JPH0717956A - 置換1,3,4−チアジアゾール - Google Patents

置換1,3,4−チアジアゾール

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JPH0717956A
JPH0717956A JP5342127A JP34212793A JPH0717956A JP H0717956 A JPH0717956 A JP H0717956A JP 5342127 A JP5342127 A JP 5342127A JP 34212793 A JP34212793 A JP 34212793A JP H0717956 A JPH0717956 A JP H0717956A
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ロベルト・アール・シユミツト
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    • C07D285/13Oxygen atoms

Abstract

(57)【要約】 【構成】 式 【化1】 [式中、XはFまたはClである]の2−クロロ−5−
トリハロメチル−1,3,4−チアジアゾール。 【効果】 本発明の2−クロロ−5−トリハロメチル−
1,3,4−チアジアゾールは5−ハロゲノアルキル−
1,3,4−チアジアゾール−2−イルオキシアセタミ
ド類製造用の中間体として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は2−クロロ−5−トリハロメチル
−1,3,4−チアジアゾールに関する。
【0002】本発明の2−クロロ−5−トリハロメチル
−1,3,4−チアジアゾールは、5−ハロゲノアルキ
ル−1,3,4−チアジアゾール−2−イルオキシアセ
タミド類の製造のための中間体として有用である。該5
−ハロゲノアルキル−1,3,4−チアジアゾール−2
−イルオキシアセタミド類は除草剤及び殺菌・殺カビ剤
として有用である。以下、該5−ハロゲノアルキル−
1,3,4−チアジアゾール−2−イルオキシアセタミ
ドを含め、本発明の詳細を説明する。
【0003】5−トリフルオロメチル−1,3,4−チ
アジアゾール−2−イルオキシアセトアミド類、例えば
N−エチル−N−(3−メチルフェニル)−5−トリフ
ルオロメチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル
オキシアセトアミド、N−ベンジル−N−メチル−5−
トリフルオロメチル−1,3,4−チアジアゾール−2
−イルオキシアセトアミドまたはN−メチル−N−フェ
ニル−5−トリフルオロメチル−1,3,4−チアジア
ゾール−2−イルオキシアセトアミドが除草剤性を有す
ることはすでに知られている(ドイツ公開明細書3,0
04,326および3,218,482参照)。
【0004】しかしながら、有害植物類に対するそれら
の除草剤活性および重要な穀物植物類に対するそれらの
耐性は全ての使用分野において必ずしも常に満足のいく
ものではなかった。この種類の物質の殺菌・殺カビ剤活
性は公知ではない。
【0005】一般式(I)
【0006】
【化2】
【0007】[式中、R1はトリフルオロメチル以外の
ハロゲノアルキルを表わし、そしてR2およびR3は互い
に独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニ
ル、各場合とも任意に置換されていてもよいシクロアル
キルもしくはシクロアルケニル、ハロゲノアルキル、ア
ルコキシアルキル、アルコキシアルキレンオキシ、アル
コキシ、アラルキルまたは任意に置換されていてもよい
アリールを表わすか、或いはR2およびR3がそれらが結
合している窒素原子と一緒になって、その他にヘテロ原
子も含有できる任意に置換されていてもよい飽和もしく
は不飽和の複素環式基を表わす]の新規な5−ハロゲノ
アルキル−1,3,4−チアジアゾール−2−イルオキ
シアセトアミド類を見出した。
【0008】さらに、一般式(I)
【0009】
【化3】
【0010】[式中、R1はトリフルオロメチル以外の
ハロゲノアルキルを表わし、そしてR2およびR3は互い
に独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニ
ル、各場合とも任意に置換されていてもよいシクロアル
キルもしくはシクロアルケニル、ハロゲノアルキル、ア
ルコキシアルキル、アルコキシアルキレンオキシ、アル
コキシ、アラルキルまたは任意に置換されていてもよい
アリールを表わすか、或いはR2およびR3がそれらが結
合している窒素原子と一緒になって、その他にヘテロ原
子も含有できる任意に置換されていてもよい飽和もしく
は不飽和の複素環式基を表わす]の新規な5−ハロゲノ
アルキル−1,3,4−チアジアゾール−2−イルオキ
シアセトアミド類は、(a)式(II)
【0011】
【化4】
【0012】[式中、Rは上記の意味を有し、そして
Aは電子−吸引性の分離性基を表わす]の5−ハロゲノ
アルキル−1,3,4−チアジアゾール誘導体類を、適
宜希釈剤の存在下で、適宜酸結合剤の存在下で、そして
適宜相転移触媒の存在下で、式(III)
【0013】
【化5】
【0014】[式中、R2およびR3は上記の意味を有す
る]のヒドロキシアミド類と反応させるか、または
(b)式(IV)
【0015】
【化6】
【0016】[式中、R2およびR3は上記の意味を有す
る]のヒドラジン−チオカルボン酸O−カルバモイルメ
チルエステル類を、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸
結合剤の存在下で、式(V)
【0017】
【化7】R1−CO−O−CO−R1 (V) [式中、R1は上記の意味を有する]の無水ハロゲノカ
ルボン酸と反応させるか、または(c)式(VI)
【0018】
【化8】
【0019】[式中、R1、R2およびR3は上記の意味
を有する]のN′−アシル−ヒドラジン−N−チオカル
ボン酸O−カルバモイルメチルエステル類を濃鉱酸を用
いて環化させる方法により得られることも見出した。
【0020】最後に、式(I)の新規な5−ハロゲノア
ルキル−1,3,4−チアジアゾール−2−イルオキシ
アセトアミド類は除草剤性、特に選択的除草剤性、およ
び殺菌・殺カビ性を有していることも見出した。
【0021】驚くべきことに、式(I)の新規な5−ハ
ロゲノアルキル−1,3,4−チアジアゾール−2−イ
ルオキシアセトアミド類は、有害植物類に対する改良さ
れた除草剤性を有する他に、化学的およびそれらの活性
の観点から近い関連化合物である先行技術から公知の5
−トリフルオロメチル−1,3,4−チアジアゾール−
2−イルオキシアセトアミド類より重要な農作物に対し
て高い耐性も有している。
【0022】式(I)は本発明に従う5−ハロゲノアル
キル−1,3,4−チアジアゾール−2−イルオキシア
セトアミド類の一般的な定義を与えるものである。
【0023】式(I)の好適な化合物類は、R1が各場
合とも炭素数が8まででそしてハロゲン数が17までの
トリフルオロメチル基以外の直鎖もしくは分枝鎖状のハ
ロゲノアルキルを表わし、そしてR2およびR3が互いに
独立して、水素、炭素数が1〜8の直鎖もしくは分枝鎖
状のアルキル、各場合とも炭素数が2〜8の直鎖もしく
は分枝鎖状のアルケニルもしくはアルキニル、各場合と
も任意に同一または異なる置換基(可能な置換基は特に
炭素数が1〜4のアルキルである)によりモノ−もしく
はポリ−置換されていてもよい炭素数が3〜7のシクロ
アルキルもしくはシクロアルケニル、個々のアルキルも
しくはアルキレン部分の炭素数が1〜8の直鎖もしくは
分枝鎖状のアルコキシ、アルコキシアルキレンオキシも
しくはアルコキシアルキル、炭素数が1〜8でありそし
てハロゲン(、殊に弗素、塩素及び臭素)の数が1〜5
のハロゲノアルキル、アリール部分中の炭素数が6〜1
0でありそしてアルキル部分中の炭素数が1もしくは2
のアラルキル、または任意に同一または異なる置換基に
よりモノ−もしくはポリ−置換されていてもよい炭素数
が6〜10のアリールを表わし、ここで可能な置換基は
ハロゲン、各場合とも炭素数が1〜4の直鎖もしくは分
枝鎖状のアルキル、アルコキシおよびアルキルチオ、各
場合とも炭素数が1もしくは2でありそしてハロゲン
(殊に弗素、塩素及び臭素)の数が1〜5であるハロゲ
ノアルキル、ハロゲノアルコキシおよびハロゲノアルキ
ルチオ、並びにニトロであり、或いはR2およびR3がそ
れらが結合している窒素原子と一緒になって、任意に同
一または異なる置換基によりモノ−もしくはポリ−置換
されていてもよくそして2個までの他のヘテロ原子、特
に窒素および酸素、を含有していてもよい飽和もしくは
不飽和の5員ないし7員の複素環式基を表わし、ここで
可能な置換基は縮合環系の形も含む炭素数が1〜6の直
鎖もしくは分枝鎖状のアルキル、縮合環系の形も含む炭
素数が6〜10のアリール、および炭素数が2もしくは
3のジオキシアルキレンであるものである。
【0024】式(I)の特に好適な化合物類は、R
クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フ
ルオロメチル、ジフルオロメチル、クロロフルオロメチ
ル、クロロジフルオロメチル、ジクロロフルオロメチ
ル、1−クロロエチル、2−クロロエチル、1,2−ジ
クロロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、ペンタ
クロロエチル、ペンタフルオロエチル、1−ブロモエチ
ル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリブロモエチ
ル、1−クロロプロピル、2−クロロプロピル、3−ク
ロロプロピル、1,2−ジクロロプロピル、1,2,3
−トリクロロプロピル、ヘプタフルオロプロピル、ノナ
フルオロブチル、ジクロロブチル、ジフルオロブチル、
ジフルオロクロロブチルまたはジクロロフルオロブチル
であり、そしてRおよびRが互いに独立して、水
素、炭素数が1〜6の直鎖もしくは分枝鎖状のアルキ
ル、各場合とも炭素数が2〜6の直鎖もしくは分枝鎖状
のアルケニルもしくはアルキニル、各場合とも任意にメ
チルおよびエチルからなる群からの同一または異なる置
換基によりモノ−、ジ−もしくはトリ−置換されていて
もよい炭素数が5〜7のシクロアルキルもしくはシクロ
アルケニル、各場合とも各アルキル部分中の炭素数が1
〜6の直鎖もしくは分枝鎖状のアルコキシ、アルコキシ
アルキレンオキシもしくはアルコキシアルキル、炭素数
が1〜6でありそしてハロゲン(特に弗素、臭素および
塩素)数が1〜5のハロゲノアルキル、ベンジル、また
は任意に同一または異なる置換基によりモノ−、ジ−も
しくはトリ−置換されていてもよいベンジルもしくはフ
ェニルを表わし、ここで特に可能な置換基はメチル、エ
チル、メトキシ、メチルチオ、トリフルオロメチル、ト
リフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、弗素、
塩素およびニトロであり、或いはRおよびRがそれ
らが結合している窒素原子と一緒になって、任意にモ
ノ、ジもしくはトリ置換されていてもよく、ここで殊に
好ましい置換基はメチル、エチル及びフェニルである、
下記の複素環式基の1種:
【0025】
【化9】
【0026】を表わすものである。
【0027】下記の一般式(I)の化合物類が、製造実
施例中に挙げられている化合物類の他に特に挙げられ
る:
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】
【表5】
【0033】
【表6】
【0034】
【表7】
【0035】
【表8】
【0036】
【表9】
【0037】
【表10】
【0038】
【表11】
【0039】
【表12】
【0040】
【表13】
【0041】
【表14】
【0042】
【表15】
【0043】
【表16】
【0044】
【表17】
【0045】例えば2−クロロ−トリクロロメチル−
1,3,4−チアゾールおよびヒドロキシ酢酸ジエチル
アミドを出発物質類として使用する場合、本発明に従う
方法(a)における反応過程は下記の式により表わされ
る:
【0046】
【化10】
【0047】例えばO−(N−メチル−N−フェニル−
カルバモイルメチル)ヒドラジン−ジチオカルボキシレ
ートおよび無水トリクロロ酢酸を出発物質類として使用
する場合、本発明に従う方法(b)における反応過程は
下記の式により表わされる:
【0048】
【化11】
【0049】例えばO−(N,N−ジ−n−プロピル−
カルバモイル−メチル)N′−トリクロロアセチルヒド
ラジン−N−チオカルボキシレートおよび濃硫酸を出発
物質類として使用する場合、本発明に従う方法(c)に
おける反応過程は下記の式により表わされる:
【0050】
【化12】
【0051】式(II)は本発明に従う方法(a)を実
施するための出発物質として必要な5−ハロゲノアルキ
ル−1,3,4−チアジアゾール誘導体類の一般的な定
義を与えるものである。この式(II)において、R
は好適には本発明に従う式(I)の物質類の記載中でこ
の置換基に関して好適であるとすでに挙げられている基
を表わす。Aは好適にはハロゲンまたはアルキルスルホ
ニルもしくはアラルキルスルホニル、特に塩素、臭素、
メチルスルホニルまたはエチルスルホニル、を表わす。
【0052】式(II)の5−ハロゲノアルキル−1,
3,4−チアジアゾール誘導体類のあるものは公知であ
る(例えばLiebigs Ann.Chem.198
、1219、ドイツ公開明細書1,817,069お
よび米国特許明細書3,562,284参照)。
【0053】これまでに公知ではない式(II)の化合
物類は原則的に公知の方法により同様にして得られる
(例えばドイツ公開明細書3,228,147、J.C
hem.Soc.1949、1918−1923、J.
Chem.Soc.1949、3311−3315、米
国特許明細書3,260,588、J.Heteroc
yclic Chem.11(3)巻、343−345
頁、1974参照)。
【0054】式(III)は本発明に従う方法(a)を
実施するための出発物質としてその他に必要なヒドロキ
シアセトアミド類の一般的な定義を与えるものである。
この式(III)において、RおよびRは好適には
本発明に従う式(I)の物質類の記載中でこれらの置換
基に関して好適であるとすでに挙げられている基を表わ
す。式(III)のヒドロキシアセトアミド類は公知で
あるか(例えばヨーロッパ特許18,497、ヨーロッ
パ特許29,171、ドイツ公開明細書3.038,5
98およびドイツ公開明細書3,148,839参
照)、またはそれらは原則的に公知である方法により同
様にして得られる。
【0055】式(IV)は本発明に従う方法(b)を実
施するための出発物質として必要なヒドラジン−チオカ
ルボン酸O−カルバモイルメチルエステル類の一般的な
定義を与えるものである。この式(IV)において、R
およびRは好適には本発明に従う式(I)の物質類
の記載中でこれらの置換基に関して好適であるとすでに
挙げられている基を表わす。
【0056】式(IV)のヒドラジン−チオカルボン酸
O−カルバモイルメチルエステル類は今まで知られてい
なかった。しかしながら、それらは同一日に本出願人の
会社が出願している同時出願の主題である。
【0057】それらは式(VII)
【0058】
【化13】
【0059】[式中、RおよびRは上記の意味を有
する]のO−カルバモイルメチルS−カルボキシメチル
ジチオカーボネート類を、適宜例えば水の如き希釈剤の
存在下でそして適宜例えば炭酸水素ナトリウムの如き酸
結合剤の存在下で、−20℃〜+50℃の間の温度にお
いてヒドラジン水和物と反応させる方法により、または
式(III)
【0060】
【化14】
【0061】[式中、RおよびRは上記の意味を有
する]のヒドロキシアセトアミド類を連続的に「一容器
方法」で、最初は例えばアルカリ金属水酸化物の如き塩
基の存在下で二硫化炭素と、そして次に例えばクロロ酢
酸ナトリウムの如きアルカリ金属クロロ酢酸塩と、そし
て最後に適宜例えば水の如き希釈剤の存在下で0℃〜+
60℃の間の温度においてヒドラジン水和物と反応させ
る方法により得られる。
【0062】式(VII)のO−カルバモイルメチルS
−カルボキシメチルジチオカーボネート類も同様に公知
ではない。
【0063】それらは、式(III)
【0064】
【化15】
【0065】[式中、RおよびRは上記の意味を有
する]のヒドロキシアセトアミド類を連続的に「一容器
方法」で、最初は例えば水酸化カリウムの如き塩基の存
在下で二硫化炭素と、そして次に例えばクロロ酢酸ナト
リウムの如きアルカリ金属クロロ酢酸塩と、そして最後
に適宜例えば水の如き希釈剤の存在下で0℃〜+60℃
の間の温度において例えば塩酸の如き酸と反応させる方
法により得られる。
【0066】式(V)は本発明に従う方法(b)を実施
するための出発物質としてその他に必要な無水ハロゲノ
カルボン酸類の一般的な定義を与えるものである。この
式(V)において、Rは好適には本発明に従う式
(I)の物質類の記載中でこの置換基に関して好適であ
るとすでに挙げられている基を表わす。
【0067】式(V)の無水ハロゲノカルボン酸類は一
般的に公知の有機化学化合物類である。
【0068】式(VI)は本発明に従う方法(c)を実
施するための出発物質として必要なN′−アシル−ヒド
ラジン−N−チオカルボン酸O−カルバモイルメチルエ
ステル類の一般的な定義を与えるものである。この式
(VI)においてR、RおよびRは好適には本発
明に従う式(I)の物質類の記載中でこれらの置換基に
関して好適であるとすでに挙げられている基を表わす。
【0069】式(VI)のN′−アシル−ヒドラジン−
N−チオカルボン酸O−カルバモイルメチルエステル類
は今までに知られていなかった。しかしながら、それら
は同一日に本出願人の会社が出願している同時出願の主
題である。
【0070】それらは式(IV)
【0071】
【化16】
【0072】[式中、RおよびRは上記の意味を有
する]のヒドラジン−N−チオカルボン酸O−カルバモ
イルメチルエステル類を、適宜例えばジメチルホルムア
ミドの如き希釈剤の存在下でそして適宜例えばピリジン
の如き酸結合剤の存在下で、−20℃〜+60℃の間の
温度において、式(VIII)
【0073】
【化17】 R1−CO−X (VIII) [式中、Rは上記の意味を有し、そしてXはハロゲン
またはアルコキシ、特に塩素、臭素、メトキシまたはエ
トキシ、を表わす]のアシル化剤と反応させるか、また
は式(VII)
【0074】
【化18】
【0075】[式中、RおよびRは上記の意味を有
する]のO−カルバモイルメチルS−カルボキシメチル
ジチオカーボネート類を、適宜例えば水の如き希釈剤の
存在下でそして適宜例えば炭酸水素ナトリウムの如き酸
結合剤の存在下で、−20℃〜+5℃の間の温度におい
て、式(IX)
【0076】
【化19】R1−CO−NH−NH2 (IX) [式中、Rは上記の意味を有する]のN−アシルヒド
ラジン類と反応させるか、または式(III)
【0077】
【化20】
【0078】[式中、RおよびRは上記の意味を有
する]のヒドロキシアセトアミド類を連続的に「一容器
方法」で、最初は例えば水酸化カリウムの如き塩基の存
在下で二硫化炭素と、そして次に例えばクロロ酢酸ナト
リウムの如きアルカリ金属クロロ酢酸塩と、そして最後
に適宜例えば水の如き希釈剤の存在下で−20℃〜+6
0℃の間の温度において式(IX)
【0079】
【化21】R1−CO−NH−NH2 (IX) [式中、Rは上記の意味を有する]のN−アシルヒド
ラジン類と反応させる方法により得られる。
【0080】式(VIII)のアシル化剤は一般的に公
知の有機化学化合物類である。
【0081】式(IX)のN−アシルヒドラジン類も同
様に一般的に公知の有機化学化合物類であるか、または
それらは原則的に公知の方法によりヒドラジン類をアシ
ル化することにより一般的な従来方法で得られる(C.
フェリ(Rerri)の 'Reaktionen de
r organischen Synthese'、チ
エメ・フェルラグ、スタットガルト、1978、562
−563頁参照)。
【0082】本発明に従う方法(a)用に使用できる希
釈剤類は有機または無機溶媒類である。好適な溶媒類は
炭化水素類、例えばトルエンもしくはシクロヘキサン、
ハロゲノ炭化水素類、例えば塩化メチレン、クロロホル
ム、ジクロロエタンもしくはクロロベンゼン、ケトン
類、例えばアセトンもしくはメチルイソブチルケトン、
エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピル
エーテルもしくはメチルt−ブチルエーテル、アルコー
ル類、例えばメタノール、エタノールもしくはイソ−プ
ロパノール、アミド類、例えばジメチルホルムアミドも
しくはジメチルアセトアミド、スルホキシド類、例えば
ジメチルスルホキシド、水、または塩の水溶液である。
【0083】ここで好適に使用される塩類はアルカリ金
属類またはアルカリ土類金属類の塩化物類もしくは硫酸
塩類、例えば塩化ナトリウム、塩化カリウムまたは塩化
カルシウム、である。
【0084】本発明に従う方法(a)は好適には酸結合
剤を使用して実施される。好適な酸結合剤類は強塩基性
アルカリ金属およびアルカリ土類金属化合物類、例えば
酸化物類、例えば酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化
マグネシウムおよび酸化カルシウム、水酸化物類、例え
ば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシ
ウムおよび水酸化カルシウム、および/または炭酸塩
類、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸マグネ
シウムおよび炭酸カルシウム、である。
【0085】ある場合には(使用される式(III)の
ヒドロキシアセトアミドを基にして)0.01〜10重
量%の相転移触媒が有利であることが証明されている。
そのような触媒類の例として挙げられるものは、テトラ
ブチルアンモニウムクロライド、テトラブチルアンモニ
ウムブロマイド、トリブチル−メチルホスホニウムブロ
ライド、トリブチル−C13/C15−アルキルアンモニウ
ムクロライド、ジベンジル−ジメチル−アンモニウムメ
チルサルフェート、ジメチル−C12/C14−アルキル−
ベンジルアンモニウムクロライド、テトラブチルアンモ
ニウムヒドロキシド、18−クラウン−6、トリエチル
ベンジルアンモニウムクロライド、トリメチルベンジル
アンモニウムクロライド、テトラエチルアンモニウムブ
ロマイドおよびテトラエチルアンモニウムクロライドで
ある。
【0086】本発明に従う方法(a)における反応温度
は実質的な範囲内で変えることができる。それらは一般
に−50℃および+100℃の間、好適には−20℃お
よび+100℃の間、である、本発明に従う方法(a)
を実施するには、1モルの式(II)の5−ハロゲノア
ルキル−1,3,4−チアジアゾール誘導体当たり一般
に0.1〜10モルの、好適には0.8〜1.2モル
の、式(III)のヒドロキシアセトアミドおよび0.
5〜10モルの、好適には0.5〜5モルの、塩基が使
用される。反応物の添加順序は希望により交互にするこ
ともでき、そして全ての成分類を同時に反応容器中に計
量添加することもできる。反応工程は連続的であっても
または不連続的であってもよい。処理は一般的な方法で
実施される。
【0087】本発明に従う方法(b)用に使用できる希
釈剤類は不活性有機溶媒類である。好適に使用される溶
媒類は脂肪族もしくは芳香族の任意にハロゲン化されて
いてもよい炭化水素類、例えばベンジン、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、ヘキサン、シクロヘキサン、塩化メ
チレン、クロロホルム、四塩化炭素もしくはクロロベン
ゼン、ケトン類、例えばアセトンもしくはブタノン、ニ
トリル類、例えばアセトニトリルもしくはプロピオニト
リル、エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフランもしくはジイソプロピルエーテ
ル、エステル類、例えば酢酸エチル、またはアミド類、
例えばジメチルホルムアミドもしくはヘキサメチル燐酸
トリアミド、である。
【0088】本発明に従う方法(b)における反応温度
は実質的な範囲内で変えることができる。それらは一般
に−30℃および+30℃の間、好適には−10℃およ
び+20℃の間、である。
【0089】本発明に従う方法(b)を実施するには、
1モルの式(IV)のヒドラジンチオカルボン酸O−カ
ルバモイルメチルエステル当たり一般に1〜5モルの、
好適には1.5〜3モルの、式(V)の無水ハロゲノカ
ルボン酸が使用される。処理するためには、過剰の式
(V)の無水物および副生物類を水性塩基を用いる処理
により除去し、そして式(I)の反応生成物を適当な水
−不混和性溶媒を用いる抽出により単離する。生成物類
はそれらの屈折率または融点により同定される。本発明
に従う方法(c)を実施するには、原則的には該環化反
応用に一般的に使用できる全ての鉱酸類が適している。
濃硫酸が好適に使用される。
【0090】本発明に従う方法(c)は好適には希釈剤
を添加せずに実施される。
【0091】本発明に従う方法(c)における反応温度
は実質的な範囲内で変えることができる。それらは一般
に−50℃および+50℃の間、好適には−30℃およ
び+20℃の間、である。
【0092】本発明に従う方法(c)を実施するには、
1モルの式(VI)のN′−アシル−ヒドラジン−N−
チオカルボン酸O−カルバモイルエステル当たり一般に
5〜50モルの、好適には10〜20モルの、濃硫酸が
使用される。処理するためには、反応混合物を水で希釈
し、そして水中に不溶性である式(I)の生成物を適当
な有機溶媒を用いて抽出する。生成物類はそれらの屈折
率または融点により同定される。
【0093】本発明に従う活性化合物類は落葉剤、乾燥
剤、広葉植物死滅剤、および特に殺雑草剤として使用で
きる。雑草とは広い意味ではそれらが望まれない場所で
生育する全ての植物類であると理解すべきである。本発
明に従う物質類が総合的または選択的な除草剤として作
用するかどうかは本質的に使用量に依存している。
【0094】本発明に従う活性化合物類は例えば下記の
植物類に関して使用できる:次の属の双子葉雑草 :カラシ属(Sinapis)、 マメグンバ
イナズナ属(Leipidium)、ヤエムグラ属(Galium)、ハ
コベ属(Stellaria)、シカギク属(Matricaria)、カミ
ツレモドキ属(Anthemis)、ガリンソガ属(Galinsog
a)、アカザ属(Chenopodium)、イラクサ属(Urtica)、
キオン属(Senecio)、ヒユ属(Amaranthus)、スベリヒ
ユ属(Portulaca)、オナモミ属(Xanthium)、ヒルガオ
属(Convolvulus)、サツマイモ属(Ipomoea)、 タデ属
(Polygonum)、 セスバニア属(Sesbania)、オナモミ属
(Ambrosia)、 アザミ属(Cirsium)、ヒレアザミ属 (Ca
rduus)、 ノゲシ属(Sonchus)、 ナス属(Solanum)、 イ
ヌガラシ属(Rorippa)、 キカシグサ属(Rotala)、 アゼ
ナ属(Lindernia)、 ラミウム属(Lamium)、 クワガタソ
ウ属(Veronica)、イチビ属(Abutilon)、 エメクス属
(Emex)、 チョウセンアサガオ属(Datura)、 スミレ属
(Viola)、 チシマオドリコ属(Galeopsis)、 ケシ属(P
apaver) およびセンタウレア属(Centaurea)。次の属の双子葉栽培植物 :ワタ属(Gossypium)、 ダイズ
属(Glycine)、 フダンソウ属(Beta)、 ニンジン属(Dau
cus)、 インゲンマメ属 (Phaseolus)、エンドウ属(Pisu
m)、ナス属(Solanum)、アマ属(Linum)、 サツマイモ
属(Ipomoea)、 ソラマメ属(Vicia)、 タバコ属(Nico
tiana)、 トマト属(Lycopersicon)、ラッカセイ属(Ar
achis)、 アブラナ属(Brassica)、 アキノノゲシ属(La
ctuca)、キユウリ属(Cucumis) およびウリ属(Cucurbi
ta)。次の属の単子葉雑草 :ヒエ属(Echinochloa)、 エノコロ
グサ属(Setaria)、 キビ属(Panicum)、メヒシバ属(Di
gitaria)、 アワガリエ属(Phleum)、スズメノカタビラ
属(Poa)、 ウシノケグサ属(Festuca)、 オヒシバ属(E
leusine)、 ブラキアリア属(Brachiaria)、 ドクムギ属
(Lolium)、 スズメノチャヒキ属(Bromus)、カラスム
ギ属(Avena)、 カヤツリグサ属(Cyperus)、モロコシ属
(Sorghum)、カモジグサ属(Agropyron)、 シノドン属
(Cynodon)、ミズアオイ属(Monochoria)、 テンツキ属
(Fimbristylis)、 オモダカ属(Sagittaria)、 ハリイ
属 (Eleocharis)、 ホタルイ属(Scirpus)、 パスパルム
属 (Paspalum)、カモノハシ属(Ischaemum)、 スペノク
レア属(Sphenoclea)、 ダクチロクテニウム属(Dactyl
octenium)、 ヌカボ属(Agrostis)、スズメノテッポウ
属(Alopecurus) およびアペラ属(Apera)。
【0095】次の属の単子葉栽培植物:イネ属(Oryz
a)、トウモロコシ属(Zea)、 コムギ属(Triticum)、
オオムギ属(Hordeum)、 カラスムギ属(Avena)、ライ
ムギ属(Secale)、 モロコシ属(Sorghum)、キビ属(Pa
nicum)、 サトウキビ属(Saccharum)、アナナス属(Ana
nas)、 クサスギカズラ属(Asparagus) およびネギ属
(Allium)。
【0096】しかしながら、本発明に従う活性化合物類
の使用はこれらの属に何ら限定されるものではなく、同
じ方法で他の植物類にも及ぶ。
【0097】該化合物類は、濃度によるが、例えば工業
用地および鉄道線路上の、並びに植林されているかもし
くはされていない道路および四角い広場上の雑草類の完
全駆除用に使用できる。同等に、化合物は多年生栽培植
物、例えば造林、装飾樹木、果樹園、ぶどう園、かんき
つ類の木立、くるみの果樹園、バナナの植林、コーヒー
の植林、茶の植林、ゴムの木の植林、油やしの植林、カ
カオの植林、ソフトフルーツの植林およびホップ栽培園
の中の雑草の完全駆除用に、そして一年生栽培植物中の
雑草の選択駆除用に使用できる。
【0098】本発明に従う式(I)の活性化合物類は、
特に良好な一般的除草剤活性の他に、重要な穀物類中で
の穀物植物類に関する相当改良された選択性も示し、そ
して特にサトウダイコン、ダイズ、ワタおよび穀類中で
の雑草類の防除用に使用できる。
【0099】本発明に従う式(I)の活性化合物は強力
な殺微生物剤(microbicidal)活性を有し、そして実際
に望ましくない微生物を防除するために実際に使用でき
る。該活性化合物類は植物保護剤としての使用にも適し
ている。
【0100】植物保護において、該殺菌・殺カビ剤類は
プラスモジオフォロミセテス(Plasmodiophoromycete
s)、卵菌類(Oomycetes)、キトリジオミセテス(Chyt
ridiomycetes)、接合菌類(Zygomycetes)、嚢子菌類
(Ascomycetes)、担子菌類(Basidomycetes)、および
不完全菌類(Deuteromycetes)を防除する際に用いられ
る。
【0101】植物の病気を防除する際に必要な濃度で、
本活性化合物の植物による良好な許容性があるために、
植物の地上部分、生長増殖茎および種子、並びに土壌の
処理が可能である。
【0102】本発明に従う物質類は、穀類の病気または
イネの病気の防除用に、例えば原因となる微生物である
ピリキュラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae)、
プクシニア・レコンディタ(Puccinia recondita)、
コクリオボルス・サチヴス(Cochliobolus sativus)
またはピレノフォラ・テレス(Pyrenophora teres)に
対して、および卵菌類も対して、またはリンゴのカイセ
ン病(scab)の原因となる微生物(ヴェンツリア・イン
アクアリス(Venturia inaequalis))に対して、使用
できて成功を収める。
【0103】活性化合物類は、普通の調合物、例えば溶
液、乳濁液、懸濁液、粉末、泡剤、塗布剤、粒剤、エー
ロゾル、活性化合物を含浸させた天然および合成物質、
並びに重合体物質中および種用のコーティング組成物中
の非常に微細なカプセル剤、並びに例えばくん蒸用カー
トリッジ、くん蒸用缶、くん蒸用コイルなどの如き燃焼
装置と共に使用される調合物類、並びにULV冷ミスト
および温ミストに変えることができる。
【0104】これらの調合物は公知の方法により、例え
ば該物質類を任意に界面活性剤、すなわち乳化剤および
/または分散剤および/または発泡剤を使用していても
よい液体溶媒類および/または固体担体類と混合するこ
とにより、製造できる。増量剤として水を使用する場
合、例えば有機溶媒を補助溶媒として使用できる。液体
の溶媒としては、主として次のものが適当である:芳香
族類、例えばキシレン、トルエンもしくはアルキルナフ
タレン、塩素化芳香族もしくは塩素化脂肪族の炭化水素
類、例えばクロロベンゼン、クロロエチレン類もしくは
塩化メチレン、脂肪族炭化水素類、例えばシクロヘキサ
ン、またはパラフィン類、例えば石油溜分、鉱油および
植物性油類、アルコール類、例えばブタノールもしくは
グリコール、並びにそれらのエーテル類およびエステル
類、ケトン類、例えばアセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトンもしくはシクロヘキサノン、ま
たは強い極性の溶媒類、例えばジメチルホルムアミドお
よびジメチルスルホキシド、並びに水。固体の担体とし
ては、例えば粉砕した天然鉱物類、例えばカオリン類、
粘土類、滑石、チョーク、石英、アタパルジャイト、モ
ントモリロナイトまたは珪藻土、および粉砕した合成鉱
物、例えば高度に分散した珪酸、アルミナおよび珪酸塩
が適している。粒剤用の固体担体としては、粉砕および
分別された天然の岩石、例えば方解石、大理石、軽石、
海泡石およびドロマイト、並びに無機および有機の粉末
の合成の粒体、および有機物質の粒体、例えばのこ屑、
やし殻、とうもろこし穂軸およびたばこの茎が適してい
る。乳化剤および/または発泡剤としては、非イオン性
および陰イオン性の乳化剤類、例えばポリオキシエチレ
ン−脂肪酸エステル類、ポリエチレン脂肪族アルコール
エーテル類、例えばアルキルアリールポリグリコールエ
ーテル類、アルキルスルホネート類、アルキルサルフェ
ート類、アリールスルホネート類、並びにアルブミン加
水分解生成物類が適している。分散剤としては、例えば
リグニン−硫酸塩廃液およびメチルセルロースが適して
いる。
【0105】接着剤類、例えばカルボキシメチルセルロ
ースおよび粉末、粒体およびラテックスの形の天然およ
び合成の重合体類、例えばアラビアゴム、ポリビニルア
ルコールおよびポリ酢酸ビニルを調合物中で使用でき
る。
【0106】着色剤類、例えば無機顔料類、例えば酸化
鉄、酸化チタンおよびプルシアンブルー、並びに有機染
料類、例えばアリザリン染料類、アゾ染料類および金属
フタロシアニン染料類、および微量栄養剤類、例えば
鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブテンおよ
び亜鉛の塩類を使用できる。
【0107】調合物は一般に0.1〜95重量%、好適
には0.5〜90重量%、の活性化合物を含有できる。
【0108】本発明に従う活性化合物は、そのままでま
たはそれらの調合物の形で、公知の除草剤類との混合物
状で、雑草類の防除用に使用することもでき、完全調合
物でもタンク混合物でも可能である。
【0109】混合物用の可能な成分類は、公知の除草剤
類、例えば穀類中での雑草類の防除用には1−アミノ−
6−エチルチオ−3−(2,2−ジメチルプロピル)−
1,3,5−トリアジン−2,4(1H,3H)−ジオ
ンもしくはN−(2−ベンゾチアゾリル)−N,N′−
ジメチル−尿素、サトウダイコン中での雑草類の防除用
には4−アミノ−3−メチル−6−フェニル−1,2,
4−トリアジン−5(4H)−オン、並びにダイズ中で
の雑草類の防除用には4−アミノ−6−(1,1−ジメ
チルエチル)−3−メチルチオ−1,2,4−トリアジ
ン−5(4H)−オン、である。驚くべきことに、ある
種の混合物類は相乗活性も示す。
【0110】他の公知の活性化合物、例えば殺菌・殺カ
ビ剤(fungicides)、殺昆虫剤、殺ダニ剤、 殺線虫剤、
鳥駆除剤、植物栄養素類および土壌構造改良剤、との混
合物も可能である。
【0111】活性化合物類はそのまま、或いはそれらの
調合物の形態または該調合物かさらに希釈することによ
り調製した施用形態、例えば調製済み液剤、溶液、懸濁
液、乳剤、粉剤、塗布剤、および粒剤の形態で使用でき
る。それらは普通の方法で、例えば液剤散布、液剤噴
霧、噴霧(atomising)、浸漬、噴霧(misting)、蒸発
施行、射出、スラリー生成、ハケ塗り、粉剤散布、粒剤
散布、乾燥塗布、含水塗布、湿潤塗布、スラリー塗布ま
たは外皮形成、によって使用される。
【0112】除草剤として使用するときには、本発明に
従う活性化合物類は植物の発芽の前または後に適用でき
る。
【0113】これらは種まきの前に土壌中に加えること
もできる。
【0114】活性化合物の使用量は実質的な範囲内で変
えることができる。それは本質的に希望する効果に依存
している。一般に、使用量は0.01〜15kg/h
a、好適には0.05〜20kg/ha、の土壌表面の
間である。
【0115】殺菌・殺カビ剤として使用するときには、
使用形での活性化合物の濃度は実質的な範囲内で変える
ことができる。植物の部分の処理においては、それらは
一般に1〜0.0001重量%の間、好適には0.5〜
0.001重量%の間、である。
【0116】種子の処理では、0.001〜50g/k
gの種子の活性化合物量が一般に要求される。
【0117】土壌の処理用には、0.00001〜0.
1重量%の、好適には0.0001〜0.02重量%、
の活性化合物濃度が作用場所で要求される。
【0118】本発明に従う活性化合物類の製造および使
用を下記の実施例に示す。
【0119】
【実施例】製造実施例実施例1
【0120】
【化22】
【0121】(方法(a))2.4g(0.06モル)
の水酸化ナトリウムの4mlの水中溶液を、6.5g
(0.05モル)のヒドロキシ酢酸ジエチルアミドおよ
び13.8g(0.05モル)の2−クロロ−5−トリ
クロロメチル−1,3,4−チアジアゾールの100m
lのトルエン中溶液に、−10℃において撹拌しながら
ゆっくり加えた。添加の終了時に、撹拌を0℃〜5℃に
おいて12時間続けた。処理するために、有機相を水で
中性となるまで洗浄し、真空中で濃縮し、そして残渣を
0℃において石油エーテルと共に研和した。このように
して得られた固体を吸引濾別し、そして乾燥した。
【0122】7g(理論値の42%)の、融点42℃の
N,N−ジエチル−5−トリクロロ−メチル−チアジア
ゾール−2−イルオキシアセトアミドが得られた。
【0123】実施例2
【0124】
【化23】
【0125】(方法(a))8.3g(0.025モ
ル)の2−メチルスルホニル−5−ヘプタフルオロ−n
−プロピル−1,3,4−チアジアゾールおよび4.3
gのヒドロキシ酢酸N−メチルアニリドを、3.8gの
炭酸カリウムおよび0.5gのテトラブチルアンモニウ
ムブロマイドの50mlのアセトン中懸濁液に20℃に
おいて加えた。添加の終了時に、混合物を室温において
20時間撹拌し、溶媒を蒸留除去し、残渣を水中に加
え、そして混合物を100mlのリグロインを用いて抽
出した。一緒にした有機相から真空中で溶媒を除去し
た。
【0126】9.1g(理論値の87%)の5−ヘプタ
フルオロ−n−プロピル−1,3,4−チアジアゾール
−2−イルオキシ酢酸N−メチルアニリドが屈折率nD
20=1.4662の油状で得られた。
【0127】(実施例2用の)出発物質の製造
【0128】
【化24】
【0129】塩素を35g(0.11モル)の2−ヘプ
タフルオロ−n−プロピル−5−メチルチオ−1,3,
4−チアジアゾールの280mlの酢酸および70ml
の水中溶液の中に、黄色固体が沈澱するまで、5℃〜1
0℃において通した。反応混合物を次に30℃において
さらに30分間撹拌し、そして次にクロロホルムで抽出
した。一緒にしたクロロホルム相を水で洗浄し、硫酸ナ
トリウム上で乾燥し、そして真空中で濃縮した。
【0130】26g(理論値の71%)の、融点62℃
の5−ヘプタフルオロ−n−プロピル−2−メチルスル
ホニル−1,3,4−チアジアゾールが得られた。
【0131】
【化25】
【0132】43g(0.2モル)のペルフルオロ酪酸
を、13.8g(0.1モル)の炭酸カリウムの20m
lの水中溶液に20℃において加え、混合物を室温で1
5分間撹拌し、200mlのトルエンを加え、そして水
を蒸留除去した。このようにして得られた溶液に24.
2g(0.2モル)のヒドラジン−ジチオカルボン酸メ
チルエステルを加え、その後39g(0.25モル)の
オキシ塩化燐を50℃〜60℃において加えた。添加が
終了したときに、撹拌を70℃〜80℃において2時間
続け、生成した反応混合物を氷−水上に注ぎ、有機相を
分離し、水で中性となるまで洗浄し、硫酸ナトリウム上
で乾燥し、そして溶媒を真空中で除去した。
【0133】49g(理論値の82%)の5−ヘプタフ
ルオロ−n−プロピル−2−メチルチオ−1,3,4−
チアジアゾールが黄色の油状で得られた。
【0134】実施例3
【0135】
【化26】
【0136】(方法(b))28.8g(0.12モ
ル)の無水ジクロロ酢酸を、11.95g(2.25モ
ル)のO−(N−メチル−N−フェニルカルバモイル−
メチル)ヒドラジン−チオカルボキシレートおよび12
5mlのジエチルエーテルの混合物に0℃〜5℃におい
て加えた。反応混合物を次に室温で16時間撹拌し、2
0mlの水と共にそして次に50mlの炭酸水素ナトリ
ウム飽和溶液と共に振り、硫酸ナトリウム上で乾燥し、
そして真空中で蒸発させた。残渣をイソプロパノールか
ら再結晶化させた。
【0137】7.2g(理論値の44%)の(5−ジク
ロロ−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イ
ル)−オキシ酢酸N−メチルアニリドがこのようにして
融点114℃のベージュ色の結晶形で得られた。
【0138】出発物質の製造
【0139】
【化27】
【0140】33g(0.2モル)のグリコール酸N−
メチルアニリドを最初に11.2g(0.2モル)の水
酸化カリウムの40mlの水中溶液に10℃で加え、そ
の後15.2g(0.2モル)の二硫化炭素を加えた。
混合物を次に10℃〜15℃で10分間撹拌し、そして
それにより生成した懸濁液に23.2g(0.2モル)
のクロロ酢酸ナトリウムを加えた。反応混合物の温度は
約38℃に上昇した。1時間後に、10g(0.2モ
ル)のヒドラジン水和物を5℃〜10℃において冷却し
ながら滴々添加し、100mlの氷−水を混合物に加
え、そして混合物をそれぞれ50mlのクロロホルムで
3回抽出した。
【0141】溶媒を蒸留除去した後に、43.2g(理
論値の90%)のO−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)ヒドラジン−チオカルボキシレート
が、融点113℃の淡灰色の結晶形で得られた。
【0142】実施例4
【0143】
【化28】
【0144】(方法(c))11.5g(0.03モ
ル)のO−(N−メチル−N−フェニルカルバモイルメ
チル)N′−トリクロロアセチル−ヒドラジン−N−チ
オカルボキシレートを55gの濃硫酸に0℃〜10℃に
おいて加えた。混合物を次に0℃〜10℃において2時
間撹拌し、200gの氷−水上に注ぎ、そしてそれぞれ
50mlのジエチルエーテルで2回抽出した。有機相を
最初は20mlの水と共に次に炭酸水素ナトリウム飽和
溶液と共に振り、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして真
空中で蒸発させた。残渣をイソプロパノールから再結晶
化させた。
【0145】3.9g(理論値の36%)の(5−トリ
クロロメチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イ
ル)−オキシ酢酸N−メチルアニリドがこの方法で融点
100℃の無色の結晶形で得られた。
【0146】出発物質の製造
【0147】
【化29】
【0148】4g(0.05モル)のピリジンを最初に
11.95g(0.05モル)のO−(N−メチル−N
−フェニルカルバモイルメチル)ヒドラジン−チオカル
ボキシレートおよび25mlのN,N−ジメチルホルム
アミドに0℃〜5℃において加え、その後9.1g
(0.05モル)のトリクロロアセチルクロライドを加
えた。混合物を次に0℃〜5℃において1/2時間撹拌
し、そして100mlの氷−水を加えた。結晶化後に、
沈澱した反応生成物を吸引濾別した。
【0149】14.8g(理論値の77%)のO−(N
−メチル−N−フェニルカルバモイルメチル)N′−ト
リクロロアセチル−ヒドラジン−N−チオカルボキシレ
ートがこのようにして融点104℃(分解)の無色の粉
末状で得られた。
【0150】対応する方法でそして一般的な製造の記載
に従い、下記の一般式(I)の5−ハロゲノアルキル−
1,3,4−チアジアゾール−2−イルオキシアセトア
ミド類が得られた:
【0151】
【表18】
【0152】他の出発物質類の製造
【0153】
【化30】
【0154】665gの2−クロロ−5−トリクロロメ
チル−1,3,4−チアジアゾール(沸点82−83℃
/0.8ミリバール;融点38−40℃)を還流コンデ
ンサーおよび圧力調節器付きのステンレス鋼撹拌オート
クレーブ中に最初に加えた。2リットルの無水弗化水素
を約0℃の温度において加え、そして次にオートクレー
ブを閉鎖した。窒素を10バールの保護圧力となるまで
強制的に加え、そして次に混合物をゆっくりと160℃
に加熱した。
【0155】反応は約130〜140℃で始まり、その
際相当な圧力増加が現われた。生成した弗化水素を連続
的に33バールにおいて調節弁を介して放出させた。反
応が停止したら直ちに、圧力をゆっくり下げ、そして反
応をこの圧力において弗化水素用の還流条件下で完了さ
せた。次にオートクレーブを冷却し、放出させ、そして
過剰の弗化水素を蒸留により除去した。残渣を氷−水上
に注ぎ、有機相を分離し、そして硫酸ナトリウム上で乾
燥した。ガスクロマトグラフィーによる分析に従うと、
粗製混合物は下記の組成に有していた:
【0156】
【化31】
【0157】
【化32】
【0158】
【化33】
【0159】残り(2.9%):少量の数種の副生物
類。
【0160】分別蒸留により、2−クロロ−5−フルオ
ロジクロロメチル−1,3,4−チアジアゾールおよび
2−クロロ−5−ジフルオロクロロメチル−1,3,4
−チアジアゾール化合物類が純粋な形で得られた。これ
らの二種の化合物類は新規であり、そしてこれらも同様
に本発明の主題である。
【0161】使用実施例:下記の使用実施例においては
下記の化合物類を比較物質類として使用した:
【0162】
【化34】
【0163】N−エチル−N−(3−メチルフェニル)
−5−トリフルオロメチル−1,3,4−チアジアゾー
ル−2−イルオキシアセトアミド
【0164】
【化35】
【0165】N−ベンジル−N−メチル−5−トリフル
オロメチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イルオ
キシアセトアミド(両者ともドイツ公開明細書3,21
8,482から公知である)
【0166】
【化36】
【0167】N−メチル−N−フェニル−5−トリフル
オロメチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イルオ
キシアセトアミド(ドイツ公開明細書3,004,32
6から公知である)実施例A 発芽前試験 溶媒 : 5重量部のアセトン 乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコール
エーテル 活性化合物の適当な調剤を製造するために、1重量部の
活性化合物を上記量の溶媒と混合し、上記量の乳化剤を
加え、そして濃厚物を水で希釈して所望の濃度とした。
【0168】試験植物の種子を普通の土壌中にまき、そ
して24時間後に活性化合物の調剤を液剤散布した。単
位面積当ありの水の量を一定に保つことが簡便である。
調剤中の活性化合物の濃度は重要ではなく、単位面積当
たりの適用された活性化合物の量だけが重要である。3
週間後に、植物の死滅の程度を未処理の対照用の発育と
比較して評価した。
【0169】数値は、 0%=活性なし(未処理の対照用と同様) 100%=完全死滅 を示している。
【0170】この試験では、例えば製造実施例3に従う
化合物が先行技術に比べて明らかに優れた活性および作
物植物選択性を示した。
【0171】
【表19】
【0172】
【表20】
【0173】実施例B Puccinia試験(コムギ)/保護 溶媒 : 100重量部のジメチルホルムアミド 乳化剤: 0.25重量部のアルキルアリールポリグリ
コールエーテル 活性化合物の適当な調剤を製造するために、1重量部の
活性化合物を上記量の溶媒および上記量の乳化剤と混合
し、そして濃厚物を水で希釈して所望の濃度とした。
【0174】選択活性を試験するために、若い植物にPu
ccinia reconditaの0.1%強度寒天水溶液中の胞子
懸濁液を接種した。接種懸濁液を乾燥させた後に、植物
に活性化合物の調合物をしずくで濡れるまで噴霧した。
植物を培養室中で20℃および100%相対的大気湿度
において24時間維持した。
【0175】接種から10日後に評価を行なった。
【0176】この試験では、例えば下記の製造実施例に
従う化合物類が先行技術に比べて明らかに優れた活性を
示した:(3)および(4)。
【0177】
【表21】
【0178】実施例C Pyrucularia試験(イネ)/保護 溶媒 : 12.5重量部のアセトン 乳化剤: 0.3重量部のアルキルアリールポリグリコ
ールエーテル 活性化合物の適当な調剤を製造するために、1重量部の
活性化合物を上記量の溶媒および上記量の乳化剤と混合
し、そして濃厚物を水で希釈して所望の濃度とした。
【0179】保護活性を試験するために、若いイネ植物
に活性化合物の調合物をしずくがしたたるまで液剤噴霧
した。噴霧コーティングを乾燥させた後に、植物にPyru
cularia oryzaeの水性胞子懸濁液を接種した。次に植
物を100%相対的大気湿度および25℃の温室中に入
れた。
【0180】接種から4日後に病気感染の評価を行なっ
た。
【0181】この試験では、例えば下記の製造実施例に
従う化合物類が先行技術に比べて明らかに優れた活性を
示した:(3)、(4)。
【0182】
【表22】
【0183】実施例D Pyrucularia試験(イネ)/全身的 溶媒 : 12.5重量部のアセトン 乳化剤: 0.3重量部のアルキルアリールポリグリコ
ールエーテル 活性化合物の適当な調剤を製造するために、1重量部の
活性化合物を上記量の溶媒および上記量の乳化剤と混合
し、そして濃厚物を水で希釈して所望の濃度とした。
【0184】全身的性質を試験するために、その中で若
いイネ植物が成長している標準的な土壌に40mlの活
性化合物の調合物を液剤噴霧した。処理から7日後に、
植物にPyrucularia oryzaeの水性胞子懸濁液を接種し
た。その後、植物を25℃の温度および100%相対的
大気湿度の温室中に評価するまで保った。
【0185】接種から4日後に病気感染の評価を行なっ
た。
【0186】この試験では、例えば下記の製造実施例に
従う化合物類が先行技術に比べて明らかに優れた活性を
示した:(3)、(4)。
【0187】
【表23】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 417/12 211 9155−4H A01N 43/82 101 B (72)発明者 フリツツ・マウラー ドイツ連邦共和国デー5600ブツペルタール 1・レーバーシユトラーセ8 (72)発明者 エーリツヒ・クラウケ ドイツ連邦共和国デー5068オーデンター ル・アイヘンドルフベーク8 (72)発明者 ルウトウイツヒ・オイエ ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルクー ゼン1・パウル−クレー−シユトラーセ36 (72)発明者 ハンス−ヨアヒム・ザンテル ドイツ連邦共和国デー5000ケルン80・ゲル ステンカンプ19 (72)発明者 ロベルト・アール・シユミツト ドイツ連邦共和国デー5060ベルギツシユ− グラートバツハ2・イムバルトビンケル 110 (72)発明者 パウル・ライネツケ ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルクー ゼン3・レツシングシユトラーセ11 (72)発明者 ゲルト・ヘンスラー ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルクー ゼン1・ハイマンシユトラーセ40

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 [式中、XはFまたはClである]の2−クロロ−5−
    トリハロメチル−1,3,4−チアジアゾール。
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