JPH07176153A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JPH07176153A
JPH07176153A JP34275993A JP34275993A JPH07176153A JP H07176153 A JPH07176153 A JP H07176153A JP 34275993 A JP34275993 A JP 34275993A JP 34275993 A JP34275993 A JP 34275993A JP H07176153 A JPH07176153 A JP H07176153A
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JP
Japan
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track number
track
disk device
disk
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JP34275993A
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Nobuhiko Ito
伸彦 伊藤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラック上に時系列的な情報が記録された記
録媒体に対して記録再生を行うディスク装置において、
IDを読むための待ち時間を短縮してシーク動作の高速
化を可能にする。 【構成】 トラック番号を保持する記憶部と、セクタマ
ーク信号検出手段と、検出されたセクタマークを計数す
るカウンタの計数値からディスク1回転の検出信号を出
力する検出手段と、前記記憶部の内容をカウントアップ
する手段を設け、シーク動作に際して、前記トラック番
号の記憶部に保持された内容を参照してシークを行う。 【効果】 トラック番号の記憶部の内容は、トラッキン
グが継続している限り実際のトラック番号と一致してい
るので、シーク命令を受けた際、即座に現在のトラック
番号を知ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ディスクや光磁気
ディスク等の記録媒体を使用するディスク装置の改良に
係り、特に、トラック上に時系列的な情報が記録された
記録媒体に対して記録再生を行うディスク装置におい
て、IDを読むための待ち時間を短縮することにより、
シーク動作の高速化を可能にしたディスク装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスクや光磁気ディスク等の記録媒
体を使用するディスク装置では、記録媒体上のトラック
へヘッド(ピックアップ)を移動させるために、ヘッド
の現在の位置を知る必要がある。この場合に、従来の装
置では、現在ヘッドが記録媒体上のどの位置にあるかを
検知するために、リニアゲージを使用してヘッド位置を
検知している。
【0003】通常、目的位置(目標位置)は、CPU等
の外部から与えられる命令によって知ることができる。
しかし、ヘッドの現在位置は、ディスク上のIDを読ん
で確認しなければならない。
【0004】目的位置と、現在のヘッド位置とが分れ
ば、その移動方向と移動量は、容易に算出することがで
きる。ところで、一般に、ディスク装置のシーク動作
は、移動距離に応じて予め定められた速度プロフィール
に従って速度制御される。この速度プロフィールは、例
えば次の図7のように定められている。
【0005】図7は、一般のディスク装置で使用される
速度制御のための速度プロフィールの一例を示す図であ
る。図の横軸は移動距離、縦軸は速度を示す。
【0006】この図7に示すように、現在位置から目標
位置までの距離、すなわち、移動すべき距離に応じて、
ヘッドの移動速度が予め設定されており、加速と減速が
行われる。このように、加速と減速を行う理由は、いう
までもなく、ヘッドのオーバーシュートを防止し、目的
位置へ正確に停止させるためである。
【0007】そして、移動距離が小のときは、速度0か
ら順次加速し、最高速度に達する以前に速度を低下(減
速)させる。移動距離が大になるに伴って、加速時の速
度をさらに上げるが、移動距離がある値を超えると、一
定の最高速度で所要時間駆動した後、減速させる。
【0008】このように、ディスク装置のシーク動作時
には、図7に示したような速度プロフィールに従って加
速、減速時の速度制御が行われる。この場合に、ヘッド
の現在位置は、ディスク上のIDを読んで確認しなけれ
ばならないが、特に、トラックがスパイラル状のディス
クにおいては、トラッキングを続けると、トラック位置
は変化してしまうので、IDの確認は必須の動作であ
る。そこで、予め定められたアルゴリズムによって、移
動距離を算出している。
【0009】図8は、従来のディスク装置について、シ
ーク時における移動距離計算時のCPUの主要な処理の
流れを示すフローチャートである。図において、#1〜
#4はステップを示す。
【0010】ステップ#1で、シーク命令を受ける。こ
の際、目的トラックTk1の情報が与えられる。ステッ
プ#2で、IDを待つ。
【0011】ステップ#3で、IDを読んで、現在のト
ラックTk2の情報を得る。ステップ#4で、目的トラ
ックTk1の情報と現在のトラックTk2の情報とか
ら、移動すべき距離を計算する。この場合には、移動す
べき距離は、Tk1−Tk2の演算式によって得られ
る。
【0012】以上のステップ#1〜#4の処理によっ
て、シーク時における移動距離の計算が行われ、移動す
べき距離の情報が得られる。しかし、この図8に示した
ように、従来のディスク装置では、ID情報を読む必要
があり、そのためには、IDを待なければならない(ス
テップ#2)。
【0013】IDは、各セクタの先頭部に記録されてい
るので、任意のタイミングでシーク命令を受けるとすれ
ば、この場合のID待ち時間の期待値は、1/2セクタ
となる。以上のように、ID待ちの時間が必要であり、
任意のタイミングでシーク命令を受けると、従来のディ
スク装置では、結果的に、その時間の分だけ、シーク動
作の開始時間が遅くなる、という不都合があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】この発明では、従来の
ディスク装置で生じるこのような不都合、すなわち、任
意のタイミングでシーク命令を受けると、その場合のI
D待ち時間の期待値は1/2セクタとなるので、シーク
に時間がかかる、という不都合を解決し、ID待ちの時
間を短縮することによって、高速なシーク動作を可能に
したディスク装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明では、第1に、
トラック上に時系列的な情報が記録された記録媒体に対
して記録再生を行うディスク装置において、トラック番
号を保持するトラック番号記憶部と、セクタマーク信号
を検出するセクタマーク信号検出手段と、該セクタマー
ク信号検出手段によって検出されたセクタマークを計数
するカウンタと、該カウンタの計数値が、ディスク1回
転分のセクタ数と一致したことを検出して、ディスク1
回転の検出信号を出力する1回転検出手段と、該1回転
検出手段からの検出信号により、前記トラック番号記憶
部に保持された内容をカウントアップするカウントアッ
プ手段、とを備え、シーク動作に際して、前記トラック
番号記憶部に保持された内容を参照し、その情報をピッ
クアップの現在位置としてシークを行うように構成して
いる。
【0016】第2に、トラック上に時系列的な情報が記
録された記録媒体に対して記録再生を行うディスク装置
において、トラック番号を保持するトラック番号記憶部
と、ディスクが1回転する時間を検出する度に、その旨
を報告する信号を出力するタイマ手段と、該タイマ手段
からの出力信号により、前記トラック番号記憶部に保持
された内容をカウントアップするカウントアップ手段、
とを備え、シーク動作に際して、前記トラック番号記憶
部に保持された内容を参照し、その情報をピックアップ
の現在位置としてシークを行うように構成している。
【0017】第3に、トラック上に時系列的な情報が記
録された記録媒体に対して記録再生を行うディスク装置
において、トラック番号を保持するトラック番号記憶部
と、ディスクの回転を検出し、ディスクが1回転したこ
とを検出する度に、その旨を報告する信号を出力するデ
ィスク1回転検出手段と、該ディスク1回転検出手段か
らの出力信号により、前記トラック番号記憶部に保持さ
れた内容をカウントアップするカウントアップ手段、と
を備え、シーク動作に際して、前記トラック番号記憶部
に保持された内容を参照し、その情報をピックアップの
現在位置としてシークを行うように構成している。
【0018】第4に、上記第1から第3のディスク装置
において、トラックはスパイラル状に形成されている構
成である。
【0019】
【作用】この発明では、各セクタの先頭部に記録されて
いるID待ちの時間を短縮すれば、シーク動作をより高
速化できる、という点に着目し、現在トラック位置推定
部を設け、シーク命令を受けた際に、トラック番号レジ
スタの内容を読むことによって、ID情報を待たずに、
即座にトラック番号を知ることができるようにしている
(請求項1から請求項3の発明)。また、スパイラル状
のトラックを有するディスク装置にも、実施することが
できる(請求項4の発明)。
【0020】
【実施例1】次に、この発明のディスク装置について、
図面を参照しながら、その実施例を詳細に説明する。こ
の実施例は、主として請求項1の発明に対応している
が、請求項2から請求項4の発明にも関連している。
【0021】この実施例では、トラック番号レジスタ
(トラック番号を保持する記憶部)を設けて、ディスク
1が1周するたびに、このトラック番号レジスタの内容
を、その都度「+1」することによって、トラッキング
が継続している限り、実際のトラック番号と一致する情
報が即座に得られるようにしている。したがって、シー
ク命令を受けたときは、直ちにシーク動作を開始するこ
とが可能となり、シークの高速化が実現される。
【0022】図1は、この発明のディスク装置につい
て、その現在トラック位置推定部における要部構成の一
実施例を示す機能ブロック図である。図において、1は
記録媒体であるディスク、2はピックアップ部、3はI
D検出回路、4はセクタマーク検出回路、5はカウン
タ、6はトラック番号レジスタ、7はCPU、8はトラ
ッキング継続状態レジスタ、9はトラッキング判定部を
示す。
【0023】この図1に示す実施例では、主として符号
3〜9を付けたブロックによって、現在トラック位置推
定部を構成しており、特に、トラッキングが継続してい
るときは、トラック番号レジスタ6の内容が、実際のト
ラック番号と一致するように制御する点に特徴を有して
いる。そのために、ID検出回路3からID情報が送ら
れると、CPU7は、この情報からトラック番号を抽出
して、トラック番号レジスタ6に書き込むと同時に、ト
ラッキング継続状態レジスタ8を「継続中」とする。こ
の図1の動作は、次のとおりである。
【0024】記録媒体であるディスク1上に記録された
情報は、ピックアップ部2によって読み取られ、リード
信号として出力される。セクタマーク検出回路4は、こ
のリード信号からセクタマークを検出して、セクタマー
ク信号を発生する。
【0025】カウンタ5は、このセクタマーク信号を受
け取るたび毎に「+1」され、そのカウント値が、トラ
ック1周当りのセクタ数に達すると、カウントアップ信
号を生成すると共に、カウント値を“0”に戻す(リセ
ットする)。トラック番号レジスタ6は、CPU7から
自由にデータの読み書きを行うことが可能なレジスタで
あり、内部に書き込まれているデータは、外部からカウ
ントアップ信号を受け取るたびに「+1」される。
【0026】トラッキング継続状態レジスタ8は、トラ
ッキング継続状態データが記憶されるレジスタであり、
このレジスタの内容は、CPU7から自由にデータの読
み書きを行うことが可能である。トラッキング継続状態
データは、「継続中」と「非継続」の2種類であり、こ
れに対応した2通りの値がセットされる。
【0027】このトラッキング継続状態レジスタ8は、
外部から与えられるトラッキング状態信号が「トラッキ
ング」のときは、レジスタの内容は変化しないが、「非
トラッキング」のときは、レジスタの内容は「非継続」
となる。次に、この図1に示したこの発明のディスク装
置について、トラック番号確認時の処理を説明する。
【0028】図2は、この発明のディスク装置につい
て、トラック番号確認時におけるCPUの主要な処理の
流れを示すフローチャートである。図において、#11
〜#14はステップを示す。
【0029】信号入力があると、この図2のフローがス
タートする。ステップ#11で、ID情報を待つ。ステ
ップ#12で、ID情報からトラック番号を得る。
【0030】ステップ#13で、トラック番号をトラッ
ク番号レジスタ6へ書き込む。ステップ#14で、トラ
ッキング継続状態レジスタ8に「継続中」と書いて、こ
の図2のフローを終了する。
【0031】以上のステップ#11〜#14の処理によ
って、この実施例によるトラック番号の確認が実行され
る。そして、ディスク1が1周するたびに、カウンタ5
からトラック番号レジスタ6に対して、カウントアップ
信号が与えられるので、トラック番号レジスタ6の内容
は、その都度「+1」される。
【0032】したがって、トラッキングが継続している
限り、この内容は、実際のトラック番号と一致してい
る。次に、シーク時の処理を説明する。
【0033】図3は、この発明のディスク装置につい
て、シーク時の主要な処理の流れを示すフローチャート
である。図において、#21〜#28はステップを示
す。
【0034】ステップ#21で、シーク命令を受信し、
目標トラック番号の情報を得る。次のステップ#22
で、トラツキング継続状態レジスタ8の内容が、「継
続」であるか「非継続」であるかチェックする。
【0035】もし、「非継続」であれば、ステップ#2
3で、トラック番号を確認して(先の図2のフローを実
行)、ステップ#25へ進む。また、「継続」であれ
ば、ステップ#24で、トラック番号レジスタ6の内容
を読んで、現在のトラック番号の情報を得る。
【0036】ステップ#25で、目標トラック番号と現
在トラック番号との差から、移動すべき距離を計算す
る。次のステップ#26で、シークを実行する。
【0037】ステップ#27で、トラック番号を確認す
る(先の図2のフローを実行)。ステップ#28へ進
み、正しく目標トラックに到達したかどうかチェック
し、もし、正しく目標トラックに到達していなければ、
再び先のステップ#24へ戻り、以下同様の処理を行
う。
【0038】以上のステップ#21〜#28の処理によ
って、この実施例によるシーク動作が行われる。以上に
説明したように、この第1の実施例によれば、トラッキ
ングが継続している場合には、トラック番号レジスタ6
の内容を読むだけで、直ちに現在のトラック番号を知る
ことが可能になるので、シーク動作を迅速に開始するこ
とができる(請求項1の発明)。
【0039】ところで、スパイラル状のトラックを有す
るディスク装置においては、トラッキングを継続するこ
とによって、トラック位置が変化してしまう。そのた
め、シークに際しては、ディスク上のIDを待ってから
読み取り、このデータによってトラック番号情報を得
て、現在位置を確認した後、シークを行う必要があり、
シーク動作に時間がかかってしまう(請求項4の発明の
課題)。
【0040】先に述べた実施例は、このようなスパイラ
ル状のトラックを有するディスク装置にも、適用するこ
とができる。したがって、このスパイラル状のトラック
を有するディスク装置でも、トラッキングが継続してい
る場合には、トラック番号レジスタ6の内容を読むだけ
で、直ちに現在のトラック番号を知ることが可能になる
ので、シーク動作を迅速に開始することができる(請求
項4の発明)。
【0041】
【実施例2】次に、第2の実施例を説明する。この第2
の実施例は、請求項2の発明に対応しているが、請求項
4の発明にも関連している。先の第1の実施例では、ト
ラック番号レジスタ6をカウントアップする信号とし
て、リード信号からセクタマークを検出してセクタマー
ク信号を出力するセクタマーク検出回路4と、トラック
1周当りのセクタ数に達すると、カウントアップ信号を
生成するカウンタ5を使用する構成であるが、この第2
の実施例では、タイマの出力信号によってトラック番号
レジスタ6の内容を書き換える点に特徴を有している。
【0042】図4は、この発明のディスク装置につい
て、その現在トラック位置推定部における要部構成の第
2の実施例を示す機能ブロック図である。図における符
号は図1と同様であり、また、11はタイマを示す。
【0043】先に述べたように、この図4に示す第2の
実施例では、タイマ11を使用してカウントアップ信号
を生成し、トラック番号レジスタ6の内容を書き換える
構成である。その他の構成は、先の実施例と同様である
ので、簡単に説明する。
【0044】ディスク1上に記録された情報が、ピック
アップ部2によって読み取られ、リード信号として出力
される。ID検出回路3は、このリード信号からID情
報を抽出する。このID情報には、そのIDのトラック
番号が含まれている。
【0045】トラック番号レジスタ6は、CPU7から
自由にデータの読み書きを行うことが可能なレジスタで
あり、内部に書き込まれているデータは、外部からカウ
ントアップ信号を受け取るたびに「+1」される。新た
に付加されたタイマ11は、CPU7から任意の時間が
設定可能であり、設定された時間が経過するたび毎に、
カウントアップ信号を発生する。
【0046】トラッキング継続状態レジスタ8は、トラ
ッキング継続状態データが記憶されるレジスタであり、
このレジスタの内容は、CPU7から自由にデータの読
み書きを行うことが可能である。トラッキング継続状態
データは、「継続中」と「非継続」の2種類であり、2
通りの値がセットされる。
【0047】トラッキング継続状態レジスタ8は、外部
から与えられるトラッキング状態信号が「トラッキン
グ」のときは、レジスタの内容は変化しないが、「非ト
ラッキング」のときは、レジスタの内容は「非継続」と
なる。次に、この図4に示したこの発明のディスク装置
について、トラック番号確認時の処理を説明する。
【0048】図5は、この発明のディスク装置につい
て、第2の実施例によるトラック番号確認時におけるC
PUの主要な処理の流れを示すフローチャートである。
図において、#31〜#36はステップを示す。
【0049】ステップ#31で、ID情報を待つ。ステ
ップ#32で、ID情報からトラック番号を得る。ステ
ップ#33で、トラック番号をトラック番号レジスタ6
へ書き込む。
【0050】ステップ#34で、タイマ11に、ディス
ク1の1回転の時間を設定する。ステップ#35で、タ
イマ11を起動する。ステップ#36で、トラッキング
継続状態レジスタ8に「継続中」と書いて、この図5の
フローを終了する。
【0051】以上のステップ#31〜#36の処理によ
って、この発明の第2の実施例によるトラック番号の確
認が行われる。このように、ディスク1が1周(1回
転)する時間が経過するたびに、タイマ11からトラッ
ク番号レジスタ6に対して、カウントアップ信号が与え
られるので、トラック番号レジスタ6の内容は、その都
度「+1」される。
【0052】したがって、トラッキングが継続している
限り、トラック番号レジスタ6の内容は、実際のトラッ
ク番号と一致することになる。なお、シーク時の処理
は、先の図3で説明した第1の実施例と同様であるが、
「非継続」の場合のトラック番号の確認(図3のステッ
プ#23)と、シークの実行後のトラック番号の確認
(図3のステップ#27)に際しては、図4に示したフ
ローを実行する点が異なる(請求項2の発明)。
【0053】この第2の実施例も、スパイラル状のトラ
ックを有するディスク装置に、適用することができる。
したがって、このようなスパイラル状のトラックを有す
るディスク装置でも、トラッキングが継続している場合
には、トラック番号レジスタ6の内容を読むだけで、直
ちに現在のトラック番号を知ることが可能になるので、
シーク動作を迅速に開始することができる(請求項4の
発明)。
【0054】
【実施例3】次に、第3の実施例を説明する。この第3
の実施例は、請求項3の発明に対応しているが、請求項
4の発明にも関連している。先の第2の実施例では、タ
イマ11の出力信号によってトラック番号レジスタ6の
内容を書き換える構成であるが、この第3の実施例で
は、ディスク1を回転駆動するスピンドルモータに着目
して、そのモータ回転信号を計数することにより、トラ
ック番号レジスタ6をカウントアップする信号を生成す
る点に特徴を有している。
【0055】図6は、この発明のディスク装置につい
て、その現在トラック位置推定部における要部構成の第
3の実施例を示す機能ブロック図である。図における符
号は図1と同様であり、また、21はスピンドルモー
タ、22は回転駆動制御回路を示す。
【0056】この図6において、ディスク1は、スピン
ドルモータ21によって回転させられる。回転駆動制御
回路22は、スピンドルモータ21から得られる回転信
号に応じて、スピンドルモータ21へ与える駆動電流を
調節することにより、スピンドルモータ21の回転速度
を一定に保つように制御する。
【0057】トラック番号レジスタ6やトラッキング継
続状態レジスタ8は、第1や第2の実施例と同様であ
り、ID検出回路3からID情報が送られると、CPU
7は、このID情報からトラック番号を抽出して、トラ
ック番号レジスタ6に書き込むと共に、トラッキング継
続状態レジスタ8を「継続中」とする。カウンタ5は、
スピンドルモータ21から得られる回転信号を計数し、
その値がディスクの1回転分になると、カウントアップ
信号を生成し、同時に、その内容を「0」にクリアす
る。
【0058】このように、ディスク1が1周するたび
に、カウンタ5から、トラック番号レジスタ6に対して
カウントアップ信号が与えられる。したがって、先の実
施例と同様に、トラッキングが継続している限り、トラ
ック番号レジスタ6の内容は、実際のトラック番号と一
致することになる。
【0059】また、トラック番号確認時の処理は、第1
の実施例で説明した図2と同様であり、シーク時の処理
も、第1の実施例で説明した図3と同様である(請求項
3の発明)。なお、この第3の実施例も、スパイラル状
のトラックを有するディスク装置に適用することができ
る(請求項4の発明)。
【0060】
【発明の効果】請求項1から請求項3のディスク装置で
は、トラック番号レジスタの内容は、トラッキングが継
続している限り、実際のトラック番号と一致するように
制御されている。したがって、シーク命令を受けた際
に、トラック番号レジスタの内容を読むことによって、
IDを待たずに、即座にトラック番号を知ることが可能
になる、すなわち、従来のシーク時に必要であったID
待ちの動作が省略され、シーク命令を受けた後、より短
時間でシーク動作を完了することができる。
【0061】請求項4のディスク装置では、スパイラル
状のトラックを有するディスク装置において、請求項1
から請求項3のディスク装置における現在トラック位置
推定部を設けている。したがって、スパイラル状のトラ
ックを有するディスク装置についても、請求項1から請
求項3のディスク装置と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のディスク装置について、その現在ト
ラック位置推定部における要部構成の一実施例を示す機
能ブロック図である。
【図2】この発明のディスク装置について、トラック番
号確認時におけるCPUの主要な処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図3】この発明のディスク装置について、シーク時の
主要な処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】この発明のディスク装置について、その現在ト
ラック位置推定部における要部構成の第2の実施例を示
す機能ブロック図である。
【図5】この発明のディスク装置について、第2の実施
例によるトラック番号確認時におけるCPUの主要な処
理の流れを示すフローチャートである。
【図6】この発明のディスク装置について、その現在ト
ラック位置推定部における要部構成の第3の実施例を示
す機能ブロック図である。
【図7】一般のディスク装置で使用される速度制御のた
めの速度プロフィールの一例を示す図である。
【図8】従来のディスク装置について、シーク時におけ
る移動距離計算時のCPUの主要な処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 ディスク 2 ピックアップ部 3 ID検出回路 4 セクタマーク検出回路 5 カウンタ 6 トラック番号レジスタ 7 CPU 8 トラッキング継続状態レジスタ 9 トラッキング判定部 11 タイマ 21 スピンドルモータ 22 回転駆動制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラック上に時系列的な情報が記録され
    た記録媒体に対して記録再生を行うディスク装置におい
    て、 トラック番号を保持するトラック番号記憶部と、 セクタマーク信号を検出するセクタマーク信号検出手段
    と、 該セクタマーク信号検出手段によって検出されたセクタ
    マークを計数するカウンタと、 該カウンタの計数値が、ディスク1回転分のセクタ数と
    一致したことを検出して、ディスク1回転の検出信号を
    出力する1回転検出手段と、 該1回転検出手段からの検出信号により、前記トラック
    番号記憶部に保持された内容をカウントアップするカウ
    ントアップ手段、とを備え、 シーク動作に際して、前記トラック番号記憶部に保持さ
    れた内容を参照し、その情報をピックアップの現在位置
    としてシークを行うことを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 トラック上に時系列的な情報が記録され
    た記録媒体に対して記録再生を行うディスク装置におい
    て、 トラック番号を保持するトラック番号記憶部と、 ディスクが1回転する時間を検出する度に、その旨を報
    告する信号を出力するタイマ手段と、 該タイマ手段からの出力信号により、前記トラック番号
    記憶部に保持された内容をカウントアップするカウント
    アップ手段、とを備え、 シーク動作に際して、前記トラック番号記憶部に保持さ
    れた内容を参照し、その情報をピックアップの現在位置
    としてシークを行うことを特徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】 トラック上に時系列的な情報が記録され
    た記録媒体に対して記録再生を行うディスク装置におい
    て、 トラック番号を保持するトラック番号記憶部と、 ディスクの回転を検出し、ディスクが1回転したことを
    検出する度に、その旨を報告する信号を出力するディス
    ク1回転検出手段と、 該ディスク1回転検出手段からの出力信号により、前記
    トラック番号記憶部に保持された内容をカウントアップ
    するカウントアップ手段、とを備え、 シーク動作に際して、前記トラック番号記憶部に保持さ
    れた内容を参照し、その情報をピックアップの現在位置
    としてシークを行うことを特徴とするディスク装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のディスク装置に
    おいて、 トラックはスパイラル状に形成されていることを特徴と
    するディスク装置。
JP34275993A 1993-12-16 1993-12-16 ディスク装置 Pending JPH07176153A (ja)

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JPH07176153A true JPH07176153A (ja) 1995-07-14

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JP34275993A Pending JPH07176153A (ja) 1993-12-16 1993-12-16 ディスク装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7023777B2 (en) * 2000-01-13 2006-04-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disk recording/reproduction apparatus with a detection means for detecting dirt on the optical disk

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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