JP2007145660A - 光学素子の成形装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】型締め・型開き方向に移動する可動型側において芯合わせ調整を可能とすることにより、固定型側との芯合わせを速やかに行うことができ、しかも、装置自体の構造の簡素化をも期待できる芯合わせ機構を備えた成形装置を提供する。
【解決手段】加熱軟化されたガラス素材を加圧成形することによりガラスレンズなどの光学素子を製造する可動型となる上型2と固定型となる下型3のうち、上型2側は、成形装置1の可動板13に芯合わせ機構15のスライド部材15−1を介して下型3との芯合わせ方向(XおよびY方向)に移動可能に支持されている。また、上型2は、型取付板4の周り数ヶ所に配設された芯合わせ機構15の調整部材15−2によって下型3との芯合わせ方向に移動されることによって、下型3に対する上型2の芯合わせ調整が行われるように構成した。
【選択図】図1
【解決手段】加熱軟化されたガラス素材を加圧成形することによりガラスレンズなどの光学素子を製造する可動型となる上型2と固定型となる下型3のうち、上型2側は、成形装置1の可動板13に芯合わせ機構15のスライド部材15−1を介して下型3との芯合わせ方向(XおよびY方向)に移動可能に支持されている。また、上型2は、型取付板4の周り数ヶ所に配設された芯合わせ機構15の調整部材15−2によって下型3との芯合わせ方向に移動されることによって、下型3に対する上型2の芯合わせ調整が行われるように構成した。
【選択図】図1
Description
本発明は、得ようとする光学素子形状に基づき、精密に形状加工された成形面を備える可動型と固定型との両型を用いて、加熱軟化された光学素子素材を加圧(プレス成形)により、ガラスレンズなどの光学素子を製造する成形装置に係り、特に熱影響などによって可動型と固定型との間に発生する芯ずれを、芯合わせ調整するための芯合わせ機構を備えている光学素子の成形装置に関する。
加熱軟化された光学素子素材を、可動型と固定型との両型を用いたプレス成形により、ガラスレンズやプリズム、回析格子など、高い形状精度および面精度を有する光学素子を製造する成形装置は知られている。そして、成形装置には、可動型が固定型に対して型締めされるときに、可動型と固定型との両型間に型芯がずれている場合、可動型と固定型との型芯を一致させるように芯合わせを行うための芯合わせ機構が備えられている。このように、芯合わせ機構を備えている成形装置は知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1において開示させている従来の成形装置30は、図2に示すように、可動型となる下型31を、下ベース35に対して上下動自在の可動軸33に保持させている。一方、固定型となる上型32を、芯合わせ機構34を介して上ベース36に保持させている。
芯合わせ機構34は、上型32を保持するスライドベース34−1と、このスライドベース34−1の四方向において上ベース36に配置された調整ボルト34−2とを備えており、この調整ボルト34−2によって上型32を、図2に矢印XおよびYで示す水平方向(下型31の型芯37との芯合わせ方向)に移動させるように構成されている。
この特許文献1において開示させている従来の成形装置30は、図2に示すように、可動型となる下型31を、下ベース35に対して上下動自在の可動軸33に保持させている。一方、固定型となる上型32を、芯合わせ機構34を介して上ベース36に保持させている。
芯合わせ機構34は、上型32を保持するスライドベース34−1と、このスライドベース34−1の四方向において上ベース36に配置された調整ボルト34−2とを備えており、この調整ボルト34−2によって上型32を、図2に矢印XおよびYで示す水平方向(下型31の型芯37との芯合わせ方向)に移動させるように構成されている。
ちなみに、可動型と固定型との両型の間に芯ずれが生じる原因の一つとして、次のことが挙げられる。
すなわち、可動型が固定型に対して所定の圧力(押圧)で型締めされて加熱軟化された光学素子素材をプレス成形するときの型温度は、プレス成形に適した温度、例えば400〜700℃の範囲まで加熱上昇される。その一方では、プレス成形後において成形されたガラスレンズを徐々に冷却して可動型と固定型との両型間から取り出すときには、型温度が、例えば300〜350℃の範囲まで冷却(除冷)降下される。
このように、可動型および固定型は、加熱による膨張と冷却による収縮とを1サイクル毎(加熱→プレス成形(型締め)→冷却(除冷)→製品取り出し(型開き))に繰り返すことになり、このときの、加熱と冷却とによる熱影響によって可動型の型芯(軸芯)と固定型の型芯(軸芯)との間に芯ずれが生じるものと考えられる。
そして、この芯ずれは、光学素子の光学機能に大きな影響を与え、生産歩留まりの低下を招く要因になっていた。つまり、製造されるガラスレンズの一方の光学機能面の光軸と他方の光学機能面の光軸との軸ずれが生じ、結果として、軸ずれの影響を受けてレンズ性能が安定せずに、生産歩留まりの低下を招くという問題があった。
特開平8―91855号公報(段落番号0015〜0018、図2参照)
すなわち、可動型が固定型に対して所定の圧力(押圧)で型締めされて加熱軟化された光学素子素材をプレス成形するときの型温度は、プレス成形に適した温度、例えば400〜700℃の範囲まで加熱上昇される。その一方では、プレス成形後において成形されたガラスレンズを徐々に冷却して可動型と固定型との両型間から取り出すときには、型温度が、例えば300〜350℃の範囲まで冷却(除冷)降下される。
このように、可動型および固定型は、加熱による膨張と冷却による収縮とを1サイクル毎(加熱→プレス成形(型締め)→冷却(除冷)→製品取り出し(型開き))に繰り返すことになり、このときの、加熱と冷却とによる熱影響によって可動型の型芯(軸芯)と固定型の型芯(軸芯)との間に芯ずれが生じるものと考えられる。
そして、この芯ずれは、光学素子の光学機能に大きな影響を与え、生産歩留まりの低下を招く要因になっていた。つまり、製造されるガラスレンズの一方の光学機能面の光軸と他方の光学機能面の光軸との軸ずれが生じ、結果として、軸ずれの影響を受けてレンズ性能が安定せずに、生産歩留まりの低下を招くという問題があった。
ところで、特許文献1の成形装置30は、前記したように、芯合わせ機構34を固定型である上型32側に備えて、型締め・型開き方向へ上下移動する下型31との芯合わせを行うように構成されていることから、下型31と上型32との型芯37,38同士を精度よく一致させる芯合わせのための調整は困難であった。
すなわち、下型31は可動軸33の上下の動きによって上型32との型締め・型開きが行われるものであるが、下型31が上型32に対して型締めされるときに、可動軸33に軸ぶれが生じる。この軸ぶれが上型32の下型31に対する芯合わせのための調整を困難にしている。つまり、垂直方向に移動する下型31の型芯37と、水平方向に移動する上型32との型芯38を一致させるためには、可動軸33の軸ぶれによって生じる下型31との芯ずれを考慮した上で、下型31の微妙な芯ずれに対する上型32の微調整(制御)が要求されるために、下型31と上型32との型芯37,38を精度よく一致させることは困難である。また、芯合わせのための調整には時間が掛かり、生産歩留まりにも影響を与えるという問題があった。
すなわち、下型31は可動軸33の上下の動きによって上型32との型締め・型開きが行われるものであるが、下型31が上型32に対して型締めされるときに、可動軸33に軸ぶれが生じる。この軸ぶれが上型32の下型31に対する芯合わせのための調整を困難にしている。つまり、垂直方向に移動する下型31の型芯37と、水平方向に移動する上型32との型芯38を一致させるためには、可動軸33の軸ぶれによって生じる下型31との芯ずれを考慮した上で、下型31の微妙な芯ずれに対する上型32の微調整(制御)が要求されるために、下型31と上型32との型芯37,38を精度よく一致させることは困難である。また、芯合わせのための調整には時間が掛かり、生産歩留まりにも影響を与えるという問題があった。
また、下型31側に、下型31を移動させるシリンダなどからなる型締め機構(図示省略)を備える一方で、上型32側には、上型32を芯合わせ方向に移動させる芯合わせ機構34を備える必要がある。そのために、従来では、成形装置30自体の構造が複雑になり易いなどの問題を有していた。つまり、従来の成形装置30は、下型31側、上型32側を共に、動き得る可動構造としなければならない。
そこで、本発明は、前記課題を解消すべく創案されたものであり、型締め・型開き方向に移動する可動型側において芯合わせのための調整を可能とすることにより、固定型側との芯合わせを速やかに行うことができ、しかも、装置自体の構造の簡素化をも期待できる芯合わせ機構を備えた光学素子の成形装置を提供することにある。
前記課題を解決するために本発明は、請求項1では、加熱軟化された光学素子素材を、可動型と固定型との両型を用いて加圧することにより光学素子を製造する成形装置であって、可動型は、芯合わせ機構によって前記固定型の型芯に対する芯合わせ方向に移動可能に備えられていることを特徴とする。
請求項1に記載の構成によれば、型締め・型開き方向に移動する可動型側を、固定型側との芯合わせ方向に移動(押動)させて該固定型側との芯合わせのための調整を行うことができる。これにより、固定型側を可動型側に同一軸線上に対向させた定位置に固定し、可動型側のみの移動によって固定型との芯合わせを行うことができることで、可動型と固定型との両型の芯合わせを速やかに高精度にて行うことができる。
また、型締め・型開き方向に移動する可動型側に芯合わせ機構を備えていることで、装置自体の構造の簡素化が期待できる。つまり、固定型側は可動型に対して同一軸線上において対向させた定位置に固定する。そして、可動型側のみを、固定型に対する型締め・型開き方向と固定型との芯合わせ方向に移動させるように構成している。これにより、装置自体の簡素化が期待でき、しかも、保守点検時などにおいては可動型側のみの点検で済むため、保守管理などの使用上の利便性をも期待することができる。
また、型締め・型開き方向に移動する可動型側に芯合わせ機構を備えていることで、装置自体の構造の簡素化が期待できる。つまり、固定型側は可動型に対して同一軸線上において対向させた定位置に固定する。そして、可動型側のみを、固定型に対する型締め・型開き方向と固定型との芯合わせ方向に移動させるように構成している。これにより、装置自体の簡素化が期待でき、しかも、保守点検時などにおいては可動型側のみの点検で済むため、保守管理などの使用上の利便性をも期待することができる。
また、本発明では、前記芯合わせ機構は、スライド部材と、調整部材と、を備え、前記スライド部材は、前記可動型を型締め・型開き方向に支持する可動板と、前記可動型が締結される型取付板との間に介装されて、該型取付板を前記可動板に対して前記芯合わせ方向に移動可能とし、前記調整部材は、前記型取付板または前記可動型の周り数ヶ所に配設されて、前記可動型を前記芯合わせ方向に移動させるように、前記型取付板または可動型の周囲端面に押圧により当接し、かつ、前記型取付板または可動型に対する当接端部には転動体が備えられていることを特徴とする(請求項2)。
請求項2に記載の発明によれば、可動型が締結される型取付板と、可動型を型締め・型開き方向に移動する可動板との間にはスライド部材が介装されている。これにより、型取付板は固定型の型芯に対する可動型の芯合わせ方向(可動板の面方向)にスムーズに移動することになる。そして、固定型との芯合わせ方向に可動型を移動させる調整部材は、可動型または型取付板の周囲端面に対する当接端部側に転動体を備えている。これにより、固定型に対する可動型の型締め・型開き方向への移動に障害となることなく、可動型を固定型の型芯との芯合わせ方向に移動させることができる。
また、本発明では、前記可動型と固定型との型開き寸法よりも、前記調整部材が当接する前記型取付板または可動型の周囲端面の厚さ寸法が大きめに設定されていることを特徴とする(請求項3)。また、前記調整部材は、前記型取付板または可動型の周囲端面方向にネジにより移動する押動軸と、この押動軸を前記周囲端面方向に付勢するバネ材と、を備えて形成されていることが好適なものとなる(請求項4)。
請求項3に記載の構成によれば、芯合わせ機構の調整部材によって芯合わせのために調整されて固定型の型芯に対する芯合わせが行われた可動型は、固定型に対して型締めされるときの型締め開始時点から型締め終了時点まで型取付板または可動型の周囲端面に対して継続して当接する調整部材によって保たれる。
つまり、可動型は、固定型と精度よく一致(型芯同士が一致)された芯合わせ状態が調整部材によって保たれて固定型に対する型締めが行われる。これにより、ガラスレンズなどの光学素子の一方の光学機能面と他方の光学機能面との光軸を高精度に一致させた高品質の光学機能を有する光学素子の製造が可能になる。
また、請求項4のように構成されていることにより、固定型の型芯との芯合わせ方向に可動型を移動させるに際して、押動軸は、型取付板方向または可動型の周囲端面方向にネジにより移動されると同時にバネ材によって前記周囲端面方向に付勢される。
つまり、可動型は、固定型と精度よく一致(型芯同士が一致)された芯合わせ状態が調整部材によって保たれて固定型に対する型締めが行われる。これにより、ガラスレンズなどの光学素子の一方の光学機能面と他方の光学機能面との光軸を高精度に一致させた高品質の光学機能を有する光学素子の製造が可能になる。
また、請求項4のように構成されていることにより、固定型の型芯との芯合わせ方向に可動型を移動させるに際して、押動軸は、型取付板方向または可動型の周囲端面方向にネジにより移動されると同時にバネ材によって前記周囲端面方向に付勢される。
本発明に係る光学素子の成形装置は以上のように構成されていることで、型締め・型開き方向に移動する可動型側において、固定型側の型芯との芯合わせのための調整が行われる。これにより、可動型と固定型との芯合わせを速やかに、かつ、高精度にて行うことができる。しかも、固定型側に芯合わせ機構を備えている従来の成形装置に比べて、装置自体の構造の簡素化をも期待することができる。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る光学素子の成形装置の実施形態を示し、(a)は、成形装置の構成主要部を概略的に示す断面図であり、(b)は、芯合わせ機構を拡大して示す断面図である。
図1は、本発明に係る光学素子の成形装置の実施形態を示し、(a)は、成形装置の構成主要部を概略的に示す断面図であり、(b)は、芯合わせ機構を拡大して示す断面図である。
≪成形装置の説明≫
成形装置1は、図1の(a)に示すように、上ベース6と下ベース7との間に周壁8を設けて構成された成形室9を備えている。この成形室9には、可動型となる上型2と、固定型となる下型3とを、可動側の型取付板4と固定側の型取付板5に複数のボルト29によって締結させて上下同一軸線上に保持させている。
そして、上型2および下型3には、図1の(a)に示すように、ヒータ10が備えられている。これにより、上型2および下型3は、プレス成形に適した所定の型温、例えば、400〜700℃の範囲まで成形面(加熱軟化されたガラス素材が加圧される面)が加熱上昇されるように形成されている。なお、上型2および下型3、型取付板4および型取付板5は、同じ線膨張係数を有する材料によって形成されている。
成形装置1は、図1の(a)に示すように、上ベース6と下ベース7との間に周壁8を設けて構成された成形室9を備えている。この成形室9には、可動型となる上型2と、固定型となる下型3とを、可動側の型取付板4と固定側の型取付板5に複数のボルト29によって締結させて上下同一軸線上に保持させている。
そして、上型2および下型3には、図1の(a)に示すように、ヒータ10が備えられている。これにより、上型2および下型3は、プレス成形に適した所定の型温、例えば、400〜700℃の範囲まで成形面(加熱軟化されたガラス素材が加圧される面)が加熱上昇されるように形成されている。なお、上型2および下型3、型取付板4および型取付板5は、同じ線膨張係数を有する材料によって形成されている。
また、成形装置1は、図1の(a)に示すように、複数のガイド部材11と、可動軸(プレス軸)12とを成形室9に備えている。
また、成形装置1は、ガイド部材11と可動軸12とに直結されて保持される可動板13を成形室9に備えている。これにより、後記する断熱板14と芯合わせ機構15のスライド部材15−1とを介して可動板13に支持(吊持)される可動側の型取付板4は上下方向に移動されるようにしている。
つまり、型取付板4に保持される上型2を、可動軸12によって型締め・型開き方向に移動させることにより、上型2が下型3に対して所定の圧力で型締めされるプレス成形が行われ、そして、光学素子としてのガラスレンズなどがプレス成形された後においてはガラスレンズを取り出すために上型2を、下型3から離す型開きが行われるように構成されている。
また、成形装置1の成形室9における下ベース7上には、下型3を保持させた型取付板5が、型取付板4(上型2)に上下同一軸線上に対向させた定位置に断熱板16を介して固定されている。
また、成形装置1は、ガイド部材11と可動軸12とに直結されて保持される可動板13を成形室9に備えている。これにより、後記する断熱板14と芯合わせ機構15のスライド部材15−1とを介して可動板13に支持(吊持)される可動側の型取付板4は上下方向に移動されるようにしている。
つまり、型取付板4に保持される上型2を、可動軸12によって型締め・型開き方向に移動させることにより、上型2が下型3に対して所定の圧力で型締めされるプレス成形が行われ、そして、光学素子としてのガラスレンズなどがプレス成形された後においてはガラスレンズを取り出すために上型2を、下型3から離す型開きが行われるように構成されている。
また、成形装置1の成形室9における下ベース7上には、下型3を保持させた型取付板5が、型取付板4(上型2)に上下同一軸線上に対向させた定位置に断熱板16を介して固定されている。
≪可動軸の説明≫
可動軸12は、油圧またはエアなどの動作媒体により駆動する型締めシリンダ17のシリンダロッドであり、型締めシリンダ17の駆動によって、上型2を、下型3に対する型締め・型開き方向に上下移動させるように構成している。
可動軸12は、油圧またはエアなどの動作媒体により駆動する型締めシリンダ17のシリンダロッドであり、型締めシリンダ17の駆動によって、上型2を、下型3に対する型締め・型開き方向に上下移動させるように構成している。
≪ガイド部材の説明≫
ガイド部材11は、可動板13の三ヶ所または四ヶ所から上ベース6にわたり配置されて、可動軸12によって可動板13が上下方向(上型2の型締め・型開き方向)に移動されるに際して、可動板13の平行姿勢を保つように該可動板13を支持する。このガイド部材11は、可動板13から立設させた筒体11−1と、上ベース6から同一軸線上において垂設させて筒体11−1に摺動自在に挿入される軸体11−2とを備えて形成されている。
ガイド部材11は、可動板13の三ヶ所または四ヶ所から上ベース6にわたり配置されて、可動軸12によって可動板13が上下方向(上型2の型締め・型開き方向)に移動されるに際して、可動板13の平行姿勢を保つように該可動板13を支持する。このガイド部材11は、可動板13から立設させた筒体11−1と、上ベース6から同一軸線上において垂設させて筒体11−1に摺動自在に挿入される軸体11−2とを備えて形成されている。
断熱板14は、プレス成形するときに、型温度が、例えば400〜700℃の範囲まで加熱上昇される上型2の熱がスライド部材15−1側に熱伝達されないように遮断するものである。この断熱板14は、所望の断熱材料(例えば、合成マイカなど)から平面視形状が可動型の型取付板4とほぼ同じ形状で適宜の厚さ(板厚)に形成され、型取付板4の上面側に埋め込みボルト(図示省略)などによって締結されて重ね保持されるように形成されている。
また、断熱材14は、図1の(a)に示すように、可動板13に開口されている貫通孔18を挿通する吊ボルト19によって可動板13に支持(吊持)されるように形成されている。
なお、断熱板14と可動側の型取付板4とは、可動板13の平面視形状(大きさ)よりも一回りほど小さめに形成されている。これにより、上型2が下型3の型芯22との芯合わせ方向に移動されるに際して、断熱板14が可動板13の周囲縁からはみ出さないようにしている。
また、断熱材14は、図1の(a)に示すように、可動板13に開口されている貫通孔18を挿通する吊ボルト19によって可動板13に支持(吊持)されるように形成されている。
なお、断熱板14と可動側の型取付板4とは、可動板13の平面視形状(大きさ)よりも一回りほど小さめに形成されている。これにより、上型2が下型3の型芯22との芯合わせ方向に移動されるに際して、断熱板14が可動板13の周囲縁からはみ出さないようにしている。
貫通孔18は、上型2が下型3に対して芯合わせのために調整されるに際して、その芯合わせ方向に吊ボルト19が適宜移動し得る程度の大きさ(開口面積)で可動板13の複数ヶ所において上下貫通状に開口されている。
吊ボルト19は、貫通孔18の開口形状よりも大きめに形成されているワッシャなどの潤滑板20を備え、可動板13上から貫通孔18に挿通されて断熱板14にねじ込み締結されることによって、該断熱板14を含めた可動側の型取付板4を、可動板13に対して面方向(上型2の型合わせ方向)に移動可能に支持(吊持)するようにしている。
吊ボルト19は、貫通孔18の開口形状よりも大きめに形成されているワッシャなどの潤滑板20を備え、可動板13上から貫通孔18に挿通されて断熱板14にねじ込み締結されることによって、該断熱板14を含めた可動側の型取付板4を、可動板13に対して面方向(上型2の型合わせ方向)に移動可能に支持(吊持)するようにしている。
また、本実施形態における成形装置1は、図1の(a)に示すように、型開き状態にある上型2と下型3との型開き寸法L1と、上型2を保持する型取付板4の厚さ(板厚)寸法L2とがほぼ同一寸法(L1=L2)に設定されている。つまり、上型2の下型3に対する型締めストロークと型取付板4の板厚とがほぼ同一寸法に設定されている。
これにより、図1の(a)に示すように、上型2が下型3に対して型締めされるときに(実線の状態から二点鎖線の状態)、芯合わせ機構15の後記する調整部材15−2に備えられている転動体26は、型取付板4の周囲端面に対する押圧による当接状態を一定に保つことになる。つまり、調整部材15−2により下型3の型芯22との芯合わせ方向に移動(微動)されて芯合わせのために調整された上型2の下型3に対する芯合わせ状態は、上型2が下型3に対して型締めされるときの型締め開始時点(実線の位置)から型締め終了時点(二点鎖線の位置)まで調整部材15−2によって保たれるようにしている。
これにより、図1の(a)に示すように、上型2が下型3に対して型締めされるときに(実線の状態から二点鎖線の状態)、芯合わせ機構15の後記する調整部材15−2に備えられている転動体26は、型取付板4の周囲端面に対する押圧による当接状態を一定に保つことになる。つまり、調整部材15−2により下型3の型芯22との芯合わせ方向に移動(微動)されて芯合わせのために調整された上型2の下型3に対する芯合わせ状態は、上型2が下型3に対して型締めされるときの型締め開始時点(実線の位置)から型締め終了時点(二点鎖線の位置)まで調整部材15−2によって保たれるようにしている。
≪芯合わせ機構の説明≫
芯合わせ機構15は、熱影響などによって上型2と下型3との型芯21,22に芯ずれが発生した場合、上型2の型芯21を下型3の型芯22に対して一致させるように、図1の(a)に矢印XおよびYで示す芯合わせ方向に上型2を移動(押動)させるものであり、スライド部材15−1と、調整部材15−2とを備えて構成されている。
芯合わせ機構15は、熱影響などによって上型2と下型3との型芯21,22に芯ずれが発生した場合、上型2の型芯21を下型3の型芯22に対して一致させるように、図1の(a)に矢印XおよびYで示す芯合わせ方向に上型2を移動(押動)させるものであり、スライド部材15−1と、調整部材15−2とを備えて構成されている。
≪スライド部材の説明≫
スライド部材15−1は、断熱板14の上に配置されるために耐熱性は然程必要ないが、例えば、摩擦抵抗などに優れた材料(例えば、カーボン材など)によって形成されている真球体である。このスライド部材15−1は、図1の(a)に示すように、可動板13と、この可動板13に吊ボルト19によって移動可能に支持された断熱板14との平行に離間する間隔とほぼ同じ程度の大きさを有する球径に形成されている。
このように、真球体からなるスライド部材15−1は、断熱板14の上面をほぼ全域にわたり埋め尽くすように、可動板13と断熱板14との間に介装される。これにより、可動板13に対して接触抵抗を無くした状態で、吊ボルト19との協働で可動板13に断熱板14を支持(吊持)させ、可動側の型取付板4と共に上型2を芯合わせ方向にスムーズにスライド移動させるようにしている。
スライド部材15−1は、断熱板14の上に配置されるために耐熱性は然程必要ないが、例えば、摩擦抵抗などに優れた材料(例えば、カーボン材など)によって形成されている真球体である。このスライド部材15−1は、図1の(a)に示すように、可動板13と、この可動板13に吊ボルト19によって移動可能に支持された断熱板14との平行に離間する間隔とほぼ同じ程度の大きさを有する球径に形成されている。
このように、真球体からなるスライド部材15−1は、断熱板14の上面をほぼ全域にわたり埋め尽くすように、可動板13と断熱板14との間に介装される。これにより、可動板13に対して接触抵抗を無くした状態で、吊ボルト19との協働で可動板13に断熱板14を支持(吊持)させ、可動側の型取付板4と共に上型2を芯合わせ方向にスムーズにスライド移動させるようにしている。
また、スライド部材15−1は、断熱板14を可動板13に対して、接触抵抗を無くすばかりではなく、可動板13との平行な離間間隔を保つように、可動板13と断熱板14との間に介装されるものである。
つまり、上型2が所定の圧力にて下型3に型締めされるときに、上型2の下型3に対する型合わせ平行(平面)状態を保つように、スライド部材15−1は、可動板13と断熱板14との間に介装されるものである。
つまり、上型2が所定の圧力にて下型3に型締めされるときに、上型2の下型3に対する型合わせ平行(平面)状態を保つように、スライド部材15−1は、可動板13と断熱板14との間に介装されるものである。
また、図1の(a)に示すように、断熱板14の周囲縁に沿ってスライド部材15−1群を包囲するように形成されているリング形状の枠材23を、可動板13と断熱板13との間に介装することにより、スライド部材15−1が可動板13と断熱板14との間から離脱(脱落)することを防ぐようにしている。
なお、枠材23の高さ(枠幅)は、可動板13と断熱板14との間隔よりも狭くすることが好適である。つまり、可動板13および断熱板14に接触しないように介装することが好適なものとなる。
なお、枠材23の高さ(枠幅)は、可動板13と断熱板14との間隔よりも狭くすることが好適である。つまり、可動板13および断熱板14に接触しないように介装することが好適なものとなる。
≪調整部材の説明≫
調整部材15−2は、上型2を保持する可動側の型取付板4の周り四方向において配設されて、上型2を下型3の型芯22に対する芯合わせ方向に移動させるに際して、型取付板4の周囲を、図1の(a)に矢印XおよびYで示す何れかの方向から芯合わせ方向に押動するように形成されている。
この調整部材15−2は、図1の(a)および(b)に示すように、ネジにより移動する押動軸24と、この押動軸24を型取付板4の周囲端面方向に付勢するバネ材25とを備えて形成されている。
調整部材15−2は、上型2を保持する可動側の型取付板4の周り四方向において配設されて、上型2を下型3の型芯22に対する芯合わせ方向に移動させるに際して、型取付板4の周囲を、図1の(a)に矢印XおよびYで示す何れかの方向から芯合わせ方向に押動するように形成されている。
この調整部材15−2は、図1の(a)および(b)に示すように、ネジにより移動する押動軸24と、この押動軸24を型取付板4の周囲端面方向に付勢するバネ材25とを備えて形成されている。
≪押動軸の説明≫
押動軸24は、図1の(a)および(b)に示すように、可動側の型取付板4の周りに位置する成形室9の周壁8に回転不能に取り付けられたブッシュ状のネジ部材27に、貫通状に螺装される調整ネジ部28の先端側に摺動可能に備えられる。そして、この押動軸24は、調整ネジ部28内に弾装されたバネ材25によって型取付板4の周囲端面方向に付勢されるように、軸部後半側の大径軸部を調整ネジ部28内に摺動可能に内在させている。これにより、調整ネジ部28から突出させた押動軸24の軸部前半側の小径軸部は、型取付板4の周囲縁面に適宜の弾発力を有する押圧状態で当接されるようにしている。
押動軸24は、図1の(a)および(b)に示すように、可動側の型取付板4の周りに位置する成形室9の周壁8に回転不能に取り付けられたブッシュ状のネジ部材27に、貫通状に螺装される調整ネジ部28の先端側に摺動可能に備えられる。そして、この押動軸24は、調整ネジ部28内に弾装されたバネ材25によって型取付板4の周囲端面方向に付勢されるように、軸部後半側の大径軸部を調整ネジ部28内に摺動可能に内在させている。これにより、調整ネジ部28から突出させた押動軸24の軸部前半側の小径軸部は、型取付板4の周囲縁面に適宜の弾発力を有する押圧状態で当接されるようにしている。
また、押動軸24の型取付板4に対する小径軸部の当接端部には転動体26が備えられている。これにより、上型2が型締め・型開き方向に移動するときに、型取付板4と接触抵抗を無くして、上型2の移動に障害とならないようにしている。
なお、転動体26は、ローラ形状やボール形状など任意である。要するに、可動側の型取付板4の周囲端面との接触により、該周囲端面に沿って滑らかに転動する動きをするような形状や構造を有するものであればよい。また、押動軸24に対する転動体26の取り付け形態などにおいても特に限定されるものではない。例えば、ボール形状の転動体を採用した場合などには、ボールペン(筆記具)の先端チップの転写ボールのように、転動体を把持構造にて回転可能に押動軸24に備えるなど、任意である。
なお、転動体26は、ローラ形状やボール形状など任意である。要するに、可動側の型取付板4の周囲端面との接触により、該周囲端面に沿って滑らかに転動する動きをするような形状や構造を有するものであればよい。また、押動軸24に対する転動体26の取り付け形態などにおいても特に限定されるものではない。例えば、ボール形状の転動体を採用した場合などには、ボールペン(筆記具)の先端チップの転写ボールのように、転動体を把持構造にて回転可能に押動軸24に備えるなど、任意である。
以上のように構成された本実施形態の成形装置1によれば、図1の(a)に示すように、下型3側は上型2側と上下同一軸線上に対向させた成形室9の下ベース7の定位置に固定され、上型2側を下型3に対する型締め・型開き方向と、下型3との芯合わせ方向に移動(微動)させるようにしている。これにより、上型2と下型3との芯合わせのための調整を速やかに行うことができる。そして、上型2の型芯21と下型3の型芯22とを高精度にて一致させることができる。
また、上型2を保持する可動側の型取付板4と重ね結合された断熱板14と、上型2を型締め・型開き方向に移動する可動軸12に直結された可動板13との間に、真球体からなるスライド部材15−1を介装させていることで、断熱板14は可動板13に対してその面方向(上型2の型合わせ方向)にスムーズに移動する。これにより、型取付板4の周り四方向において配設される芯合わせ機構15の調整部材15−2の調整ネジ部28と押動軸24とによる上型2の芯合わせ方向への移動(微動)がスムーズになるなどの、取扱い性の向上を図ることができる。
また、芯合わせ機構15を構成する調整部材15−2は、可動側の型取付板4の周囲端面に当接させる押動軸24の当接端部側に転動体26を備えている。これにより、下型3に対する上型2の型締め・型開き方向への移動に障害(妨害)になることなく、上型2を下型3との芯合わせ方向に移動させて、上型2と下型3との型芯21,22を精度よく芯合わせ一致させることができる。
また、芯合わせ機構15を構成する調整部材15−2は、可動側の型取付板4の周囲端面に当接させる押動軸24の当接端部側に転動体26を備えている。これにより、下型3に対する上型2の型締め・型開き方向への移動に障害(妨害)になることなく、上型2を下型3との芯合わせ方向に移動させて、上型2と下型3との型芯21,22を精度よく芯合わせ一致させることができる。
また、図1の(a)に示すように、型開き状態にある上型2と下型3との型開き寸法L1と、上型2を保持する型取付板4の厚さ寸法L2とがほぼ同一の寸法に設定されていることで、芯合わせ機構15の調整部材15−2によって芯合わせが調整された上型2の下型3に対する芯合わせ状態は、上型2が下型3に対して型締めされるときの型締め開始時点(実線の位置)から型締め終了時点(二点鎖線の位置)まで継続して転動(当接)する転動体26によって保たれることになる。つまり、上型2は、下型3との芯合わせ状態が調整部材15−2によって保たれた状態で下型3との型締めが行われる。これにより、ガラスレンズなどの光学素子の一方の光学機能面と他方の光学機能面との光軸を高精度に一致させた高品質の光学機能を有する光学素子の製造が可能になる。
なお、本発明の実施形態の具体的な構成は、前記した実施形態に限られるものではなく、請求項1〜請求項4に記載の本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計において変更などがあっても本発明に含まれるものである。
例えば、断熱板14を可動板13に対して、図1の(a)に矢印XおよびYで示す芯合わせ方向に移動可能に支持(吊持)させる支持構造としては前記した吊ボルト19と貫通孔18との関係に限定されるものではなく、他の支持構造を採用するもよい。
例えば、断熱板14を可動板13に対して、図1の(a)に矢印XおよびYで示す芯合わせ方向に移動可能に支持(吊持)させる支持構造としては前記した吊ボルト19と貫通孔18との関係に限定されるものではなく、他の支持構造を採用するもよい。
また、芯合わせ機構15を構成するスライド部材15−1は、真球体に限定されるものではなく、他の構成体でもよい。つまり、下型3との芯合わせ方向に上型2をスムーズに水平移動させることができ、しかも、可動板13と断熱板14との平行関係を保持し得る構造であればよく、限定されるものではない。
また、芯合わせ機構15を構成する調整部材15−2を、転動体26を備える押動軸24のみで形成してもよい。つまり、バネ材25および調整ネジ部28を使用せずに、成形室9の周壁8に備えられているネジ部材27に押動軸24を直接螺装させて、押動軸24を型取付板4の方向に移動させるように形成してもよい。
また、芯合わせ機構15を構成する調整部材15−2を、転動体26を備える押動軸24のみで形成してもよい。つまり、バネ材25および調整ネジ部28を使用せずに、成形室9の周壁8に備えられているネジ部材27に押動軸24を直接螺装させて、押動軸24を型取付板4の方向に移動させるように形成してもよい。
また、型取付板4の周り四方向において調整部材15−2を配設するに際して、互いに対向して配設される2方向のうち、その一方側に、図1の(b)に示すように、バネ材25を備えた調整部材15−2を配設し、他方側には前記した転動体26を備える押動軸24のみからなる調整部材(図示省略)を配設して、型取付板4を、上型2の芯合わせ方向に移動させるようにするもよい。
また、型取付板4の周り四方向において調整部材15−2を配設するに際して、成形室9の上ベース6から可動側の型取付板4の周り四方向に支持部材などを垂設し、この支持部材に調整部材15−2をそれぞれ支持させるようにするもよい。
また、調整部材15−2による上型2と下型3との型芯21,22の芯合わせ調整後において、この芯合わせ状態を保持するように、可動板13と断熱板14とを固定するための適宜の固定手段を、可動板13と断熱板14との両者間に備えるもよい。
また、調整部材15−2による上型2と下型3との型芯21,22の芯合わせ調整後において、この芯合わせ状態を保持するように、可動板13と断熱板14とを固定するための適宜の固定手段を、可動板13と断熱板14との両者間に備えるもよい。
1 成形装置
2 上型(可動型)
3 下型(固定型)
4,5 型取付板
12 可動軸
13 可動板
15 芯合わせ機構
15−1 スライド部材
15−2 調整部材
24 押動軸
25 バネ材
26 転動体
L1 型開き寸法
L2 厚さ寸法
2 上型(可動型)
3 下型(固定型)
4,5 型取付板
12 可動軸
13 可動板
15 芯合わせ機構
15−1 スライド部材
15−2 調整部材
24 押動軸
25 バネ材
26 転動体
L1 型開き寸法
L2 厚さ寸法
Claims (4)
- 加熱軟化された光学素子素材を、可動型と固定型との両型を用いて加圧することにより光学素子を製造する成形装置であって、
前記可動型は、芯合わせ機構によって前記固定型の型芯に対する芯合わせ方向に移動可能に備えられていることを特徴とする光学素子の成形装置。 - 前記芯合わせ機構は、スライド部材と、調整部材と、を備え、
前記スライド部材は、前記可動型を型締め・型開き方向に支持する可動板と、前記可動型が締結される型取付板との間に介装されて、該型取付板を前記可動板に対して前記芯合わせ方向に移動可能とし、
前記調整部材は、前記型取付板または前記可動型の周り数ヶ所に配設されて、前記可動型を前記芯合わせ方向に移動させるように、前記型取付板または可動型の周囲端面に押圧により当接し、かつ、前記型取付板または可動型に対する当接端部には転動体が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の光学素子の成形装置。 - 前記可動型と固定型との型開き寸法よりも、前記調整部材が当接する前記型取付板または可動型の周囲端面の厚さ寸法が大きめに設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光学素子の成形装置。
- 前記調整部材は、前記型取付板または可動型の周囲端面方向にネジにより移動する押動軸と、この押動軸を前記周囲端面方向に付勢するバネ材と、を備えて形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の光学素子の成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005343515A JP2007145660A (ja) | 2005-11-29 | 2005-11-29 | 光学素子の成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005343515A JP2007145660A (ja) | 2005-11-29 | 2005-11-29 | 光学素子の成形装置 |
Publications (1)
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JP2007145660A true JP2007145660A (ja) | 2007-06-14 |
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ID=38207512
Family Applications (1)
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JP2005343515A Pending JP2007145660A (ja) | 2005-11-29 | 2005-11-29 | 光学素子の成形装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007145660A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150116469A (ko) * | 2014-03-28 | 2015-10-16 | 엠피닉스 주식회사 | 마이크로 렌즈 어레이 유리광학소자 제조장치 및 방법 |
CN113246507A (zh) * | 2020-02-07 | 2021-08-13 | 株式会社大镐技术 | 透镜及模具移送系统 |
CN113843948A (zh) * | 2020-06-25 | 2021-12-28 | 株式会社大镐技术 | 透镜及模具移送系统 |
-
2005
- 2005-11-29 JP JP2005343515A patent/JP2007145660A/ja active Pending
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