JPH0988419A - パワーウインド装置 - Google Patents

パワーウインド装置

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JPH0988419A
JPH0988419A JP7242051A JP24205195A JPH0988419A JP H0988419 A JPH0988419 A JP H0988419A JP 7242051 A JP7242051 A JP 7242051A JP 24205195 A JP24205195 A JP 24205195A JP H0988419 A JPH0988419 A JP H0988419A
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power
main
switch
relay
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JP7242051A
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English (en)
Inventor
Kyoji Kobayashi
林 京 二 小
Satoru Sekiguchi
口 悟 関
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Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全ドアに反転機能を設けても、結線が複雑に
ならないとともにコスト面で有利なパワーウインド装置
を提供する。 【解決手段】 主コントローラ5または副コントローラ
9より反転信号が発生した際に、主ウインドガラス20
を閉まる側に駆動している主パワーウインドモータ4ま
たは副ウインドガラス60を閉まる側に駆動している副
パワーウインドモータ8に対する電源50を反転して接
続し、且つ、主ウインドガラス20を開く側に駆動して
いる主パワーウインドモータ4または副ウインドガラス
60を開く側に駆動している副パワーウインドモータ8
に対する電源50を遮断する電源制御リレーRL1、R
L2を備えているパワーウインド装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウインドガラス
が挟み込みをした際にパワーウインドモータを反転させ
るパワーウインド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ウインドガラスが挟み込みをした際にパ
ワーウインドモータを反転させるパワーウインド装置と
しては、運転席側ドアのパワーウインドスイッチがアッ
プ側に切換えられている際に、運転席側ドアのウインド
ガラスが挟み込みをすると、このウインドガラスに結合
されたパワーウインドモータの回転が拘束されるため、
コントローラはウインドガラスが全閉位置に到達してい
ないのに、パワーウインドモータの回転が拘束されたこ
とによって挟み込みが発生していると認識して反転リレ
ーを作動させ、パワーウインドスイッチの切換えとは逆
方向にパワーウインドモータに電源を接続してウインド
ガラスを開ける側に駆動するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うな従来のパワーウインド装置において、安全対策の面
で、挟み込みに対するウインドガラスの反転機能を運転
席側ドアを除いた助手席側ドアや左右の後部席側ドアに
それぞれ設けようとすると、助手席側ドア、左後部席側
ドア、右後部席側ドアのそれぞれに反転リレーを配置し
なければならなくなるため、結線が複雑になりうるとと
もにコスト面で不利になるという問題点があり、複雑な
結線とならずに、コスト面で不利とならないようにする
という課題があった。
【0004】
【発明の目的】この発明に係わるパワーウインド装置
は、全ドアに反転機能を設けるにあたり、結線が複雑に
ならないとともにコスト面で有利なパワーウインド装置
を提供することを目的としている。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるパワーウインド装置では、電源と、主ドアに設けた
主ウインドガラスに結合され、主ウインドガラスを開く
側または閉まる側に移動可能な主パワーウインドモータ
と、主パワーウインドモータに対するウインド開指令信
号またはウインド閉指令信号を発生するとともに、副パ
ワーウインドモータに対するウインド開指令信号または
ウインド閉指令信号を発生する主パワーウインドスイッ
チと、主パワーウインドモータに電気的に接続され、主
ウインドガラスが閉まる側に移動している途中で挟み込
みをした際に反転信号を発生する主コントローラと、主
ドアとは別個の副ドアに設けた副ウインドガラスに結合
され、副ウインドガラスを開く側または閉まる側に移動
可能な副パワーウインドモータと、副パワーウインドモ
ータに対するウインド開指令信号またはウインド閉指令
信号を発生する副パワーウインドスイッチと、副パワー
ウインドモータに電気的に接続され、副ウインドガラス
が閉まる側に移動している途中で挟み込みをした際に反
転信号を発生する副コントローラと、一方が電源に接続
されているとともに、他方が主コントローラおよび副コ
ントローラに電気的に接続され、主コントローラまたは
副コントローラより反転信号が発生した際に、主ウイン
ドガラスを閉まる側に駆動している主パワーウインドモ
ータまたは副ウインドガラスを閉まる側に駆動している
副パワーウインドモータに対する電源を反転して接続
し、且つ、主ウインドガラスを開く側に駆動している主
パワーウインドモータまたは副ウインドガラスを開く側
に駆動している副パワーウインドモータに対する電源を
遮断する電源制御リレーを備えている構成としたことを
特徴としている。
【0007】この発明の請求項2に係わるパワーウイン
ド装置では、電源と、主ドアに設けた主ウインドガラス
に結合され、主ウインドガラスを開く側または閉まる側
に移動可能な主パワーウインドモータと、主パワーウイ
ンドモータに対するウインド開指令信号またはウインド
閉指令信号を発生するとともに、副パワーウインドモー
タに対するウインド開指令信号またはウインド閉指令信
号を発生する主パワーウインドスイッチと、主パワーウ
インドモータに電気的に接続され、主ウインドガラスが
閉まる側に移動している途中で挟み込みをした際に反転
信号を発生する主コントローラと、主ドアとは別個の副
ドアに設けた副ウインドガラスに結合され、副ウインド
ガラスを開く側または閉まる側に移動可能な副パワーウ
インドモータと、副パワーウインドモータに対するウイ
ンド開指令信号またはウインド閉指令信号を発生する副
パワーウインドスイッチと、副パワーウインドモータに
電気的に接続され、副ウインドガラスが閉まる側に移動
している途中で挟み込みをした際に反転信号を発生する
副コントローラと、一方が電源に接続されているととも
に、他方が主コントローラおよび副コントローラに電気
的に接続され、主パワーウインドスイッチより主パワー
ウインドモータに対するウインド閉指令信号が発生して
いるとともに主パワーウインドスイッチまたは副パワー
ウインドスイッチより副パワーウインドモータに対する
ウインド閉指令信号が発生している間に主コントローラ
または副コントローラより反転信号が発生した際、主ウ
インドガラスを開ける側に主パワーウインドモータに対
する電源の極性を反転し且つ副ウインドガラスを開ける
側に副パワーウインドモータに対する電源の極性を反転
する一方、主パワーウインドスイッチより主パワーウイ
ンドモータに対するウインド開指令信号が発生している
とともに主パワーウインドスイッチまたは副パワーウイ
ンドスイッチより副パワーウインドモータに対するウイ
ンド閉指令信号が発生している間に副コントローラが反
転信号を発生した際、主パワーウインドモータに対する
電源の電流供給を停止し且つ副ウインドガラスを開ける
側に副パワーウインドモータに対する電源の極性を反転
し、主パワーウインドスイッチより主パワーウインドモ
ータに対するウインド閉指令信号が発生しているととも
に副パワーウインドスイッチより副パワーウインドモー
タに対するウインド開指令信号が発生している間に主コ
ントローラが反転信号を発生した際、主ウインドガラス
を開ける側に主パワーウインドモータに対する電源の極
性を反転し且つ副パワーウインドモータに対する電源の
電流供給を停止する電源制御リレーを備えている構成と
したことを特徴としている。
【0008】この発明の請求項3に係わるパワーウイン
ド装置では、電源制御リレーには、一端が電源に接続さ
れているとともに、他端が主コントローラおよび副コン
トローラに備えた反転信号発生手段に接続された第1の
リレーコイルおよび第2のリレーコイルと、接地された
第1のリレー常閉接点と、主パワーウインドスイッチお
よび副パワーウインドスイッチに接続され、第1のリレ
ーコイルのオンによって作動する第1のリレー可動接点
と、電源に接続された第1のリレー常開接点と、電源に
接続された第2のリレー常閉接点と、主パワーウインド
スイッチおよび副パワーウインドスイッチに接続され、
第2のリレーコイルのオンによって作動する第2のリレ
ー可動接点と、接地された第2のリレー常開接点とを備
えている構成としたことを特徴としている。
【0009】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わるパワーウイ
ンド装置において、電源制御リレーは、いずれかのコン
トローラより反転信号が発生すると、閉まる側に駆動さ
れている主ウインドガラスまたは副ウインドガラスを反
転させるように主パワーウインドモータまたは副パワー
ウインドモータに電源を接続すると同時に開く側に駆動
されている主ウインドガラスまたは副ウインドガラスを
停止させるように主パワーウインドモータまたは副パワ
ーウインドモータに対する電源を遮断する。それ故、主
ドアおよび副ドアの全ドアに反転機能を設けても、各ド
ア毎に反転リレーを配置する必要なく、電源制御リレー
のみで各ドアの反転動作の切換えが総括して行われる。
【0010】この発明の請求項2に係わるパワーウイン
ド装置において、主ウインドガラスが閉まる側に駆動さ
れていて副ウインドガラスが閉まる側に駆動されている
間に、この主ウインドガラスまたは副ウインドガラスに
挟み込みがあると、電源制御リレーは、主パワーウイン
ドモータおよび副パワーウインドモータのいずれに対し
て電源を反転して接続する。また、主ウインドガラスが
開く側に移動していて、副ウインドガラスが閉まる側に
駆動されている間に、副ウインドガラスに挟み込みがあ
ると、電流制御リレーは、主パワーウインドモータに対
する電源の接続を停止するとともに副パワーウインドモ
ータに対する電源を反転して接続する。そして、主ウイ
ンドガラスが閉まる側に駆動されていて、副ウインドガ
ラスが開く側に駆動されている間に、主ウインドガラス
に挟み込みがあると、電流制御リレーは、主パワーウイ
ンドモータに対する電源を反転して接続するとともに副
パワーウインドモータに対する電源の接続を停止する。
それ故、主ドアおよび副ドアの全ドアに反転機能を設け
ても、各ドア毎に反転リレーを配置する必要はなく、電
源制御リレーのみで各ドアの反転動作の切換えが総括し
て行われる。
【0011】この発明の請求項3に係わるパワーウイン
ド装置において、電源制御リレーは、いずれかのコント
ローラの反転信号発生手段がオンすることにより第1の
リレーコイルおよび第2のリレーコイルがオンするた
め、閉まる側に駆動されている主ウインドガラスまたは
副ウインドガラスを反転させるように主パワーウインド
モータまたは副パワーウインドモータに電源を接続する
と同時に開く側に駆動されている主ウインドガラスまた
は副ウインドガラスを停止させるように主パワーウイン
ドモータまたは副パワーウインドモータに対する電源を
遮断する。それ故、主ドアおよび副ドアの全ドアに反転
機能を設けても、各ドア毎に反転リレーを配置する必要
なく、電源制御リレーのみで各ドアの反転動作の切換え
が総括して行われる。
【0012】
【実施例】図1にはこの発明に係わるパワーウインド装
置の第1実施例が示されている。
【0013】図示されるパワーウインド装置1は、主と
して、電源50、イグニションスイッチ51、電源制御
リレーである第1のスイッチングリレーRL1,第2の
スイッチングリレーRL2、主ドアである運転席側ドア
2に設けられた第1のパワーウインドスイッチ(主パワ
ーウインドスイッチ)3,第1のパワーウインドモータ
(主パワーウインドモータ)4,第1のコントローラ
(主コントローラ)5、副ドアである助手席側ドア6に
設けられた第2のパワーウインドスイッチ(副パワーウ
インドスイッチ)7,第2のパワーウインドモータ(副
パワーウインドモータ)8,第2のコントローラ(副コ
ントローラ)9から構成されており、電流制限用のダイ
オードD1、D2、D3が用いられている。
【0014】運転席側ドア2の第1のパワーウインドス
イッチ3には、運転席ウインドガラスアップ用の第1の
スイッチSW1、運転席ウインドガラスダウン用の第2
のスイッチSW2、運転席ウインドガラスオート動作用
の第3のスイッチSW3、助手席ウインドガラスマニュ
アルアップ用の第4のスイッチSW4、助手席ウインド
ガラスマニュアルダウン用の第5のスイッチSW5、ダ
イオードD1がそれぞれ備えられている。
【0015】第1のスイッチSW1はオンされることに
よって第1のパワーウインドモータ4に対するウインド
閉指令信号を発生し、第2のスイッチSW2はオンされ
ることによって第1のパワーウインドモータ4に対する
ウインド開指令信号を発生し、第3のスイッチSW3は
オンされることによって第1のパワーウインドモータ4
に対するオート指令信号を発生し、第4のスイッチSW
4はオンされることによって第2のパワーウインドモー
タ8に対するウインド閉指令信号を発生し、第5のスイ
ッチSW5はオンされることによって第2のパワーウイ
ンドモータ8に対するウインド開指令信号を発生する。
【0016】第1のコントローラ5には、ダウン用の第
3のスイッチングリレーRL3、アップ用の第4のスイ
ッチングリレーRL4、ダイオードD2、反転信号発生
手段である第1のスイッチングトランジスタTR1、ウ
インド開オート動作用の第2のスイッチングトランジス
タTR2、ウインド閉オート動作用の第3のスイッチン
グトランジスタTR3がそれぞれ備えられ、第1のパワ
ーウインドモータ4に第1の回転センサ4aが内蔵され
ている。
【0017】また、助手席側ドア6の第2のパワーウイ
ンドスイッチ7には、助手席ウインドガラスマニュアル
アップ用の第6のスイッチSW6、助手席ウインドガラ
スマニュアルダウン用の第7のスイッチSW7、ダイオ
ードD3がそれぞれ備えられている。
【0018】第6のスイッチSW6はオンされることに
よって第2のパワーウインドモータ8に対するウインド
閉指令信号を発生し、第7のスイッチSW7はオンされ
ることによって第2のパワーウインドモータ8に対する
ウインド開指令信号を発生する。
【0019】第2のコントローラ9には、反転信号発生
手段である第4のスイッチングトランジスタTR4が備
えられ、第2のパワーウインドモータ8には、第2の回
転センサ8aが内蔵されている。
【0020】この場合、副ドアとして助手席側ドア6の
みを示しているが、後席左側ドアおよび後席右側ドアを
含めて3個の副ドアをもつものでは、各ドア毎のパワー
ウインドスイッチに、ウインドガラスマニュアルアップ
用のスイッチ、ウインドガラスマニュアルダウン用のス
イッチ、ダイオードがそれぞれ備えられ、コントローラ
に、反転動作用のスイッチングトランジスタが備えら
れ、パワーウインドモータに回転センサが内蔵される。
【0021】第1のスイッチングリレーRL1には、第
1のリレーコイルRL1a、第1のリレー常閉接点RL
1b、第1のリレー可動接点RL1c、第1のリレー常
開接点RL1dが備えられている。
【0022】第1のリレーコイルRL1aは、一端が電
源50に接続され、他端が第1のコントローラ5に備え
た第1のスイッチングトランジスタTR1のコレクタに
接続されている。第1のリレー常閉接点RL1bは接地
され、第1のリレー可動接点RL1cは第4のスイッチ
SW4に備えた常閉接点SW4b、第5のスイッチSW
5に備えた常閉接点SW5b、第3のスイッチングリレ
ーRL3に備えた第3のリレー常閉接点RL3b、第4
のスイッチングリレーRL4に備えた第4のリレー常閉
接点RL4bにそれぞれ接続され、第1のリレー常開接
点RL1dは電源50に接続されている。
【0023】第1のスイッチングリレーRL1は、第1
のコントローラ5に備えた第1のスイッチングトランジ
スタTR1および第2のコントローラ9に備えた第4の
スイッチングトランジスタTR4に対してオアの論理で
接続されているため、第1、第4のスイッチングトラン
ジスタTR1、TR4のいずれかがオンすることによっ
て、第1のリレーコイルRL1aがオンし、第1のリレ
ー常開接点RL1dを介して、第4のスイッチSW4に
備えた常閉接点SW4b、第5のスイッチSW5に備え
た常閉接点SW5b、第3のスイッチングリレーRL3
に備えた第3のリレー常閉接点RL3b、第4のスイッ
チングリレーRL4に備えた第4のリレー常閉接点RL
4bを接地から遮断して電源50にそれぞれ接続する機
能をもつ。
【0024】第2のスイッチングリレーRL2には、第
2のリレーコイルRL2a、第2のリレー常閉接点RL
2b、第2のリレー可動接点RL2c、第2のリレー常
開接点RL2dが備えられている。
【0025】第2のリレーコイルRL2aは、一端が電
源50に接続され、他端が第1のコントローラ5に備え
た第1のスイッチングトランジスタTR1のコレクタに
接続されている。第2のリレー常閉接点RL2bは電源
に接続され、第2のリレー可動接点RL2cは第6のス
イッチSW6に備えた常開接点SW6c、ダイオードD
3のアノードを介して第7のスイッチSW7に備えた常
開接点SW7c、第4のスイッチSW4に備えた常開接
点SW4c、ダイオードD1のアノードを介して第5の
スイッチSW5に備えた常開接点SW5c、ダイオード
D3のアノードを介して第3のスイッチングリレーRL
3に備えた第3の常開接点RL3d、第4のスイッチン
グリレーRL4に備えた第4の常開接点RL4dにそれ
ぞれ接続され、第2のリレー常開接点2dは接地されて
いる。
【0026】第2のスイッチングリレーRL2は、第2
のリレーコイルRL2aが第1のスイッチングリレーR
L1の第1のリレーコイルRL1aとパラレルに接続さ
れているため、第1、第4のスイッチングトランジスタ
TR1、TR4のいずれかがオンすることによって、第
2のリレーコイルRL2aがオンし、第2のリレー常開
接点2dを介して、第6のスイッチSW6に備えた常開
接点SW6c、第7のスイッチSW7に備えた常開接点
SW7c、第4のスイッチSW4に備えた常開接点SW
4c、第5のスイッチSW5に備えた常開接点SW5
c、第3のスイッチングリレーRL3に備えた第3の常
開接点RL3d、第4のスイッチングリレーRL4に備
えた第4の常開接点RL4dを電源50から遮断してそ
れぞれ接地する機能をもつ。
【0027】この場合、第1のスイッチングリレーRL
1および第2のスイッチングリレーRL2は、2個の可
動接点をもつ単一のリレーとしても構成される。
【0028】第1のパワーウインドスイッチ3の第1の
スイッチSW1は、第1の可動接点1aが第3のスイッ
チSW3の第3の可動接点3aに接続され、第1の常開
接点1bが第4のスイッチングリレーRL4に備えた第
4のリレーコイルRL4aの他端に接続されている。
【0029】第1のパワーウインドスイッチ3の第2の
スイッチSW2は、第2の可動接点2aが第3のスイッ
チSW3の第3の可動接点3aに接続され、第2の常開
接点2bが第3のスイッチングリレーRL3に備えた第
3のリレーコイルRL3aの他端に接続されている。
【0030】第1のパワーウインドスイッチ3の第3の
スイッチSW3は、第3の常開接点3bが第1のコント
ローラ5に電気的に接続されている。
【0031】第1のスイッチSW1、第2のスイッチS
W2、第3のスイッチSW3は、オートアップ動作が行
われる際、第1のスイッチSW1および第3のスイッチ
SW3が同時にオンされるようになっており、オートダ
ウン動作が行われる際、第2のスイッチSW2および第
3のスイッチSW3が同時にオンされるようになってい
る。
【0032】第4のスイッチSW4には、第4の可動接
点SW4a、第4の常閉接点SW4b、第4の常開接点
SW4cが備えられており、第4の可動接点SW4aが
第6のスイッチSW6に備えた第6の常閉接点SW6b
に接続され、前述したように、第4の常閉接点SW4b
は第1のスイッチングリレーRL1の第1のリレー可動
接点RL1cに接続され、第4の常開接点RL4cは第
2のスイッチングリレーRL2の第1のリレー可動接点
RL2cに接続されている。
【0033】第4のスイッチSW4は後述する第6のス
イッチSW6とパラレル接続されているため、運転席側
から助手席側ドア6の第2のパワーウインドモータ8を
ウインド閉側に駆動するのに用いられる。
【0034】第5のスイッチSW5には、第5の可動接
点SW5a、第5の常閉接点SW5b、第5の常開接点
SW5cが備えられており、第5の可動接点SW5aは
第7のスイッチSW7に備えた第7の常閉接点SW7b
に接続され、前述したように、第5の常閉接点SW5b
は第1のスイッチングリレーRL1の第1のリレー可動
接点RL1cに接続され、第5の常開接点RL5cは第
2のスイッチングリレーRL2の第1のリレー可動接点
RL2cに接続されている。
【0035】第5のスイッチSW5は後述する第7のス
イッチSW7とパラレル接続されているため、運転席側
から助手席側ドア6の第2のパワーウインドモータ8を
ウインド開側に駆動するのに用いられる。
【0036】第1のコントローラ5はイグニションスイ
ッチ51がオン切換えされることによって作動待機とさ
れ、この第1のコントローラ5に備えた第1のスイッチ
ングトランジスタTR1は、エミッタ接地であって、ベ
ースがこの第1のコントローラ5に内蔵された図示しな
い処理回路に接続されているため、処理回路から反転出
力であるベース電流が供給されることによってオンし、
第1のスイッチングリレーRL1の第1のリレーコイル
RL1aおよび第2のスイッチングリレーRL2の第2
のリレーコイルRL2aをオンする機能をもつ。
【0037】第1のコントローラ5に備えた第3のスイ
ッチングリレーRL3は、後述する第1のパワーウイン
ドモータ4をウインド開側である正回転させるために用
いられており、第3のリレーコイルRL3a、第3のリ
レー常閉接点RL3b、第3のリレー可動接点RL3
c、第3のリレー常開接点RL3dが備えられている。
第3のリレーコイルRL3aは、一端が電源50に接続
され、他端が第2のスイッチングトランジスタTR2の
コレクタに接続されている。第3のリレー常閉接点RL
3bは、前述したように、第1のスイッチングリレーR
L1の第1のリレー可動接点RL1cに接続され、第3
のリレー可動接点RL3cは後述する第1のパワーウイ
ンドモータ4に備えた第1のブラシ端子4bに接続さ
れ、第3のリレー常開接点RL3dは、前述したよう
に、ダイオードD2のカソードを介して第2のスイッチ
ングリレーRL2の第2のリレー可動接点RL2cに接
続されている。
【0038】第1のコントローラ5に備えた第4のスイ
ッチングリレーRL4は、後述する第1のパワーウイン
ドモータ4をウインド閉側である逆回転させるために用
いられており、第4のリレーコイルRL4a、第4のリ
レー常閉接点RL4b、第4のリレー可動接点RL4
c、第4のリレー常開接点RL4dが備えられている。
第4のリレーコイルRL4aは、一端が電源50に接続
され、他端が第3のスイッチングトランジスタTR3の
コレクタに接続されている。第4のリレー常閉接点RL
4bは、前述したように、第1のスイッチングリレーR
L1の第1のリレー可動接点RL1cに接続され、第4
のリレー可動接点RL4cは後述する第1のパワーウイ
ンドモータ4に備えた第2のブラシ端子4cに接続さ
れ、第4のリレー常開接点RL4dは、前述したよう
に、第2のスイッチングリレーRL2の第2のリレー可
動接点RL2cに接続されている。
【0039】第1のコントローラ5に備えた第2のスイ
ッチングトランジスタTR2は、エミッタ接地であっ
て、ベースが第1のコントローラ5に内蔵された図示し
ないオート駆動信号発生回路に接続されているため、第
1のパワーウインドスイッチ3の第2のスイッチSW2
および第3のスイッチSW3がともにオンされることに
よって、オート駆動信号発生回路からウインド開駆動信
号が発生するとオンされ、第2のスイッチSW2および
第3のスイッチSW3がオフされてからもオン状態が保
持されて第3のスイッチングリレーRL3の第3のリレ
ーコイルRL3aをオンし続ける。
【0040】第1のコントローラ5に備えた第3のスイ
ッチングトランジスタTR3は、エミッタ接地であっ
て、ベースが第1のコントローラ5に内蔵された図示し
ないオート駆動信号発生回路に接続されているため、第
1のパワーウインドスイッチ3の第1のスイッチSW1
および第3のスイッチSW3がともにオンされることに
よって、オート駆動信号発生回路からウインド閉駆動信
号が発生するとオンされ、第1のスイッチSW1および
第3のスイッチSW3がオフされてからもオン状態が保
持されて第4のスイッチングリレーRL4の第4のリレ
ーコイルRL4aをオンし続ける。
【0041】一方、第1のパワーウインドモータ4は、
出力軸4dが第1のガラス昇降機構21を介して運転席
側ドア2のウインドガラス20に結合されているため、
第1のブラシ端子4bから第2のブラシ端子4cに電流
が供給されることによって出力軸4dが正回転すると、
ウインドガラス20を開く側に駆動し、これに反して、
第2のブラシ端子4cから第1のブラシ端子4bに電流
が供給されることによって出力軸4dが逆回転すると、
ウインドガラス20を閉める側に駆動する。
【0042】第1のパワーウインドモータ4に内蔵され
た第1の回転センサ4aは、出力軸4dに結合されてい
て、電源線4a1、接地線4a2、第1の信号線4a
3、第2の信号線4a4が第1のコントローラ5に電気
的に接続されている。
【0043】第1の回転センサ4aは、出力軸4dが回
転することによって出力軸4dの回転数に比例したパル
ス信号を発生し、発生したパルス信号は、第1のコント
ローラ5に内蔵された図示しないカウンタによって計数
され、さらに図示しない処理回路によって処理される。
その際のカウンタのカウント数は、ウインドガラス20
が全閉位置にあるときを0カウントとし、ウインドガラ
スが開く側(出力軸4dの正回転。)に駆動されるとカ
ウント数が加算され、ウインドガラスが閉まる側(出力
軸4dの逆回転。)に駆動されるとカウント数が減算さ
れる。そして、第1の回転センサ4aが発生したパルス
信号を処理する処理回路は、カウント数が全ストローク
に対応した全カウント数のほぼ半分の値から予め小さい
値に定められたカウンタ数までを反転領域として認識す
る一方、予め小さい値に定められたカウント数から0カ
ウントまでを非反転領域として認識しているため、カウ
ント数が反転領域内にある間にパルス信号がカットオフ
されることによって、閉まる側に駆動されているウイン
ドガラス20に挟み込みが発生したと認識して第1のス
イッチングトランジスタTR1に対するベース電流とな
る反転出力を発生する。このとき、カウント数が非反転
領域内にあってパルス信号がカットオフされた際には、
ウインドガラス20がストローク端でロックしたと認識
するため、第2のスイッチングトランジスタTR2また
は第3のスイッチングトランジスタTR3に対するベー
ス電流の供給がカットされる。
【0044】他方、助手席側ドア6の第2のパワーウイ
ンドスイッチ7に備えた第6のスイッチSW6には、第
6の可動接点SW6a、第6の常閉接点SW6b、第6
の常開接点SW6cが備えられており、第6の可動接点
SW6aは後述する第2のパワーウインドモータ8に備
えた第2のブラシ端子8cに接続され、前述したよう
に、第6の常閉接点SW6bは第4のスイッチSW4に
備えた第4の可動接点4aに接続され、第6の常開接点
SW6cは第2のスイッチングリレーRL2の第2のリ
レー可動接点RL2cに接続されている。
【0045】第6のスイッチSW6は助手席側ドア6の
第2のパワーウインドモータ8をウインド閉側に駆動す
るのに用いられる。
【0046】第2のパワーウインドスイッチ7に備えた
第7のスイッチSW7には、第7の可動接点SW7a、
第7の常閉接点SW7b、第7の常開接点SW7cが備
えられており、第7の可動接点SW7aは後述する第2
のパワーウインドモータ8に備えた第1のブラシ端子8
bに接続され、前述したように、第7の常閉接点SW7
bは第5のスイッチSW5に備えた第5の可動接点SW
5aに接続され、第7の常開接点SW7cはダイオード
D3のカソードを介して第2のスイッチングリレーRL
2の第2のリレー可動接点RL2cに接続されている。
【0047】第7のスイッチSW7は助手席側ドア6の
第2のパワーウインドモータ8をウインド開側に駆動す
るのに用いられる。
【0048】第2のコントローラ9はイグニションスイ
ッチ51がオン切換えされることによって作動待機とさ
れ、この第2のコントローラ9に備えた第4のスイッチ
ングトランジスタTR4は、エミッタ接地であって、ベ
ースがこの第2のコントローラ9に内蔵された図示しな
い処理回路に接続されているため、処理回路から反転出
力であるベース電流が供給されることによってオンし、
第1のスイッチングリレーRL1の第1のリレーコイル
RL1aおよび第2のスイッチングリレーRL2の第2
のリレーコイルRL2aをオンする機能をもつ。
【0049】そして、第2のコントローラ9は、後述す
る第2の回転センサ8aより発生したパルス信号を処理
して第4のスイッチングトランジスタ4をオンする反転
動作を行うが、反転用のリレーは備えておらず、それ
故、助手席側ドア6、後席左側ドアおよび後席右側ドア
を含めて3個の副ドアをもつものにおいても、同様にし
て反転用リレーを備える必要がない。
【0050】第2のパワーウインドモータ8は、出力軸
8dが第2のガラス昇降機構61を介して助手席側ドア
6のウインドガラス60に結合されているため、第1の
ブラシ端子8bから第2のブラシ端子8cに電流が供給
されることによって出力軸8dが正回転すると、ウイン
ドガラス60を開く側に駆動し、これに反して、第2の
ブラシ端子8cから第1のブラシ端子8bに電流が供給
されることによって出力軸8dが逆回転すると、ウイン
ドガラス60を閉める側に駆動する。
【0051】第2のパワーウインドモータ8にも第1の
パワーウインドモータ4と同様にして第2の回転センサ
8aが内蔵されており、この第2の回転センサ8aは出
力軸8dに結合されていて、電源線8a1、接地線8a
2、第1の信号線8a3、第2の信号線8a4が第2の
コントローラ9に電気的に接続されている。この第2の
回転センサ8aも第1のパワーウインドモータ4に内蔵
した第1の回転センサ4aと同様の機能をもつため、第
2のコントローラ9においてカウント数が反転領域内に
ある間にパルス信号がカットオフされることによって、
閉まる側に駆動されているウインドガラス60に挟み込
みが発生したと認識して第4のスイッチングトランジス
タTR4に対するベース電流となる反転出力を発生す
る。
【0052】このような構造をもつパワーウインド装置
1において、運転席側ドア2のウインドガラス20およ
び助手席側ドア6のウインドガラス60が全閉位置にあ
る際に、イグニションスイッチ51がオン切換えされる
と、第1、第2のコントローラ5、9が作動待機の状態
となり、第1、第2のリレーRL1、RL2はともにオ
フ状態にある。
【0053】この状態で、第1のパワーウインドスイッ
チ3の第2のスイッチSW2がオン切換えされると、第
1のコントローラ5の第3のスイッチングリレーRL3
に備えた第3のリレーコイルRL3aがオンされ、第3
のリレー可動接点RL3cが第3のリレー常閉接点RL
3bから離れて第3のリレー常開接点RL3dに接続さ
れるため、電源50、第2のスイッチングリレーRL2
の第2のリレー常閉接点RL2b、第2のリレー可動接
点RL2c、ダイオードD2、第3のスイッチングリレ
ーRL3の第3の常開接点RL3d、第3のリレー可動
接点RL3c、第1のパワーウインドモータ4の第1の
ブラシ端子4b、第2のブラシ端子4c、第4のスイッ
チングリレーRL4の第4の可動接点RL4c、第4の
リレー常閉接点RL4b、第1のスイッチングリレーR
L1の第1のリレー可動接点RL1c、第1のリレー常
閉接点RL1b、接地の通電経路が形成され、第1のパ
ワーウインドモータ4の出力軸4dが正回転を始め、運
転席側ドア2のウインドガラス20が開く側に駆動され
る。
【0054】ウインドガラス20が所望のところまでき
たところで、第1のスイッチSW1をオフ切換えする
と、第1のコントローラ5の第3のスイッチングリレー
RL3に備えた第3のリレーコイルRL3aがオフされ
るため、ウインドガラス20が停止する。
【0055】同時に、第1のパワーウインドスイッチ3
の第5のスイッチSW5がオン切換えされると、電源5
0、第2のスイッチングリレーRL2の第2のリレー常
閉接点RL2b、第2のリレー可動接点RL2c、ダイ
オードD1、第5のスイッチSW5の第5の常開接点S
W5c、第5のスイッチSW5の第5の可動接点SW5
a、第2のパワーウインドスイッチ7に備えた第7のス
イッチSW7の第7の常閉接点SW7b、第7の可動接
点SW7a、第2のパワーウインドモータ8の第1のブ
ラシ端子8b、第2のブラシ端子8c、第2のパワーウ
インドスイッチ7に備えた第6のスイッチSW6の第6
の可動接点SW6a、第6の常閉接点SW6b、第4の
スイッチSW4の第4の可動接点SW4a、第4の常閉
接点SW4b、第1のスイッチングリレーRL1の第1
のリレー可動接点RL1c、第1のリレー常閉接点RL
1b、接地の通電経路が形成されるため、第2のパワー
ウインドモータ8の出力軸8dが正回転を始め、助手席
側ドア6のウインドガラス60が開く側に駆動される。
【0056】ウインドガラス60が所望のところまでき
たところで、第7のスイッチSW1をオフ切換えする
と、上記通電経路が遮断されるためウインドガラス60
が停止する。このとき、第1のパワーウインドスイッチ
3の第5のスイッチSW5に替えて第2のパワーウイン
ドスイッチ7に備えた第7のスイッチSW7をオン切換
えしても、同様にして助手席側ドア6のウインドガラス
60が駆動される。
【0057】運転席側ドア2のウインドガラス20およ
び助手席側ドア6のウインドガラス60がともに開いて
いる状態で、第1のパワーウインドスイッチ3の第1の
スイッチSW1および第3のスイッチSW3がオン切換
えされると、第1のコントローラ5の第4のスイッチン
グリレーRL4に備えた第4のリレーコイルRL4aが
オンされ、第4のリレー可動接点RL4cが第4のリレ
ー常閉接点RL4bから離れて第4のリレー常開接点R
L4dに接続されるため、電源50、第2のスイッチン
グリレーRL2の第2のリレー常閉接点RL2b、第2
のリレー可動接点RL2c、第4のスイッチングリレー
RL4の第4の常開接点RL4d、第4のリレー可動接
点RL4c、第1のパワーウインドモータ4の第2のブ
ラシ端子4c、第1のブラシ端子4b、第3のスイッチ
ングリレーRL3の第3の可動接点RL3c、第3のリ
レー常閉接点RL3b、第1のスイッチングリレーRL
1の第1のリレー可動接点RL1c、第1のリレー常閉
接点RL1b、接地の通電経路が形成され、第1のパワ
ーウインドモータ4の出力軸4dが逆回転を始め、運転
席側ドア2のウインドガラス20が閉まる側に駆動され
る。
【0058】このとき、第3のスイッチ3が一旦オン切
換えされているため、第1のスイッチSW1および第3
のスイッチSW3がオン切換えの後にオフ切換えされて
も、第1のコントローラ5のオート駆動信号発生回路か
らウインド閉駆動信号が発生して第3のスイッチングト
ランジスタTR3がオンして自己保持されるため、第4
のスイッチングリレーRL4の第4のリレーコイルRL
4aがオンし続け、運転席側ドア2のウインドガラス2
0が閉まる側に駆動され続ける。
【0059】同時に、第1のパワーウインドスイッチ3
の第4のスイッチSW4(第2パワーウインドスイッチ
7の第6のスイッチSW6も同様。)がオン切換えされ
ると、電源50、第2のスイッチングリレーRL2の第
2のリレー常閉接点RL2b、第2のリレー可動接点R
L2c、第4のスイッチSW4の第4の常開接点SW4
c、第4のスイッチSW4の第4の可動接点SW4a、
第2のパワーウインドスイッチ7に備えた第6のスイッ
チSW6の第6の常閉接点SW6b、第6の可動接点S
W6a、第2のパワーウインドモータ8の第2のブラシ
端子8c、第1のブラシ端子8b、第2のパワーウイン
ドスイッチ7に備えた第7のスイッチSW7の第7の可
動接点SW7a、第7の常閉接点SW7b、第5のスイ
ッチSW5の第5の可動接点SW5a、第5の常閉接点
SW5b、第1のスイッチングリレーRL1の第1のリ
レー可動接点RL1c、第1のリレー常閉接点RL1
b、接地の通電経路が形成されるため、第2のパワーウ
インドモータ8の出力軸8dが逆回転を始め、助手席側
ドア6のウインドガラス60が閉まる側に駆動される。
【0060】そして、第1のパワーウインドスイッチ3
の第1のスイッチSW1および第3のスイッチSW3よ
りのウインド閉指令信号およびオート指令信号によって
閉まる側に運転席側ドア2のウインドガラス20が連続
的に駆動されていて、第1のパワーウインドスイッチ3
の第4のスイッチSW4(第2パワーウインドスイッチ
7の第6のスイッチSW6も同様。)よりのウインド閉
指令信号によって閉まる側に助手席側ドア6のウインド
ガラス60が駆動されている途中において、運転席側ド
ア2のウインドガラス20が第1のコントローラ5によ
って認識された反転領域内にある間に挟み込みが発生す
ると、第1のパワーウインドモータ4の出力軸4dが回
転を拘束されるため、第1のコントローラ5は第1の回
転センサ4aが発生したパルス信号を処理して第1のス
イッチングトランジスタTR1がオンし、第1のスイッ
チングトランジスタTR1がオンすることによって、第
1のスイッチングリレーRL1の第1のリレーコイルR
L1aおよび第2のスイッチングリレーRL2の第2の
リレーコイルRL2aに通電経路が形成され、第1のリ
レーコイルRL1aおよび第2のリレーコイルRL2a
がオンし、第1のリレー可動接点RL1cが第1のリレ
ー常閉接点RL1bから離れて第1のリレー常開接点R
L1dに接続され、第2のリレー可動接点RL2cが第
2のリレー常閉接点RL2bから離れて第2のリレー常
開接点RL2dに接続されるので、電源50、第1のス
イッチングリレーRL1の第1のリレー常開接点RL1
d、第1のリレー可動接点RL1c、第3のスイッチン
グリレーRL3の第3のリレー常閉接点RL3b、第3
のリレー可動接点RL3c、第1のパワーウインドモー
タ4の第1のブラシ端子4b、第2のブラシ端子4c、
第4のスイッチングリレーRL4の第4のリレー可動接
点RL4c、第4のリレー常開接点RL4d、第2のス
イッチングリレーRL2の第2のリレー可動接点RL2
c、第2のリレー常開接点RL2d、接地の通電経路が
形成されて、第1のパワーウインドモータ4に対する通
電経路が反転されるため、第1のスイッチSW1の切換
えに反して第1のパワーウインドモータ4の出力軸4d
が正回転を始めて運転席側ドア2のウインドガラス20
が開く側に反転して駆動され、挟み込みを解除する。
【0061】と同時に、第1のスイッチングトランジス
タTR1がオンすることによって、第1のスイッチング
リレーRL1の第1のリレーコイルRL1aおよび第2
のスイッチングリレーRL2の第2のリレーコイルRL
2aに通電経路が形成されるため、電源50、第1のス
イッチングリレーRL1の第1のリレー常開接点RL1
d、第1のリレー可動接点RL1c、第5のスイッチS
W5の第5の常閉接点SW5b、第5の可動接点SW5
a、第7のスイッチSW7の第7の常閉接点SW7b、
第7のスイッチSW7の第7の可動接点SW7a、第2
のパワーウインドモータ8の第1のブラシ端子8b、第
2のブラシ端子8c、第6のスイッチSW6の第6の常
閉接点SW6b、第6の可動接点SW6a、第4のスイ
ッチSW4の第4の可動接点SW4a、第4の常開接点
SW4c、第2のスイッチングリレーRL2の第2のリ
レー可動接点RL2c、第2のリレー常開接点RL2
d、接地の通電経路が形成されるので、第2のパワーウ
インドモータ8に対する通電経路も反転されるため、第
4のスイッチSW4の切換えに反して第2のパワーウイ
ンドモータ8の出力軸8dが正回転を始めて助手席側ド
ア6のウインドガラス60が開く側に反転して駆動され
る。
【0062】また、第1のパワーウインドスイッチ3の
第1のスイッチSW1および第3のスイッチSW3より
のウインド閉指令信号およびオート指令信号によって閉
まる側に運転席側ドア2のウインドガラス20が連続的
に駆動されている際に、第1のパワーウインドスイッチ
3の第5のスイッチSW5(第2パワーウインドスイッ
チ7の第7のスイッチSW7も同様。)がオン切換えさ
れてウインド開指令信号が発生すると、運転席側ドア2
のウインドガラス20が閉まる側に駆動される一方、電
源50、第2のスイッチングリレーRL2の第2のリレ
ー常閉接点RL2b、第2のリレー可動接点RL2c、
ダイオードD1、第5のスイッチSW5の第5の常開接
点SW5c、第5の可動接点SW5a、第7のスイッチ
SW7の第7の常閉接点SW7b、第7のスイッチSW
7の第7の可動接点SW7a、第2のパワーウインドモ
ータ8の第1のブラシ端子8b、第2のブラシ端子8
c、第6のスイッチSW6の第6の可動接点SW6a、
第6の常閉接点SW6b、第4のスイッチSW4の第4
の可動接点SW4a、第4の常閉接点SW4b、第1の
スイッチングリレーRL1の第1のリレー可動接点RL
1c、第1のリレー常閉接点RL1b、接地の通電経路
が形成されるので、第2のパワーウインドモータ8の出
力軸8dが正回転を始めて助手席側ドア6のウインドガ
ラス60が開く側に駆動される。
【0063】そして、運転席側ドア2のウインドガラス
20が閉まる側に駆動されていて、助手席側ドア6のウ
インドガラス60が開く側に駆動されている際に、運転
席側ドア2のウインドガラス20が第1のコントローラ
5によって認識された反転領域内にある間に挟み込みが
発生すると、第1のパワーウインドモータ4の出力軸4
dが回転を拘束されるため、第1のコントローラ5は第
1の回転センサ4aが発生したパルス信号を処理して第
1のスイッチングトランジスタTR1がオンし、第1の
スイッチングトランジスタTR1がオンすることによっ
て、第1のスイッチングリレーRL1の第1のリレーコ
イルRL1aおよび第2のスイッチングリレーRL2の
第2のリレーコイルRL2aに通電経路が形成され、第
1のリレーコイルRL1aおよび第2のリレーコイルR
L2aがオンし、第1のリレー可動接点RL1cが第1
のリレー常閉接点RL1bから離れて第1のリレー常開
接点RL1dに接続され、第2のリレー可動接点RL2
cが第2のリレー常閉接点RL2bから離れて第2のリ
レー常開接点RL2dに接続されるので、電源50、第
1のスイッチングリレーRL1の第1のリレー常開接点
RL1d、第1のリレー可動接点RL1c、第3のスイ
ッチングリレーRL3の第3のリレー常閉接点RL3
b、第3のリレー可動接点RL3c、第1のパワーウイ
ンドモータ4の第1のブラシ端子4b、第2のブラシ端
子4c、第4のスイッチングリレーRL4の第4のリレ
ー可動接点RL4c、第4のリレー常開接点RL4d、
第2のスイッチングリレーRL2の第2のリレー可動接
点RL2c、第2のリレー常開接点RL2d、接地の通
電経路が形成されて、第1のパワーウインドモータ4に
対する通電経路が反転されるため、第1のスイッチSW
1の切換えに反して第1のパワーウインドモータ4の出
力軸4dが正回転を始めて運転席側ドア2のウインドガ
ラス20が開く側に反転して駆動され、挟み込みを解除
する。
【0064】と同時に、第1のスイッチングリレーRL
1および第2のスイッチングリレー2がオンすることに
よって、電源50、第1のスイッチングリレーRL1の
第1のリレー常開接点RL1d、第1のリレー可動接点
RL1c、第4のスイッチSW4の第4の常閉接点SW
4b、第4のスイッチSW4の可動接点SW4a、第6
のスイッチSW6の第6の常閉接点SW6b、第6の可
動接点SW6a、第2のパワーウインドモータ8の第2
のブラシ端子8c、第1のブラシ端子8b、第7のスイ
ッチSW7の第7の可動接点SW7a、第7の常閉接点
SW7b、第5のスイッチSW5の第5の可動接点SW
5a、第5の常開接点SW5c、ダイオードD1のカソ
ードによって第2のパワーウインドモータ8に対する電
源50の接続が遮断されるため、第2のパワーウインド
モータ8は出力軸8dの回転が停止し、第5のスイッチ
SW5の切換えに反して、助手席側ドア6のウインドガ
ラス60が停止する。
【0065】そしてまた、第1のパワーウインドスイッ
チ3の第2のスイッチSW2および第3のスイッチSW
3よりのウインド開指令信号およびオート指令信号によ
って開く側に運転席側ドア2のウインドガラス20が連
続的に駆動されている際に、第1のパワーウインドスイ
ッチ3の第4のスイッチSW4(第2パワーウインドス
イッチ7の第6のスイッチSW6も同様。)がオン切換
えされてウインド閉指令信号が発生すると、上述したよ
うにして、運転席側ドア2のウインドガラス20が開く
側に駆動される一方、電源50、第2のスイッチングリ
レーRL2の第2のリレー常閉接点RL2b、第2のリ
レー可動接点RL2c、第4のスイッチSW4の第4の
常開接点SW4c、第4の可動接点SW4a、第6のス
イッチSW6の第6の常閉接点SW6b、第6のスイッ
チSW6の第6の可動接点SW6a、第2のパワーウイ
ンドモータ8の第2のブラシ端子8c、第1のブラシ端
子8b、第7のスイッチSW7の第7の可動接点SW7
a、第7の常閉接点SW7b、第5のスイッチSW5の
第5の可動接点SW5a、第5の常閉接点SW5b、第
1のスイッチングリレーRL1の第1のリレー可動接点
RL1c、第1のリレー常閉接点RL1b、接地の通電
経路が形成されるので、第2のパワーウインドモータ8
の出力軸8dが逆回転を始めて助手席側ドア6のウイン
ドガラス60が閉まる側に駆動される。
【0066】そして、運転席側ドア2のウインドガラス
20が開く側に駆動されていて、助手席側ドア6のウイ
ンドガラス60が閉まる側に駆動されている際に、助手
席側ドア6のウインドガラス60が第2のコントローラ
9によって認識された反転領域内にある間に挟み込みが
発生すると、第2のパワーウインドモータ8の出力軸8
dが回転を拘束されるため、第2のコントローラ9は第
2の回転センサ8aが発生したパルス信号を処理して第
4のスイッチングトランジスタTR4がオンし、第4の
スイッチングトランジスタTR4がオンすることによっ
て、第1のスイッチングリレーRL1の第1のリレーコ
イルRL1aおよび第2のスイッチングリレーRL2の
第2のリレーコイルRL2aに通電経路が形成され、第
1のリレーコイルRL1aおよび第2のリレーコイルR
L2aがオンし、第1のリレー可動接点RL1cが第1
のリレー常閉接点RL1bから離れて第1のリレー常開
接点RL1dに接続され、第2のリレー可動接点RL2
cが第2のリレー常閉接点RL2bから離れて第2のリ
レー常開接点RL2dに接続されるので、電源50、第
1のスイッチングリレーRL1の第1のリレー常開接点
RL1d、第1のリレー可動接点RL1c、第5のスイ
ッチSW5の第5の常閉接点SW5b、第5の可動接点
SW5a、第7のスイッチSW7の第7の常閉接点SW
7b、第7の可動接点SW7a、第2のパワーウインド
モータ8の第1のブラシ端子8b、第2のブラシ端子8
c、第6のスイッチSW6の第6の可動接点SW6a、
第6の常閉接点SW6b、第4のスイッチSW4の第4
の可動接点SW4a、第4の常開接点SW4c、第2の
スイッチングリレーRL2の第2のリレー可動接点RL
2c、第2のリレー常開接点RL2d、接地の通電経路
が形成され、第2のパワーウインドモータ8に対する通
電経路が反転されるため、第4のスイッチSW4の切換
えに反して第2のパワーウインドモータ8の出力軸8d
が正回転を始めて助手席側ドア6のウインドガラス60
が開く側に反転して駆動され、挟み込みを解除する。
【0067】と同時に、第1のスイッチングリレーRL
1および第2のスイッチングリレーRL2のオンによ
り、電源50、第1のスイッチングリレーRL1の第1
のリレー常開接点RL1d、第1のリレー可動接点RL
1c、第4のスイッチングリレーRL4の第4のリレー
常閉接点RL4b、第4のリレー可動接点RL4c、第
1のパワーウインドモータ4の第2のブラシ端子4c、
第1のブラシ端子4b、第3のスイッチングリレーRL
3の第3のリレー可動接点RL3c、第3のリレー常開
接点RL3d、ダイオードD2によって第1のパワーウ
インドモータ4に対する電源50の接続が遮断されるた
め、第1のパワーウインドモータ4は出力軸4dの回転
が停止し、第2のスイッチSW2の切換えに反して、運
転席側ドア2のウインドガラス20が停止するものとな
る。
【0068】上述したように、第1、第2のスイッチン
グリレーRL1、RL2は、第1、第2のコントローラ
5、9のいずれかより反転信号が発生すると、閉まる側
に駆動されている運転席側ドア2のウインドガラス20
または助手席側ドア6のウインドガラス60を反転させ
るように第1のパワーウインドモータ4または第2のパ
ワーウインドモータ8に電源を接続すると同時に、開く
側に駆動されている運転席側ドア2のウインドガラス2
0または助手席側ドア6のウインドガラス60をを停止
させるため第1のパワーウインドモータ4または第2の
パワーウインドモータ4に対する電源50を遮断し、各
ドア2、6のウインドガラス20、60の反転動作の切
換えを総括して行うものとなる。
【0069】図2には、この発明に係わるパワーウイン
ド装置の第2実施例が示されている。
【0070】この場合、第1のスイッチングリレーRL
1は、第1のリレー可動接点RL2cが第1のパワーウ
インドスイッチ3に備えた第4のスイッチSW4の常閉
接点SW4bおよび第5のスイッチSW5の常開接点S
W5bにそれぞれ接続されており、第2のスイッチング
リレーRL2は、第2のリレー可動接点RL2cが第2
のパワーウインドスイッチ7に備えた第6のスイッチS
W6の第6の常開接点SW6cおよび第1のパワーウイ
ンドスイッチ3に備えた第4のスイッチSW4の第4の
常開接点SW4cにそれぞれ接続されて第1、第2のス
イッチングリレケーRL1、RL2が2系統で各スイッ
チSW4、SW5、SW6、SW7に接続されていて、
他の部位は第1実施例と同一である。
【0071】この場合のパワーウインド装置1では、運
転席側ドア2のウインドガラス20および助手席側ドア
6のウインドガラス60がともに開いている状態で、第
1のパワーウインドスイッチ3の第1のスイッチSW1
および第3のスイッチSW3がオン切換えされる同時
に、第1のパワーウインドスイッチ3の第4のスイッチ
SW4(第2パワーウインドスイッチ7の第6のスイッ
チSW6も同様。)がオン切換えされることによって、
運転席側ドア2のウインドガラス20が閉まる側に駆動
されるとともに助手席側ドア6のウインドガラス60が
閉まる側に駆動されている途中において、運転席側ドア
2のウインドガラス20が第1のコントローラ5によっ
て認識された反転領域内にある間に挟み込みが発生する
と、第1のパワーウインドモータ4の出力軸4dが回転
を拘束されるため、第1のコントローラ5は第1の回転
センサ4aが発生したパルス信号を処理して第1のスイ
ッチングトランジスタTR1がオンし、第1のスイッチ
ングトランジスタTR1がオンすることによって、第1
のスイッチングリレーRL1および第2のスイッチング
リレーRL2がオンし、第1のパワーウインドモータ4
に対する通電経路が反転され、第1のスイッチSW1の
切換えに反して第1のパワーウインドモータ4の出力軸
4dが正回転を始めて運転席側ドア2のウインドガラス
20が開く側に反転して駆動されて挟み込みを解除し、
第2のパワーウインドモータ8に対する通電経路も反転
されるため、第4のスイッチSW4の切換えに反して第
2のパワーウインドモータ8の出力軸8dが正回転を始
めて助手席側ドア6のウインドガラス60が開く側に反
転して駆動される。
【0072】そして、第1のパワーウインドスイッチ3
の第1のスイッチSW1および第3のスイッチSW3よ
りのウインド閉指令信号およびオート指令信号によって
閉まる側に運転席側ドア2のウインドガラス20が連続
的に駆動されるとともに、第1のパワーウインドスイッ
チ3の第5のスイッチSW5(第2パワーウインドスイ
ッチ7の第7のスイッチSW7も同様。)がオン切換え
されてウインド開指令信号が発生することによって助手
席側ドア6のウインドガラス60が開く側に駆動されて
いる途中において、運転席側ドア2のウインドガラス2
0が第1のコントローラ5によって認識された反転領域
内にある間に挟み込みが発生すると第1のスイッチング
トランジスタTR1がオンし、運転席側ドア2のウイン
ドガラス20が開く側に反転して駆動されて挟み込みを
解除し、第2のパワーウイトンモータ8に対する電源5
0の接続が停止されることによって助手席側ドア6のウ
インドガラス60が停止する。
【0073】また、第1のパワーウインドスイッチ3の
第2のスイッチSW2および第3のスイッチSW3より
のウインド開指令信号およびオート指令信号によって開
く側に運転席側ドア2のウインドガラス20が連続的に
駆動されるとともに、第1のパワーウインドスイッチ3
の第4のスイッチSW4(第2パワーウインドスイッチ
7の第6のスイッチSW6も同様。)がオン切換えされ
てウインド閉指令信号が発生することによって助手席側
ドア6のウインドガラス60が閉まる側に駆動されてい
る途中において、助手席側ドア6のウインドガラス60
が第2のコントローラ9によって認識された反転領域内
にある間に挟み込みが発生すると、第4のスイッチング
トランジスタTR4がオンするため、助手席側ドア6の
ウインドガラス60が開く側に反転して駆動されて挟み
込みを解除し、第2のスイッチSW2の切換えに反し
て、運転席側ドア2のウインドガラス20が停止するも
のとなり、第1、第2のスイッチングリレーRL1、R
L2は、第1、第2のコントローラ5、9のいずれかよ
り反転信号が発生すると、閉まる側に駆動されている運
転席側ドア2のウインドガラス20または助手席側ドア
6のウインドガラス60を反転させるように第1のパワ
ーウインドモータ4または第2のパワーウインドモータ
4に電源を接続すると同時に、開く側に駆動されている
運転席側ドア2のウインドガラス20または助手席側ド
ア6のウインドガラス60をを停止させるため第1のパ
ワーウインドモータ4または第2のパワーウインドモー
タ8に対する電源50を遮断し、各ドア2、6のウイン
ドガラス20、60の反転動作の切換えを総括して行う
ものとなる。
【0074】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に係わるパワーウインド装置によれば、電源制御
リレーは、いずれかのコントローラより反転信号が発生
すると、閉まる側に駆動されている主ウインドガラスま
たは副ウインドガラスを反転させるように主パワーウイ
ンドモータまたは副パワーウインドモータに電源を接続
すると同時に開く側に駆動されている主ウインドガラス
または副ウインドガラスを停止させるように主パワーウ
インドモータまたは副パワーウインドモータに対する電
源を遮断するので、主ドアおよび副ドアの全ドアに反転
機能を設けても、各ドア毎に反転リレーを配置する必要
なく、電源制御リレーのみで各ドアの反転動作の切換え
が総括して行われ、全ドアに反転用リレーを配置するこ
となく反転機能を備えることができ、反転用リレーを多
数配置する必要がないことから結線が複雑にならず、結
果的にコスト面で有利となるという優れた効果を奏す
る。
【0075】この発明の請求項2に係わるパワーウイン
ド装置によれば、主ウインドガラスが閉まる側に駆動さ
れていて副ウインドガラスが閉まる側に駆動されている
間に、この主ウインドガラスまたは副ウインドガラスに
挟み込みがあると、電源制御リレーは、主パワーウイン
ドモータおよび副パワーウインドモータのいずれに対し
て電源を反転して接続する。また、主ウインドガラスが
開く側に移動していて、副ウインドガラスが閉まる側に
駆動されている間に、副ウインドガラスに挟み込みがあ
ると、電流制御リレーは、主パワーウインドモータに対
する電源の接続を停止するとともに副パワーウインドモ
ータに対する電源を反転して接続する。そして、主ウイ
ンドガラスが閉まる側に駆動されていて、副ウインドガ
ラスが開く側に駆動されている間に、主ウインドガラス
に挟み込みがあると、電流制御リレーは、主パワーウイ
ンドモータに対する電源を反転して接続するとともに副
パワーウインドモータに対する電源の接続を停止するの
で、主ドアおよび副ドアの全ドアに反転機能を設けて
も、各ドア毎に反転リレーを配置する必要なく、電源制
御リレーのみで各ドアの反転動作の切換えが総括して行
われ、全ドアに反転用リレーを配置することなく反転機
能を備えることができ、反転用リレーを多数配置する必
要がないことから結線が複雑にならず、結果的にコスト
面で有利となるという優れた効果を奏する。
【0076】この発明の請求項3に係わるパワーウイン
ド装置によれば、電源制御リレーは、いずれかのコント
ローラの反転信号発生手段がオンすることにより第1の
リレーコイルおよび第2のリレーコイルがオンするた
め、閉まる側に駆動されている主ウインドガラスまたは
副ウインドガラスを反転させるように主パワーウインド
モータまたは副パワーウインドモータに電源を接続する
と同時に開く側に駆動されている主ウインドガラスまた
は副ウインドガラスを停止させるように主パワーウイン
ドモータまたは副パワーウインドモータに対する電源を
遮断するので、主ドアおよび副ドアの全ドアに反転機能
を設けても、各ドア毎に反転リレーを配置する必要な
く、電源制御リレーのみで各ドアの反転動作の切換えが
総括して行われ、全ドアに反転用リレーを配置すること
なく反転機能を備えることができ、反転用リレーを多数
配置する必要がないことから結線が複雑にならず、結果
的にコスト面で有利となるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係わるパワーウインド装置の
第1実施例の回路構成図である。
【図2】図2はこの発明に係わるパワーウインド装置の
第2実施例の回路構成図である。
【符号の説明】
1 パワーウインド装置 2 (主ドア)運転席側ドア 3 (主パワーウインドスイッチ)第1のパワーウイン
ドスイッチ 4 (主パワーウインドモータ)第1のパワーウインド
モータ 5 (主コントローラ)第1のコントローラ 6 (副ドア)助手席側ドア 7 (副パワーウインドスイッチ)第2のパワーウイン
ドスイッチ 8 (副パワーウインドモータ)第2のパワーウインド
モータ 9 (副コントローラ)第2のコントローラ 20 (主ウインドガラス)ウインドガラス 50 電源 60 (副ウインドガラス)ウインドガラス RL1 (電源制御リレー)第1のスイッチングリレー RL1a 第1のリレーコイル RL1b 第1のリレー常閉接点 RL1c 第1のリレー可動接点 RL1d 第1のリレー常開接点 RL2 (電源制御リレー)第2のスイッチングリレー RL2a 第2のリレーコイル RL2b 第2のリレー常閉接点 RL2c 第2のリレー可動接点 RL2d 第2のリレー常開接点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と、 主ドアに設けた主ウインドガラスに結合され、該主ウイ
    ンドガラスを開く側または閉まる側に移動可能な主パワ
    ーウインドモータと、 上記主パワーウインドモータに対するウインド開指令信
    号またはウインド閉指令信号を発生するとともに、副パ
    ワーウインドモータに対するウインド開指令信号または
    ウインド閉指令信号を発生する主パワーウインドスイッ
    チと、 上記主パワーウインドモータに電気的に接続され、上記
    主ウインドガラスが閉まる側に移動している途中で挟み
    込みをした際に反転信号を発生する主コントローラと、 上記主ドアとは別個の副ドアに設けた副ウインドガラス
    に結合され、該副ウインドガラスを開く側または閉まる
    側に移動可能な副パワーウインドモータと、 上記副パワーウインドモータに対するウインド開指令信
    号またはウインド閉指令信号を発生する副パワーウイン
    ドスイッチと、 上記副パワーウインドモータに電気的に接続され、上記
    副ウインドガラスが閉まる側に移動している途中で挟み
    込みをした際に反転信号を発生する副コントローラと、 一方が上記電源に接続されているとともに、他方が上記
    主コントローラおよび副コントローラに電気的に接続さ
    れ、上記主コントローラまたは副コントローラより反転
    信号が発生した際に、主ウインドガラスを閉まる側に駆
    動している主パワーウインドモータまたは副ウインドガ
    ラスを閉まる側に駆動している副パワーウインドモータ
    に対する電源を反転して接続し、且つ、主ウインドガラ
    スを開く側に駆動している主パワーウインドモータまた
    は副ウインドガラスを開く側に駆動している副パワーウ
    インドモータに対する電源を遮断する電源制御リレーを
    備えていることを特徴とするパワーウインド装置。
  2. 【請求項2】 電源と、 主ドアに設けた主ウインドガラスに結合され、該主ウイ
    ンドガラスを開く側または閉まる側に移動可能な主パワ
    ーウインドモータと、 上記主パワーウインドモータに対するウインド開指令信
    号またはウインド閉指令信号を発生するとともに、副パ
    ワーウインドモータに対するウインド開指令信号または
    ウインド閉指令信号を発生する主パワーウインドスイッ
    チと、 上記主パワーウインドモータに電気的に接続され、上記
    主ウインドガラスが閉まる側に移動している途中で挟み
    込みをした際に反転信号を発生する主コントローラと、 上記主ドアとは別個の副ドアに設けた副ウインドガラス
    に結合され、該副ウインドガラスを開く側または閉まる
    側に移動可能な副パワーウインドモータと、 上記副パワーウインドモータに対するウインド開指令信
    号またはウインド閉指令信号を発生する副パワーウイン
    ドスイッチと、 上記副パワーウインドモータに電気的に接続され、上記
    副ウインドガラスが閉まる側に移動している途中で挟み
    込みをした際に反転信号を発生する副コントローラと、 一方が上記電源に接続されているとともに、他方が上記
    主コントローラおよび副コントローラに電気的に接続さ
    れ、主パワーウインドスイッチより主パワーウインドモ
    ータに対するウインド閉指令信号が発生しているととも
    に主パワーウインドスイッチまたは副パワーウインドス
    イッチより副パワーウインドモータに対するウインド閉
    指令信号が発生している間に該主コントローラまたは副
    コントローラより反転信号が発生した際、主ウインドガ
    ラスを開ける側に主パワーウインドモータに対する電源
    の極性を反転し且つ副ウインドガラスを開ける側に副パ
    ワーウインドモータに対する電源の極性を反転する一
    方、主パワーウインドスイッチより主パワーウインドモ
    ータに対するウインド開指令信号が発生しているととも
    に主パワーウインドスイッチまたは副パワーウインドス
    イッチより副パワーウインドモータに対するウインド閉
    指令信号が発生している間に該副コントローラが反転信
    号を発生した際、主パワーウインドモータに対する電源
    の電流供給を停止し且つ副ウインドガラスを開ける側に
    副パワーウインドモータに対する電源の極性を反転し、
    主パワーウインドスイッチより主パワーウインドモータ
    に対するウインド閉指令信号が発生しているとともに主
    パワーウインドスイッチまたは副パワーウインドスイッ
    チより副パワーウインドモータに対するウインド開指令
    信号が発生している間に該主コントローラが反転信号を
    発生した際、主ウインドガラスを開ける側に主パワーウ
    インドモータに対する電源の極性を反転し且つ副パワー
    ウインドモータに対する電源の電流供給を停止する電源
    制御リレーを備えていることを特徴とするパワーウイン
    ド装置。
  3. 【請求項3】 電源制御リレーには、一端が電源に接続
    されているとともに、他端が主コントローラおよび副コ
    ントローラに備えた反転信号発生手段に接続された第1
    のリレーコイルおよび第2のリレーコイルと、接地され
    た第1のリレー常閉接点と、主パワーウインドスイッチ
    および副パワーウインドスイッチに接続され、上記第1
    のリレーコイルのオンによって作動する第1のリレー可
    動接点と、電源に接続された第1のリレー常開接点と、
    電源に接続された第2のリレー常閉接点と、主パワーウ
    インドスイッチおよび副パワーウインドスイッチに接続
    され、上記第2のリレーコイルのオンによって作動する
    第2のリレー可動接点と、接地された第2のリレー常開
    接点とを備えている請求項1または2に記載のパワーウ
    インド装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006177124A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Tokai Rika Co Ltd パワーウインドウ装置
USD857333S1 (en) 2017-11-30 2019-08-27 Ims Trading, Llc Pet chew
USD858935S1 (en) 2017-11-30 2019-09-10 Ims Trading, Llc Pet chew

Cited By (4)

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JP4585846B2 (ja) * 2004-12-24 2010-11-24 株式会社東海理化電機製作所 パワーウインドウ装置
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