JPH07176703A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH07176703A
JPH07176703A JP5318733A JP31873393A JPH07176703A JP H07176703 A JPH07176703 A JP H07176703A JP 5318733 A JP5318733 A JP 5318733A JP 31873393 A JP31873393 A JP 31873393A JP H07176703 A JPH07176703 A JP H07176703A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、回路動作速度及びプログラミング
における信頼性を改善したリード・オンリー・メモリ等
の半導体装置を提供することを目的とする。 【構成】 複数のビット線と、複数のワード線と、該複
数のビット線及び複数のワード線の各々の間に設けられ
たメモリセルとからなり、該メモリセルは、ワード線に
より電気的に制御されるスイッチング素子の一方または
両端に、半導体層の少なくとも一方の面に金属層を形成
したアンチフューズを1つ以上直列接続して構成され、
その一端がビット線に他端が電源またはアースに接続さ
れた半導体装置であって、各メモリセルに対応するワー
ド線およびビット線に所定の電気信号を印加することに
より、前記半導体層と前記金属層との間で反応させて該
半導体層と金属層との化合物を形成して前記アンチフュ
ーズを低抵抗化させえるようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に係わり、
特に大容量不揮発性記憶装置に適用されるリード・オン
リー・メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】不揮発性半導体メモリとして最も知られ
ているものにマスクROMがある。マスクROMはLS
I製造工程で使用するマスクによってデータをプログラ
ミングするメモリである。このマスクROMは、特に複
雑な製造工程は必要なくプロセス的に低コストで実現で
きることや、書き込み動作が不必要であるために書き込
み用の特別な回路を必要とせず容易に大容量のメモリを
実現することができることを特徴としている。
【0003】しかしながら、マスクROMはメモリに記
憶する内容に合わせて異なったマスクが必要であり、ま
たある程度の製造プロセスを経る必要があるため、ユー
ザが発注してから半導体メーカが製品を製造しユーザに
供給するまでの時間(TAT:Turn Around
Time)が非常に長くなるという難点を有している。
また製品が完成するまでには一定の製造工程を必要とす
ることから小量生産ではかえってコストがかかり、さら
に、マスク製造後にデータの修正が必要となった場合に
は新たにマスクを作り直さなければいけないため、ユー
ザ及びメーカともある程度の危険性を負わねばならない
という問題がある。
【0004】これに対して、電気的にデータの書き込み
を行うことができるΡROM(Programable
Read Only Memory)は、不揮発性半導
体メモリであり、LSIチップ製造後にデータを電気的
に書き込むことができる。つまりデータの書き込みは必
ずしもメーカが行う必要はなく、ユーザにおいてもプロ
グラミングが可能である。従って、マスクROMのよう
にTATが長くなることはない。
【0005】従来、このようなPROMには、フューズ
素子が記憶素子として使用され、フューズ素子を溶断し
て情報を記録するフューズROMと絶縁体をブレークダ
ウンして導電体として情報を記録するアンチフューズR
OMがある。しかし、フューズROM場合、フューズ素
子はどうしても高抵抗素子にならざるを得ないため、回
路動作の高速化には不向きという欠点がある。またプロ
グラミングはフューズを溶断して行うが、フューズ材料
を完全に溶断しきれなかったり、あるいは溶断時に生じ
たゴミが残ってしまうことがあり、高い信頼性を得るこ
とが難しいという問題がある。一方、アンチフューズR
OMでは、ブレークダウン後の抵抗を小さくするのが難
しく、電流が制限されるため高速読み出しができないと
いう問題がある。
【0006】従って、現在、このようなフューズを用い
たPROMはほとんど使用されていないが、あえて用い
られたとしてもシステムの開発段階に限られ、量産時に
はマスクROMに切り換えられるのが一般的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上に述べた
フューズ素子の問題点を解決し、PROMの回路動作速
度及びプログラミングにおける信頼性を改善することを
目的とする。さらにこれにより、製造コストが低く、製
造期間が短くてすむ大量生産向け超高密度不揮発性半導
体メモリを実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の要旨は、
複数のビット線と、複数のワード線と、該複数のビット
線及び複数のワード線の各々の間に設けられたメモリセ
ルとからなり、該メモリセルは、ワード線により電気的
に制御されるスイッチング素子の一方または両端に、半
導体層の少なくとも一方の面に金属層を形成したアンチ
フューズを1つ以上直列接続して構成され、その一端が
ビット線に他端が電源またはアースに接続された半導体
装置であって、各メモリセルに対応するワード線および
ビット線に所定の電気信号を印加することにより、前記
半導体層と前記金属層との間で反応させて該半導体層と
金属層との化合物を形成して前記アンチフューズを低抵
抗化させえるようにしたことを特徴とする半導体装置に
存在する。
【0009】また、本発明の第2の要旨は、複数のビッ
ト線と、複数のワード線と、該複数のワード線の各々に
前記複数のビット線の各々に対応して接続されたメモリ
セルとからなり、該メモリセルは、ワード線により電気
的に制御されるスイッチング素子に対し、半導体層の少
なくとも一方の面に金属層を形成したアンチフューズを
1つ以上直列接続したアンチフューズを並列接続して構
成され、個々のメモリセルが前記複数のワード線にわた
ってビット線ごとに直列接続され、その一端がビット線
に他端が電源またはアースに接続された半導体装置であ
って、各メモリセルに対応するワード線およびビット線
に所定の電気信号を印加することにより、前記半導体層
と金属層との間で反応させて該半導体層と金属層との化
合物を形成して前記アンチフューズを低抵抗化させえる
ようにしたことを特徴とする半導体装置に存在する。
【0010】本発明の第3の要旨は、第1の要旨に記載
の半導体装置(第1の半導体装置)と第2の要旨に記載
の半導体装置(第2の半導体装置)により構成され、前
記第1の半導体装置のビット線が前記第2の半導体装置
のワード線に接続され、あるいは前記第2の半導体装置
のビット線が前記第1の半導体装置のワード線に接続さ
れ、任意のブール関数を記憶できるようにしたことを特
徴とする半導体装置に存在する。
【0011】
【作用】以下に本発明の作用を図1及び2を用いて説明
する。
【0012】図1は、本発明のアンチフューズ構造の一
例を示す断面図である。ここでアンチフューズとはフュ
ーズと逆の働きをする素子のことをいう。フューズは、
もともとは低抵抗であるが、ある程度の電流を流すと発
熱により溶断し配線間を断絶する働きを持っている。一
方、アンチフューズはこの逆の働きをし、もともとは高
抵抗であるが、ある程度の電流を流すことにより溶接し
て配線間を電気的に短絡状態にする働きを有している。
【0013】図1は、アンチフューズとなる金属層、半
導体層及び金属層からなる3層構造体の構造を示してい
る。図1(a)は短絡させる前のアンチフューズの構造
を、(b)は短絡させた後の構造を示している。101
は金属層(例えばW層)、102は半導体層(例えばS
i層)、そして103は金属層(例えばTa層)であ
る。Si層102は極めて不純物濃度が低い高抵抗なも
のを用いる。
【0014】アンチフューズを短絡状態にするのは次の
ようにすればよい。まず、アンチフューズの上部電極で
あるW層101と下部電極であるTa層103との間に
Si層102がブレークダウンするのに十分な電圧を加
える。ここで金属層101、103の抵抗はSi層10
2の抵抗よりも十分低いため印加された電圧のほとんど
がSi層102にかかることになる。Si層102がブ
レークダウンすると大電流が流れ、この大電流で発生し
た熱によりSi層102と金属層101、103が反応
し低抵抗のシリサイド化合物104ができる。このよう
にしてアンチフューズは短絡される。
【0015】以上のような構造、反応機構によりアンチ
フューズが実現できる。Si層がブレークダウンする電
圧はSi層の膜厚によって決まる。従って設計によって
任意の耐圧を持ったアンチフューズを作ることができ
る。金属層101、103の膜厚はSi層がシリサイド
化合物となるのに十分な量確保されていれば任意の膜厚
でよい。また、Si層の不純物濃度としては、できるだ
け高抵抗にする必要から、1015cm-3以下の低濃度が
望ましい。
【0016】また、金属層は、半導体と反応して低抵抗
化合物を生成する物であれば、どのような材料も用いる
ことができるが、特に、Ta、Wの他、Ti,Co,M
o,Hf,Ni,Zr,Cr,V,Pd及びPt等の金
属が好適に用いられる。
【0017】次に、スイッチング素子として例えばMO
Sトランジスタを用い、そのソース、ドレイン等のコン
タクトホールの中にアンチフューズを形成した構造につ
いて説明する。
【0018】図2において、(a)はアンチフューズが
短絡する前の構造を、(b)は短絡した後の構造を示し
ている。201は例えば0.4〜0.6Ω・cmのp型
シリコンウェハである。202のSiO2膜(例えば厚
さ約600nm)を形成し素子分離を施した後で、n+
層203(例えば2×1020cm-3の不純物濃度)を形
成する。その後、例えば約500nmのSi02膜20
4を成膜し、n+層203の一部が外部と電気的に導通
がとれるように開口部205を設ける。ここで設定した
各数値等は様々な条件や設計仕様によりこれとは異なる
値をとってもよいことは言うまでもない。
【0019】n+層に開いた開口部に例えば厚さ200
nmの金属層206(例えばTa層)を形成し、さらに
Ta層の上には抵抗率が非常に高い厚さ約100nmの
Si層(例えばイントリンシックシリコン)207が形
成されている。更にこの上に取り出し配線材料として例
えば厚さ800nmの金属層208(例えばW層)が形
成されている。これらの金属層206、208はシリコ
ンとシリサイド化合物を形成して低抵抗となるものなら
ば、Ta、W以外の金属を用いてもよいし、膜厚も条件
に合わせて任意に設定してもよい。しかし、後でシリサ
イド化合物209を形成したときに全てのSi層207
がシリサイド化合物209となるのに十分な量の膜厚は
必要である。Si層207の膜厚もアンチフューズの耐
圧等の設計仕様により100nmより薄くしても厚くし
てもよいが、周辺回路において使用できる電源電圧を考
えると、0.5nm〜1μmが好ましい範囲である。
【0020】図2のアンチフューズは、図1で述べたも
のと同様な機構で短絡することができる。まず、アンチ
フューズの上部電極であるW層208と下部電極である
Ta層206に接しているn+層203との間にSi層
207がブレークダウンするのに十分な電圧を加える。
ここで、金属層206、208の抵抗及びn+層203
とTa層206のコンタクト抵抗はSi層207の抵抗
よりも十分低いため、印加された電圧のほとんどはSi
層207にかかることになる。Si層207がブレーク
ダウンすると大電流が流れ、この大電流で発生した熱に
よりSi層207と金属層206、208が反応しシリ
サイド化合物209ができる。このようにしてアンチフ
ューズを短絡することができる。この構造のアンチフュ
ーズにおいては、金属層206とn+層203との間に
おいてもシリサイド化合物210が生じ、金属層206
とn+層203との間のコンタクト抵抗も下げることが
できる。
【0021】図2の例においては、p型シリコンウェハ
201を用いて説明したが、n型シリコンウエハであっ
ても、またウェハ上に形成されたn型またはp型のシリ
コン層であってもよい。またn+層203はp+層であっ
てもよい。また、金属層、半導体層および金属層からな
る1つの3層構造体のアンチフューズを説明したが、こ
の構造が2重、3重と複数層積み重なったものであって
も同様な機能を実現できることは言うまでもない。ま
た、金属層は、半導体層と反応して半導体層を低抵抗で
きるに十分であれば、半導体層の両側に設ける必要はな
く、片側だけでも良い。さらに、図1及び2の例では、
金属層をビット線と別個に設けているが、ビット線を金
属層として兼用しても良い。
【0022】本発明において、アンチフューズは、半導
体と金属層との反応により極めて小さな抵抗となる。特
に、半導体層としてシリコンを用い、金属としてTa,
Wを用いることにより、抵抗値を100万分の1以下に
下げることが可能となる。真性シリコンとTaとを反応
させてシリサイドを形成した場合、例えば面積0.25
×0.25μm2で、厚さ100nmのイントリンシッ
クシリコンの抵抗値は、3×109Ωであるのに対し、
シリサイド化により1.6Ωにまで下げることができ
る。従って、以上のメモリセルをワード線、ビット線で
接続して、リード・オンリー・メモリを構成することに
より、高速読み出し可能な超高密度不揮発性半導体メモ
リを実現することが可能となる。
【0023】さらに、図2に示すように、本発明のアン
チフューズはコンタクトホール内に形成することができ
るため、1つのトランジスタの面積で1つのメモリセル
を形成でき、メモリの高密度化が達成できる。
【0024】本発明のスイッチング素子は、MOSトラ
ンジスタの他に、例えばバイポーラトランジスタ等を用
いることができる。
【0025】また、本発明において、リード・オンリー
・メモリへの書き込みは、各ユーザーが、許容される記
憶容量の範囲内で、任意の数のデータを任意に書き込む
ことができるが、例えば、リード・オンリー・メモリの
製造工程の最終段階において電気的に一括して書き込み
を行った後、書き込み防止することも可能であり、これ
によって、映像、種々のソフトウェアを大量に生産する
ことが可能となる。
【0026】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をより詳細に
説明するが、本発明がこれらの実施例に限定されないこ
とは言うまでもない。
【0027】(実施例1)本発明の第1の実施例とし
て、超高密度で電気的に書き込み、読み出しが可能なN
OR型リード・オンリー・メモリを図3に示す。
【0028】図3はNOR型リード・オンリー・メモリ
の基本メモリセルの回路図の一例を示している。301
はワード線、302はビット線、303、304は図
1、2で説明したアンチフューズを記号で表している。
【0029】本実施例においては、スイッチング素子と
してnチャネルMOSトランジスタ305を使用してい
るが、pチャネルMOSトランジスタであっても、また
他のバイポーラトランジスタなどのスイッチング素子で
あってもよい。
【0030】メモリセルは、図3(a)に示すように、
nチャネルMOSトランジスタのソースとドレインの両
方にアンチフューズを設けても、図3(b)または
(c)のようにソースまたはドレインのどちらか一方に
アンチフューズを設けてもよい。あるいは、アンチフュ
ーズを前記3層構造体が複数層積み重なった構造のもの
としてもよい。またアースに接続しているところを電源
ラインに接続していても論理の組み方が変わるだけで同
一の機能を実現できる。
【0031】本実施例では、図2のようにして、アンチ
フューズをソース、ドレインのコンタクトホール内に形
成した。
【0032】次に、データの書き込み方法について説明
する。ここでは説明を簡単にするために、一例として3
行3列のマトリックス状にメモリセルを配列した9ビッ
トNOR型リード・オンリー・メモリのメモリ部を図4
に示す。401〜403がワード線、404〜406が
ビット線である。この例においては、図3(b)の構造
のメモリセル407〜415を採用した。
【0033】例えば、メモリセル407に論理値「0」
を書き込む場合を考えてみる。まずワード線401を例
えば5Vとし、それ以外のワード線402、403は0
Vとする。これにより、ワード線401に接続されてい
るメモリセル407、410、413のトランジスタは
オン状態となり、それ以外のメモリセルのトランジスタ
はオフ状態となっている。
【0034】この状態で、ビット線404に例えば5
V、それ以外のビット線405、406に0Vを印加す
る。メモリセル407のMOSトランジスタはオン状態
にあり、しかもオン抵抗はアンチフューズの抵抗に対し
極めて小さい値に設定しているため、ビット線に印加さ
れた5Vはほとんどアンチフューズにかかることとな
る。アンチフューズが5Vより低い電圧でブレークダウ
ンするように設計されていれば、メモリセル407のア
ンチフューズはただちにブレークダウンをおこし短絡す
る。
【0035】一方、ワード線401につながる他のメモ
リセル410、413の場合は、MOSトランジスタは
オン状態であるが、ビット線405、406が0Vであ
るため、いずれのアンチフューズもブレークダウンしな
い。またメモリセル411、412、414及び415
については、全くどこにも電圧は加わらないためブレー
クダウンすることはない。
【0036】メモリセル408、409については、ビ
ット線404には5Vが印加されているが、ワード線4
02、403は0Vのため、MOSトランジスタはオフ
状態である。従って、MOSトランジスタのオフ抵抗を
ブレークダウンさせる前のアンチフューズの抵抗より例
えば100倍以上大きくなるように設計することで、ビ
ット線404にかかった5VのほとんどがMOSトラン
ジスタにかかることとなり、アンチフューズには電圧は
ほとんどかからない。つまりアンチフューズがブレーク
ダウンすることはない。
【0037】以上のようにして、メモリセル407に論
理値「0」を書き込むことができる。同様にしてメモリ
セル407に論理値「1」を書き込む場合には、論理値
「0」を書き込む場合と同様の電圧をワード線に印加し
ビット線にはビット線404だけ0Vに変えることで、
メモリセル407にアンチフューズを短絡させないと言
う情報を記憶させることができる。
【0038】次に、データの読み出し方法について説明
する。例えばメモリセル407に書き込まれているデー
タを読み出す場合を考える。
【0039】まず、読み出すべきビット線をあらかじめ
電源電圧まで充電しておく。読み出し時の電源電圧を例
えば1Vとすると、この場合にはビット線404を1V
まで充電しておくことになる。ワード線401〜403
は0Vであり、たとえビット線404に接続されている
メモリセル407〜409のアンチフューズが短絡して
いてもそれぞれのMOSトランジスタがオフ状態である
ので、ビット線404の電圧はすぐには1Vから下がる
ことはない。
【0040】次に、ワード線401に1Vの電圧を加え
る。この時ビット線407につながるメモリセルのうち
メモリセル407のMOSトランジスタだけがオン状態
となる。するとメモリセル407のアンチフューズが短
絡している状態か、あるいは短絡していない状態かによ
りビット線404の電位は変化する。具体的には、メモ
リセル407が論理値「1」を記憶している時つまりア
ンチフューズが短絡していない時には、ビット線404
の電位は1Vのままであり、論理値「0」を記憶してい
る時つまりアンチフューズが短絡している時には、ビッ
ト線404に充電されていた電荷はメモリセル407を
通して放電されるため、ビット線404の電位は0Vに
下がることとなる。この後、ビット線404の電位を検
出することによりメモリセル407に書き込まれていた
データが読み出されることになる。
【0041】以上のような書き込み・読み出しを行うリ
ード・オンリー・メモリの周辺回路も含めた簡単な構成
例を説明する。
【0042】図5は、1ビット×16ワードのNOR型
リード・オンリー・メモリの構成例を示している。50
1〜516はメモリセルであり、ここでは図3の(a)
のメモリセルを採用した。531〜534はビット線で
あり、517〜520は、これらのビット線531〜5
34を選択し入出力バスライン530に接続するための
スイッチの働きをするnチャネルMOSトランジスタで
ある。535はカラムデコーダであり、アドレス信号A
0,A1により制御信号φ1に応じて22〜525の信号
線に517〜520のMOSトランジスタを選択するた
めの信号を出力する。
【0043】536はローデコーダであり、アドレス信
号A2,A3により制御信号φ2に応じて526〜529
のワード線に選択信号を出力する。これらのカラムデコ
ーダ、ローデコーダは公知の回路技術を用いて実現でき
る。521は、プリチャージ信号φpによりビットライ
ンおよび入出力バスライン530を充電するためのスイ
ッチの役割をするpチャネルMOSトランジスタであ
る。537は、入出力バスライン530の電圧を検出し
てデータの出力を行うセンスアンプである。センスアン
プも公知の回路技術を用いて実現できる。538は、書
き込み時に書き込み信号φwにより書き込みデータを入
力する端子と入出力バスライン530とを接続するnチ
ャネルMOSトランジスタである。
【0044】データの書き込みは図6に示す書き込みサ
イクルによって行う。図6は、図5の1ビット×16ワ
ードNOR型リード・オンリー・メモリの各制御信号の
書き込み時のタイムチャートの例である。期間T1にお
いては、φ1、φ2を5V、φwを0Vにする。この期間
中にアドレス信号、書き込みデータ信号を切り換える。
期間T2においては、φ1、φ2を0V、φwを5Vにす
る。これによりアドレス信号により選択されたメモリセ
ルに情報が書き込まれる。書き込み時には、φpは常に
5Vとしておく。以下同様な操作を繰り返してデータを
書き込んで行く。
【0045】データの読み出しは、図7に示す読み出し
サイクルによって行う。図7は、図5の1ビット×16
ワードNOR型リード・オンリー・メモリの制御信号の
読み出し時のタイムチャートの例である。期間T1にお
いては、φ1、φ2およびφpを1Vにする。この期間中
にアドレス信号を切り換え、入出力バスラインの電圧を
センスアンプにより検知する。この時検知されて出力さ
れるデータは直前の読み出しサイクルで選択されたメモ
リセルに書き込まれていたデータである。期間T 2にお
いては、φ1、φpを0Vに、φ2を1Vにする。この期
間においてビット線を選択しプリチャージを行う。期間
3においては、φ1、φ2を0V、φpを1Vにする。こ
の期間T3で、ワード線を選択して選択されているビッ
ト線の電圧は、メモリセルのデータに応じて変化する。
次に、再び回ってきた期間T1において、先に述ベたよ
うにデータを出力する。このような読み出しサイクルを
繰り返すことで次々にデータを読み出すことができる。
【0046】本実施例においては、書き込み時電源電圧
を5V、読み出し時電源電圧を1Vとしたが、これより
高い電圧であっても低い電圧で設計してもよいことは言
うまでもない。しかし、読み出し時にビット線にかかる
電圧は、読み出し時にアンチフューズを誤書き込みしな
いためにアンチフューズのブレークダウン電圧より低く
する必要がある。また逆に、書き込み時にビット線にか
かる電圧は、アンチフューズのブレークダウン電圧より
も高くする必要がある。ここで、安定した書き込み・読
み出しを行うために、トランジスタのオフ抵抗は、書き
込み前のアンチフューズの抵抗の10倍以上とし、オン
抵抗は10分の1以下にするのが望ましい。また、書き
込み後のアンチフューズの抵抗は、トランジスタのオン
抵抗の10分の1以下にするのが望ましい。
【0047】本実施例のNOR型リード・オンリー・メ
モリは、外部からの電気信号によりデータを書き込むた
めマスクROMのように特別なマスクを作製する必要は
なく、製造コストを削減することができる。また容易に
大量生産することができ製造日数も短くできる。また、
1トランジスタの面積で1メモリセル形成できるため、
集積度を大幅に高めることができる。その結果、例え
ば、磁気メモリに代わる大記憶容量の半導体メモリが実
現できる。
【0048】(実施例2)本発明の第2の実施例とし
て、NAND型リード・オンリー・メモリを説明する。
【0049】図8はNAND型リード・オンリー・メモ
リの基本メモリセルの回路図の一例である。801はワ
ード線、802はアンチフューズであり、スイッチング
素子803に対し並列にアンチフューズが接続されてい
る。
【0050】本実施例においては、スイッチング素子8
03としてnチャネルMOSトランジスタを使用してい
るが、pチャネルMOSトランジスタであっても、また
他のバイポーラトランジスタなどのスイッチング素子で
あってもよい。ここでアンチフューズは複数個直列に接
続されたものでもよい。
【0051】また、図2のようにして、アンチフューズ
をソース、ドレインのコンタクトホール内に作り込むこ
とにより、1メモリセル当たり1トランジスタ分の面積
で構成することができる。
【0052】NAND型リード・オンリー・メモリの簡
単な構造例を図9に示す。901〜904はワード線、
905〜908はメモリセルであり、ここでは、図8の
メモリセルを採用している。909はビット線である。
例えば、メモリセル907に論理値「0」のデータを書
き込む場合には、ワード線901、902および904
を例えば5Vとし、メモリセル905、906および9
08のnチャネルMOSトランジスタをオン状態してお
く。一方、ワード線903は0Vとしておき、メモリセ
ル907のnチャネルMOSトランジスタをオフ状態に
しておく。この状態において、ビット線909に5Vの
電圧を加えることによりメモリセル907のアンチフュ
ーズをブレークダウンさせ、論理値「0」を書き込むこ
とができる。逆に、メモリセル907に論理値「1」を
書き込む場合には、ビット線909に0Vの電圧をかけ
ておけばよい。
【0053】読み出しは、例えば、次のようにして行
う。まずビット線909を1Vにあらかじめ充電してお
く。たとえば、メモリセル907に書き込まれているデ
ータを読み出す時には、ワード線901、902および
904を1Vに、ワード線903を0Vにすることで、
メモリセル907のトランジスタだけオフ状態にする。
こうすることでビット線909にはメモリセル907の
アンチフューズの状態に応じたデータが出力される。
【0054】図10は、1ビット×16ワードのNAN
D型リード・オンリー・メモリの構成例を示している。
1001〜1016はメモリセルであり、ここでも図8
のメモリセルを採用した。1017〜1020は、直列
に並んだメモリセル列を選択して入出力バスライン10
21に接続するためのスイッチの働きをするnチャネル
MOSトランジスタである。1022はカラムデコーダ
であり、アドレス信号A0,A1により制御信号φ1に応
じて1023〜1026の信号線に1017〜1020
のMOSトランジスタを選択するための信号を出力す
る。1027はローデコーダであり、アドレス信号
2,A3により制御信号φ2に応じて1028〜103
1のワード線に選択信号を出力する。これらのカラムデ
コーダ、ローデコーダは公知の回路技術により実現でき
る。1032はプリチャージ信号φpにより入出力バス
ライン1021を充電するためのスイッチの役割をする
pチャネルMOSトランジスタである。1033は入出
力バスライン1021の電圧を検出してデータの出力を
行うセンスアンプである。このセンスアンプも公知の回
路技術により実現できる。1034は、書き込み時に書
き込み信号φwにより書き込みデータを入力する端子と
入出力バスラインとを接続するnチャネルMOSトラン
ジスタである。
【0055】データの書き込みは、実施例1と同様に、
図6に示す書き込みサイクルによって行うことができ
る。期間T1においては、φ1、φ2を5V、φwを0Vに
する。この期間中にアドレス信号、書き込みデータ信号
を切り換える。期間T2においては、φ1、φ2を0V、
φwを5Vにする。これによりアドレス信号により選択
されたメモリセルに情報が書き込まれる。書き込み時に
はφpは常に5Vとしておく。以下同様な操作を繰り返
してデータを書き込んで行く。
【0056】データの読み出しも実施例1と同様に、図
7に示す読み出しサイクルによって行うことができる。
図7は図10の1ビット×16ワードNOR型リード・
オンリー・メモリの制御信号の読み出し時のタイムチャ
ートである。期間T1においては、φ1、φ2およびをφp
を1Vにする。この期間中にアドレス信号を切り換え、
入出力バスラインの電圧をセンスアンプにより検知す
る。この時検知されて出力されるデータは直前の読み出
しサイクルで選択されたメモリセルに書き込まれていた
データである。期間T2においては、φ1、φpを0Vに
φ2を1Vにする。この期間でビット線を選択しプリチ
ャージを行う。期間T3においては、φ1、φ2を0V、
φpを1Vにする。この期間で、ワード線を選択するこ
とにより選択されているビット線の電圧を選択されてい
るメモリセルのデータに応じて変化させる。次に再び回
ってきた期間T1において、先に述べたようにデータを
出力する。このような読み出しサイクルを繰り返すこと
で次々にデータを読み出すことができる。
【0057】本実施例においては、書き込み時電源電圧
を5V、読み出し時電源電圧を1Vとしたが、これより
高い電圧であっても低い電圧で設計してもよいことは言
うまでもない。しかし読み出し時にビット線にかかる電
圧は、読み出し時にアンチフューズを誤書き込みしない
ためにアンチフューズのブレークダウン電圧より低くす
る必要がある。また逆に書き込み時にビット線にかかる
電圧はアンチフューズのブレークダウン電圧よりも高く
する必要がある。
【0058】本実施例のNAND型リード・オンリー・
メモリも実施例1のNOR型と同様に、外部からの電気
信号によりデータを書き込むためマスクROMのように
特別なマスクを作製する必要はなく製造コストは比較的
少なくすることができる。また容易に大量生産すること
ができ製造日数も短くできる。また実施例1の場合と同
様に、1メモリセルあたり1トランジスタで構成できる
ため、集積度を高めることが可能となる。
【0059】(実施例3)本発明の第3の実施例を図1
1に示す。図11は、NOR型及びNAND型リード・
オンリー・メモリを用いて構成したPLA(Progr
amable Lоgic Array)である。PLA
は単にデータを記憶するものではなく、任意の論理関数
(ブール関数)を記憶させることにより様々な論理制御
回路を実現することができるものである。
【0060】図11の左側の回路が実施例2で説明した
NAND型リード・オンリー・メモリと同様な構成であ
り、右側の回路が実施例1で説明したNOR型リード・
オンリー・メモリと同様な構成となっている。これらは
それぞれAND平面とOR平面を構成しており、2つの
回路はNORゲートにより接続されている。即ち、NA
ND型リード・オンリー・メモリのビット線がNOR型
リード・オンリー・メモリのワード線に接続されてい
る。
【0061】書き込みは、実施例1、2と同様な書き込
み方法であらかじめ行った。図中、黒く塗りつぶされた
アンチフューズがブレークダウンにより短絡されたアン
チフューズを表している。
【0062】たとえば、1101、1102および11
03にそれぞれA、BおよびCという論理信号が入力さ
れる場合を考えてみる。ここであらかじめ、φAND
号、φO R信号によりそれぞれAND平面、OR平面をプ
リチャージしておく。1101、1102および110
3にA,BおよびCを入力すると、各メモリセルの記憶
内容に従いAND平面のビット線にデータが出力され
る。このデータをφ信号によりNORゲートを通してO
R平面のワード線に出力する。図11の場合、OR平面
のワード線1104、1105および1106にはそれ
ぞれA・C、BおよびAという論理値が出力されること
がわかる。これらのAND平面から出力されたデータを
受け取ったOR平面においては、各メモリセルの記憶内
容に従いOR平面のビット線にデータが出力されること
になる。これらのデータはインバータを介して110
7、1108および1109に出力される。最終的に
は、この例の場合1107、1108および1109に
はそれぞれA+B、A・C+AおよびA・C+Bという
論理値が出力されることがわかる。
【0063】以上のように、本発明のアンチフューズに
任意の記憶データを電気的に書き込むことにより任意の
論理関数が実現できるPLAを構成できることがわか
る。さらに本発明のアンチフューズを用いることにより
高密度なメモリを構成することができるため、このPL
Aを回路機能ブロックの一部としてチップ内に埋め込む
ことで様々な制御回路がユーザによって電気的に設計で
きる特殊用途向けLSIが実現できるようになる。
【0064】(実施例4)本発明の第4の実施例を以下
に示す。
【0065】実施例1及び2に示したリード・オンリー
・メモリは、その製造する工程においてデータを電気的
に書き込むことができる。図12に書き込み工程の一例
を示す。
【0066】図12において、1201は、すでに全て
のLSI製造工程を経てパッシベーション工程を終了し
た段階のメモリチップである。メモリチップ上には多数
の電極取り出し用パッド1202が形成されている。1
203は、メモリチップ1201上の電極取り出し用パ
ッド1202にそれぞれに対応してプローブ針が設けら
れたプローブ装置である。
【0067】書き込みは、メモリチップ全面にプローブ
針を落とし、電気的に一括して行う。このようにして、
パッケージング後に外に出すことができる端子の数に制
限されず、多くの電極取り出しパッドを使って書き込み
が行えるようになる。従って、一度に大量のデータを書
き込むことができる、書き込み時間の短縮化が達成でき
る。
【0068】書き込み工程を終了したメモリチップは、
ボンディング、パッケージング等通常の工程を経て製品
として完成するが、この際には書き込みに関する機能は
一切取り除いても良い。つまり、読み出しだけの機能に
限ったリード・オンリー・メモリとして製品化すること
ができる。
【0069】本実施例の方法により、本発明のリード・
オンリー・メモリに書き込みを行うことで、映像や音声
等、後で書き換える必要のない種々のソフトウェアを大
量にしかも安価に生産し提供することが可能となる。
【0070】
【発明の効果】本発明の半導体装置は、外部からの電気
信号によりデータを書き込むため、マスクROMのよう
に特別なマスクを作製する必要はなく、製造コストを削
減でき、また大量生産、製造日数の短縮化が可能とな
る。
【0071】また、1トランジスタの面積で1メモリセ
ルを構成できるため、集積度を大幅に高めることがで
き、大容量のリード・オンリーメモリを提供することが
できる。
【0072】さらに、低抵抗化後のアンチフューズの抵
抗値は極めて小さな値とすることが可能なため、高速読
み出しが可能なリード・オンリー・メモリを提供するこ
とができる。
【0073】このような高速・大容量のリード・オンリ
ー・メモリに、製造工程の最終段階において一括して書
き込みを行うことにより、様々な映像や音声などの種々
のソフトウェアを大量に安価にしかもコンパクトに生産
することが可能となる。
【0074】さらにまた、アンチフューズに任意の記憶
データを電気的に書き込むことにより任意の論理関数が
実現できるPLAを構成することができる。また、PL
Aを回路機能ブロックの一部としてチップ内に埋め込む
ことで様々な制御回路がユーザによって電気的に設計で
きる特殊用途向けLSIが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンチフューズの構成例を示す概念図
である。
【図2】コンタクトホールに形成したアンチフューズの
構成例を示す概念図である。
【図3】NOR型ROMの基本メモリセルの等価回路を
示す概略図である。
【図4】9ビットNOR型ROMの回路を示す概念図で
ある。
【図5】1ビットx16ワードのNOR型ROMの構成
を示す概念図である。
【図6】1ビットx16ワードのNOR型ROMの書き
込みのタイミングチャートを示す図である。
【図7】1ビットx16ワードのNOR型ROMの読み
出しのタイミングチャートを示す図である。
【図8】NAND型ROMの基本メモリセルを示す回路
図である。
【図9】NAND型ROMの構成例を示す回路図であ
る。
【図10】1ビットx16ワードのNAND型ROMの
構成例を示す概念図である。
【図11】本発明のPLAの一例を示す回路図である。
【図12】データの一括書き込みを説明する概念図であ
る。
【符号の説明】
101、103 金属層、 102 半導体層、 104 シリサイド化合物、 201 p型シリコンウェハ、 202 SiO2膜 203 n+層203 204 Si02膜、 205 開口部、 206、208 金属層、 207 Si層207、 209、210 シリサイド化合物、 301 ワード線、 302 ビット線、 303、304 アンチフューズ、 305 スイッチング素子、 401〜403 ワード線、 404〜406 ビット線、 407〜415 メモリセル、 501〜516 メモリセル、 517〜520 nチャネルMOSトランジスタ、 521 pチャネルMOSトランジスタ、 522〜525 信号線、 526〜529 ワード線、 530 入出力バスライン、 531〜534 ビット線、 535 カラムデコーダ、 536 ローデコーダ、 537 センスアンプ、 538 nチャネルMOSトランジスタ、 801 ワード線、 802 アンチフューズ、 803 nチャネルMOSトランジスタ、 901〜904 ワード線、 905〜908 メモリセル、 909 ビット線、 1001〜1016 メモリセル、 1017〜1020 nチャネルMOSトランジスタ、 1021 入出力バスライン、 1022 カラムデコーダ、 1023〜1026 信号線、 1027 ローデコーダ、 1028〜1031 ワード線、 1032 pチャネルMOSトランジスタ、 1033 センスアンプ、 1034 nチャネルMOSトランジスタ、 1201 メモリチップ、 1202 電極取り出し用パッド、 1203 プローブ装置、 1204 プローブ針。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/88 (72)発明者 中村 佳夫 神奈川県厚木市森の里4−4−13

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のビット線と、複数のワード線と、
    該複数のビット線及び複数のワード線の各々の間に設け
    られたメモリセルとからなり、該メモリセルは、ワード
    線により電気的に制御されるスイッチング素子の一方ま
    たは両端に、半導体層の少なくとも一方の面に金属層を
    形成したアンチフューズを1つ以上直列接続して構成さ
    れ、その一端がビット線に他端が電源またはアースに接
    続された半導体装置であって、各メモリセルに対応する
    ワード線およびビット線に所定の電気信号を印加するこ
    とにより、前記半導体層と前記金属層との間で反応させ
    て該半導体層と金属層との化合物を形成して前記アンチ
    フューズを低抵抗化させえるようにしたことを特徴とす
    る半導体装置。
  2. 【請求項2】 複数のビット線と、複数のワード線と、
    該複数のワード線の各々に前記複数のビット線の各々に
    対応して接続されたメモリセルとからなり、該メモリセ
    ルは、ワード線により電気的に制御されるスイッチング
    素子に対し、半導体層の少なくとも一方の面に金属層を
    形成したアンチフューズを1つ以上直列接続したアンチ
    フューズを並列接続して構成され、個々のメモリセルが
    前記複数のワード線にわたってビット線ごとに直列接続
    され、その一端がビット線に他端が電源またはアースに
    接続された半導体装置であって、各メモリセルに対応す
    るワード線およびビット線に所定の電気信号を印加する
    ことにより、前記半導体層と金属層との間で反応させて
    該半導体層と金属層との化合物を形成して前記アンチフ
    ューズを低抵抗化させえるようにしたことを特徴とする
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の半導体装置(第1の半
    導体装置)と請求項2に記載の半導体装置(第2の半導
    体装置)により構成され、前記第1の半導体装置のビッ
    ト線が前記第2の半導体装置のワード線に接続され、あ
    るいは前記第2の半導体装置のビット線が前記第1の半
    導体装置のワード線に接続され、任意のブール関数を記
    憶できるようにしたことを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記金属層は、前記ビット線または/及
    び前記電源またはアースへの接続配線または/及び前記
    スイッチング素子の電極と同じ材料からなることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装
    置。
  5. 【請求項5】 前記金属層は、高融点金属、高融点金属
    を含む合金、または高融点金属の化合物であることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装
    置。
  6. 【請求項6】 前記金属層は、W,Ta,Ti,Co,
    Mo,Hf,Ni,Zr,Cr,V,Pd及びPtの内
    少なくとも1つ含むことを特徴とする請求項5に記載の
    半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記半導体層は、高抵抗シリコン層であ
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載
    の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記高抵抗シリコン層は、不純物濃度が
    1×1015cm-3以下であることを特徴とする請求項7
    に記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記高抵抗シリコン層は、イントリンシ
    ックシリコンであることを特徴とする請求項8に記載の
    半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記半導体層の厚さは、0.5nm以
    上1μm以下であることを特徴とする請求項1〜9のい
    ずれか1項に記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記アンチフューズは、前記スイッチ
    ング素子の両端の電極取り出し用のコンタクトホールに
    形成したことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1
    項に記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記アンチフューズの低抵抗化する前
    の抵抗は、前記スイッチング素子のオン抵抗の10倍以
    上であり、且つオフ抵抗の10分の1以下であることを
    特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の半導
    体装置。
  13. 【請求項13】 前記アンチフューズの低抵抗化した後
    の抵抗は、前記スイッチング素子のオン抵抗の10分の
    1以下であることを特徴とする請求項1〜12のいずれ
    か1項に記載の半導体装置。
  14. 【請求項14】 前記アンチフューズの低抵抗化した後
    の抵抗は、低抵抗化する前の抵抗の100万分の1以下
    であることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項
    に記載の半導体装置。
  15. 【請求項15】 前記スイッチング素子は、MОSトラ
    ンジスタであり、該MОSトランジスタのゲート電極は
    前記ワード線に接続されていることを特徴とする請求項
    1〜14のいずれか1項に記載の半導体装置。
  16. 【請求項16】 半導体装置の製造工程の最終段階にお
    いて電気的に一括して書き込みを行った後、書き込み防
    止したことを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項
    に記載の半導体装置。
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