JPH07174871A - タイマー回路 - Google Patents

タイマー回路

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JPH07174871A
JPH07174871A JP5320411A JP32041193A JPH07174871A JP H07174871 A JPH07174871 A JP H07174871A JP 5320411 A JP5320411 A JP 5320411A JP 32041193 A JP32041193 A JP 32041193A JP H07174871 A JPH07174871 A JP H07174871A
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Yasuyuki Hirama
保幸 平間
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイマー回路に関し、複数通りの計数を同時
に行うことががきるタイマー回路を提供することを目的
とする。 【構成】 クロックと、エッジ検出許可信号と、ロード
許可信号並びにロード信号、及びカウントの初期値を後
述のカウンタに設定してカウントを行わせ、該カウント
の途中で異なるカウントの初期値をカウンタに設定する
処理回路と、エッジ検出信号をうけてクロックの立ち上
がりを検出するエッジ検出回路と、設定値からカウント
して、キャリーアウトを出力するカウンタと、キャリー
アウトを受けてタイムアウト信号を出力するタイムアウ
ト信号送出回路と、タイムアウト信号によりカウンタへ
のクロックを停止し、前記処理回路からのロード信号に
より前記カウンタへのクロック送出を開始するクロック
制御回路とを備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイマー回路に係り、
特に、同時に複数通りの計数が可能なタイマー回路に関
する。
【0002】LSI設計において、同時動作が必要なタ
イマー回路が複数必要な場合には、必要な数だけタイマ
ー回路を個別に用意するのが一般的である。しかし、用
意した個数以上のタイマー回路が必要になる場合には、
設計中のLSIは使用できなくなってLSIの設計を再
度行う必要が生じたり、運用後に仕様を変更したい場合
には、当該LSIの設計、製造に必要な期間を待ったな
ければ仕様変更をできないという問題が起こる。
【0003】従って、計数動作とタイマー回路が1:1
に対応しない、汎用性の高いタイマー回路の実現が望ま
れている。
【0004】
【従来の技術】図8は、従来のタイマー回路で、ダウン
カウンタを使用した例を示す。図8において、1bは処
理回路、4aはダウンカウンタを有するダウンカウント
タイマーA、4bはダウンカウントタイマーB、5aは
タイムアウト信号送出回路A、5bはタイムアウト信号
送出回路Bである。図8の構成では、タイマーが2個必
要で、各々に1個ずつのダウンカウンタを適用してい
る。
【0005】図9は、従来のタイマー回路のタイムチャ
ートである。図9では、ダウンカウントタイマーAのタ
イマーとしての時間の長さを定める設定値を12とし、
ダウンカウントタイマーBの設定値を20とした具体例
を図示している。ここでは、回路は対称な動作をするの
で、ダウンカウントタイマーAについて動作を説明す
る。
【0006】ダウンカウントタイマーAの計数値が
「0」になるとダウンカウントタイマーAはキャリーア
ウトを出力し、このキャリーアウトを受けてタイムアウ
ト信号送出回路Aがタイムアウト信号を出力する。この
タイムアウト信号が処理回路に入力されると、処理回路
はダウンカウントタイマーAにロード許可信号を出力し
て計数をイネーブルにし、ロード信号を出力してダウン
カウントタイマーAに数12を設定する。この後、ダウ
ンカウントタイマーAはカウントダウンしてゆき、計数
値が再び「0」になった時にキャリーアウトを出力す
る。ダウンカウントタイマーAはこのようにして、数1
2に対応する時間を決めている。ダウンカウントタイマ
ーBも全く同様にして、数20に対応する時間を決めて
おり、二つのダウンカウントタイマーを用いて二通りの
時間を決めている。
【0007】そして、一個のダウンカウントタイマーに
着目すると、一旦計数動作を開始すると、そのダウンカ
ウントタイマーがタイムアウトしない限り新しい値を設
定して動作させることが不可能である。即ち、一個のダ
ウンカウントタイマーで二種類以上の設定値を同時には
計数できない構成になっており、LSIを設計する際に
は、設定値の種類だけダウンカウントタイマーを用意す
る必要がある。このため、設計途上に回路変更があった
り、運用開始後に仕様追加があって、用意された以上に
ダウンカウントタイマーが必要になった時には、当該L
SIは使用不可能になり、再設計しなければならなくな
るという問題が生ずる。又、LSIの回路規模を増大さ
せる原因にもなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
に対処して、一個のカウンタによって複数の計数が可能
なタイマー回路を提供することを目的とし、以て、LS
Iの回路規模の削減と設計されたLSIの汎用性の向上
を図るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理で
ある。図1において、1は処理回路、2はエッジ検出回
路、3はクロック制御回路、4はタイマー、5はタイム
アウト信号送出回路である。処理回路は、クロックを他
の回路に供給するとともに、エッジ検出許可信号をエッ
ジ検出回路に出力し、該エッジ検出回路が出力するエッ
ジ検出信号を受けるとタイマーにロード許可信号、ロー
ド信号及び設定値を出力してタイマーに計数させる。ク
ロック制御回路は、タイマーとタイムアウト信号送出回
路に供給するクロックをロード信号でオンにし、タイム
アウト信号送出回路が出力するタイムアウト信号によっ
てオフにする。タイムアウト信号送出回路はタイマーが
出力するキャリーアウトを受けてタイムアウト信号をク
ロック制御回路と処理回路に供給する。
【0010】
【作用】図2は、図1の構成においてタイマーとしてダ
ウンカウントタイマーを適用した時のフローチャート
で、タイマーが計数中に異なる時間を設定して計数でき
ることを示している。以下、図2の符号に従って、図1
の構成の動作を説明する。 A.処理回路からエッジ検出許可信号を出力し,エッジ
検出回路がクロックの立ち上がりを検出する。 B.エッジ検出回路が出力するエッジ検出信号を受け
て、処理回路はリセット1信号を出力、エッジ検出回路
とタイムアウト信号送出回路をリセットする。 C.処理回路がロード許可信号を出力する。 D.この時のタイマーの計数値を処理回路が読み込む。 E.ダウンカウントタイマーに、現在の計数値(T1
と新たに設定する値(T 2 )のうち、小さい値を設定す
る。
【0011】又、│T1 −T2 │−1=aを計算する。 F.計数値が「0」になると、ダウンカウントタイマー
はキャリーアウトを出力し、タイムアウト信号送出回路
がタイムアウトを検出する。 G.タイムアウト信号を受けて、処理回路はロード許可
信号、ロード信号を出力する。 H.処理回路は設定値にaを指定、ダウンカウントタイ
マーにaを設定する。 I.計数値が「0」になると、ダウンカウントタイマー
はキャリーアウトを出力し、タイムアウト信号送出回路
がタイムアウトを検出する。
【0012】今、ダウンカウントタイマーの現在の計数
値T1 が4で、新たに設定する値T 2 が2の場合で考え
る。この場合、現在の計数値(4)より小さい新たな設
定値(2)を、計数値が4の時に設定することになり、
2、1、0とカウントダウンして、0の時にキャリーア
ウトとそれに伴うタイムアウト信号が生成される。この
タイムアウト信号によって計数値「0」の次の最大計数
値「F」の時にロード許可信号、ロード信号が生成さ
れ、この時にa=1が設定される。この後1、0とカウ
ントダウンして0の時にキャリーアウトとそれに伴うタ
イムアウト信号が生成される。ここで、最初のタイムア
ウトは2を設定して2、1、0とカウントダウンした結
果であり、後のタイムアウトは2を設定した後2、1、
0、F、F−1とカウントダウンすべきところをFのタ
イミングに1を設定するので、2、1、0、1、0と計
数された結果である。そして、2に設定したタイミング
を基準にすれば4回計数して0になっている。もし2に
設定しないとすれば、4、3、2、1、0とカウントダ
ウンされ、4を基準にすればやはり4回計数して0にな
る。つまり、後のタイムアウトは元々の計数がタイムア
ウトすべきタイミングで出ていることになる。
【0013】従って、上記の例では、一個のダウンカウ
ントタイマーによって二通りの計数を行って、二つのタ
イマーを設けるのと等価な作用を実現している。
【0014】
【実施例】図3は、本発明の実施例である。図3におい
て、1は処理回路で図1と同一である。21はフリップ
フロップでエッジ検出回路を構成する。31、32はフ
リップフロップ、33は論理積回路、34は論理和回
路、35、36は正電源、37は否定回路で、31乃至
37によってクロック制御回路を構成する。41はダウ
ンカウンタ、42は否定回路、43は論理積回路で、4
1乃至43によってダウンカウントタイマーを構成す
る。51はフリップフロップ、52は否定回路で、51
と52でタイムアウト信号送出回路を構成する。
【0015】図4は、図3の構成のタイムチャートで、
カウントダウンの途中で、その時の計数値「4」より小
さい値「2」を設定して二通りの計数を行う場合を例に
示している。
【0016】処理回路よりエッジ検出許可信号が出力さ
れると、フリップフロップ21はクロックの立ち上がり
をを検出して、エッジ検出信号を出力する。これを処理
回路が受けて、リセット1信号を出力してフリップフロ
ップ21をリセットすると共に、エッジ検出許可信号を
「L」に戻す。次いで、処理回路はロード許可信号とロ
ード信号を出力し、ダウンカウンタに設定値を設定する
準備をする。
【0017】この時、現在の計数値「4」と新たな設定
値「2」を比較し、小さい値(この場合には「2」)を
設定するようにし、同時に(4−2)−1=1を計算し
ておく。
【0018】そして、論理積回路43の出力によってダ
ウンカウンタに「2」を設定する。ダウンカウンタは
「2」から計数を再開し、計数結果が「0」になったと
ころでキャリーアウトを出力する。キャリーアウトは否
定回路で反転された後、クロックの立ち上がりでフリッ
プフロップ51に読み込まれてタイムアウト信号とな
る。
【0019】タイムアウト信号を受けると、処理回路は
クロックの次の立ち上がりの前にロード許可信号とロー
ド信号を出力し、ダウンカウンタに計算結果の「1」を
設定する。ダウンカウンタは計数を続け、「0」になる
と上述と同様にタイムアウト信号が生成される。
【0020】この計数のプロセスを総合的に見ると、一
度目のタイムアウト信号は設定値「2」に対するタイム
アウトであり、二度目のタイムアウトは「2」を設定し
ないで計数した場合のタイムアウトと一致していること
が判る。
【0021】尚、タイムアウト信号が出力されると、処
理回路からリセット1信号が出力され、フリップフロッ
プ51がリセットされる。又、タイムアウト信号はフリ
ップフロップ32にも入力され、フリップフロップ32
からは図示の「FF32出力」が出力される。
【0022】タイムアウト後、次の設定がない時には
「FF32出力」が論理積回路33に入力されるので、
論理積回路33でクロックが停止され、ダウンカウンタ
は計数を停止する。
【0023】一旦停止したクロックの送出開始は、次の
タイマー値設定、即ち、ロード信号によってフリップフ
ロップ32がリセットされ、この出力が「L」になるこ
とからクロック送出が再開される。
【0024】尚、タイムチャートには図示していない
が、リセット2信号は電源投入時に「L」から「H」に
変わる信号である。以上のようにして、二つの設定値に
対して同時に計数してタイムアウト信号を出力できる。
尚、上の例では簡単のために二つの設定値を設定する場
合について説明したが、同様な原理で三つ以上の設定値
を設定して同時に計数することが可能である。
【0025】図5は、図3の構成のタイムチャートで、
カウントダウンの途中で、その時の計数値より大きい値
を設定する場合を例に示したものである。この場合に
も、設定しなおすタイミングでの計数値と新たな設定値
を比べて、小さい方を設定し、一旦タイムアウトした後
に、両者の差の絶対値から1を差し引いた値を設定する
ことは、図4に示した例と全く同様である。
【0026】この回路は、「設定しなおすタイミングで
の計数値と新たな設定値を比べて、小さい方を設定
し」、「一旦タイムアウトした後に、両者の差の絶対値
から1を差し引いた値を設定する」という、ロード許可
信号が出力されてから実際に設定が行われるまでの処理
が、クロックの同一サイクルの間に行われる場合に有効
である。
【0027】又、図3の構成では、タイムアウトの検出
をキャリーアウトで行っているが、ある計数値に達した
ことをデコードしても同様な動作を実現できる。ところ
で、図3乃至図5においてはダウンカウンタを適用した
場合について説明したが、アップカウンタを適用しても
同様な動作を実現できる。
【0028】図6は、本発明の第二の実施例で、アップ
カウンタを適用した場合を示している。図6において、
1aは処理回路である。21はフリップフロップでエッ
ジ検出回路を構成する。31、32はフリップフロッ
プ、33は論理積回路、34は論理和回路、35、36
は正電源、37は否定回路で、31乃至37によってク
ロック制御回路を構成する。41はダウンカウンタ、4
2は否定回路、43は論理積回路で、41乃至43によ
ってダウンカウントタイマーを構成する。51はフリッ
プフロップ、52は否定回路で、51と52でタイムア
ウト信号送出回路を構成する。
【0029】図7は、図6の構成のタイムチャートで、
9、A、B、・・とカウントアップしている時に3カウ
ントのタイマー値を新たに設定する必要が生じた場合を
例に示している。この時、処理回路ではF−3+1=D
を計算する。ここで、Fは最大カウント値である。そし
て、現在の計数値Bと比較して、大きいDを設定する。
又、現在の計数値Bと計算結果のDより、F−│B−D
│+1=Eを求める。
【0030】アップカウンタがカウントアップしてFに
なった時にアップカウンタ41aからキャリーアウトが
出力され、フリップフロップ51からタイムアウト信号
が出力される。処理回路1aはこのタイムアウト信号を
受けると、先に計算してあるEをアップカウンタに設定
する。アップカウンタがカウントアップしてFに達した
時に再びタイムアウト信号が出力される。この計数結果
をトータル的に見ると、前のタイムアウトはDを設定し
たあとの3カウントのタイムアウトであり、後のタイム
アウトは最初から行われていたカウントのタイムアウト
であることが判る。即ち、アップカウンタを適用した場
合にも、複数の計数を同時に行うタイマー回路が実現さ
れている。
【0031】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明により、単一
のタイマーにより複数の計数を同時に行うことが可能に
なり、LSIの設計において必要なタイマー数を減少さ
せること、及び、設計途上やシステムの運用後の仕様変
更に対しても柔軟に対処することが可能になる。
【0032】しかも、タイマー回路はダウンカウンタに
っても、アップカウンタによっても構成することがで
き、LSIの設計に柔軟性を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理。
【図2】 図1の構成のフローチャート。
【図3】 本発明の実施例。
【図4】 図3の構成のタイムチャート(その1)。
【図5】 図3の構成のタイムチャート(その2)。
【図6】 本発明の第二の実施例。
【図7】 図3の構成のタイムチャート。
【図8】 従来のタイマー回路。
【図9】 従来のタイマー回路のタイムチャート。
【符号の説明】
1 処理回路 2 エッジ検出回路 3 クロック制御回路 4 タイマー 5 タイムアウト信号送出回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロックと、エッジ検出許可信号と、ロ
    ード許可信号並びにロード信号、及びカウントの初期値
    を後述のカウンタに設定してカウントを行わせ、該カウ
    ントの途中で異なるカウントの初期値をカウンタに設定
    する処理回路(1)と、 エッジ検出信号をうけてクロックの立ち上がりを検出す
    るエッジ検出回路と(2)、 前記処理回路が設定した設定値からカウントして、キャ
    リーアウトを出力するタイマー(4)と、 キャリーアウトを受けてタイムアウト信号を出力するタ
    イムアウト信号送出回路(5)と、 タイムアウト信号によりカウンタへのクロックを停止
    し、前記処理回路からのロード信号により前記カウンタ
    へのクロック送出を開始するクロック制御回路(3)と
    を備えたことを特徴とするタイマー回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のタイマー回路であって、 タイマーとして、ダウンカウンタを適用し、 タイマー動作中に異なるタイマー値で計数する場合に、
    処理回路として、 設定を必要とするタイミングにおけるダウンカウンタの
    計数値と、新たなタイマー値とを比較して、常に小さな
    値をダウンカウンタに設定し、 該設定に伴う計数がタイムアウトした時に、設定を必要
    とするタイミングにおけるダウンカウンタの計数値と新
    たなタイマー値の差の絶対値から1を減じた値をダウン
    カウンタに設定する処理回路を適用したことを特徴とす
    るタイマー回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のタイマー回路であって、 タイマーとして、アップカウンタを適用し、 タイマー動作中に異なるタイマー値で計数する場合に、
    処理回路として、 最大計数値から新たなタイマー値を減じた値に1を加え
    た値と、設定を必要とするタイミングにおけるアップカ
    ウンタの計数値を比較して、常に大きい値をアップカウ
    ンタに設定し、 該設定に伴う計数がタイムアウトした時に、最大計数値
    から設定を必要とするタイミングにおけるアップカウン
    タの計数値と新たなタイマー値の差の絶対値を減じた値
    に1を加えた値をアップカウンタに設定する処理回路を
    適用したことを特徴とするタイマー回路。
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CN107810495A (zh) * 2015-06-23 2018-03-16 密克罗奇普技术公司 具有线活动检测器的uart
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