JPH07171816A - コンクリート製品成形用型枠装置 - Google Patents

コンクリート製品成形用型枠装置

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JPH07171816A
JPH07171816A JP32185193A JP32185193A JPH07171816A JP H07171816 A JPH07171816 A JP H07171816A JP 32185193 A JP32185193 A JP 32185193A JP 32185193 A JP32185193 A JP 32185193A JP H07171816 A JPH07171816 A JP H07171816A
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久夫 新貝
Kotaro Aragai
広太郎 新貝
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SHINKAI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高さの異なるコンクリート製品を成形する毎
に外型体16を上下に設定位置を調節すると同時に底型体
24を確実に連動でき、外型体16にて高さの異なる各種の
コンクリート製品を成形しても共通の底型体24にて当該
コンクリート製品の端面を成形でき、端面成形用の異な
る高さの複数の補助枠等のアタッチメントを常備する必
要がなく、生産コスト上経済的な型枠装置を提供する。 【構成】 コンクリート製品の一方側壁面を成形する中
型体2に対してコンクリート製品の他方側壁面を成形す
る外型体16を進退自在にかつ上下方向に位置調節自在に
設ける。外型体16にコンクリート製品の端面を成形する
底型体24を設ける。底型体24をリンク機構22にて上下動
自在に支持する。外型体16は化粧型体45を有する。底型
体24は模様成形面を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリート製品成形用
型枠装置に係り、たとえば、L型擁壁、ボックスカルバ
ート、マンホール及びU字構等のコンクリート製品を成
形するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンクリート製品成形用
型枠装置としては、たとえば、実開平3−93105号
公報に記載されているように、基台に背面枠を立設し、
この背面枠に対して前面枠を進退自在に設け、この前面
枠に前面成形板を取着し、前記背面枠の下端部に底板を
前記前面成形板に向かって一体に突設し、この底板上に
前記前面成形板にて成形する高さの異なるコンクリート
製品毎に端面成形用の異なる高さの補助枠を選択して載
置する構造が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載の構造
では、高さの異なるコンクリート製品を成形する毎に背
面枠の底板上に当該コンクリート製品に応じた高さの補
助枠を載置する必要があるため、異なる高さの複数の補
助枠を常備しなければならず、その管理上からも不都合
なことが多く、また、背面枠の底板上には高さの異なる
コンクリート製品を成形する毎に選択した補助枠を交換
して設置する手数を要するとともに、その都度、補助枠
と前面成形板とを型合わせする手数を要し、生産コスト
上不経済である、という問題がある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、高さの異なるコンクリート製品を成形する毎に
外型体を上下に設定位置を調節すると同時に底型体を連
動することができ、この外型体にて高さの異なる各種の
コンクリート製品を成形しても共通の底型体にて当該コ
ンクリート製品の端面を成形することができ、このた
め、端面成形用の異なる高さの複数の補助枠等のアタッ
チメントを常備する必要がなく、その管理も容易であ
り、成形するコンクリート製品に合わせて底型体を選択
設置する手数及び型合わせする手数を必要せず、生産コ
スト上経済的であり、したがって、簡単な構成で高さの
異なるコンクリート製品を容易に成形することができる
コンクリート製品成形用型枠装置を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のコンクリ
ート製品成形用型枠装置は、コンクリート製品の一方側
壁面を成形する成形面を有する中型体と、この中型体に
対向して配設され前記コンクリート製品の他方側壁面を
成形する成形面を有する外型体と、前記コンクリート製
品の端面を成形する成形面を有する底型体とを具備し、
前記外型体は前記中型体に対して進退自在にかつ上下方
向に位置調節自在に設け、この外型体に前記底型体を設
けたものである。
【0006】請求項2記載のコンクリート製品成形用型
枠装置は、請求項1記載のコンクリート製品成形用型枠
装置において、その底型体は中型体に対する型合わせ時
には上動させ離型時には下動させるリンク機構にて外型
体に上下動自在に支持したものである。
【0007】請求項3記載のコンクリート製品成形用型
枠装置は、請求項1または請求項2記載のコンクリート
製品成形用型枠装置において、その外型体はコンクリー
ト製品の他方側壁面に装飾模様を成形する模様成形面を
有する化粧型体を備えているものである。
【0008】請求項4記載のコンクリート製品成形用型
枠装置は、請求項2記載のコンクリート製品成形用型枠
装置において、底型体はコンクリート製品の端面に装飾
模様を成形する模様成形面を有するものである。
【0009】
【作用】請求項1記載のコンクリート製品成形用型枠装
置では、外型体を中型体に向かって進出することによ
り、この外型体に設けた底型体の先端部が中型体の成形
面に当接される。そして、型締めすることにより、中型
体の成形面、外型体の成形面及び底型体の成形面にてコ
ンクリート製品成形用の空間が形成される。
【0010】また、成形するコンクリート製品の高さに
応じて外型体を上下方向に位置調節するとともに、底型
体は外型体の上下動調節に連動されて上下動調節され、
したがって、外型体を位置設定するとともに、底型体は
コンクリート製品の端面を成形する位置に自動的に設定
される。
【0011】そして、型締めすることにより、中型体の
成形面に対して上下方向に調節設定された外型体の成形
面及びこの外型体に連動されて上下方向に調節設定され
た底型体の成形面にて所望の高さのコンクリート製品成
形用の空間が形成される。
【0012】請求項2記載のコンクリート製品成形用型
枠装置では、外型体に設けた底型体の先端部が中型体の
成形面に当接されるとともに、この中型体の成形面にて
底型体が外型体に向かって押動され、この底型体はリン
ク機構の上昇回動にて上動され、この底型体が所定の高
さ位置に移動されるとともに、中型体の成形面、外型体
の成形面及び底型体の成形面が型合わせされる。
【0013】また、中型体の成形面から離間する方向に
向かって外型体を後退することにより、この外型体にて
リンク機構が下降回動されるとともに、このリンク機構
にて底型体が下動され、この底型体がコンクリート製品
の端面から離型される。
【0014】請求項3記載のコンクリート製品成形用型
枠装置では、外型体に設けた化粧型体の模様成形面にて
コンクリート製品の他方側壁面に装飾模様が成形され
る。
【0015】請求項4記載のコンクリート製品成形用型
枠装置では、底型体の模様成形面にてコンクリート製品
の端面に装飾模様が成形される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例の構成を図面を参照し
て説明する。
【0017】図1乃至図5に示す第1実施例において、
1は架台で、この架台1上には中型体2が設けられてい
る。この中型体2は前記架台1上に配設支持された中枠
本体3を有し、この中枠本体3の前後方向の一側部には
コンクリート製品の一方側壁面を成形する成形面4が一
体に形成されている。
【0018】前記成形面4は前記架台1の一端部から上
方に向かって垂直状に形成された垂直状部5、この垂直
状部5の上端部から外方に向かって傾斜して一連に湾曲
形成された傾斜状部6、この傾斜状部6の外端部から外
方に向かって一連に水平状に形成された水平状部7及び
この水平状部7の外端部から上方に向かって垂直状に突
出された突出部8を有している。
【0019】つぎに、前記成形面4の垂直状部5の下端
部に位置して前記架台1の左右方向には前後方向の複数
のガイドレール9がそれぞれ平行に形成され、この各ガ
イドレール9には水平状に配設された前後方向に長いガ
イド10がそれぞれ同期して前記中型体2に対して進退す
る方向の前後方向に摺動自在に係合されている。また、
前記各ガイド10の外端上部にはブラケット11がそれぞれ
垂直状に一体に突出形成され、この各ブラケット11には
垂直状に配設された外型本体12が一体に固着されて支持
されている。
【0020】前記外型本体12は垂直状に配設された本体
板13及びこの本体板13の外側に位置して一体に固着され
た格子状の補強枠体14を有してなり、前記本体板13には
前後方向及び左右方向に所定の間隔をおいて多数の取付
孔15がそれぞれ前後方向に貫通して穿設されている。
【0021】また、前記外型本体12の本体板13には垂直
状に配設された外型体16が上下方向に位置調節自在に取
着されている。この外型体16は前記本体板13に沿設され
た垂直状部17及びこの垂直状部17の下端部に前記中型体
2に向かって水平状に一体に突出された水平状部18を有
して略L型状に形成され、前記垂直状部17には前記中型
体2側に位置して前記コンクリート製品の他方側壁面を
成形する成形面19が一体に形成されている。
【0022】また、前記外型体16の垂直状部17の外側に
は、その前後方向及び左右方向には所定の間隔をおいて
前記外型本体12の本体板13に穿設された多数の取付孔15
の中の選択した位置の複数の取付孔15に連通する複数の
埋込ナット20がそれぞれ一体に埋設固定されている。
【0023】そして、前記外型本体12の本体板13に対し
て前記外型体16が上下方向に位置調節自在に配設され、
この外型体16の設定位置において、この外型体16の垂直
状部17の各埋込ナット20に対してこの各埋込ナット20に
連通した前記本体板13の所定位置の複数の取付孔15から
複数のボルト21をそれぞれ着脱自在に螺着することによ
り、この外型本体12の本体板13に外型体16が一体的に支
持されるようになっている。
【0024】つぎに、前記外型体16の水平状部18の上部
には、その左右方向に間隔をおいて配設した複数のリン
ク機構22を介してコンクリート製品の端面を成形する成
形面23を有する底型体24が上下動自在に支持されてい
る。
【0025】前記各リンク機構22は、前記水平状部18の
前後部に離間位置して一対を一組とする支持片25がそれ
ぞれ上方に向かって一体に立設され、この前部一対の支
持片25は上下方向に短く、その後部一対の支持片25は上
下方向に長く形成されている。また、前記各前部一対の
支持片25及び各後部一対の支持片25には左右方向の支軸
26がそれぞれ軸架され、この各前後の支軸26にはリンク
片27の下端部がそれぞれ上下方向に回動自在に軸支され
ている。
【0026】また、前記底型体24の下部には前後部に離
間位置して一対を一組とする取付片28がそれぞれ下方に
向かって一体に突設され、この各前部一対の取付片28は
上下方向に長く、その後部一対の取付片28は上下方向に
短く形成されている。また、前記各前部一対の取付片28
及び各後部一対の取付片28の上部には左右方向の支軸29
がそれぞれ軸架されている。さらに、前記各前部一対の
取付片28の支軸29には前記各前部のリンク片27の上端部
がそれぞれ上下方向に回動自在に軸支されているととも
に、前記各後部一対の取付片28の支軸29には前記各後部
のリンク片27の上端部がそれぞれ上下方向に回動自在に
軸支されている。
【0027】そして、前記各リンク機構22の下降回動に
より前記底型体24が下動された場合には、底型体24の各
前部一対の取付片28の下端部が外型体16の水平状部18上
にそれぞれ当接支持され、かつ、水平状部18の各後部一
対の支持片25の上端部に底型体24の後部下面がそれぞれ
当接支持されるとともに、この底型体24の内端部が前記
外型体16の水平状部18の内端部から前記中型体2側に向
かって突出されるようになっている。
【0028】つぎに、前記中枠本体3の左右方向の両端
部にはヒンジ機構30を介して左右の妻板体31がそれぞれ
左右方向に開閉自在に軸支され、この左右の妻板体31、
前記中型体2の成形面4、前記外型体16の成形面19及び
前記底型体24の成形面23とによりキャビティが構成され
るようになっている。
【0029】つぎに、前記実施例の作用を説明する。
【0030】型合わせ時には、外型本体12を中型体2に
向かって押動すると、この外型本体12を支持した各ガイ
ド10が架台1のそれぞれのガイドレール9に案内されて
架台1に向かって押し込まれるとともに、この外型本体
12に取着した外型体16が中型体2に向かって進出され、
この外型体16に設けた底型体24の先端部が中型体2の成
形面4の垂直状部5の下部に当接される。
【0031】また、外型体16を更に中型体2に向かって
進出すると、この中型体2の成形面4の垂直状部5にて
底型体24の先端部が外型体16に向かって押動され、この
底型体24は各リンク機構22の上昇回動にて上動され、こ
の底型体24が所定の高さ位置に移動されるとともに、こ
の底型体24の後端部が外型体16の成形面19の下部に当接
される。
【0032】そして、外型体16の水平状部18上に上昇回
動された各リンク機構22を介して底型体24が上動支持さ
れるとともに、中型体2の成形面4の垂直状部5と外型
体16の成形面19との間に底型体24が挟持されることによ
り、中型体2の成形面4、外型体16の成形面19及び底型
体24の成形面23がそれぞれ型合わせされる。
【0033】また、中型体2の左右の妻板体31をそれぞ
れ閉回動することにより、この左右の妻板体31が前記型
合わせされた中型体2の成形面4の左右両端部、外型体
16の成形面19の左右両端部及び底型体24の成形面23の左
右両端部にそれぞれ型合わせされる。
【0034】そして、型締めすることにより、中型体2
の成形面4、外型体16の成形面19、底型体24の成形面23
及び左右の妻板体31にてコンクリート製品成形用のキャ
ビティが形成される。そうして、前記キャビティ内にコ
ンクリートを充分に打設し、かつ、所要時間をかけて養
生することによりキャビティ形状のコンクリート製品が
成形される。
【0035】つぎに、離型時には、中型体2の成形面4
から離間する方向に向かって外型体16を有する外型本体
12を後退することにより、この外型体16の成形面19がコ
ンクリート製品の他方側壁面から離型されるとともに、
この外型体16の水平状部18にて各リンク機構22が下降回
動され、この各リンク機構22にて底型体24が下動され、
この底型体24の成形面23がコンクリート製品の端面から
離型される。
【0036】そして、コンクリート製品を吊り上げるこ
とにより、中型体2の成形面4がコンクリート製品の一
方側壁面から離型され、コンクリート製品が得られる。
【0037】つぎに、高さの異なるコンクリート製品を
成形する場合には、その高さに応じて外型体16を上下方
向に位置調節するとともに、底型体24は外型体16の上下
動調節に連動されて上下動調節され、したがって、外型
体16を位置設定するとともに、底型体24はコンクリート
製品の端面を成形する位置に自動的に設定される。
【0038】すなわち、外型本体12の本体板13に対して
外型体16を成形するコンクリート製品の高さに応じて上
下方向に位置調節して配設し、この外型体16の設定位置
において、この外型体16の垂直状部17の各埋込ナット20
に対してこの各埋込ナット20に連通した外型本体12の本
体板13の所定位置の複数の取付孔15から複数のボルト21
をそれぞれ挿通して螺着することにより、この外型本体
12の本体板13に外型体16が成形するコンクリート製品の
高さに応じた位置に一体的に支持される。
【0039】また、外型体16を上下方向に位置調節する
と、この外型体16の水平状部18上に各リンク機構22を介
して設けた底型体24は外型体16と同様に上下方向に位置
調節され、この外型体16が所定の位置に設定支持される
とともに、底型体24も同様に設定支持される。したがっ
て、外型体16及び底型体24は成形するコンクリート製品
の高さに応じた上下位置に自動的に可変設定される。
【0040】そして、前記の場合と同様に型合わせする
とともに、これらを型締めすることにより、中型体2の
成形面4に対して上下方向に調節設定された外型体16の
成形面19、この外型体16に連動されて上下方向に調節設
定された底型体24の成形面23及び左右の妻板体31にて所
望の高さのコンクリート製品成形用のキャビティが形成
される。
【0041】つぎに、図6乃至図8に示す第2実施例に
ついて説明する。
【0042】この第2実施例は、前記第1実施例の底型
体24を上下動自在に支持したリンク機構22の他の実施例
に関するものである。すなわち、第2実施例のリンク機
構22は、外型体16の垂直状部17の下端部に左右方向に所
定間隔をおいて中型体2に向かってそれぞれ水平状に一
体に突出された複数の支持体35を有し、この各支持体35
の先端部には一対の支持突片36が相対して中型体2に向
かって水平状に一体に突出され、この各一対の支持突片
36には左右方向の支軸37が水平状に軸架されている。
【0043】また、前記各支持突片36間に位置して各支
軸37には略棒状に形成された押動支体38の中間部が上下
方向に回動自在に軸架され、この各押動支体38の上端部
には底型体24の内側近傍下部を押動支持する支持部39が
円弧状に形成されているとともに、この各押動支体38の
下端部には中型体2の成形面4にて押動される受動部40
が円弧状に形成されている。
【0044】また、前記各支持体35の基端部の左右方向
の両側部に位置して前記垂直状部17の下端部には上下方
向の案内溝41がそれぞれ開口形成され、この各支持体35
の両側部の案内溝41内には一対を一組とする支脚体42の
下端部がそれぞれ左右方向の固定支軸43にて上下方向に
回動自在に軸支されている。
【0045】また、前記各支脚体42の上端部には底型体
24の後端下部が一体に固着されている。そして、型合わ
せ時には前記底型体24は前記各支脚体42と前記各押動支
体38の上端部の支持部39とにより略水平状に支持される
ようになっている。なお、その他の構成については前記
第1実施例の構成と同様であるから、それらの構成の説
明は省略する。
【0046】このように構成することにより、型合わせ
時には各押動支体38の下端部の受動部40が中型体2の成
形面4にて押動されると、この各押動支体38は支軸37を
中心として回動されるとともに、この各押動支体38の上
端部の支持部39にて底型体24が上方に向かって押し上げ
られ、この底型体24は各支脚体42を介して固定支軸43を
中心として上昇回動される。
【0047】そして、各支脚体42と前記各押動支体38の
上端部の支持部39とにより底型体24が略水平状に支持さ
れるとともに、この底型体24の先端部が中型体2の成形
面4に型合わせされ、かつ、底型体24の後端部に外型体
16の成形面19が型合わせされる。
【0048】また、離型時には外型本体12にて外型体16
を後退すると、その成形面19はコンクリート製品の他方
側壁面から離型され、底型体24が下動されて成形面23は
コンクリート製品の端面から離型される。
【0049】つぎに、図9及び図10に示す第3実施例
について説明する。
【0050】この第3実施例は外型体16にコンクリート
製品の他方側壁面に装飾模様を成形する模様成形面44を
有する化粧型体45を着脱自在に取着したものである。こ
の場合には、外型体16に化粧型体45を着脱可能に連結す
るとともに、この外型体16には複数の埋込ナット20を埋
設し、外型本体12の各取付孔15の中の所定位置の各取付
孔15から各埋込ナット20にボルト21をそれぞれ着脱自在
に螺着する。
【0051】なお、その他の構成については前記第1実
施例の構成と同様であるから、それらの構成の説明は省
略する。
【0052】このように構成することにより、化粧型体
45の模様成形面44にてコンクリート製品の他方側壁面に
は装飾模様が成形される。また、外型本体12に対して外
型体16及び化粧型体45を、成形するコンクリート製品の
高さに応じて上下動調節するとともに、その設定位置を
複数のボルト21にて支持することにより、装飾模様を有
する所望の高さのコンクリート製品を成形することがで
きる。
【0053】なお、本実施例において、化粧型体45は複
数のボルト21及びこの各ボルト21を螺着する複数の埋込
ナット20を用いずに外型本体12に対して上動調節自在に
取着支持するようにしてもよい。
【0054】つぎに、図11に示す第4実施例について
説明する。
【0055】この第4実施例は、外型体16の垂直状部17
の下端部に底型体24を中型体2に向かって略水平状に一
体に突出形成したものである。この場合、前記底型体24
の成形面23は垂直状部17の成形面19に対して所定の傾斜
角度αで中型体2に向かって下降傾斜した抜き勾配を有
して形成されている。
【0056】なお、その他の構成については前記第1実
施例の構成と同様であるから、それらの構成の説明は省
略する。
【0057】このように構成することにより、底型体24
の成形面23にてコンクリート製品の端面が成形される
が、その離型時には底型体24の成形面23の所定の傾斜角
度αの抜き勾配にて底型体24自体を下動することなく容
易に離型することができる。
【0058】また、この実施例においても外型体16を上
下動調節することにより、この外型体16と一体の底型体
24が同時に上下動調節される。
【0059】更に、前記第1実施例乃至第4実施例にお
いて、外型体16の垂直状部17の成形面19はコンクリート
製品の他方側壁面に装飾模様を成形する模様成形面とし
て形成するようにしてもよい。また、前記第1実施例乃
至第3実施例において、外型体16に上下動自在に支持す
る底型体24の成形面23はコンクリート製品の端面に装飾
模様を成形する模様成形面として形成するようにしても
よく、すなわち、底型体24自体を模様成形面を有する上
下動自在の化粧型体としてもよい。
【0060】また、前記各実施例では、底型体24は外型
体16に設ける場合について説明したが、これに限らず成
形するコンクリート製品によっては底型体24は左右の妻
板体31の中の少なくとも一方側の妻板体31の下端部に取
着するようにしてもよい。
【0061】この場合には、前記第4実施例のように、
外型体としての妻板体31に対して所定の傾斜角度αの抜
き勾配を形成した成形面23を有する底型体24を一体に形
成するようにしてもよく、また、妻板体31に対して前記
第1実施例乃至第3実施例のように、複数のリンク機構
22を介して底型体24を上下動自在に設けるようにしても
よい。
【0062】したがって、本明細書においては外型体16
とは中型体2の成形面4に対するものに限らず中型体2
の成形面4の端面部に対して型合わせする妻板体31を包
含するものとする。
【0063】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、コンクリート
製品の一方側壁面を成形する中型体に対して前記コンク
リート製品の他方側壁面を成形する外型体を進退自在に
かつ上下方向に位置調節自在に設け、この外型体に前記
コンクリート製品の端面を成形する底型体を設けたの
で、高さの異なるコンクリート製品を成形する毎に外型
体を上下に設定位置を調節すると同時に底型体を確実に
連動することができ、この外型体にて高さの異なる各種
のコンクリート製品を成形しても共通の底型体にて当該
コンクリート製品の端面を成形することができ、このた
め、端面成形用の異なる高さの複数の補助枠等のアタッ
チメントを常備する必要がなく、その管理も容易であ
り、成形するコンクリート製品に合わせて底型体を選択
設置する手数及び型合わせする手数を必要とせず、生産
コスト上経済的であり、したがって、簡単な構成で高さ
の異なるコンクリート製品を容易に成形することができ
るコンクリート製品成形用型枠装置を提供することがで
きる。
【0064】請求項2の発明によれば、外型体にリンク
機構を介して底型体を上下動自在に設けたので、底型体
の型合わせ及び離型を容易に行なうことができる。
【0065】請求項3の発明によれば、外型体は模様成
形面を有するので、この模様成形面にてコンクリート製
品の他方側壁面に所望の装飾模様を確実に成形すること
ができる。
【0066】請求項4の発明によれば、底型体は模様成
形面を有するので、この模様成形面にてコンクリート製
品の端面に所望の装飾模様を確実に成形することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すコンクリート製品成形
用型枠装置の一部を切欠した斜視図である。
【図2】同上底型体の一部を切欠したリンク機構を示す
斜視図である。
【図3】同上外型体の断面図である。
【図4】同上型開き状態を示す説明側面図である。
【図5】同上型合わせ状態を示す説明側面図である。
【図6】他の実施例を示す底型体の一部を切欠したリン
ク機構を示す斜視図である。
【図7】同上型開き状態を示す説明側面図である。
【図8】同上型合わせ状態を示す説明側面図である。
【図9】更に他の実施例を示す説明側面図である。
【図10】同上断面図である。
【図11】更に他の実施例を示す説明側面図である。
【符号の説明】
2 中型体 4 成形面 16 外型体 19 成形面 22 リンク機構 23 成形面 24 底型体 44 模様成形面 45 化粧型体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート製品の一方側壁面を成形す
    る成形面を有する中型体と、この中型体に対向して配設
    され前記コンクリート製品の他方側壁面を成形する成形
    面を有する外型体と、前記コンクリート製品の端面を成
    形する成形面を有する底型体とを具備し、 前記外型体は前記中型体に対して進退自在にかつ上下方
    向に位置調節自在に設け、この外型体に前記底型体を設
    けたことを特徴とするコンクリート製品成形用型枠装
    置。
  2. 【請求項2】 底型体は中型体に対する型合わせ時には
    上動させ離型時には下動させるリンク機構にて外型体に
    上下動自在に支持したことを特徴とする請求項1記載の
    コンクリート製品成形用型枠装置。
  3. 【請求項3】 外型体はコンクリート製品の他方側壁面
    に装飾模様を成形する模様成形面を有する化粧型体を備
    えていることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のコンクリート製品成形用型枠装置。
  4. 【請求項4】 底型体はコンクリート製品の端面に装飾
    模様を成形する模様成形面を有することを特徴とする請
    求項2記載のコンクリート製品成形用型枠装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107803926A (zh) * 2017-11-21 2018-03-16 湖北工业大学 一种适应多规格管桩模合模系统
CN114833937A (zh) * 2022-04-24 2022-08-02 南京工业大学 一种盾构隧道缩尺模型浇筑模具及其使用方法

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CN107803926B (zh) * 2017-11-21 2019-04-09 湖北工业大学 一种适应多规格管桩模合模系统
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