JP2599110Y2 - 包装用緩衝材 - Google Patents

包装用緩衝材

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JP2599110Y2
JP2599110Y2 JP1992017872U JP1787292U JP2599110Y2 JP 2599110 Y2 JP2599110 Y2 JP 2599110Y2 JP 1992017872 U JP1992017872 U JP 1992017872U JP 1787292 U JP1787292 U JP 1787292U JP 2599110 Y2 JP2599110 Y2 JP 2599110Y2
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昌宏 淡路
雅之 山崎
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昭和プロダクツ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、たとえば段ボール箱
内において段ボール箱の入り隅部と被包装物の稜線部と
の間に介在させられる包装用緩衝材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種緩衝材としては、図6に示
すように、全体が、積層紙で形成された横断面L形の筒
状体(30)よりなり、筒状体(30)が、容器(C) の入り隅部
を挾んだ2つの壁にまたがってこれらの壁に面接触する
横断面L形の第1構成部分(31)と、第1構成部分(31)と
間隔をおいて配置されかつ被包装物(S) の稜線部を挾ん
だ2つの面にまたがってこれらの面に面接触する横断面
L形の第2構成部分(32)と、両構成部分(31)(32)の側縁
どうしを連結する2つの連結部分(33)(34)とよりなり、
両連結部分(33)(34)がそれぞれ横断面直線状となされる
とともに、それぞれ両構成部分(31)(32)の2つの壁部(3
1A)(32A)(31B)(32B)と直角をなしているものが知られて
いる(実公昭55−33096号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
緩衝材では、次のような問題が生じる。すなわち、被包
装物(S) が包装された容器(C) を複数個積み重ねた場合
のように、図6に矢印で示すような大きな力が作用した
場合、上記力の大部分が連結部分(33)を介して被包装物
(S) に伝わり、その結果連結部分(33)が当接している箇
所において、被包装物(S) に凹みや損傷が生じ、これが
波及して破損するという問題がある。
【0004】この考案の目的は、上記問題を解決した
装用緩衝材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案による包装用緩
衝材は、被包装物の稜線部に配設される包装用緩衝材で
あって、全体が、紙または紙を主体とする複合材で形成
された横断面略L形の筒状体よりなり、筒状体が、2つ
の壁部分よりな横断面略L形の第1構成部分と、第1
構成部分と間隔をおいて配置されるとともに2つの壁部
分よりなり、かつ被包装物の稜線部を挾んだ2つの面に
またがって密接する横断面略L形の第2構成部分と、両
構成部分の側縁どうしを連結する2つの連結部分とから
なり、連結部分の少なくともいずれか一方が、略V字状
をなし、第1構成部分における少なくともいずれか一方
の壁部分の外面における連結部分から所定間隔をおいた
部分に、凸条が全長にわたって形成されているものであ
る。
【0006】
【作用】第1構成部分の外側から、第1構成部分におけ
る凸条が全長にわたって形成されている壁部分と直交す
る方向の力が加わった場合、V字状連結部分が潰れるこ
とによって第1段階の緩衝効果が得られ、凸条が変形す
ることによって第2段階の緩衝効果が得られ、上記力
は、凸条とV字状連結部分とを潰すのに費やされるとと
もに、第2構成部分の上記壁部分と対向する壁部分全体
に分散されて被包装物に伝わる。したがって、被包装物
に凹みや損傷が発生するのを防止することができる。
【0007】
【実施例】以下、この考案の実施例を、図面を参照して
説明する。この実施例は、被包装物が包装された容器
に、上方から下向きの力が加わる場合の実施例である。
以下の説明において、各図面の上下、左右をそれぞれ上
下、左右というものとする。なお、全図面を通じて同一
部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0008】図1はこの考案の第1実施例の緩衝材を示
す。
【0009】図1において、包装用緩衝材は、全体が、
紙または紙を主体とする複合材で形成された横断面略L
形の筒状体(1) よりなる。紙製筒状体としては、たとえ
ば再生紙の積層体からなるものが用いられる。複合材製
筒状体としては、たとえば再生紙と、プラスチックフィ
ルム、不織布、発泡シート等との積層体や、表面に樹脂
コーティングを施した再生紙の積層体からなるものが用
いられる。再生紙と、プラスチックフィルム等との積層
体においては、プラスチックフィルム等は、筒状体の表
面部にくるように、また再生紙間に介在させられるよう
に積層される。
【0010】筒状体(1) は、包装容器(C) の入り隅部を
挾んだ上壁(C1)および右側壁(C2)にまたがって沿う横断
面略L形の第1構成部分(2) と、第1構成部分(2) と間
隔をおいて配置されかつ被包装物(S) の稜線部を挾んだ
左向きおよび下向きの2つの面にまたがって密接する横
断面略L形の第2構成部分(3) と、両構成部分(2)(3)の
左側縁どうしおよび下側縁どうしを連結する2つの連結
部分(4)(5)とよりなる。
【0011】第1構成部分(2) の左向きの壁部分(2A)と
下向きの壁部分(2B)とは右斜め上方に突出した横断面略
U形連結部分(6) を介して連なっている。この連結部分
(6)の上端部が容器(C) の上壁(C1)との当接部(6a)とな
り、右端部が容器(C) の右側壁(C2)との当接部(6b)とな
っている。第1構成部分(2) の左向きの壁部分(2A)にお
ける幅の中間部には、上方に突出した横断面略逆V形の
凸条(7) が全長にわたって形成されている。左向き壁部
分(2A)の凸条(7) よりも左側の部分は左方に向かって下
方に傾斜している。第1構成部分(2) の下向き壁部分(2
B)の下端部には、右方に突出した横断面円弧状の凸条
(8) が全長にわたって、かつ連結部分(5)と連なるよう
に形成されている。第2構成部分(3) は、被包装物(S)
の上面に密接する左向き壁部分(3A)と、同右側面に密接
する下向き壁部分(3B)とよりなる。左向き壁部分(3A)と
第1構成部分(2) の左向き壁部分(2A)との連結部分(4)
は略横向きV字状となっており、下向き壁部分(3B)と第
1構成部分(2) の下向き壁部分(2B)との連結部分(5) は
円弧状となっている。
【0012】このような筒状体(1) よりなる緩衝材は、
包装容器(C) 内において容器(C) の入り隅部と被包装物
(S) の稜線部との間に介在させられて用いられる。被包
装物(S) に図1に矢印で示すように上方から下向きの力
が作用した場合、同図に鎖線で示すように、左向き壁部
分(2A)(3A)どうしの略横向きV字状連結部分(4) が潰れ
るように変形するとともに、凸条(7) が変形し、さらに
連結部分(6) 、凸条(8) および連結部分(5) が変形して
下向き壁部分(2B)が下方に移動し、その結果上記力が緩
和される。すなわち、略V字状連結部分(4) が潰れるこ
とによって第1段階の緩衝効果が得られ、凸条(7) が変
形することによって第2段階の緩衝効果が得られる。し
かも、凸条(7) にかかる上記力は第2構成部分(3) にお
ける左向き壁部分(3A)全体に分散されて被包装物(S) に
伝わる。したがって、上記力によって被包装物(S) の上
面に凹みが生じるのが防止される。
【0013】図2はこの考案の第2実施例の緩衝材を示
す。
【0014】図2において、筒状体(10)の第1構成部分
(2) の下向きの壁部分(2B)も左向き壁部分(2A)と同様に
構成されている。すなわち、下向き壁部分(2B)の幅の中
間部には、右方に突出した横断面略逆V形の凸条(11)が
全長にわたって形成されている。また、下向き壁部分(2
B)の凸条(11)よりも下側の部分は下方に向かって左方に
傾斜しており、これにより該壁部分(2B)と第2構成部分
(3) の下向き壁部分(3B)との連結部分(12)は、左向き壁
部分(2A)(3A)どうしの連結部分(4) と同様に略V字状に
なっている。
【0015】この筒状体(10)よりなる緩衝材によれば、
上記第1実施例の場合と同様に上方からの下向きの力に
より被包装物(S) の上面に凹みが生じるのを防止できる
とともに、右方からの左向きの力により被包装物(S) の
右側面に凹みが生じるのを防止できる。
【0016】図3はこの考案の第3実施例の緩衝材を示
す。
【0017】図3において、筒状体(15)の第1構成部分
(2) の左向き壁部分(2A)に形成された凸条(16)の上端部
は偏平状となっている。偏平部分を(16a) で示す。
【0018】この筒状体(15)よりなる緩衝材の作用は上
記第1実施例と同様である。
【0019】図4はこの考案の第4実施例の緩衝材を示
す。
【0020】図4において、筒状体(20)の第1構成部分
(2) の左向き壁部分(2A)の幅は下向き壁部分(2B)の幅よ
りも狭くなっており、横断面略U形連結部分(6) の上側
部が左向き壁部分(2A)の左端部に連なっている。そし
て、第1構成部分(2) の左向き壁部分(2A)左方に向かっ
て下方に傾斜しており、第2構成部分(3) の左向き壁部
分(3A)とは潰れた略U字状連結部分(21)を介して連なっ
ている。
【0021】この筒状体(20)よりなる緩衝材の作用は上
記第1実施例と同様である。
【0022】図5はこの考案の第5実施例の緩衝材を示
す。
【0023】図5において、筒状体(25)の第1構成部分
(2) の左向き壁部分(2A)の凸条(26)の幅は、左向き壁部
分(2A)の大部分を占めており、その右側縁部が円弧状連
結部分(27)を介して下向き壁部分(2B)に連なっている。
下向き壁部分(2B)は全体が包装容器(C) の右側壁(C2)に
接している。
【0024】この筒状体(25)よりなる緩衝材の作用は上
記第1実施例と同様である。
【0025】なお、筒状体の横断面形状は、図示したも
のに限られず、用途、使用状況等に応じて種々変更可能
である。また、この考案による緩衝材は、包装容器内
被包装物の包装に限らず、他の包装形態、たとえば結束
等にも適用可能である。
【0026】
【考案の効果】この考案の包装用緩衝材によれば、上述
のように、第1構成部分の外側から、第1構成部分にお
る凸条が全長にわたって形成されている壁部分と直交
する方向の力が加わった場合、上記力は略V字状連結部
分と凸条を潰すのに費やされるとともに、第2構成部分
の上記壁部分と対向する壁部分全体に分散されて被包装
物に伝わる。したがって、被包装物に凹みや損傷が発生
するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例を示す横断面図である。
【図2】この考案の第2実施例を示す横断面図である。
【図3】この考案の第3実施例を示す横断面図である。
【図4】この考案の第4実施例を示す横断面図である。
【図5】この考案の第5実施例を示す横断面図である。
【図6】従来例を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 筒状体 2 第1構成部分 2A 左向き壁部分 2B 下向き壁部分 3 第2構成部分 3A 左向き壁部分 3B 下向き壁部分 4 連結部分 5 連結部分 6 連結部分 7 凸条 10 筒状体 11 凸条 12 連結部分 15 筒状体 16 凸条 20 筒状体 21 連結部分 25 筒状体 26 凸条 C 包装容器 C1 上壁 C2 右側壁 S 被包装物
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 57/00 - 59/08 B65D 81/00 - 81/16

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被包装物の稜線部に配設される包装用緩
    衝材であって、全体が、紙または紙を主体とする複合材
    で形成された横断面略L形の筒状体よりなり、筒状体
    が、2つの壁部分よりな横断面略L形の第1構成部分
    と、第1構成部分と間隔をおいて配置されるとともに2
    つの壁部分よりなり、かつ被包装物の稜線部を挾んだ2
    つの面にまたがって密接する横断面略L形の第2構成部
    分と、両構成部分の側縁どうしを連結する2つの連結部
    分とからなり、連結部分の少なくともいずれか一方が、
    略V字状をなし、第1構成部分における少なくともいず
    れか一方の壁部分の外面における連結部分から所定間隔
    をおいた部分に、凸条が全長にわたって形成されている
    包装用緩衝材。
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