JP2746358B2 - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JP2746358B2
JP2746358B2 JP26261195A JP26261195A JP2746358B2 JP 2746358 B2 JP2746358 B2 JP 2746358B2 JP 26261195 A JP26261195 A JP 26261195A JP 26261195 A JP26261195 A JP 26261195A JP 2746358 B2 JP2746358 B2 JP 2746358B2
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利幸 白崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はサーマルヘッドに
関する。
【0002】
【従来の技術】図3のサーマルヘッドは、絶縁基板1の
上面に、発熱抵抗膜を設けて発熱抵抗体2を形成し、こ
の発熱抵抗体2の裾部両側に、それぞれ共通電極パター
ン3と個別電極パターン4とを対向状に交互に順列配置
している。つまり、発熱抵抗体2を絶縁基板1の一端部
に対し近傍であって平行状に配置すると共に、発熱抵抗
体2と絶縁基板1の一端部との間には、共通電極パター
ン3が位置し、この共通電極パターン3の両端部が、個
別電極パターン4のパターン方向と平行するように平面
形状「コ」字状にパターン形成してある。
【0003】また、図2は本願の先願に係るサーマルヘ
ッドであり、このサーマルヘッドは、絶縁基板1の上面
の一端部に平行状に発熱抵抗体2を配備し、この発熱抵
抗体2に対し直交方向へ個別電極パターン4と、独立し
た分割コモン電極パターン3とを交互に並列配備すると
共に、分割コモン電極パターン3はそれぞれ個別電極パ
ターン4と平行状に絶縁基板1の他端部方向(ドライブ
IC方向)へ引き出し、複数の独立した分割コモン電極
パターン3の下端部を共通化している。
【0004】サーマルヘッドは、各電極パターン(個別
電極と共通電極)3、4間にパルス電圧を印加し、発熱
抵抗体2を選択的に発熱させることで、この発熱抵抗体
2に対し感熱紙(感熱リボン)と重合状態で圧接給送さ
れる記録紙に情報を印字する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来の(図3に
示す)サーマルヘッド(絶縁基板の一端部と発熱抵抗体
との間に共通電極パターンが位置するヘッド)では、発
熱抵抗体と絶縁基板端縁との間に、一定幅の共通電極パ
ターンが位置する。この発熱抵抗体は両端部を直角に折
り曲げ、この折り曲げ部が個別電極パターンと平行状と
なる平面形状「コ」字状に設定してある。そして、この
直角状に折り曲げた折り曲げ端部から、電源を供給する
ようになっているが、共通電極パターンの長さが長く、
中央部の共通電極パターンの電気抵抗値が両端部の共通
電極パターンに比べて大きくなるので、各発熱抵抗体に
供給される電流にばらつきが生じる。それを防止するた
めに共通電極パターンに電流容量を確保すると、共通電
極パターンの「コ」字状部分の平面寸法が大きくなって
しまい、ヘッドの小型化を図ることが出来ないという問
題があった。
【0006】また、上記先願の(図2に示す)サーマル
ヘッド(分割コモン電極パターンの下端部を共通化する
ヘッド)では、絶縁基板の一端部と発熱抵抗体との間に
共通電極パターンは存在しない。従って、発熱抵抗体を
絶縁基板の一端縁に近接配置でき、ヘッド小型化の要請
に応え得る。しかしながら、分割コモン電極パターン及
び個別電極パターンを、絶縁基板の他端部方向(ドライ
ブIC方向)へ、共に平行状に引き出すため、仮にライ
ンタイプのサーマルヘッド等のように千数百ものドット
数がある場合(ドット密度が高い場合)で、しかも小型
ヘッドの場合には、電極パターンが細密化し、エッチン
グ加工の極めて高い精度が要求され、パターン形成に困
難を伴う欠点がある等の不利があった。また、電極パタ
ーンがドライブICのWB(ワイボン)パッド間を通す
必要があり、WB精度がきつく困難であるという問題が
あった。
【0007】この発明は、上記の問題点に着目してなさ
れたものであって、サーマルヘッド外形寸法の小型化を
図りつつ、共通電極パターンの電流容量を確保可能なサ
ーマルヘッドを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成させるた
めに、この発明のサーマルヘッドでは次のような構成と
している。絶縁基板の上面に列状の発熱抵抗体を設け、
当該発熱抵抗体に沿って配置されるパターン部及びこの
パターン部から櫛歯状に分岐し前記発熱抵抗体を横切っ
て形成される複数の電極パターンとからなる共通電極パ
ターンと、前記電極パターンと交互に前記発熱抵抗体を
横切り且つ前記発熱抵抗体を挟んで前記パターン部の形
成されていない側に引き出される個別電極パターンとを
備え、更に前記個別電極パターンの引き出し側に前記発
熱抵抗体に沿って列状かつ間隔をおいて配置される複数
のドライブICとを有してなるサーマルヘッドにおい
て、前記複数の電極パターンのうちのいくつかは、前記
電極パターンの幅より幅広に形成された引き出しパター
ンをそれぞれ接続するとともに、その引き出しパターン
のそれぞれは前記個別電極パターンの引き出し側と同方
向であって、前記ドライブIC間に向かって延長される
ことを特徴とする。
【0009】更に、前記引き出しパターンは前記複数の
ドライブICの下部に設けられる前記発熱抵抗体に対し
て平行状のパターンに接続されていることを特徴とす
る。
【0010】
【実施の形態】図1は、この発明に係るサーマルヘッド
の具体的な実施の一形態を示す要部平面図である。サー
マルヘッドは、絶縁基板1の上面に、発熱抵抗膜を設け
て発熱抵抗体2を形成し、この発熱抵抗体2は、絶縁基
板1の端縁近傍に端縁に平行に形成されている。この発
熱抵抗体2と絶縁基板1の前記一端縁部との間に共通電
極パターン3が形成され、この共通電極パターン3は発
熱抵抗体2に平行なパターン部30と、発熱抵抗体2を
横切るように延設された櫛歯状の電極パターン33で一
体構成されている。一方、絶縁基板1の上面の発熱抵抗
体2に横切って個別電極パターン4が形成されている。
この個別電極パターン4と共通電極パターン3の櫛歯状
の電極パターン33は発熱抵抗体2上で対向状に交互に
順列配置している。
【0011】そして、前記絶縁基板1の一端縁と発熱抵
抗体2との間に位置する細幅状のパターン部30から延
設された電極パターン33のいくつかと、前記発熱抵抗
体2に平行に列状に配置された複数のドライブIC5下
に発熱抵抗体2に平行状に設けられたパターン32とに
連なるように隣合うドライブIC5、5の間で、絶縁基
板1の他端部方向へ引き出す引き出しパターン31が一
体的に形成されている。この引き出しパターン31は、
電極パターン33から絶縁基板1の他端部方向に向かっ
て漸次幅が広くなるテーパ部31aと、テーパ部31a
に連なり平行状のパターン32に接続される幅Hが最も
広い幅広部31bとからなり、幅広部31bの幅寸法H
は電極パターン33の幅hよりも幅の広い寸法に形成さ
れている。
【0012】実際のラインタイプのサーマルヘッドで
は、発熱ドットが千数百あり、複数のドライブIC5が
配置されている。そして、単一のドライブIC5は、例
えばそれぞれ64個のドットを受け持っている。従って
1個のIC5には64個の電極パターン4が接続され
る。しかし、図面(図1)では、簡略説明のため、単一
のドライブIC5について、それぞれ8個のドットを示
しており、この8個のドットを選択するため8個の個別
電極パターン4を配置するとともに、隣合うドライブI
C5、5間に位置する共通電極パターン3の櫛歯状の電
極パターン33のみを、絶縁基板1の他端部方向(ドラ
イブIC方向)へ引き出し、且つこの引き出しパターン
31の下端部を、この平行状のパターン32上に、ドラ
イブIC5を実装している。更に、上記個別電極パター
ン(8個の個別電極パターン)4は、それぞれ端部のパ
ッド部41にて、ドライブIC5とワイヤボンディング
している。
【0013】このような構成を有するサーマルヘッドで
は、発熱抵抗体2と絶縁基板1端縁との間に配置される
共通電極パターン3を、隣合うドライブIC5、5間か
ら、絶縁基板1の他端部方向へ延設し、引き出しパター
ン部31を形成した。これにより、ドライブIC5毎に
共通電極パターン3を引き出すことで、ドライブIC5
一個分の電流が、共通電極パターン3に流れこととな
る。実際上、コモンとして使用される電極には1つのド
ライブIC5の電流しか使用されないため、幅の大きい
共通電極パターン3は必要なくなる。従って、発熱抵抗
体2と絶縁基板1端縁との間に配置される共通電極パタ
ーン3を極めて細幅状に設定することができ、それだ
け、発熱抵抗体2を絶縁基板1の端縁に近接配置し得、
小型化できる。
【0014】また、共通電極パターン3は、引き出しパ
ターン31により隣合うドライブIC5、5間から、絶
縁基板1の他端部方向へ引き出すため、共通電極パター
ン3の引き出し数が激減する。つまり、単一のドライブ
IC5毎に1本の共通電極パターン3の引き出しパター
ン31を引き出すだけであり、各電極パターン3、4の
パターン形成密度が低くなる。従って、ドライブIC5
間に配置される各個別電極パターン4と、共通電極パタ
ーン3との配置間隔には余裕ができ、エッチング加工が
極めて容易となる。
【0015】
【発明の効果】請求項1の構成を採ることにより、引き
出しパターンはドライブIC間に向かって延長されて電
流容量を稼ぐため、引き出しパターンの幅を広くしても
他の個別パターンの形成に制約を与えることの少ない基
板レイアウトとすることができる。即ち、図1に示すよ
うに、通常1つのドライブICに対応する個別電極の群
は、発熱抵抗体からドライブIC側に引き出される場
合、ドライブICはその実装上の制約から間隙をおいて
配置され、前記個別電極の群はドライブIC側に絞られ
るようなレイアウトとなる。その結果、ドライブIC間
には余白部分が生じ、従来は無駄なスペースであった
が、請求項1ではこのスペースを有効利用したのであ
る。このようにスペースの有効利用を図ることにより、
サーマルヘッドの小型化に寄与することが可能となる。
【0016】更に請求項2の構成を採ることにより、ド
ライブICの下部に平行状のパターンを形成するので、
接続される複数の引き出しパターンの全電流容量を確保
するために前記パターンを幅広とする必要が生じた場合
でも、サーマルヘッド自体の幅寸法をそれほど大きくせ
ずにその電流容量を確保することが可能となる。つま
り、ドライブICの実装スペースを有効利用してサーマ
ルヘッドの小型化を図ることが可能となる。
【0017】また、電極パターンに対して引き出しパタ
ーンの幅を広くすることによって、引き出しパターンに
接続された電極パターンに他の引き出しパターンに接続
されない電極に比べて数倍の電流が流れても引き出しパ
ターンに接続された電極パターンの略中央部分、すなわ
ち発熱抵抗体に重なる箇所又はその近傍が発熱するにと
どまり、引き出しパターンが発熱して印字品位に影響を
与えることは少ない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーマルヘッドを示す要部平面図
【図2】先願に係るサーマルヘッドを示す要部平面図
【図3】従来のサーマルヘッドを示す要部平面図
【符号の説明】
1・・・・絶縁基板 2・・・・発熱抵抗体 3・・・・共通電極パターン 4・・・・個別電極パターン 5・・・・ドライブIC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/335 B41J 2/345

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板の上面に列状の発熱抵抗体を設
    け、当該発熱抵抗体に沿って配置されるパターン部及び
    このパターン部から櫛歯状に分岐し前記発熱抵抗体を横
    切って形成される複数の電極パターンとからなる共通電
    極パターンと、前記電極パターンと交互に前記発熱抵抗
    体を横切り且つ前記発熱抵抗体を挟んで前記パターン部
    の形成されていない側に引き出される個別電極パターン
    とを備え、更に前記個別電極パターンの引き出し側に前
    記発熱抵抗体に沿って列状かつ間隔をおいて配置される
    複数のドライブICとを有してなるサーマルヘッドにお
    いて、 前記複数の電極パターンのうちのいくつかには、前記電
    極パターンの幅より幅広に形成された引き出しパターン
    をそれぞれ接続するとともに、その引き出しパターンの
    それぞれは前記個別電極パターンの引き出し側と同方向
    であって、前記ドライブIC間に向かって延長されるこ
    とを特徴とするサーマルヘッド。
  2. 【請求項2】 前記引き出しパターンは前記複数のドラ
    イブICの下部に設けられる前記発熱抵抗体に対して平
    行状のパターンに接続されていることを特徴とするサー
    マルヘッド。
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