JPH07180260A - 天井構造 - Google Patents

天井構造

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JPH07180260A
JPH07180260A JP5322379A JP32237993A JPH07180260A JP H07180260 A JPH07180260 A JP H07180260A JP 5322379 A JP5322379 A JP 5322379A JP 32237993 A JP32237993 A JP 32237993A JP H07180260 A JPH07180260 A JP H07180260A
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JP
Japan
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ceiling
receiving
ceiling panel
panel
locking
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JP5322379A
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English (en)
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Motonari Nishimura
元成 西村
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天井構造の施工を容易にし、これによって全
体の工期短縮化が図れる天井構造を提供する。 【構成】 一方の壁面に第一の受け材25が、他方の壁
面に第二の受け材26が設けられ、これら受け材間に天
井パネル10が架設された天井構造である。天井パネル
10は、矩形板状の天井材11とこれの裏面に設けられ
て天井材11を補強する補強材12とを備え、天井材1
1の一方の短辺側に張り出し部14aを形成し、他方の
側に係止部材24を有している。また天井パネル10
は、張り出し部14aが第一の受け材25に係止するこ
とによって一方の側が支持され、係止部材24が第二の
受け材26に係止することによって他方の側が支持され
ている。天井パネル10の係止部材24が設けられた側
の補強材の端面は、下面側から上面側にかけて張り出し
部14aを形成した側に向かう傾斜面12aとされてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は住宅等建物における天井
の構造にかかり、詳しくはその施工を容易にした天井構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅の天井は、例えば図7に示すように
2階の床を形成する床材1の下方に、2階の生活音を階
下に伝えないようにするため床材1とは直接連結されな
いようにして複数の吊梁2…が配設され、これら吊梁2
…にそれぞれ吊木3…が鉛直方向に取付けられ、吊木3
…の下端部に野縁4…が取付けられて軸組みされ、これ
ら野縁4…の下面に石膏ボード等の天井材5…が木ネジ
や接着等により貼着固定され、さらに天井材5…の下面
(天井面)がクロス仕上げされることなどにより形成さ
れている。また、このように天井面がクロス仕上され、
さらに壁面がクロス仕上げされた後、天井面と壁面との
境界部に回り縁(図示略)が取付けられることにより、
該境界部の見切りがなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
天井構造では、野縁4…を軸組みする作業や天井材5…
を木ネジや接着等によって野縁5…に貼着する作業が作
業者にとっては上向きの姿勢で行う不安定な作業とな
り、しかも高所作業であることから、施工に際しての作
業性が極めて悪いといった問題がある。そして、このよ
うに作業性が悪いことから、当然その作業時間が長くな
ってしまい、結果として工期の短縮化を妨げる一因とな
っている。
【0004】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、天井構造の施工を容易に
し、これによって全体の工期短縮化が図れる天井構造を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の天井構造では、
相対向する壁面の一方の壁面に第一の受け材が、他方の
壁面に第二の受け材がそれぞれ設けられ、これら受け材
間に天井パネルが架設されてなり、前記天井パネルは、
矩形板状の天井材とこれの裏面の長辺側にその長さ方向
に沿って設けられて天井材を補強する補強材とを備え、
かつ該天井パネルの一方の側に、天井材の一方の短辺側
端面が補強材の端面より張り出してなる張り出し部を形
成し、該天井パネルの他方の側に係止部材を有してな
り、かつ該天井パネルが、張り出し部が前記第一の受け
材に係止することによってその一方の側が第一の受け材
に支持され、係止部材が前記第二の受け材に係止するこ
とによってその他方の側が第二の受け材によって支持さ
れてなり、該天井パネルの係止部材が設けられた側の補
強材の端面が、前記張り出し部を支点にして係止部材側
を下方から上方に回動した際、係止部材を設けた壁面に
よってその回動が阻まれないよう下面側から上面側にか
けて前記張り出し部を形成した側に向かう傾斜面とされ
たことを前記課題の解決手段とした。
【0006】
【作用】本発明の天井構造によれば、第一の受け材に天
井パネルの張り出し部が支持され、第二の受け材に係止
部材を介して天井パネルの張り出し部と反対の側が支持
され、該天井パネルの係止部材が設けられた側の補強材
の端面が下面側から上面側にかけて前記張り出し部を形
成した側に向かう傾斜面とされていることから、施工に
際して、天井を形成する空間部の下側から天井パネルを
持ち上げて張り出し部を第一の受け材に係止させ、その
反対の側を下方から上方に回動して係止部材を第二の受
け材に係止せしめることにより、天井パネルを第一の受
け材と第二の受け材との間に架け渡すことができ、した
がって野縁等の軸組みを必要とすることなく簡略に天井
を形成することが可能になる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳しく説明す
る。図1は本発明における天井構造を平面視矩形状の廊
下の天井に適用した場合の一実施例を示す図であり、こ
の図において符号Aは廊下、B、C、Dは廊下Aを区画
する壁である。廊下Aは、玄関(図示略)に続いて設け
られたものであり、玄関の正面に位置する壁Bには居室
(図示略)に通じるドア8が、また側方の壁Cには居室
(図示略)に通じるドア9がそれぞれ形成されている。
【0008】また、互いに対向する壁C、Dには、その
上部に回り縁50、50が取付けられ、さらに壁Bおよ
びこれに対向する壁(図示略)にも回り縁51が取付け
られている。回り縁50、50の上方には、該回り縁5
0、50に隠れて後述する第一あるいは第二の受け材が
取付けられており、これら受け材間には天井パネル10
…が架設されている。
【0009】天井パネル10は、図2に示すように矩形
板状の天井材11とこれの裏面に設けられて天井材11
を補強する板状の補強材12、12と、これら補強材1
2、12を天井材11に固定するための連結部材13…
とを備えてなるものである。天井材11は、クロス貼り
等の仕上げがなされた矩形平板状の天井材本体14とこ
れの裏面に貼設された桟材15とからなるものである。
桟材15は、天井材本体14の長辺側端部に長辺方向に
沿って配置された縦桟材15a、15aと、これら縦桟
材15a、15a間に配設された横桟材15b、15b
とからなるもので、天井材本体14を補強するためのも
のである。なお、天井材本体14の一方の短辺側の縁部
には、縦桟材15a、横芯材15bが貼設されていな
い、すなわち各桟材15a、15bおよび後述する補強
材12から張り出してなる張り出し部14aが形成され
ている。
【0010】縦桟材15a、15aのうち一方の縦桟材
15aには、図3に示すようにその外側の側面に縦桟材
15aの長さ方向に沿って係止溝16が形成されてお
り、この係止溝16には複数の第一の連結部材13aが
取付けられている。第一の連結部材13aは、一対の挾
着板17a、17aとこれらの下端縁間を連結する底板
17bとからなる横断面U字状の部材本体(挾着部)1
7と、前記係止溝16に嵌入せしめられてこれに係止す
る係止片18と、後述するように第二の係合部に係合す
る雄状の第一の係合部19とからなるものである。ま
た、縦桟材15a、15aのうち他方の縦桟材15aの
係止溝16には第二の連結部材13bが取付けられてい
る。第二の連結部材13bは、第一の連結部材13aに
おける雄状の第一の係合部19に代えて雌状の第二の係
合部20を有したものであり、これら第一の係合部19
と第二の係合部20とは、第二の係合部20内に第一の
係合部19が嵌入せしめられることにより互いに係合す
るものとなっている。
【0011】また、これら第一および第二の連結部材1
3a、13bでは、一対の挾着板17a、17aのうち
一方の挾着板17aの内面に、その内側に突出する係合
突出部21が形成されている。なお、この例では、係合
突出部21を形成した側の挾着板17a、すなわち天井
材本体14の内側に位置せしめられた挾着板17aの外
面に、該挾着板17aより突出してなる係止片18が形
成され、他方の挾着板17a、すなわち天井材本体14
の外側に位置せしめられた挾着板17aの外面に、該挾
着板17aより側方に突出して第一の係合部19、ある
いは第二の係合部20が形成されている。
【0012】このような第一あるいは第二の連結部材1
3a、13bには、図2、図3に示すようにその挾着板
17a、17a間に補強材12が挾着固定されている。
この補強材12は、桟材15より成が高く梁材として機
能するもので、その厚さが連結部材13a(13b)の
挾着板17a、17a間における間隔に略一致して形成
されたものである。また、補強材12には、その一方の
側面の下部に溝状の凹部22が形成されており、この凹
部22が連結部材13aの係合突出部21に係合するこ
とにより、補強材12は挾着板17a、17a内に固定
されたものとなっている。
【0013】また、この補強材12は、図4に示すよう
にその一端側、すなわち天井材本体14の張り出し部1
4aと反対の側が、下面側から上面側にかけて前記張り
出し部14aを形成した側に向かう傾斜面12aとされ
たものであり、これによって天井パネル10は、後述す
るように張り出し部14a側を支点として傾斜面12a
側を下方から上方に回動した際、補強材12が壁面に干
渉されないように、すなわちその回動が阻まれないにな
っている。
【0014】また、このような天井パネル10には、図
4に示すように張り出し部14aを形成した側の補強材
12の端面に第一の係止部材23が、反対側の天井材本
体14の端部に第二の係止部材(係止部材)24がそれ
ぞれビス止め等によって取付けられている。第一の係止
部材23は、補強材12の端面に当接してこれに取付け
られる取付板23aと、横断面く字状の係止板23bと
からなるものであり、該係止板23bが後述するように
第一の受け材25に係合するものとなっている。また、
第二の係止部材24は、天井材本体14の底面の一部と
側端面とに当接してこれらに固定される横断面L字状の
取付板24aと、この取付板24aの上端部から補強材
12の傾斜面12aに沿って上昇しさらに外側下方に折
り返されてなる折返板24bとからなるものであり、該
折返板24bが後述するように第二の受け材26に係合
するものとなっている。
【0015】また、このような構成の天井パネル10…
は、前述したように第一の受け材25と第二の受け材2
6との間に架け渡されて固定されている。ここで、第一
の受け材25は、壁D面の幅全体に亘って形成されたも
ので、該壁D面に当接してこれに取付けられる背板25
aと、この背板25aの下端に背板25aに直交して設
けられた底板25bと、背板15aの下端側に底板25
bと平行に設けられた中板25cとからなるものであ
り、中板25cの先端部に上後方に向かって折曲せしめ
られてなる係止板部25dを有したものである。また、
第二の受け材26も、第一の受け材25と同様に壁C面
の幅全体に亘って形成されたもので、該壁C面に当接し
てこれに取付けられる背板26aと、この背板26aの
下端に上前方に向かって折曲されてなる係止板部26b
とからなるものである。
【0016】そして、天井パネル10は、その張り出し
部14aが第一の受け材25の底板25bと中板25c
との間に嵌め込まれるとともに、第一の係止部材23の
係止板23bが第一の受け材25の係止板部25dに係
止され、これによって張り出し部14a側が第一の受け
材25に支持されている。一方、張り出し部14aと反
対の側は、その第二の係止部材24の折返板24bが第
二の受け材26の係止板部26bに係止されていること
により、該第二の受け材26に支持されている。そし
て、このような構成により天井パネル10は、第一、第
二の受け材25、26間に架け渡され固定されたものと
なっている。
【0017】また、このようにして第一、第二の受け材
25、26間に架け渡され固定された天井パネル10…
において、その長辺側にて隣り合う天井パネル10、1
0では、図3に示したように互いの天井材11、11同
士が突き合わされて、一方の天井パネル10の第二の連
結部材13bの第二の係合部20と他方の天井パネル1
0の第一の連結部材13aの第一の係合部19とが係合
せしめられ、これによって天井パネル10、10間が連
結されている。
【0018】次に、このような構成の天井構造の施工法
について説明する。まず、予め工場等にて天井材11
…、補強材12…、第一および第二の連結部材13a、
13bを形成しておき、これらを施工現場に輸送する。
ここで、このように天井パネル10をその部材毎に輸送
できることから、その荷姿が空間部の少ない効率的なも
のとなり、したがって天井パネル10(正確にはその部
材)は輸送性に優れたものとなる。
【0019】そして、施工現場にて、運ばれた各部材か
らまず、天井材11の一方の縦桟材15aの係止溝16
に複数の第一の連結部材13aを所定位置でかつ所定間
隔毎に取付け、同様にして他方の縦桟材15aの係止溝
16にも複数の第二の連結部材13bを所定位置でかつ
所定間隔毎に取付ける。続いて、これら第一の連結部材
13aのそれぞれの挾着板17a、17a間に補強材1
2を嵌入してこれを固定するとともに、第二の連結部材
13b間にも同様にして補強材12を固定し、天井パネ
ル10を得る。なお、補強材12を固定するにあたって
は、その傾斜面12aを天井材11の張り出し部14a
と反対の側になるように配置するのはもちろんである。
【0020】次いで、図4に示すようにこの天井パネル
10の、張り出し部14aを形成した側の補強材12の
端面に第一の係止部材23を、その反対側の天井材本体
14の端部に第二の係止部材24をそれぞれビス止め等
によって取付ける。また、これとは別に、天井を形成す
る空間部において、相対向して配設された一対の壁面の
うち一方の壁面に第一の受け材25を、他方の壁面に第
二の受け材26をそれぞれ取付けておく。
【0021】次いで、天井パネル10の張り出し部14
aを、天井を形成する居住空間部の下側から持ち上げて
第一の受け材25の底板25bと中板25cとの間に嵌
め込むとともに、第一の係止部材23の係止板23bを
第一の受け材25の係止板部25dに係止させる。そし
て、この状態から前記張り出し部14aを支点として、
その反対側を下方から上方に回動させて第二の係止部材
24の折返板24bを第二の受け材26の係止板部26
bに係止させ、これにより天井パネル10を第一、第二
の受け材25、26間に架け渡す。ここで、第二の係止
部材24の折返板24dと第二の受け材26の係止板部
26dとは、それぞれ弾性変形によって内側に引っ込
み、その後弾性復帰することによって互いに係止する。
【0022】その後、同様の操作により別の天井パネル
10を第一、第二の受け材25、26間に架け渡し、さ
らに図3に示すように一方の天井パネル10を他方の天
井パネル10側にスライドさせて互いの天井材11、1
1同士を突き合わせ、これにより一方の天井パネル10
の第二の連結部材13bの第二の係合部20と他方の天
井パネル10の第一の連結部材13aの第一の係合部1
9とを係合させ、これら天井パネル10、10間を連結
せしめる。そして、同様の操作を繰り返し、天井全体を
形成した後、第一の受け材25、第二の受け材26の下
方にそれぞれ回り縁50を取付け、室内側から第一、第
二の受け材25、26を見えないようにする。また、同
様に第一、第二の受け材25、26を取付けなかった壁
面にも、天井パネル10と壁面との境界部に回り縁51
を取付け、該境界部の見切りをする。
【0023】なお、このような天井の形成において、特
に壁面側に配置される天井パネルについては、壁面側に
配置される連結部材として第一あるいは第二の係合部を
備えていないものを用いる。また、第一、第二の受け材
25、26に架け渡される天井パネル10…の合計幅に
ついては、形成すべき天井全体の幅より隙間ができるよ
う僅かに短くなるようにしておき、最後の天井パネルを
納めるときにはこの隙間を利用して横方の連結を行い、
その後この隙間を回り縁で隠すようにする。
【0024】このようにして得られた天井構造にあって
は、施工に際して、天井を形成する廊下部の下側から天
井パネル10を持ち上げてその張り出し部14aを第一
の受け材25に係止させ、その反対の側を下方から上方
に回動して第二の係止部材を第二の受け材に係止せしめ
ることにより、天井パネルを第一の受け材と第二の受け
材との間に架け渡すことができ、したがって野縁等の軸
組みを必要とすることなく簡略に天井を形成することが
できる。また、第一の連結部材13aに第一の係合部1
9を、第二の連結部材13bに第二の係合部20をそれ
ぞれ設け、これら係合部19、20を互いに係合するよ
うにしたことから、横方向に隣合う天井パネル10、1
0間の連結を単に一方の天井パネル10を他方の天井パ
ネル10側にスライドさせ当接させるだけで行うことが
でき、したがって天井部の施工を一層容易にすることが
できる。
【0025】図5は本発明の天井構造に用いられる天井
パネルの変形例を示す図であり、この図において符号3
0は天井パネルである。この天井パネル30が図2に示
した天井パネル10と異なるところは、天井材本体31
が平板状でなくその上方に膨らんで長手方向に湾曲した
矩形曲板状に形成された点である。また、この天井パネ
ル30においては、当然長辺方向の縦桟材32aが天井
材本体31の上面に沿って湾曲して形成されており、さ
らに補強材33もその下端面が天井材本体31の上面に
沿って湾曲して形成されている。
【0026】したがってこのような天井パネル30にあ
っても、第一、第二の受け材25、26間に架け渡すこ
とにより図2に示した天井パネル10と同様に天井を形
成することができる。また、特に天井材本体31が上方
に膨らんで湾曲していることから、得られた天井構造は
全体的にアーチ型の天井面を形成するものとなり、これ
により室内側から見て天井面が高く、したがって天井面
が低い場合のように圧迫感を感じることがなく室内全体
に広がりが感じられてゆったりとした印象が得られる天
井となる。
【0027】なお、前記実施例では、天井パネル10、
10(30、30)間の横方向の連結の際、図3に示す
ように単に天井材本体14、14(31、31)同士を
互いに突き合わせて行ったが、図6に示すように天井材
本体14、14(31、31)間を所定間隔あけ、これ
ら天井材本体14、14(31、31)の上面と連結部
材13a、13bの第一の係合部19、第二の係合部2
0との間にクロス貼り等の仕上げがなされた石膏ボート
40を挟み込んで固定し、これにより天井パネル10、
10(30、30)間の防火性能をより一層高めるよう
にすることもできる。
【0028】また、前記実施例では、天井パネル10の
張り出し部14aを形成した側に第一の係止部材23を
設けたが、これを設けず、単に張り出し部14aのみを
第一の受け材25に支持させてもよい。さらに、第二の
係止部材24についても、これに代えて、例えば図4中
二点鎖線で示すように補強材12の傾斜面12aに取付
けられる取付板27aと、これの下端部から僅かに前方
に延びそれから傾斜面12aに沿って下方に延びる係止
板27bとからなる係止部材27を用いてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の天井構造
は、その施工に際して、天井を形成する空間部の下側か
ら天井パネルを持ち上げてその張り出し部を第一の受け
材に係止させ、その反対の側を下方から上方に回動して
係止部材を第二の受け材に係止せしめることにより、天
井パネルを第一の受け材と第二の受け材との間に架け渡
すことができるようにしたものであるから、従来のごと
く野縁等の軸組みを必要とすることなく簡略に天井を形
成することができ、したがって施工性が格段に向上して
工期の短縮化を図り得るとともに、施工コストの低減化
も図り得るものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の天井構造の概略構成図。
【図2】本発明に用いられる天井パネルの一例を示す概
略構成図。
【図3】図2に示した天井パネル間の連結を説明するた
めの要部断面図。
【図4】図1に示した天井の形成方法を説明するための
正面図。
【図5】本発明に用いられる天井パネルの変形例を示す
概略構成図。
【図6】天井パネル間の連結を説明するための要部断面
図。
【図7】従来の天井構造の概略構成を示す要部斜視図。
【符号の説明】
10、30 天井パネル 11 天井材 12 補強材 12a 傾斜面 14a 張り出し部 24 第二の係止部材(係止部
材) 25 第一の受け材 26 第二の受け材 27 係止部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向する壁面の一方の壁面に第一の受
    け材が、他方の壁面に第二の受け材がそれぞれ設けら
    れ、これら受け材間に天井パネルが架設されてなる天井
    構造であって、 前記天井パネルは、矩形板状の天井材とこれの裏面の長
    辺側にその長さ方向に沿って設けられて天井材を補強す
    る補強材とを備え、かつ該天井パネルの一方の側に、天
    井材の一方の短辺側端面が補強材の端面より張り出して
    なる張り出し部を形成し、該天井パネルの他方の側に係
    止部材を有してなり、 かつ該天井パネルが、張り出し部が前記第一の受け材に
    係止することによってその一方の側が第一の受け材に支
    持され、係止部材が前記第二の受け材に係止することに
    よってその他方の側が第二の受け材によって支持されて
    なり、 該天井パネルの係止部材が設けられた側の補強材の端面
    が、前記張り出し部を支点にして係止部材側を下方から
    上方に回動した際、係止部材を設けた壁面によってその
    回動が阻まれないよう下面側から上面側にかけて前記張
    り出し部を形成した側に向かう傾斜面とされたことを特
    徴とする天井構造。
JP5322379A 1993-12-21 1993-12-21 天井構造 Pending JPH07180260A (ja)

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