JPH0718046A - ポリウレタン水性分散液 - Google Patents

ポリウレタン水性分散液

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JPH0718046A
JPH0718046A JP6139078A JP13907894A JPH0718046A JP H0718046 A JPH0718046 A JP H0718046A JP 6139078 A JP6139078 A JP 6139078A JP 13907894 A JP13907894 A JP 13907894A JP H0718046 A JPH0718046 A JP H0718046A
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acid
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JP6139078A
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Gerhard Auchter
アウホター ゲルハルト
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リヒト ウルリケ
Karl Dr Haeberle
ヘーベルレ カール
Angelika Funhoff
フンホフ アンゲリカ
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    • C09D175/00Coating compositions based on polyureas or polyurethanes; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D175/04Polyurethanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分散ポリウレタンの分散がポリウレタンに存
在する陰電荷によって安定化されているにもかかわら
ず、流れ抵抗および動的粘度が低いポリウレタン水性分
散液。 【構成】 分散媒のpH≧6で、陰イオンによって安定
化された分散ポリウレタンならびに、流れ抵抗の減少を
目的とする、酸基を有するポリマーを含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、 A) 主成分として、水性媒体中に分散されかつ、水性
分散媒のpH≧6で負に帯電した基を有する少なくとも
1種のポリウレタン(成分A)ならびに B) a) ブレンステッド型の少なくとも1種の酸基
を有する少なくとも1種の不飽和モノマー25〜100
重量%(モノマーBa)および b) ラジカル共重合することができる1種もしくはそ
れ以上のモノマー0〜75重量%(モノマーBb) を重合された形で含有する少なくとも1種のポリマー
(成分B)の、成分Aに対する有効量を含有し、但し、
成分Bは相対的数平均分子量1000〜50000を有
し、成分Bは、25℃で水に添加された場合にブレンス
テッド酸として挙動し、かつポリウレタン水性分散液の
水性分散媒は、25℃でpH≧6を有する、ポリウレタ
ン水性分散液に関する。
【0002】成分Bの相対的数平均分子量Mnは、有利
に2000〜20000、殊に2000〜10000で
ある。他の有利な成分Bは、Mnに対する相対的重量平
均分子量Mwの比、即ちMw/Mnは、1.5〜3.5で
ある。本明細書の場合には、成分Bの記載された分子量
は、ゲル透過クロマトグラフィーによって測定されたも
のである。
【0003】
【従来の技術】ポリウレタン水性分散液は、公知であ
る。該ポリウレタン水性分散液は、例えば仕上材料、結
合剤または接着剤として使用される。通常、該ポリウレ
タン水性分散液は、イオン電荷によって分散状態で維持
されている、即ち、ポリウレタン自体は陽もしくは陰の
電荷を帯びており、かつ同じ符号の電荷の反発作用が分
散液の凝固を防止する。当然のことながら外部分散剤、
例えば保護コロイドおよび/または乳化剤は、上記の内
部分散剤に添加された形で存在していてもよい。しかし
ながら、該外部分散剤の存在は、重要ではなく(例えば
ドイツ連邦共和国特許出願公開第39 03 538号明
細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第1995 74
5号明細書およびドイツ連邦共和国特許出願公開第40
24 567号明細書を参照のこと)、かつ有利ではな
い。しかしながら、内部電荷によって安定化されたこの
ようなポリウレタン水性分散液の欠点は、該ポリウレタ
ン水性分散液が、同じ符号の電荷の相互作用のために、
高い動的粘度および高い流れ抵抗を有していることであ
る(例えば先願のドイツ連邦共和国特許出願公開第41
37 661号明細書を参照のこと)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、一方
で分散ポリウレタンの分布がポリウレタンに存在する陰
電荷によって安定化されているが、しかし、他方では減
少された流れ抵抗およびより低い動的粘度を本質的に変
わらない性能特性とともに有しているポリウレタン水性
分散液を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題が冒頭で定義さ
れたポリウレタン水性分散液によって解決することが、
見出された。
【0006】
【作用】動的粘度に関する成分Bの作用は、意外なこと
であるが、しかし、特に、水性媒体中で高いpHを有す
る酸官能基を有するモノマーを大量に重合単位として含
有するポリマーが増粘作用を有する、即ち、流れ抵抗を
増大させることは公知である(例えばUllmanns Encyklo
paedie der technischen Chemie、第4版、Verlag Chem
ie(Weinheim)、第19巻(1980)、5頁、および第
22巻(1982)、586頁および587頁ならびに
ドイツ連邦共和国特許出願公開第24 01 163号明
細書および国際特許出願 WO 88/08858を参
照のこと)。明らかに、成分Bの制限された平均分子量
は、該成分の新規の作用にとって重要である。
【0007】注目すべきことに、成分Bの存在は、ポリ
ウレタン水性分散液の動的粘度を(剪断勾配と無関係
に)減少させるばかりではなく、同時に該ポリウレタン
水性分散液の構造粘性挙動への傾向を減少させ、即ち、
動的粘度が剪断応力に無関係であるニュートン性挙動へ
の傾向が、増大する。
【0008】新規のポリウレタン水性分散液は、分散液
の分散ポリウレタン含量が分散液に対して20〜80重
量%、特に40〜60重量%である場合に、本発明によ
れば有利である分散液の特性を特に著しく示す。
【0009】さらに、25℃での該ポリウレタン水性分
散液の水性分散媒のpHは、有利に6〜11、特に7〜
9である。
【0010】通常、成分Aは本質的に、 a) 算術平均NCO官能価1.9〜2.3を有する、
有機ジイソシアネート少なくとも1種または有機イソシ
アネートの混合物少なくとも1種(モノマーAa)、 b) 陰イオン基少なくとも1種を有しかつアルコール
類のOH基もしくはチオール類のSH基もしくは
【0011】
【化1】
【0012】またはこれら基の混合物少なくとも1種を
有する化合物少なくとも1種(モノマーAb)、 c) モノマーAbと異なりかつ相対的数平均分子量>
500〜5000を有する二価アルコール少なくとも1
種または、混合物がアルコール類のOH基を基礎として
算術平均官能価1.5〜2.5を有しかつ相対的数平均
分子量>500〜5000を有する、モノマーAbと異
なるアルコールの混合物少なくとも1種(モノマーA
c)ならびに場合によっては、 d) モノマーAbと異なり、アルコール類のOH基も
しくはチオール類のSH基もしくは
【0013】
【化2】
【0014】からなる量からの2つの官能基を有し、か
つ相対的数平均分子量60〜500を有する1種もしく
はそれ以上の化合物または、場合によっては、混合物
が、アルコール類のOH基、チオール類のSH基および
【0015】
【化3】
【0016】からなる量からの官能基を基礎として算術
平均官能価1.5〜2.5を有しかつ数平均分子量60
〜500を有する、モノマーAbと異なる化合物の混合
物(モノマーAd)を含有する。
【0017】成分Aは有利に、もっぱらモノマーAa〜
Adからなる。特に適当なモノマーAaは、脂肪族、脂
環式、芳香脂肪族および芳香族のジイソシアネート、例
えばテトラメチレン ジイソシアネート、ヘキサメチレ
ン ジイソシアネート、ドデカメチレン ジイソシアネー
ト、トリメチルヘキサメチレン ジイソシアネート、例
えば2,2,4−トリメチルヘキサメチレン ジイソシ
アネートおよび2,4,4−トリメチルヘキサメチレン
ジイソシアネート、シクロヘキシル ジイソシアネー
ト、例えば1,4−ジイソシアナートシクロヘキサン、
メチルシクロヘキシル ジイソシアネート、1−イソシ
アナート−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナー
トメチルシクロヘキサン (イソホロン ジイソシアネー
ト)、4,4′−ジイソシアナートジフェニルメタン、
2,4−ジイソシアナートトルエンおよび2,6−ジイ
ソシアナートトルエン、4,4′−ジ−(イソシアナー
トシクロヘキシル)メタン、テトラメチルキシレン ジ
イソシアネート、1,4−ジイソシアナートベンゼン、
p−キシレン ジイソシアネート、イソプロペニルジメ
チルトルイレン ジイソシアネートおよびテトラメチル
キシレン ジイソシアネートならびに、これら化合物か
ら誘導されかつカルボジイミド基、アロファネート基、
イソシアヌレート基、ウレタン基もしくはビウレット基
を有するポリイソシアネートである。他の適当なモノマ
ーAaは、モノイソシアネート、例えばフェニル イソ
シアネート、シクロヘキシル イソシアネートまたはn
−ドデシル イソシアネートである。モノイソシアネー
トは通常、分子量調整にとっては少量でのみ存在する。
有利に使用されるモノマーAaは、一般式X(NCO)
2〔式中、Xは炭素原子4〜12個を有する脂肪族炭化
水素基または炭素原子6〜15個を有する脂環式もしく
は芳香族炭化水素基を表わす〕で示される化合物であ
る。当然のことながら、モノマーAaの混合物を使用す
ることもできる。脂肪族もしくは脂環式ジイソシアネー
トと芳香族ジイソシアネートのモル比1:4〜5:1の
混合物は、特に適当であることが判明している。
【0018】モノイソシアネートがモノマーAaとして
存在する場合には、該モノイソシアネートの量は有利
に、使用されるモノマーAaの全体量の範囲内のイソシ
アネート基の全体量に対して10モル%以下のイソシア
ネート基を該モノイソシアネートが分担する程度であ
る。モノマーAaは、有利に平均NCO官能価2を有す
る。もっぱらジイソシアネートからなるモノマー混合物
Aaは、特に有利である。
【0019】モノマーAbの陰イオン基とは、そのまま
かもしくは、例えば中和による改質後に、完全もしくは
部分的にイオン化された形で水性媒体中に存在する陰イ
オン基のことであり、この場合、陰電荷は、イソシアネ
ート基と反応する1種もしくはそれ以上のアルコール類
のOH基、チオール類のSH基および/または
【0020】
【化4】
【0021】を有するモノマーAbの残りに残留してい
る。
【0022】アルコール類の−OH基およびチオール類
の−SH基は、陰イオン基の定義から除外されるべきで
ある。陰イオン基の例は、酸官能基、例えば塩基を用い
た中和によって付加的に改質することができるカルボキ
シル基、スルホ基もしくはホスホニル基である。無機も
しくは有機の塩基、例えばアルカリ金属水酸化物、アル
カリ金属炭酸塩、アルカリ金属重炭酸塩、アンモニアま
たは1級アミン、2級アミンおよび特に3級アミン、例
えばトリエチルアミン、ジメチルアミノエタノールもし
くはジメチルアミノプロパノールは、中和による陰イオ
ン基の改質に適当である。
【0023】特に適当なモノマーAbは、例えば脂肪
族、脂環式もしくは芳香族のモノ−もしくはジヒドロキ
シカルボン酸である。米国特許第3 412 054号明
細書にも記載されている、特に炭素原子3〜10個を有
するジヒドロキシアルカンカルボン酸は、有利である。
一般式:
【0024】
【化5】
【0025】〔式中、R1は水素原子または、炭素原子
1〜4個を有するアルキル基を表わし、R2およびR3
それぞれC1〜C4−アルキレン基を表わす〕で示される
化合物は、特に有利である。この例は、2,2−ジエチ
ロールプロピオン酸である。ジアミノスルホン酸、例え
ばN−(2−アミノエチル)−2−アミノエタンスルホ
ン酸、ジヒドロキシホスホネート、例えばエチル 2,
3−ジヒドロキシプロパンホスホネート、または相応す
る未エステル化ホスホン酸、ジヒドロキシスルホン酸、
ジアミノカルボン酸、例えばリシンもしくはβ−アラニ
ン、N−(2−アミノエチル)−2−アミノエタンカル
ボン酸および、ドイツ連邦共和国特許出願公開第20
34 479号明細書に記載されている、芳香族ジ1級
ジアミンとα,β−モノエチレン性不飽和カルボン酸も
しくはその塩との付加物、例えばエチレンジアミンとア
クリル酸のナトリウム塩との付加物もまた特筆に値す
る。
【0026】陰イオン基の中和は、イソシアネート重付
加反応前に実施することもできるし、その反応中に実施
することもできるし、もしくは有利にその反応後に実施
することもできる。
【0027】イソシアネートと反応するモノマーAbの
これら官能基についての算術平均官能価は通常、1.5
〜2.5である。
【0028】通常、混合されたモノマーAb/モノマー
Aaについての、NCOの当量に対する
【0029】
【化6】
【0030】の当量の比は、0.03〜0.5、特に
0.05〜0.4である。ポリウレタン1gにつき、混
合されるモノマーAbの陰イオン基0.05〜2mモ
ル、特に0.1〜0.5mモルが、新規のポリウレタン
水性分散液中にイオン化された形で存在する場合には、
良好な分散作用が得られる。
【0031】特に適当なモノマーAcは、公知の、ヒド
ロキシル基少なくとも2個を有する、ポリエステル、ポ
リエーテル、ポリチオエーテル、ポリアセトン、ポリア
セタール、ポリカルボネートおよびポリエステルアミド
である。有利なモノマーAcは、相対的分子量750〜
3000を有するモノマーAcである。ジオールも、モ
ノマーAcとして有利である。
【0032】適当なポリエステルポリオールは特に、自
体公知である、多価アルコールと多塩基カルボン酸の反
応生成物であり、この場合、アルコール成分は過剰量で
使用されている。多塩基カルボン酸は、脂肪族、脂環
式、芳香族、複素環式もしくはエチレン性不飽和であっ
てもよく、かつ置換基としてハロゲン原子を有していて
もよい。
【0033】多塩基カルボン酸の代りに該カルボン酸の
無水物も、エステル化することができる。適当な出発多
塩基性カルボン酸の例は、琥珀酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、フタル酸、イソフタル酸、トリメリット酸、無水
フタル酸、テトラヒドロフタル酸無水物、ヘキサヒドロ
フタル酸無水物、テトラクロロフタル酸無水物、エンド
メチレンテトラヒドロフタル酸無水物、グルタル酸無水
物、マレイン酸、無水マレイン酸およびフマル酸であ
る。過剰量で使用すべき多価アルコールの例は、1,2
−エタンジオール、1,2−プロパンジオール、1,3
−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3
−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,4−
ブテンジオール、1,4−ブチンジオール、1,5−ペ
ンタンジオールおよびその位置異性体、1,6−ヘキサ
ンジオール、1,8−オクタンジオール、1,4−ビス
ヒドロキシメチルシクロヘキサン、2,2−ビス−(4
−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン、2−メチル−
1,3−プロパンジオール、グリセロール、トリメチロ
ールプロパン、トリメチロールエタン、1,2,6−ヘ
キサントリオール、1,2,4−ブタントリオール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラ
エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ジブチ
レングリコールおよびポリブチレングリコールである。
ジオールとジカルボン酸から得られたポリエステルポリ
オールは、有利である。
【0034】他の適当なポリエステルポリオールは、ラ
クトンもしくはラクトン混合物と、開始剤分子として使
用される二価アルコールとの付加物である。有利なラク
トンの例は、ε−カプロラクトン、β−プロピオラクト
ン、γ−ブチロラクトンおよびメチル−ε−カプロラク
トンである。特に適当な開始剤分子は、ポリエステルポ
リオールのための成分として既述の低分子量二価アルコ
ールである。
【0035】低分子量のポリエステルジオールもしくは
ポリエーテルジオールは、ラクトン付加物を製造するた
めの開始剤として使用することもできる。ヒドロキシカ
ルボン酸のポリエステルは、当然のことながらモノマー
Acとしても適当である。例えばホスゲンもしくは炭酸
ジフェニルと、過剰量での、ポリエステルポリオールの
ための成分として記載された低分子量二価アルコールと
から得ることができるポリカルボネートは、ポリエステ
ルとして適当である他のモノマーAcである。ポリエー
テルポリオールとして有効である適当なモノマーAcは
有利に、例えば、酸化エチレン、酸化プロピレン、酸化
ブチレン、テトラヒドロフラン、酸化スチレンまたはエ
ピクロロヒドリンをそれ自体同士もしくは相互に三フッ
化硼素触媒によって結合することによってか、あるいは
個々のこれら化合物もしくはその混合物と、反応性水素
原子を有する開始剤成分、例えば水、多価アルコールま
たはアミン、例えば1,2−エタンジオール、1,3−
プロパンジオール、1,2−もしくは2,2−ビス−
(4−ヒドロキシフェニル)−プロパンまたはアニリン
とを付加反応させることによって得ることができるポリ
エーテルジオールである。ポリエーテル−1,3−ジオ
ール、例えば、OH基でアルコキシル化されておりかつ
酸化アルキレン鎖が炭素原子1〜18個を有するアルキ
ル基で終わっているトリメチロールプロパンもまた、有
利に使用されるモノマーAcである。一価アルコールは
有利に、モノマーAcとして少量でのみ使用される。原
理的に、多価アルコールに関連して記載された化合物と
同じ種類の化合物は、適当である。
【0036】適当なモノマーAdには、ポリエステルポ
リオールAcのための成分として記載された低分子量の
ポリオールおよび多価アルコール、例えばペンタエリト
リトールまたはソルビトールが含まれる。線状1−ω−
ジヒドロキシアルカン、例えば1,3−プロパンジオー
ル、1,4−ブタンジオールおよび1,6−ヘキサンジ
オールは、有利である。モノマーAcの場合と同様に、
この場合にもまたジオールは、有利である。他の適当な
モノマーAdは、ポリアミン(有利にジアミン)、例え
ば1,2−ジアミノエタン、1,6−ジアミノヘキサ
ン、ピペラジン、2,5−ジメチルピペラジン、1−ア
ミノ−3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシク
ロヘキサン(イソホロンジアミン)、4,4′−ジ−
(アミノシクロヘキシル)−メタン、1,4−ジアミノ
シクロヘキサン、1,2−ジアミノプロパンおよび1,
3−ジアミノプロパン、ヒドラジン、ヒドラジン水和
物、トリアミン、例えばジエチレントリアミン、または
テトラミン、例えばN,N′−ビス−(3−アミノプロ
ピル)−1,4−ジアミノブタンである。しかしなが
ら、他の適当なモノマーAdは、ドイツ連邦共和国特許
第27 25 589号明細書に記載されたケチミン、ド
イツ連邦共和国特許第28 11 148号明細書および
米国特許第4 269 748号明細書に記載されたケタ
ジン、米国特許第4292 226号明細書に記載されたア
ミン塩またはドイツ連邦共和国特許第27 32 131
号明細書および米国特許第4 192 937号明細書に
記載されたオキサゾリジンである。これらは、相応する
ポリアミンが水の存在下で中間体として遊離しているマ
スキングされたポリアミンである。アミノアルコール、
例えばエタノールアミン、イソプロパノールアミン、メ
チルエタノールアミンおよびアミノエトキシエタノール
もまた、適当なモノマーAdである。
【0037】ポリウレタンAの製造に適当であるモノマ
ーAa〜Adのさらなる例は、例えば、High Polymer
s、第XVI巻、Polyurethanes, Chemistry and Technolog
y、Interscience Publishers, New York、第I巻、196
2、32〜42頁および44〜54頁、および第II巻、1964、5〜
6頁および198〜199頁に記載されている。H2Oを用いた
連鎖延長もまた可能である。
【0038】モノマーAcおよびAdの量は有利に、イ
ソシアネート基と反応する、該モノマーAcおよびAd
のアルコール類のOH基、チオール類のSH基および/
または
【0039】
【化7】
【0040】のモル比(Ad:Ac)が0〜10、特に
1〜5である程度である。
【0041】通常、モノマーAb〜Adの量は有利に、
イソシアネート基と反応するアルコール類のOH基、チ
オール類のSH基および/または
【0042】
【化8】
【0043】の合計(これらのなかではアルコール類の
OH基および
【0044】
【化9】
【0045】が有利である)が、イソシアネート基1個
に対して0.9〜1.3、特に0.95〜1.1個とな
る程度に選択される。イソシアネート基と反応する官能
基の数は殊に有利に、イソシアネート基の数に相応す
る。
【0046】通常、DMF中で不溶性であるものは別と
して、新規のポリウレタン水性分散液中に存在するポリ
ウレタンは、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)
中でK値20〜80を有する。K値は、25℃でDIN
53 726と同様にして測定された相対粘度数であ
る。このK値は、純粋DMFの流れ速度に対する、DM
F中のポリウレタンの1重量%濃度の溶液の流れ速度を
表わしており、かつポリウレタンの平均分子量を特性づ
けている。
【0047】ここでも繰り返し述べるが、ポリウレタン
Aを分散させるために外部分散剤、例えば非イオン性乳
化剤、例えば相対的分子量500〜10000、特に1
000〜5000を有するポリエーテルアルコールが存
在していてもよい。しかしながら、ポリウレタンの内部
陰電荷のため、外部分散剤の存在は重要ではない。
【0048】ポリウレタンAを得るために、モノマーA
a〜Adは、ドイツ連邦共和国特許出願公開第34 3
7 918号明細書にも記載されている公知の方法で、
水と混合可能な低沸点溶剤中で実施することもできる
し、溶剤なしで実施することもできる。
【0049】使用される溶剤は、イソシアネート基と反
応しないいずれの溶剤であってもよい。水と著しく良好
に混合可能である溶剤、例えばテトラヒドロフラン、メ
チルエチルケトン、N−メチルピロリドンおよび特にア
セトンは、特に有利である。水と混合可能な高沸点溶
剤、例えばN−メチルピロリドンまたはジメチルホルム
アミドは、比較的有利ではない。水と混合不可能な溶
剤、例えばトルエンまたはキシレンは、溶剤混合物中に
少量で存在していてもよい。溶剤の沸点は、有利に10
0℃未満である。
【0050】反応温度は20〜160℃、特に50〜1
20℃である。通常、反応時間は、2〜10時間であ
る。
【0051】反応は、反応混合物に対して通常10〜1
000ppmの量の常用の触媒物質、例えばジブチル錫
ジラウレート、錫(II)オクトエートまたは1,4
−ジアザビシクロ[2.2.2]−オクタンの存在によ
って促進することができる。
【0052】さらに、希釈を水と混合可能な溶剤を用い
て行なうことができ、モノマーAbの陰イオン基を中和
によってイオン化することができ、かつ水を添加するこ
とができる。
【0053】さらに、存在するどの有機溶剤も通常、蒸
留によって所望の程度に、通常完全に除去され、かつ、
この理由から、沸点が水の沸点より低い溶剤が有利であ
る。
【0054】水の添加量は通常、ポリウレタン水性分散
液の所望の固体含量が得られる程度である。
【0055】しかしながらポリウレタンAは、まず有機
溶剤中でポリウレタンプレポリマーを得ることによって
得ることもできる。通常、プレポリマーの製造は、モノ
マーAa、AbおよびAcならびに数種もしくは全ての
モノマーAdを相互に反応させることによって行なわれ
る。さらに、イソシアネート基をなお有しているポリウ
レタンプレポリマーを含有する反応混合物は、水の添加
によって分散される。さらに、特に残りのモノマーAd
とのさらなる反応は、実施することができる。さらに有
機溶剤は、上記のとおりにして除去される。
【0056】新規のポリウレタン水性分散液は、上記の
とおりにして得ることができかつ成分Aのみを含有する
ポリウレタン水性分散液から、例えば、該ポリウレタン
水性分散液に少なくとも1種のポリマーBの有効量を必
要に応じて高められた温度で添加し、かつpHを所望の
値に調整することによって得ることができる。アルカリ
金属水酸化物、アンモニアおよび/または有機アミン
は、pHの設定に有利に使用される。多価金属イオンを
含有していない新規のポリウレタン水性分散液は、有利
である。
【0057】有利なモノマーBaは、特に不飽和カルボ
ン酸、スルホン酸およびホスホン酸である。特に有利な
モノマーBaは、ビニルスルホン酸、ビニルホスホン酸
および、炭素原子3〜6個を有するα,β−モノエチレ
ン性不飽和カルボン酸である。これら酸のなかでアクリ
ル酸およびメタクリル酸は、特に有利である。当然のこ
とながらモノマーBaは、最初にその無水物の形で重合
することもでき、さらに引き続いて部分的もしくは完全
に加水分解することもできる。有利な無水物は、例えば
無水マレイン酸である。
【0058】特に適当なモノマーBbは、モノエチレン
性不飽和モノマー、例えば、炭素原子3〜6個を有する
α,β−モノエチレン性不飽和カルボン酸とC1〜C12
−アルカノールのエステルおよびビニル芳香族モノマ
ー、炭素原子3〜6個を有するα,β−モノエチレン性
不飽和カルボン酸のアミドおよび該酸のニトリルであ
る。他の適当なモノマーBbは、ビニルアルコールとC
1〜C12−アルカンカルボン酸のエステルである。不飽
和炭化水素、例えばブタジエン、プロペンまたはエテン
もまた適当である。アクリル酸およびメタクリル酸のエ
ステル、例えばn−ブチルアクリレート、メチルメタク
リレート、エチルアクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレートおよびt−ブチルアクリレートは、特に有利
である。さらなる例は、アクリルアミド、メタクリルア
ミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、スチレ
ン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、ラウリン酸ビニルである。
【0059】成分Bは有利に、重合単位としてモノマー
Ba50〜100重量%を含有している。モノマーBa
の量は、特に有利に75〜100重量%であり、かつ成
分Bは殊に有利にもっぱら、重合された形のモノマーB
aからなる。有利なポリマーBは、 a) アクリル酸、メタクリル酸および/または無水マ
レイン酸50〜100重量%および b) スチレン0〜50重量%を重合された形で含有し
ているポリマーBである。
【0060】成分Bは有利に、25℃で新規のポリウレ
タン水性分散液中に溶解された形で存在し、即ち、Bは
有利に、架橋性成分を含有しておらず、それというのも
架橋ポリマーBは水性媒体中で真溶液を形成することが
できないからである。
【0061】他の有利なポリマーBは、25℃で水1k
gにつき100gの量で水に添加される場合は、水性媒
体のpHを6未満に低下させるポリマーBである。
【0062】さらに、少なくとも、混合物のpHが水酸
化ナトリウムの添加によってpH≧6に上昇する場合に
は、25℃での水への成分Bの溶解度は有利に、水1k
gにつき少なくとも100gである。この場合には、有
利に溶解度は水1kgにつき少なくとも200gであ
り、殊に水1kgにつき少なくとも300gである。こ
のような水溶液の本質的な性質は、室温で通過距離2.
5cmでの、希釈されていない状態での該水溶液の光の
透過率が、水と比較して本質的に100%であることで
ある。
【0063】成分Bの流れ抵抗を減少させる作用は、ポ
リウレタン水性分散液のポリウレタン含量およびBの添
加量の両方に依存する。
【0064】通常、ポリマーBは、新規のポリウレタン
水性分散液にポリウレタンの重量に対して0.01〜5
重量%、特に0.1〜1重量%の量で添加される。ポリ
ウレタン水性分散液の性能特性がポリマーBの添加によ
って実質的に不利な影響を及ぼされずに流動性は著しく
増大する。このことは、剪断勾配とは全く関係がない。
同時に、ポリウレタン水性分散液の流動学的挙動は、ニ
ュートン流体の流動学的挙動に達する。ポリマーBは、
常法で、例えば、水溶液もしくは有機溶液(例えばキシ
レンまたはイソプロパノール)中でかまたは溶剤の不在
下で得ることができる。有機溶液は、特に、モノマーB
bも重合される場合には使用される。重合が有機溶液中
で実施される場合には、該有機溶液は、重合の終了後に
水に添加され、さらに有機溶剤は蒸留によって除去さ
れ、この場合、ポリマーの水溶液が得られる。
【0065】重合温度は、通常25〜150℃である。
ポリマーBの分子量を調整することができるようにする
ために、分子量調整剤、例えばチオール、例えばメルカ
プトエタノールが常用される。適当な重合開始剤は、上
記の温度範囲内でラジカル重合反応を開始させることが
できかつ水もしくは選択された有機溶剤もしくはモノマ
ー中で溶解性である全ての重合開始剤である。この例
は、アゾ化合物および過酸化物、例えばH22またはア
ルカリ金属ペルオキシジスルフェートである。ポリマー
Bは、当然のことながら購入可能である。
【0066】新規の流動性改善作用は、新規のポリウレ
タン水性分散液がさらなる成分Cとして少なくとも1種
の接着性改善ポリマーを含有している場合でさえ生じ
る。この接着性改善剤の重量による量は、分散ポリウレ
タンに対して5〜60重量%、特に5〜30重量%であ
る。このような接着性改善添加剤は、特に、新規のポリ
ウレタン水性分散液が接着剤として使用されるべき場合
に存在する。適当な接着性改善添加剤は、先願のドイツ
連邦共和国特許出願公開第43 14 237号明細書、
ドイツ連邦共和国特許出願公開第41 37 661号明
細書およびドイツ連邦共和国特許出願公開第43 14
236号明細書に記載されている全ての接着性改善添加
剤である。接着性改善ポリマーは、成分Bと同様に、ポ
リウレタンを得るための重付加反応の前もしくはその間
または該反応の終了後にポリウレタンに添加することが
できる。当然のことながら、該添加剤をポリウレタンの
水性分散液に添加することもまた可能である。該添加剤
は、そのままの形で添加することもできるし、溶液の形
で添加することもできる。
【0067】接着性改善剤として可能性を有する重縮合
体、ラジカル重合体または重付加物の広い範囲の中で、
幾つかの有利な種類は、実施例の形で後に記載される。
【0068】接着性改善ポリマーは有利に、特に相対的
分子量(重量平均Mw)500〜2000および軟化温
度80〜130℃を有する、アルデヒドおよび/または
ケトンとフェノールとの縮合樹脂である。この縮合樹脂
は特に有利に、フェノール類、特にフェノールもしくは
1〜C10−アルキル置換フェノールを脂肪族アルデヒ
ドおよび/またはケトン、例えばn−ブチルアルデヒ
ド、イソブチルアルデヒド、n−プロピオンアルデヒ
ド、アセトアルデヒドまたはホルムアルデヒドと酸触媒
下で反応させることによって得ることができるノボラッ
クである。特に、アルデヒドおよび/またはケトン1モ
ルに対してフェノール類1.05〜1.3モルが反応に
使用される。
【0069】エポキシ樹脂、有利に、エポキシド、例え
ばエピクロロヒドリン、とビスフェノールAとの反応生
成物は、特に適当であり;分子量(重量平均Mw)50
0〜5000および軟化温度80〜130℃を有するエ
ポキシ樹脂は、有利である。
【0070】他の接着性改善ポリマーは、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリ塩化ビニル、ポリメタクリル酸メチル、ポリア
ミド、ポリエーテル、ポリエステル、ポリエーテルジオ
ール、ポリエステルジオール、ポリウレタン、特に塩群
を含有しないポリウレタン、ならびにフェナクリレート
である。
【0071】有利なポリ酢酸ビニルは、酢酸ビニルのホ
モポリマーである。コモノマー、例えばラウリン酸ビニ
ル、ステアリン酸ビニルまたは、有利にC1〜C8−アル
カノール、例えばメタノール、n−ブタノールもしくは
2−エチルヘキサノールの(メタ)アクリレート、フマ
レートまたはマレエートを10重量%まで含有してい
る、酢酸ビニルのコポリマーを使用することもできる。
該ポリマーは通常、DIN 53 726に従ってシクロ
ヘキサン中で25℃で測定されたK値45〜60を有し
ている。ポリ塩化ビニルは通常、塩化ビニルのホモポリ
マーならびに、コモノマー、例えばエチレンまたは酢酸
ビニルを10重量%まで含有している、塩化ビニルのコ
ポリマーのことである。該ポリマーのK値(DIN 5
3 726、シクロヘキサノン、25℃)は、45〜5
5でなければならない。当業者によって使用されるポリ
メタクリレートには通常、アクリル酸メチルのホモポリ
マーまたは、コポリマーに対して酢酸ビニル、C1〜C8
−アルカノールのアクリレートもしくはC2〜C8−アル
カノールのメタクリレートを10重量%まで含有してい
る、アクリル酸メチルのコポリマーが含まれる。DIN
53 735(230℃/3.8kg)に従って測定さ
れた、該ポリメタクリレートのメルトフローインデック
スMFIは、通常0.1〜3.0である。これらポリマ
ーは通常、エチレン性不飽和モノマーを30〜150℃
で塊状重合、溶液重合もしくは乳化重合によってラジカ
ル重合し、かつ引き続き乾燥することによって得られ
る。このようなポリマーは、例えばHouben-Weyl、Metho
den der organischen Chemie、第E20巻、1987、1115〜1
125頁、1041〜1062頁および1141〜1174頁から公知であ
る。
【0072】適当なポリアミドは、DIN 53 727
に従ってH2SO4中で25℃で測定されたK値65〜8
0を有している。該ポリマーは通常、7〜13員環を有
するラクタム、例えばε−カプロラクタム、ε−カプリ
ルラクタムまたはε−ラウロラクタムから誘導されるポ
リマー、例えばポリカプロラクタム(PA6)および、
ジカルボン酸をジアミンと反応させることによって得ら
れるポリアミドである。このポリアミドの例は、ポリヘ
キサメチレンアジポアミド(PA66)、ポリヘキサメ
チレンセバクアミド(PA610)またはポリヘキサメ
チレンドデカンアミド(PA612)である。適当なジ
カルボン酸の例は、炭素原子4〜12個、特に6〜10
個を有するアルカンジカルボン酸ならびにフタル酸、テ
レフタル酸およびイソフタル酸ならびにこれら酸のすべ
ての混合物である。ジアミンの例は、炭素原子4〜12
個、特に4〜8個を有するアルカンジアミンならびにm
−キシレンジアミン、p−キシレンジアミン、これらの
水素化誘導体、ビス−(4−アミノフェニル)−メタ
ン、ビス−(4−アミノシクロヘキシル)−メタンおよ
び2,2−ビス−(4−アミノフェニル)−プロパンな
らびにこれらの混合物である。良好な溶解度のため、コ
ポリマーは有利に、例えば、アジピン酸30〜40重量
%、ヘキサメチレンジアミン15〜20重量%およびε
−カプロラクタム30〜35重量%もしくはε−アミノ
カプロン酸15〜20重量%のコポリアミドである。こ
れらの公知のポリマーの製造は公知であり、例えばRoem
pp、Chemielexikon、第8版、2861頁、3058頁および3267
頁、または欧州特許出願公開第129 195号明細書
および欧州特許出願公開第129 196号明細書を参
照のこと。
【0073】ポリエーテルジオールは、Kunststoff-Han
dbuch 7 (1983)、42〜54頁から自体公知である。この例
は、ポリ酸化エチレン、ポリ酸化プロピレンもしくはポ
リテトラヒドロフランまたは、末端ヒドロキシル基2個
を有するこれらのコポリマーである。これら化合物は、
公知方法で、陰イオン重付加によって得られ、例えばN.
G. Gaylord、High Polymers、第13巻、New York 1963、
第I部を参照のこと。反応性を増大させるために酸化エ
チレンとグラフトされているポリエールオールは、重要
ではない。ポリエーテルジオールは通常、DIN 53
726による、DMF中で25℃でのK値25〜60に
相応する、分子量300〜3000を有している。有利
な分子量は、K値20〜50に相応する、800〜22
00である。
【0074】例えば、ポリ酸化エチレン、ポリ酸化プロ
ピレンまたはポリテトラヒドロフランは、ポリエーテル
として使用される。ポリエーテルは通常、DIN 53
726による、DMF中で25℃でのK値20〜50を
有している。該ポリエーテルは、例えばEncyclopedia o
f Polymer Science and Technology 6 (1967)、103頁以
降、9 (1968)、668頁以降、および13 (1970)、670頁以
降から、公知である。
【0075】モノマー不含の不飽和ポリエステル樹脂
は、有利なポリエステルである。このようなポリエステ
ルは、多塩基性、特に二塩基性のカルボン酸およびエス
テル化されうる該カルボン酸の誘導体、特に、多価、特
に二価のアルコールにエステル様結合によって結合され
ている、該カルボン酸の無水物の公知の縮合体であり、
かつ一塩基性カルボン酸もしくは一価アルコールの基を
付加的に有していてもよい。出発物質の例は、マレイン
酸、フマル酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、無水イソフタル
酸、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,
4−ブタンジオールおよびネオペンチルグリコールであ
る。ビスフェノールAの縮合によって得られる樹脂、エ
ピクロロヒドリン/ビスフェノールA縮合体およびメタ
クリル酸は、本発明の目的には重要ではない。上記文脈
においてモノマー不含とは、このUP樹脂が、架橋に適
当であるモノマー、例えばスチレン中に溶解されていな
いことを意味する。生成物は通常、150℃で粘度10
00〜6000mPa・s、特に2000〜4000m
Pa・sを有している。
【0076】適当なポリエステルジオールは、末端OH
基2個を有しかつ、ジカルボン酸、例えばアジピン酸ま
たはイソフタル酸とジオール、例えば1,4−ブタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオールまたはペオペンチル
グリコールから得ることができる縮合体である。
【0077】使用されるポリエステルジオールの分子量
の範囲は、通常300〜5000である。DIN 53
726によるDMF中で25℃でのK値30〜55に相
応する分子量800〜2500は、有利である。このよ
うなポリマー及び該ポリマーの製法は、Kunststoff-Han
dbuch 7 (1983)、54〜62頁、ドイツ連邦共和国特許出願
公開第1 268 842号明細書から公知である。
【0078】塩群を含有しないポリウレタンは、常法で
得られる、ポリエーテルジオールもしくはポリエステル
ジオール、イソシアネート、例えばヘキサメチレンジイ
ソシアネートもしくは2,4−ジイソシアナートフェニ
ルメタン、および場合によっては二官能価もしくは三官
能価連鎖延長剤を基礎とする公知の付加ポリマーである
(Kunststoff-Handbuch、Karl-Hanser-Verlag、第7巻(1
966))。低分子量の縮合体(DIN 53 726によ
る、DMF中で25℃でのK値25〜60)は、有利に
使用される。架橋ポリウレタンは、重要ではない。
【0079】フェナクリレートは有利に、アクリル酸も
しくはメタクリル酸でエステル化されたビスフェノール
Aグリシジルエーテルをテレフタル酸と付加重合するこ
とによって得られる。エポキシ化ノボラックを基礎とす
るフェナクリレートを使用することもできる。ポリマー
のK値は、通常30〜55である(DIN 53 726
による、シクロヘキサン中25℃で)。
【0080】新規のポリウレタン水性分散液は、仕上材
料、塗料、結合剤または接着剤として適当である。注目
すべきことに、成分Bの添加は、ポリウレタンAの出発
水性分散液のLT値に本質的な変化を生じさせない(通
過距離2.5cmおよび25℃で水に対するポリウレタ
ン固体含量0.01重量%で測定した)。
【0081】
【実施例】下記実施例中で使用された略号は、次の意味
を有している。
【0082】 TDI= トルイレン ジイソシアネート HDI= ヘキサメチレン ジイソシアネート DBTL= ジブチル錫ジラウレート PUD= アクリル酸とエチレンジアミンのマイケル
付加物のナトリウム塩の水溶液40重量% DMPA= ジメチロールプロピオン酸 IPDI= イソホロン ジイソシアネート DMEA= ジメチルエタールアミン DETA= ジチレントリアミン NPG= ネオペンチルグリコール 成分B1: Mnが2750でありかつMwが9000で
ある、ポリアクリル酸のナトリウム塩の濃度45重量%
の水溶液。
【0083】成分B2: DIN 53 402による酸
価260〜280ならびにMn3000およびMw650
0を有する、スチレンとアクリル酸のコポリマー。
【0084】成分B3: ソロミン(Soromin(登録商
標))SM、塩基の添加によってpHが8.7に調整さ
れている、スチレンと無水マレイン酸のコポリマーの濃
度30重量%の水溶液。
【0085】他に記載のないかぎり、下記実施例の動的
粘度ηは、同軸の円筒を備えた回転式流動計(スピンド
ル直径:38.7mm、カップ直径(cup diameter):4
2.0mm)を用いて剪断速度279s~1で、25℃で
測定した。
【0086】1. 従来のポリウレタン水性分散液KP
UD1〜KPUD4の製造 KPUD1: ポリプロピレンオキシドジオール59
6.6g(DIN 53 240によるヒドロキシル価=
56)、DMPA21.5gおよびNPG31.0gの
混合物をDBTL 0.5gの存在下でTDI 15
0.9gと108℃で4時間反応させた。反応混合物を
アセトン978gで希釈した後に、残留している遊離N
CO基の含量は、稀薄反応混合物に対して0.4重量%
であった。さらに混合物を水20g中の水酸化ナトリウ
ム4.5gの溶液で55℃で中和した。その後に、水1
200gを50℃で添加し、かつさらにアセトンを10
0ミリバールおよび43℃で留去した。
【0087】得られたポリウレタン水性分散液KPUD
1を固体含量40重量%に調整した。該ポリウレタン水
性分散液は、25℃で次のとおり特性を示した: pH: 8.1 LT: 83.7% η: 872mPa・s。
【0088】KPUD2: アジピン酸とブタンジオー
ルの乾燥ポリエステル266.91g(DIN 53 2
40によるヒドロキシル価=47.1)、トルエン中の
DBTLの濃度10重量%の溶液0.38g、アセトン
71.8gおよびTDI 13.71gの混合物を65
℃で1時間維持した。さらにHDI 13.24gを添
加し、かつ混合物を再度65℃で1時間維持した。アセ
トン287gで希釈した後に、残留している遊離NCO
基の含量は、稀薄反応混合物に対して0.63重量%で
あった。さらにPUD 15.36gを用いて51℃で
連鎖延長を行ない、その後に水300gを50℃で添加
し、アセトンを留去し、かつ得られたポリウレタン水性
分散液KPUD2を固体含量50重量%に調整した。該
ポリウレタン水性分散液は、25℃で次のとおり特性を
示した: pH: 8.3 LT: 72% η: 114mPa・s。
【0089】KPUD3: メチルエチルケトン130
g中の、アジピン酸およびイソフタル酸をモル比1:1
で含有する混合物と1,6−ヘキサンジオールとの乾燥
ポリエステル388g、DMPA 24.5g、1,4
−ブタンジオール54.1gおよびIPDI 254.
8gの混合物を92℃で5時間反応させた。反応混合物
をアセトン500gで希釈した後に、残留している遊離
NCO基の含量は、稀薄反応混合物に対して0.88重
量%であった。その後にDMEA19.6gを用いて中
和し、かつ水1200gで分散を実施した。その後直ち
に混合物を、水50g中に溶解されたDETA8.6g
と反応させ、かつ溶剤を留去した。得られたポリウレタ
ン水性分散液KPUD3を固体含量34.6重量%に調
整した。該ポリウレタン水性分散液は、25℃で次のと
おり特性を示した: pH: 9.0 LT: 98% η: 400mPa・s。
【0090】KPUD4: ポリプロピレングリコール
401g(DIN 53 249によるヒドロキシル価=
54)、DBTL0.5g、DMPA21.4g、ネオ
ペンチルグリコール20.11gおよびTDI 11
7.4gの混合物を105℃で4時間反応させ、かつさ
らにアセトン684.4gで希釈した。残留している遊
離NCO基の含量は、稀薄反応混合物に対して0.68
重量%であった。その後に、混合物を水30g中の水酸
化ナトリウム4.46gの溶液で55℃で中和し、その
後にアセトン240g中のフェノール/アルデヒド樹脂
240gの溶液を添加した。さらに分散のため水120
0gを50℃で添加し、アセトンを留去し、かつ、得ら
れたポリウレタン水性分散液KPUD4を固体含量40
重量%に調整した。該ポリウレタン水性分散液は、25
℃で次のとおり特性を示した: pH: 7.7 LT: 60% η: 124mPa・s。
【0091】2. 新規のポリウレタン水性分散液EP
UD1〜EPUD7 EPUD1: 成分B2 2.25g、水酸化カリウム
0.6gおよび水30gの混合物をアセトンの留去前に
添加したことを除いて、KPUD4と同様にして処理を
行なった。
【0092】得られたポリウレタン水性分散液EPUD
1の固体含量を、含有されているポリウレタンの量およ
び分散水の量がKPUD4の値に相応する程度に調整し
た。該ポリウレタン分散液は、25℃で次のとおり特性
を示した: pH: 7.8 LT: 88% η: 34mPa・s。
【0093】EPUD2: 水10g中の成分B1 5
gの溶液をアセトンの留去前に添加したことを除いて、
KPUD4と同様にして処理を行なった。
【0094】得られたポリウレタン水性分散液EPUD
2の固体含量を、含有されているポリウレタンの量およ
び分散水の量がKPUD4の値に相応する程度に調整し
た。該ポリウレタン分散液は、25℃で次のとおり特性
を示した: pH: 8.0 LT: 62% η: 41.7mPa・s。
【0095】EPUD3: 水20g中の成分B1 4
gの溶液をアセトンの留去前に添加したことを除いて、
KPUD2と同様にして処理を行なった。得られたポリ
ウレタン水性分散液EPUD3の固体含量を、含有され
ているポリウレタンの量および分散水の量がKPUD2
の値に相応する程度に調整した。該ポリウレタン分散液
は、25℃で次のとおり特性を示した: pH: 8.3 LT: 69% η: 98.3mPa・s。
【0096】EPUD4: 水20g中の成分B1 5
gの溶液をアセトンの留去前に添加したことを除いて、
KPUD1と同様にして処理を行なった。得られたポリ
ウレタン水性分散液EPUD4の固体含量を、含有され
ているポリウレタンの量および分散水の量がKPUD1
の値に相応する程度に調整した。該ポリウレタン分散液
は、25℃で次のとおり特性を示した: pH: 8.2 LT: 86% η: 74mPa・s。
【0097】EPUD5: 水20g中の成分B1 1
0gの溶液を添加したことを除いて、EPUD4と同様
にして処理を行なった。該ポリウレタン分散液は、25
℃で次のとおり特性を示した: pH: 8.3 LT: 87% η: 45mPa・s。
【0098】EPUD6: 得られたポリウレタン水性
分散液が付加的に、ポリウレタンに対して成分B1(固
体)0.23重量%を含有していたことを除いて、KP
UD3と同様にして処理を行なった。該ポリウレタン分
散液は、25℃で次のとおり特性を示した: pH: 9.0 LT: 98% η: 129mPa・s。
【0099】EPUD7: 水15g中の成分B3
7.5gの溶液をアセトンの留去前に添加したことを除
いて、KPUD1と同様にして処理を行なった。得られ
たポリウレタン水性分散液EPUD7の固体含量を、含
有されているポリウレタンの量および分散水の量がKP
UD1の値に相応する程度に調整した。該ポリウレタン
分散液は、25℃で次のとおり特性を示した: pH: 8.3 LT: 77% η: 128mPa・s。
【0100】3. 可変剪断速度での流れ抵抗の調査 a) ルプラノール(Lupranol(登録商標))1000
32kg(相対的数平均分子量2000を有するポリプ
ロピレングリコール)、DMPA 2.58kg、アセ
トン4.0kgおよびTDI 6.128kgの混合物
をDBTL 24mlと1.5バールの僅かな圧力で1
07℃で6時間反応させた。アセトン32kgを用いた
希釈後に、残留している遊離NCO基の含量は、稀薄反
応混合物に対して0.04重量%であった。その後にト
リエチルアミン0.8kgを用いて中和し、かつ水48
kgで分散を実施した。さらにアセトンを減圧下で留去
し、得られたポリウレタン水性分散液KPUD5を固体
含量43.8重量%に調整した。該ポリウレタン水性分
散液は、25℃で次のとおり特性を示した: pH: 6.7 LT: 88%。
【0101】b) EPUD7およびEPUD8は、K
PUD5に相応するが、しかし、付加的に成分B1(固
体)をポリウレタン分散液に対してそれぞれ0.4重量
%ならびに1.0重量%含有している。
【0102】次の第I表には、可変剪断速度で25℃で
測定された、KPUD5、EPUD7およびEPUD8
の動的粘度が示されている。
【0103】
【表1】
【0104】4. 従来ならびに新規のポリウレタン水
性分散液の性能特性(熱活性後の接触接着) 塗布前に、分散ポリウレタンに対して水乳化性ポリイソ
シアネート7.5重量%をポリウレタン水性分散液に添
加した。
【0105】剥離強さ:上記分散液をブラシ(1イン
チ、微細剛毛)でスチレン/ブタジエンゴム(ショアー
A硬度90(DIN 16 909を参照のこと)を有す
るSBR1ゴム)に30×130mm2の面積で均一に
塗布し、かつ室温で45分間乾燥させた。この粘着フィ
ルムをIR線で80℃に約5秒間加熱し(フラッシュ活
性化)、試料を0.5N/mm2で10秒間プレスし
た。DIN 52 273に従って、剥離強さを直ちに測
定し(即時強さ)、かつ、状態調整室(23℃/相対湿
度50%)中での5日間の貯蔵後に測定した(最終強
さ)。
【0106】耐熱性:試料を剥離試験の場合と同様にし
て製造した。50℃で1時間の加熱後に、これら試料を
それぞれ50℃で10分間5N、10N、15N、20
N、25Nおよび30Nと上昇させながら加重した。接
着結合が持続する場合には、加重を試料から除去し、か
つ試料を60℃で30分間加熱し、10分ごとに最大3
0Nまでで再度試験した。同様にして、試験温度を各サ
イクル後に10℃上昇させた。50mmを超える接着結
合の開きが観察されうる温度(℃)および加重(N)を
それぞれの場合に記載した。
【0107】第II表は、使用されたポリウレタン分散
液の機能として得られた結果が示されている。
【0108】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルハルト アウホター ドイツ連邦共和国 バート デュルクハイ ム パレ−ル−モニアル−シュトラーセ 10 (72)発明者 ウルリケ リヒト ドイツ連邦共和国 マンハイム ヘルムス ハイマー シュトラーセ 72 (72)発明者 カール ヘーベルレ ドイツ連邦共和国 シュパイアー アラー ハイリゲンシュトラーセ 15 (72)発明者 アンゲリカ フンホフ ドイツ連邦共和国 ハイデルベルク パノ ラマシュトラーセ 3アー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A) 主成分として、水性媒体中に分散
    されかつ、水性分散媒のpH≧6で陰電荷を帯びた基を
    有する少なくとも1種のポリウレタン(成分A)ならび
    に B) a) ブレンステッド型の少なくとも1種の酸基
    を有する少なくとも1種の不飽和モノマー25〜100
    重量%(モノマーBa)および b) ラジカル共重合することができる1種もしくはそ
    れ以上のモノマー0〜75重量%(モノマーBb) を重合された形で含有する少なくとも1種のポリマー
    (成分B)の、成分Aに対する有効量を含有し、但し、
    成分Bは相対的数平均分子量1000〜50000を有
    し、成分Bは、25℃で水に添加された場合にブレンス
    テッド酸として挙動し、かつポリウレタン水性分散液の
    水性分散媒は、25℃でpH≧6を有する、ポリウレタ
    ン水性分散液。
JP6139078A 1993-06-21 1994-06-21 ポリウレタン水性分散液 Withdrawn JPH0718046A (ja)

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