JPH07172847A - ガラスレンズ成形装置 - Google Patents

ガラスレンズ成形装置

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JPH07172847A
JPH07172847A JP34410393A JP34410393A JPH07172847A JP H07172847 A JPH07172847 A JP H07172847A JP 34410393 A JP34410393 A JP 34410393A JP 34410393 A JP34410393 A JP 34410393A JP H07172847 A JPH07172847 A JP H07172847A
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sleeve
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axial center
glass lens
axis
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Shigeya Sugata
茂也 菅田
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/16Gearing or controlling mechanisms specially adapted for glass presses

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形型と離型スリーブとの間に軸心のずれが
生じないガラスレンズ成形装置を提供する。 【構成】 一対の上下型1,2と、ガラス素材13の外
周面を成形する型部を内周面に有するスリーブ3と、ス
リーブ3の外周を固定しかつスリーブ3の内周を上型1
に遊嵌させつつシリンダ8とシリンダ軸8aによりベー
ス台6を介して上下動可能に設けるとともに、スリーブ
3の軸心を上型1の軸心に一致させるためにスリーブ3
の軸心をチルトするボルト12及びスリーブ3の軸心を
シフトするXYテーブル9を備えた離型ユニット7とか
ら成ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラスレンズ成形装置に
関し、特に加熱軟化処理をしたガラス素材を上下型で成
形した後に離型する離型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置としては、特開昭62
−176929号公報または特開平5−139760号
公報に開示された発明が知られている。そして同公報記
載の装置の前者においては、上下にスライド自在に設け
られたアームの先端に固定された離型リングの端面を、
成形時に被成形体外周部に突出した余肉部に当接させる
ことにより、成形型から被成形体を離型させるものであ
り、後者は被成形体の外周面を成形する型面をリングの
内周面に備えるとともにリングの内径を上型の外周面に
摺動可能に嵌合し、上型と離型リングとのクリアランス
を小さくして高精度に位置決めすることにより、離型の
際に被成形体に割れや欠け等の不良を発生させないよう
にしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
前者の装置においては、成形型の側方に設けられた架台
に独立して設けられた片持アームによって離型リングが
保持されているため、アームの撓みや熱膨張によるアー
ムの伸び等の影響で成形型と離型リングとの軸心相互間
にずれが生じ、同軸上に位置決めすることが困難であっ
た。
【0004】また、後者においては、成形型と離型リン
グとの軸心を精度良く一致させてはいるものの、型とス
リーブとの間のクリアランスが小さいため、特に高温状
態において摺動面にこじりが生じやすく、摺動が困難に
なる場合があるという問題があった。
【0005】よって本発明は前記問題点に鑑みてなされ
たものであり、従来のように成形型とスリーブとの軸心
相互間にずれが生じたり、摺動面がこじったりすること
がないガラスレンズ成形装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のガラスレンズ成形装置は一対の上下型と、
ガラスレンズの外周面を成形する型部を内周面に有する
スリーブと、スリーブの外周を固定しかつスリーブの内
周を上型に遊嵌させつつシリンダとシリンダ軸によりベ
ース台を介して上下動可能に設けるとともに、スリーブ
の軸心を上下型の軸心に一致させるためにスリーブの軸
心をチルトするボルトまたはピエゾ素子とスリーブの軸
心をシフトするXYテーブルとを備えた離型ユニットと
から成ることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明のガラスレンズ成形装置によれば、上型
の軸心に対してスリーブの軸心をチルトするためのボル
トまたはピエゾ素子及びスリーブの軸心をシフトするた
めのXYテーブルをそなえた離型ユニットを設けたこと
により高温状態においても成形型とスリーブとの軸心を
同軸上に保つことができる。
【0008】
【実施例1】図1及び図2は本発明の実施例1を示し、
図1はガラスレンズ成形装置の要部を断面にした図、図
2は成形型とスリーブとの偏心を示す図である。ガラス
レンズ成形装置には上型1及び下型2が対向して配設さ
れており、上型1は上型マウント1aを介して成形室外
のベース台6の下面に固定され、下型2は下型マウント
2aを介してホルダー20に固定され上下動可能に設け
られている。そして、上下型マウント1a,2aのそれ
ぞれには上下型1,2のそれぞれを加熱コントロールす
るためのヒーター15,16が巻回されている。
【0009】ベース台6の上面にはXYテーブル9が設
けられ、XYテーブル9の上面にはシリンダー8とシリ
ンダー軸8aが設けられており、シリンダー軸8aの上
端面の中心部がボール状の軸受10を介して受け板11
の下面に当接させられるとともに、3本のボルト12に
て受け板11側に締めつけられいる。さらに受け板11
はベース台6を貫通して上下動可能に遊嵌された4本の
支持棒5を介して、スリーブ3の外周を嵌合して固定し
た固定リング4に対し上下に連結して固定することによ
り離型ユニット7を構成している。
【0010】前記の3本のボルト12はその締め具合を
加減することによりボール状の軸受を介して受け板11
を上下型1,2の軸心に対して任意の角度にチルトし、
XYテーブル9は図示しないサーボモーター等の駆動手
段を内蔵して離型ユニット7全体を垂直面内にてベース
台6の面上に沿って移動させるものである。また、シリ
ンダー8はシリンダー軸8aにて離型ユニット7を上下
に移動させるものであり、スリーブ3の内径は上型1の
外周面に対し0.1〜1mm程度のクリアランスを保持
して遊嵌するように構成している。
【0011】つぎに、以上の構成からなる装置を用いて
所望の精度を有するガラスレンズを成形するための成形
装置の調整方法について説明する。
【0012】まず、ガラス素材13を搬送アームに載置
して図示しない加熱装置により成形に必要な温度に加熱
した後、矢印で示す方向に搬送して上下型1,2間に押
圧成形する。成形に際しては、押圧により上下型1,2
間からはみだすガラス素材13の外周をスリーブ3の内
面にて規制しつつ数十秒間押圧する。
【0013】押圧が終了したガラス素材13は、シリン
ダー8の駆動して離型ユニット7を上下動させることに
より、スリーブ3を上下に摺動させて離型し表出する。
表出されたガラス素材13は自然落下または図示しない
吸引治具に吸着されることにより回収される。
【0014】回収されたガラス素材13は、やとい治具
(図示せず)に取り付けて回転させ、偏心測定器にて光
像の振れ量が求められる。これにより外径の振れ量とそ
の方向が測定され、この測定値が型1,2の軸心に対す
るスリーブ3の軸心の調整量となる。
【0015】この調整量について図2にを用いて説明す
る。P1 はスリーブ3の軸心であるとともに、ガラス素
材13の外径がスリーブ3の内径に制限されていること
によりガラス素材13の軸心でもある。P2 は上下型
1,2の軸心であるとともに、その軸上に上型1の曲率
半径R1 及び下型2の曲率半径R2 の中心点01 , 02
を有する光軸でもある。
【0016】また、ガラス素材13が押圧によりはみだ
した部分、即ちコバ肉部13aの水平方向における概略
中心を通る線をP3 とした場合に、P3 がP1 及びP2
と交わる点間の距離δがスリーブ3と型1,2の偏心量
となり、この偏心量が上下型1,2の軸心P2 に対して
スリーブ3の軸心P1 をシフトする量となる。また、光
軸の方向としてP1 とP2 とがなす角度θはスリーブ3
の軸心P1 を型1,2の軸心P2 に対してチルトする角
度となる。
【0017】このようにして得られた測定値に基づいて
XYテーブル9の操作により離型ユニット7をシフト
し、ボルト12を微調整することにより離型ユニット7
をチルトすることによりスリーブ3の軸心P1 の調整が
行われた成形装置を用いてレンズを成形し、成形された
レンズを偏心測定器により測定した値δまたはθが零に
なるまで離型ユニット7の位置を調整した後は外径振れ
の小さいレンズを生産することが可能になる。
【0018】本実施例によれば、XYテーブル9及びボ
ルト12を設けた離型ユニット7によりスリーブ3の軸
心P1 を上下型1,2の軸心P2 に合致させることがで
きるので、外径振れの小さいレンズを得ることが可能に
なる。
【0019】
【実施例2】図3及び図4は本発明の実施例2を示す。
本実施例では前記実施例1においてユニット7をチルト
するために用いられた3本のボルト12に替えて、シリ
ンダ軸8aの端面と受け板11との間に3個のピエゾ素
子18を配設するとともに、ピエゾ素子18のそれぞれ
に対向する受け板11の上面に、測定子17a,17
b,17cを、支持棒5の側面にて互いに直交する方向
に測定子17d,17eを配設した点を異にするもので
あり、その他の構成については前記実施例1と同様であ
るので、図中前記実施例1と同一部材、同一構成部分に
ついては同一符号を付してその説明を省略する。
【0020】前記ピエゾ素子18は、電圧を印加するこ
とにより圧電効果にて伸縮作用を呈するもので、本実施
例ではこの伸縮作用を利用して3個のピエゾ素子18の
それぞれに電圧を印加して伸縮作動させることにより離
型ユニット7をチルトさせるように構成したものであ
る。
【0021】この場合、離型ユニット7のチルトに際し
ては、測定子17a,17b,17cにてチルト量を測
定しつつ行う。また、成形時においてこのチルトした状
態を保つためにピエゾ素子18には電圧の印加状態を保
持させる。
【0022】一方、離型ユニット7のシフトに際して
は、支持棒5の側面に備えた測定子17d,17eにて
直角方向からシフト量を測定しつつXYテーブル9を用
いてX,Y方向に移動させることにより行う。上記の構
成により、チルトまたはシフト量の測定結果に基づきピ
エゾ素子18またはXYテーブル9を駆動させたオープ
ンループ制御化が可能となり、作業能率を向上させるこ
とができる他、実施例1と同様の効果を奏する。
【0023】
【発明の効果】本発明のガラスレンズ成形装置によれ
ば、押圧成形に際して従来のような片持アームの撓みや
高熱による熱膨張またはスリーブのこじりつき等の影響
がなく、型とスリーブの軸心を同軸上に保つことができ
るので外径振れの小さいレンズを生産することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示すガラスレンズ成形装置
の断面図。
【図2】成形型とスリーブの軸心の偏心を示す図。
【図3】本発明の実施例2を示すガラスレンズ成形装置
の断面図。
【図4】測定子の配置を示す図。
【符号の説明】
1 上型 2 下型 3 スリーブ 4 固定リング 5 支持棒 6 ベース台 7 離型ユニット 8 シリンダー 9 XYテーブル 10 軸受 11 受け板 12 ボルト 13 ガラス素材 14 搬送アーム 15,16 ヒーター 17 測定子 18 ピエゾ素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の上下型と、ガラスレンズの外周面
    を成形する型部を内周面に有するスリーブと、スリーブ
    の外周を固定しかつスリーブの内周を上型に遊嵌させつ
    つシリンダとシリンダ軸によりベース台を介して上下動
    可能に設けるとともに、スリーブの軸心を上下型の軸心
    に一致させるためにスリーブの軸心をチルトするボルト
    またはピエゾ素子とスリーブの軸心をシフトするXYテ
    ーブルとを備えた離型ユニットとから成ることを特徴と
    するガラスレンズ成形装置。
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