JPH07182785A - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

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Publication number
JPH07182785A
JPH07182785A JP34516593A JP34516593A JPH07182785A JP H07182785 A JPH07182785 A JP H07182785A JP 34516593 A JP34516593 A JP 34516593A JP 34516593 A JP34516593 A JP 34516593A JP H07182785 A JPH07182785 A JP H07182785A
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JP
Japan
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signal
input
data
switch
digital
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Application number
JP34516593A
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English (en)
Inventor
Keiichi Matsumoto
啓一 松本
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カセットテープに記録されているデジタルデ
ータを正確に読み取ることができるようにする。 【構成】 カセットテープに記録されているデジタルデ
ータを再生し、判別器74において、再生信号に含まれ
るクロック成分の周波数を検出する。そして、その検出
結果に対応して、スイッチ75の接点を、接点a乃至d
のいずれかに切り換える。カセットテープから再生され
たデジタルデータは、イコライザ71乃至73のいずれ
かにより所定の波形等価処理が行われた後、出力され
る。これにより、テンポを調整するため、テープの速度
を変更した場合にも、符号間干渉を抑制し、正確なデー
タの読み取りが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカセットテープ
に記録したデジタルデータを再生する場合に用いて好適
な情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、カラオケ装置が普及している。こ
のカラオケ装置を、例えばカセットテープで実現する場
合、一方のチャンネルに伴奏音が記録され、他方のチャ
ンネルにボーカルが記録される。通常再生時において
は、両方のチャンネルを再生、出力することで、所定の
歌手が歌った歌(ボーカル)を伴奏音とともに聴くこと
ができる。
【0003】これに対して、カラオケ装置として用いる
場合においては、ボーカルをミュートし、伴奏音のみを
出力させる。そして、自分の歌をマイクで集音し、伴奏
音に合成して出力することで、カラオケを楽しむことが
できる。
【0004】ところで、カセットテープをカラオケ専用
として用いる場合においては、ボーカルは必ずしも必要
ではない。そこで、例えば、ボーカルの代わりに、歌詞
データをデジタルデータとして記録することが考えられ
る。この場合、一方のチャンネルから再生される歌詞デ
ータを文字に変換して、CRTなどの表示部に表示する
ことで、歌詞を見ながらカラオケを楽しむことが可能と
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、伴奏音のテンポを調整すべく、カセットテープの再
生速度を変化させると、符号間干渉により、デジタルデ
ータの論理1と論理0を正確に読み取ることが困難にな
る。その結果、歌詞に対応する文字を正確に表示するこ
とができなくなる課題があった。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、記録媒体に記録されている情報を、より正
確に再生することができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の情報再生装置
は、記録媒体(例えばカセットテープ)に記録されてい
る情報を再生する再生手段(例えば図2の磁気ヘッド3
1R)と、再生手段により再生された信号の特性を調整
する調整手段(例えば図3のイコライザ71乃至73)
と、再生手段により再生された信号の周波数を検出し、
検出結果に対応して調整手段を制御する検出手段(例え
ば図3の判別器74)とを備えることを特徴とする。
【0008】記録媒体に記録されている情報は、デジタ
ルデータとし、調整手段により、信号の周波数特性を制
御し、検出手段により、デジタルデータのクロック成分
の周波数を検出するようにすることができる。
【0009】
【作用】上記構成の情報再生装置においては、磁気ヘッ
ド31Rによりカセットテープから再生されたデジタル
データに含まれるクロック成分が、判別器74により判
別され、その判別結果(例えば周波数)に対応して、イ
コライザ71乃至73のうち、所定のものが選択され
る。そして、選択されたイコライザにより、所定の周波
数特性になるように、再生信号の制御が行われる。従っ
て、符号間干渉を抑制し、デジタルデータを正確に読み
取ることが可能となる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の情報再生装置を応用した電
子楽器の外観構成を表している。この電子機器は、内蔵
するカセットテープ記録再生装置により、左右のチャン
ネルにおいて、アナログ音声信号をそれぞれ記録、再生
することが可能であるとともに、右チャンネルにおいて
は、内蔵する音源にメロディを演奏させるためのメロデ
ィデータ、内蔵する表示装置に歌詞等を表示させるため
の歌詞データ等のデジタルデータを記録、再生すること
も可能である。
【0011】同図に示すように、この電子楽器の本体1
の上面前方には、鍵盤部2が設けられており、ここを操
作することで、所定の音楽を演奏することができるよう
になされている。そして、音色選択ボタン8の所定のも
のを操作することで、所定の音色を選択することができ
るようになされている。
【0012】さらにまた、本体1には、蓋3が開閉自在
に設けられており、イジェクトボタン4を操作すること
で、この蓋3を開放し、内部にカセットテープ(図示せ
ず)を装着することができるようになされている。そし
て、蓋3の下方に配置されている動作ボタン5のいずれ
かを操作することで、カセットテープに対して、所定の
信号を記録、再生したり、動作を停止させたり、ポー
ズ、早送り、巻戻しなどの種々の操作を指令することが
できるようになされている。また、モード選択スイッチ
6を操作することで、カセットテープの右チャンネルに
おいて、記録/再生する信号として、ボーカル、歌詞デ
ータ、メロディのいずれかを選択することができる。さ
らに、テンポ調整ボリウム7を操作することで、所定の
テンポ(早さ)に、カセットテープの再生速度を調整す
ることができるようになされている。
【0013】また、入力切換ボタン20は、記録するデ
ジタルデータを、外部からのものとするか、鍵盤部2よ
り入力されたものとするかを切り換えるためのボタンで
ある。
【0014】表示部9は、LCDなどにより構成され、
所定の文字や図形などが表示されるようになされてい
る。マスタボリウム11は、再生信号のレベルを調整す
るとき操作される。ライン入力ボリウム12は、ライン
入力からのレベルを調整するとき操作される。マイクボ
リウム13は、マイク19より入力される信号のレベル
を調整するとき操作される。音源ボリウム14は、鍵盤
部2を操作したとき出力される信号のレベルを調整する
とき操作される。テープボリウム15とテープボリウム
16は、カセットテープより再生される左チャンネルの
信号または右チャンネルの信号のレベルを調整すると
き、それぞれ操作される。
【0015】スピーカ17とスピーカ18は、それぞれ
左チャンネルの音または右チャンネルの音を出力するも
のである。電源ボタン10は、電源をオンまたはオフす
るとき操作される。
【0016】図2は、この装置の内部の電気的構成を示
している。磁気ヘッド31L,31Rは、それぞれ左チ
ャンネルと右チャンネルの記録再生ヘッドであり、図示
せぬカセットテープの左チャンネルと右チャンネルに、
情報を記録または再生する。
【0017】アナログ入力端子38より入力されたアナ
ログ信号は、増幅器32を介して、バイアス回路、記録
用増幅器等からなる左チャンネル用記録回路33に入力
され、そこからスイッチ34の接点aを介して、左チャ
ンネル用の磁気ヘッド31Lに供給されるようになされ
ている。また、磁気ヘッド31Lより再生された信号
は、スイッチ34の接点bを介して、再生用イコライザ
等からなる左チャンネル用再生回路35に入力され、加
算器36に供給されるようになされている。加算器36
には、増幅器32より出力された信号も供給されてお
り、加算器36は、この増幅器32からの信号と、再生
回路35からの信号とを必要に応じて加算して、増幅器
37を介してスピーカ17に出力するようになされてい
る。
【0018】一方、マイク19より入力されたアナログ
音声信号は、増幅器41を介して、左チャンネル用記録
回路33と同様の右チャンネル用記録回路42に入力さ
れ、さらにスイッチ43の接点aを介して、右チャンネ
ル用の磁気ヘッド31Rに供給されるようになされてい
る。また、磁気ヘッド31Rにより再生された信号は、
スイッチ43の接点bを介して、左チャンネル用再生回
路35と同様の右チャンネル用再生回路43に入力さ
れ、そこからさらに加算器44に供給されるようになさ
れている。加算器44は、再生回路43より入力された
信号と、増幅器41より入力された信号とを必要に応じ
て加算して、増幅器45を介してスピーカ18に出力す
るようになされている。
【0019】一方、カセットテープにデジタル信号を記
録する場合においては、デジタル入力端子より入力され
た記録信号がデジタル入力回路51に入力され、スイッ
チ52の接点aからデジタル記録回路53に入力される
ようになされている。記録用増幅器等からなるデジタル
記録回路53より出力された信号は、スイッチ43の接
点cを介して、磁気ヘッド31Rに供給されるようにな
されている。
【0020】また、磁気ヘッド31Rより再生されたデ
ジタルデータは、スイッチ43の接点dを介して、後述
するデジタル再生回路54に入力され、そこからさらに
制御部62に供給されるようになされている。制御部6
2は、入力された信号に対応して音源部63を制御し、
所定の楽音データを生成し、D/A変換部64に出力す
るか、または、表示制御部65を介して表示部9を制御
し、そこに所定の文字や図形等を表示させるようになさ
れている。D/A変換部64は、入力されたデータをD
/A変換し、内蔵するローパスフィルタで波形を整え、
加算器44に供給する。加算器44は、入力された信号
を、必要に応じて、増幅器41、または再生回路43よ
り入力される信号と加算して、増幅器45を介してスピ
ーカ18に出力するようになされている。
【0021】鍵盤部2を操作すると、その操作に対応す
る信号が制御部62に入力され、制御部62は、その入
力に対応して、音源部63を制御し、カセットテープか
らデジタルデータを再生した場合と同様に、所定の音楽
信号をスピーカ18から出力させるようになされてい
る。また、制御部62は、必要に応じて、デジタルデー
タをスイッチ52の接点bから、デジタル記録回路5
3、スイッチ43の接点cを介して、右チャンネル用の
磁気ヘッド31Rに供給するようになされている。
【0022】さらに、制御部62は、表示制御部65を
介して表示部9を制御し、そこに所定の文字や図形など
を表示させるようになされている。図1に示した各種の
ボタンなどより構成されるスイッチ部61より入力され
た信号が、制御部62に入力され、制御部62は、この
指令に対応して各種の処理を実行するようになされてい
る。
【0023】図3は、デジタル再生回路54の構成例を
示している。同図に示すように、このデジタル再生回路
54は、3つのイコライザ71乃至73、スイッチ7
5、並びにこのスイッチ75を制御する判別器74とに
より構成されている。
【0024】図4は、左チャンネル用の磁気ヘッド31
Lと、右チャンネル用の磁気ヘッド31Rにより記録再
生される情報を表している。図4(a)の例において
は、左チャンネルにアナログのカラオケ伴奏信号が記録
され、右チャンネルにはボーカルが記録されている。ま
た、同図(b)に示す例においては、左チャンネルにア
ナログのカラオケ伴奏信号が記録され、右チャンネルに
はデジタルの歌詞データが記録されている。さらにま
た、同図(c)に示す例においては、左チャンネルにア
ナログのカラオケ伴奏信号が記録され、右チャンネルに
はデジタルのメロディデータが記録されている。
【0025】図4(b)に示す歌詞データは、例えば図
5(a)に示すようなフォーマットで記録される。即
ち、この歌詞データは、基本的に、以下に続くデータが
文字表示に関するデータであることを表す文字識別ID
と、1画面分の文字データとにより構成される。そし
て、一度表示した文字を消去する場合においては、文字
識別IDの次に、消画指示コードが配置される。
【0026】さらに、図4(c)に示すメロディデータ
のフォーマットは、図5(b)に示すように定められて
いる。同図に示すように、その先頭には、以下に続くデ
ータが音源を駆動するためのデータであることを示すメ
ロディ識別IDが配置され、その次には、音の高さを表
す音高データ、さらにその次には、音色を指定する音色
データが配置され、さらにその次に、そのメロディの再
生を開始させる(オン)か、または終了させる(オフ)
かを表すオンオフデータが配置される。
【0027】次に、その動作について説明する。モード
選択スイッチ6をボーカルに設定し、さらに動作ボタン
5のうちの記録ボタンを操作して、アナログ信号の記録
を指令すると、スイッチ34とスイッチ43の接点はa
側に切り換えられる。このため、アナログ入力端子38
より供給される信号(例えばカラオケ伴奏音)が、増幅
器32により増幅された後、記録回路33に入力され、
所定の方式で変調され、記録信号に変換された後、スイ
ッチ34の接点aを介して磁気ヘッド31Lに供給さ
れ、カセットテープの左チャンネルに記録される。
【0028】また、マイク19より入力された信号が、
増幅器41により増幅され、記録回路42に供給され
て、所定の方式で変調され、記録信号に変換される。記
録信号は、スイッチ43の接点aを介して磁気ヘッド3
1Rに供給され、カセットテープの右チャンネルに記録
される。
【0029】このようにして、例えば図4(a)に示す
ように、カセットテープの左チャンネルに、図示せぬ回
路より供給されたカラオケ伴奏信号が記録され、その右
チャンネルに、マイク19より入力したボーカルが記録
される。
【0030】動作ボタン5の所定のものを操作して、以
上のようにして記録された信号の再生を指令すると、ス
イッチ34とスイッチ43の接点はb側に切り換えられ
る。その結果、磁気ヘッド31Lがカセットテープの左
チャンネルより再生した信号が、スイッチ34の接点b
を介して再生回路35に入力され、復調される。そし
て、復調された信号が、加算器36を介して増幅器37
に入力され、そこで増幅された後、スピーカ17より出
力される。
【0031】一方、磁気ヘッド31Rによりカセットテ
ープの右チャンネルより再生された信号が、スイッチ4
3の接点bを介して再生回路43に入力され、復調され
る。そして、復調された信号が、加算器44を介して増
幅器45に入力され、そこで増幅された後、スピーカ1
8より出力される。
【0032】次に、入力切換ボタン20を外部入力に設
定して、デジタル入力端子55から入力されるデジタル
データの記録を指令すると、スイッチ52は接点a側に
切り換えられる。次に、モード選択スイッチ6をメロデ
ィに設定し、動作ボタン5のうち、記録用のボタンを操
作すると、スイッチ43が接点c側に切り換えられ、ス
イッチ34は接点a側に切り換えられ、記録動作が開始
される。
【0033】従って、カセットテープの左チャンネルに
は、上述した場合と同様に、アナログ入力端子38より
入力されるアナログ信号が、増幅器32、記録回路3
3、スイッチ34の接点a、磁気ヘッド31Lの経路で
伝送され、カセットテープの左チャンネルに記録され
る。
【0034】一方、デジタル入力端子55から入力され
る図5(b)に示すようなフォーマットのデジタルデー
タが、デジタル入力回路51、スイッチ52の接点aを
介してデジタル記録回路53に供給される。デジタル記
録回路53は、入力されたデジタルデータを増幅して記
録データに変換し、スイッチ43の接点cを介して磁気
ヘッド31Rに供給する。その結果、カセットテープの
右チャンネルにデジタルデータが記録される。
【0035】このようにして、例えば図4(c)に示す
ように、カセットテープの左チャンネルにアナログのカ
ラオケ伴奏信号が記録され、右チャンネルにデジタルの
メロディデータが記録される。
【0036】あるいはまた、モード選択スイッチ6をメ
ロディに設定したまま、入力切換ボタン20を鍵盤に設
定すると、スイッチ52が接点b側に切り換えられる。
その結果、鍵盤部2を操作して、制御部62に鍵盤部2
の操作に対応する指令を入力すると、そこで発生され
た、図5(b)に示すようなフォーマットの信号が制御
部62において発生され、スイッチ52の接点b、デジ
タル記録回路53、スイッチ43の接点c、磁気ヘッド
31Rの経路で伝送され、カセットテープの右チャンネ
ルに記録される。尚、この場合における左チャンネルに
は、上述した場合と同様に、アナログのカラオケ伴奏信
号が記録される。
【0037】このようにして、例えば図4(c)に示す
ように、カセットテープの左チャンネルにアナログのカ
ラオケ伴奏信号が記録され、右チャンネルにデジタルの
メロディデータが記録される。
【0038】次に、モード選択スイッチ6をメロディに
設定して、動作ボタン5のうち、再生を指令するボタン
を操作すると、スイッチ43は接点d側に切り換えら
れ、スイッチ34は接点b側に切り換えられ、再生動作
が開始される。
【0039】従って、上述した場合と同様に、左チャン
ネルに記録されているカラオケ伴奏信号は、磁気ヘッド
31Lにより再生され、スイッチ34の接点b、再生回
路35、加算器36、増幅器37を介してスピーカ17
より出力される。
【0040】一方、磁気ヘッド31Rにより右チャンネ
ルより再生されたデジタルデータは、スイッチ43の接
点dを介してデジタル再生回路54に入力される。デジ
タル再生回路54の判別器74は、入力されたデジタル
データから、そのクロック成分を抽出する。
【0041】即ち、デジタルデータは、図6に示すよう
に、必要なデータのないときは、常にデジタル符号
「1」とされ、予めNRZIの変調方式で変調され、記
録されている。この再生信号に含まれる周波数成分のう
ち、最も高い周波数成分は、クロック成分となる。即
ち、このクロック成分の周波数は、最小反転間隔Tの逆
数に対応する。判別器74は、このクロック成分を検出
し、そのクロック成分の周波数に対応して、スイッチ7
5を接点a乃至dのいずれかに切り換える。
【0042】クロック成分の周波数が、予め設定してあ
る第1の基準値より高い周波数であるとき、スイッチ7
5は接点a側に切り換えられ、第1の基準値と第2の基
準値の間であるとき、接点b側に切り換えられ、第2の
基準値と第3の基準値の間であるとき、接点c側に切り
換えられ、第3の基準値より低い周波数であるとき、接
点d側に切り換えられる。
【0043】イコライザ71乃至73の特性は、例えば
図7に示すように設定されている。同図における周波数
Fは、クロック成分の周期Tの2倍の周期2Tの逆数に
対応する値に設定されている。即ち、周波数Fは、所
謂、ナイキスト周波数に設定されている。これにより、
所謂、符号間干渉を抑制することができる。
【0044】テンポ調整ボリウム7を操作してテンポを
調整すると、制御部62は、カセットテープの再生速度
を、そのテンポに対応するように変更する。その結果、
再生データのクロックの周波数が、記録時における場合
の周波数と異なるものとなる。
【0045】イコライザ71乃至73などによる波形等
価処理が適正である場合、図8(a)に示すように、各
サンプリングタイミングにおいて、論理1または論理0
の適正なレベルを得ることができる。
【0046】これに対して、波形等価処理が適当でない
と、図8(b)に示すように、論理1のタイミングにお
いて、正しいレベルが得られたとしても、論理0のサン
プリングタイミングにおいて、適正な論理0のレベルが
得られず、そのレベルを論理1と誤検出してしまう可能
性が大きくなる。
【0047】しかしながら、本実施例によれば、上述し
たように、クロック成分の周波数に対応して、スイッチ
75を自動的に切り換えるようにしたので、常に適切な
波形等価処理を行うことが可能となり(但し、接点d側
に切り換えられたときは、スルー出力となる)、図8
(a)に示すような読み取り動作を実行することが可能
となる。
【0048】以上のようにして、デジタル再生回路54
により波形等価処理が実行された後、デジタルデータは
制御部62に入力される。制御部62は、その論理を読
み取り、その読み取り結果に対応する処理を実行する。
【0049】そして、制御部62は、音源部63を制御
し、所定の楽音データを発生させ、D/A変換部64に
出力させる。D/A変換部64は、入力されたデータを
D/A変換し、アナログ音声信号として、加算器44、
増幅器45を介してスピーカ18に出力させる。
【0050】また、モード選択スイッチ6を歌詞に設定
し、動作ボタン5のうち、記録用のボタンを操作する
と、スイッチ43が接点c側に切り換えられ、スイッチ
34は接点a側に切り換えられる。そして、入力切換ボ
タン20の設定に応じて、デジタル入力端子55または
鍵盤部2より入力された、図5(a)に示すようなフォ
ーマットの歌詞データが、メロディデータの場合と同様
にして、カセットテープの右チャンネルに記録される。
【0051】尚、モード選択スイッチ6が歌詞に設定さ
れるとともに、入力切換ボタン20が鍵盤に設定された
場合は、鍵盤部2の操作により、歌詞データを入力する
ことが可能となる。
【0052】一方、動作ボタン5の所定のものを操作し
て、以上のように記録された歌詞データの再生を指令す
ると、メロディデータの場合と同様にして読み出され、
デジタル再生回路54より供給された歌詞データを、制
御部62は表示制御部65を介して表示部9に出力し、
所定の文字(歌詞)として表示させ、あるいは表示され
た文字を消去する。
【0053】さらに、この装置を電子楽器として機能さ
せる場合においては、モード選択スイッチ6を歌詞以外
のものに設定する。そしてまた、選択ボタン8を操作し
て、所定の音色を選択する。この状態において、鍵盤部
2を操作すると、制御部62に、その鍵盤部2の操作に
対応する指令が入力される。制御部62は、音源部63
を制御し、選択ボタン8で指定された音色であって、鍵
盤部2の操作により指定された音高の楽音データを発生
させる。このデータがD/A変換部64によりD/A変
換され、アナログ信号とされた後、加算器44、増幅器
45を介してスピーカ18より出力される。
【0054】以上、本発明をカセットテープを記録媒体
とする場合を例として説明したが、本発明は、例えば、
デジタルオーディオテープ(DAT)、デジタルコンパ
クトカセット(DCC)、ミニディスク(MD)、フロ
ッピィディスク、ハードディスク、半導体メモリ等のカ
セットテープ以外を記録媒体とする場合にも応用するこ
とが可能である。また、記録するデジタルデータは、上
述したメロディ、歌詞に関するもの以外であってもよ
い。また、当然のことながら、アナログ信号には対応せ
ず、デジタル信号のみに対応する装置に適応されてもよ
い。
【0055】
【発明の効果】以上の如く本発明の情報再生装置によれ
ば、再生信号の周波数を検出し、その検出結果に対応し
て、調整手段を制御するようにしたので、記録媒体に記
録されている情報を、正確に読み取ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報再生装置を応用した電子楽器の外
観構成を示す斜視図である。
【図2】図1の実施例の内部の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図2のデジタル再生回路54の構成例を示すブ
ロック図である。
【図4】カセットテープへの記録状態を説明する図であ
る。
【図5】歌詞データとメロディデータのフォーマットを
説明する図である。
【図6】デジタルデータの波形図を示す図である。
【図7】図3のイコライザ71乃至73の特性を示す図
である。
【図8】図3のイコライザ71乃至73の動作を説明す
る図である。
【符号の説明】
2 鍵盤部 5 動作ボタン 6 モード選択スイッチ 9 表示部 17,18 スピーカ 19 マイク 31L,31R 磁気ヘッド 51 デジタル入力回路 53 デジタル記録回路 54 デジタル再生回路 62 制御部 63 音源部 64 D/A変換部 65 表示制御部 71乃至73 イコライザ 74 判別器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録されている情報を再生す
    る再生手段と、 前記再生手段により再生された信号の特性を調整する調
    整手段と、 前記再生手段により再生された信号の周波数を検出し、
    検出結果に対応して前記調整手段を制御する検出手段と
    を備えることを特徴とする情報再生装置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体に記録されている情報は、
    デジタルデータであり、 前記調整手段は、前記信号の周波数特性を制御し、 前記検出手段は、前記デジタルデータのクロック成分の
    周波数を検出することを特徴とする請求項1に記載の情
    報再生装置。
JP34516593A 1993-12-21 1993-12-21 情報再生装置 Pending JPH07182785A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34516593A JPH07182785A (ja) 1993-12-21 1993-12-21 情報再生装置

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JP34516593A JPH07182785A (ja) 1993-12-21 1993-12-21 情報再生装置

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ID=18374731

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JPWO2007108125A1 (ja) * 2006-03-23 2009-07-30 富士通株式会社 パラメータ制御回路

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