JPH07182348A - 翻訳装置 - Google Patents

翻訳装置

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JPH07182348A
JPH07182348A JP5328041A JP32804193A JPH07182348A JP H07182348 A JPH07182348 A JP H07182348A JP 5328041 A JP5328041 A JP 5328041A JP 32804193 A JP32804193 A JP 32804193A JP H07182348 A JPH07182348 A JP H07182348A
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Withdrawn
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JP5328041A
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English (en)
Inventor
Shogo Shibata
昇吾 柴田
Tsuyoshi Yagisawa
津義 八木沢
Kazue Kaneko
和恵 金子
Toshiyuki Noguchi
利之 野口
Minoru Fujita
稔 藤田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 訳語選択の際に、必要としている情報を一目
で利用者がわかる様な表示と、また、訳語の揺れがない
一貫した訳語を用いた翻訳結果を得る翻訳装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 原言語の文を保持する原言語文保持部1よ
り、一文取り出し部2で翻訳の対象とする文を一文ずつ
取り出し、翻訳部3で翻訳する。その際、訳語選択の際
に表示データ加工部10で翻訳対象の文を強調する表示
形態で文表示部9に表示する。例えば、翻訳対象の文の
文字の大きさを拡大し訳語選択の対象語句を反転するよ
うに表示データを加工したり、翻訳対象の文の文字フォ
ントを変えて強調するように表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は翻訳装置に関し、例えば
ワークステーションやパーソナルコンピュータなどで用
いられる翻訳装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、人間と対話しながら処理を進めて
いく機械翻訳装置では、訳語が複数ある場合、利用者に
訳語候補の一覧表を提示し、利用者がもっともふさわし
いと判断した候補を選択し、また訳語を用いて訳文を作
成している。また、その際に、利用者に過去の訳語選択
の結果を表示して、訳語の揺れが起こらないようにして
いるものもある。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来の機械翻訳装置では、訳語選択に必要な情報を瞬
時に探し出しにくいという問題があった。また、適切な
訳語選択を行うには、選択しようとしている原言語の単
語の修飾情報や非修飾情報が必要になるため、利用者が
翻訳対象となっている原言語文を見る必要があった。さ
らに、翻訳している文章が長い場合には、画面に表示さ
れている大量の文章の中から翻訳している文を利用者が
探し出さなければならず、効率が悪かった。
【0004】また、上記従来の機械翻訳装置では、利用
者が翻訳を行っていく過程でふさわしいと思う訳語が変
化した場合に、それまでの訳語とそれ以降の訳語が変わ
ってしまい、同じ文章内の同じ単語に対して異なった訳
語が用いられてしまうおそれがあった。そして、その結
果として、翻訳結果の中に訳語の揺れが生じて、翻訳結
果の読み手を混乱させる危険があった。
【0005】本発明の第1の目的は、訳語選択の際に、
翻訳している原言語文を強調して表示することによっ
て、必要としている情報を一目で利用者がわかる様な表
示を提供することにある。また本発明の他の目的は、訳
語選択が行われた際に、以前の訳語選択結果と直前の訳
語選択結果との比較を行い、変更があった場合には以前
の訳語選択結果を直前の訳語選択結果に自動的に置換し
て訳語の揺れがない一貫した翻訳結果を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的としてなされたもので、上述の課題を
解決する一手段として以下の構成を備える。即ち、入力
された原言語の文を目標言語に翻訳する翻訳装置であっ
て、原言語の文を保持する原言語文保持手段と、翻訳さ
れた目標言語の文を保持する目標言語文保持手段と、該
原言語文保持手段に保持されている文を画面に表示する
原言語文表示手段と、該目標言語文保持手段に保持され
ている文を画面に表示する目標原言語文表示手段と、該
言語文保持部から翻訳の対象とする文を一文取り出す一
文取り出し手段と、訳語選択の際に翻訳対象の文を強調
するために表示データを加工する表示データ加工手段と
を具備する。
【0007】そして例えば、表示データ加工手段は翻訳
対象の文の文字の大きさを拡大し、訳語選択の対象語句
を反転するように表示データを加工、あるいは翻訳する
文の表示を点滅するか、反転表示するか、これらを組み
合わせる。また、翻訳対象の文の文字フォントを変えて
強調、あるいは翻訳対象の文以外の全ての文を弱めて表
示する。この弱めて表示する手段として、文字の大きさ
を縮小するか、文字を記号に置き換えるか、文字列の上
に横線でマスクをして表示するように構成する。また、
色彩の強弱により翻訳する文を強調するように構成す
る。
【0008】または、入力された原言語の文を目標言語
に翻訳する翻訳装置であって、翻訳された目標言語を文
を保持する目標言語文保持手段と、利用者が選択した結
果の対訳と位置情報とを保持する対訳履歴位置情報保持
手段と、訳語選択をした結果を位置情報と共に対訳履歴
位置情報に追加する対訳履歴位置情報追加手段と、該対
訳履歴位置情報保持手段に保持されている対訳履歴位置
情報と直前に選択された訳語とを比較する対訳比較手段
と、比較の結果、対訳が変わっていた場合に該対訳履歴
位置情報を修正する対訳履歴位置情報修正手段と、目標
言語文保持手段に保持されている翻訳文中の訳語を直前
に選択された訳語に置換する訳語置換手段とを具備す
る。
【0009】そして例えば、訳語置換手段は、訳語の変
更があった場合に以前の訳語と置き換え可能に、あるい
は訳語に変更があり置き換える際には利用者へ問いあわ
せて置き換えの制限をすることが可能に構成する。ある
いはまた、置き換えが起こる範囲を指定可能、または、
置き換えの範囲を複数のファイルにわたって指定可能
に、もしくは品詞毎に置き換え可能に構成する。そして
例えば、対訳履歴位置情報保持手段は、対訳履歴を日本
語見だしで分類するかまたは品詞毎に分類するように、
あるいは位置情報を文字数、バイト数または座標として
与えるように構成し、対訳履歴位置情報に語義を付加
し、同じ単語に対して語義毎に訳語を統一するように構
成する。
【0010】
【作用】以上の構成において、訳語選択の際に、翻訳し
ている原言語文を強調して表示することによって、必要
としている情報を一目で利用者がわかる様に表示でき、
訳語選択を容易に行うことができる。また、訳語選択が
行われた際に、以前の訳語選択結果と直前の訳語選択結
果との比較を行い、変更があった場合には以前の訳語選
択結果を直前の訳語選択結果に自動的に置換して訳語の
揺れがない一貫した訳語を用いた翻訳結果を提供するこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。 (第1実施例)図1は本発明に係る一実施例の基本構成
を示すブロック図である。図1において、1は翻訳しよ
うとする文を保持する原言語文保持部、2は原言語文保
持部1から翻訳する一文を取り出し、後で強調する際の
どの文を強調すればよいかを認識している一文取り出し
部である。3は翻訳処理を行う翻訳部、8は後述する翻
訳部3中の生成部7で作成された翻訳文を保持する目標
言語文保持部である。
【0012】また、9は原言語文保持部1で保持されて
いる文及び/または表示データ加工部10での加工文を
表示する文表示部、10は一文取り出し部2で認識して
いる文の文字を拡大するために文表示部9のデータを加
工する表示データ加工部、11は目標言語文保持部8で
保持されている文を表示する目標文表示部であり、文表
示部9とは表示位置が異なるだけで実質的には同一の処
理部である。
【0013】上述した翻訳部3は以下の4〜7の各処理
部を有している。即ち、文の構造や意味を解析する解析
部4、解析部4で解析された結果を原言語から目標言語
に構造変換する構造変換部5、原言語に対して複数の目
標言語の訳語があった場合に利用者からの指示で訳語を
選択する訳語選択部6、変換された情報を元に目標言語
の訳文を生成する生成部7を有している。
【0014】以上の構成を備える本実施例の動作を図2
及び図3を参照して以下に説明する。図2は本実施例の
具体的な動作手順を示すフローチャート、図3は図2の
動作を行った際の表示画面の表示内容を示す図である。
まず、図2のステップS1において翻訳対象の一文を認
識し、ステップS2に進んで翻訳処理を開始する。例え
ば、図3の上段符号15で示す文章の3文目が翻訳の対
象文であることを認識された場合、ステップS2で該一
文に対しての翻訳処理を開始する。次にステップS3で
翻訳中の訳語の候補が複数存在し、訳語選択する必要が
ある語があるか否かを調べる。このような語がなければ
その一文の翻訳は一義的に定まり、ステップS7に進み
翻訳処理を終了する。
【0015】一方、翻訳中の訳語の候補が複数存在し、
訳語選択する必要がある場合にはステップS4に進み、
着目している翻訳中の一文のフォントを拡大して表示す
る。例えば上述した図3の例において、3文目の『表示
する』の語に対しては、状況に応じて図3の17で示す
ように“show”、“display”、“exhi
bit”、“expose”などの複数の訳語を持ち、
訳語選択の必要があることがわかる。そこで、ステップ
S4で表示データ加工部において、図3の16で示しよ
うに翻訳の対象文の文字を拡大して表示する。
【0016】さらにステップS5で現在訳語選択してい
る語を反転表示する。これにより、文表示部9での表示
画面は図3の中段に16で示す状態となる。この結果利
用者は、「画面」に『表示』するということから、下段
の17に示す訳語選択のメニューに従って“displ
ay”が適当であると判断し、ステップS6で訳語とし
て“display”を選択する。
【0017】このようにして『表示』に対する訳語の選
択が終了する。このようにして順次翻訳処理を続行し、
ステップS4〜ステップS6を訳語選択する必要のなく
なるまで繰り返す。そして全ての訳語選択が終了すれば
ステップS7に進み、この一文に対する翻訳処理が終了
する。一文の翻訳が終了すると、ステップS1に戻り、
次の一文を取り出してこの一文に対する翻訳処理を行
う。このようにして文が終了するまで翻訳を続ける。
【0018】以上説明した様に本実施例によれば、訳語
選択の際に、翻訳している原言語文を強調して表示する
ことによって、必要としている情報を一目で利用者がわ
かる様に表示でき、訳語選択を容易に行うことができ
る。 (第2実施例)上述した第1の実施例においては、翻訳
している文を強調する手段として、文字の大きさを拡大
していたが、本発明は以上の例に限定されるものではな
く、フォントを変えて強調してもよい。このようにフォ
ントを変えて強調する本発明に係る第2実施例を以下に
説明する。
【0019】第2実施例においても基本構成は上述した
第1実施例と同様であり、図1の構成とできる。また、
基本動作も上述した第1実施例の図2に示す動作と同様
で足りる。しかしながら第2実施例では文表示部9での
表示画面が第1実施例と異なり、例えば図4に示す表示
となる。図4は本発明に係る第2実施例の文表示部9で
の表示画面を示す図であり、図4において、例えば18
に示すように原言語の通常の表示は明朝体のフォントを
用いる。これに対し、強調する文のフォントは明朝体に
変えて毛筆体とし、さらにこの毛筆体の表示を拡大す
る。この連を中段の19に示す。
【0020】このように表示書体を変更しても他の現言
語に比し強調することができる。更に、図4の如くに大
きさも変えることにより、更なる翻訳中の文の強調がで
きることになる。以上説明した様に第2実施例によれ
ば、訳語選択の際に、翻訳している原言語文を強調して
表示することによって、必要としている情報を一目で利
用者がわかる様に表示でき、訳語選択を容易に行うこと
ができる。
【0021】(第3実施例)上述した各実施例において
は、翻訳している文を強調する手段として、文字の大き
さを拡大または書体を変更して翻訳している文を強調し
ていた。しかし、本発明は以上の例に限定されるもので
はなく、翻訳している文以外の全ての文を弱めることに
よって、相対的に翻訳している文を強調することによっ
ても同様の効果が得られる。このように構成した本発明
に係る第3実施例を、以下図5を参照して説明する。
【0022】第3実施例においても基本構成は上述した
第1実施例と同様であり、図1の構成とできる。また、
基本動作も上述した第1実施例の図2に示す動作と同様
で足りる。しかしながら第3実施例では文表示部9での
表示画面が第1実施例と異なり、翻訳している文以外の
全ての文を弱めることによって、相対的に翻訳している
文を強調する。
【0023】例えば、翻訳している文以外の全ての文の
文字の大きさを縮小するとか、文字の記号に置き換える
とか、文字列の上に横線などでマスキングを施すなどの
方法が考えられる。一例として、翻訳文以外に全ての文
字列を『・』記号に置き換えて、ほかの文を読めなくし
た例を図5に示す。図5は本発明に係る第3実施例の文
表示部9での表示画面を示す図であり、図5に示す様に
翻訳中の文を容易に判読することができる。
【0024】さらに図5の例に限定されるものではな
く、翻訳する文の濃度を濃くして強調したり、逆に、翻
訳対象以外の文の濃度を薄くして相対的に翻訳する文を
強調してもよいことは勿論である。さらにまた、色彩に
よる強弱によって翻訳する文を強調するのもよい。例え
ば、強調したい文をオレンジ色にして、それ以外の文を
淡い水色にする等種々の方法を採用できる。
【0025】以上説明した様に第3実施例によれば、訳
語選択の際に、翻訳している原言語文を強調して表示す
ることによって、必要としている情報を一目で利用者が
わかる様に表示でき、訳語選択を容易に行うことができ
る。 (第4実施例)次に本発明に係る第4実施例を説明す
る。図6は本発明に係る第4実施例の基本構成を示すブ
ロック図である。図6において、51は翻訳しようとす
る文を保持する原言語文保持部、52は原言語文保持部
51の各文の構造や意味を解析する解析部、53は、解
析部52で解析された結果を原言語から目標言語に変換
する翻訳部である。翻訳部53は、言語間の構造を変換
する構造変換部54及び訳語選択部55などから構成さ
れている。訳語選択部55は、原言語に対して複数の目
標言語の訳語があった場合に、対訳のリストを利用者に
提示し、該提示に従った利用者からの指示に基づいて訳
語を選択する。
【0026】56は翻訳部53で変換された情報を元に
目標言語の訳文を生成する生成部、57は生成部56で
作成された翻訳文を保持する目標言語文保持部、58は
訳語選択の結果を位置情報と共に保持する対訳履歴位置
情報保持部である。訳語選択部55の選択結果と対訳履
歴位置情報保持部58の内容とを比較するのが59に示
す対訳比較部である。60は訳語が変化した場合に対訳
履歴位置情報保持部58の内容を書き換える対訳履歴位
置情報修正部、61は訳語選択部55で選択された対訳
と位置情報を対訳履歴位置情報保持部58に追加する対
訳履歴位置情報追加部である。また62は目標言語文保
持部57に保持されている文の訳語を置き換える訳語置
換部である。63は例えば図8に示すような各種表示を
行う文表示部である。
【0027】以上の構成を備える第4実施例の動作を、
以下図7〜図9を参照して説明する。図7は第4実施例
の動作手順を示すフローチャート、図8は第4実施例の
動作手順を説明するための表示の具体例を示す図、図9
は対訳履歴位置情報の具体例を示す図である。ここで、
図7のステップS11〜S17は処理ステップであり、
図8の65〜67は、文表示部63の表示画面の表示内
容を示す。
【0028】第4実施例の説明の前提として、図8の6
5に示す3つの日本語文のうち、最初の2文が66に示
す英文に翻訳されているものとする。以下の説明は、例
えばまず図8の65に示す文章の3文目が翻訳対象文と
して解析部52において解析されており、構造変換部5
4によって『あげる』の訳語を選択しようとする時の動
作を例として説明する。
【0029】先ず図7のステップS11で訳語選択部5
5、生成部56及び目標言語保持部57は、原言語A0
に対する訳語候補リストを提示する。利用者はこの訳語
候補リストを見て、所望の訳語AT を選択する。訳語選
択部55により訳語が選択されたのを検知すると、続い
てステップS13で対訳比較部59は例えば図9に示す
対訳履歴位置情報保持部58の対訳履歴に原言語A0
あるか否かを調べる。対訳履歴に原言語A0 が無ければ
ステップS17に進む。対訳履歴位置情報修正部60及
び対訳履歴位置情報追加部61は、ステップS17で対
訳履歴として原言語A0 に対する訳語AT を追加する。
そして当該言語に対する処理を終了する。以後は次の言
葉に対する処理に移行する。
【0030】一方、ステップS13で対訳履歴に原言語
0 があればステップS14に進み、対訳履歴の原言語
0 に対する訳語がAT か否かを調べる。原言語A0
対する訳語がAT でない場合にはステップS17に進
み、対訳履歴位置情報修正部60及び対訳履歴位置情報
追加部61は対訳履歴として原言語A0 に対する訳語A
T を追加する。
【0031】また、ステップS14で原言語A0 に対す
る訳語がAT である場合にはステップS15に進み、対
訳履歴位置情報修正部60及び対訳履歴位置情報追加部
61は対訳履歴のA0 に対する訳語をAT に置換する。
続いてステップS16で訳語置換部62は、目標言語文
保持部57の各文に対しA0 に対する訳語をAT に置換
する。そしてステップS17に進む。
【0032】以上の各処理を具体例に沿つて説明する。
例えば、まずステップS11で図8に67で示す様な
『あげる』に対する訳語候補リストが利用者に提示され
る。利用者はこの訳語候補リストを見て、第1文、第2
文では『あげる』の訳語としては66に二重下線で示す
“give”を選択してきたが、第3文中の『誕生日』
を見て『あげる』の訳語AT としてステップS12で
“present”を選択したとする。
【0033】ステップS13で『あげる』が図9の68
に具体的に示す様な対訳履歴位置情報にあることがわか
り、ステップS14で対訳履歴位置情報中では、『あげ
る』の訳語が“present”でないことがわかる。
そこで、ステップS15では、対訳履歴位置情報保持部
58の対訳履歴位置情報の“give”を“prese
nt”に置き換える。さらに、ステップS16で、図8
に示す66に表示されている翻訳結果の『あげる』の訳
語を“present”に置き換える。
【0034】ステップS17で直前の対訳を対訳履歴位
置情報に追加して、訳語選択が終了する。以上説明した
様に第4実施例によれば、訳語選択が行われた際に、以
前の訳語選択結果と直前の訳語選択結果との比較を行
い、変更があった場合には以前の訳語選択結果を直前の
訳語選択結果に自動的に置換して訳語の揺れがない一貫
した訳語を用いた翻訳結果を提供することができる。
【0035】(他の実施例)上述した第4実施例におい
ては、訳語の変更があった場合には無条件に以前の訳語
を新しい訳語に置き換えていたが、置き換える際に利用
者に問い合わせをして、利用者の指示を待って置き換え
る様にする等の置き換え制限をすることもできる。
【0036】また、第4実施例では置き換え可能な範囲
を表示画面内としているが、置き換えが可能な範囲を指
定できるようにしても良いことは勿論である。さらに、
置き換え可能なのはひとつのファイル内だけでなく、複
数のファイルにわたって置き換えの範囲を指定可能に制
御してもよい。ところで、前記第4実施例では、具体的
な例として動詞の訳語選択の例を取り上げた。これは、
動詞は同一文章内では同じ意味を同じ表現で表した方が
誤解が少なく、わかりやすいと考えられるからである。
しかし、例えば、接続詞は、同じ表現の繰り返しが好ま
れていない。そこで、このような場合にも対処するため
に、品詞毎に置き換えができるように指定可能にするこ
とにより、更に使い易い翻訳装置が提供できる。
【0037】また第4実施例では、対訳履歴位置情報の
具体例として図9に68で示す様な情報を用いたが、対
訳履歴を日本語見出しで分類したり、品詞毎に分類した
りできる。また、位置情報を文字数やバイト数や、さら
に座標として与えたりしても良い。さらに、上述した第
4実施例では同じ日本語の単語には唯一の訳語しか与え
られなかったが、対訳履歴位置情報に語義を付加するこ
とによって、同じ日本語の単語でも語義毎に訳語を統一
することができる。
【0038】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明は、システム或は装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることはいうまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、訳
語選択の際に翻訳している原言語文を強調して表示する
ことによって、利用者が必要としている情報がより見つ
け易くなり、利用者の手間が減少し、さらに、訳語選択
の誤選択の危険性が減り、質の高い翻訳が可能となる。
【0040】更に、本発明によれば、訳語選択の際に、
ふさわしいと考えている訳語が変わった場合でも、以前
の訳語選択にまでさかのぼって訳語を変更するので、一
貫した訳語を用いた翻訳が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の基本構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本実施例の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図3】本実施例における文表示部での表示例を示す図
である。
【図4】本発明に係る第2実施例における文表示部での
表示例を示す図である。
【図5】本発明に係る第3実施例における文表示部での
表示例を示す図である。
【図6】本発明に係る第4実施例の基本構成を示すブロ
ック図である。
【図7】第4実施例の動作手順を示すフローチヤートで
ある。
【図8】第4実施例における文表示部での表示例を示す
図である。
【図9】第4実施例における対訳履歴位置情報の一例を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 原言語文保持部 2 一文取り出し部 3 翻訳部 4 解析部 5 構造変換部 6 訳語選択部 7 生成部 8 目標言語文保持部 9 文表示部 10 表示データ加工部 11 目的言語文表示部 15 原言語文の表示例 16 文字の拡大による原言語文の強調表示例 17 訳語選択画面の一例 18 原言語文の表示例 19 フォント変更による原言語文の強調表示例 20 訳語選択画面の一例 21 原言語文の表示例 22 原言語文の相対的な強調表示例 51 原文保持部 52 解析部 53 翻訳部 54 構造変換部 55 訳語選択部 56 生成部 57 目標言語文保持部 58 対訳履歴位置情報保持部 59 対訳比較部 60 対訳履歴位置情報修正部 61 対訳履歴位置情報追加部 62 訳語置換部 63 文表示部 65 日本語(原言語)文の表示例 66 英語(目標言語)文の表示例 67 訳語選択画面の一例 68 対訳履歴位置情報の一例
フロントページの続き (72)発明者 野口 利之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 藤田 稔 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された原言語の文を目標言語に翻訳
    する翻訳装置であって、 原言語の文を保持する原言語文保持手段と、 翻訳された目標言語の文を保持する目標言語文保持手段
    と、 該原言語文保持手段に保持されている文を画面に表示す
    る原言語文表示手段と、 該目標言語文保持手段に保持されている文を画面に表示
    する目標原言語文表示手段と、 該言語文保持部から翻訳の対象とする文を一文取り出す
    一文取り出し手段と、 訳語選択の際に翻訳対象の文を強調するために表示デー
    タを加工する表示データ加工手段とを具備したことを特
    徴とする翻訳装置。
  2. 【請求項2】 前記表示データ加工手段は翻訳対象の文
    の文字の大きさを拡大し訳語選択の対象語句を反転する
    ように表示データを加工することを特徴とする請求項1
    記載の翻訳装置。
  3. 【請求項3】 前記表示データ加工手段は翻訳対象の文
    の文字フォントを変えて強調するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の機械翻訳装置。
  4. 【請求項4】 前記表示データ加工手段は翻訳対象の文
    以外の全ての文を弱めて表示するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の翻訳装置。
  5. 【請求項5】 前記表示データ加工手段は文字の大きさ
    を縮小するか、文字を記号に置き換えるか、文字列の上
    に横線でマスクをするかのいずれかの方法で翻訳対象の
    文以外の全ての文を弱めて表示することを特徴とする請
    求項4記載の翻訳装置。
  6. 【請求項6】 前記表示データ加工手段は翻訳する文を
    点滅表示するか、反転表示するか、点滅表示と反転表示
    とを組み合わせるかのいずれかの方法で翻訳対象の文を
    強調することを特徴とする請求項1記載の翻訳装置。
  7. 【請求項7】 前記表示データ加工手段は色彩の強弱に
    より翻訳対象の文を強調することを特徴とする請求項1
    記載の翻訳装置。
  8. 【請求項8】 入力された原言語の文を目標言語に翻訳
    する翻訳装置であって、 翻訳された目標言語の文を保持する目標言語文保持手段
    と、 利用者が選択した結果の対訳と位置情報とを保持する対
    訳履歴位置情報保持手段と、 訳語選択をした結果を位置情報と共に対訳履歴位置情報
    に追加する対訳履歴位置情報追加手段と、 該対訳履歴位置情報保持手段に保持されている対訳履歴
    位置情報と直前に選択された訳語とを比較する対訳比較
    手段と、 比較の結果、対訳が変わっていた場合に該対訳履歴位置
    情報を修正する対訳履歴位置情報修正手段と、 目標言語文保持手段に保持されている翻訳文中の訳語を
    直前に選択された訳語に置換する訳語置換手段と、 を具備したことを特徴とする翻訳装置。
  9. 【請求項9】 前記訳語置換手段は、訳語の変更があっ
    た場合に以前の訳語を変更後の訳語に置き換え可能なこ
    とを特徴とする請求項8記載の翻訳装置。
  10. 【請求項10】 前記訳語置換手段は、訳語に変更があ
    り置き換える際に置き換えの許可を求めることを特徴と
    する請求項8記載の翻訳装置。
  11. 【請求項11】 前記訳語置換手段は、置き換えが起こ
    る範囲を指定可能なことを特徴とする請求項10記載の
    翻訳装置。
  12. 【請求項12】 前記訳語置換手段は、置き換えの範囲
    を複数のファイルにわたって指定可能なことを特徴とす
    る請求項11記載の翻訳装置。
  13. 【請求項13】 前記訳語置換手段は、品詞毎に置き換
    えができるように指定可能なことを特徴とする請求項8
    記載の翻訳装置。
  14. 【請求項14】 対訳履歴位置情報保持手段は、対訳履
    歴を日本語見だしあるいは品詞毎に分類することを特徴
    とする請求項8記載の翻訳装置。
  15. 【請求項15】 対訳履歴位置情報保持手段は、位置情
    報を文字数かバイト数または座標として与えることを特
    徴とする請求項8記載の翻訳装置。
  16. 【請求項16】 対訳履歴位置情報保持手段は、対訳履
    歴位置情報に語義を付加して同じ単語に対して語義こと
    に訳語を統一することを特徴とする請求項8記載の翻訳
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8682642B2 (en) 2010-11-10 2014-03-25 Sharp Kabushiki Kaisha Translation display apparatus
JP2014534541A (ja) * 2011-11-25 2014-12-18 グーグル・インコーポレーテッド アプリケーションのローカリゼイションにおける翻訳支援の提供

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KR101875820B1 (ko) * 2011-11-25 2018-07-06 구글 엘엘씨 어플리케이션 로컬화에 있어서의 번역 지원 제공

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