JP3673104B2 - 情報表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は1次情報としてある言語で書かれた情報を,自動圧縮と翻訳により2次情報として圧縮情報と翻訳情報を表示する情報表示装置に関する。
【0002】
近年,外国語で書かれた情報をいち早く知るために,自動翻訳システムや,自動要約システム,更には外国語の情報を自国語により検索を行う多言語情報検索システム等が利用されるようになってきたが,これらのシステムにより出力される2次情報(翻訳された結果の情報や,要約された結果の情報,または検索された結果の情報等を表す)が,必ずしも利用者が希望する1次情報に対応したものではないため,その改善が望まれている。
【0003】
【従来の技術】
図28は従来例の説明図である。図28のA.は従来の自動要約システムを示し,▲1▼と▲2▼で示す2つの技術がある。▲1▼の場合,80は一つの外国語の自然言語(1次情報)を入力してその外国語による要約を生成する外国語用の自動要約システムである。81は自動要約システム80から出力された外国語の要約結果を日本語に翻訳する外国語から日本語への翻訳システムである。このようにして日本語の要約結果を得ることができる。次に▲2▼の場合,上記した外国語から日本語への翻訳システム81へ外国語の1次情報を入力すると,日本語の翻訳結果が出力されて符号82で表す要約システムへ入力される。要約システム82は日本語の情報を要約して日本語を出力する要約システムであり,外国語の1次情報の翻訳結果を入力として日本語の要約結果を生成する。
【0004】
次に図28のB.はインターネット上の文書を翻訳する翻訳システムの例である。83は翻訳システムであり,インターネット上で英語で書かれた文書を日本語に翻訳する。このような翻訳システム83は,翻訳結果である日本語のみを表示したり,日本語と英語を同時に表示することが,設定により選択することができる。
【0005】
図28のC.は,多言語情報検索の例であり,84は多言語情報検索システムである。このような多言語情報検索システムでは,1次情報が外国語の場合に,日本語によるキーワードを入力して検索することが可能であり,その検索結果を表示装置に表示する時,検索された外国語の1次情報の他にそれを日本語に翻訳した結果も同時に表示することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の技術によれば,例えば自動要約システムとインターネット上の文書を自動翻訳するシステムを組み合わせただけでは,通常,英語の情報が要約された英語文と日本語文を同時に表示するという設定になっており,英語を選択したとしても日本語を選択したとしても,英語・日本語が同時に表示されてしまい,設定が変更できないという問題があった。また,英語文を選択した時に,表示されたぺージが再び要約されることがあった。
【0007】
本発明は情報翻訳と情報圧縮の機構を備えた情報処理システムにおいて,圧縮結果を見て利用者が日本語を選択したら日本語で詳細な翻訳情報を表示し,外国語を選択したら外国語の原文を表示して,翻訳という作業を意識することなく必要な情報を必要な言語で表示することができる情報表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理構成を示す図である。図中,1は1次情報(ソース言語で書かれた原文)が格納された1次情報データベースであり,物理的に1つで構成される場合だけでなく複数個で構成されてもよい,更に一つの言語で書かれている場合が多いが,複数の言語で書かれていても良い。2はソース言語の1次情報が入力されるとこれを圧縮(要約を意味する)して要約結果を出力する情報圧縮部であり,この情報圧縮部2の機能として入力情報の先頭から一定行数の文書を抽出する機能や,HTML形式のファイルを入力としてそのリンク名やリスト構造のみを出力して情報を要約する情報圧縮機能を含む。3は入力されたある言語で書かれた情報を他の言語に翻訳する情報翻訳部であり,機械翻訳システムも含まれ,例えば英日翻訳システム,仏日翻訳システム,中日翻訳システム,独日翻訳システム等が全て備える場合もある。4は言語判定部であり,ユーザが選択した2次情報(圧縮結果の情報または翻訳結果の情報)の部分が何語で書かれているかを判定する手段であり,選択された部分が情報翻訳部3によって翻訳された結果か,1次情報を圧縮した結果かも判定する。5は情報圧縮部2の入力と出力の情報及び情報翻訳部3の入力と出力の情報を対応付けて記憶する対応記憶部,6は情報圧縮部2,情報翻訳部3,言語判定部4,対応記憶部5及び後述する表示部7のタイミングを含む制御動作を行う制御部,7は制御部6による圧縮された情報や,翻訳された情報の表示を行う表示部,8は入力部である。
【0009】
1次情報データベース1にはある言語(ソース言語という)で書かれて1次情報が格納されており,情報翻訳部3はソース言語の1次情報をターゲット言語(例えば日本語)に翻訳して翻訳情報を出力する。また,情報圧縮部2は,1次情報データベースのソース言語を要約してソース言語の要約情報を出力する。翻訳または要約の結果出力された情報を2次情報という。
【0010】
1次情報データベース1に英文(ソース言語)の情報が格納されていると,制御部6の制御により情報圧縮部2を駆動して1次情報の英文を要約し,英文の要約情報(2次情報)が出力されると,対応記憶部5に原文の1次情報と要約情報を対応付けて格納する。制御部6は次に圧縮情報を情報翻訳部3に渡して日本語をターゲット言語として翻訳を行い翻訳結果である2次情報(要約の日本語)を得て,対応記憶部5の上記1次情報と要約情報を対応付けて格納した部分に,更に要約情報の翻訳結果の情報を対応付けて格納する。制御部6は対応記憶部5から1次情報の要約情報とその翻訳情報(2次情報)を取り出して,表示部7に渡すと表示部7にそれらの要約情報とその翻訳情報が表示される。
【0011】
利用者がこの表示中の翻訳情報(2次情報)の一部を入力部8の操作により指示すると,指示された表示部分が何語で書かれているか言語判定部4で判定する。この判定で2次情報の言語が分かると,対応記憶部5から該当する言語の2次情報に対応する翻訳前の言語の文章(要約結果)が得られ,これと同時に要約前の1次情報の文章を対応記憶部5から得る。この1次情報の文章(利用者が選択した2次情報に相当する部分)のみを情報翻訳部3に渡して,その翻訳結果を制御部6は表示部7に表示する。
【0012】
本発明の表示装置は上記したような表示だけでなく情報圧縮部2,情報翻訳部3,対応記憶部5及び言語判定部4を用いた制御部6の制御により種々の表示を行うことができ,詳細は後述する各実施例について説明される。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は上記図1の基本構成の中の制御部の制御により様々な機能を実現することができ,それぞれの実施例1乃至8を以下に説明する。
【0014】
図2,図3は実施例1の制御フロー(その1),(その2)である。図4はこの実施例1で使用する1次情報と要約(圧縮)の具体例である。
【0015】
図4のA.は1次情報の例であり,英語とフランス語が混在しており,図4のB.はA.に示す1次情報(その一部)について要約(圧縮)した例である。この実施例1では,情報圧縮部3は,英文自動要約システムと仏文自動要約システムとして構成される。
【0016】
図2,図3の処理フローは,開始すると1次情報を自動要約し(図2のS1),対応記憶部(図1の5)に要約前の文章と要約後の文章との対応を書き込む(図2のS2)。図4のA.とB.に1次情報(英文と仏文の混合文)とその要約(英文へ要約)した具体例を示し,図5は図4の具体例についての対応記憶部に書き込まれた内容の例(一部)である。
【0017】
自動要約が終わると,制御部(図1の6)はその要約した英語情報(結果1という)を情報翻訳部(図1の3)に渡し,要約した英語情報の翻訳を実行させる(図2のS3)。この結果図6の2次情報の例に示すように,要約した英語情報を日本語へ翻訳した2次情報(結果2という)が得られる。
【0018】
次に,対応記憶部(図1の5)に翻訳前の文章と翻訳後の文章(結果2)を書き込む(図2のS4)。図7は翻訳対応情報の例であり,上記情報翻訳部により得られた2次情報(日本語)と元の1次情報の要約とを対応づけて対応記憶部(図1の5)に格納された状態を示す。次に制御部(図1の6)は対応記憶部から1次情報の要約(英語)を取得し,この要約と得られた2次情報(日本語)とを表示部7に渡し,表示部7は画面上に結果1(1次情報の要約)と結果2(2次情報)を表示する(図2のS5)。
【0019】
図8はこの1次情報と2次情報を表示した例であり,1次情報の英語の要約の下に2次情報である日本語が並べてユーザに見せている。
【0020】
ユーザがこの表示された結果1(1次情報の要約)と結果2(要約の翻訳結果を表す2次情報)を見て,入力部(図1の8)の一種であるマウス等のポインティングデバイスで画面上の結果1または結果2の特定部分を選択すると(図2のS6),結果1が選択されたか判定される(図3のS7)。結果1(1次情報の要約)が選択された場合は,対応記憶部から結果1に対応する要約前の文章の部分を検索し(図3のS8),検索により得られた要約前の文章を表示して(同S9),終了する。また,S7において,結果2が選択されたことが判別されると,結果2の言語を言語判定部(図1の4)で判別し(図3のS10),対応記憶部から結果2の言語に対応する翻訳前の文章(翻訳前の要約)を検索する(同S11)。次に検索した文章をキーとして,対応記憶部からそれに対応する要約前の文章を検索し(図3のS12),検索した文章の言語(これを言語1という)を判別し(同S13),検索した文章の言語1を,言語2に翻訳して(同S14),表示する(同S15)。
【0021】
上記の図2のS6及び図3のS7以降の処理の具体例を説明すると,上記した図8に表示された2次情報を見て,利用者が日本語の要約の部分,「段落Aはこの文書の最初の段落です」と書かれた部分を選択したとする。この時,制御部は利用者が選択した画面の部分が何語で書かれているか言語判定部により判定し,日本語であることが分かる。次に,対応記憶部のその日本語の部分に相当する英語文章との対応を,対応記憶部から取得する。
【0022】
この場合,“ Paragraph A is the first paragraph in the document."という英語の部分が対応していることが分かる。更に,その英語の部分が元の1次情報においてどういう文章だったかを,対応記憶部から検索し,“This is paragraph A. The main contents of this ...in the document." という1次情報を得る。こうして,もとの1次情報の中で利用者が選択した2次情報に相当する部分が分かる。次に,言語判定部によって判定された言語が日本語であるので,1次情報の中で利用者が選択した2次情報に相当する部分のみを情報翻訳部に渡す。その結果,それに相当する日本語が出力される。制御部は,その出力を表示部に渡す。
【0023】
図9はその具体例であり,選択された2次情報に相当する1次情報(原文の英文と仏文の混合文)を翻訳して日本語で表示した例である。
【0024】
図10は実施例2の処理フローである。この実施例2は,上記の実施例1(図2,図3)の処理フローにおいて,1次情報(外国語)が見出し(タイトル)を含む情報である場合に情報圧縮部が,その見出し(タイトル)を抽出することで要約機能を実現している例であり,図11,図12に具体例を示す。
【0025】
図11は複数文書の1次情報の例を示し,この例はHTML(Hyper Text Markup Langage)対応の文書であり,文書1に着目すると,この文書1を情報圧縮部(図1の2)に入力すると,情報圧縮部はこの文書の見出し(タイトル)として<TITLE >の項目を検出してその後の文章を抽出して2次情報として出力する機能を備え,この場合“This is TITLE.”を抽出して出力する。同様に図11の文書2を入力すると,見出しを表す出力として“Translation automatique ”を発生し,文書3についても同様の動作を行う。図12は図11に示す複数の文書の2次情報(見出し)を表示した例である。
【0026】
この実施例2の処理フローにおいて,制御部(図1の6)は情報圧縮部2に対し文書の見出し部分を抽出する処理を実行させる(図10のS1)。この処理では文書の<TITLE >と</TITLE>の間の文字列を抽出する。続いて,文書と抽出した見出しの対応を対応記憶部(図1の5)に書き込む(図10のS2)。続いて,まだ文書があるか判別し(図10のS3),他の文書がある場合は図10のS1に戻って同様の処理を繰り返し,残りの文書がなくなると次に自動翻訳を実行する(同S4)。この自動翻訳により,上記S1により抽出されて対応記憶部に書き込まれた各文書の見出し(外国語)が日本語に翻訳されて,図12に示すように,各文書の1次情報の要約情報(外国語の見出し)とその翻訳情報とが得られて表示することができる。この図10のS4の処理は,上記図2,図3に示す実施例1の処理フローのS3と同じであり,この後は図2,図3の処理フローのS4以下の処理と全く同じであるため図示及び説明を省略した。
【0027】
図13は実施例3の処理フローである。この実施例3では,上記図2,図3に示す実施例1において,1次情報を要約したもの(外国語)とそれを翻訳した2次情報とを左右に分けて並べて表示しており,図14は実施例3の表示例を示す。
【0028】
図14の表示例では,1次情報の要約と2次情報(要約の翻訳情報)がそれぞれの画面枠に入りきれないため,スクロールバーが設けられている。利用者が日本語で書かれた情報をもっと良く見たいと思ってスクロールバーを下に移動すると,表示部はそれを制御部に伝え,制御部は英語,フランス語で書かれた画面を常に日本語に対応する英語またはフランス語の部分が表示されるように表示部を制御する。
【0029】
図13の実施例3の処理フローは,上記図2に示す実施例1のステップS1〜S4(対応記憶部に要約した翻訳前の文章と翻訳後の文章を書き込む処理)に続いて実行され,結果1(翻訳前の文章)と結果2(翻訳後の文章)を別の画面に横に並べて表示する(図13のS5)。この状態は図14に示されている。次に画面の一方をスクロールしたか判別し(図13のS6),スクロールした場合は,スクロールした結果表示されている部分に対応するものを対応記憶部から取り出し(同S7),取り出したものと同じものがある所まで他方の画面を自動的にスクロールする(同S8)。このS8の後及び上記S6においてスクロールされない場合,ユーザが結果1または結果2の何れかを選択したか判別する(図13のS9)。何れも選択されないとS6に戻るが,選択が行われると,この後は上記実施例1(図2,図3)のステップS7に移行し,この後実施例1と同様の処理が実行される。
【0030】
図15はこの実施例3により日本語画面をスクロールした時の例であり,日本語で“フレンチ氏は言った”と書かれたところまで画面をスクロールした時の状態である。この時,他方の画面では,この日本語に対応する部分の英語“Mr.French said: ”が表示されている。これにより英語・フランス語で書かれた画面の方をスクロールしても,常に対応する日本語の部分が表示される。
【0031】
図16は実施例4の処理フローである。上記図2,図3に示す実施例1では1次情報の全体を要約してから翻訳処理を行ったが,この実施例4では要約文(圧縮文)が1つ出来るごとに制御部はそれを表示部に渡し,表示部はその要約文を表示し,次にその要約文とそれに対応する原文を対応記憶ファイルに書き込んでから要約文を情報翻訳部に渡して翻訳するようにする。翻訳結果は制御部により表示部に渡され,表示部はその翻訳結果を表示する。また,元の要約文とその翻訳が対応記憶部に書き込まれる。こうすることにより,表示している間に並行して翻訳処理を行うことができ,処理の高速化が図れる他,利用者が早く要約結果を見ることが可能になる。
【0032】
図16において,自動要約が実行されて一つの要約文が完成すると(図16のS1),対応記憶部に要約前の文章と要約後の文章との対応を書き込み(同S2),その要約後の文章(結果1)を表示して(同S30),ユーザが結果1を選択するか否か判別する(同S31)。S2に続いて一方では,その要約文について自動翻訳を行い(同S3),対応記憶部に翻訳前の文章と翻訳後の文章(結果2)の対応を書き込み(同S4),翻訳後の文章(結果2)を表示する(同S5)。この結果2の表示の後または上記S31において,ユーザが結果1を選択しない場合には,ユーザが結果1もしくは結果2を選択したか判別する(図16のS6)。結果1または結果2の何れかが選択されると,上記実施例1(図2,図3)と同様のS7の判別(結果1が選択されたかの判別)が行われ,選択された場合は上記S31における結果1が選択された場合と同様に,対応記憶部から結果1に対応する要約前の文章の部分を検索して表示する(図16のS8)。上記S7において,結果1が選択されない場合は,図3のS10へ移行する。
【0033】
図17は実施例5の処理フローである。上記図2,図3に示す実施例1ではユーザが“段落Aはこの文書の最初の段落です。”の部分(すなわち日本語で書かれている部分)を選択した時,1次情報でそこに対応する部分(英語)を日本語に翻訳して表示していた。しかし,翻訳の質がよくない時は,翻訳結果のみを表示しても効果的でない。そこで,この実施例5では,翻訳結果を表示した後に,その原文,つまり元の1次情報で対応する部分そのものを表示することで,ユーザは原文と翻訳結果とを見比べて(チェックして)その意味を正確に汲み取ることができるようにしたものである。
【0034】
図17の実施例5の処理フローでは,上記図2,図3の実施例1の処理フローのステップS1〜S12と同じ処理が行われる。そして,S12において検索した文章をキーとして対応記憶部からそれに対応する要約前の文章を検索する処理を実行した後,検索した文章の言語(言語1という)を判別する(図17のS13)のと同時に,検索結果(要約前の文章)を表示する(図17のS16)。また,上記S13の処理に続いて,検索した文章を言語1から言語2(日本語)に翻訳し(図17のS14),翻訳結果を表示する(同S15)。
【0035】
上記実施例5では,原文のどの文章と翻訳結果のどの文章が対応しているかが分かりずらいという問題があった。図18はこれを解決する表示方法であり,1行毎に交互に原文と翻訳文を表示した例を示し,原文と翻訳結果の対応が分かるように表示される。
【0036】
更に,翻訳の質が良くない場合,文の翻訳を表示するよりも原文と,原文の単語の訳語を表示した方が分かり易い場合がある。これを実現するための実施例6の処理フローを図19に示し,実施例6の表示例を図20に示す。
【0037】
この実施例6の処理フローは,ステップS13から図示しているが,これ以前は上記実施例1(図2,図3)のS12までと同じである。図19において,検索した文章の言語を判別し,これを言語1とする(図19のS13)。次に判別された文章の言語1の単語を言語2(日本語)に翻訳し(図19のS14),対応記憶部に翻訳前の単語とその単語を翻訳した単語の対応を書き込む(同S15)。続いて,原文を表示し,同時に原文の単語の直下にその単語を翻訳した単語を表示して(図19のS16),終了する。
【0038】
図20は実施例6による原文の単語翻訳の例であり,原文の単語を情報翻訳部により辞書引きし,その結果をそれぞれの下部に表示するようにしたものである。
【0039】
図21は実施例7の処理フローである。この実施例7では,上記実施例1の処理フローのS5において,『結果1,結果2を並べて表示』を『結果1,結果2を並べて表示=2次情報画面』に変更し,実施例5の処理フローを図21に示すように変更したものである。すなわち,この実施例7では,原文の単語を情報翻訳部により辞書引きし,その結果をそれぞれの下部に表示するようにしたものである。具体的には,図21のS12において検索した文章をキーとして対応記憶部からそれに対応する要約前の文章を検索する処理を実行した後,検索した文章の言語(言語1という)を判別し(図21のS13),これと同時に,上記S5において表示した2次情報画面を表示したまま,他の画面に検索結果(要約前の文章)を表示する(図21のS16)。また,上記S13の処理に続いて,検索した文章を言語1から言語2(日本語)に翻訳し(図21のS14),2次情報画面は表示したまま,他の画面に翻訳結果を表示する(同S15)。
【0040】
図22は実施例7による表示例である。図22のA.は選択された2次情報に相当する1次情報を原文と翻訳で別々の画面に表示した例である。これは,上記図8において,“段落Aはこの文書の最初の段落です。”という2次情報(図22のA.のa)を選択した場合に表示部にこれに相当する1次情報(図22のA.のb)とその翻訳(図22のA.のc)を別々に表示した例である。A.の場合は表示された原文と訳文が必ずしも同じ高さに表示されないが,図22のB.は,2次情報(図22のB.のa)とその原文(図22のB.のb)と訳文(図22のB.のc)を同じ水平位置(高さ)に表示することにより,利用者にとって対応が分かり易くなる。
【0041】
図23,図24は2次情報を選択した時の1次情報の表示方法(その1,その2)を示す。
【0042】
上記図22の表示において,2次情報を選択する度に違う画面が順次増加する形で表示されると,図23のA.に示すように2次情報の中の各部分に対応した1次情報を表す画面が多数表示されてしまい,対応関係が分かりにくくなる。これを解決するために,図23のB.及び図24のC.,D.に示す方法により選択した2次情報に対応する1次情報の部分だけを表示部に表示することができる。図23のB.は2次情報に対応する1次情報を横位置に配置した例であり,図24のC.は2次情報の中の選択した情報の水平位置に合わせて対応する1次情報を表示した例である。更に,図24のD.は選択した2次情報の直下に1次情報を挿入して表示した例である。これら図23のB.及び図24のC.,D.に示す表示を行うことにより,現在表示されている1次情報が,どの2次情報を選択することにより表示されたのかが明確となり,画面も見やすくなる。
【0043】
図25は多言語情報検索の構成を示す。この構成は上記図1に示す基本構成に対して,一部の構成が付加されている点を除いて同じである。すなわち,図25において,1〜8は上記図1の同じ符号の各部と同じであり説明を省略する。9は多言語情報検索に対応して設けられた検索エンジンであり,検索キータームを入力として1次情報のデータベース1を検索してその結果を出力する機能を備える。なお,この図25において情報圧縮部2は1次情報のデータのタイトルを取り出す機能を備える。
【0044】
図25の多言語情報検索の構成において,検索者が「ソフト」に関して検索したい場合,日本語で「ソフト」と入力して検索を開始する。制御部6は「ソフト」を情報翻訳部3に英語とフランス語に翻訳するように制御する。情報翻訳部3が「ソフト」を英語に翻訳すると“softball”,“software”が変換される。また,情報翻訳部3が「ソフト」をフランス語に翻訳すると“logiciel”に変換される。制御部は,これらの英語,フランス語をキータームとして検索エンジン9に渡すと,1次情報のデータベース1が検索される。
【0045】
この時,情報圧縮部2によって文書が要約され,要約前の文書と要約後の文書の内容の対応を対応記憶部5に書き込む。図26は日本語でキータームを入れた時の検索結果の例であり,キータームとして「ソフト」を入力した時の例であり先頭の「AAA」がフランス語のキータームで検索された文書の要約であり,次の「XXX」と「FFF」の2つが英語のキータームで検索された文書の要約である。要約された文書が情報翻訳部3により翻訳され,翻訳の対応を対応記憶部5に書き込む。図27は多言語検索結果の表示例であり,上記図26に示す英語とフランス語の検索結果についてそれぞれ翻訳した文章が直下に並べて表示される。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば外国語の1次情報について自動圧縮(要約)を行い,更に圧縮した文書を翻訳して2次情報を発生した場合に,2次情報から元の1次情報や,1次情報の翻訳情報を翻訳を意識することなく表示させることができる。また,圧縮した文書の一部を選択してその部分に対応する元の1次情報の文章を関係が明確になるように表示したりその翻訳を表示することを可能とする。
【0047】
更に,多言語検索において検索された1次情報や,その圧縮(要約)情報または圧縮情報の翻訳の表示についても同様に選択して表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示す図である。
【図2】実施例1の制御フロー(その1)を示す図である。
【図3】実施例1の制御フロー(その2)を示す図である。
【図4】実施例1で使用する1次情報と要約(圧縮)の具体例を示す図である。
【図5】図4の具体例についての対応記憶部に書き込まれた内容の例を示す図である。
【図6】2次情報の例を示す図である。
【図7】翻訳対応情報の例を示す図である。
【図8】1次情報と2次情報を表示した例を示す図である。
【図9】選択された2次情報に相当する1次情報を翻訳して日本語で表示した例を示す図である。
【図10】実施例2の処理フローを示す図である。
【図11】複数文書の1次情報の例を示す図である。
【図12】図11に示す複数の文書の2次情報(見出し)を表示した例を示す図である。
【図13】実施例3の処理フローである。
【図14】実施例3の表示例を示す図である。
【図15】実施例3により日本語画面をスクロールした時の例を示す図である。
【図16】実施例4の処理フローを示す図である。
【図17】実施例5の処理フローを示す図である。
【図18】1行毎に交互に原文と翻訳文を表示した例を示す図である。
【図19】実施例6の処理フローを示す図である。
【図20】実施例6の表示例を示す図である。
【図21】実施例7の処理フローを示す図である。
【図22】実施例7による表示例を示す図である。
【図23】2次情報を選択した時の1次情報の表示方法(その1)を示す図である。
【図24】2次情報を選択した時の1次情報の表示方法(その2)を示す図である。
【図25】多言語情報検索の構成を示す図である。
【図26】日本語でキータームを入れた時の検索結果の例を示す図である。
【図27】多言語検索結果の表示例を示す図である。
【図28】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 1次情報データベース
2 情報圧縮部
3 情報翻訳部
4 言語判定部
5 対応記憶部
6 制御部
7 表示部
8 入力部
Claims (7)
- 任意の言語で書かれた原文を格納した1次情報データベースと,原文を要約して要約文として出力する情報圧縮部と,該要約文を翻訳して翻訳要約文として出力する情報翻訳部と,入力部と,表示部と,言語判定部およびこれら各部の制御を行う制御部とを備える情報表示装置において,
前記制御部は,前記情報圧縮部が原文を要約して要約文を出力し,前記情報翻訳部が該要約文を翻訳要約文に翻訳し,前記表示部が該要約文と該翻訳要約文とを対応付けて表示し,更に,
前記入力部において前記表示部に表示された該翻訳要約文の特定部分が選択されると,前記言語判定部が該特定部分の言語を判定し,前記情報翻訳部が該特定部分に対応する原文を判定された言語である翻訳文に翻訳し,前記表示部が該翻訳文を表示するように,制御することを特徴とする情報表示装置。 - 請求項1において,
前記制御部は,前記入力部において前記表示部に表示された前記要約文の特定部分が選択されると,前記表示部が該特定部分に対応する原文を表示するように,制御することを特徴とする情報表示装置。 - 請求項1または2の何れかにおいて,
前記制御部は,前記情報圧縮部が前記原文の見出しを抽出し,前記情報翻訳部が該見出しを翻訳見出しに翻訳し,前記表示部が該見出しと該翻訳見出しとを対応付けて表示するように,制御することを特徴とする情報表示装置。 - 請求項1乃至3の何れかにおいて,
前記制御部は,前記表示部が前記要約文と前記翻訳要約文とを画面上の一定領域に並べて表示し,更に,前記表示部が前記入力部において該要約文または該翻訳要約文の一方がスクロールされるとスクロールされた方の表示位置に対応した位置まで他方をスクロールして表示するように制御することを特徴とする情報表示装置。 - 請求項1乃至4の何れかにおいて,
前記制御部は,前記情報圧縮部が原文を要約して要約文を1つ出力する毎に,前記情報翻訳部が該要約文を翻訳要約文に翻訳し前記表示部が該要約文と該翻訳要約文とを対応付けて表示するように,制御することを特徴とする情報表示装置。 - 請求項1乃至5の何れかにおいて,
前記制御部は,前記表示部が前記要約文と前記翻訳要約文とを1行毎に交互に表示するように,制御することを特徴とする情報表示装置。 - 請求項1乃至6の何れかにおいて,
前記制御部は,前記表示部が前記原文の単語の直下に前記翻訳要約文の単語を表示部に表示するように,制御することを特徴とする情報表示装置。
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