JPH07174184A - 液封入防振装置 - Google Patents
液封入防振装置Info
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- JPH07174184A JPH07174184A JP5345196A JP34519693A JPH07174184A JP H07174184 A JPH07174184 A JP H07174184A JP 5345196 A JP5345196 A JP 5345196A JP 34519693 A JP34519693 A JP 34519693A JP H07174184 A JPH07174184 A JP H07174184A
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- JP
- Japan
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- side plate
- plate
- annular space
- lower half
- peripheral part
- Prior art date
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- Granted
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/06—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/08—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/18—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper characterised by the location or the shape of the equilibration chamber, e.g. the equilibration chamber, surrounding the plastics spring or being annular
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造簡易かつ安価で、十分な耐久性をも有す
る。 【構成】 容器状の厚肉防振ゴム体１の外周に上端開口
縁２３が接合されてこれを支持する筒状の側板２を有
し、側板２の下端開口縁２１を底板３にかしめ固定す
る。このかしめ部２１に、仕切板４とゴム膜５の外周を
挟着し、仕切板４の上方に防振ゴム体１を室壁とする主
液室Ａを区画形成するとともに仕切板４の下方にゴム膜
５を室壁とする副液室Ｂを区画形成する。側板２の周面
下半部２２を、かしめ部２１へ向けて斜め外方へ屈曲傾
斜せしめ、仕切板４の外周部４１を、上記側板２の傾斜
した周面下半部２２との間で三角閉断面の環状空間Ｓを
形成すべくＬ字断面に屈曲成形する。環状空間Ｓは、適
宜位置で上記主液室Ａと副液室Ｂに開口し、絞り流路と
なる。
る。 【構成】 容器状の厚肉防振ゴム体１の外周に上端開口
縁２３が接合されてこれを支持する筒状の側板２を有
し、側板２の下端開口縁２１を底板３にかしめ固定す
る。このかしめ部２１に、仕切板４とゴム膜５の外周を
挟着し、仕切板４の上方に防振ゴム体１を室壁とする主
液室Ａを区画形成するとともに仕切板４の下方にゴム膜
５を室壁とする副液室Ｂを区画形成する。側板２の周面
下半部２２を、かしめ部２１へ向けて斜め外方へ屈曲傾
斜せしめ、仕切板４の外周部４１を、上記側板２の傾斜
した周面下半部２２との間で三角閉断面の環状空間Ｓを
形成すべくＬ字断面に屈曲成形する。環状空間Ｓは、適
宜位置で上記主液室Ａと副液室Ｂに開口し、絞り流路と
なる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は液封入防振装置に関し、
特に低コストで耐久性に優れた液封入防振装置に関す
る。
特に低コストで耐久性に優れた液封入防振装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】液封入防振装置の典型的な構造は、装置
内に仕切壁で区画した二つの液室を形成し、これら液室
の室壁が振動入力に応じて変形して、仕切壁に設けた絞
り流路を封入液が流通することにより振動減衰を生じる
ものである。
内に仕切壁で区画した二つの液室を形成し、これら液室
の室壁が振動入力に応じて変形して、仕切壁に設けた絞
り流路を封入液が流通することにより振動減衰を生じる
ものである。
【０００３】かかる液封入防振装置において、装置の軽
量化を図る等のために仕切壁を板材で構成したものが提
案されており、その一例（特開平２−２９２５３９号公
報）を図５に示す。図において、浅い容器状の厚肉防振
ゴム体１には中心に振動体たるエンジンを載置する連結
部材１４が埋設され、外周には斜め上方へ傾斜拡径した
筒状側板２の上端開口縁２３が接合されている。側板２
の下端開口縁２１は直立する周面より直角に水平外方へ
屈曲し、さらに下方へ全体として略コ字形をなすように
屈曲して底板３の外周縁にかしめ固定されている。この
底板３には中心に車両フレームへの固定用ボルト３１が
貫設してある。上記かしめ部２１には仕切板４とゴム膜
５の外周が重ねて挟着されており、防振ゴム体１とゴム
膜５により閉鎖された空間内に液が封入されるととも
に、仕切板４により区画されてその上方に防振ゴム体１
を室壁とする主液室Ａが、下方にゴム膜５を室壁とする
副液室Ｂがそれぞれ形成されている。上記仕切板４は上
下に重ねた二枚の板材４６，４７により構成され、各板
材４６，４７は外周部で下方へ屈曲して上記かしめ部２
１へ至るとともに、屈曲部において上板４６と下板４７
の間に所定の隙が形成されて閉鎖された環状空間Ｓとな
り、この環状空間Ｓが適宜位置で上方の主液室Ａと下方
の副液室Ｂに開口して絞り流路を構成している（以上、
第１従来例）。
量化を図る等のために仕切壁を板材で構成したものが提
案されており、その一例（特開平２−２９２５３９号公
報）を図５に示す。図において、浅い容器状の厚肉防振
ゴム体１には中心に振動体たるエンジンを載置する連結
部材１４が埋設され、外周には斜め上方へ傾斜拡径した
筒状側板２の上端開口縁２３が接合されている。側板２
の下端開口縁２１は直立する周面より直角に水平外方へ
屈曲し、さらに下方へ全体として略コ字形をなすように
屈曲して底板３の外周縁にかしめ固定されている。この
底板３には中心に車両フレームへの固定用ボルト３１が
貫設してある。上記かしめ部２１には仕切板４とゴム膜
５の外周が重ねて挟着されており、防振ゴム体１とゴム
膜５により閉鎖された空間内に液が封入されるととも
に、仕切板４により区画されてその上方に防振ゴム体１
を室壁とする主液室Ａが、下方にゴム膜５を室壁とする
副液室Ｂがそれぞれ形成されている。上記仕切板４は上
下に重ねた二枚の板材４６，４７により構成され、各板
材４６，４７は外周部で下方へ屈曲して上記かしめ部２
１へ至るとともに、屈曲部において上板４６と下板４７
の間に所定の隙が形成されて閉鎖された環状空間Ｓとな
り、この環状空間Ｓが適宜位置で上方の主液室Ａと下方
の副液室Ｂに開口して絞り流路を構成している（以上、
第１従来例）。
【０００４】また、仕切板４を一枚の板材で構成してさ
らに構造の簡素化と軽量化を図ったものがあり（実開平
４−３９４４４号公報）、これを図６に示す。図におい
て、仕切板４の外周部は一旦側板２の内周面に当接した
後、折り返されてく字形に屈曲し（図の符号４８）、か
しめ部２１に至っている。しかして、側板２の内周面と
の間に三角断面の環状閉鎖空間Ｓが形成され、これが適
宜位置で主液室Ａと副液室Ｂに開口して絞り流路となっ
ている（以上、第２従来例）。
らに構造の簡素化と軽量化を図ったものがあり（実開平
４−３９４４４号公報）、これを図６に示す。図におい
て、仕切板４の外周部は一旦側板２の内周面に当接した
後、折り返されてく字形に屈曲し（図の符号４８）、か
しめ部２１に至っている。しかして、側板２の内周面と
の間に三角断面の環状閉鎖空間Ｓが形成され、これが適
宜位置で主液室Ａと副液室Ｂに開口して絞り流路となっ
ている（以上、第２従来例）。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記第１従
来例の構造によると、二枚の仕切板４６，４７のプレス
成形と位置決め、および溶接結合に手間を要し、したが
って製造コストも高い。また、第２従来例においても、
折り返し部分４８がプレスの深絞りとなるため成形の困
難性が高く、プレス型も高価である。さらに両従来例の
いずれも、側板２の周面がかしめ部２１で直角に屈曲し
ているため（図４のＡ矢印）、エンジン振動の入力時に
ここに応力が集中し、耐久性を損なうおそれがある。
来例の構造によると、二枚の仕切板４６，４７のプレス
成形と位置決め、および溶接結合に手間を要し、したが
って製造コストも高い。また、第２従来例においても、
折り返し部分４８がプレスの深絞りとなるため成形の困
難性が高く、プレス型も高価である。さらに両従来例の
いずれも、側板２の周面がかしめ部２１で直角に屈曲し
ているため（図４のＡ矢印）、エンジン振動の入力時に
ここに応力が集中し、耐久性を損なうおそれがある。
【０００６】本発明はかかる課題を解決するもので、製
造簡易かつ安価で、十分な耐久性をも有する液封入防振
装置を提供することを目的とする。
造簡易かつ安価で、十分な耐久性をも有する液封入防振
装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を説明する
と、容器状の厚肉防振ゴム体１の外周に上端開口縁２３
が接合されてこれを支持する筒状の側板２を有し、該側
板２の下端開口縁２１を底板３にかしめ固定して、この
かしめ部２１に、仕切板４とゴム膜５の外周を挟着し、
仕切板４の上方に上記防振ゴム体１を室壁とする主液室
Ａを区画形成するとともに仕切板４の下方に上記ゴム膜
５を室壁とする副液室Ｂを区画形成した液封入防振装置
において、上記側板２の周面下半部２２を、上記かしめ
部２１へ向けて斜め外方へ屈曲傾斜せしめるとともに、
上記仕切板４の外周部４１を、上記側板２の傾斜した周
面下半部２２との間で三角閉断面の環状空間Ｓを形成す
べくＬ字断面に屈曲成形し、かかる環状空間Ｓを、適宜
位置で上記主液室Ａと副液室Ｂに開口せしめて絞り流路
となしたものである。
と、容器状の厚肉防振ゴム体１の外周に上端開口縁２３
が接合されてこれを支持する筒状の側板２を有し、該側
板２の下端開口縁２１を底板３にかしめ固定して、この
かしめ部２１に、仕切板４とゴム膜５の外周を挟着し、
仕切板４の上方に上記防振ゴム体１を室壁とする主液室
Ａを区画形成するとともに仕切板４の下方に上記ゴム膜
５を室壁とする副液室Ｂを区画形成した液封入防振装置
において、上記側板２の周面下半部２２を、上記かしめ
部２１へ向けて斜め外方へ屈曲傾斜せしめるとともに、
上記仕切板４の外周部４１を、上記側板２の傾斜した周
面下半部２２との間で三角閉断面の環状空間Ｓを形成す
べくＬ字断面に屈曲成形し、かかる環状空間Ｓを、適宜
位置で上記主液室Ａと副液室Ｂに開口せしめて絞り流路
となしたものである。
【０００８】
【作用】上記構成において、絞り流路となる環状空間Ｓ
を、斜め外方へ屈曲傾斜せしめた側板２の周面下半部と
Ｌ字断面に屈曲成形した仕切板４の外周部４１とで形成
したから、仕切板４は一枚板を簡易にプレス成形するこ
とにより実現でき、正確に位置決めをした溶接や深絞り
等の手間を必要としないから、安価である。また、側板
２の周面下半部２２を斜めに屈曲せしめたから角部が二
箇所（図１の矢印Ｂ，Ｃ）生じ、従来の如き直角角部が
一箇所の場合に比して振動入力時の応力集中を分散する
ことができるから、耐久性が向上する。
を、斜め外方へ屈曲傾斜せしめた側板２の周面下半部と
Ｌ字断面に屈曲成形した仕切板４の外周部４１とで形成
したから、仕切板４は一枚板を簡易にプレス成形するこ
とにより実現でき、正確に位置決めをした溶接や深絞り
等の手間を必要としないから、安価である。また、側板
２の周面下半部２２を斜めに屈曲せしめたから角部が二
箇所（図１の矢印Ｂ，Ｃ）生じ、従来の如き直角角部が
一箇所の場合に比して振動入力時の応力集中を分散する
ことができるから、耐久性が向上する。
【０００９】
【実施例１】図１において、筒状の側板２は上端開口縁
２３が斜めに拡径して、ここに浅い容器状をなす厚肉防
振ゴム体１の外周が接合されている。防振ゴム体１は一
部が側板２の内周面に沿って下方へ延びるゴム層１２と
なっており、また、防振ゴム体１の中心部にはエンジン
を載置する連結部材１４が埋設されている。エンジンは
連結部材１４に設けたボルト１５により結合される。
２３が斜めに拡径して、ここに浅い容器状をなす厚肉防
振ゴム体１の外周が接合されている。防振ゴム体１は一
部が側板２の内周面に沿って下方へ延びるゴム層１２と
なっており、また、防振ゴム体１の中心部にはエンジン
を載置する連結部材１４が埋設されている。エンジンは
連結部材１４に設けたボルト１５により結合される。
【００１０】上記側板２は下半部２２が斜め外方へ屈曲
傾斜し、その先の下端開口縁２１はさらにコ字形に屈曲
して底板３の外周縁にかしめ固定されている。このかし
め部２１には、詳細を後述する仕切板４の外周と、ゴム
膜５の外周に埋設されたリング状インサート５１とが挟
着固定されている。しかして、ゴム膜５と上記防振ゴム
体１により閉鎖された側板２の筒状空間内に液が封入さ
れ、仕切板４により上下に区画されて、上方に防振ゴム
体１を室壁とする主液室Ａが、下方にゴム膜５を室壁と
する副液室Ｂがそれぞれ形成されている。なお、上記底
板３は中心に貫設したボルト３１により車両フレームに
固定される。
傾斜し、その先の下端開口縁２１はさらにコ字形に屈曲
して底板３の外周縁にかしめ固定されている。このかし
め部２１には、詳細を後述する仕切板４の外周と、ゴム
膜５の外周に埋設されたリング状インサート５１とが挟
着固定されている。しかして、ゴム膜５と上記防振ゴム
体１により閉鎖された側板２の筒状空間内に液が封入さ
れ、仕切板４により上下に区画されて、上方に防振ゴム
体１を室壁とする主液室Ａが、下方にゴム膜５を室壁と
する副液室Ｂがそれぞれ形成されている。なお、上記底
板３は中心に貫設したボルト３１により車両フレームに
固定される。
【００１１】上記仕切板４は一枚の板材をプレス成形し
たもので、その外観を図２に示す。仕切板４は全体が円
形の略ハット状をなし、円形の内周部４２外縁より外周
部４１へ略直角に下方へ屈曲した後さらに外方へ水平に
屈曲して、その外周部４１の断面は図１に示す如きＬ字
断面をなしている。しかして、仕切板４は内周部４２の
外縁が、側板２の内周面を覆うゴム層１２に密接して、
傾斜する側板下半部２２との間で三角閉断面の環状空間
Ｓを形成している。この環状空間Ｓは周方向の一箇所
で、仕切板外周部４１に形成した隔壁４３（図２）によ
り区画されている。すなわち、この隔壁４３は頂面が上
記側板２の周面下半部２２に沿って傾斜し、下半部２２
内周面を覆うゴム層１２に密接している。
たもので、その外観を図２に示す。仕切板４は全体が円
形の略ハット状をなし、円形の内周部４２外縁より外周
部４１へ略直角に下方へ屈曲した後さらに外方へ水平に
屈曲して、その外周部４１の断面は図１に示す如きＬ字
断面をなしている。しかして、仕切板４は内周部４２の
外縁が、側板２の内周面を覆うゴム層１２に密接して、
傾斜する側板下半部２２との間で三角閉断面の環状空間
Ｓを形成している。この環状空間Ｓは周方向の一箇所
で、仕切板外周部４１に形成した隔壁４３（図２）によ
り区画されている。すなわち、この隔壁４３は頂面が上
記側板２の周面下半部２２に沿って傾斜し、下半部２２
内周面を覆うゴム層１２に密接している。
【００１２】仕切板４の内周部４２は図２に示す如く、
上記隔壁４３に隣接する部分４４が内方へ矩形をなして
凹陥しており、この部分４４で上記環状空間Ｓは主液室
Ａに開口している。また、上記隔壁４３を介して反対側
の仕切板外周部４１の立壁には通孔４５が形成されて、
該通孔４５により環状空間Ｓは副液室Ｂに連通してい
る。かくして、環状空間Ｓは両液室Ａ，Ｂを連通する絞
り流路を構成する。
上記隔壁４３に隣接する部分４４が内方へ矩形をなして
凹陥しており、この部分４４で上記環状空間Ｓは主液室
Ａに開口している。また、上記隔壁４３を介して反対側
の仕切板外周部４１の立壁には通孔４５が形成されて、
該通孔４５により環状空間Ｓは副液室Ｂに連通してい
る。かくして、環状空間Ｓは両液室Ａ，Ｂを連通する絞
り流路を構成する。
【００１３】上記構造の液封入防振装置において、エン
ジン振動が入力して防振ゴム体１が変形し、主液室Ａの
容積が拡縮すると、これに応じて主液室Ａの封入液が絞
り流路Ｓを経て副液室Ｂに流通し、振動減衰を生じる。
ジン振動が入力して防振ゴム体１が変形し、主液室Ａの
容積が拡縮すると、これに応じて主液室Ａの封入液が絞
り流路Ｓを経て副液室Ｂに流通し、振動減衰を生じる。
【００１４】この振動入力時に、防振ゴム体１を支持す
る側板２に荷重が印加するが、側板２の下半部２２を斜
めに外方へ傾斜せしめたことにより、角部が図１のＢ、
Ｃの矢印で示す二箇所に形成されて、荷重による応力は
分散され、十分な耐久性を発揮する。
る側板２に荷重が印加するが、側板２の下半部２２を斜
めに外方へ傾斜せしめたことにより、角部が図１のＢ、
Ｃの矢印で示す二箇所に形成されて、荷重による応力は
分散され、十分な耐久性を発揮する。
【００１５】仕切板４の成形は、外周部４１をＬ字断面
に屈曲せしめるものであるから、簡易なプレス成形によ
り実現することができ、製造コストが低減される。
に屈曲せしめるものであるから、簡易なプレス成形によ
り実現することができ、製造コストが低減される。
【００１６】また、絞り流路Ｓは外方へ傾斜屈曲せしめ
た側板周面の下半部２２内に形成されるから、絞り流路
Ｓの配設位置を装置中心から遠くして周方向の長さを十
分確保することができ、装置設計の自由度が向上する。
た側板周面の下半部２２内に形成されるから、絞り流路
Ｓの配設位置を装置中心から遠くして周方向の長さを十
分確保することができ、装置設計の自由度が向上する。
【００１７】
【実施例２】上記実施例では隔壁を仕切板４に形成した
が、これを防振ゴム体１に形成しても良く、その一例を
図３に示す。図において、防振ゴム体１の外周縁より側
板２の内周面を覆って延びるゴム層１２は周方向の一か
所で、傾斜する側板２の下半部２２内周面より厚肉の三
角断面をなして突出し、隔壁１３となっている。
が、これを防振ゴム体１に形成しても良く、その一例を
図３に示す。図において、防振ゴム体１の外周縁より側
板２の内周面を覆って延びるゴム層１２は周方向の一か
所で、傾斜する側板２の下半部２２内周面より厚肉の三
角断面をなして突出し、隔壁１３となっている。
【００１８】しかして、図４に示す如きハット状とした
仕切板４を側板２の開口内に装着した状態で、上記隔壁
１３の突出するＬ字形端面が、Ｌ字形断面をなす仕切板
４の外周部４１に密接して（図４の鎖線）、環状空間Ｓ
（図１参照）を凹陥部４４と通孔４５との間で区画す
る。
仕切板４を側板２の開口内に装着した状態で、上記隔壁
１３の突出するＬ字形端面が、Ｌ字形断面をなす仕切板
４の外周部４１に密接して（図４の鎖線）、環状空間Ｓ
（図１参照）を凹陥部４４と通孔４５との間で区画す
る。
【００１９】なお、仕切板４は内周部４２の中心を円形
に凹陥せしめて、強度の確保を図るとともに、振動入力
時に下降する防振ゴム体１中心部との干渉を回避してい
る。
に凹陥せしめて、強度の確保を図るとともに、振動入力
時に下降する防振ゴム体１中心部との干渉を回避してい
る。
【００２０】かかる実施例によっても上記実施例と同様
の効果がある。
の効果がある。
【００２１】
【発明の効果】以上の如く、本発明の液封入防振装置に
よれば、仕切板の構造が簡易となって、安価に製造する
ことができ、かつ装置の耐久性も十分確保することがで
きる。
よれば、仕切板の構造が簡易となって、安価に製造する
ことができ、かつ装置の耐久性も十分確保することがで
きる。
【図１】本発明の一実施例を示す液封入防振装置の全体
断面図である。
断面図である。
【図２】仕切板の全体斜視図である。
【図３】本発明の他の実施例を示す防振ゴム体部の断面
図である。
図である。
【図４】仕切板の全体斜視図である。
【図５】従来例を示す液封入防振装置の全体断面図であ
る。
る。
【図６】他の従来例を示す液封入防振装置の全体断面図
である。
である。
１ 防振ゴム体 １３ 隔壁 ２ 側板 ２１ 下端開口縁（かしめ部） ２２ 周面下半部 ３ 底板 ４ 仕切板 ４１ 外周部 ４３ 隔壁 Ａ 主液室 Ｂ 副液室 Ｓ 環状空間（絞り流路）
Claims (1)
- 【請求項１】 容器状の厚肉防振ゴム体の外周に上端開
口縁が接合されてこれを支持する筒状の側板を有し、該
側板の下端開口縁を底板にかしめ固定して、このかしめ
部に、仕切板とゴム膜の外周を挟着し、仕切板の上方に
上記防振ゴム体を室壁とする主液室を区画形成するとと
もに仕切板の下方に上記ゴム膜を室壁とする副液室を区
画形成した液封入防振装置において、上記側板の周面下
半部を、上記かしめ部へ向けて斜め外方へ屈曲傾斜せし
めるとともに、上記仕切板の外周部を、上記側板の傾斜
した周面下半部との間で三角閉断面の環状空間を形成す
べくＬ字断面に屈曲成形し、かかる環状空間を、適宜位
置で上記主液室と副液室に開口せしめて絞り流路となし
たことを特徴とする液封入防振装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5345196A JP2861779B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 液封入防振装置 |
| US08/350,844 US5630573A (en) | 1993-12-20 | 1994-12-07 | Fluid-filled vibration isolator |
| DE4445567A DE4445567C2 (de) | 1993-12-20 | 1994-12-20 | Fluid-gefüllter Schwingungsdämpfer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5345196A JP2861779B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 液封入防振装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07174184A true JPH07174184A (ja) | 1995-07-11 |
| JP2861779B2 JP2861779B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=18374951
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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