JPH11245801A - 液圧制御装置 - Google Patents

液圧制御装置

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JPH11245801A
JPH11245801A JP10132048A JP13204898A JPH11245801A JP H11245801 A JPH11245801 A JP H11245801A JP 10132048 A JP10132048 A JP 10132048A JP 13204898 A JP13204898 A JP 13204898A JP H11245801 A JPH11245801 A JP H11245801A
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pressure
valve
control device
piston
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JP10132048A
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Inventor
Akihiko Sekiguchi
昭彦 関口
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Akebono Brake Industry Co Ltd
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Akebono Brake Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブレーキ圧制御装置に使用でき、入力信号に応
じて比例的に圧力を増大できる液圧制御装置を提供す
る。 【解決手段】圧力源6からの流体圧を制御し比例的に増
圧して出力する電磁比例弁54と、前記電磁比例弁から
の出力をピストンの受圧面積の差を利用して増圧し出力
する制御弁60とからなることを特徴とする液圧制御装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用のブレーキ
圧制御装置に好適な液圧制御装置に関するものであり、
更に詳細には、従来の液圧または空気圧を利用した流体
式のブレーキシステムに、電気制御式ブレーキ(いわゆ
るブレーキバイワイヤ)システムを付加した両用型のブ
レーキ圧制御装置に使用でき、入力信号に応じて比例的
に圧力を増大できる液圧制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブレーキペダルを踏むことによって流体
圧を発生しこの圧力によってブレーキを作動させること
ができる流体式のブレーキシステムは周知であり、ま
た、ブレーキペダルの踏み力に相当する電気信号により
電子制御装置からの指令で電磁バルブ等を制御しアキュ
ムレータからの制御された圧力をホイールシリンダに供
給して電気的にブレーキを作動させることができる電気
制御式ブレーキシステムは公知である(例えば特開平7
−317941号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、上
記両ブレーキシステムを統合し、いずれかのシステムで
も任意に作動できるように、特に身体障害者が手動で電
気制御式ブレーキシステムを作動できるブレーキ圧制御
装置を提供することを目的とする。また上記ブレーキ圧
制御装置に使用でき、入力信号に応じて比例的に圧力を
増大できる液圧制御装置を提供することを目的とする。
ところで、上記電気制御ブレーキシステムを備えた車両
を身体障害車向けの車両に改造する際には、手動による
ブレーキ操作部材を設ける必要があるが、こうした手動
によるブレーキ操作部材は、通常、手動操作レバーとブ
レーキぺダルとを機械式のリンクで連結したものが普通
であり、このため、非力な身体障害者が操作レバーによ
りブレーキ作動を行うことは非常に大きな負担であり、
また発生ブレーキ力も弱いため制動距離が長くなるな
ど、安全面で問題が多い。このため手動による操作レバ
ーに代えて、ジョイスティック形式の手動操作部材によ
って軽い力でブレーキを作動できるようにすることも考
えられるが、こうした手動操作部材によるブレーキ作動
形態と、ブレーキペダルによるブレーキ作動形態の2系
統を車両に備えた場合には、次のような問題が発生す
る。即ち、上述のような両用型のブレーキ圧制御装置
は、入力装置として、少なくとも足で操作するブレーキ
ぺダルと、手動で操作するブレーキレバーの二つの入力
装置を備えていることになるため、運転中にドライバー
が二つの入力装置を同時に操作した場合、システム内の
流体圧(液圧式ブレーキの場合には液圧が、また空気式
ブレーキの場合には空気圧)が相互干渉を起こし、ドラ
イバーが必要とする制動力が得られない場合がある。
【0004】そこで、本発明は、両用型のブレーキ圧制
御装置において、身体障害者が軽い力で操作できる手動
のブレーキ操作部材を設け、さらに、ブレーキペダルと
手動操作部材の二つのブレーキ入力装置を同時に作動さ
せても、かならず一番高い流体圧を選択し(セレクトハ
イ)、その流体圧によってブレーキを作動させることが
できるようにする。また上述のブレーキ圧制御装置に使
用する液圧制御装置には、電磁比例弁と制御弁とを組み
合わせた液圧制御装置を使用し、電磁比例弁の発熱量を
小さし、電磁比例弁を長時間使用を可能とし、さらに、
電磁比例弁の小型化を図る。本発明では、ドライバーが
二つのブレーキ入力装置を同時に作動した場合、その時
に発生する各システム内の一番高い作動流体圧を、装置
内に配置した選択弁で選択し、選択した作動流体圧によ
ってブレーキを働かせるため、システム内の流体圧同士
が相互干渉を起こすという事態を回避でき、常に安定し
たブレーキ力を得ることができる。また非力な身体障害
者でも軽い力でブレーキ操作ができる。また、液圧制御
装置では、電磁比例弁と制御弁とを組み合わせて液圧制
御装置を構成したため、従来、1個の電磁比例弁から構
成されている液圧制御装置(例えば特開平7−2177
64号公報、特開平7−182051号公報等を参照)
のように高圧、高容量の電磁比例弁が必要なくなり、電
磁比例弁の発熱量を小さし、電磁比例弁を長時間使用を
可能とし、さらに、電磁比例弁の小型化およびコストの
低減を実現する。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明が採用
した技術解決手段は、圧力源6からの流体圧を制御し比
例的に増圧して出力する電磁比例弁と、前記電磁比例弁
からの出力をピストンの受圧面積の差を利用して増圧し
出力する制御弁とからなることを特徴とする液圧制御装
置である。
【0006】
【実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実施の形
態を説明すると、図1は本ブレーキ圧制御装置の全体構
成図、図2は第1圧力制御装置としてのコントロールバ
ルブの拡大図、図3は第2圧力制御装置としての液圧制
御装置の拡大図である。以下、本ブレーキ圧制御装置の
全体構成を説明した後、第1圧力制御装置としてのコン
トロールバルブ、電気信号によって作動する第2圧力制
御装置(液圧制御装置)、選択弁の構成要素の詳細説明
をすることとする。
【0007】図1において、1はブレーキぺダル、2は
タンデムマスターシリンダ、3はリザーバ、4はポン
プ、5は圧力センサ、6はアキュムレータ、7はリリー
フ弁、8は前後左右のホイールシリンダ、30は第1圧
力制御装置としてのコントロールバルブ、50は第2圧
力制御装置、70は選択弁であり、これらは図示の如く
流路によって連通されている。また、9はハンドレバ
ー、10は車間距離センサであり、これらは電子制御装
置11と接続されている。電子制御装置11は手動操作
部材としてのハンドレバー(ハンドスイッチ)、、ある
いは車間距離センサ10等からの入力信号により第2圧
力制御装置50内の電磁比例弁を制御するとともに圧力
センサからの信号によりポンプ4等を作動できるように
なっている。
【0008】このブレーキ圧制御装置は、ブレーキぺダ
ル1を操作しタンデムマスターシリンダ2に液圧(流体
圧)が発生すると、この流体圧によってコントロールバ
ルブ30が作動し、マスターシリンダ2の流体圧に対し
て比例的に増圧された流体圧がコントロールバルブ30
の出力ポート30eより選択弁70に導入される。一
方、ハンドレバー9を操作すると、その操作信号が電子
制御装置11に入力され、電子制御装置11は第2圧力
制御装置50内の電磁比例弁54を作動する。この結
果、電磁比例弁から出力されるアキュムレータ6からの
液圧によって第2圧力制御装置50内の制御弁60が流
路を切換え、電磁比例弁からの出力圧に比例して増圧さ
れたアキュムレータ6の流体圧が制御弁の出力ポートよ
り出力され、選択弁70に導入される。
【0009】選択弁70では、コントロールバルブ30
からの出力圧および第2圧力制御装置50からの出力圧
の内、高い方の圧力を持った流体を選択し、この流体に
より各ホイールシリンダ8を作動し、ブレーキを作動す
る。またブレーキ開放時には、ホイールシリンダ8内の
流体圧は、選択弁70、第2圧力制御装置50又はコン
トロールバルブ30を介してリザーバ3に還流しブレー
キが開放される。
【0010】以下、本ブレーキ圧制御装置を構成する各
構成要素の詳細を図1、図2、図3を参照して説明す
る。 〔コントロールバルブ30〕図2において、コントロー
ルバルブ30は、本体内にパイロットピストン31、ダ
イアフラムピストン32、スプールピストン33を図示
の配列で備えており、夫々のピストン31、32、33
は本体内に形成した第1シリンダ34、第2シリンダ3
5、ポート部材37に形成した第3シリンダ36内に摺
動自在に配置されている。ポート部材37は本体に適宜
手段により固定されている。なお、ダイアフラムピスト
ン32の受圧面積A1、スプールピストン33の受圧面
積A2は、 A1>A2となっている。
【0011】パイロットピストン31は第1シリンダ3
4内に摺動自在に配置されており、大径部31a、小径
部31bからなる段付きピストンとして形成され、第1
シリンダ34内に第1液室38、第2液室39および大
気室40を区画している。コントロールバルブ30の第
1液室38は第1入力ポート30aを介してタンデムマ
スターシリンダ2の第1液圧発生室2aに、また、第2
液室39は第2入力ポート30bを介してタンデムマス
ターシリンダ2の第2液圧発生室2bに連通している。
コントロールバルブ30内の大気室40は大気に連通し
ている。そして、パイロットピストン31は第2液室3
9内に配置した第1スプリング41によって通常図中右
方に付勢され本体壁面に当接している。
【0012】パイロットピストン31に対向して配置す
るダイアフラムピストン32は本体内に形成した第2シ
リンダ35内に摺動自在に設けられ、端面にダイアフラ
ム42が設けられ、ダイヤフラム42によって第2液室
39と液密に区画している。ダイアフラムピストン32
の図中左端面にはスプールピストン33と当接する係合
突起43が形成されており、またダイアフラムピストン
32の図中左側端面によって区画された液室44は、排
出ポート30cを介してリザーバ3に連通されている。
なおこの排出ポート30cは図1に示すように第2圧力
制御装置50の排出ポート51にも連通されている。ダ
イアフラムピストン32は第2スプリング45によりス
プールピストン33に向けて付勢され、係合突起43が
スプールピストン33に当接している。
【0013】スプールピストン33は本体に固定されて
いるポート部材37内の第3シリンダ36内に摺動自在
に配置され、スプールピストン中心部には流路46が形
成されこの流路46がスプールピストン33の外周に形
成した溝47に連通している。この溝47は、非作動時
にはポート部材37の第1通路37a、排出ポート30
cを介してリザーバ3に連通しており、スプールピスト
ン33が図示状態より左方に移動すると(即ち作動時に
は)ポート部材37内の第2通路37b、第3入力ポー
ト30dを介してアキュムレータ6に連通する。なお、
溝47の幅Lはポート部材37に形成した第1通路37
aと第2通路37bの間の距離よりも若干小さく設定し
てあり、このため、スプールピストン33の中心部の流
路46がポート部材側の第1通路37aと連通している
状態から、スプールピストン33が移動して溝47がポ
ート部材37側の第2通路37bと連通状態に切り換わ
る際に、若干のタイムラグが生じるようにしてある。ま
た、スプールピストン33は復帰スプリング48の付勢
力によって図中右端面で本体壁面によって位置決めがな
されている。なお上述の復帰スプリング48と第2スプ
リング45との荷重関係は、 復帰スプリング48>第2スプリング45 となっている。
【0014】スプールピストン中心部の流路46はブー
スト室49→第1出力ポート30eを介して後述する選
択弁70の第1入力ポート78および第2圧室74に連
通している。このため、このコントロールバルブ30で
は、非作動時にはブースト室49はスプールピストンの
中心部の流路46→スプールピストンの溝47→ポート
部材側の第1通路37a→排出ポート30cを介してリ
ザーバ3に連通しており、無圧状態となっている。
【0015】〔第2圧力制御装置50(液圧制御装
置)〕第2圧力制御装置50は、図1に示す如く、リザ
ーバ3と後述する選択弁70とを接続する配管内に配置
されている。図3において、同第2圧力制御装置50は
電磁比例弁54と、制御弁60とを備えており、これら
は図示の配管で接続されている。電磁比例弁54は非作
動時には同弁54の入力ポート57を排出ポート55お
よび出力ポート56から遮断しているとともに出力ポー
ト56と排出ポート55とを連通しており、作動時に
は、入力ポート57と出力ポート56とを連通し、制御
されたアキュムレータ圧を後述する制御弁60に供給で
きる構成となっている。また、電磁比例弁54は、電子
制御装置11を介してハンドレバー9の操作力に相当す
る出力信号を出力する力センサ9aと電気的に接続され
ており、電子制御装置11からの指令信号によりハンド
レバー9の操作力に応じたアキュムレータ圧を制御弁6
0に供給できる構成となっている。なおこの電磁比例弁
54は公知のものを使用できる。
【0016】制御弁60は、本体内にダイアフラムピス
トン58、スプールピストン59を図示の配列で備えて
おり、夫々のピストン58、59は本体内およびポート
部材69に摺動自在に配置されている。ポート部材69
は本体に適宜手段により固定されている。なお、ダイア
フラムピストン58の受圧面積A3、スプールピストン
59の受圧面積A4は、 A3>A4となって
いる。ダイアフラムピストン58は端面にダイアフラム
61を備え、ダイヤフラム61によって入力室62を液
密に区画しており、その入力室62は電磁比例弁54の
出力ポート56に連通している。ダイアフラムピストン
58の図中左端面にはスプールピストン59と当接する
係合突起65が形成されており、またダイアフラムピス
トン58の図中左側端面によって区画された液室64
は、前記電磁比例弁54の排出ポート55およびポート
部材69の第1通路69aに連通している。ダイアフラ
ムピストン58は第1スプリング63によりスプールピ
ストン59に向けて付勢され、係合突起65がスプール
ピストン59に当接している。
【0017】ダイアフラムピストン58の係合突起65
に当接しているスプールピストン59の中心部には流路
66が形成されこの流路66がスプールピストン59の
外周に形成した溝68aに連通している。この溝68a
は、非作動時にはポート部材69の第1通路69aに連
通しており、スプールピストン59が図示状態より左方
に移動すると(即ち作動時には)ポート部材69内の第
2通路69b→第2圧力制御装置50の入力ポート52
を介してアキュムレータ6に連通する。また、スプール
ピストン59は復帰スプリング67の付勢力によって図
中右端面で本体壁面によって位置決めがなされている。
なお上述の復帰スプリング67と第1スプリング63と
の荷重関係は、 復帰スプリング67>第1スプリング63 となっている。スプールピストン59の中心部の流路6
6は制御弁60内のブースト室68に連通しており、ブ
ースト室68は第2圧力制御装置50の出力ポート53
を介して選択弁70に接続されている。制御弁60では
入力室62に液圧が導入されるとダイアフラムピストン
58が図3中左方に移動し、さらにスプールピストン5
9も図中左方に移動する。このとき、ダイアフラムピス
トン58はダイアフラム61を変形しながら移動するた
め、従来のようにピストンの周囲にシールを配置した場
合に比べて、ダイアフラムピストン58の摺動抵抗を軽
減でき、応答性が向上する。
【0018】スプールピストン59のさらなる移動によ
り、スプールピストン59内の中心部流路66は、スプ
ールピストン59の溝68a→ポート部材69の第2通
路69b→第2圧力制御装置50の入力ポート52→ア
キュムレータ6に連通し、アキュムレータ6内の圧力流
体が上記流路からブースト室68に流入し、さらに第2
圧力制御装置50の出力ポート53より選択弁70に供
給される。そして、スプールピストン59の左端に作用
するブースト室68の液圧による液圧力とダイアフラム
ピストン58の右端に作用する入力室62の液圧力とが
バランスするようにスプールピストン59が左右に動く
ことによって、ブースト室68の液圧は入力室62の液
圧に対して比例的に増大(倍力)される。その倍力比は
スプールピストン59の左端の面積と、ダイアフラムピ
ストン58の右端の受圧面積との比によって決定され
る。
【0019】〔選択弁70〕図1において、選択弁70
は本体シリンダ71内にスプール弁72を備えており、
このスプール弁72は図示のごとく、シリンダ71内左
右に第1圧室73、第2圧室74およびそれら圧室の間
に中央室75を区画しており、第1圧室73、第2圧室
74の高い方の圧力によって、スプール弁72が図中左
右に移動できる構成となっている。第1圧室73は配管
76を介して前述の第2圧力制御装置50の出力ポート
53に接続されており、また第2圧室74は配管77を
介して前述のコントロールバルブ30の出力ポート30
eに接続されている。
【0020】中央室75は第1入力ポート78、第2入
力ポート79および出力ポート80を備えており、第1
入力ポート78はコントロールバルブ30の出力ポート
30eに、また第2入力ポート79は第2圧力制御装置
50の出力ポート53に接続されており、スプール弁7
2が第1圧室73、第2圧室74の高い方の圧力によっ
て移動すると、どちらか一方の入力ポートが閉じられ、
他方の入力ポートが必ず開く構成となっている。また中
央室75は出力ポート80を介して常時各ホイールシリ
ンダ8に連通している。この選択弁70では、例えば、
第1圧室73の圧力が、第2圧室74の圧力よりも高い
時には、図示の如く、スプール弁72は左方側に移動
し、第1入力ポート78を遮断すると同時に、第2入力
ポート79を開き、第2入力ポート79からの圧力を出
力ポート80から出力でき、逆の場合には第1ポート7
8からの圧力を出力できる構成となっている。
【0021】以上のように構成されたブレーキ圧制御装
置の作動を流体式ブレーキ系および電気制御式ブレーキ
系に分けて説明する。 流体式ブレーキ系 〔非作動時〕ブレーキぺダル1が開放状態の時は、タン
デムマスターシリンダ2に圧力が発生しておらずコント
ロールバルブ30内の第1、第2液室38、39も無圧
であるためコントロールバルブ30は作動せず、図1の
状態を維持し、アキュムレータ6からの圧力流体はコン
トロールバルブ30内のスプールピストン33に依って
遮断されているため選択弁70には圧力は供給されずホ
イールシリンダ8には圧力が発生しない。
【0022】〔作動時〕運転者がブレーキぺダル1を踏
み込みタンデムマスターシリンダ2で圧力が発生する
と、コントロールバルブ30内の第1液室38および第
2液室39の圧力も上昇するが、パイロットピストン3
1の両端の圧力は等しいのでパイロットピストン31は
動かない。この状態で、マスターシリンダ2の第2圧力
発生室2bの圧力はコントロールバルブ30の第2入力
ポート30b、第2液室39を介してコントロールバル
ブ30内のダイアフラムピストン32に作用する。コン
トロールバルブ30内において、ダイアフラムピストン
32に圧力が作用すると、同ピストン32が図2中左方
に移動し、さらにスプールピストン33も図中左方に移
動する。このとき、ダイアフラムピストン32はダイア
フラム42を変形しながら移動するため、従来のように
ピストンの周囲にシールを配置した場合に比べて、ダイ
アフラムピストン32の摺動抵抗を軽減でき、応答性が
向上する。
【0023】スプールピストン33のさらなる移動によ
り、スプールピストン33内の中心部流路46が、溝4
7→ポート部材37の第2通路37b→第3入力ポート
30dを介してアキュムレータ6に連通し、アキュムレ
ータ6内の圧力流体がコントロールバルブの中心部流路
46→ブースト室49に導入され、さらに出力ポート3
0eを介して選択弁70の第2圧室74に供給され、選
択弁70内のスプールピストン72が図1状態から右方
に移動し選択弁70の第1入力ポート78を開く。この
結果コントロールバルブ30からの圧力が選択弁70の
第1入力ポート78→中央室75→出力ポート80を介
してホイールシリンダ8に供給されブレーキが働く。
【0024】なお、コントロールバルブ30内のスプー
ルピストン33の左端に作用するブースト室49の圧力
とダイアフラムピストン32の右端に作用するマスター
シリンダ圧力とがバランスするようにスプールピストン
33が左右に動くことによって、ブースト室49の圧力
はマスターシリンダ圧力に対して比例的に増大(倍力)
される。その倍力比はスプールピストン33の左端の受
圧面積と、ダイアフラムピストン32の右端の受圧面積
との比(A2/A1)によって決定される。こうしてブ
レーキぺダルの踏力に応じて増大(倍力)された圧力に
よって前後輪ともにブレーキが働く。
【0025】またブレーキ開放時には、第1液室38、
第2液室39の圧力が開放されるため、コントロールバ
ルブ30内のスプールピストン33がブースト室49内
の圧力および復帰スプリング48の作用により初期位置
に復帰し、ホイールシリンダ内の圧力がリザーバ3に開
放されるためブレーキが開放される。
【0026】〔フェイル時〕タンデムマスターシリンダ
2の第1圧力発生室2aの系統が失陥したときにはコン
トロールバルブ30の第2液室39に流入するタンデム
マスターシリンダ2の第2圧力発生室2bの圧力によっ
てダイアフラムピストン32、スプールピストン33を
左方に移動し、アキュムレータ6からの圧力によりブレ
ーキを働かせることができ、また、タンデムマスターシ
リンダ2の第2圧力発生室2bの系統が失陥したときに
は、第1圧力発生室2bの圧力でパイロットピストン3
1、ダイヤフラムピストン32、スプールピストン33
を移動して上記と同様にブレーキを働かせることができ
る。
【0027】電気制御式ブレーキ系 〔非作動時〕手動操作部材としてのブレーキレバー9が
開放されている時には、電子制御装置11からの指令が
ないため、第2圧力制御装置50内の電磁比例弁54よ
りの出力圧はゼロであり、制御弁60は作動せず、アキ
ュムレータ6からの圧力は選択弁70には作用せずホイ
ールシリンダ8には圧力が発生しない。
【0028】〔作動時〕運転者が操作部としてのハンド
レバー9を操作すると、また電子制御装置11はその操
作力に応じて第2圧力制御装置50内の電磁比例弁54
を作動し、同弁54の入力ポート57、出力ポート56
を連通し、制御されたアキュムレータ圧を出力ポート5
6から制御弁60の入力室62に供給する。 制御弁6
0の入力室62に液圧が導入されると制御弁60内のダ
イアフラムピストン58が図中左方に移動し、スプール
ピストン59も図中左方に移動する。この移動によりス
プールピストン59内の中心部流路66が、溝68a→
ポート部材69の第2通路69b→第2圧力制御装置5
0の入力ポート52→アキュムレータ6に連通し、アキ
ュムレータ6内の圧力流体が制御弁60の中心部流路6
6→ブースト室68→出力ポート53から選択弁70の
第1圧室73に供給され、スプールピストン72を左方
に移動して図1状態とし、選択弁70の第2入力ポート
79を開く。この結果第2圧力制御装置50を介してア
キュムレータ6からの圧力が選択弁70の中央室75→
出力ポート80を介してホイールシリンダ8に供給され
ブレーキが働く。
【0029】そして、制御弁60内のスプールピストン
59の左端に作用するブースト室68の液圧による液圧
力とダイアフラムピストン58の右端に作用する入力室
62の液圧力とがバランスするようにスプールピストン
59が左右に動くことによって、ブースト室68の液圧
は電磁比例弁54からの出力液圧に対して比例的に増大
(倍力)される。その倍力比はスプールピストン59の
左端の受圧面積と、ダイアフラムピストン58の右端の
受圧面積との比(A3/A4)によって決定される。
【0030】ブレーキ開放時には、電磁比例弁54が初
期位置に復帰して入力ポート57を他のポート56、5
5と遮断するとともに出力ポート56と排出ポート55
とを連通するため、制御弁60の入力室62の液圧が開
放され、スプールピストン59が初期位置に復帰して、
制御弁60内の流路66がポート部材69の第1通路6
9aを介してリザーバ18に連通する。これによってホ
イールシリンダ内の圧力は選択弁70→第2圧力制御装
置50内の制御弁60を介してリザーバ18に還流しブ
レーキが開放される。
【0031】〔自動ブレーキ時〕車両発進時に車輪にス
リップ等が発生したり、車間距離が所定値以下になって
ブレーキを働かせる必要がある場合(自動ブレーキ時)
には、車輪速度センサ、車間距離センサ10等からの信
号により電子制御装置11(ECU)が第2圧力制御装
置50内の電磁比例弁54を作動し、上述した態様と同
様に制御されたアキュムレータ液圧を第2圧力制御装置
50の出力ポート53から出力し、さらに選択弁70の
第1圧室73に導入し、選択弁70内のスプールピスト
ン72を図1状態として選択弁70の第2入力ポート7
9を開く。この結果第2圧力制御装置50からの圧力が
選択弁70を介してホイールシリンダ8に供給されブレ
ーキが働く。
【0032】〔両方の入力装置が同時に操作された場
合〕ブレーキぺダル1が踏まれ、さらにハンドレバー9
が操作され、上述の態様により、コントロールバルブ3
0と第2圧力制御装置50から同時に制御されたアキュ
ムレータ圧が出力された場合には、コントロールバルブ
30と第2圧力制御装置50の出力圧の高い方の圧力に
より、選択弁70内のスプール弁72が移動し、高い方
の圧力によりブレーキを働かせる。たとえば、コントロ
ールバルブ30からの出力圧が第2圧力制御装置50か
らの出力圧よりも高い場合には、第2圧室74の圧力
が、第1圧室73の圧力よりも高くなるため、スプール
弁72は図示の位置から右方側に移動し、第1入力ポー
ト78を開くと同時に、第2入力ポート79を閉じ、第
1入力ポート78からの圧力を中央室75→出力ポート
80から出力してブレーキを働かせることができる。こ
うして、運転中にドライバーが両方の入力装置を同時に
操作しても、常に高い方の圧力を選択弁70によって選
択してブレーキを働かせるため、ブレーキ圧同士が相互
干渉を起こし、ドライバーが必要とする制動力が得られ
ないという事態を回避できる。
【0033】なお、上記第2圧力制御装置50として
は、図4に示すようなものを使用することも可能であ
る。図4を参照して説明すると、同圧力制御装置は電磁
比例弁54のみを備えており、この弁54は第2圧力制
御装置50の入力ポート52に連通する入力ポート5
7、同出力ポート53に連通する出力ポート56、同排
出ポート51に連通する排出ポート55を図示の如く備
えている。電磁比例弁54は非作動時には入力ポート5
7を他のポート56、55と遮断しているとともに出力
ポート56と排出ポート51とを連通しており、作動時
には、入力ポート57、出力ポート56を連通し、制御
されたアキュムレータ圧を選択弁70に供給できる構成
となっている。そして、電磁比例弁54は、ブレーキぺ
ダルの踏力に相当する出力信号を出力するハンドレバ
ー、あるいは自動ブレーキの出力信号を出力するセンサ
と電子制御装置11を介して接続されており、電子制御
装置11からの指令信号によりハンドレバー9等の揺動
角に応じて制御されたアキュムレータ圧を選択弁70に
供給し、ブレーキを働かせることができるようになって
いる。なおこの電磁比例弁54は公知のものを使用す
る。この形態では制御弁が不要となるため、部品点数の
低減を図ることができる。
【0034】さらに上記第2圧力制御装置50として
は、図5に示すような変形例を使用することも可能であ
る。この圧力制御装置50は図3に示す圧力制御装置の
変形例であり、図3に示す圧力制御装置50は、電磁比
例弁54に供給する圧力源と、制御弁60に供給する圧
力源とを共通の1個のアキュムレータで行っていたのに
対して、本圧力制御装置は電磁比例弁54に供給する圧
力源と、制御弁60に供給する圧力源とを別の圧力源と
した点で相違している。たとえば、図5に示すものは制
御弁60用の圧力源として入力ポート52に接続した図
3に示すものと同じアキュムレータを使用し、電磁比例
弁54の圧力源には入力ポート52aに接続され図3に
は無い例えばパワーステアリングの圧力源を使用してい
る。さらに制御弁60は図3に示す排出ポート51とは
別の排出ポート51aに接続されている。ところで、こ
の第2圧力制御装置としての作用は図3に示したものと
同様であるので詳細な説明は省略する。
【0035】なお、上記のいずれの実施態様において、
選択弁70とホイールシリンダとの間のブレーキ配管中
に従来公知のホールドバルブ、およびディケイバルブを
備えることによりアンチロック制御も容易に行うことが
できる。また前述の自動ブレーキは、従来のブレーキ系
においても作動できるようにすることで衝突防止等の効
果を発揮できる。さらに上述の実施形態では液圧式ブレ
ーキにて説明したが、空気式ブレーキにも適用が可能で
ある。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に述べた如く本発明によれば、
運転中にドライバーが両方の入力装置を同時に操作した
場合、システム内の流体圧(液圧式ブレーキの場合には
液圧が、また空気式ブレーキの場合には空気圧)が相互
干渉を起こすことがなくなり、安定したブレーキ力を得
ることができる。倍力装置をマスターシリンダとは分離
した構成とすることで、車両搭載性の向上を図る。種々
のセンサからの情報をもとに電子制御装置11によって
液圧ポンプや各種弁を制御できるため、電子制御装置1
1内のプログラムを変更するだけで、種々のブレーキ態
様を実現することができる。圧力制御装置を設け、ブレ
ーキレバー(あるいはハンドスイッチ)の操作部からの
指令によって作動することで軽い操作力でブレーキを働
かせることができるようにしたため、身体障害者向けの
車両への適用が可能となる。電磁比例弁と制御弁とを組
み合わせて圧力制御装置としての液圧制御装置を構成し
たため、従来、1個の電磁比例弁のように高圧、高容量
の電磁比例弁が必要なくなり、電磁比例弁の発熱量を小
さし、電磁比例弁を長時間使用を可能とし、さらに、電
磁比例弁の小型化を図ることができ、コストの低減を図
ることガできる。等の優れた効果を奏することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わるブレーキ圧制御装置
の全体構成図である。
【図2】本ブレーキ圧制御装置内のコントロールバルブ
の拡大断面図である。
【図3】本ブレーキ圧制御装置内の圧力制御装置(液圧
制御装置)の拡大断面図である。
【図4】圧力制御装置(液圧制御装置)の第2実施形態
の図である。
【図5】圧力制御装置(液圧制御装置)の図3の変形例
(第3実施形態)を示す図である。
【符号の説明】
1 ブレーキぺダル 2 タンデムマスターシリンダ 3 リザーバ 4 ポンプ 5 圧力センサ 6 アキュムレータ 7 リリーフ弁 8 ホイールシリンダ 9 ハンドレバー 10 車間距離センサ 11 電子制御装置 30 第1圧力制御装置(コントロールバル
ブ) 31 パイロットピストン 32 ダイヤフラムピストン 33 スプールピストン 38 第1液室 39 第2液室 40 大気室 49 ブースト室 50 第2圧力制御装置 54 電磁比例弁 60 制御弁 70 選択弁 71 シリンダ 72 スプール弁 73 第1圧室 74 第2圧室 75 中央室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力源6からの流体圧を制御し比例的に増
    圧して出力する電磁比例弁と、前記電磁比例弁からの出
    力をピストンの受圧面積の差を利用して増圧し出力する
    制御弁とからなることを特徴とする液圧制御装置。
  2. 【請求項2】前記電磁比例弁は、出力信号に応じてアキ
    ュムレータからの液圧を比例的に増大して出力するべく
    構成されており、前記制御弁は、スプールピストン59
    とダイアフラムピストン58と前記スプールピストンに
    よって区画されたブースト室68とを備え、ブースト室
    に作用するアキュムレータからの液圧とダイアフラムピ
    ストン58の作用する電磁比例弁からの出力圧とがバラ
    ンスするよう、スプールピストン59が移動して電磁比
    例弁からの出力圧に対してブースト室68の圧力を比例
    的に増大して出力するように構成したことを特徴とする
    請求項1に記載の液圧制御装置。
  3. 【請求項3】前記電磁比例弁は、出力信号に応じて第1
    圧力源からの液圧を比例的に増大して出力するべく構成
    されており、前記制御弁は、スプールピストン59とダ
    イアフラムピストンと前記スプールピストンによって区
    画されたブースト室68とを備え、前記ブースト室68
    に作用する第2圧力源の液圧とダイアフラムピストン5
    8の作用する電磁比例弁からの出力圧とがバランスする
    よう、スプールピストン59が移動して電磁比例弁から
    の出力圧に対して第2圧力源からの圧力を比例的に増大
    して出力するように構成したことを特徴とする請求項1
    に記載の液圧制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103129544A (zh) * 2011-11-22 2013-06-05 株式会社万都 一体式电子液压制动系统
WO2022254891A1 (ja) * 2021-06-02 2022-12-08 日立建機株式会社 ダンプトラック

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