JPH0717117Y2 - 電気式警音器 - Google Patents

電気式警音器

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JPH0717117Y2
JPH0717117Y2 JP1990060476U JP6047690U JPH0717117Y2 JP H0717117 Y2 JPH0717117 Y2 JP H0717117Y2 JP 1990060476 U JP1990060476 U JP 1990060476U JP 6047690 U JP6047690 U JP 6047690U JP H0717117 Y2 JPH0717117 Y2 JP H0717117Y2
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JP
Japan
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fixed
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movable
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JP1990060476U
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JPH0418898U (ja
Inventor
嘉裕 勝呂
伊佐夫 原
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日本電装株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電気式警音器に内蔵される消弧用素子の固定
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、例えば車両用電気式警音器は、バッテリからの電
流が、固定コアの外周に巻装されたコイル、固定接点、
及び可動接点を通り、固定コアが磁化されて、可動コア
が吸引される。そして、可動コアが吸引されることによ
って、固定接点と可動接点とが開き、バッテリからの電
流が遮断される。すると、固定コアの吸引力が減少し、
可動コアが元の状態に戻り、固定接点と可動接点とが閉
じ、再びコイルに電流が流れて可動コアが吸引される。
以上のような作動を繰り返すことによって、可動コアが
設けられたダイヤフラムを振動させて音を発生させる。
ところが、上述の作動において、固定接点と可動接点と
の開閉により、コイルへの通電、遮断を繰り返すため、
コイルの自己誘導作用により、これら接点間に発生する
アークによって電流の遮断が不完全になり、ノイズの原
因となる。
このノイズを防止するために、可動接点と固定接点との
間に消弧用素子をなすツェナダイオードを接続して、コ
イルに発生した高電圧を吸収するようにしている。そし
て、この消弧用素子の固定方法として、例えば、実開昭
53-119876号公報に示す如く、固定接点支持板と可動接
点支持板との間に、消弧素子がハンダ付けされたプリン
ト基板を配置し、リベットによりこれらをかしめて固着
し、電気的導通を計っている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上述した従来の車両用警音器にあっては、ハ
ンダ付け不良による導通不良が生じるという不具合があ
る。
そこで、本考案では従来のハンダ付けによる固定を廃止
し、導通不良なく消弧素子を確実に固定すると共に、コ
スト面でも優れた電気式警音器を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の電気式警音器にお
いては、固定コアをハウジングに固定して、この固定コ
アの外周にコイルを巻装する。
弾性部材に可動コアを固定し、この弾性部材をハウジン
グに設けることで、可動コアを上記固定コアの一端に対
し所定空隙を介して対向するように配置する。
可動接点支持部材の一端を、第1の絶縁部材を介して、
ハウジングに固定し、可動接点が備えられた他端は、上
記可動コアの移動に応じて移動するよう構成する。
一方、固定接点支持部材の一端を、第2の絶縁部材を介
して、可動接点支持部材の一端上に配置すると共に、こ
の固定接点支持部材には、可動接点に接する固定接点が
設けられている。
上記構成により、可動コアの移動により可動接点が移動
することで、固定接点と可動接点とが開閉する。
そして、第1、第2の接続部を有する消弧用素子の第1
の接続部を、固定接点支持部材の一端と第2の絶縁部材
の一方の面に設けられた溝部との間で圧接して挟持さ
せ、第2の接続部を、可動接点支持部材の一端と第2の
絶縁部材の他方の面に設けられた溝部との間、または可
動接点支持部材の一端と第1の絶縁部材の一方の面に設
けられた溝部との間で圧接して挾持させる。さらに、消
弧用素子を、第1または第2の絶縁部材に形成された支
持部に固定させる。
〔作用〕
上記構成により、消弧用素子の第1、第2の接続部が固
定接点支持部材、及び可動接点支持部材により押圧され
ることで、確実に電気的に接続される。また、消弧用素
子が第1または第2絶縁部材に形成された支持部に固定
されることで、高振動の警音器ハウジング内において安
定して保持される。
〔考案の効果〕
従って、本考案の電気式警音器においては、消弧用素子
の第1、第2の接続部が溝部内で圧接して挾持されるた
め、その導通性も確実となり、従来のようにハンダを用
いることがないため、コスト面でも優れるという効果が
あり、また、消弧用素子が絶縁部材に形成された支持部
に固定されるので、ハウジング内に簡単にかつ安定して
消弧用素子を取り付けることができるという効果があ
る。
〔実施例〕
以下、図に基づき本考案の実施例を説明する。
第2図において、ハウジング1の中央部には、円柱状の
固定コア4が固定され、一端がハウジング内部に突出し
ている。そして、この固定コア4の外周には、コイル5
が巻装されている。
一方、弾性部材をなすダイヤフラム2は、ハウジング1
の開口部を覆うように、ハウジング1に固定されてい
る。このダイヤフラム2の中央部には、可動コア3が固
定され、この可動コア3が、固定コア4に対して、所定
の空隙を介して対向するように配置されている。
可動接点支持板9の一端は、第1の絶縁部材をなす絶縁
台12を介して、ハウジング1に固定されており、可動接
点8を有する他端は、可動コア3のフランジ部に押され
ることで、たわむように構成されている。
一方、固定接点支持板7の一端は、第2の絶縁部材をな
す絶縁プレート10を介して、上記可動接点支持板9の一
端上に配置されており、また、中央部には前記可動接点
8と接するよう固定接点6が設けられている。そして、
コイル5に電流が流れていない時には、ダイヤフラム2
の弾性力により、固定接点6と可動接点8とは閉じてい
る。
消弧用素子をなすコンデンサ13には、第1、第2の接続
部をなす2本のリードワイヤ14a、14bが設けられてい
る。
次に、コンデンサ13の取り付け部の構成について説明す
る。
第3図にコンデンサ13を絶縁プレート10に配置した状態
を示す。図に示すように、絶縁プレート10の一端には、
コンデンサを支持するための支持部15が設けられてお
り、この支持部15にコンデンサ13を配置している。ま
た、中央部には、リベット11が通る穴が設けられてい
る。
さらに、第4図に示すように、絶縁プレート10の両面に
は、コンデンサの第1、第2のリードワイヤ14a、14bを
挿入する第1、第2の溝部16、17が設けられている。こ
れら第1、第2の溝部は同形状であり、長さがリードワ
イヤ14a、14bと略等しく、深さは、リードワイヤ14a、1
4bの所定のつぶれ代を得るために、その直径より浅く設
定されている。そして、コンデンサ13を上記構成の絶縁
プレート10の支持部15に配置し、第1のリードワイヤ14
aを第1の溝16に、第2のリードワイヤ14bを第2の溝17
に配置する。
この状態で、固定接点支持部材7の一端と可動接点支持
部材9の一端との間に配置し、さらに、可動接点支持部
材9の一端とハウジング1との間に、絶縁台12を配置し
て、リベット11によりこれらを連結固定する。
その際に、絶縁プレート10の第1の溝16に挿入された第
1のリードワイヤ14aは、固定接点支持部材7の一端に
よる押圧によりつぶされ、一方、絶縁プレート10の第2
の溝17に挿入された第2のリードワイヤ14bは、可動接
点支持部材9の一端による押圧によりつぶされて、それ
ぞれ強固に固定されている。そして、結果的に、コンデ
ンサ13が、固定接点支持部材7と可動接点支持部材9と
の間に電気的に接続されている。
次に、本考案装置の第2実施例を説明する。
第1実施例においては、コンデンサ13の第2のリードワ
イヤ14bを可動接点支持部材9の一端と絶縁プレート10
との間に配置したが、これに対応して、第5図に示すよ
うに、絶縁台12の可動接点支持部材9に対向する面に第
2の溝部17を設け、第2のリードワイヤ14bを、この絶
縁台12の第2の溝部17に配置し、さらにコンデンサ13の
支持部15を絶縁台12に設けてもよい。
ここで第1実施において、支持部15を絶縁台12に設けて
もよく、第2実施例において、支持部15を絶縁プレート
10に設けてもよい。
さらに、消弧用素子として、抵抗、ツェナダイオード、
バリスタ等を用いてもよい。
上述したように、本考案の電気式警音器においては、ハ
ンダ付けすることなく、圧着によって消弧用素子13を導
通可能に固定することができるため、接続不良なく、コ
スト面でも優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電気式警音器の第1実施例を示す平面
図、第2図は第1図中のA-A線に沿った断面図、第3図
は上記実施例のコンデンサを絶縁プレートに配置した状
態を示す断面図、第4図は上記実施例の要部の組付状態
を示す断面図、第5図は本考案の電気式警音器の第2実
施例の要部を示す断面図、第6図は従来の電気式警音器
のコンデンサの組付状態を示す組立図である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング(1)に固定された固定コア
    (4)と、 この固定コアの外周に巻装されたコイル(5)と、 前記ハウジングに取り付けられた弾性部材(2)に固定
    されて、前記固定コアの一端に対し所定空隙を介して対
    向するよう配設され、前記コイルに通電することで磁化
    される固定コアによって吸引される可動コア(3)と、 一端が、第1の絶縁部材(12)を介して前記ハウジング
    内に固定され、他端が、前記可動コアの移動に応じて移
    動する可動接点支持部材(9)と、 この可動接点支持部材の他端側に設けられた可動接点
    (8)と、 一端が、第2の絶縁部材(10)を介して前記可動接点支
    持部材の一端上に配置される固定接点支持部材(7)
    と、 この固定接点支持部材に設けられ、前記可動接点と接す
    る固定接点(6)と、 第1、題2の接続部(14a、14b)を有し、前記固定接点
    と前記可動接点との間に接続され、これら固定接点と可
    動接点との間に発生するアークを吸収する消弧用素子
    (13)とを備え、 前記消弧用素子は、第1の接続部が、前記固定接点支持
    部材の一端と前記第2の絶縁部材の一方の面に設けられ
    た溝部(16)との間で圧接して挾持され、 前記第2の接続部が、前記可動接点支持部材の一端と、
    前記第2の絶縁部材の他方の面に設けられた溝部(17)
    との間で圧接して挾持されることで、 前記第1の接続部が前記固定接点支持部材に、前記第2
    の接続部が前記可動接点支持部材に、それぞれ電気的に
    導通可能に接続され、さらに、前記消弧用素子は、前記
    第1または第2の絶縁部材に形成された支持部(15)に
    て固定されることを特徴とする電気式警音器。
  2. 【請求項2】ハウジング(1)に固定された固定コア
    (4)と、 この固定コアの外周に巻装されたコイル(5)と、 前記ハウジングに取り付けられた弾性部材(2)に固定
    されて、前記固定コアの一端に対し所定空隙を介して対
    向するよう配置され、前記コイルに通電することで磁化
    される固定コアによって吸引される可動コア(3)と、 一端が、第1の絶縁部材(12)を介して前記ハウジング
    内に固定され、他端が、前記可動コアの移動に応じて移
    動する可動接点支持部材(9)と、 この可動接点支持部材の他端側に設けられた可動接点
    (8)と、 一端が、第2の絶縁部材(10)を介して前記可動接点支
    持部材の一端上に配置される固定接点支持部材(7)
    と、 この固定接点支持部材に設けられ、前記可動接点と接す
    る固定接点(6)と、 第1、第2の接続部(14a、14b)を有し、前記固定接点
    と前記可動接点との間に接続され、これら固定接点と可
    動接点との間に発生するアークを吸収する消弧用素子
    (13)とを備え、 前記消弧用素子は、第1の接続部が、前記固定接点支持
    部材の一端と前記第2の絶縁部材の一方の面に設けられ
    た溝部(16)との間で圧接して挾持され、 前記第2の接続部が、前記可動接点支持部材の一端と、
    前記第1の絶縁部材の一方の面に設けられた溝部(17)
    との間で圧接して挾持されることで、 前記第1の接続部が前記固定接点支持部材に、前記第2
    の接続部が前記可動接点支持部材に、それぞれ電気的に
    導通可能に接続され、さらに、前記消弧用素子は、前記
    第1または第2の絶縁部材に形成された支持部(15)に
    て固定されることを特徴とする電気式警音器。
JP1990060476U 1990-06-07 1990-06-07 電気式警音器 Expired - Lifetime JPH0717117Y2 (ja)

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JP1990060476U JPH0717117Y2 (ja) 1990-06-07 1990-06-07 電気式警音器

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JPH0418898U JPH0418898U (ja) 1992-02-17
JPH0717117Y2 true JPH0717117Y2 (ja) 1995-04-19

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ID=31587874

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6237275Y2 (ja) * 1980-02-25 1987-09-22

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JPH0418898U (ja) 1992-02-17

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