JP2002154421A - 液圧ブレーキ装置 - Google Patents

液圧ブレーキ装置

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JP2002154421A
JP2002154421A JP2000351661A JP2000351661A JP2002154421A JP 2002154421 A JP2002154421 A JP 2002154421A JP 2000351661 A JP2000351661 A JP 2000351661A JP 2000351661 A JP2000351661 A JP 2000351661A JP 2002154421 A JP2002154421 A JP 2002154421A
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piston
small
pressure chamber
diameter
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Haruo Arakawa
荒川  晴生
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ピストン等の各部材の製作が容易で低コスト
な液圧ブレーキ装置を提供する。 【解決手段】 ブレーキブースタのパワーピストンに応
答して移動する大径ピストン311と、ブレーキ操作力
に応答して、大径ピストン311に対して相対移動可能
な小径ピストン315と、小径ピストン315に対して
相対移動可能なフローティングピストン321と、大径
ピストン311、小径ピストン315及びフローティン
グピストン321によって形成された第1圧力室PC1
と、シリンダボデー301とフローティングピストン3
21とによって形成され車輪ブレーキと連通する第2圧
力室PC2と、シリンダボデー301と大径ピストン3
11との間に形成されたリリーフ室RCとを備え、大径
ピストン311と小径ピストン315との間に相対的移
動があった場合にポート311bを介して第1圧力室P
C1とリリーフ室RCとが連通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液圧ブレーキ装置
に関するものであり、特に、車両等の液圧ブレーキ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液圧ブレーキ装置として、米国特
許第3559406号公報に開示されたものがある。こ
れには、ブレーキ操作時に、エンジンによって発生する
負圧を利用して助勢されたブレーキ負圧倍力装置のパワ
ーピストンによって移動させられる大径ピストンと、大
径ピストンの内周に嵌合し、負圧倍力装置の助勢機能が
失陥した際に、大径ピストンに対して相対移動可能な小
径ピストンを備えた液圧ブレーキ装置が記載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記液圧ブレーキ装置
は、大径ピストンは負圧倍力装置の助勢力を受けた際、
車輪用ブレーキが必要とするブレーキ圧を供給するため
所定のストロークを必要とし、シリンダとの間のシール
部材の配置との関係上、相当の全長を必要とする。
【0004】また、負圧倍力装置の助勢機能が失陥した
際には、大径ピストンの内周部を小径ピストンが必要な
だけストロークする必要があり、この点においても、大
径ピストンの全長が長くなるきらいがあり、大径ピスト
ンの内周面の製作上で課題が多く、コスト高を招くもの
であった。
【0005】そこで本発明は、上記問題点を解決すべ
く、ピストン等の各部材の製作が容易で低コストな液圧
ブレーキ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、シリンダ内においてブレーキブー
スタのパワーピストンの作動に応答して移動する大径ピ
ストンと、該大径ピストンの内周と係合すると共にブレ
ーキ操作力に応答して、前記大径ピストンに対して相対
移動可能な小径ピストンと、該小径ピストンと係合する
とともに前記小径ピストンに対して相対移動可能なフロ
ーティングピストンと、前記大径ピストン、小径ピスト
ン及びフローティングピストンによって形成された第1
圧力室と、前記シリンダと前記フローティングピストン
とによって形成された第2圧力室と、前記シリンダと前
記大径ピストンとの間に形成されたリリーフ室と、前記
大径ピストン及び前記小径ピストンの間に設置され前記
第1圧力室と前記リリーフ室との連通を遮断し、前記大
径ピストンと前記小径ピストンとの間に相対的移動があ
った場合に前記第1圧力室と前記リリーフ室とを連通さ
せる開閉手段を備えたことを特徴とする液圧ブレーキ装
置とした。
【0007】請求項1の発明によると、ブレーキ作動時
に、ブレーキブースタによる助勢機能がある場合、前記
大径ピストン、小径ピストン及びフローティングピスト
ンによって形成された第1圧力室中を、フローティング
ピストンが小径ピストンに対し相対移動し、ブレーキブ
ースタによる助勢機能が失陥した場合、第1圧力室中を
フローティングピストンと小径ピストンが一体となって
移動するため、大径ピストンあるいは小径ピストンの全
長を短くでき、製作が容易で低コストの液圧ブレーキ装
置とすることができる。
【0008】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1は、本発明による車両ブレーキ用の
液圧ブレーキ装置3をブレーキブースタ1に結合した時
の断面図を表す。
【0009】図1において本発明には含まれないブレー
キブースタ1は、エンジンによって発生される負圧によ
ってブレーキ操作力を助勢するものである。ブレーキブ
ースタ1のハウジング101内には固定隔壁103と可
動隔壁105,107、及びダイヤフラム109,11
1が設置され、ブレーキ操作に応じて導入される大気の
量が可変である2つの変圧室V1,V2及び常にエンジ
ンと連結して負圧が導入される2つの定圧室C1,C2
が形成されている。定圧室C1,C2は可動隔壁107
に設けられたエアパス107aによって互いに連通し、
変圧室V1,V2も固定隔壁103に設けられたエアパ
ス103aによって互いに連通している。
【0010】入力ロッド113は図示しないブレーキペ
ダルに連結して、ブレーキの操作力を入力する。エアバ
ルブ115は入力ロッド113に固着しており、入力ロ
ッド113と共に作動する。
【0011】エアバルブ115の先端はパワーピストン
117に挿入され、同じくパワーピストン117内に設
置された中間ロッド119と当接している。なお、パワ
ーピストン117は、前述した可動隔壁105,107
と連結している。エアバルブ115には、ブレーキ非作
動状態においてバルブリテーナ121に装着されたエア
バルブシール123が当接しており、ブレーキブースタ
1の内部を外気(大気)と遮断している。また、バルブ
リテーナ121にはコントロールバルブシール125が
装着され、図1の状態(ブレーキ非作動状態)では、パ
ワーピストン117との間に隙間が保たれており、変圧
室V1,V2と定圧室C1,C2との間の連通が維持さ
れている。なお、バルブリテーナ121はスプリング1
27によって左方に付勢されている。
【0012】パワーピストン117上にはリアクション
ディスク129が設置され、リアクションディスク12
9上には出力ロッド131が設けられている。出力ロッ
ド131には調整ロッド133が、その突出し量が調整
可能に固着されている。ハウジング101に固定された
バキュームインレット135は図示しないバキュームホ
ースによってエンジンへとつながり、これを介して定圧
室C1,C2に負圧が導入される。スタッドボルト13
7は、ハウジング101に複数設置され(図1では1本
のみ表されている。)、ブレーキブースタ1を車両のエ
ンジンルームに固定する際に使用される。
【0013】次に本発明の液圧ブレーキ装置3について
説明する。シリンダボデー301には液密的に、第1ボ
デーピース303、第2ボデーピース305、第3ボデ
ーピース307、第4ボデーピース309が装着されて
いる。第2ボデーピース305には、大径ピストン31
1が摺動可能に挿通されており、第2ボデーピース30
5との間に第1シール313が装着されている。大径ピ
ストン311内には小径ピストン315が相対移動可能
に設置され、第2シール317及び第3シール319が
大径ピストン311の内周部との間に設置されている。
更に、小径ピストン315の前方には第1フローティン
グピストン321が相対移動可能に嵌合されている。第
1フロ−ティングピストン321の前方には第2フロー
ティングピストン323が設置されている。第1フロ−
ティングピストン321と第2フローティングピストン
323との間には第1リターンスプリング325が、第
2フローティングピストン323とシリンダボデー30
1との間には第2リターンスプリング327が配置され
ている。第3ボデーピース307と第1フローティング
ピストン321との間には第4シール329が設置さ
れ、第4ボデーピース309には第1フローティングピ
ストン321との間に第5シール331、第6シール3
33及び第7シール335が設置されている。図1にあ
るように、液圧ブレーキ装置3には、大径ピストン31
1、小径ピストン315及び第1フローティングピスト
ン321によって形成された第1圧力室PC1、第1フ
ローティングピストン321及び第2フローティングピ
ストン323によって形成された第2圧力室PC2、シ
リンダボデー301と第2フローティングピストン32
3によって形成された第3圧力室PC3を備えている。
第2圧力室PC2,及び第3圧力室PC3は、本発明に
は含まれない、図示しない車輪ブレーキと連通して、発
生液圧を車輪ブレーキに印加する。
【0014】インレットポート337、339は、とも
にリザーバホースを介して図示しないリザーバタンクへ
と連結される。なお、液圧ブレーキ装置3は複数のウェ
ルドボルト341及びナット343によってブレーキブ
ースタ1の前面に取り付けられる。
【0015】次に、図2を用いて液圧ブレーキ装置3の
詳細について説明する。大径ピストン311に設置され
たポート311aは、大径ピストン311及び第2ボデ
ーピース305に囲まれたリリーフ室RC、第2ボデー
ピース305に設けられたポート305a、及びシリン
ダボデー301に設置されたポート301aを介してイ
ンレットポート337と連通している。第2ボデーピー
ス305には、更にポート305bが備えられている。
【0016】大径ピストン311はその後端においてブ
レーキブースタ1のパワーピストン117と当接すると
ともに、小径ピストン315は前記したブレーキブース
タ1の調整ロッド133と当接している。大径ピストン
311には、小径ピストン315に装着された第3シー
ル319の、図2において左方にポート311bを備え
ている。
【0017】次に、本発明による液圧ブレーキ装置3の
作動について説明する。ブレーキの非作動時において
は、第1圧力室PC1は、第2ボデーピース305に設
けられたポート305b、シリンダボデー301に設け
られたポート301a、及びインレットポート337を
介してリザーバタンクへと連通しているため、大気圧と
なっている。一方、エンジンによって発生する負圧がブ
レーキブースタ1に正常に働く場合、ブレーキブースタ
1の定圧室C1,C2は常に負圧状態となっている。ブ
レーキ作動を行うと、入力ロッド113によってエアバ
ルブ115が左方に移動する。この時、バルブリテーナ
121はスプリング127によって左方に付勢されてい
るため、エアバルブシール123及びコントロールバル
ブシール125と共に、左方に移動する。したがって、
コントロールバルブシール125はパワーピストン11
7に当接して閉弁した位置で停止し、変圧室V1,V2
と定圧室C1,C2との連通を遮断する。更に、エアバ
ルブ115が左方に移動すると、エアバルブシール12
5から離隔して開弁し、大気が変圧室V1,V2に流入
する。したがって、変圧室V1,V2と定圧室C1,C
2との間に差圧が発生し、差圧によって助勢力を受けて
可動隔壁105,107がパワーピストン117ととも
に左方に移動する。
【0018】エアバルブ115に加わったブレーキ操作
力は、中間ロッド119を介して、パワーピストン11
7に働く助勢力とともにリアクションディスク129へ
と印加され、出力ロッド131及び調整ロッド133へ
と働き、調整ロッド133は小径ピストン315を押圧
して図において左方へと移動させる。これと同時に、ブ
レーキブースタ1のパワーピストン117は大径ピスト
ン311を直接押圧し、図において左方へと移動させ
る。結局、大径ピストン311と小径ピストン315は
一体となって図において左方へと移動する。
【0019】大径ピストン311の図2において左方へ
の移動によって、第1シール313が第2ボデーピース
305に設置されたポート305bを通過すると、第1
圧力室PC1とリザーバタンクとの連通が断たれ、大径
ピストン311の作動に応じて第1圧力室PC1に液圧
が発生する。これ以降ブレーキ操作部材は第1圧力室P
C1(シール有効断面積S0)内の液圧による反力を受
けることとなる。この時、大径ピストン311のシール
有効断面積S0が第1フローティングピストン321の
シール有効断面積S1より大であるため、大径ピストン
311の前進移動に伴い第1フローティングピストン3
21が前進して大径ピストン311から離隔して移動す
る。この状態で小径ピストン315と第1フローティン
グピストン321が相対的に離隔して移動することにな
る。第1フローティングピストン321の移動に伴っ
て、第2圧力室PC2にも液圧が発生し、同様に第2圧
力室PC2に発生した液圧によって第2フローティング
ピストン323も、図において左方に移動し第3圧力室
PC3にも液圧が発生する。第2圧力室PC2及び第3
圧力室PC3に発生した液圧は、それぞれ図示しない車
輪ブレーキに印加される。この状態が、図4において線
図Aで表される。
【0020】ブレーキの操作力が増大し、所定の力(ブ
レーキブースタ1による助勢限界(死点)の力)に達す
ると(図4のa点)、それ以降、第2圧力室PC2及び
第3圧力室PC3の液圧はブレーキ操作力の増大分だけ
しか増えないため、図4の線図Bで表される特性とな
る。
【0021】エンジンによって発生される負圧によるブ
レーキブースタ1の助勢機能が、何らかの原因によって
失陥した場合、パワーピストン117が直接大径ピスト
ン311を押圧することがなく、入力ロッド113に加
えられたブレーキ操作力が、エアバルブ115、中間ロ
ッド119、リアクションディスク129、出力ロッド
131を介して調整ロッド133に伝えられ、小径ピス
トン315を押圧するのみであり、小径ピストン315
が大径ピストン311に対して相対的に移動する。大径
ピストン311に対する小径ピストン315の相対的な
移動によって、小径ピストン315に装着された第3シ
ール319が大径ピストン311のポート311bに対
して図において左方へと移動するため、第1圧力室PC
1は、ポート311b、ポート311a、リリーフ室R
C、ポート305a、及びポート301aを介してイン
レットポート337へとつながり、大気と連通する。
【0022】したがって、第1圧力室PC1には液圧が
発生せず、第1フローティングピストン321は小径ピ
ストン315に直接押圧されて移動し、第2圧力室PC
2に液圧を発生させ、第2圧力室PC2に発生した液圧
によって第2フローティングピストン323も、図にお
いて左方に移動し第3圧力室PC3にも液圧が発生す
る。第2圧力室PC2及び第3圧力室PC3に発生した
液圧は、それぞれ図示しない車輪ブレーキに印加され
る。この時、ブレーキ操作部材は第2圧力室PC2(シ
ール有効断面積S1)内の液圧による反力を受けること
となり、ブレーキ液圧線図は図4のCとなり、ブレーキ
操作部材が第1圧力室PC1(シール有効断面積S0)
内の液圧による反力を受けた場合の線図Dに比較して、
ブレーキ液圧を高くできる。
【0023】図3は本発明による別の実施の形態による
液圧ブレーキ装置の部分図である。本実施の形態は、前
記した実施の形態のように大径ピストン311にポート
311bを設け、小径ピストン315に第3シール31
9を装着する代わりに、大径ピストン311にシール3
45を装着し、小径ピストン315にポート315aを
設けたものである。本実施の形態に関する作動も、前記
した実施の形態と基本的に同じであるため、説明は省略
する。
【0024】本発明は上記実施の形態にとらわれるもの
ではない。例えば、液圧ブレーキ装置のマスタシリンダ
はタンデムマスタシリンダに限ったものではなく、シン
グルマスタシリンダにも適用できることは言うまでもな
い。
【0025】
【発明の効果】本発明によると、ブレーキ作動時に、ブ
レーキブースタによる助勢機能がある場合、前記大径ピ
ストン、小径ピストン及びフローティングピストンによ
って形成された第1圧力室中を、フローティングピスト
ンが小径ピストンに対し相対移動し、ブレーキブースタ
による助勢機能が失陥した場合、第1圧力室中をフロー
ティングピストンと小径ピストンが一体となって移動す
るため、大径ピストンあるいは小径ピストンの全長を短
くでき、製作が容易で低コストの液圧ブレーキ装置とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液圧ブレーキ装置をブレーキブースタ
に結合したものを表す断面図である。
【図2】本発明の液圧ブレーキ装置の要部詳細図であ
る。
【図3】本発明の液圧ブレーキ装置の変形した実施の形
態を表す要部詳細図である。
【図4】本発明の液圧ブレーキ装置のブレーキペダル踏
力とブレーキ液圧との関係を表す線図である。
【符号の説明】
1・・・ブレーキブースタ 3・・・液圧ブレーキ装置 117・・・パワーピストン 131・・・調整ロッド 301・・・シリンダボデー 311・・・大径ピストン 311b,315a・・・ポート 315・・・小径ピストン 319・・・第3シール 321・・・第1フローティングピストン 323・・・第2フローティングピストン 345・・・シール PC1・・・第1圧力室 PC2・・・第2圧力室 PC3・・・第3圧力室 RC・・・リリーフ室

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内においてブレーキブースタの
    パワーピストンの作動に応答して移動する大径ピストン
    と、該大径ピストンの内周と係合すると共にブレーキ操
    作力に応答して、前記大径ピストンに対して相対移動可
    能な小径ピストンと、該小径ピストンと係合するととも
    に前記小径ピストンに対して相対移動可能なフローティ
    ングピストンと、前記大径ピストン及び小径ピストンに
    よって形成された第1圧力室と、前記シリンダと前記フ
    ローティングピストンとによって形成され車輪ブレーキ
    と連通する第2圧力室と、前記シリンダと前記大径ピス
    トンとの間に形成されたリリーフ室と、前記大径ピスト
    ン及び前記小径ピストンの間に設置され前記第1圧力室
    と前記リリーフ室との連通を遮断し、前記大径ピストン
    と前記小径ピストンとの間に相対的移動があった場合に
    前記第1圧力室と前記リリーフ室とを連通させる開閉手
    段を備えたことを特徴とする液圧ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 シリンダ内においてブレーキブースタの
    パワーピストンの作動に応答して移動する大径ピストン
    と、該大径ピストンの内周と係合すると共にブレーキ操
    作力に応答して、前記大径ピストンに対して相対移動可
    能な小径ピストンと、該小径ピストンと係合するととも
    に前記小径ピストンに対して相対移動可能なフローティ
    ングピストンと、前記大径ピストン、小径ピストン及び
    フローティングピストンによって形成された第1圧力室
    と、前記シリンダと前記フローティングピストンとによ
    って形成され車輪ブレーキと連通する第2圧力室と、前
    記シリンダと前記大径ピストンとの間に形成されたリリ
    ーフ室と、前記大径ピストン及び前記小径ピストンの内
    の一側に設置され前記第1圧力室と前記リリーフ室との
    連通を遮断するシール部材と、前記大径ピストン及び前
    記小径ピストンの内の他側に設置されたポートを備え、
    前記大径ピストンと前記小径ピストンとの間に相対的移
    動があった場合に前記ポートを介して前記第1圧力室と
    前記リリーフ室とが連通することを特徴とする液圧ブレ
    ーキ装置。
  3. 【請求項3】 前記大径ピストンはポートを備え、前記
    小径ピストンは前記大径ピストンに備えられた前記ポー
    トの後方に位置するシール部材を備え、前記大径ピスト
    ンと前記小径ピストンとの間に相対的移動があった場合
    に前記ポートを介して前記第1圧力室と前記リリーフ室
    とが連通することを特徴とする請求項1を満足する液圧
    ブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 前記大径ピストンはシール部材を備え、
    前記小径ピストンは前記大径ピストンに備えられた前記
    シール部材の後方に位置するポートを備え、前記大径ピ
    ストンと前記小径ピストンとの間に相対的移動があった
    場合に前記ポートを介して前記第1圧力室と前記リリー
    フ室とが連通することを特徴とする請求項1を満足する
    液圧ブレーキ装置。
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