JPH07176772A - 半導体装置 - Google Patents
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- JPH07176772A JPH07176772A JP5318732A JP31873293A JPH07176772A JP H07176772 A JPH07176772 A JP H07176772A JP 5318732 A JP5318732 A JP 5318732A JP 31873293 A JP31873293 A JP 31873293A JP H07176772 A JPH07176772 A JP H07176772A
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B20/00—Read-only memory [ROM] devices
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- Semiconductor Memories (AREA)
- Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
Abstract
できるとともに、高速読み出しが可能な超高集積ROM
等の半導体装置を提供することを目的とする。 【構成】 どちらか一方もしくは両方が金属からなる第
1及び第2の導電性領域と、前記第1及び前記第2の導
電性領域の間に設けられた高抵抗半導体領域とからなる
半導体素子を少なくとも1つ有す半導体装置であって、
前記第1の導電性領域及び前記第2の導電性領域を通し
て前記高抵抗半導体領域に電流を流すことにより、もし
くは外部から熱を加えることにより、またはその両方に
より、前記第1及び第2の導電性領域の内金属からなる
導電性領域と前記高抵抗半導体領域間で反応を生ぜし
め、低抵抗の金属半導体化合物を形成するように構成し
たことを特徴とする。
Description
流あるいは熱により誘起される不可逆的反応により配線
と配線を接続する機能を提供するものであり、特に、高
集積・高速リードオンリーメモリを実現するものであ
る。
込めば、その後は、何度も読み出すだけで、再び書き換
える必要のないものであり、いわば読み出し専用のメモ
リと言える。
は磁気テープやコンパクトディスクに保存されている。
しかし、磁気テープやコンパクトディスクを用いた方法
では、読み出しセンサーを、磁気テープやディスクを表
面に近づけて、テープやディスクを高速回転させる機械
的な構造が必要である。この方法では、読み出し装置を
小型化することは難しく、また、読み出し速度が機械的
な回転速度で決まるため、大量のデータを高速に読み出
すことは困難である。同時に、書き込みにも長時間を必
要とする。
し・書き込みが行えて、読み出し・書き込み装置に機械
的な回転部を必要としない小型の記憶媒体が要求されて
いる。
セスにより製造される、電気的に読み出しが可能なリー
ドオンリーメモリ(ROM)がある。このメモリには、
IC製造工程におけるマスクで情報を記憶するマスクR
OM、ICチップ製造後に電流によって、フューズ素子
(ポリシリコン)を溶断して情報を記憶するフューズR
OM、同じく電流によって絶縁体をブレークダウンさせ
て導電体とすることで情報を記憶するアンチフューズR
OMがある。
報を記憶するマスクROMは、書き込む情報に応じて、
新しくマスクを製作しなくてはならず、製品が出来るま
でに多くの時間を要し、少量生産では製造価格が高価な
ものとなってしまう。
るメモリ素子を流れる電流が、溶断されていないフュー
ズ(高抵抗ポリシリコン)により小さく抑えられるた
め、高速読み出しが困難である。また、ヒューズ溶断時
のゴミの発生による誤動作が発生するという問題もあ
る。
ることで情報を記憶するアンチフューズROMも、ブレ
ークダウン後の抵抗を小さくすることが難しく、その結
果「1」が記憶されているメモリ素子を流れる電流が小
さくなり、高速読み出しが難しいという問題がある。
て、ICプロセスが終了した後に記憶情報を書き込む方
式の安価なROMで、電気的に導通状態にするメモリ素
子の抵抗成分を十分小さくできるヒューズまたはアンチ
ヒューズを用いた高速に読み出し可能なROMの開発が
望まれている。
つのNMOSトランジスタで構成されているため、1メ
モリセル当たりの占有面積をNMOSトランジスタの占
有面積以下にすることはできず、各メモリ素子を構成す
るデバイスの占有面積を小さくする手法の開発が必要で
ある。
チップ製造後にできるとともに、高速読み出しが可能な
超高集積ROM等の半導体装置を提供するものである。
どちらか一方もしくは両方が金属からなる第1及び第2
の導電性領域と、前記第1及び前記第2の導電性領域の
間に設けられた高抵抗半導体領域とからなる半導体素子
を少なくとも1つ有す半導体装置であって、前記第1の
導電性領域及び前記第2の導電性領域を通して前記高抵
抗半導体領域に電流を流すことにより、もしくは外部か
ら熱を加えることにより、またはその両方により、前記
第1及び第2の導電性領域の内で金属でできている導電
性領域と前記高抵抗半導体領域間で反応を生ぜしめて、
低抵抗金属半導体化合物を形成するように構成したこと
を特徴とする。
し、第1及び第2の導電性材料の内少なくとも一方を金
属材料とすることにより、極めて特性の優れたアンチフ
ューズを構成することができる。即ち、第1及び第2の
導電性材料に半導体がブレークダウンを起こす電圧を印
加することにより、半導体に電流が流れて金属と半導体
間で反応が起こり、抵抗の小さな金属半導体化合物が生
成する。この現象は、例えばレーザ等により熱を加えて
も起こすことができる。
抗として102Ω・cm以上のものをいい、104Ω・c
m以上のものが好ましい。半導体材料としては、金属材
料と電流や熱等により低抵抗化合物を形成するものであ
れば、どのような材料も用いることができるが、具体的
には、Si,SiC等が挙げられる。このうち、とくに
Siが好ましく、金属と反応して、極めて低抵抗なシリ
サイドを形成する。
金、またはそれらの化合物等が好適に用いられ、高融点
金属としては、W,Ta,Ti,Co,Mo,Hf,N
i,Zr,Cr,V,Pd及びPtが好適に用いられ
る。
ン電圧等の仕様によって決定されるが、周辺回路との関
係上、0.5nm〜1μmが好ましい。また、金属の厚
さは、半導体との化合物形成反応に十分な膜厚に決めれ
ばよい。
作用を有する構造をつけ加えることにより、メモリセル
としての機能をもつ。このメモリセルは、構造が簡単
で、しかも配線間隔に並べることができることから、超
高密度のROMを実現することができる。
アラインで作製することができるため、製造工程が簡略
化され、高記録密度のROMを容易に作製することがで
きる。
るが、本発明がこれら実施例に限定されるものではない
ことは言うまでもない。
1を用いて説明する。図1(a)は高抵抗の半導体領域
を2つの導電体で挟みこんだ構造をしたアンチフューズ
である。導電体101は例えばタングステンやタンタル
などの金属でできている。導電体103は金属でもよい
し、それ以外の、例えば高濃度に不純物ドープされた半
導体でもよい。高抵抗半導体領域102は、例えば低濃
度に不純物がドープされたシリコンでもよいし、不純物
の入っていないシリコンでもよい。104は電圧源であ
り、任意の電圧を導電体101と103の間にかけるこ
とができる。この例では金属101に正の電圧をかけて
いるが、これは負の電圧でもよい。高抵抗半導体領域中
には電流が流れにくいので、電圧をかけても電流はほと
んど流れず、導電体101と103は電気的に絶縁され
ている。この状態は等価的に図1(b)のような回路と
して扱うことができる。105はスイッチを表わし、こ
の場合、オフとなっている。
る電圧を、高抵抗半導体中の電界がブレークダウン電界
より大きくなるまで上げると、高抵抗半導体中において
電子および正孔が多数発生し、電流が流れ始める。この
電流により半導体領域102において発熱が始まり、こ
の熱により金属101と高抵抗半導体102が反応し、
例えばタングステンシリサイドやタンタルシリサイドな
どの低抵抗金属半導体化合物が形成される。
がすべて低抵抗金属半導体化合物となった状態を示して
いる。この状態では金属106と導電体108は低抵抗
の金属半導体化合物107を通して電気的に接続された
状態となり、等価的に図1(d)の回路で表わすことが
できる。109はスイッチであるが、この場合は、オン
となっている。
た半導体装置はアンチフューズとして機能することがわ
かる。これは、初期状態においては絶縁物として機能す
るが、金属と高抵抗半導体の間で反応を起こすことによ
り導電体として機能するものである。また、これはオン
状態とオフ状態を素子の中に記憶することができるため
に、メモリ素子として用いることが可能であるが、これ
についてはあとの実施例で述べる。
えばシリコン窒化膜を高抵抗絶縁物として用いている
が、ブレークダウンを起こした後の抵抗が十分小さくな
らないので、オン状態を記憶したあとでも十分に大きな
電流を流すことはできず、回路動作の高速化の妨げとな
っていた。
は、低抵抗の金属半導体化合物が全面で形成されるた
め、ブレークダウンを起こした後の抵抗が十分小さくな
り、回路の高速化が可能となる。
にタングステンやタンタルを用いたがこれらのかわりに
その他の金属(例えば、W,Ta,Ti,Co,Mo,
Hf,Ni,Zr,Cr,V,Pd及びPt等)を用い
てもよい。また、高抵抗半導体102にはシリコンを用
いたが、このかわりにその他の半導体を用いてもよいこ
とは言うまでもない。
を示す回路である。これは、多数の配線中で、任意の配
線間をショートさせる手法を示している。金属配線20
1,202と導電体配線203,204に挟まれて高抵
抗半導体205,206,207,208が設けられて
いる。この金属配線201,202は例えばタングステ
ンやタンタル等であるが、その他の金属でもよい。導電
体配線203,204は金属でもよいし高濃度に不純物
ドープされた半導体でもよい。
金属半導体化合物とすることを考える。まず最初に、図
2(a)に示す様に金属配線201を電圧源209に、
金属配線202を電圧源210に、導電体配線203を
グラウンド電極に、204を電圧源211に接続する。
この時、電圧源209は電圧源210,211よりも小
さな電圧を出力している。例えば、電圧源209の出力
はVDD/2,210,211はVDDとすると、高抵抗半
導体領域205にはVDDの電圧が、206,208には
VDD/2の電圧がかかり、207には電圧はかからな
い。高抵抗半導体中でブレークダウンを起こすための電
圧がVDD/2とVDDの間になるように高抵抗半導体層の
厚さや不純物濃度を設定しておくと、ブレークダウンは
高抵抗半導体205のみで起こる。よって、高抵抗半導
体205だけが金属配線202と反応し、低抵抗金属半
導体化合物となる。
える電圧を変えることにより、任意の場所の高抵抗半導
体領域を低抵抗金属半導体化合物に変えることができ
る。これは任意の配線どうしの接続及び絶縁を任意に決
定できることを示している。
DD/2としたが、これはVDDより小さな電圧を出力すれ
ばよく、VDD/2に限らない。また、配線に加える電圧
は正としたが、これは負でもよい。さらに、金属配線2
01、202を金属以外の導電体にして、導電体配線2
03,204を金属で形成しても同様のことが成り立つ
ことは言うまでもない。
したように、所定の高抵抗半導体層に電流を流すことに
よって行ってもよいが、レーザやヒータで熱を外部から
与えることによって反応を行ってもよい。また、熱を外
部から与えながら電流を流して反応を起こしてもよい。
両者を併用することにより、反応が容易になり高速な配
線間の接続が達成される。
電体配線について述べたが、これはそれぞれ任意の本数
並べてもよく、この場合も同様に、任意の場所の金属配
線と導電体配線の絶縁および接続を、任意に決定するこ
とができる。
れている例を示したが、すべての配線を金属以外のもの
で構成し、そのかわり配線と配線の間に、高抵抗半導体
層に接する金属層を挟み込んでもよい。
て、配線の接続、絶縁を任意に決定できるため、半導体
集積回路において、素子と素子の接続の仕方をIC製造
プロセスの後で設定することができる。これにより、例
えば、AND回路とOR回路を多数並べておいて、それ
らの回路間を接続する配線を、各ユーザの使用目的によ
って自由に決定することができる、いわゆる、プログラ
マブル・ロジック・アレイ(PLA)を実現することが
できる。以下にその実施例を示す。
の第3の実施例を示す。すべての論理関数はANDとO
R論理の結合により表わすことができることは既知の事
実である。この回路は、AND回路とOR回路をあらか
じめ用意しておき、これらの回路の入出力配線の接続・
絶縁をIC製造プロセス後に任意に決定することで、任
意の関数を実現することができる、いわゆるプログラマ
ブル・ロジック・アレイ(PLA)である。本例では、
説明を簡単にするために2入力の排他的論理和(XO
R)を例にして説明する。
力AND回路であり、321は2入力OR回路である。
310,311はインバータである。これらの回路は通
常のICプロセス技術によって作ることができる。30
1〜308,316〜320は入出力配線である。これ
らの配線は金属でもよいし、それ以外の導電体でもよ
い。配線301〜304は配線305〜308とは異な
る層で形成し、配線316と317は配線318,31
9と異なる層で形成してある。
配線308の交点309の構造を示している。322で
示される層は金属層であり、この層に高抵抗半導体層3
23が接している。配線301と308の内どちらか一
方が金属の時は、金属層322はあってもよいしなくて
もよい。また、高抵抗半導体層と金属層が接する構造
は、配線301と308の間に複数個あってもよい。
ば、配線301と308の間に電圧をかけて、高抵抗半
導体層323中でブレークダウンを起こし、低抵抗金属
半導体化合物を形成することで、配線301と308を
電気的に選択して電気的に接続することができる。図3
(a)の309で示しているような黒い丸は、配線と配
線が選択的に接続されたことを示しており、これらの接
続はIC製造プロセスの最終段階もしくは全プロセス終
了後に選択的に行うことが可能である。
行うと、入力A,Bに対して、出力320の値はA,B
の排他的論理和となる。ここでは排他的論理和を実現す
る配線の接続をしているが、接続する配線を変えること
により、2入力のすべての論理演算を実現することが可
能である。
AND回路・OR回路の数は必要に応じて任意に増やし
てもよく、同様に多入力の任意の論理関数を実現するこ
とができる。
技術はPLAのみならず、多数の演算ユニット間の配線
を任意に接続する、フィールド・プログラマブル・ゲー
ト・アレイ(FPGA)に応用できることは言うまでも
ない。
を示す。これは、配線と配線とを電気的にショートさせ
るか否かで情報を電気的に書き込み、さらにそれを読み
出す回路である。例えば、配線と配線が電気的にショー
トしている状態を「1」、ショートしていない状態を
「0」とし、この「1」と「0」の情報を書き込み、読
み出す回路である。この回路において書き込みは実施例
1から3で示したように、高抵抗半導体と金属との不可
逆反応により1度だけ行われ、その後はいわゆるリード
・オンリー・メモリ(ROM)として用いることができ
る。
る。配線422,423はワードライン、配線424,
425はビットラインである。ワードライン及びビット
ラインは金属配線でもよいしその他の導電体でもよい。
各ワードラインと各ビットラインが交差する部分には、
ワードラインとビットラインに挟まれる形で、金属層4
29、高抵抗半導体層428,P層427,N+層42
6が形成されている。
が同一金属の場合は、金属層429はあってもなくても
よい。配線424,425がN+層のときも、N+層42
6はあってもなくてもよい。また、金属層429、高抵
抗半導体層428、P層427、N+層426が積み重
なる順番は、金属層429と高抵抗半導体層428が接
していれば任意の順番でよく、金属層と高抵抗半導体層
が複数回繰り返して積層する構造を含んでいてもよい。
この例では、この積層構造が例えば、図4で示したよう
な構造をとる場合を例にして、ROMへの書き込み、読
み出しの手順を示す。
ータであり各ビットラインの電圧が、インバータ41
4,418の閾値より大きいか小さいかを判定する役割
をしている。これは、ビットラインの信号を増幅し、そ
の「1」,「0」を判断するセンサの役割であり、セン
スアンプと呼べるものである。配線422,423,4
24,425はそれぞれ独立に電源電圧端子401,4
04,408,411及び、グラウンド端子402,4
05,409,412に接続することが可能となってい
る。
すようにNMOSを用いて実現できるが、図5(b)の
ようにCMOSインバータで構成してもよい。図5
(a)でノード435の電圧は、Φ1を「1」にすると
電源電圧がトランジスタ436を通して現われ、Φ1を
「0」にするとトランジスタ437を通してグラウンド
電圧が現われる。図5(b)では、Φ1が「1」で出力
端子439にはグラウンド電圧が、Φ1が「0」で出力
端子439には電源電圧が現われる。
10,413を電源電圧端子に接続した状態、グラウン
ド端子に接続した状態、フローティング状態の3状態に
設定できるスイッチで、図5(c)に示すようにNMO
Sを用いて実現できる。また、図5(d)に示すように
CMOSインバータとNMOSで構成してもよい。図5
(c)でノード444はΦ2を「0」にするとトランジ
スタ441がカットオフし、フローティングになる。Φ
2が「1」のもとでは、Φ1を「1」にするとトランジ
スタ442,441を通して電源電圧が、Φ1を「0」
にするとトランジスタ443,441を通してグラウン
ド電圧がノード444に現われる。図5(d)ではノー
ド447は、Φ2を「0」にするとフローティングにな
る。Φ2が「1」のもとでは、Φ1を「1」にするとグ
ラウンド電圧が、Φ1を「0」にすると電源電圧がノー
ド447に現われる。
36,437,442,443,441はPMOSでも
よいし、図5(e)に示すようなCMOS構成のアナロ
グスイッチでもよい。CMOS構成のアナログスイッチ
において、Φ1を「1」にするとノード448の電圧と
同じ電圧が449に現われる。
にするために、図4をこの等価回路を用いて説明する。
る。この書き込みは、ICプロセスの最終段階(例えば
パッケージングの前)に行ってもよいし、全ICプロセ
ス終了後に行ってもよい。
導体層428による絶縁状態を等価回路で表わしたもの
である。スイッチ466、468,469も同様に高抵
抗半導体層を示しており、書き込み前はこれらのスイッ
チは全てオフ状態である。PNダイオード471は図4
における427,426のPN接合を示している。PN
ダイオード470,472,473も同様である。
0,464はビットラインである。スイッチ450,4
54は例えば図5(a)あるいは図5(b)に示したス
イッチであり、スイッチ458,462は例えば図5
(c)あるいは図5(d)で示したスイッチである。4
75,477,479,481はビットラインの信号を
増幅し、その「1」,「0」を判断するセンスアンプを
構成するインバータである。
る高抵抗半導体を選択的に低抵抗金属半導体化合物と
し、等価的にスイッチ468をオンにする方法について
示す。実際は、スイッチ468だけに限らず任意の高抵
抗半導体を選択的に低抵抗金属半導体化合物とすること
ができることは言うまでもない。また、ワードライン、
ビットラインの本数は任意に増やしても、同様の方法で
任意の場所の高抵抗半導体を選択的に低抵抗金属半導体
化合物とすることができることは言うまでもない。
462は全てグラウンド電極側にし、全てのワードライ
ンとビットラインを接地する。
て、ビットライン464の電位を電源電圧VDDにする。
この時、ワードライン456,453とビットライン4
64の間には、VDDの電圧がかかることになるが、この
電圧の方向はPN接合471,473にとって、逆バイ
アスとなる。PN接合の逆バイアス時の抵抗を、高抵抗
半導体層の抵抗に比べて十分大きくしておけば、ワード
ライン456,453とビットライン464の間にかか
る電圧のほとんどは、PN接合にかかる。このため、ス
イッチ467,469で示される高抵抗半導体領域はブ
レークダウンすることはなく、つねに高抵抗層のままで
ある。
ン460の間には電圧はかかっていないので、この時点
においては、スイッチ466,468で示される高抵抗
半導体領域もブレークダウンすることはなく、つねに高
抵抗層のままである。
て、ワードライン456の電位をVDDに上げると、ワー
ドライン456とビットライン460の間にはVDDがか
かり、ワードライン456とビットライン464の間に
は電位差はなくなる。
ン464の間には電圧はかかっていないので、この時点
においては、スイッチ469で示される高抵抗半導体領
域はブレークダウンすることはなく、つねに高抵抗層の
ままである。
ン460の間にはVDDがかかり、しかもこの方向はPN
接合472にとって順方向であるために、この時のPN
接合の抵抗はスイッチ468で示される高抵抗半導体領
域の抵抗に比べて十分小さくなり、VDDのほとんどはス
イッチ468で示される高抵抗半導体領域にかかる。よ
って、スイッチ468で示される高抵抗半導体領域中で
ブレークダウンが生じ、低抵抗金属半導体化合物とな
り、等価的にスイッチ468はオンする。これによっ
て、ワードライン456とビットライン460の交点の
メモリセルに「1」が書き込まれたことになる。
下の3つの動作を繰り返すことで任意の場所のメモリセ
ルに「1」を書き込むことができる。 1)全てのワードライン、ビットラインの電位をグラウ
ンドにする。 2)書き込みたいメモリセルが接続されているビットラ
インの電位はグラウンドのままで、それ以外のビットラ
インの電位をVDDとする。 3)書き込みたいメモリセルが接続されているワードラ
インの電位をVDDとする。
23,424,425及び金属層429、高抵抗半導体
層428,P層427,N+層426の周りは、例えば
シリコン酸化膜等の絶縁膜で覆うことになる。半導体に
例えばシリコンを用いると、各メモリセル部分におい
て、シリコンの誘電率は周りのシリコン酸化膜の誘電率
より3倍大きくなるため、書き込み時に高抵抗半導体層
に電界をかけたときに、電気力線は誘電率のより大きな
シリコン側に伸びる。これにより、角に電界が集中す
る、いわゆる端効果を防ぐことができるため、ブレーク
ダウン電流を高抵抗半導体層の端だけでなく全面で起こ
すことが可能となり、全面にわたって均一な低抵抗金属
半導体層を形成することができる。これは素子の低抵抗
化、高速化にとって非常に大きな利点となる。
て述べる。説明を簡単にするためにここでは、スイッチ
466,468で表わされる高抵抗半導体領域だけが低
抵抗金属半導体化合物となっているとする。しかし、実
際はこれに限らず、任意の場所のメモリ素子において、
高抵抗半導体領域が低抵抗金属半導体化合物となってい
てもよいことは言うまでもない。
る高抵抗半導体領域だけが低抵抗金属半導体化合物とな
っている(つまり、メモリの内容が「1」となってい
る)場合の等価回路である。
462は全てグラウンド電極側にし、全てのワードライ
ンとビットラインを接地する。
ドから切り離し、ビットライン460,464をフロー
ティング状態にする。
してワードライン456の電位を電源電圧VDDとする。
スイッチ468はオン状態で、また、PN接合は順方向
バイアスされるので、ビットライン460にはワードラ
イン456から電流が流れ込み電位が上昇する。インバ
ータ477、481の閾値をグラウンド電位よりも少し
高く設定しておくと、ビットライン460の電位がイン
バータ477の閾値を越えると、インバータ477は反
転し、それにともなって、インバータ475も反転し、
出力ノード474の値は、「0」から「1」に変化す
る。この出力変化により、スイッチ468で示される高
抵抗半導体層が実は低抵抗金属半導体化合物となってい
ることを知ることができる。つまり、メモリセルも情報
が「1」であることを読み出すことができるのである。
いるが、ワードライン453の電位はグラウンド電位
で、ビットライン460の電位は正の電位となるので、
PN接合470は逆方向となり、ビットライン460か
らワードライン453には電流は流れることはない。
469がオフなので、ワードライン456とビットライ
ン464との間には電流が流れず、ビットライン464
の電位はグラウンド電位のままである。よって、出力端
子478は常に「0」となり、これにより、スイッチ4
69で示される高抵抗半導体層が絶縁状態を保持してい
ることを知ることができる。つまり、メモリセルも情報
が「0」であることを読み出すことができるのである。
メモリの情報を読み出す場合は、再び全てのワードライ
ンとビットラインを再びグラウンド電位にした後に、全
てのビットラインをフローティングにして、今度はワー
ドライン453を電源電圧に上げればよい。ビットライ
ン460の電位はスイッチ466と順方向PN接合47
0を通して流れ込む電流により上昇する。一方、ビット
ライン464はスイッチ467がオフのため「0」のま
まである。
下の3つの動作を繰り返すことで任意の場所のメモリセ
ルの情報を読み出すことができる。 1)全てのワードライン、ビットラインの電位をグラウ
ンドにする。 2)全てのビットラインをフローティングにする。 3)読み出したいメモリセルが接続されているワードラ
インの電位をVDDとする。 (このときの各ビットラインに接続されているセンスア
ンプの出力で、メモリの内容をしることができる。) ビットラインがグラウンド電位より少し上昇し、「1」
の情報の読み出しを行ったあとにその読み出し結果をラ
ッチしてしまえば、それ以降はワードラインを電圧源か
ら切り離してもよい。これにより消費電力を減少させる
ことができる。
本のビットラインについて述べたが、これらは任意の本
数でよいことは言うまでもない。その場合も、同じ原理
で任意のメモリセルに書き込みができるとともに、任意
のメモリセルの情報を読み出すことができる。
態(「1」の情報を記憶しているとき)では、低抵抗金
属半導体化合物と順方向PN接合を通して情報が読み出
されるために、非常に高速な読み出しが可能になること
である。従来のROMは表面デバイスであるMOSトラ
ンジスタをスイッチ素子として用いているために電流が
小さく高速化が困難であった。しかし、順方向PN接合
を流れる電流は、接合にかかる電圧にたいして指数関数
的に増加するために、表面デバイスであるMOSトラン
ジスタに比べ大きな電流が流せるので高速化が可能であ
る。
ICプロセスにおいて完全セルフアラインで形成するこ
とが可能であることである。例えば、図4において、配
線425、N+層426、P層427、高抵抗半導体層
428、金属層429の各層を連続的に成膜し、まとめ
て縦方向の配線パターンでエッチングする。次に周辺部
を、例えばシリコン酸化膜等の絶縁膜で覆い平坦化した
後に配線422の層を成膜し、今度はさきほどの配線パ
ターンと直行した配線パターンで一番下の配線425,
424の直近までエッチングする。最後に再び絶縁膜で
覆えば図4のROM部ができる。
隔で並べることができるため高集積化を実現できる。こ
の配線間隔はIC製造工程における、最小加工寸法で決
定されるため、非常に高密度なROMを実現できる。こ
の最小加工寸法をLとすると、1メモリセルあたりが占
有する面積は4L2となるが、これは基板平面上に2次
元的に素子を製作するMOSトランジスタを用いた従来
型のROMでは全く実現できないような高い集積度であ
る。
ICプロセス上容易にできるため、同一チップ面積でさ
らに集積度を上げることができる。
接電圧源あるいはグラウンドに接続する方法を用いた
が、ワードライン及びビットラインが数多く存在すると
きには、図6中のスイッチ450,454,458,4
62は図8に示すようなデコーダを用いて構成してもよ
い。これは、4つの出力489,490,491,49
2の中から1つの出力を選び、その出力だけを「1」と
して、そのほかの出力を「0」とする回路である。
482と483の相互接続の状態が電気的にショートし
ていることを示している。AとBは入力で493,49
4はインバータである。485,486,487,48
8はAND回路であり、485の出力489はAが
「0」でBが「0」のときだけ「1」になる。486の
出力490はAが「0」でBが「1」のときだけ「1」
になる。487の出力491はAが「1」でBが「0」
のときだけ「1」になる。488の出力492はAが
「1」でBが「1」のときだけ「1」になる。
出力線のうち1本を選択することができる。また、フロ
ーティングの状態は、各出力線にNMOSトランジスタ
を接続して、そのゲートに入力する信号を「0」にする
ことで実現できる。
同じ原理を用いて、さらに多数の出力線の中から任意の
出力線を選び出すことが可能である。
ット線を選択してもよいが、このかわりに、ランダムロ
ジックを用いても同様のことができるのは言うまでもな
い。
(a)に示すように高抵抗半導体とP層の間に高濃度層
495を挟んでもよい。これにより、金属と高抵抗半導
体との反応が終了した時に、低抵抗金属半導体化合物と
高濃度層が接することでコンタクト抵抗はさらに減少し
大きな順方向電流を流すことができる。
いるが、これはPN接合のかわりに、図9(b)に示す
ように半導体496と金属497のショットキ−接合を
用いてもよい。この場合もPN接合同様、メモリセルに
整流性を持たせることができる。
接合の方向は、それぞれの場合に応じて電源電圧の正負
を変えれば逆になってもよい。
例を示す。図10は、2つの入力の論理和を出力する回
路である。503〜510,513〜520はスイッチ
とPNダイオードからなっており、これは、ワードライ
ン501,511とビットライン525,526,52
7,528に挟まれた、高抵抗半導体層とPN接合を示
している。ここで、スイッチがオンになっているのは、
選択的に高抵抗半導体層と金属層を反応させて、低抵抗
金属半導体化合物にしていることを示している。
ッチ521〜524は各ビットラインをグラウンド電位
に初期化するためのスイッチであり、初期化のあとでこ
れらのスイッチをオフとしてビットラインをフローティ
ングにすることで、演算結果が各ビットラインに現われ
る。
3,513を通してAとBの信号が電気的に接続されて
いるので、そのどちらか一方でも「1」であれば、ビッ
トライン525には「1」が現われる。つまり、これ
は、AとBの論理和を計算していることになる。
Aの論理和、ビットライン527にはAの反転とBの論
理和、ビットライン528にはAの反転とBの反転の論
理和が現われる。この方法で、さらに入力線及び出力線
の本数を増やして行けば、任意の入力の任意の組み合わ
せの論理和を計算することができる。
あるが、その各1通りに対してビットライン525〜5
28の4本のうちの1本だけが「0」になり、他の3本
は「1」となる。そこで、各ビットラインの出力を反転
させて出力すると、A,Bの組み合わせの各1通りに対
してビットライン525〜528の4本のうちの1本だ
けが「1」になり、他の3本は「0」となる、いわゆる
図8で示したようなデコーダが実現できる。
ンバータ529,530,531,532で反転して出
力する回路である。インバータ529で反転された出力
は、Aの反転とBの反転の論理積で示される。インバー
タ530で反転された出力は、Aの反転とBの論理積で
示される。インバータ531で反転された出力は、Bの
反転とAの論理積で示される。インバータ532で反転
された出力は、AとBの論理積で示される。
通りに対して、529〜532の4本の出力のうちの1
本だけが「1」になり、他の3本は「0」となるデコー
ダが実現されている。
行けば、任意の入力の任意の組み合わせの論理積を計算
することができる。
と図10の論理和を計算する回路を用いて、例えば2入
力の排他的論理和を実現した例である。533,53
4,535,536は図11の出力線と同じである。こ
れらの線と出力線542の間の接続は、スイッチとダイ
オードの組み合わせ538、539,540,541に
よって決定される。この例では、配線534と535が
配線542に接続されているので、542には534と
535の論理和が出力される。
にはAとBの排他的論理和が現われることになる。
合わせで実現できるので、この様にANDを実現する論
理平面と、ORを実現する論理平面を組み合わせること
で、任意の論理関数が実現できる。ここでは2入力の排
他的論理和を例に説明したが、さらに多入力、多出力の
AND平面とOR平面を用いることで、任意の入力数の
任意の論理関数を実現できる。
平面を用いることで、任意の信号群を入力し、それに1
対1で対応した任意の信号群を出力する回路を作ること
ができることは言うまでもない。
で示したPLAと同じ概念であるが、違いは図3(a)
におけるAND回路及びOR回路の機能をROM自身が
実現しているところである。
例を示す。これは、ROMを用いたデータ検索システム
である。データ検索システムの一例に例えば図書検索が
あるが、これは膨大な図書の中から読みたい分野や著者
名を入力するだけで、例えば、それに関係した全ての図
書を出力するシステムである。従来この様なシステムに
おいては、磁気記憶媒体やコンパクトディスクなどに記
憶された膨大な図書データをソフトウェア上で検索して
いたために、データへのアクセスや演算処理を高速化す
ることは難しかった。膨大な図書データを高速アクセス
可能なハードウエア上に記憶するためには、非常に高密
度のROMが必要である。また、そのROMはユーザが
後から情報を書き込めるタイプのプログラマブルROM
である必要があり、高速アクセス可能な高密度プログラ
マブルROMが必要である。
報を記憶する媒体を高速・高密度ROMで実現するばか
りでなく、入力されたデータをもとにどのデータを出力
すればよいかを演算する演算部自体も高速・高密度RO
Mで実現していることにある。
いる4つのメモリ素子には、”1,0,0,1”の情報
が書き込まれており、これによりA=「0」,B=
「1」の時だけ配線608は「0」となり配線”61
6”は「1」となる。
素子には,”1,1,0,1”の情報が書き込まれてお
り、配線616が「1」になると、配線621,62
2,623,624にはそれぞれ”1,1,0,1”が
出力される。
625の部分のアドレスを示す情報であるとすると、6
25の情報を出力線627に出力することができる。
に対応したROM中の情報を読み出すことが可能であ
る。例えば、この入力A,Bが図書の著者名を示すもの
であり、その著者の全ての図書をROM626の625
の部分に書き込んでおき、そのアドレスを配線616に
接続されているメモリセルに書き込んでおくと、著者名
を入力すると自動的にその図書が出力されるシステムと
なる。
回路を除き、すべて同じ構造により構成することがで
き、設計が非常に容易である。ROM626にデータを
追加する場合は、未使用部分605、620に追加した
アドレスに対応した情報を新たに書き込めばよい。
の情報を全て「1」に書き換えることで、A、Bの全て
の入力の組み合わせに対して、配線608は常に「1」
となり、配線616は常に「0」である。つまり、配線
616に接続されているメモリの情報(アドレス)には
アクセス不能となる。一度書き込んだデータを新たにそ
っくり書き換えたいときは、この方法により、古いデー
タにアクセスできなくした後に未使用の部分に新たにデ
ータを書き込めばよい。
力A,Bは演算命令のコードを入力し、その命令の実行
手順を例えばROMの625に書いておいてもよい。ま
た、従来磁気媒体に保存していた各種のアプリケーショ
ンソフトをROMに書き込み、入力A、Bにはそのソフ
トを起動する命令コードを入力してもよい。アプリケー
ションソフトがバージョンアップされて再び新しいソフ
トをインストールするときは、上記の手順で古いアドレ
スにアクセスできなくして新しくインストールすること
ができる。
意のビット数でよく、システムの規模も任意の規模にし
てよいことはいうまでもない。
4に示す。これは本発明によって実現した高集積・高速
ROMをCPUの入ったチップの周りに配置して直接ボ
ンディングワイヤで接続するいわゆる、ハイブリッド型
のシステムである。CPUのインストラクションコード
や各種アプリケーションソフトなどは全てこのROMに
書き込んでもよい。また、実施例6で示したようなデー
タ検索機能を持ったROMを周りに配置してもよい。
ディスク、コンパクトディスクを記憶媒体に用いること
は小型化の観点からほとんど不可能であり、本実施例の
様な高集積電子記憶媒体を演算処理装置の周りに高密度
に直接配置することが必要になる。
実現することが可能となる。さらに、アンチヒューズに
整流特性の機能をもたせることで、高密度・高速ROM
を実現することが可能となる。
ープやコンパクトディスクに代わる画像・音声の小型記
憶媒体として用いることができるだけでなく、手のひら
サイズの移動体情報機器を実現するなどの広範な応用分
野を開拓することができる。
の関数を実現するプログラマブル・ロジック・アレイ
(PLA)や、多数の演算ユニット間の配線を任意に接
続することができるフィールド・プログラマブル・ゲー
ト・アレイ(FPGA)を提供することが可能になる。
ルフアラインを用いて製造できるため歩留まりが良く、
従って高密度ROMを安価に提供することが可能とな
る。
る。
概念図である。
である。
る。
を示す回路図である。
テムを示す概念図である。
58,462, 466,467,468,469 高抵抗半導体、 436、437、441,442,443 トランジス
タ、 439 出力端子、 470,471,472,473 PN接合、 475,477,479,481 インバータ、 482,483 配線、 484 短絡部、 485,486,487,488 AND回路、 489,490,491,492 出力線、 493,494 インバータ、 495 高濃度層、 496 半導体、 497 金属、 501,511 ワードライン、 502,512,529〜532,539 インバー
タ、 503〜510,513〜520 高抵抗半導体及びP
Nダイオード、 521〜524 スイッチ、 525〜528 ビットライン、 533〜536 出力線、 608,616,621,622,623,624 配
線、 626 ROM、 627 出力線、 605,620 未使用部分。
Claims (17)
- 【請求項1】 どちらか一方もしくは両方が金属からな
る第1及び第2の導電性領域と、前記第1及び前記第2
の導電性領域の間に設けられた高抵抗半導体領域とから
なる半導体素子を少なくとも1つ有す半導体装置であっ
て、前記第1の導電性領域及び前記第2の導電性領域を
通して前記高抵抗半導体領域に電流を流すことにより、
もしくは外部から熱を加えることにより、またはその両
方により、前記第1及び第2の導電性領域の内金属から
なる導電性領域と前記高抵抗半導体領域間で反応を生ぜ
しめ、低抵抗の金属半導体化合物を形成するように構成
したことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記金属は、高融点金属、高融点金属を
含む合金、または高融点金属の化合物であることを特徴
とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記金属は、W,Ta,Ti,Co,M
o,Hf,Ni,Zr,Cr,V,Pd及びPtのうち
少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1または
2に記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記高抵抗半導体領域は、一導電型の半
導体と、前記一導電型の半導体とは反対導電型の半導体
と、真性半導体のうちの少なくとも1つ以上の半導体層
から構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
か1項に記載の半導体装置。 - 【請求項5】 前記高抵抗半導体領域は、シリコンから
なることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記
載の半導体装置。 - 【請求項6】 前記半導体素子は、整流特性を示す構造
を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項
に記載の半導体装置。 - 【請求項7】 前記整流特性を示す構造は、pn接合で
あることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。 - 【請求項8】 前記整流特性を示す構造は、ショットキ
ー接合であることを特徴とする請求項6に記載の半導体
装置。 - 【請求項9】 前記整流特性を示す構造の逆方向バイア
ス時の抵抗は、前記高抵抗半導体領域の抵抗より大きい
ことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の
半導体装置。 - 【請求項10】 前記整流特性を示す構造の順方向バイ
アス時の抵抗は、前記高抵抗半導体領域の抵抗より小さ
いことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載
の半導体装置。 - 【請求項11】 複数の第1の導電性配線と、複数の第
2の導電性配線とがマトリックス状に配置され、該複数
の第1及び第2の導電性配線が交差する部分に、前記半
導体素子が設けられていることを特徴とする請求項1〜
10のいずれか1項に記載の半導体装置。 - 【請求項12】 前記第1の導電性領域とこれに接する
前記第1の導線性配線とが同じ材料で形成され、または
/及び前記第2の導電性領域とこれと接する第2の導線
性配線とが同じ材料で形成されていることを特徴とする
請求項11に記載の半導体装置。 - 【請求項13】 前記半導体素子の構造変化を電気的に
検知する手段を設けたことを特徴とする請求項1〜12
のいずれか1項に記載の半導体装置。 - 【請求項14】 前記電気的に検知する手段では、前記
半導体素子の構造変化を検知できなくする手段を設けた
ことを特徴とする請求項13に記載の半導体装置。 - 【請求項15】 前記半導体装置は、リード・オンリー
・メモリであることを特徴とする請求項13または14
に記載の半導体装置。 - 【請求項16】 前記反応により、任意の配線間の電気
的な接続及び絶縁を製造プロセス終了後に任意に決定で
き、これにより回路機能を任意に設定できることを特徴
とする請求項11〜15のいずれか1項に記載の半導体
装置。 - 【請求項17】 前記半導体装置は、完全セルフアライ
ンで作製されたことを特徴とする請求項1〜16のいず
れか1項に記載の半導体装置。
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