JPH07179211A - 急傾斜コンベヤにおける横桟の構造 - Google Patents

急傾斜コンベヤにおける横桟の構造

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JPH07179211A
JPH07179211A JP32877093A JP32877093A JPH07179211A JP H07179211 A JPH07179211 A JP H07179211A JP 32877093 A JP32877093 A JP 32877093A JP 32877093 A JP32877093 A JP 32877093A JP H07179211 A JPH07179211 A JP H07179211A
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JP
Japan
Prior art keywords
base belt
main body
inclined conveyor
rail
belt main
Prior art date
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Pending
Application number
JP32877093A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshikazu Yamanaka
敏和 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 横桟の表面に運搬物が付着するのを有効に防
止すると共に、横桟の剛性を高めることが出来る急傾斜
コンベヤにおける横桟の構造を目的とするものである。 【構成】 横桟10a,10b,10cは、急傾斜コン
ベヤ1のベースベルト本体2の長手方向に沿って、所定
の間隔を隔てて設けられている。前記各横桟10a,1
0b,10cは、ベースベルト本体2に対して一体的に
接着する裾部12と、この裾部12から立設された桟部
13とで構成され、この裾部12と桟部13との表裏面
には、厚さ0.05mm〜1.0 mmの弾性率(モジュラス)の高
い超高分子量ポリエチレンシート14を熱融着により一
体的に形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、急傾斜コンベヤにお
ける横桟の構造に係わり、更に詳しくは横桟の表面に運
搬物が付着するのを有効に防止すると共に、横桟の剛性
を高めることが出来る急傾斜コンベヤにおける横桟の構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高低差のある場所に粒状物,粉状
物等を輸送するコンベヤとして、急傾斜コンベヤが使用
されている。この急傾斜コンベヤは、通常30°以上の
傾斜で使用するが、傾斜が増すに従い、装置全長の短
縮,設置面積の節減効果があり、幅広く利用されてい
る。
【0003】上記のような急傾斜コンベヤ1は、図2に
示すように、ベースベルト本体2の幅方向両側部に、ベ
ースベルト本体2の長手方向に沿って波形状のフランジ
3a,3bを一体的に立設し、このフランジ3a,3b
間のベースベルト本体2上に、ベースベルト本体2の長
手方向に沿って、所定の間隔を隔てて図3〜図5に示す
ような板状の横桟5が設けられている。
【0004】そして、粒状物,粉状物等の運搬物Wは、
ベースベルト本体2上の前記横桟5と、フランジ3a,
3bとの区画された空間部Xに積載されて、所定位置ま
で輸送されて排出されるものである。また、横桟5の形
状としては、図6の(a),(b),(c)に示すよう
に、ベースベルト本体2上に垂直に立設させて設けた横
桟5a(図6の(a)),ベースベルト本体2上に傾斜
させて設けた横桟5b(図6の(b)),更にベースベ
ルト本体2上に傾斜させ、かつ先端部4を空間部X側に
曲げて形成した横桟5c(図6の(c))等の種類があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、近年、急
傾斜コンベヤの大容量化になってくると、コンベヤベル
トの大型化、即ち、横桟の高さ,幅の大寸法化に伴い、
横桟の剛性の増加及び軽量化の必要性が出てきた。ま
た、急傾斜コンベヤの傾斜角度が急になる程、運搬物の
荷重が横桟に掛かるため、横桟を強固に構成する必要が
あるが、横桟の剛性を高めたり、強固にすると、肉厚等
も厚くなって横桟の重量も大きくなる。
【0006】更に、急傾斜コンベヤの傾斜角度が急にな
る程、運搬能力を確保するために、横桟の取付け個数も
多くする必要があるが、横桟の数を多くすると、必然的
に急傾斜コンベヤの重量に占める横桟の重量も多くな
り、例えば,急傾斜コンベヤの重量に対する横桟の重量
が30%〜40%を越える場合があり、急傾斜コンベヤ
の運転駆動のための消費電力も大きくなると言う問題が
あった。
【0007】また、付着性の強い運搬物の場合、ベース
ベルト本体と横桟とのコーナ部に運搬物が付着堆積し、
これがベルトの戻り側で落下,堆積する上、運搬容積が
減少し、運搬能力が低下すると言う問題があった。この
発明は、かかる従来の課題に着目して案出されたもの
で、横桟表面への運搬物の付着を有効に防止すると共
に、横桟の肉厚を厚くせずに、剛性を高めることが出
来、また横桟の個数を増加して運搬能力を確保しても、
急傾斜コンベヤの重量に対する横桟の重量が大きくなら
ず、従って、運転駆動のための消費電力も大きくなら
ず、有効に利用出来る急傾斜コンベヤにおける横桟の構
造を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、横桟の前後表面に、分子量100万以上の
高分子量ポリエチレンシートを一体的に貼付けて構成し
たことを要旨とするものである。
【0009】
【発明の作用】この発明は上記のように構成され、横桟
の前後表面に、弾性率(モジュラス)の高い分子量10
0万以上の高分子量ポリエチレンシート(以下超高分子
量ポリエチレンシート)を熱融着により一体的に成形す
ることで、付着性の強い運搬物の場合であっても、横桟
表面に熱融着させた高分子量ポリエチレンシートにより
横桟表面への運搬物の付着を有効に防止し、また弾性率
の高い高分子量ポリエチレンシートを横桟の前後表面に
熱融着させた積層効果により、横桟の肉厚を厚くするこ
となく剛性を高めることが出来ると共に、軽量化を図る
ことが出来、従って、個数を増加して運搬能力を確保し
ても、急傾斜コンベヤの重量に対する横桟の重量が大き
くならず、運転駆動のための消費電力も大きくならずに
有効に利用出来るものである。
【0010】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。なお、従来例と同一構成要素は、同
一符号を付して説明は省略する。図1の(a),
(b),(c)は、この発明を実施したゴム状弾性材料
から成る横桟10a,10b,10cの各実施例を示
し、図1の(a)は、ベースベルト本体2上に横桟10
aを垂直に立設させて設けた例,図1の(b)は、ベー
スベルト本体2上に横桟10bを傾斜させて設けた例、
図1の(c)は、ベースベルト本体2上に横桟10cを
傾斜させ、かつ先端部11を空間部X側に曲げて形成し
た例を示している。
【0011】上記、各横桟10a,10b,10cは、
急傾斜コンベヤ1のベースベルト本体2の長手方向に沿
って、所定の間隔を隔てて設けられている。前記各横桟
10a,10b,10cは、ベースベルト本体2に対し
て一体的に接着する裾部12と、この裾部12から立設
された桟部13とで構成され、この裾部12と桟部13
との表裏面には、厚さ0.05mm〜1.0 mmの弾性率(モジュ
ラス)の高い超高分子量ポリエチレンシート14を熱融
着により一体的に形成してある。
【0012】この超高分子量ポリエチレンシート14の
形成方法としては、横桟10a,10b,10cの成形
時に、図示しないモールドの内壁面に超高分子量ポリエ
チレンシート14を敷設し、横桟10a,10b,10
cの成形時に、裾部12と桟部13との表裏面に超高分
子量ポリエチレンシート14を熱融着により一体的に貼
付けて構成するものである。
【0013】このように、横桟10a,10b,10c
の裾部12と桟部13とに、超高分子量ポリエチレンシ
ート14を一体的に貼付けて成形することにより、付着
性の強い運搬物Wの場合であっても、横桟10a,10
b,10cの表面への運搬物Wの付着がなく、また横桟
10a,10b,10cの肉厚を厚くしなくても、剛性
を充分に高めることが出来ると共に、軽量化を図ること
が出来、従って、例えば個数を増加して運搬能力を確保
しても、急傾斜コンベヤの重量に対する横桟10a,1
0b,10cの重量が大きくならず、運転駆動のための
消費電力も従来と同様か、それ以下に押さえることが出
来るものである。
【0014】
【発明の効果】この発明は、上記のように横桟の前後表
面に、分子量100万以上の高分子量ポリエチレンシー
トを一体的に貼付けて構成したので、横桟表面への運搬
物の付着を有効に防止すると共に、横桟の肉厚を厚くせ
ずに、剛性を高めることが出来、また例えば横桟の個数
を増加して運搬能力を確保しても、急傾斜コンベヤの重
量に対する横桟の重量が大きくならず、従って、運転駆
動のための消費電力も従来と同様か、それ以下に押さえ
ることが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の(a),(b),(c)は、この発明を
実施したゴム状弾性材料から成る横桟の各実施例を示
し、図1の(a)は、ベースベルト本体上に横桟を垂直
に立設させて設けた断面図、図1の(b)は、ベースベ
ルト本体上に横桟を傾斜させて設けた断面図、図1の
(c)は、ベースベルト本体上に横桟を傾斜させ、かつ
先端部を空間部側に曲げて形成した断面図である。
【図2】従来の急傾斜コンベヤの一部斜視図である。
【図3】従来の横桟の一部平面図である。
【図4】図3のAーA矢視断面図である。
【図5】図3のBーB矢視断面図である。
【図6】図6の(a),(b),(c)は、従来のゴム
状弾性材料から成る横桟の各実施例を示し、図6の
(a)は、ベースベルト本体上に横桟を垂直に立設させ
て設けた断面図、図6の(b)は、ベースベルト本体上
に横桟を傾斜させて設けた断面図、図6の(c)は、ベ
ースベルト本体上に横桟を傾斜させ、かつ先端部を空間
部側に曲げて形成した断面図である。
【符号の説明】
1 急傾斜コンベヤ 2 ベースベルト本体 10a,10b,10c 横桟 11 先端部 12 裾部 13 桟部 14 超高分子量ポリエ
チレンシート X 空間部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースベルト本体の幅方向両側部に、ベ
    ースベルト本体の長手方向に沿って波形状のフランジを
    一体的に設け、このフランジ間のベースベルト本体上
    に、ベースベルト本体の長手方向に沿って、所定の間隔
    を隔てて横桟を一体的に設けて成る急傾斜コンベヤにお
    いて、前記横桟の前後表面に、分子量100万以上の高
    分子量ポリエチレンシートを一体的に貼付けて構成して
    成る急傾斜コンベヤにおける横桟の構造。
JP32877093A 1993-12-24 1993-12-24 急傾斜コンベヤにおける横桟の構造 Pending JPH07179211A (ja)

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JP32877093A JPH07179211A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 急傾斜コンベヤにおける横桟の構造

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JPH07179211A true JPH07179211A (ja) 1995-07-18

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JP32877093A Pending JPH07179211A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 急傾斜コンベヤにおける横桟の構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007036121A1 (fr) * 2005-09-29 2007-04-05 Qingdao Rubber Six Group Co., Ltd. Bande transporteuse résistant à une température élevée dotée de plaques d’accumulation

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007036121A1 (fr) * 2005-09-29 2007-04-05 Qingdao Rubber Six Group Co., Ltd. Bande transporteuse résistant à une température élevée dotée de plaques d’accumulation

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