JPH0330312Y2 - - Google Patents

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JPH0330312Y2
JPH0330312Y2 JP1983010917U JP1091783U JPH0330312Y2 JP H0330312 Y2 JPH0330312 Y2 JP H0330312Y2 JP 1983010917 U JP1983010917 U JP 1983010917U JP 1091783 U JP1091783 U JP 1091783U JP H0330312 Y2 JPH0330312 Y2 JP H0330312Y2
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glass
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、強化ガラス、テーブルトツプ等の板
状ガラス製品の単数枚又は複数枚を単位として、
出荷用荷姿に梱包する場合に用いられるもので、
殊に対象枚数が1〜10枚程度(ガラス製品で云え
ば小ロツト品)の荷姿に梱包する資材に関する。
上記の如く、対象枚数が比較的少ない板状物の
梱包に際しても、一般には、実公昭29−6289号公
報に示されるような木函Bを使用し、釘打ち固縛
して所定の荷姿を得ていたが、これによる場合
は、主要構成材料である木材が高価であるばかり
でなく、木函の釘打ち等の梱包のライン化、機械
化が困難で梱包及び開包の作業能率が悪く、物流
コストが膨大となり、加えて、寸法的、積層枚数
の面で少量品種のものへの対応性が低く、これが
更にコストの上昇に拍車をかけるといつた欠点が
あつた。
そこで従来では、例えば、実公昭36−16497号
公報に示されているように、木函に代えて段ボー
ル紙の折畳みで構成される箱包を用いた梱包手段
も試みられたが、この場合には、段ボール紙製の
包箱と内部の積層ガラスとが、ともに寸法精度を
正確には定め難いものであるが故に、内装される
積層ガラスが運搬中にズレ動いて擦り傷を生じた
り破損するなどの不都合があつた。
このような不都合を解消するための一手段とし
て、積層ガラスの梱包手段ではないが、例えば、
実公昭57−53213号公報に示されているような、
厚紙の折畳みで構成される包装箱体の外周端縁に
保持片部を形成し、その保持片部で内装物を保持
するように紐で固縛する、という技術を採用する
ことも考えられるが、このような技術を板ガラス
の梱包資材を得る手段として利用することを考え
た場合には、次のような問題がある。
(イ) つまり、板ガラスの面方向での包装箱体の寸
法は、厚紙の保持片部を形成箇所の切込み線の
長さによつてある程度調節可能であるにして
も、板ガラスの厚み方向での包装箱体の寸法
は、厚紙の折畳み用の折線位置で寸法が決めら
れてしまうため、板ガラス枚数を適宜変更しな
がらの固縛を強固に行い難い。
(ロ) 板ガラスの外周縁に対向して保持片部が存在
するため、紐で強く締付けたとき、紐の張力
は、保持片部を板ガラスの外周縁の外側から押
しつけるように作用し、厚紙と板ガラスとの対
向面間における厚み方向での圧接度合を弱める
こととなり、板ガラスの相互のずれ動きを紐の
緊張力で規制し難い。
本考案は、低コストで簡易に梱包し易く、ま
た、固縛状態での板ガラスのずれ動きを強固に規
制して、擦り傷や破損の発生を極力回避できるよ
うにすることにその目的がある。
上記目的を達成するための本考案の特徴とする
構成は、板ガラスの表裏両面に当て付け可能な二
枚の段ボール製の板体と、前記板ガラスを外面側
から巻回固縛可能な紐状体との組合せからなる内
装体と、その内装体の外側を被覆する段ボール製
の外装体とで構成される板ガラスの梱包資材にお
いて、前記段ボール製の板体は、前記板ガラスの
外周縁よりも大きな外周縁を有しているととも
に、二組の相対向辺のうち、少なくとも一組の相
対向辺で互いに稜線方向において対応する位置
に、相手側の辺に向い、かつ、その板体で挟まれ
る板ガラスの外周縁よりも板面方向での中心側に
達する深さで、前記紐状体を係入可能な幅の切込
溝が形成され、前記外装体は、前記内装体の一辺
の長さと同程度の幅を有し、かつ、前記一辺に直
交する方向での前記内装体の周方向長さと同程度
の長さを有して巻回されているとともに、前記巻
回方向での内装体の一面の幅寸法のほぼ中央部で
接続されるように折込み可能に構成されている点
にあり、このような特徴構成を有する本考案の作
用および効果は次の通りである。
(i) 梱包主要構成材料が段ボールであるから、資
材全体の材料費が安く、特に消耗品的に取扱わ
れる場合の経済ロスを少なくすることができる
ものであるとともに、その段ボール製の板体と
しては、板ガラスを挟む状態で表裏二板のもの
を用いているので、連続した一枚物の板体を折
畳んで板ガラスの表裏に当てつける場合に比
べ、梱包対象となる板ガラスの枚数の変更など
による厚みの変化に関係なく、板体をガラス面
に密着させた状態で固縛することができる。
(ii) 板体の切込溝は、板ガラスの外周縁よりも板
面方向で中心側に達するように深く形成されて
いるものであるから、板ガラスの面方向での寸
法精度の如何に拘わらず、紐状体は必らず板ガ
ラスの外周縁に対接することになる。従つて、
紐状体を強く締付けても、紐状体の締付力が、
段ボール製の板体を板面方向での外方側から板
面方向に沿つて中心側へ作用するという、板体
を板ガラスの板面から離れる外方側へ膨らませ
るような外力としては作用せず、逆に、板ガラ
スの板面に対向する位置で、段ボール製の板体
を厚さ方向で板ガラス側へ押しつけるように作
用し、きつく固縛された板ガラスのずれ動きを
強固に抑制することができる。
(iii) 内装体の外側は外装体で被覆され、内装体の
板体外周縁部の屈曲変形などが抑制されるとと
もに、この外装体が内装体の一面の幅寸法のほ
ぼ中央部で接続されるので、強度弱点部となる
接続箇所が、内装体の外周縁部から離れた位置
となり、この点でも段ボール製であるが故に木
製に比べては変形し易いところの、内装体外周
縁部の変形を極力回避して、保形性の高い構造
を得易い。
上記(i),(ii)の作用から、板ガラスを強固に固
縛して、板ガラスのずれ動きによる擦り傷や破
損の発生を、極力防止し得る効果がある。
上記(iii)の作用から、内装体の変形による板ガ
ラスの破損等を避け易い効果がある。
以下、本考案構成の実施例を図面に基づいて詳
述する。
第1図乃至第3図において、1,1はJIS規格
においてSタイプと呼称されている両面段ボール
製の板体であつて、これら両板体1,1は、小ロ
ツト品(1〜10枚程度)の積層ガラス等の板状物
Aの表裏両面に当て付け可能で、かつ各板体1,
1夫々における二組の相対辺1a,1a′,1b,
1b′の稜線方向で適当間隔を隔てた二位置には互
いに相手側の辺1a′,1a,1b′,1bに向か
い、かつ、その板体1,1で挟まれる板ガラスA
の外周縁よりも板面方向での中心側に達する深さ
で、前記紐状体3を係入可能な幅の切込溝2,
2′,2,2′が形成されている。3は、前記二枚
の段ボール製板体1,1を板状物Aの表裏両面に
当て付けた状態で各々の板体1,1における前記
切込溝2,2′,2,2′に係入し、かつ、各板体
1,1の外面に接当させる状態で縦横各別に巻回
して十文字状に固縛結束可能なポリプロピレン製
の帯状の紐状体である。5は、前記板体1,1と
同様な両面段ボール製の化粧用外装体であつて、
前記の二枚の板体1,1及び紐状体3の組合せか
らなる内装体4をもつて板状物Aを梱包した上
に、化粧材として外嵌できるように表裏何れか一
面側に分割スリツト5aを形成する状態で一枚の
段ボールの折曲げ加工にて構成され、必要に応じ
てその外面には製品名、ブランド、メーカー名等
がプリント表示され、かつ、外嵌包装後は前記分
割スリツト5aをガムテープ等により閉塞して全
体を形崩れのない荷姿に梱包するように構成して
ある。この外装体5の前記分割スリツト5aの位
置は、第1,2図に示されているように、内装体
4の一面の上下幅寸法のほぼ中央部に設定されて
いる。
次に、上記のような内装体4と外装体5とを用
いて板状物Aを自動設備の一例により梱包する手
順を簡単に説明する。
(1) 内装体4の一方の板体1をコロコンベヤ上に
水平又はほぼ水平姿勢に載置する。
(2) その板体1上に板状物Aを載せるとともに、
保護紙を置く。(所定積層枚数に応じて繰返す) (3) 最上位の保護紙の上に内装体4の他方の板体
1を積み重ねる。
(4) 上記のセツト状態で自動結束機に送り込み供
給する。
(5) 一組の対向辺1a,1a′に形成の切込溝2,
2′に係入させる状態で巻回した紐状体3を介
して内装体4を固縛結束する。
(6) ターンテーブルを介して全体を90度回転させ
る。
(7) 他の一組の対向辺1b,1b′に形成の切込溝
2,2′に係入させる状態で巻回した紐状体3
を介して内装体4を固縛結束する。
(8) 固縛結束が完了した内装体4に前記外装体5
を外嵌し、その分割スリツト5aをガムテープ
等で閉塞して全体を仕上げ梱包する。
以下は夫々別の実施例を示す。
(イ) 第4図で示すように、二枚の板体1,1の切
欠溝2,2又は2′,2′若しくは両者2,2及
び2′,2′のうち、一方の切込溝2又は2′若
しくは2,2′相当帯板部分2A又は2A′若し
くは2A,2A′を他方の板体1側に橋渡し状
に折返して用いることにより、紐状体3を強く
巻回結束した際の支え補強が行なえて板体1,
1の破損防止に役立つ。また、板状物がガラス
の場合には、ガラスエツジによる紐状体3の損
傷防止効果もある。
(ロ) 図示しないが、前記切込溝2,2′を稜線方
向に複数個づつ形成するも良い。
(ハ) 板体1の構成用段ボールとしJIS規格におい
てDタイプと呼称される複両面段ボールを使用
するも良い。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
称を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は梱包前の分解斜視図、第2図は梱包状
態の一部切欠き側面図、第3図は第2図−線
での縦断面図、第4図は別の実施例を示す要部の
拡大縦断面図である。 1……段ボール製板体、1a,1a′,1b,1
b′……相対向辺、2,2′……切込溝、3……紐
状体、4……内装体、5……外装体、A……板ガ
ラス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 板ガラスAの表裏両面に当て付け可能な二枚
    の段ボール製の板体1,1と、前記板ガラスA
    を外面側から巻回固縛可能な紐状体3との組合
    せからなる内装体4と、その内装体4の外側を
    被覆する段ボール製の外装体5とで構成される
    板ガラスの梱包資材であつて、前記段ボール製
    の板体1,1は、前記板ガラスAの外周縁より
    も大きな外周縁を有しているとともに、二組の
    相対向辺1a,1a′,1b,1b′のうち、少な
    くとも一組の相対向辺1a,1a′で互いに稜線
    方向において対応する位置に、相手側の辺1
    a′,1aに向かい、かつ、その板体1,1で挟
    まれる板ガラスAの外周縁よりも板面方向での
    中心側に達する深さで、前記紐状体3を係入可
    能な幅の切込溝2,2′が形成され、前記外装
    体5は、前記内装体4の一辺の長さと同程度の
    幅を有し、かつ、前記一辺に直交する方向での
    前記内装体4の周方向長さと同程度の長さを有
    して巻回されているとともに、前記巻回方向で
    の内装体4の一面の幅寸法のほぼ中央部で接続
    されるように折込み可能に構成されていること
    を特徴とする板ガラスの梱包資材。 2 前記切込溝2,2′が、板体1の二組の相対
    向辺1a,1a′,1b,1b′にともに形成され
    ている実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    板ガラスの梱包資材。 3 前記紐状体3がポリプロピレン製である実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載の板ガラスの
    梱包資材。
JP1091783U 1983-01-27 1983-01-27 板ガラスの梱包資材 Granted JPS59118783U (ja)

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JP1091783U JPS59118783U (ja) 1983-01-27 1983-01-27 板ガラスの梱包資材

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JP1091783U JPS59118783U (ja) 1983-01-27 1983-01-27 板ガラスの梱包資材

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JPS59118783U JPS59118783U (ja) 1984-08-10
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4843113U (ja) * 1971-09-22 1973-06-04

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4843113U (ja) * 1971-09-22 1973-06-04

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