JPH07183739A - 差動増幅器 - Google Patents
差動増幅器Info
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- JPH07183739A JPH07183739A JP5325303A JP32530393A JPH07183739A JP H07183739 A JPH07183739 A JP H07183739A JP 5325303 A JP5325303 A JP 5325303A JP 32530393 A JP32530393 A JP 32530393A JP H07183739 A JPH07183739 A JP H07183739A
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Abstract
スが供給された差動対のトランジスタを用い、これらト
ランジスタのコレクタに負荷として、電流入、出力側ト
ランジスタのエミッタを第2電源電極としかつ電流入力
側トランジスタのコレクタとベース間に抵抗を設けて電
流出力に対して電流利得増倍作用を持たせた一対のカレ
ントミラー回路を、前記電流入力側トランジスタのコレ
クタを前記差動対のトランジスタのコレクタにそれぞれ
接続することにより設け、前記各カレントミラー回路の
電流入力側トランジスタのベースどうしを共通接続して
共通ベースとしてなり、この共通ベースに、前記各カレ
ントミラー回路の前記抵抗に前記電流入力側トランジス
タのベース電流が流れるのを阻止するためのバイアス回
路を接続したことを特徴とする。
Description
タのコレクタ側負荷として、それぞれカレントミラー回
路を用いた差動増幅器に関する。
示す。即ち、一対の差動入力段トランジスタQ1、Q2
の両エミッタが共通な定電流源I1に接続された回路
と、エミッタを正電源Vccとし、電流入力側トランジ
スタQ3、Q5の各コレクタ、ベース間に抵抗R1、R
2を用い、電流出力側トランジスタQ4、Q6に電流利
得増倍作用を持たせたカレントミラー回路1、2を設
け、差動対Q1、Q2の負荷としてカレントミラー回路
1、2の入力側を接続し、その電流入力側トランジスタ
Q3、Q5のベースを共通接続することによって、差動
増幅器を構成する。
ランジスタQ1→トランジスタQ2→抵抗R2→抵抗R
1で構成される電気的閉回路内を循環し、トランジスタ
Q3、Q5の共通ベースは、交流的に接地された仮想接
地点(つまり電位が動かない基準点)となるため、抵抗
R1、R2は、交流的な負荷として作用する。
トランジスタQ1、Q2の等価的エミッタ抵抗reと抵
抗R1、R2によりそれぞれ求められ、 G1=R1/2re G2=R2/2re で与えられる。よって所望とする利得は、抵抗R1、R
2を交流的負荷として選定すればよく、この抵抗で生じ
た交流電圧が、カレントミラー回路1、2の出力側トラ
ンジスタQ4、Q6に伝達される。
ー回路1、2における無信号時出力バイアス電流のβ
(エミッタ接地の電流増幅率)依存性を考察する。即ち
カレントミラー回路1、2の出力側トランジスタQ4、
Q6のベース電位は、それぞれ入力側トランジスタQ
3、Q5の共通ベース電位(Vbel)に、そのベース
電流Ibと抵抗R1、R2で生ずる電圧を加えた形で与
えられるため、その出力バイアス(直流)電流I2、I
3はそれぞれ次式によって求められる。
トランジスタQ3、Q5のバイアス電流)従って、上式
より、カレントミラー回路1、2の出力バイアス電流I
2、I3はβ依存性を持ち、その値によってI2、I3
の出力バイアス電流は増減する。
うとして、その交流的負荷抵抗R1、R2の値を大きく
設定すれば、βによるカレントミラー回路の無信号時出
力バイアス電流I2、I3のバラツキは増大する。
みてなされたもので、高利得を得ようとして、上記抵抗
R1、R2に相当する抵抗値を大に設定した場合におい
ても、負荷となるカレントミラー回路の無信号時出力バ
イアス電流が、βに依存せずに設定できる差動増幅器を
提供するものである。
として、第1電源電極より定電流バイアスが供給された
差動対のトランジスタを用い、これらトランジスタのコ
レクタに負荷として、電流入、出力側トランジスタのエ
ミッタを第2電源電極としかつ電流入力側トランジスタ
のコレクタとベース間に抵抗を設けて電流出力に対して
電流利得増倍作用を持たせた一対のカレントミラー回路
を、前記電流入力側トランジスタのコレクタを前記差動
対のトランジスタのコレクタにそれぞれ接続することに
より設け、前記各カレントミラー回路の電流入力側トラ
ンジスタのベースどうしを共通接続して共通ベースとし
てなり、この共通ベースに、前記各カレントミラー回路
の前記抵抗に前記電流入力側トランジスタのベース電流
が流れるのを阻止するためのバイアス回路を接続したこ
とを特徴とする差動増幅器である。
出力バイアス電流I2、I3がカレントミラー回路の電
流入力側トランジスタQ3、Q5の共通ベース電流Ib
の抵抗R1、R2への通電に依存するが、この共通ベー
ス電流Ibを抵抗R1、R2へ流さなくても済む構成と
することにより、共通ベース電流Ibを無視でき、つま
りはこのIb変化のもとになるβ依存性が無視でき、以
て無信号時のカレントミラー回路の出力バイアス電流
が、βに依存せずに設定できた等価な機能が実現できる
差動増幅器が構成できるようにしたものである。
る。図1は、同実施例の回路構成図であるが、これは、
図4のものと対応させた場合の例であるから、対応箇所
には同一符号を付し、特徴とする点の説明を行う。
の電流入力側のトランジスタQ3、Q5の共通ベース
に、前記各カレントミラー回路の抵抗R1、R2への電
流入力側トランジスタQ3、Q5のベース電流阻止用バ
イアス回路21を接続したことである。
共通ベースから、βに応じたベース電流を取り出すべ
く、定電流源I4よりバイアス電流が通電されるPNP
トランジスタQ7を設け、そのエミッタを電源Vccに
接続し、トランジスタQ7のコレクタ、ベース間に抵抗
R3を接続し、トランジスタQ7のコレクタから抵抗R
4を介して、トランジスタQ3、Q5の共通ベースに接
続する。
は、定電流源I1、I4の電流比に応じた設定をすれば
よく、又トランジスタQ7は、これとトランジスタQ
3、Q5とで、カレントミラー回路と類似した構成とす
れば、図4のトランジスタQ3、Q5のベース電流Ib
と等価の電流を、トランジスタQ3、Q5の共通ベース
から取りだし易くなる。
3対R4の比を、カレンシミラー回路1、2のベース電
流に合わせて設定することにより、各βに応じたベース
電流Ibを、トランジスタQ3、Q5の共通接続点から
取り出すことができ、ベース電流Ibは抵抗R1、R2
を流れないから、無信号時のカレントミラー回路の出力
バイアス電流I2、I3は、βに依存しないと等価の状
態で設定されるものである。
路1、2およびバイアス回路21のトランジスタに対し
て、エミッタ抵抗R5〜R9を挿入することで、回路
1、2、21のトランジスタのアーリ効果対策、ペアを
必要とするトランジスタ間のベース・エミッタ間電圧V
beのばらつきを改善した例である。
た差動増幅器としても構成できることを示したものであ
る。ここで使用トランジスタの符号は、Q101〜Q1
07として示してある。この図3の回路例では、バイア
ス回路21から、トランジスタ103、105の共通ベ
ースへ、β依存が生じないように(抵抗R1、R2に電
流が流れないように)電流供給して、無信号時のカレン
トミラー回路の出力バイアス電流を、β依存せずに設定
できることを可能としたものである。
利得を得ようとした場合においても、負荷となるカレン
トミラー回路の無信号時出力バイアス電流が、βに依存
せずに設定できる差動増幅器を提供することができるも
のである。
1〜Q7…トランジスタ、R1〜R4…抵抗、I1、I
4…電流源、Vcc…電源。
Claims (2)
- 【請求項1】入力段として、第1電源電極より定電流バ
イアスが供給された差動対のトランジスタを用い、これ
らトランジスタのコレクタに負荷として、電流入、出力
側トランジスタのエミッタを第2電源電極としかつ電流
入力側トランジスタのコレクタとベース間に抵抗を設け
て電流出力に対して電流利得増倍作用を持たせた一対の
カレントミラー回路を、前記電流入力側トランジスタの
コレクタを前記差動対のトランジスタのコレクタにそれ
ぞれ接続することにより設け、前記各カレントミラー回
路の電流入力側トランジスタのベースどうしを共通接続
して共通ベースとしてなり、この共通ベースに、前記各
カレントミラー回路の前記抵抗に前記電流入力側トラン
ジスタのベース電流が流れるのを阻止するためのバイア
ス回路を接続したことを特徴とする差動増幅器。 - 【請求項2】前記バイアス回路は、前記第1電源電極よ
り定電流バイアスを供給されたトランジスタを別途設
け、このトランジスタのエミッタを第2電源電極に接続
し、コレクタ、ベース間に第1の抵抗を接続し、この抵
抗のコレクタ側端部を、第2の抵抗を介して前記共通ベ
ースに接続した請求項1に記載の差動増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32530393A JP3283981B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 差動増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32530393A JP3283981B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 差動増幅器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07183739A true JPH07183739A (ja) | 1995-07-21 |
JP3283981B2 JP3283981B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=18175315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32530393A Expired - Fee Related JP3283981B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 差動増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3283981B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP32530393A patent/JP3283981B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3283981B2 (ja) | 2002-05-20 |
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