JPH07172294A - 切換弁及びこの切換弁を装備したバキューム・サーボ・ブレーキ・システム - Google Patents

切換弁及びこの切換弁を装備したバキューム・サーボ・ブレーキ・システム

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JPH07172294A
JPH07172294A JP5324871A JP32487193A JPH07172294A JP H07172294 A JPH07172294 A JP H07172294A JP 5324871 A JP5324871 A JP 5324871A JP 32487193 A JP32487193 A JP 32487193A JP H07172294 A JPH07172294 A JP H07172294A
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JP
Japan
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tank
vacuum
valve
chamber
negative pressure
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JP5324871A
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Takeshi Iwasaki
健 岩崎
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Hino Motors Ltd
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Hino Motors Ltd
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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コスト高になったり、機構が複雑となったり
せず、倍力作用を確保することができるようにする。 【構成】 バキューム・タンク22をメイン・タンク2
2aとエマージェンシ・タンク22bとから構成し、該
タンク22aと22bを切り換える切換弁28をバキュ
ーム・タンク22と真空倍力装置24との間に設ける。
切換弁28は、メイン・タンク22aに接続される入力
ポート28fと出力ポート28eとの間に、該一方の入
力ポート側に負圧が供給されている間は常時開き、大気
圧に近づくと閉じる第1弁部材28mを装備し、エマー
ジェンシ・タンク22bに接続される入力ポート28g
と出力ポート28eとの間に、常時閉じており、入力ポ
ート28f側が大気圧に近づいたときに該第1弁部材2
8mにより開く第2弁部材28qを装備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、切換弁及びこの切換弁
を装備したバキューム・サーボ・ブレーキ・システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】バキューム・サーボ・ブレーキ・システ
ムに装備される真空倍力装置は、バキューム・ポンプで
発生した負圧と大気圧との差圧を真空倍力装置内に設け
たパワー・ピストンに作用させて大きな力をブレーキに
作用させるもので、所要の油圧を発生させるマスタ・シ
リンダを一体に装備したものが知られている。このマス
タ・シリンダを一体にした真空倍力装置は、ブレーキ・
ペダルの踏力を直接倍力するため、ブレーキフィーリン
グがよい。
【0003】図5は従来のバキューム・サーボ・ブレー
キ・システムを示している。このシステム10は、例え
ば、バキューム・ポンプ11と、このバキューム・ポン
プ11により一定の負圧に維持されるバキューム・タン
ク12と、ブレーキ・ペダル13により操作され、バキ
ューム・タンク12内の負圧と大気圧との差圧をパワー
・ピストン14a(図6参照)に作用させて大きなブレ
ーキ力を与える、タンデム型のブレーキ真空倍力装置1
4と、このブレーキ真空倍力装置14に一体に設けら
れ、該ブレーキ真空倍力装置14により高い油圧を発生
させ、この油圧をフロント・ホイール・シリンダ16
a、16b及びリヤ・ホイール・シリンダ17a、17
bに送る、タンデム型のマスタ・シリンダ15等を装備
して構成してある。
【0004】図6は前記真空倍力装置14と前記マスタ
・シリンダ15を詳細に示している。非動作時にあって
は、同図に示すように、ブレーキ・ペダル13には踏力
が加わらないため、オペレーティング・ロッド14b及
びバルブ・プランジャ14cはバルブ・リターン・スプ
リング14dによりパワー・ピストン14aの左側に押
し戻される。これにより、真空弁14eは開き、大気弁
14fは閉じ、バキューム・タンク12(図5参照)か
らの負圧がパワー・シリンダの室A〜室Dに入り、パワ
ー・ピストン14aはピストン・リターン・スプリング
14gにより左側に押し戻される。ブレーキ・ペダル1
3を踏み込む、作動時にあっては、オペレーティング・
ロッド14b等が移動して真空弁14eは閉じ、大気弁
14fは開き、大気は室C、室Dに流入し、負圧状態に
ある室A、室Bとの間に、すなわちパワー・ピストン1
4aの両側に圧力差が生じ、この圧力差によりプッシュ
・ロッド14hが同図の左側から右側に移動し、マスタ
・シリンダ15のピストン15aを押圧し、少ない踏力
により高い油圧を発生させ、この油圧をフロント・ホイ
ール・シリンダ16a、16b及びリヤ・ホイール・シ
リンダ17a、17bに送る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記バキューム・サー
ボ・ブレーキ・システム10において、バキューム・タ
ンク12が漏れる等の原因で真空倍力装置14のパワー
・ピストン14aの両側の室に圧力差がない事態が生じ
ても、ブレーキ・ペダル13の踏力の倍力作用はないも
のの、該踏力はオペレーティング・ロッド14b、バル
ブ・プランジャ14c及びプッシュ・ロッド14hを介
してマスタ・シリンダ15のピストン15aに作用し、
油圧を発生させるため、大きな支障はない。
【0006】しかしながら、GVW(車両総重量)の大
きな車両の場合にあっては、大きな踏力を必要とするた
め、一時的であっても倍力作用を確保しておく必要があ
る。このような場合、予備のバキューム・タンクを装備
しておき、メインのバキューム・タンクが漏れる等した
とき、切換弁によって予備のバキューム・タンクに切り
換えるようにすればよいが、メインのバキューム・タン
ク内の圧力変化を検知するセンサや、該センサの検知信
号に基づいて切換弁を駆動するアクチュエータ等も必要
で、コスト高となったり、機構が複雑となったりする等
の新たな課題が生じる。
【0007】本発明は、コスト高になったり、機構が複
雑となったりせず、倍力作用を確保することができるよ
うにした、切換弁及びこの切換弁を装備したバキューム
・サーボ・ブレーキ・システムを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の切換弁は、負圧
源に接続される2つの入力ポートと、該負圧源からの負
圧を外部に送出する1つの出力ポートを有し、一方の入
力ポートと出力ポートとの間には、該一方の入力ポート
側に負圧が供給されている間は常時開き、大気圧に近づ
くと閉じる第1弁部材を装備し、他方の入力ポートと出
力ポートとの間には、常時閉じており、一方の入力ポー
ト側が大気圧に近づいたときに該第1弁部材により開く
第2弁部材を装備してなることを特徴としている。
【0009】また、本発明のバキューム・サーボ・ブレ
ーキ・システムは、バキューム・タンクからの負圧を真
空倍力装置内のダイヤフラムにより仕切られた一方の室
に導入し、該ダイヤフラムにより仕切られた他方の室と
の間の差圧を利用して倍力するバキューム・サーボ・ブ
レーキ・システムにおいて、前記バキューム・タンク
を、メイン・タンクとエマージェンシ・タンクから構成
し、前記バキューム・タンクと前記真空倍力装置の一方
の室との間に、該メイン・タンクと該エマージェンシ・
タンクとを切り換える切換弁を装備し、該切換弁は、前
記メイン・タンクと前記エマージェンシ・タンクに接続
される2つの入力ポートと、前記真空倍力装置の一方の
室に接続される1つの出力ポートとを有し、前記メイン
・タンク側に接続される一方の入力ポートと出力ポート
との間には、前記メイン・タンク側が負圧に維持されて
いる間は常時開き、前記メイン・タンク内が大気圧に近
づくと、閉じる第1弁部材を装備し、前記エマージェン
シ・タンクに接続される他方の入力ポートと出力ポート
との間には、前記メイン・タンク側が負圧に維持されて
いる間は常時閉じ、前記メイン・タンク内が大気圧に近
づいたとき、第1弁部材により開く第2弁部材を装備し
て構成されてなることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の切換弁によれば、一方の入力ポート側
に負圧が供給されなくなると、該一方の入力ポートと出
力ポートとの間の第1弁部材が閉じると共に、該第1弁
部材の閉じ動作により第2弁部材が開き、他方の入力ポ
ート側から該第2弁部材を通り、出力ポートに負圧が供
給される。
【0011】また、本発明のバキューム・サーボ・ブレ
ーキ・システムによれば、メイン・タンクが漏れる等し
てメイン・タンク内の圧力が大気圧に近づくと、切換弁
が該メイン・タンクをエマージェンシ・タンクに切り換
え、該エマージェンシ・タンクから真空倍力装置のダイ
ヤフラムにより仕切られた一方の室に負圧を供給する。
したがって、真空倍力装置のダイヤフラムにより仕切ら
れた他方の室との差圧を利用してブレーキ・ペダルの踏
力を倍力することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1乃至
3を参照して説明する。図1は、本発明のバキューム・
サーボ・ブレーキ・システムの一実施例を示す概略構成
図、図2は、図1に示す本発明のバキューム・サーボ・
ブレーキ・システムに装備される本発明の切換弁の一実
施例を示す断面図、図3は図2に示す切換弁の切り換え
時における状態を示す断面図である。
【0013】図1に示すバキューム・サーボ・ブレーキ
・システム20では、バキューム・タンク22をメイン
・タンク22aとエマージェンシ・タンク22bとから
構成し、該メイン・タンク22aと該エマージェンシ・
タンク22bとを切り換える切換弁28をバキューム・
タンク22と真空倍力装置24との間に設けてなる点に
特徴を有しており、それ以外の部分については図5に示
すシステムと同じである。
【0014】また、真空倍力装置24はマスタ・シリン
ダ25を一体に装備しており、これら真空倍力装置24
とマスタ・シリンダ25は図6に示したものと同じ構成
である。すなわち、ブレーキ・ペダル23を踏み込む
と、オペレーティング・ロッド24a等が移動し、パワ
ー・ピストン(図示せず)を挟む一方の室24bはバキ
ューム・タンク22により負圧に維持されているもの
の、他方の室24cには大気が流入し、両室24b、2
4c間に圧力差が生じ、この圧力差による力によりマス
タ・シリンダ25のピストン(図示せず)を押圧して油
圧を発生させ、この油圧をフロント・ホイール・シリン
ダ26a、26b及びリヤ・ホイール・シリンダ27
a、27bに送るようにしてある(ブレーキ・ペダル2
3の踏力を倍力して制動するようにしてある)。
【0015】なお、図1中、符号21はバキューム・ポ
ンプである。
【0016】バキューム・タンク22は、上述のように
メイン・タンク22aとエマージェンシ・タンク22b
からなり、メイン・タンク22aはチェック・バルブ2
9を介してバキューム・ポンプ21に接続され、エマー
ジェンシ・タンク22bはチェック・バルブ30を介し
てメイン・タンク22aに接続されている。そして、バ
キューム・ポンプ21が作動して負圧を発生させると、
まずチェック・バルブ29が開き、次いでチェック・バ
ルブ30が開き、メイン・タンク22a及びエマージェ
ンシ・タンク22b内が負圧になる。バキューム・ポン
プ21を停止させると、チェック・バルブ29、30が
閉じてメイン・タンク22a及びエマージェンシ・タン
ク22b内の負圧を維持する。
【0017】切換弁28は、図2に詳細に示すように、
内部をダイヤフラム28aにより室28b1と室28b2
とに仕切った第1弁室28bと、該第1弁室28bの一
方の室28b1に隣接して設けた第2弁室28cと、該
第1弁室28bの他方の室28b2に隣接して設けた第
3弁室28dとから構成してある。第1弁室28bの一
方の室28b1には真空倍力装置24の一方の室24b
と接続される出口ポート28eが設けてあり、また他方
の室28b2にはメイン・タンク22aと接続される一
方の入力ポート28fが設けてある。第2弁室28cに
はエマージェンシ・タンク22bと接続される入力ポー
ト28gが設けてある。
【0018】ダイヤフラム28aには、その中央に開口
部28hが設けてあり、室28b2に面する側に該開口
部28hを貫通するピストン・ロッド28iを保持する
金具28jが固定してある。このダイヤフラム28a
は、室28b1内に配置したスプリング28kにより室
28b2側に付勢されている。なお、金具28jには、
負圧の通過口となる開口部28lが設けてある。
【0019】第1弁室28bには、入力ポート28fと
出力ポート28eとの間の負圧流路の開閉を第1弁室2
8bと第3弁室28dとの圧力によって制御する、常時
開くタイプの第1弁部材28mが設けてある。この第1
弁部材28mは、ピストン・ロッド28iに軸方向に移
動可能に連結される弁体28nと、ダイヤフラム28a
の室28b1に面する側に固定した弁座金具28oとか
ら構成してある。
【0020】第2弁室28cには、室28b1と連通す
る開口部28pが設けてあり、また該開口部28pの箇
所に入力ポート28gと出力ポート28eとの間の負圧
流路の開閉を第1弁室28bと第3弁室28dとの圧力
によって制御する、常時閉じるタイプの第2弁部材28
qが設けてある。この第2弁部材28qは、弁座となる
上述の開口部28pと、ロッド28rを介して弁体28
nと連結される弁体28sとからなり、第1弁部材28
mと連動するように構成してある。また、第2弁室28
cには、弁体28sを開口部28p側に付勢するスプリ
ング28tが設けてある。このスプリング28tのバネ
力fbは開口部28pの面積a1と室28b1内の圧力p1
との積(a1×p1)よりも大きく設定してある。
【0021】第3弁室28dには、上述のピストン・ロ
ッド28iに連結されるピストン28uが設けてある。
このピストン28uにより第3弁室28dは室28d1
と室28d2とに仕切られている。室28d1は開放され
ており、内部圧力P5は大気圧になっている。室28d2
にはピストン28uを室28d1側に付勢するスプリン
グ28vが設けてある。また、室28d2は通路28w
を介して室28b2に連通している。
【0022】次に、上記実施例のバキューム・サーボ・
ブレーキ・システムの作用を説明する。
【0023】通常時は、メイン・タンク22aから切換
弁28を介して負圧が真空倍力装置24の一方の室24
bに供給されている。ブレーキ・ペダル23を踏み込む
ことにより、オペレーティング・ロッド24a等が移動
し、真空倍力装置24の他方の室24cに大気が流入
し、両室24b、24c間に圧力差が生じ、この圧力差
による力でマスタ・シリンダ25のピストン(図示せ
ず)を押圧して油圧を発生させる。
【0024】このとき、切換弁28は、図2に示すよう
に、第1弁室28bの両室28b1、28b2、第2弁室
28c及び第3弁室28dの室28d2が負圧状態であ
るのに対し、第3弁室の室28d1が大気圧状態である
(P1、P2、P3、P4は負圧、P5は大気圧である)。そし
て、ダイヤフラム28aがピストン28uからの力とス
プリング28kからの力との差により室28b2側に押
圧されるために、弁座金具28oが弁体28nから離
れ、第1弁部材28mは開いた状態にある。一方、第2
弁部材28qはスプリング28tのばね力で閉じた状態
にある。この場合、ピストン28uに作用する力のバラ
ンスは、次式のようになる。
【0025】
【式1】fc<(P5−P4)×a2+fa なお、fcはスプリング28vのバネ力、faはスプリン
グ28kのバネ力である。
【0026】メイン・タンク22aが漏れる等して、内
部圧力が大気圧に近づくと、切換弁28によりメイン・
タンク22aからエマージェンシ・タンク22b側に切
り換えられ、該エマージェンシ・タンク22bから負圧
が真空倍力装置24の一方の室24bに供給され、真空
倍力装置24の倍力作用が確保される。
【0027】このとき、切換弁28は、図3に示すよう
に、第1弁室28bの室28b1及び第2弁室28cが
負圧状態であるのに対し、第1弁室28bの室28b2
び第3弁室28dの両室28d1、28d2が大気圧状態
である(P1、P2は負圧、P3、P4、P5は大気圧であ
る)。そして、ピストン28uがスプリング28vに押
圧されて図3の右側に移動させら、これによりダイヤフ
ラム28aが室28b1側に押圧されるために、弁座金
具28oが弁体28nに圧接し、第1弁部材28mは閉
じた状態になる。一方、第2弁部材28qは、第1弁部
材28mにより弁体28sがスプリング28tのばね力
に打ち勝って開口部28pから離れるために、開いた状
態になる。
【0028】上記実施例によれば、メイン・タンク22
aが漏れる等しても、エマージェンシ・タンク22bか
ら真空倍力装置24の一方の室24bに負圧を送って倍
力作用を確保することができる。
【0029】また、メイン・タンク22aからエマージ
ェンシ・タンク22bに切り換える切換弁28はダイヤ
フラム28aに作用する圧力バランスを利用しており、
切換弁28自体がメイン・タンク22a内の圧力変化を
検知するセンサとしても働き、切り換え動作を行うもの
で、切換弁28の他にアクチュエータやセンサを装備す
る必要がなく、コスト高になったり、機構が複雑化する
おそれがない。また、切換弁28は、簡単な構成であ
り、信頼性が高い。
【0030】図4は本発明のバキューム・サーボ・ブレ
ーキ・システムの他の実施例を示す概略構成図である。
【0031】この実施例によれば、真空倍力装置24の
一方の室24bに切換弁28を一体に設けている。この
ようにすると、バキューム・サーボ・ブレーキ・システ
ムの組み立て作業が切換弁28を有しない従来のシステ
ムと略同様に行える他に、切換弁28と真空倍力装置2
4とを連結する管路(負圧流路)を可及的に短くするこ
とができる。
【0032】なお、上記実施例では切換弁28をバキュ
ーム・サーボ・ブレーキ・システムに適用した場合を示
したが、これに限定されるものではなく、切換弁28を
種々の負圧回路にも適用できることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の切換弁に
よれば、負圧源に接続される2つの入力ポートからの圧
力変化を利用して切り換え動作を行うようにしてあり、
機構が簡単で、圧力状態を検知するセンサや該センサの
検知信号に基づいて切り換え動作を行わせるようなアク
チュエータを必要としない。
【0034】また、本発明のバキューム・サーボ・ブレ
ーキ・システムによれば、バキューム・タンクをメイン
・タンクとエマージェンシ・タンクとから構成し、また
該メイン・タンクと該エマージェンシ・タンクを切り換
える切換弁28を、負圧源に接続される2つの入力ポー
トからの圧力変化を利用して切り換え動作を行うように
構成してなるので、コスト高になったり、機構が複雑と
なったりせず、倍力作用を確保することができ、特にG
VWの大きな車両等には好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバキューム・サーボ・ブレーキ・シス
テムの一実施例を示す概略構成図である。
【図2】図1に示すバキューム・サーボ・ブレーキ・シ
ステムに装備される本発明の切換弁の一実施例を示す断
面図である。
【図3】図2に示す切換弁の切り換え時における状態を
示す断面図である。
【図4】本発明のバキューム・サーボ・ブレーキ・シス
テムの他の実施例を示す概略構成図である。
【図5】従来のバキューム・サーボ・ブレーキ・システ
ムの概略構成図である。
【図6】真空倍力装置の断面図である。
【符号の説明】
20 バキューム・サーボ・ブレーキ・システム 21 バキューム・ポンプ 22 バキューム・タンク 22a メイン・タンク 22b エマージェンシ・タンク 23 ブレーキ・ペダル 24 真空倍力装置 24b、24c 室 28 切換弁 28e 出力ポート 28f、28g 入力ポート 28m 第1弁部材 28q 第2弁部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負圧源に接続される2つの入力ポート
    と、該負圧源からの負圧を外部に送出する1つの出力ポ
    ートを有し、 一方の入力ポートと出力ポートとの間には、該一方の入
    力ポート側に負圧が供給されている間は常時開き、大気
    圧に近づくと閉じる第1弁部材を装備し、 他方の入力ポートと出力ポートとの間には、常時閉じて
    おり、一方の入力ポート側が大気圧に近づいたときに該
    第1弁部材により開く第2弁部材を装備してなることを
    特徴とする切換弁。
  2. 【請求項2】 バキューム・タンクからの負圧を真空倍
    力装置内のダイヤフラムにより仕切られた一方の室に導
    入し、該ダイヤフラムにより仕切られた他方の室との間
    の差圧を利用して倍力するバキューム・サーボ・ブレー
    キ・システムにおいて、 前記バキューム・タンクを、メイン・タンクとエマージ
    ェンシ・タンクから構成し、 前記バキューム・タンクと前記真空倍力装置の一方の室
    との間に、該メイン・タンクと該エマージェンシ・タン
    クとを切り換える切換弁を装備し、 前記切換弁は、前記メイン・タンクと前記エマージェン
    シ・タンクに接続される2つの入力ポートと、前記真空
    倍力装置の一方の室に接続される1つの出力ポートとを
    有し、前記メイン・タンク側に接続される一方の入力ポ
    ートと出力ポートとの間には、前記メイン・タンク側が
    負圧に維持されている間は常時開き、前記メイン・タン
    ク内が大気圧に近づくと閉じる第1弁部材を装備し、前
    記エマージェンシ・タンクに接続される他方の入力ポー
    トと出力ポートとの間には、前記メイン・タンク側が負
    圧に維持されている間は常時閉じ、前記メイン・タンク
    内が大気圧に近づいたとき、第1弁部材により開く第2
    弁部材を装備して構成されてなることを特徴とするバキ
    ューム・サーボ・ブレーキ・システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のバキューム・サーボ・ブ
    レーキ・システムにおいて、 前記切換弁を前記真空倍力装置に一体に設けてなること
    を特徴とするバキューム・サーボ・ブレーキ・システ
    ム。
JP5324871A 1993-12-22 1993-12-22 切換弁及びこの切換弁を装備したバキューム・サーボ・ブレーキ・システム Pending JPH07172294A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020050652A (ko) * 2000-12-21 2002-06-27 이계안 진공식 제동 배력 장치
KR100387856B1 (ko) * 2000-12-29 2003-06-18 현대자동차주식회사 하이브리드 차량용 브레이크시스템

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