JPH07173963A - 電動駆動装置 - Google Patents

電動駆動装置

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Publication number
JPH07173963A
JPH07173963A JP5320295A JP32029593A JPH07173963A JP H07173963 A JPH07173963 A JP H07173963A JP 5320295 A JP5320295 A JP 5320295A JP 32029593 A JP32029593 A JP 32029593A JP H07173963 A JPH07173963 A JP H07173963A
Authority
JP
Japan
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relay
unit
electric drive
moving
switch
Prior art date
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Pending
Application number
JP5320295A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Shimizu
和久 清水
Osanori Inoue
長徳 井上
Kimihiko Imamura
公彦 今村
Shoji Mafune
庄司 真船
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Publication of JPH07173963A publication Critical patent/JPH07173963A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 窓ガラス等の移動部の制御を行う制御装置が
故障しても移動部の制御ができるようにする。 【構成】 モータ1を制御する制御部11の正常時に出
力される信号を検出し、該信号が出力されなくなると、
該制御部11に代って操作部10の設定値に応じた方向
に窓ガラス3がアップ又はダウンするようにモータ1の
回転方向を制御する。これにより、制御部11が故障し
ても窓ガラス3を駆動するモータ1を制御することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば建物の出入口を
自動開閉する自動扉、車両のパワーウィンドウ装置、電
動サンルーフ装置及びパワーアンテナ装置等に用いて好
適な電動駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、上述した自動扉、パワーウィ
ンドウ装置、電動サンルーフ装置およびパワーアンテナ
装置等には、モータを駆動するための電動駆動装置が設
けられている。この電動駆動装置は操作スイッチからの
指令を受け取ると、その指令内容にしたがってモータを
駆動する。例えば、パワーウィンドウ装置の場合、窓ガ
ラスをアップさせるスイッチ操作が行われると、窓ガラ
スが閉じる方向にモータを駆動し、ダウンさせるスイッ
チ操作が行われると、窓ガラスが開く方向にモータを駆
動する。なお、この種の電動駆動装置には挟み込みによ
る過負荷を検出して自動的に停止する機能を備えたもの
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電動駆動装置にあっては、制御装置(例えば
CPU)が何等かの原因で故障したときに制御不能にな
ってしまうという問題点があった。例えば、パワーウィ
ンドウの場合では窓ガラスを開閉することができなくな
る。
【0004】そこで本発明は、制御装置が故障しても制
御可能な電動駆動装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明による電動駆動装置は、移動部を
駆動する電動駆動手段と、前記移動部の移動方向を設定
する移動方向設定手段と、前記移動方向設定手段の設定
値に応じた方向に前記移動部が移動するように前記電動
駆動手段を制御する制御手段とを備えた電動駆動装置に
おいて、前記制御手段の正常動作時の信号の状態を検出
する信号状態検出手段と、前記信号状態検出手段の検出
結果に基づいて前記制御手段の故障を検出したときに前
記制御手段に代って前記移動方向設定手段の設定値に応
じた方向に前記移動部が移動するように前記電動駆動手
段を制御する補助制御手段とを設けたことを特徴とす
る。
【0006】また、請求項2記載の発明による電動駆動
装置は、移動部を駆動する電動駆動手段と、前記移動部
を一方の方向へ移動させる極性に前記電動駆動手段に供
給する電源の極性を切り換える第1のリレーと、前記移
動部を他方の方向へ移動させる極性に前記電動駆動手段
に供給する電源の極性を切り換える第2のリレーと、前
記第1のリレーをオン/オフする第1のリレーオン/オ
フ手段と、前記第2のリレーをオン/オフする第2のリ
レーオン/オフ手段と、前記移動部の移動方向を設定す
る移動方向設定手段と、前記移動方向設定手段の設定値
に基づいて前記第1のリレーオン/オフ手段又は前記第
2のリレーオン/オフ手段を制御する制御手段とを備え
た電動駆動装置において、前記第1のリレー及び前記第
2のリレーの少なくとも一方を直接電源ラインに接続す
る接続手段を設けたことを特徴とする。
【0007】また、請求項3記載の発明による電動駆動
装置は、移動部を駆動する電動駆動手段と、前記移動部
を一方の方向へ移動させる極性に前記電動駆動手段に供
給する電源の極性を切り換える第1のリレーと、前記移
動部を他方の方向へ移動させる極性に前記電動駆動手段
に供給する電源の極性を切り換える第2のリレーと、前
記第1のリレーをオン/オフする第1のリレーオン/オ
フ手段と、前記第2のリレーをオン/オフする第2のリ
レーオン/オフ手段と、前記移動部の移動方向を設定す
る移動方向設定手段と、前記移動方向設定手段の設定値
に基づいて前記第1のリレーオン/オフ手段又は前記第
2のリレーオン/オフ手段を制御する制御手段とを備え
た電動駆動装置において、前記第1のリレーオン/オフ
手段の動作を不能にすると共に前記第2のリレーに電源
を供給するようにする第1の接続手段と、前記第2のリ
レーオン/オフ手段の動作を不能にすると共に前記第1
のリレーに電源を供給するようにする第2の接続手段と
を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、電動駆動手段を制御
する制御手段の正常時に出力される信号を検出し、該信
号が出力されなくなると、該制御手段に代って移動方向
設定手段の設定値に応じた方向に移動部が移動するよう
に電動駆動手段を制御する。したがって、制御手段が故
障しても電動駆動手段を制御することができる。
【0009】請求項2記載の発明では、接続手段により
第1のリレーと第2のリレーの少なくとも一方が直接電
源ラインに接続される。したがって、制御手段が故障し
ても電動駆動手段を制御することができる。
【0010】請求項3記載の発明では、第1の接続手段
により第1のリレーオン/オフ手段の動作が不能になる
とともに第2のリレーに電源が供給される。また、第2
の接続手段により第2のリレーオン/オフ手段の動作が
不能になるとともに第1のリレーに電源が供給される。
したがって、制御手段が故障して第1のリレーオン/オ
フ手段および第2のリレーオン/オフ手段のそれぞれ
が、第1、第2のリレーをオン状態にしたままでも電動
駆動手段を制御することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。 実施例1.図1は本発明に係る電動駆動装置の実施例1
を適用したパワーウィンドウ装置の全体構成図である。
この図において、1はモータ(DCモータ)、2は減速
機であり、モータ1の回転速度を低速にする。減速機2
には支持アーム3が接続されており、この支持アーム3
を介して窓ガラス4の昇降が行われる。モータ1、減速
機2および支持アーム3はドア5に内蔵されている。6
は電動駆動装置であり、操作部10(図2参照)のスイ
ッチ操作に基づいてモータ1を駆動する。
【0012】図2は電動駆動装置6の構成を示すブロッ
ク図である。この図において、8は電動駆動部であり、
正逆転制御部9より供給される正逆転指令、停止指令に
基づいてモータ1を正転、逆転および停止させる。この
実施例では、モータ1を正転させた場合には窓ガラス4
がアップし、モータ1を逆転させた場合には窓ガラス4
がダウンするものとする。電動駆動部6としては例えば
4個のスイッチング素子を含むHブリッジ駆動法に従う
PWM(Pulse Width Modulation)パルスを用いたチョ
ッパ動作によってモータ1を駆動制御する。正逆転制御
部9は操作部10のオン/オフ操作によりモータ1を正
転または逆転させる正逆転指令を生成し、電動駆動部8
に供給する。また、正逆転制御部9は窓ガラス4のアッ
プ動作中に過負荷検出がされたときにモータ1を停止さ
せる。モータ1を停止させた直後は、窓ガラス4が数セ
ンチ下がるまで反転させる指令を生成し、電動駆動部8
に供給する。
【0013】操作部6は、人間が窓ガラス4を手動また
は自動でアップ、ダウンさせたいときに操作するスイッ
チであり、通常はドアの内側に配置されている。11は
演算部であり、CPU(中央処理装置)、RAMおよび
ROM等を有して構成され、操作部6のスイッチ操作に
基づいて正逆転制御部9に与える信号を生成する。RO
MにはCPUを制御するためのプログラムが書き込まれ
ており、RAMはワークエリアとして使用される。制御
部11は、例えば操作部6にて窓ガラス4をアップさせ
るスイッチ操作が行われると、アップ信号を生成し、こ
れを正逆転駆動部9に与える。また、窓ガラス4をダウ
ンさせるスイッチ操作が行われると、ダウン信号を生成
し、これを正逆転制御部9に与える。また、制御部11
は動作中にパルス信号Psを出力する。このパルス信号
sは制御部11が正常に動作しているときに出力さ
れ、故障時には出力されない。
【0014】12は2入力アンドゲートであり、一方の
入力端には制御部11より出力されるパスル信号Ps
供給され、他方の入力端には操作部10より出力される
オン/オフ信号が供給される。13は操作補助部であ
り、制御部11が故障して制御不能になったときに、制
御部11に代って操作部6のスイッチ操作に基づいてア
ップ(またはダウン)信号を出力する。この場合、制御
部11が故障か否かの判定は制御部11の出力とアンド
ゲート12の出力に基づいて行う。すなわち、操作部1
0よりオン信号が出力されたときに、アンドゲート12
よりパルス信号P sが出力され、かつ制御部11よりア
ップ(またはダウン)信号が出力された場合には制御部
11が正常と判断する。これに対して、操作部10より
オン信号が出力されたときにアンドゲート12よりパル
ス信号Psが出力されない場合と、アンドゲート12よ
りパルス信号Psが出力されているにもかかわらず、制
御部11よりアップ(またはダウン)信号が出力されな
い場合には制御部11が異常と判断する。
【0015】14は2入力オアゲートであり、その一方
の入力端には制御部11の出力が供給され、他方の入力
端には操作補助部13の出力が供給される。このオアゲ
ート14を介して制御部11の出力または操作補助部1
3の出力が正逆転制御部9に供給される。上記モータ1
は電動駆動手段に対応し、上記窓ガラス4は移動部に対
応する。また、上記操作部10は移動方向設定手段に対
応する。また、上記制御部11は制御手段に対応する。
また、上記アンドゲート12は信号状態検出手段に対応
し、上記操作補助部13は補助制御手段に対応する。
【0016】このような構成のパワーウィンドウ装置に
おいて、操作部11にて例えば窓ガラス4をアップさせ
るスイッチ操作が行われると、このときのオン信号が制
御部11および操作補助部13に供給される。制御部1
1はオン信号を入力すると、アップ信号を生成し、オア
ゲート14を介して正逆転制御部9に供給する。正逆転
制御部9はアップ信号を入力すると、正転指令を電動駆
動部8に与える。これにより窓ガラス4がアップする。
【0017】一方、操作補助部13は図3のフローチャ
ートに示す動作を行う。まず、ステップS10で操作部
10のスイッチがオンか否かの判定を行い、オンである
と判断すると、ステップS12でアンドゲート12より
パルス出力が有るか否かの判定を行う。この判定におい
てアンドゲート12よりパルス出力が有ると判断する
と、ステップS14で制御部11の出力が”H”か否か
の判定を行う。この判定において、制御部11の出力
が”H”であると判断すると、制御部11が正常である
と判断してステップS10に戻る。上記ステップS12
でアンドゲート12よりパルス出力が無いと判断した場
合と、アンドゲート12よりパルス出力が有っても上記
ステップS14で制御部11の出力が”H”でないと判
断すると、ステップS16で制御部11に代ってアップ
信号を出力する。このアップ信号はオアゲート14を介
して正逆転制御部9に供給する。これにより窓ガラス4
がアップする。なお、窓ガラス4のアップ動作中に過負
荷検出がされたときには、正逆転制御部9はモータ1を
停止させる指令を生成して電動駆動部8に供給し、次い
で窓ガラス4が数センチ下がるまで反転させる指令を生
成して電動駆動部8に供給する。
【0018】実施例1の応用例.図4は実施例1の応用
例の構成を示すブロック図である。この応用例は、制御
部11が故障しても車速がある速度以上になれば窓ガラ
ス4がアップするようにしたものである。この図におい
て、16は車速を検出する車速検出部である。17は操
作補助部であり、車速が所定値以上で、かつ制御部11
よりパルス信号Psが出力されないときにアップ信号を
出力する。ここで、図5は操作補助部17の動作を示す
フローチャートである。この図において、まず、ステッ
プS20で制御部11よりパルス出力が無いか否かの判
定を行い、パルス出力が無いと判断すると、ステップS
22で車速が所定の速度以上であるか否かの判定を行
う。この判定において車速が所定の速度以上であると判
断すると、ステップS24でアップ信号を出力する。こ
のアップ信号がオアゲート14を介して正逆転制御部9
に供給される。これにより窓ガラス4がアップする。
【0019】実施例2.図6は本発明に係る電動駆動装
置の実施例2を適用したパワーウィンドウ装置の制御部
分の構成を示す回路図である。上記実施例1では制御部
11が故障した場合でも現状の操作スイッチによってア
ップ/ダウン操作を行なえるようにしたが、この実施例
2では現状の操作スイッチとは別に設けたスイッチによ
って窓ガラス4のアップ/ダウン操作を行なえるように
したものである。図6において、16は制御部であり、
CPUおよびROM等から構成され、操作部10のスイ
ッチ操作に基づいてモータ1を制御する。制御部16の
入力ポートI1、I2には、操作部10のスイッチ10
A、10Bの各一端が接続されている。操作部10のス
イッチ10Aはアップ用であり、スイッチ10Bはダウ
ン用である。
【0020】17、18の各々は抵抗であり、抵抗17
はその一端が制御部16の出力ポートO1に接続され、
他端がトランジスタ20のベースに接続されている。ま
た、抵抗19はその一端が制御部16の出力ポートO2
に接続され、他端がトランジスタ21のベースに接続さ
れている。トランジスタ20はそのエミッタが接地さ
れ、コレクタがリレーコイル22Aの一端に接続されて
いる。トランジスタ21はそのエミッタが接地され、コ
レクタがリレーコイル23Aの一端に接続されている。
リレーコイル22A、23Aの他端にはバッテリ電圧が
印加されている。リレースイッチ22B、23Bの各々
は切換式スイッチであり、各共通端cがモータ1の端子
に接続されている。リレースイッチ22Bの固定接点b
とリレースイッチ23Bの固定接点bが共通接続される
とともに接地される。また、リレースイッチ22Bの固
定接点aとリレースイッチ23Bの固定接点aが共通接
続されるとともにバッテリ電圧が印加される。
【0021】24は抵抗であり、その一端が制御部16
の出力ポートO3に接続されており、他端がトランジス
タ25のベースに接続されている。トランジスタ25は
そのコレクタがトランジスタ20のコレクタに接続され
るとともに強制スイッチ26の一端に接続されている。
また、トランジスタ25のエミッタが強制スイッチ26
の他端に接続されるとともに操作部10のマニュアルス
イッチ10Cの接点aに接続されている。このトランジ
スタ25にはクリアパルス(短い周期の連続パルス)が
印加される。このトランジスタ25はCPU16が暴走
した場合にアップ操作を不能にするためのものである。
すなわち、CPU16が暴走または動作不能になってク
リアパルスが出力されなくなった場合、トランジスタ2
5がオフする。
【0022】トランジスタ25はリレーコイル22Aと
操作部10のマニュアルスイッチ10Cの固定接点aと
の間に介挿されていることから、これがオフした場合、
操作部10のマニュアルスイッチ10Cのアップ操作が
利かなくなる。なお、CPU16の動作停止を想定して
トランジスタ25とCPU16との間にワッチドックタ
イマ(WDT)が介挿される場合がある。このWDT
は、CPU16が暴走または動作不能になってクリアパ
ルスを出力しなくなったときに、トランジスタ25の動
作を停止させるものである。この実施例ではトランジス
タ25をオフ状態にすると、操作部10のマニュアルス
イッチ10Cのアップ操作が利かなくなる。
【0023】強制スイッチ26は、制御部16のCPU
が暴走または動作しなくなったときにアップ操作を可能
にするものである。すなわち、マニュアルスイッチ10
Cの共通接点cを固定接点aに投入した状態で、強制ス
イッチ26をオンすると、リレーコイル22Aに電流が
流れ、リレースイッチ22Bの共通接点cが固定接点a
に投入される。これにより、モータ1が正転して窓ガラ
ス4がアップする。この強制スイッチ26は、正常時に
は使用しないので見えない場所に取り付けるのが良い。
あるいは、その操作方法をマニュアルスイッチ10Cと
異なるようにすれば、マニュアルスイッチ10Cの取り
付け位置に隣接して取り付けても良い。さらに、スイッ
チ10A、10Bおよびマニュアルスイッチ10Cを組
み合わせた操作を行うことによって、強制的に窓ガラス
4をアップさせるようにしても良い。マニュアルスイッ
チ10Cの固定接点bはトランジスタ21のコレクタに
接続されている。また、マニュアルスイッチ10Cの共
通接点cはパワーウィンドゥロックスイッチ27を介し
て接地されている。
【0024】上記操作部10のスイッチ10A、10B
は移動方向設定手段100を構成すし、また、上記リレ
ーコイル22Aおよびリレースイッチ22Bは第1のリ
レー110を構成する。また、上記リレーコイル23A
およびリレースイッチ23Bは第2のリレー120を構
成する。また、上記トランジスタ20は第1のリレーオ
ン/オフ手段に対応し、上記トランジスタ21は第2の
リレーオン/オフ手段に対応する。また、上記制御部1
6は制御手段に対応し、また、上記強制スイッチ26は
接続手段に対応する。
【0025】このような構成において、操作部10のス
イッチ10Aをオンすると、トランジスタ20がオン
し、リレーコイル22Aに電流が流れ、リレースイッチ
22Bの共通接点cが固定接点aに投入される。これに
より、モータ1が正転して窓ガラス4がアップする。ま
た、操作部10のスイッチ10Bをオンすると、トラン
ジスタ21がオンし、リレーコイル23Aに電流が流
れ、リレースイッチ23Bの共通接点cが固定接点aに
投入される。これにより、モータ1が逆転して窓ガラス
4がダウンする。一方、操作部10のマニュアルスイッ
チ10Cの共通接点cを固定接点aに投入すると、トラ
ンジスタ25がオンし、リレーコイル22Aに電流が流
れる。これにより、モータ1が正転して窓ガラス4がア
ップする。また、マニュアルスイッチ10Cの共通接点
cを固定接点bに投入すると、リレーコイル23Aに電
流が流れる。これにより、モータ1が逆転して窓ガラス
4がダウンする。
【0026】ここで、何等かの原因で制御部16のCP
Uが暴走または動作しなくなると、操作部10のスイッ
チ10A、10Bが利かなくなるとともにマニュアルス
イッチ10Cのアップ操作が利かなくなる。この状態で
は窓ガラス4が開いていた場合にこれを閉めることがで
きない。したがって、雨が降っているときや駐車すると
き、あるいは高速道路を走行しているとき等に大変困る
ことになる。そこで、強制スイッチ26をオンした状態
でマニュアルスイッチ10Cの共通接点cを固定接点a
に投入すると、リレーコイル22Aに電流が流れてリレ
ースイッチ22Bの共通接点cが固定接点aに投入され
る。これにより、モータ1が正転して窓ガラス4がアッ
プする。なお、この実施例2では、強制スイッチ26使
用したが、この強制スイッチ26に限らず、例えばヒュ
ーズを使用しても良い。また、強制スイッチ26もヒュ
ーズも使用せず、単に端子だけを出しておいて故障が生
じたときに硬貨等を使用して短絡させるようにしても良
い。
【0027】実施例3.図7は本発明に係る電動駆動装
置の実施例3を適用したパワーウィンドウ装置の制御部
分の構成を示す回路図である。なお、この図において前
述した図6と共通する部分には同一の符号を付してその
説明を省略する。この実施例は制御部16が故障した場
合に手動でアップ/ダウン操作できるようにしたもので
ある。図7において、28は連動する2つのスイッチか
らなる強制スイッチであり、その一方のスイッチ28A
の一端がリレーコイル22Aとトランジスタ20のコレ
クタの接続部分に接続され、他端がマニュアルスイッチ
10Cの固定端子aに接続されている。また、他方のス
イッチ28Bは、その一端がリレーコイル23Aとトラ
ンジスタ21のコレクタの接続部分に接続され、他端が
マニュアルスイッチ10Cの固定端子bに接続されてい
る。29、30の各々はダイオード、31〜34の各々
は抵抗である。なお、上記強制スイッチ28は接続手段
に対応する。
【0028】このような構成において、何等かの原因で
制御部16のCPUが暴走または動作しなくなると、ス
イッチ10A、10Bおよびマニュアルスイッチ10C
が利かなくなる。このような状態になった場合、強制ス
イッチ28をオンする。次いで、マニュアルスイッチ1
0Cの共通端子cを固定端子aに投入すると、リレーコ
イル22Aに電流が流れ、リレースイッチ22Bの共通
接点cが固定接点aに投入される。これにより、モータ
1が正転して窓ガラス4がアップする。また、マニュア
ルスイッチ10Cの共通端子cを固定端子bに投入する
と、リレーコイル23Aに電流が流れ、リレースイッチ
23Bの共通接点cが固定接点aに投入される。これに
より、モータ1が逆転して窓ガラス4がダウンする。
【0029】なお、この実施例3では、強制スイッチ2
8を使用したが、この強制スイッチ28に限らず例えば
ヒューズを使用しても良い。また、スイッチもヒューズ
も使用せず、単に端子だけを出しておいて、故障が生じ
たときに硬貨等により短絡させるようにしても良い。ま
た、この実施例3では、トランジスタ21のエミッタを
接地したが、図示のようにトランジスタ21のエミッタ
と接地との間にトランジスタ35を介し、このトランジ
スタ35をCPU16より出力されるクリアパルスによ
って動作させるとともにCPU16からのクリアパルス
をワッチドックタイマ36で監視するようにしても良
い。
【0030】実施例4.図8は本発明に係る電動駆動装
置の実施例4を適用したパワーウィンドウ装置の制御部
分の構成を示す回路図である。なお、この図において前
述した図6と共通する部分には同一の符号を付してその
説明を省略する。この実施例は、制御部16が故障して
出力ポートO1〜03の全て、あるいは少なくとも1つ
が”H”または”L”レベルのいずれかの状態になった
場合でも手動で操作できるようにしたものである。図8
において、37、38の各々は切換スイッチであり、と
もにその共通接点cが接地され、固定接点aがトランジ
スタ20、21の各エミッタに接続されている。また、
切換スイッチ37の固定接点bがトランジスタ21のコ
レクタに接続されるとともにリレーコイル23Aの一端
に接続される。また、切換スイッチ38の固定接点bが
トランジスタ20のコレクタに接続されるとともにマニ
ュアルスイッチ10Cの固定接点bに接続される。マニ
ュアルスイッチ10Cの固定接点aはトランジスタ20
のコレクタに接続される。
【0031】切換スイッチ37、38は、制御部16の
出力ポートO1、O2が”H”または”L”、または、一
方が”H”のままで、他方が”L”になるような様々な
場合に応じて操作する。例えば、制御部16の出力ポー
トO1、O2がともに”H”になった場合は、切換スイッ
チ37、38の共通接点cを固定接点bに投入する。こ
れにより、トランジスタ17、18がともにオフになっ
てマニュアルスイッチ10Cが利くようになる。また、
例えば、制御部16の出力ポートO1のみが”H”にな
った場合は、切換スイッチ37のみ、その共通接点cを
固定接点bに投入すれば良い。これにより、トランジス
タ17がオフになってマニュアルスイッチ10Cが利く
ようになる。上記切換スイッチ37は第1の接続手段に
対応し、上記切換スイッチ38は第2の接続手段に対応
する。
【0032】なお、上記各実施例ではパワーウィンドウ
装置に適用した場合であったが、その他、電動サンルー
フやパワーアンテナ装置等に適用できることは言うまで
もない。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、電動駆動
手段(実施例ではモータ1)を制御する制御手段(実施
例では制御部11)の正常時の信号状態に基づいて該制
御手段の故障を検出したときに、該制御手段に代って移
動方向設定手段(実施例では操作部10)の設定値に応
じた方向に移動部(実施例では窓ガラス4)が移動する
ように電動駆動手段を制御するようにしたので、制御手
段が故障しても移動部を駆動する電動駆動手段を制御す
ることができる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、第1のリレ
ー(実施例ではリレーコイル22Aとリレースイッチ2
2B)と第2のリレー(実施例ではリレーコイル23A
とリレースイッチ23B)の少なくとも一方を直接電源
ラインに接続できるようにしたので、制御手段(実施例
では制御部16)が故障しても移動部を駆動する電動駆
動手段を制御することができる。
【0035】請求項3記載の発明によれば、第1のリレ
ーオン/オフ手段(実施例ではトランジスタ20)の動
作を不能にすると共に第2のリレーに電源を供給するよ
うにし、また、第2のリレーオン/オフ手段(実施例で
はトランジスタ21)の動作を不能にするとともに第1
のリレーに電源を供給するようにしたので、制御手段が
故障して第1のリレーオン/オフ手段および第2のリレ
ーオン/オフ手段のそれぞれが第1、第2のリレーをオ
ン状態にしたままでも、移動部を駆動する電動駆動手段
を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る電動駆動装置を適用し
たパワーステアリング装置の全体構成図である。
【図2】実施例1の電動駆動装置のブロック図である。
【図3】実施例1の電動駆動装置の操作補助動作のフロ
ーチャートである。
【図4】実施例1の応用例である電動駆動装置のブロッ
ク図である。
【図5】実施例1の応用例の操作補助動作のフローチャ
ートである。
【図6】本発明の実施例2に係る電動駆動装置を適用し
たパワーステアリング装置の制御部分の回路図である。
【図7】本発明の実施例3に係る電動駆動装置を適用し
たパワーステアリング装置の制御部分の回路図である。
【図8】本発明の実施例4に係る電動駆動装置を適用し
たパワーステアリング装置の制御部分の回路図である。
【符号の説明】
1 モータ(電動駆動手段) 4 窓ガラス(移動部) 10 操作部(移動方向設定手段) 11、16 制御部(制御手段) 12 アンドゲート(信号状態検出手段) 13 操作補助部(補助制御手段) 20 トランジスタ(第1のリレーオン/オフ手段) 21 トランジスタ(第2のリレーオン/オフ手段) 26 強制スイッチ(接続手段) 37 切換スイッチ(第1の接続手段) 38 切換スイッチ(第2の接続手段) 100 移動方向設定手段 110 第1のリレー 120 第2のリレー
フロントページの続き (72)発明者 真船 庄司 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動部を駆動する電動駆動手段と、 前記移動部の移動方向を設定する移動方向設定手段と、 前記移動方向設定手段の設定値に応じた方向に前記移動
    部が移動するように前記電動駆動手段を制御する制御手
    段と、を備えた電動駆動装置において、 前記制御手段の正常動作時の信号の状態を検出する信号
    状態検出手段と、 前記信号状態検出手段の検出結果に基づいて前記制御手
    段の故障を検出したときに前記制御手段に代って前記移
    動方向設定手段の設定値に応じた方向に前記移動部が移
    動するように前記電動駆動手段を制御する補助制御手段
    と、を設けたことを特徴とする電動駆動装置。
  2. 【請求項2】 移動部を駆動する電動駆動手段と、 前記移動部を一方の方向へ移動させる極性に前記電動駆
    動手段に供給する電源の極性を切り換える第1のリレー
    と、 前記移動部を他方の方向へ移動させる極性に前記電動駆
    動手段に供給する電源の極性を切り換える第2のリレー
    と、 前記第1のリレーをオン/オフする第1のリレーオン/
    オフ手段と、 前記第2のリレーをオン/オフする第2のリレーオン/
    オフ手段と、 前記移動部の移動方向を設定する移動方向設定手段と、 前記移動方向設定手段の設定値に基づいて前記第1のリ
    レーオン/オフ手段又は前記第2のリレーオン/オフ手
    段を制御する制御手段と、を備えた電動駆動装置におい
    て、 前記第1のリレー及び前記第2のリレーの少なくとも一
    方を直接電源ラインに接続する接続手段を設けたことを
    特徴とする電動駆動装置。
  3. 【請求項3】 移動部を駆動する電動駆動手段と、 前記移動部を一方の方向へ移動させる極性に前記電動駆
    動手段に供給する電源の極性を切り換える第1のリレー
    と、 前記移動部を他方の方向へ移動させる極性に前記電動駆
    動手段に供給する電源の極性を切り換える第2のリレー
    と、 前記第1のリレーをオン/オフする第1のリレーオン/
    オフ手段と、 前記第2のリレーをオン/オフする第2のリレーオン/
    オフ手段と、 前記移動部の移動方向を設定する移動方向設定手段と、 前記移動方向設定手段の設定値に基づいて前記第1のリ
    レーオン/オフ手段又は前記第2のリレーオン/オフ手
    段を制御する制御手段と、を備えた電動駆動装置におい
    て、 前記第1のリレーオン/オフ手段の動作を不能にすると
    共に前記第2のリレーに電源を供給するようにする第1
    の接続手段と、 前記第2のリレーオン/オフ手段の動作を不能にすると
    共に前記第1のリレーに電源を供給するようにする第2
    の接続手段と、を設けたことを特徴とする電動駆動装
    置。
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Citations (7)

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JPH0754541A (ja) * 1993-08-19 1995-02-28 Sanwa Shutter Corp 電動式扉装置の駆動制御構造

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