JP61-241288 1986-10-13
JP62196465A JPH0718477B2 (ja) 1986-10-13 1987-08-07 タイミングベルトの張力調整方法及び張力調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63259260A JPS63259260A (ja) 1988-10-26
JPH0718477B2 true JPH0718477B2 (ja) 1995-03-06

Family

ID=26509752

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62196465A Expired - Fee Related JPH0718477B2 (ja) 1986-10-13 1987-08-07 タイミングベルトの張力調整方法及び張力調整装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US4802883A (ja)
JP (1) JPH0718477B2 (ja)
GB (1) GB2199917B (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2314905A (en) * 1996-07-03 1998-01-14 Ford Motor Co Tensioning a drive belt
US6370969B1 (en) * 1999-11-04 2002-04-16 Gerber Technology, Inc. Inertia-testing method and system
US8109849B1 (en) 2006-03-06 2012-02-07 Honda Motor Co., Ltd. Device for releasing tension from auto tensioning cylinder
DE102010054629A1 (de) * 2010-12-15 2012-06-21 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Nebenaggregatetrieb einer Brennkraftmaschine und Verfahren zu dessen Betrieb
EP2707625B1 (en) 2011-05-13 2019-09-25 Litens Automotive Partnership Intelligent belt drive system and method
WO2013033822A1 (en) 2011-09-05 2013-03-14 Litens Automotive Partnership Intelligent belt drive system and method
WO2013159181A1 (en) 2012-04-28 2013-10-31 Litens Automotive Partnership Adjustable tensioner
JP5542887B2 (ja) * 2012-09-25 2014-07-09 本田技研工業株式会社 ベルト張力調整装置及び調整方法
JP7199953B2 (ja) * 2018-12-18 2023-01-06 日本電産サンキョー株式会社 ベルト駆動機構における異常の検出方法及びロボット
KR20230108431A (ko) * 2022-01-11 2023-07-18 현대자동차주식회사 엔진 조립 장치 및 이를 이용한 엔진의 조립 방법

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57144131A (en) * 1981-02-28 1982-09-06 Nippon Soken Inc Driving of auxiliary machines for vehicle
JPS57161344A (en) * 1981-03-27 1982-10-04 Nippon Denso Co Ltd Belt tension control device

Also Published As

Publication number Publication date
GB2199917A (en) 1988-07-20
GB2199917B (en) 1990-03-28
JPS63259260A (ja) 1988-10-26
US4802883A (en) 1989-02-07
GB8723937D0 (en) 1987-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0718477B2 (ja) タイミングベルトの張力調整方法及び張力調整装置
WO1998040292A1 (en) Conveyor belt tensioning mechanism utilizing a manually operated cam-type tool
US4576367A (en) Pneumatic mechanical clamp including locking means
US4176435A (en) Apparatus for removing rocker arms
JPH0243647Y2 (ja)
KR102410274B1 (ko) 위치 제어기능을 가진 파워 공구
JP4112395B2 (ja) バルブクリアランス調整方法及び調整装置
RU2770144C2 (ru) Сшиватель для закрепления соединителей конвейерной ленты
US7040133B2 (en) Transmission device for a tube bending machine
JPH05164207A (ja) 内燃機関におけるタイミングベルトの張力調整方法および張力調整装置
JP3122200B2 (ja) タイミングマークの転写装置及び転写方法
JPS6027707A (ja) エンジンのバルブクリアランス自動調整方法
CN219152225U (zh) 一种压刨的快速锁紧机构
JPH0753864Y2 (ja) ボルト保持機構付締付装置
JPH09103928A (ja) ワークの仮クランプ装置
JPH02120543A (ja) タイミングベルトの張力調整方法
US5272944A (en) Anti cross thread device
JP3326269B2 (ja) ベルト分離装置
US4566228A (en) Workpiece guides
JPH0112928Y2 (ja)
JPH01295727A (ja) トランスミッション組付装置
JPH0325883Y2 (ja)
EP0117728A2 (en) Workpiece guides
SU121711A1 (ru) Устройство дл полуавтоматической сборки контактных групп телефонных полуфабрикатов: реле, ключей, гнезд, искателей и т.п.
JP2582096B2 (ja) かしめ判定装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees