JPH0717639B2 - エルゴリン誘導体 - Google Patents

エルゴリン誘導体

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JPH0717639B2
JPH0717639B2 JP61139413A JP13941386A JPH0717639B2 JP H0717639 B2 JPH0717639 B2 JP H0717639B2 JP 61139413 A JP61139413 A JP 61139413A JP 13941386 A JP13941386 A JP 13941386A JP H0717639 B2 JPH0717639 B2 JP H0717639B2
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フア−ミタリア・カルロ・エルバ・ソシエタ・ペル・アツイオ−ニ
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    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D457/00Heterocyclic compounds containing indolo [4, 3-f, g] quinoline ring systems, e.g. derivatives of ergoline, of the formula:, e.g. lysergic acid
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエリゴリン誘導体、その製法およびそれを含有
する医薬組成物に関する。
本発明は一般式I {式中R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は水素ま
たはハロゲン原子、メチルまたはシアノ基、1〜4個の
炭素原子を有するアルキルチオ基またはフエニルチオ基
を表し、R3は1〜4個の炭素原子を有する炭化水素基を
表し、R4は水素原子またはメトキシ基を表しそしてR5
水素原子を表し、かつR6は式−CH=CH−CONHR7(式中R7
は場合により1個またはそれ以上のハロゲン原子、1〜
4個の炭素原子を有するアルキル基、1〜4個の炭素原
子を有するアルコキシ基、1〜4個の炭素原子を有する
アルキルチオ基、各アルキル基が1〜4個の炭素原子を
有するジアルキルアミノ基、シアノまたはニトロ基で置
換された2−チアゾリル、3−ピリダジニル、1,3,4−
チアジアゾール−2−イルまたは4−ピリミジニル基を
表す)を有する基を表すか、あるいはR5およびR6は一緒
になつて式=CHCONHR7(式中R7は前述の定義を有する)
を有する基を表す}を有するエルゴリン誘導体およびさ
らにかかるエルゴリン誘導体の製薬的に許容しうる塩を
提供する。
「ハロゲン」の用語は弗素、塩素および臭素原子を包含
するように使用されているが、塩素および臭素原子が好
適である。「炭化水素基」の用語はアルキル、シクロア
ルキル、アルキルシクロアルキル、アルケニルおよびア
ルキニル基を包含することを意図している。代表例とし
ては例えばメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピ
ル、n−ブチル、t−ブチル、i−ブチル、メチルシク
ロプロピル、アリルおよびプロパルギル基を挙げること
ができる。「製薬的に許容しうる塩」とは遊離塩基の生
物学的有効性および性質を保持しかつ生物学的またはそ
の他の面で望ましい塩を意味する。かかる塩は例えば塩
酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、および燐酸のような無機
酸あるいは例えば酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、
ピルビン酸、しゆう酸、リンゴ酸、マロン酸、コハク
酸、マレイン酸、フマール酸、酒石酸、クエン酸、安息
香酸、桂皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタン
スルホン酸、p−トルエンスルホン酸およびサリチル酸
のような有機酸で生成されうる。
本発明による化合物は一般式II (式中R1、R2、R3およびR4は前述の定義を有しそしてR8
は水素原子を表わし、かつR9はカルボキシビニレン基を
表すか、あるいはR8およびR9は一緒になつてカルボキシ
メチレン基を表すかのいずれかである)で表されるカル
ボン酸またはかかるカルボン酸の反応性誘導体を式R7NH
2(式中R7は前述の定義を有する)で表されるアミンと
反応させることにより製造されうる。この方法は本発明
の範囲内にある。
式IIを有するカルボン酸の適当な反応性誘導体は混合無
水物、好適にはトリフルオロ酢酸との混合無水物であ
る。これは式IIのカルボン酸を例えばテトラヒドロフラ
ン、ジオキサンまたはアセトニトリルのような不活性溶
媒中、−20°〜0℃の温度で数分間無水トリフルオロ酢
酸と反応させることにより製造されうる。混合無水物と
式R7NH2のアミンとの反応は例えばピリジンまたはトリ
エチルアミンのような第三有機塩基の存在下、−20°〜
0℃で実施されうる。ついで最終の縮合生成物を既知操
作、通常はクロマトグラフイーまたは適当な溶媒からの
結晶化によつて精製する。
式IIのカルボン酸は一般式III (式中R1、R2、R3およびR4は前述の定義を有し、R10
水素原子をそしてR11はホルミル基を表すか、あるいはR
10およびR11は一緒になつてオキソ基を表すかのいずれ
かである)で表される化合物をホルナーエモンズ(Horn
er Emmons)法(JACS(1961)83、1733、Tetrahedron 1
978、34(7)、997)にしたがつてトリアルキルホスホ
ノアセテートのナトリウム塩と縮合させることによつて
製造されうる。この縮合工程は例えばジオキサン、テト
ラヒドロフランまたはジメトキシエタンのような溶媒
中、−20°〜0℃の温度で3時間適当に実施して不飽和
アルキルエステルを得る。これらのエスエルのアルカリ
けん化によつて、式IIのカルボン酸が良好な収率で得ら
れる。
ZおよびE異性体が生成され、かつそれらはクロマトグ
ラフイーまたは分別晶出によつて分離されうることを理
解されよう。
場合により、式中R4が水素原子を表す式Iを有するエル
ゴリン誘導体は既知操作に従つて光化学メトキシル化に
より式中R4がメトキシ基を表す式Iの対応するエリゴリ
ン誘導体に変換されうる。
式IIIを有する出発化合物の製造はベルギー特許第900,2
28号明細書に記載されている。
本発明によるエルゴリン誘導体およびその製薬的に許容
しうる塩は中枢神経系(CNS)に有効であり、特に抗パ
ーキンソン氏病剤として有用である。またそれらは中程
度から良好な程度の抗プロラクチン活性をも示す。プロ
ラクチン分泌阻害活性は雌ラツトの受精後5日目におけ
る子宮中の受精卵の阻害によつて示される(E.Fluckige
r氏等による「HNAD.EXP.PHARMAC」49、615、1978に記載
の原則にしたがう)。
既に前述したように本発明によるエルゴリン誘導体は中
枢神経系に対して活性を有する。特に、それらはドーパ
ミン作用活性を示す。このドーパミン作用活性は例えば
ドーパミン作用性黒質線状体経路の一側性の、6−ヒド
ロキシドーパミンで生起された病変を有するラツトにお
ける対側回転の誘発によつて示される(U.Ungerstedt氏
等による「Brain Research」24(1970);p.485に記載の
原則に従う)。
本発明による生成物は以下の表が示すように、既知の軟
膏標準薬物のブロモクリプチンに比べて驚く程に高い活
性を有する。
すなわちこれらの化合物は抗パーキンソン氏病剤として
使用できることが分かる。本明細書に記載の活性化合物
および塩の投与は、前記で引用したものと同様の薬理学
的活性を有する化合物について許容される投与法のいず
れかによつて、かつ同様の投与量でなすことができる。
勿論、活性化合物の量は治療される患者、適用の程度、
投与法および処方する医師の判断に左右される。1日当
たりの指示投与量は約0.1〜約25mgであり、1日に1〜
5回の分割投与量で投与するのが好都合である。投与法
の例としては経口および非経口の方法が挙げられるが、
経口投与の方が好ましい。例えばパーキンソン氏病治療
の場合、適当な投与量は成人への経口投与では約0.5〜1
0mgであり、約0.15〜約5mgの化合物を含有する単位投与
量剤形または除放形態で1日当たり2〜4回の分割投与
量で投与するのが好都合である。
したがつてまた、本発明は一般式Iを有するエルゴリン
誘導体またはその製薬的に許容しうる塩を製薬的に許容
しうる希釈剤または担体との混合物で含有する製薬組成
物を提供する。意図する方法によつて、かかる組成物は
例えば溶液または錠剤に常套手段で処方されうる。
組成物は慣例上の医薬担体または賦形剤および式Iを有
する活性化合物あるいはその製薬的に許容しうる塩を含
有し、さらにその他の医薬剤、製剤、担体、補助剤等を
含有することができる。固形組成物に関して、慣用の無
毒性固形物担体の例としては例えば医薬等級のマンニト
ール、ラクトース、澱粉、ステアリン酸マグネシウム、
ナトリウムサツカリン、タルク、セルロース、グルコー
ス、スクロースおよび炭酸マグネシウムを挙げることが
できる。液状の製薬的に投与可能な組成物は、例えば前
述の定義を有する活性化合物および場合により添加する
医薬補助剤を担体例えば水、塩水、水性デキストロー
ス、グリセロース、エタノール等中に溶解、分散等させ
て調製することによつて溶液または懸濁液を生成しう
る。
以下に本発明を実施例により説明する。
実施例1 (E)−6−メチル−8β−〔N−(6−クロロ−3−
ピリダジニル)−カルバモイルビニレン〕−エルゴリン 200mlテトラヒドロフラン中の2.7g(0.011モル)トリエ
チルホスホノアセテートナトリウム塩および2.54g(0.0
1モル)6−メチル−8β−ホルミル−エルゴリンの溶
液を0℃で3時間攪拌した。生成する溶液を塩水中に注
ぎそして澱粉を酢酸エチルで抽出した。溶媒を除去し、
アセトンから結晶化させて2.7gの(E)−6−メチル−
8β−エトキシカルボニルビニレン−エルゴリンを得
た。融点203〜205℃。
50mlエタノールおよび0.8g(0.02モル)水酸化ナトリウ
ム中の3.2gの上記エステルの溶液を80℃で30分間攪拌し
た。この溶液を20mlの0.1M塩酸(0.02モル)で酸性化し
ついで氷冷水中に注いだ。生成する沈殿を去し、水つ
いでアセトンで洗浄しそして乾燥させて2.4gの(E)−
6−メチル−8β−カルボキシビニレン−エルゴリンを
得た。融点288〜290℃。
−20℃で20mlの無水アセトニトリル中の2.96g(0.01モ
ル)の(E)−6−メチル−8β−カルボキシビニレン
−エルゴリンの懸濁液に10mlアセトニトリル中の4.3g
(0.015モル)無水トリフルオロ酢酸の溶液を攪拌しな
がら滴加した。−20℃で10分後に、20mlピリジン中の1.
29g(0.01モル)の3−アミノ−6−クロロピリダジン
を加え、その反応混合物を−10℃〜10℃で15分間攪拌し
た。生成する溶液を酢酸エチル中に注ぎそして10%水酸
化アンモニウム溶液で数回抽出した。有機相を塩水で洗
浄し、乾燥させついで蒸発乾固させた。残留物をメタノ
ールから結晶化させて2.5gの標記化合物を得た。融点27
3〜275℃。
実施例2 (E)−6−メチル−8β−〔N−(5−メチル−1,3,
4−チアジアゾール−2−イル)−カルバモイルビニレ
ン〕−エルゴリン 3−アミノ−6−クロロ−ピリダジンの代りに2−アミ
ノ−5−メチル−1,3,4−チアジアゾールを用いる以外
は実施例1に記載のように操作して、標記化合物を65%
収率で得た。融点275〜277℃。
実施例3 (E)−6−メチル−8β−〔N−(2−チアゾリル)
−カルバモイルビニレン〕−エルゴリン 3−アミノ−6−クロロピリダジンの代りに2−アミノ
−チアゾールを用いる以外は実施例1に記載のように操
作して、標記化合物を60%収率で得た。融点250〜251
℃。
実施例4 (E)−6−メチル−8β−〔N−(3−ピリダジニ
ル)−カルバモイルビニレン〕−エルゴリン 3−アミノ−6−クロロピリダジンの代りに3−アミノ
−ピリダジンを用いる以外は実施例1に記載のように操
作して、標記化合物を40%収率で得た。融点260〜262
℃。
実施例5 (E)−6−メチル−8β−〔N−(2,6−ジメチル−
4−ピリミジニル)−カルバモイルビニレン〕−エルゴ
リン 3−アミノ−6−クロロピリダジンの代りに2,6−ジメ
チル−4−アミノ−ピリミジンを用いる以外は実施例1
に記載のように操作して、標記化合物を39%収率で得
た。融点273〜275℃。
実施例6 (E)−6−エチル−8β−〔N−(6−クロロ−3−
ピリダジニル)−カルバモイルビニレン〕−エルゴリン 6−メチル−8β−ホルミル−エルゴリンの代りに6−
アリル−8β−ホルミル−エルゴリンを用いる以外は実
施例1に記載のように操作して、(E)−6−エチル−
8β−エトキシカルボニルビニレン−エルゴリンを得
た。融点185〜187℃。これから、(E)−6−エチル−
8β−カルボキシビニレン−エルゴリン、融点204〜205
℃を得、そして最後に標記化合物を45%収率で得た。融
点227〜229℃。
実施例7 (E)−6−アリル−8β−〔N−(6−クロロ−3−
ピリダジニル)−カルバモイルビニレン〕−エルゴリン 6−メチル−8β−ホルミル−エルゴリンの代りに6−
アリル−8β−ホルミル−エルゴリンを用いる以外は実
施例1に記載のように操作して、(E)−6−アリル−
8β−エトキシカルボニルビニレン−エルゴリンを得
た。融点153〜155℃。これから、(E)−6−アリル−
8β−カルボキシビニレン−エルゴリン、融点205〜207
℃を得そして最後に標記化合物を40%収率で得た。融点
220〜222℃。
実施例8 (E)−6−プロピル−8β−〔N−(6−クロロ−3
−ピリダジニル)−カルバモイルビニレン〕−エルゴリ
ン 6−メチル−8β−ホルミル−エルゴリンの代りに6−
プロピル−8β−ホルミル−エルゴリンを用いる以外は
実施例1に記載のように操作して(E)−6−プロピル
−8β−エトキシカルボニルビニレン−エルゴリンを得
た。融点170〜173℃。これから(E)−6−プロピル−
8β−カルボキシビニレン−エルゴリン、融点190〜192
℃を得、そして最後に標記化合物を50%収率で得た。融
点200〜202℃。
実施例9 (Z)−6−メチル−8β−〔N−(6−クロロ−3−
ピリダジニル)−カルバモイルビニレン〕−エルゴリン トリエチルホスホノアセテートの代りに2−エトキシカ
ルボニル−メチル−4,5−ジメチル−2−オキソ−1,3,2
−ジオキサホスホランを用いる以外は実施例1に記載の
ように操作して(Z)−6−メチル−8β−エトキシカ
ルボニルビニレン−エルゴリン得た。融点208〜210℃。
これから(Z)−6−メチル−8β−カルボキシビニレ
ン−エルゴリン、融点268〜270℃を得そして最後に標記
化合物を30%収率で得た。融点257〜260℃。
実施例10 (E)−6−メチル−8−〔N−(6−クロロ−3−ピ
リダジニル)−カルバモイルビニレン〕−エルゴリン 6−メチル−8β−ホルミル−エルゴリンの代りに6−
メチル−8−オイソ−エルゴリンを用いる以外は、実施
例1に記載のように操作して(E)−6−メチル−8β
−エトキシカルボニルメチレン−エルゴリン得た。融点
170〜171℃。これから、(E)−6−メチル−8−カル
ボキシメチレン−エルゴリン、融点270〜275℃を得そし
て最後に標記化合物を得た。融点251〜253℃。
実施例11 (Z)−6−メチル−8−〔N−(6−クロロ−3−ピ
リダジニル)−カルバモイルメチレン〕−エルゴリン (E)−6−メチル−8−エトキシカルボニルメチレン
−エルゴリンの分離後、実施例10で得られた母液を、溶
離剤として酢酸エチル:シクロヘキサン:n−ブタノール
4:2:1容量比を使用してシリカゲル上でクロマトグラフ
イーにかけて(Z)−6−メチル−8−エトキシカルボ
ニルメチレン−エルゴリンを得た。融点168〜170℃。こ
れから(Z)−6−メチル−8−カルボキシメチレン−
エルゴリン、融点233〜235℃を得そして最後に標記化合
物を得た。融点242〜243℃。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ガブリエルラ・トラクアンデイ イタリア国コルナテダツダ/ミラノ.ヴイ アヴエンテジモクイントアプリレ29 (72)発明者 アレツサンドロ・ロツシ イタリア国ミラノ.ヴイアルイジバルツイ ーニ7

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式I {式中R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は水素ま
    たはハロゲン原子、メチルまたはシアノ基、1〜4個の
    炭素原子を有するアルキルチオ基またはフェニルチオ基
    を表し、R3は1〜4個の炭素原子を有する炭化水素基を
    表し、R4は水素原子またはメトキシ基を表しそしてR5
    水素原子を表し、かつR6は式−CH=CH−CONHR7(式中R7
    は場合により1個以上のハロゲン原子、1〜4個の炭素
    原子を有するアルキル基、1〜4個の炭素原子を有する
    アルコキシ基、1〜4個の炭素原子を有するアルキルチ
    オ基、各アルキル基が1〜4個の炭素原子を有するジア
    ルキルアミノ基、シアノまたはニトロ基で置換された2
    −チアゾリル、3−ピリダジニル、1,3,4−チアジアゾ
    ール−2−イルまたは4−ピリミジニル基を表す)を有
    する基を表すか、あるいはR5およびR6は一緒になって式
    =CHCONHR7(式中R7は前述の定義を有する)を有する基
    を表す}を有するエルゴリン誘導体またはその製薬的に
    許容しうる塩。
  2. 【請求項2】式中R1、R2およびR4が水素原子を表し、R3
    がメチル、エチル、プロピルまたはアリル基を表しそし
    てR7が表す複数環式残基上の置換基が1個または2個の
    ハロゲン原子あるいは1〜4個の炭素原子を有するアル
    キル基である特許請求の範囲第1項記載のエルゴリン誘
    導体またはその医薬的に許容しうる塩。
  3. 【請求項3】以下の化合物、すなわち (E)−6−メチル−8β−〔N−(6−クロロ−3−
    ピリダジニル)−カルバモイルビニレン〕−エルゴリ
    ン、 (E)−6−メチル−8β−〔N−(5−メチル−1,3,
    4−チアジアゾール−2−イル)−カルバモイルビニレ
    ン〕−エルゴリン、 (E)−6−メチル−8β−〔N−(2−チアゾリル)
    −カルバモイルビニレン〕−エルゴリン、 (E)−6−メチル−8β−〔N−(3−ピリダジニ
    ル)−カルバモイルビニレン〕−エルゴリン、 (E)−6−メチル−8β−〔N−(2,6−ジメチル−
    4−ピリミジニル〕−カルバモイルビニレン〕−エルゴ
    リン、 (E)−6−エチル−8β−〔N−(6−クロロ−3−
    ピリダジニル)−カルバモイルビニレン〕−エルゴリ
    ン、 (E)−6−アリル−8β−〔N−(6−クロロ−3−
    ピリダジニル)−カルバモイルビニレン〕−エルゴリ
    ン、 (E)−6−プロピル−8β−〔N−(6−クロロ−3
    −ピリダジニル)−カルバモイルビニレン〕−エルゴリ
    ン、 (Z)−6−メチル−8β−〔N−(6−クロロ−3−
    ピリダジニル)−カルバモイルビニレン〕−エルゴリ
    ン、 (E)−6−メチル−8−〔N−(6−クロロ−3−ピ
    リダジニル)−カルバモイルメチレン〕−エルゴリン、
    および (Z)−6−メチル−8−〔N−(6−クロロ−3−ピ
    リダジニル)−カルバモイルメチレン〕−エルゴリン のうちのいずれか1つである特許請求の範囲第1項記載
    のエルゴリン誘導体またはその製薬的に許容しうる塩。
  4. 【請求項4】一般式II (式中、R1、R2、R3およびR4は後記の定義を有しそして
    R8は水素原子を表わし、そしてR9はカルボキシビニレン
    基を表すか、あるいはR8およびR9は一緒になってカルボ
    キシメチレン基を表すかのいずれかである)で表される
    カルボン酸またはかかるカルボン酸の反応性誘導体を一
    般式R7NH2(式中R7は後記の定義を有する)で表される
    アミンと反応させることからなる、一般式I {式中R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は水素ま
    たはハロゲン原子、メチルまたはシアノ基、1〜4個の
    炭素原子を有するアルキルチオ基またはフェニルチオ基
    を表し、R3は1〜4個の炭素原子を有する炭化水素基を
    表し、R4は水素原子またはメトキシ基を表しそしてR5
    水素原子を表し、かつR6は式−CH=CH−CONHR7(式中R7
    は場合により1個またはそれ以上のハロゲン原子、1〜
    4個の炭素原子を有するアルキル基、1〜4個の炭素原
    子を有するアルコキシ基、1〜4個の炭素原子を有する
    アルキルチオ基、各アルキル基が1〜4個の炭素原子を
    有するジアルキルアミノ基、シアノまたはニトロ基で置
    換された2−チアゾリル、3−ピリダジニル、1,3,4−
    チアジアゾール−2−イルまたは4−ピリミジニル基を
    表す)を有する基を表すか、あるいはR5およびR6は一緒
    になって式=CHCONHR7(式中R7は前述の定義を有する)
    を有する基を表す}を有するエルゴリン誘導体の製造方
    法。
  5. 【請求項5】式IIで表されるカルボン酸を不活性溶媒中
    −20°〜0℃において無水トリフルオロ酢酸と反応さ
    せ、生成する混合無水物を有機塩基の存在下、−20°〜
    0℃において式R7NH2を有するアミンと反応させる特許
    請求の範囲第4項記載の方法。
  6. 【請求項6】不活性溶媒がテトラヒドロフラン、ジオキ
    サンまたはアセトニトリルである特許請求の範囲第5項
    記載の方法。
  7. 【請求項7】有機塩基がピリジンまたはトリエチルアミ
    ンである特許請求の範囲第5項または第6項記載の方
    法。
  8. 【請求項8】式IIで表されるカルボン酸が、式III (式中R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は水素ま
    たはハロゲン原子、メチルまたはシアノ基、1〜4個の
    炭素原子を有するアルキルチオ基またはフェニルチオ基
    を表し、R3は1〜4個の炭素原子を有する炭化水素基を
    表し、R4は水素原子またはメトキシ基を表し、R10は水
    素原子をそしてR11はホルミル基を表すか、あるいはR10
    およびR11は一緒になってオキソ基を表すかのいずれか
    である)で表される化合物を溶媒中−20°〜0℃の温度
    で3時間トリアルキルホスホノアセテートのナトリウム
    塩と縮合しついで生成する不飽和アルキルエステルをア
    ルカリによってけん化することにより製造される特許請
    求の範囲第4〜7項のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】式中R1は水素原子またはメチル基を表し、
    R2は水素またはハロゲン原子、メチルまたはシアノ基、
    1〜4個の炭素原子を有するアルキルチオ基またはフェ
    ニルチオ基を表し、R3は1〜4個の炭素原子を有する炭
    化水素基を表し、R5は水素原子を表し、かつR6は式−CH
    =CH−CONHR7(式中R7は場合により1個以上のハロゲン
    原子、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、1〜4
    個の炭素原子を有するアルコキシ基、1〜4個の炭素原
    子を有するアルキルチオ基、各アルキル基が1〜4個の
    炭素原子を有するジアルキルアミノ基、シアノまたはニ
    トロ基で置換された2−チアゾリル、3−ピリダジニ
    ル、1,3,4−チアジアゾール−2−イルまたは4−ピリ
    ミジニル基を表す)を有する基を表すか、あるいはR5
    よびR6は一緒になって式=CHCONHR7(式中R7は前述の定
    義を有する)を有する基を表しそしてR4が水素原子を表
    す一般式Iを有するエルゴリン誘導体を光化学的にメト
    キシル化することからなる、式中R1、R2、R3、R5、R6
    よびR7が前述の定義を有しそしてR4がメトキシ基を表す
    一般式Iを有するエリゴリン誘導体を製造する特許請求
    の範囲第4項記載の方法。
  10. 【請求項10】一般式I {式中R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は水素ま
    たはハロゲン原子、メチルまたはシアノ基、1〜4個の
    炭素原子を有するアルキルチオ基またはフェニルチオ基
    を表し、R3は1〜4個の炭素原子を有する炭化水素基を
    表し、R4は水素原子またはメトキシ基を表し、そしてR5
    は水素原子を表し、かつR6は式−CH=CH−CONHR7(式中
    R7は場合により1個以上のハロゲン原子、1〜4個の炭
    素原子を有するアルキル基、1〜4個の炭素原子を有す
    るアルコキシ基、1〜4個の炭素原子を有するアルキル
    チオ基、各アルキル基が1〜4個の炭素原子を有するジ
    アルキルアミノ基、シアノまたはニトロ基で置換された
    2−チアゾリル、3−ピリダジニル、1,3,4−チアジア
    ゾール−2−イルまたは4−ピリミジニル基を表す)を
    有する基を表すか、あるいはR5およびR6は一緒になって
    式=CHCONHR7(式中R7は前述の定義を有する)を有する
    基を表す}を有するエルゴリン誘導体またはその製薬的
    に許容しうる塩を製薬的に許容しうる希釈剤または担体
    とともに含有する抗パーキンソン氏病剤。
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