JPH0717068A - サーマルプリントヘッド - Google Patents

サーマルプリントヘッド

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JPH0717068A
JPH0717068A JP15318393A JP15318393A JPH0717068A JP H0717068 A JPH0717068 A JP H0717068A JP 15318393 A JP15318393 A JP 15318393A JP 15318393 A JP15318393 A JP 15318393A JP H0717068 A JPH0717068 A JP H0717068A
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JP
Japan
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wiring
driver
power gnd
lead
print head
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JP15318393A
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Koji Namiki
宏治 並木
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リード配線密度を低く抑えて絶縁性基板の外
形寸法の小型化を実現し、かつ印字濃度むらの発生を抑
えて高精細で高品位な印字を実現することのできるサー
マルプリントヘッドを提供する。 【構成】 複数の発熱体123の列に対してほぼ直交方
向に配列された出力パッド105と、該出力パッド10
5列にほぼ平行して設けられたパワーGND配線107
と、該パワーGND配線107上に積層形成された電流
容量増強用配線113とを有するドライバIC101
と、前記出力パッド105列に沿って配置され該出力パ
ッド105にボンティングワイヤ127を介して接続さ
れる接続パッド129が一端に形成され他端が前記発熱
体123に接続されたリード配線111とを具備するこ
とを特徴とするサーマルプリントヘッド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルプリントヘッ
ドに係り、特に高精細印字対応のプリンタ装置やファク
シミリ等に用いられるサーマルプリントヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリントヘッドは、セラミック
基板のような絶縁性基板上に列設された複数の発熱体
(発熱素子)と、この発熱素子を画像信号に応じてドッ
トごとにオン・オフさせるドライバ回路とからその主要
部が構成されている。ドライバ回路としては通常、複数
個の駆動用ドライバICが用いられる。近年、記録画質
の向上や 300dpi(dot per inch)以上の高精細ヘッ
ドが実現されてきており、さらには 600dpi以上のサ
ーマルプリントヘッドの実用化も検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな高精細・高密度なサーマルプリントヘッドにおいて
は、前記のドライバICを含めてその駆動回路系の配線
基板上での実装技術として、 200dpi程度のサーマル
プリントヘッドには見られなかった以下に述べるような
解決すべき技術的課題がある。
【0004】すなわち、図2に示すように、ドライバI
C201の出力パッド203と列設された発熱体205
から引き出されたリード配線(引き出し配線)207と
の接続には、通常ワイヤボンディングあるいはTAB
(Tape Automated Bonding)などが用いられるが、 200
dpi程度以下の記録密度のサーマルプリントヘッドに
おいてはボンディングピッチを列設された発熱体205
のピッチにほほ等しくすることができるため、前記のリ
ード配線207は発熱体205列と直交方向にほぼ直線
状に引き出すことができる。ところが記録密度を向上さ
せるために発熱体205の列設する密度を 300dpi程
度以上にすると、上述のようなリード配線207の形状
ではボンディングピッチが 100μm未満になるため、ワ
イヤボンディングの際にワイヤを供給するキャピラリが
隣り合うワイヤあるいは隣り合う接続パッドと接触ある
いは衝突するなどしてボンディング不良が発生し、信頼
性あるワイヤボンディングが不可能となる。
【0005】このため、従来は図2に示すように、リー
ド配線207をL字型に曲げた、いわゆるL字型配線に
して、ボンディングピッチを適度に拡げるとともに、出
力パッド203の列が発熱体205の列とほぼ直交方向
になるようにドライバIC201を絶縁性基板209上
に実装している。さらにドライバIC201の内部にお
いては、ドライバIC201上の長手方向の 2辺に沿っ
て複数の出力パッド203ごとに(図2では 3つの出力
パッド203ごとに)パワーGNDパッド211を 1パ
ッドずつ配置している。このような複数のパワーGND
パッド211はIC内のパワーGND(Ground)配線2
13によって互いに電気的に接続されている。そしてパ
ワーGNDパッド211それぞれに対応する位置ごとに
パワーGNDリード215が絶縁性基板209上に配設
されており、パワーGNDパッド211とパワーGND
リード215とはボンディングワイヤ217で接続され
ている。そしてさらにパワーGNDリード215は絶縁
性基板209上のパワーGND配線219に接続されて
いる。このようにパワーGNDパッド211を複数配設
し、そのそれぞれをパワーGNDリード215の一つず
つに各々接続しているのは、IC内のパワーGND配線
213での電圧降下により生じる発熱体205の印字濃
度が不均一となることを防ぐためである。また絶縁性基
板209上のパワーGND配線219には例えばAl薄
膜などの金属材料が用いられており、その電圧降下を防
ぐために幅を 0.5〜 0.8mm程度と比較的広く形成され
ている。なお図2においてドライバIC201とその下
のL字型のリード配線207との間に絶縁膜を介挿する
ことで電気的な絶縁が図られている。(注;図2におい
ては図示の簡潔化のために表現を一部省略しているが、
実際はドライバIC201上のGND配線213、出力
パッド203、パワーGNDパッド211は中心線A−
A´を軸に左右ほぼ線対称に配置されていることは言う
までもない。)しかしながら、上記のようなL字型配線
方式を用いた従来のサーマルプリントヘッドにおいて
は、絶縁性基板209上に比較的大きな面積が必要なパ
ワーGND配線219やパワーGNDリード215を配
設しているので、それらとの接触を避けるようにリード
配線207をパターニングしなければならないため、リ
ード配線207の配線密度を発熱体205の密度よりも
さらに大幅に高密度に絞り込む必要がある。リード配線
207をこのような高密度に絞り込んだパターンに形成
することは、製造中のショートあるいはオープンなどの
欠陥を起こしやすいという問題がある。そこで、比較的
大きな面積が必要なパワーGND配線219やパワーG
NDリード215と、本数の多いリード配線207とを
別の層に設けて 2層配線構造として、配線密度の増大を
解消する技術が提案されているが、層構造の繁雑化にと
もなって層間ショートの発生が顕著になるという問題
や、また製造工程が長くなるために製造コスト増につな
がるという問題がある。
【0006】また、図2に示すように比較的幅の広いパ
ワーGND配線219を隣り合うドライバIC201ど
うしの間に配設することにより、少なくともその幅aの
分だけドライバIC201の出力パッド203とリード
配線207の端部の接続パッド223との間の距離が小
さくなるため、ワイヤボンディングのための十分な長さ
を確保することが困難になるという問題がある。これは
特に記録密度が高くなるほどドライバIC201の実装
間隔が小さくなるので顕著な問題となる。例えば 600d
piのサーマルプリントヘッドにおいて、ドライバIC
201の集積ドット数が64ドットの場合、図2に示すド
ライバIC201の実装間隔pが約 2.7mm、ドライバ
IC201自体の幅wが 1.2mm、パワーGND配線2
19の幅aが 0.8mmとすると、ボンディングワイヤの
ワイヤ長lは0.35mm程度となって、ワイヤボンディン
グは実際上不可能となる。
【0007】この問題を避けるために、従来はドライバ
IC201の集積ドット数を多くして、ドライバIC2
01の実装間隔を大きくとれるようにするという技術が
提案されているが、この方法ではドライバIC201の
外形寸法が大きくなり過ぎるため、それを実装する絶縁
性基板209の寸法も大きくしなければならず、サーマ
ルプリントヘッド全体の外形寸法やそれを用いた印字装
置の外形寸法が大きくなって、印字装置の小型化への支
障となるという問題や、コスト高につながるという問題
がある。
【0008】あるいは、従来の技術としては上記の他に
もドライバIC201を千鳥状に配置して配線可能な面
積を稼ぐという方法も知られているが、この場合にも絶
縁性基板209の寸法が大きくなってしまい上記と同様
の問題がある。さらにこの場合にはリード配線207の
全長が隣り合うドライバIC201ごとに周期的に異な
るため、その周期ごとにリード配線207の抵抗値が周
期的にばらつく。この抵抗値のばらつきによりリード配
線207の電圧降下が周期的にばらついて主走査方向に
発熱体205の発熱の周期的なばらつきが生じるという
問題がある。
【0009】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたもので、その目的は、リード配線密度を低く
抑えて絶縁性基板の外形寸法の小型化を実現し、かつ印
字濃度むらの発生を抑えて高精細で高品位な印字を実現
することのできるサーマルプリントヘッドを提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のサーマルプリントヘッドは、複数の発熱体
と、前記複数の発熱体各々にリード配線を介して接続さ
れる出力パッドが形成されて印字データに基づいて前記
発熱体に電圧を印加するドライバICとが絶縁性基板上
に配置されたサーマルプリントヘッドにおいて、前記複
数の発熱体の列に対してほぼ直交方向に配列された出力
パッドと、該出力パッド列にほぼ平行して設けられたパ
ワーGND配線と、該パワーGND配線上に積層形成さ
れた電流容量増強用配線とを有するドライバICと、前
記出力パッド列に沿って配置され該出力パッドにボンテ
ィングワイヤを介して接続される接続パッドが一端に形
成され他端が前記発熱体に接続されたリード配線とを具
備することを特徴としている。
【0011】あるいは、前記の電流容量増強用配線がA
u、CuおよびTiのうち少なくともいずれかを材料と
して用いて積層形成された多層膜であることを特徴とし
ている。
【0012】
【作用】ドライバIC内のパワーGND配線上に電流容
量増強用配線を積層形成して電流容量を増強し、このド
ライバIC内部に形成したパワーGND配線および電流
容量増強用配線を従来の絶縁性基板209上に設けてい
たパワーGND配線の代りに用いて、電圧降下を起すこ
となく発熱体を駆動するための電流を流すことができる
ようになる。これにより、従来の絶縁性基板上に設けて
いたパワーGND配線およびパワーGNDリードを省略
することができるので、リード配線の引き回しのための
スペースを十分に取ることができ、またドライバICを
千鳥状に配置せずともワイヤボンディングのための十分
な距離を取ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係るサーマルプリントヘッド
の一実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は
本発明に係るサーマルプリントヘッドの主要部の構造を
示す図である。ドライバIC101の内部には、パワー
GNDパッド103がその下辺近くに配置され、これに
接続してパワーGND配線107が配設されている。ま
たパワーGNDパッド103は列設された出力パッド1
05列の中間に介挿してもよいが、配線の引き回しの簡
易化を考慮すれば、この図1(a)に示すようにIC下
辺近くに設けることが望ましい。図1(a)においては
パワーGNDパッド103、出力パッド105、および
出力GND配線107は図示の簡潔化のために左半分の
み示したが、実際は一点鎖線で示した中心線A−A´を
中心として左右対称に右半分にも同様に配設されてい
る。ここで図1(a)ではパッドおよびGND配線をI
Cの左半分のみ示したが、中心線A−A´にほぼ対称に
右半分にも同様に形成されている。またボンディングワ
イヤはICの右半分のみについて示したが、左半分にも
同様に形成されている。なお、番号を付与していないパ
ッドはロジック制御信号パッドおよびロジック電源・G
NDパッドである。なお図示は省略したがICと絶縁性
基板上の配線との間には誘電体膜が形成されて絶縁が成
されている。また図1(b)はドライバIC101の近
傍の構造を示すB−B´断面図である。
【0014】そしてドライバIC101の内部には、パ
ワーGND配線107上に電流容量増強用配線113が
以下に述べるように形成される。通常のワイヤボンディ
ング用ICの製造工程に即して各ボンディングパッド1
05、103上およびパワーGND配線107上のパッ
シベーション膜115を除去してその下に被覆されてい
た各ボンディングパッド105およびパワーGND配線
107を露出させた後、このドライバIC101の全面
に真空蒸着またはスパッタリングによってTi薄膜を約
0.5μmの厚さに形成し、引き続きCu薄膜を約 0.5μ
mの厚さに形成する。
【0015】続いてフォトレジストでこのドライバIC
101の全面を覆い、フォトリソグラフィによりパワー
GND配線107に対応する部分の上のフォトレジスト
のみを除去してその下に被覆されていたパワーGND配
線107のCu薄膜からなる表面を露出させる。
【0016】そしてこの露出したパワーGND配線10
7のCu薄膜からなる表面上に電解めっきによりCuを
約10μm析出させた後、残ったレジストを剥離剤を用い
て除去する。そしてCuのエッチャントを用いてCuの
部分を上から約 0.5μm除去し、さらにAlを冒さない
エッチャントを用いてパワーGND配線107以外の不
要な露出した厚さ約 0.5μmのTiを除去する。こうし
てパワーGND配線上のみに約 0.5μmの厚さのTi層
および約 0.5の厚さのCu層とめっき膜からなるCu膜
の合計約10μm以上の電流容量増強用配線113が形成
される。この電流容量増強用配線113の膜厚は、 5μ
mから15μmが好ましい。あるいは、電流容量増強用配
線113の電気抵抗値が 0.4Ω以下になるようにその形
成材料、パターン幅および膜厚を設定することが好まし
い。
【0017】本実施例においては、前述したようにパワ
ーGNDパッド103をドライバIC101の下辺近く
に配置しており、このパワーGNDパッド103に接続
される、絶縁性基板117上に設けられたパワーGND
リード119とこれに連なるパワーGND配線121
は、前記のパワーGNDパッド103よりも上方の出力
パッド105が列設されたドライバICが実装される部
分には延設されていない構造となっている。
【0018】ドライバIC101の内部には、発熱体1
23の各ドットごとに電圧印加を制御するためのスイッ
チング回路125がトランジスタアレイを用いて構成さ
れている。すなわちロジック回路部(図示省略)に一旦
保持された記録信号とイネーブル信号との論理積により
選択されたドット(発熱体123)に対応するスイッチ
ング回路125内のトランジスタ(図示省略)がONと
なり、パワー電流が電流容量増強用配線113によって
増強されたパワーGND配線107を通ってボンディン
グワイヤ127を介して絶縁性基板117上のパワーG
NDリード119へ流れさらにパワーGND配線121
へと流れる。そして図示は省略したがさらにプリント配
線板上のパワーGND配線層や外部接続用コネクタを通
して外部の電源回路へと帰電される。
【0019】このように、ドライバIC101のパワー
GND配線107の上に電流容量増強用配線113を形
成することにより電流容量を増強して、このパワーGN
D配線107および上に電流容量増強用配線113を、
従来の絶縁性基板117上に設けていた図2に示したよ
うなパワーGND配線219の代りにパワーGND配線
として電圧降下を起すことなく用いることができるよう
になる。これにより、従来の絶縁性基板117上に設け
ていたパワーGND配線219およびパワーGNDリー
ド215を省略することができるので、リード配線11
1の引き回しのためのスペースを十分に取ることがで
き、またワイヤボンディングのための十分な距離を大き
く取ることができる。その結果、リード配線111の配
線密度を高くすることなく絶縁性基板117の外形寸法
の小型化を実現し、かつ印字濃度むらの発生を抑えて高
精細で高品位な印字を実現するサーマルプリントヘッド
を提供することができる。
【0020】上述したように本発明に係るサーマルプリ
ントヘッドにおいては、 1個のドライバIC101あた
りに接続されるリード配線111が配列形成される幅
は、幅bから幅cへと緩やかに幅を絞りこむことができ
るようになる。すなわち、 1個のドライバIC101あ
たりに接続されるリード配線111群の最も配線密度の
高い部分での幅cは、発熱体123から直線的に引き出
された部分での幅bとの関係は、 c=b− 2d (dは第1ドットのパッド長さ)とな
る。
【0021】一方、前述した図2に示すような従来のサ
ーマルプリントヘッドの場合では 1個のドライバIC2
01あたりに接続されるリード配線207群の最も配線
密度の高い部分での幅eは、発熱体205から直線的に
引き出された部分での幅bとの関係は、 e=b− 2d−a であった。上式からも明らかなように、本発明により絶
縁性基板117上から省略することのできたパワーGN
D配線219の幅aの分だけリード配線111およびそ
の端部の接続パッド129の形成可能面積を広く取るこ
とができる。
【0022】また、記録密度 600dpiの高精細サーマ
ルプリントヘッドに本発明を適用した場合を例にとり、
前記の従来例と同様に64ドットを集積したドライバIC
101の幅をw= 1.2mmとすると、ドライバIC10
1の配列ピッチがp= 2.7mm程度であることから、ボ
ンディングワイヤ127に許される長さlは概ね下記に
示す数式で決定される値となる。すなわち、 l=(p−w)/ 2、 ここでp= 2.7mm、w= 1.2mmであるから、ボンデ
ィングワイヤに許される長さlは、l=0.75mmとな
り、ボンディング可能な長さの条件;l≧0.5 を十分に
満たすものとなる。
【0023】一方、前述した図2に示すような従来のサ
ーマルプリントヘッドの場合では、ボンディングワイヤ
に許される長さl´は、 l´=(p−w−a)/2 となり、通常必要なパワーGND配線219の幅aが
0.8mm程度以上であるから、このときボンディングワ
イヤに許される長さl´は0.35mm以下となり、実際上
ボンディング不可能な長さしか取れなかったのである。
このように本発明によればワイヤボンディングを行なう
ことが十分に可能となる。
【0024】ここで、前記の発熱体123については、
その一端を上記のようにリード配線111に接続される
とともに、他端をコモンリード131に接続されて、発
熱動作するための電圧が供給されるような回路構成に設
定されていることは言うまでもない。
【0025】なお、以上の実施例においては、ドライバ
IC101内のパワーGND配線107の上に形成する
電流容量増強用配線113として、Ti薄膜とCu薄膜
とそれに続く電解めっきによるCu膜を積層して形成し
たが、本発明に係る電流容量増強用配線113としては
このような材料構成のみには限定しない。その他の金
属、例えばCr/Au薄膜および電解Auめっき膜など
を用いてもよい。また、上記の薄膜として形成した部分
の膜厚をさらに厚く形成して厚さを稼ぎ、その上のめっ
き膜は省略するようにしてもよい。そしてこのような各
場合においても、電流容量増強用配線113の電気抵抗
値や膜厚を前述のような値に設定することが望ましいこ
とは言うまでもない。
【0026】その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、本発明のサーマルプリントヘッドの各部位の形成材
料などの変更が種々可能であることは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上、詳細な説明で明示したように、本
発明によれば、リード配線111密度を低く抑えるとと
もに絶縁性基板117の外形寸法の小型化を実現し、か
つ印字濃度むらの発生を抑えて高品位な高精細印字を実
現することのできるサーマルプリントヘッドを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーマルプリントヘッドの主要部の構
造を示す一部省略平面図(a)および断面図(b)。
【図2】従来のサーマルプリントヘッドの主要部の構造
を示す断面図。
【符号の説明】
101…ドライバIC、103…パワーGNDパッド、
105…出力パッド、107…パワーGND配線、10
9…絶縁膜、111…リード配線、113…電流容量増
強用配線、115…パッシベーション膜、117…絶縁
性基板、119…パワーGNDリード、121…パワー
GND配線、123…発熱体、125…スイッチング回
路、127…ボンディングワイヤ、129…接続パッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱体と、前記複数の発熱体各々
    にリード配線を介して接続される出力パッドが形成され
    て印字データに基づいて前記発熱体に電圧を印加するド
    ライバICとが絶縁性基板上に配置されたサーマルプリ
    ントヘッドにおいて、 前記複数の発熱体の列に対してほぼ直交方向に配列され
    た出力パッドと、該出力パッド列にほぼ平行して設けら
    れたパワーGND配線と、該パワーGND配線上に積層
    形成された電流容量増強用配線とを有するドライバIC
    と、 前記出力パッド列に沿って前記絶縁性基板上に配置され
    該出力パッドにボンティングワイヤを介して接続される
    接続パッドが一端に形成され、他端が前記発熱体に接続
    されたリード配線とを具備することを特徴とするサーマ
    ルプリントヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のサーマルプリントヘッド
    において、 前記電流容量増強用配線が、Au、Cu、Tiのうち少
    なくともいずれかを材料として用いて積層形成された多
    層膜であることを特徴とするサーマルプリントヘッド。
JP15318393A 1993-06-24 1993-06-24 サーマルプリントヘッド Withdrawn JPH0717068A (ja)

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