JPH0433257Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0433257Y2
JPH0433257Y2 JP1987050342U JP5034287U JPH0433257Y2 JP H0433257 Y2 JPH0433257 Y2 JP H0433257Y2 JP 1987050342 U JP1987050342 U JP 1987050342U JP 5034287 U JP5034287 U JP 5034287U JP H0433257 Y2 JPH0433257 Y2 JP H0433257Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tiles
bottom plate
side frame
plate material
frame material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987050342U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63156969U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987050342U priority Critical patent/JPH0433257Y2/ja
Publication of JPS63156969U publication Critical patent/JPS63156969U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0433257Y2 publication Critical patent/JPH0433257Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はタイルの梱包体に関し、詳しくは梱
包作業性の改善された、また中身タイルの確認可
能な梱包体に関する。
(従来技術及び考案が解決しようとする問題点) 従来、タイル製品を出荷したり、輸送したりす
る場合、第11図に示すように製品タイル100
をダンボール箱102に詰めて梱包していた。と
ころがこのような梱包手段によると梱包作業に著
しく手間がかかつてしまう。その作業内容を具体
的に言うと、先ず折り畳まれたダンボール箱と製
品タイル100を夫々取り出して来てダンボール
箱102を組み立て、次いでその中に製品タイル
100を緩衝材104を充填し、その後蓋106
を折り曲げて閉じてからテープを貼るなどの多数
の作業が必要となる。特に最近ではタイルの種類
も著しく増えて、出荷単位量(梱包量)も一枚か
ら数枚程度の場合も多くなつて来ており、このよ
うな場合にいちいち箱を作ってタイルを詰めてい
たのでは作業が面倒であり煩雑となる。
ところでタイルの種類が増えて特約店、取扱店
等でタイルを在庫として持つことが困難となつて
来ているのに伴い、梱包状態において中身を確認
できるようにすることが必要となつて来ている。
従来の梱包手段によれば、タイルを一旦梱包し
てしまうと中身の確認が出来なくなり、このため
タイルが誤つて送られたり、輸送途中で割れたり
欠けたりした場合には作業現場で梱包を解くまで
それが解らず、而してこのような場合には新しく
タイルを出荷し直さなければならないのみなら
ず、新しいタイルが届くまでの間、現場での作業
が進まなくなつてしまう不都合を生じる。
このようなことから、本出願人は中身の確認で
きるタイル梱包体に関して先に出願を行った(実
願昭第60−18074号)。第12図及び第13図はそ
の具体例を示している。この梱包体は、一枚の板
状の梱包材107を三層に折り重ね、切欠108
を備えた中間の折曲げ片(展開状態では左側の
片)110によりタイルを保持する一方、上層の
折曲げ片112に形成した開口114から中身の
タイルが見えるようになしたものである。
この梱包体の場合、梱包作業を簡単、迅速にな
し得るとともに中身タイルの確認できるが、所定
部位で湾屈曲した異形タイル(役物タイル等)を
梱包する場合や、タイルを多数枚重ねて梱包する
には不向きである。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこのような問題点を解決するためにな
されたものであり、その要旨は、多数の貫通細孔
を備えた底板材の上面に、該底板材とは別体を成
し、内側にタイルの収容空間を形成するとともに
自身が梱包体段積のための壁部を構成する側枠材
を立てて、該内側の収容空間にタイルを単数若し
くは複数枚重ねて載せ、これらタイルと側枠材と
の上側に予め軟化させた透光性の樹脂フイルムを
被せて該樹脂フイルムを前記底板材の裏側から前
記貫通細孔を通じて真空吸引し、該樹脂フイルム
の該底板材への吸着力に基づいてそれらタイルと
側枠材とを固定するようにしたことにある。
(作用及び考案の効果) 本考案の梱包体によればタイル梱包作業を極め
て迅速且つ簡単に行うことができる。底板材の上
にタイルと側枠材とを載せ、その上に透光性の樹
脂フイルムを被せて裏側から真空吸引すればそれ
でよいのである。
また材料費も従来の箱詰めに比べて大幅に安価
(約50%減)となる。
しかも透光性の樹脂フイルムを通して中身のタ
イルが見えるために誤送の恐れも無くなり、加え
てかかる樹脂フイルムはどのような形のタイルに
もなじむから、形状の複雑な異形タイルでも平タ
イルと同じように梱包でき、しかも何枚も重ねて
梱包できる。
また本考案の梱包体においては側枠材が底板材
の上に突き立っているから、輸送中或いは輸送前
の整理段階で多数の梱包体を段積みすることがで
きるとともに、側枠材が保護材となつて内部のタ
イルを保護するため段積みその他の処理や取扱中
にタイルを損傷してしまうといつた不都合も防止
できる。
また本考案では側枠材を底板材と別体と成し、
これを梱包時に梱包対象としてのタイルと同時に
底板材上に固定すれようにしているため、側枠材
を底板材に予め一体に設けておく必要もないし、
底板材と側枠材とを任意に組み合わせることが可
能であり、従来の箱詰梱包のように箱の種類を数
多く予め用意しておく必要がないのは勿論、底板
材に側枠材を予め一体に設けておく場合に比べて
も様々な形状・大きさのタイルに容易に対応でき
るといつた利点が得られる。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説
明する。
第1図及び第2図は本考案に従つて構成された
タイル梱包体の一例を示したもので、図において
10及び12はダンボール紙製の底板材及び側枠
材で、15は中間部位でくの字状に折れ曲つた異
形タイルである。底板材10にはこれを厚さ方向
に貫通する真空吸引口としての多数の細孔14が
穿設されている。側枠材12は底板材10とは別
体であつて、第3図に示すように細長い帯板材を
4つに折り曲げてその両端部を切欠16,18に
おいて係合させたものである。尚、側枠材12は
梱包すべきタイル15よりも背の高いものが用い
られている。
一方、樹脂フイルム22は透光性のもので(通
常は透明であるが半透明であつてもよい)、タイ
ル15及び側枠材12を包みこんで底板材10に
密着し、その吸着力によつてタイル15と側枠材
12とを底板材10に強く固定している。
次に本梱包体の構成手順(タイル15の梱包手
順)を説明する。
先ず第3図に示すように底板材10に予め形成
されている4つの爪24を起こす。これとともに
帯板状の側枠材12を4箇所の曲げ線(側枠材1
2に入れた縦方向の切込線)で矩形状に4つに折
つて、両端部近傍に予め形成されている上向き及
び下向きの切欠16,18を互いに係合させて両
端部を結合する。そしてこれを底板材10の上に
載せて4つの爪24により位置決め・固定する。
次いで梱包すべきタイル15を1枚或いは複数枚
重ねた状態で(本例では1枚である)底板材10
の上に載せ、更にその上側から予め軟化させた透
明の樹脂フイルムを被せる。そして底板材10の
裏側から多数の貫通細孔14を通じて真空吸引す
ると、樹脂フイルム22がタイル15、側枠材1
2及び底板材10表面に隙間なく密着し、その吸
着力に基づいてタイル15及び側枠材12を底板
材10にしつかりと固定する。その後フイルム2
2周縁の耳部分を切除すれば第1図及び第2図の
タイル梱包体が出来上がる。
以上の梱包体は、側枠材12がスペーサとして
働くことにより上下に多数段積みすることが可能
であり、その際タイル15は他のタイルや梱包体
と接触しないから何等損傷の心配はない。
次に本考案の別の実施例を第4図乃至第6図に
基づいて説明する。
本例では上例の底板材10の爪24に代えて側
枠材12の側に突出部40が、、また底板材10
の側に対応する長孔42が形成されており、この
突出部40が長孔42に嵌め込まれることによつ
て側枠材12が底板材10に位置決めされる。
尚、突出部40の突出高さは底板材10の厚みと
ほぼ同じ(例えば5mm)であり、またその長さは
側枠材12の一辺の長さの1/4〜1/5程度である。
但し側枠材12の両端部の突出部40a,40b
は、両者を合せた長さが対応する長孔42の長さ
と同じとされている。
本例において側枠材12と底板材10とを組み
付けるには、先ず第4図に示すように展開状態で
帯板状の側枠材12をその4箇所に形成した曲げ
線(切込線)38(第5図参照)直角に折り曲げ
る。このとき側枠材12は切込線38の存在によ
り楽に折り曲げることができる。側枠材12を折
り曲げたら両端部を第6図の矢印で示す方向に互
いに突き合せて下向きの突出部40を底板材10
の長孔42に嵌め込む。これにより側枠材12が
底板材10に位置決めされ且つ底板材10上に突
き立つた状態となる。そこでタイル15を底板材
10の上に載せてその上から樹脂フイルム22を
被せるのであるが、その手順は上例と同じである
のでここでは説明を省略する。
以下本考案の実施例を詳述したが、本考案はそ
の他の形態で構成することも可能である。
例えば側枠材は必ず矩形とする必要はなく、第
7図に示すように円形の側枠材26として構成す
ることも可能であるし、また第8図に示すように
側枠材28に切欠部30を形成し、段積状態で中
身がみえるようにすることも可能である。
この側枠材は上例のように環状の一体の部材で
構成すれば強度が強くて良好であるが、場合によ
つて第9図に示すように側枠材32を2つの分割
体34で、或いは更に3つ又はそれ以上の分割体
で構成することも可能である。
この他、上例では形状が異形の役物タイルを梱
包する場合を例として説明図したが、本考案は第
10図に示すように平タイル36の梱包に際し
て、或いはその他種々の形状のタイルの梱包に際
して適用可能であるなど、その主旨を逸脱しない
範囲において様々な変形を加えた形態で構成する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施である梱包体の斜視図
であり、第2図はその梱包体の要部断面図であ
る。第3図は梱包手順を説明するための説明図で
あり、第4図及び第5図は本考案の他の実施例に
おける側枠材の展開状態の正面図及び要部断面図
であり、第6図は同じ実施例においてその側枠材
の底板材への組付手順を説明するための説明図、
第7図乃至第10図は本考案の他の実施例を示す
要部斜視図である。第11図は従来の梱包手段の
一例を示す斜視図であり、第12図及び第13図
は本願の先願において開示された梱包体の一例を
説明するための平面図及び斜視図である。 10……底板材、12,26,30,32……
側枠材、14……貫通細孔、15,36……タイ
ル、22……樹脂フイルム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数の貫通細孔を備えた底板材の上面に、該底
    板材とは別体を成し、内側にタイルの収容空間を
    形成するとともに自身が梱包体段積のための壁部
    を構成する側枠材を立てて、該内側の収容空間に
    タイルを単数若しくは複数枚重ねて載せ、これら
    タイルと側枠材との上側に予め軟化させた透光性
    の樹脂フイルムを被せて該樹脂フイルムを前記底
    板材の裏側から前記貫通細孔を通じて真空吸引
    し、該樹脂フイルムの該底板材への吸着力に基づ
    いてそれらタイルと側枠材とを固定して成るタイ
    ルの真空梱包体。
JP1987050342U 1987-04-02 1987-04-02 Expired JPH0433257Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987050342U JPH0433257Y2 (ja) 1987-04-02 1987-04-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987050342U JPH0433257Y2 (ja) 1987-04-02 1987-04-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63156969U JPS63156969U (ja) 1988-10-14
JPH0433257Y2 true JPH0433257Y2 (ja) 1992-08-10

Family

ID=30873619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987050342U Expired JPH0433257Y2 (ja) 1987-04-02 1987-04-02

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0433257Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63156969U (ja) 1988-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02180140A (ja) 多区画形容器
JPH05508373A (ja) 花の包装物の出荷用ボール箱
JP2010526730A (ja) ボトル包装箱及び対応する切り抜き材
US4753348A (en) Easy access, moisture resistant, reusable, two-piece carton
US4844262A (en) Easy access, moisture resistant, resuable, two-piece carton
US6651873B2 (en) Container with bag cuff grab means
JPH0433257Y2 (ja)
KR200420544Y1 (ko) 절첩선이 브이 커팅된 포장박스
JPH0433258Y2 (ja)
KR200457917Y1 (ko) 포장박스
JP2586209Y2 (ja) 中仕切り体付き包装用紙箱
JP2002002686A (ja) 梱包箱
JP4419277B2 (ja) 紙製包装用箱
US8573401B2 (en) Packaging box closing member
JP2019123535A (ja) 梱包箱と梱包方法
JPH0739832Y2 (ja) 生花の輸送用包装箱
JP3168957U (ja) 包装用紙箱
JPS6335955Y2 (ja)
KR200356682Y1 (ko) 절곡형 상자
JPH0320284Y2 (ja)
JPH0330312Y2 (ja)
JPS6348528Y2 (ja)
EP0784015A1 (en) Vial-containing box, formed from a single punched cardboard sheet
JPH0748504Y2 (ja) 包装箱
JPH08282Y2 (ja) 小分け可能な包装用容器