JPH07169448A - アルカリ電池 - Google Patents
アルカリ電池Info
- Publication number
- JPH07169448A JPH07169448A JP5234191A JP23419193A JPH07169448A JP H07169448 A JPH07169448 A JP H07169448A JP 5234191 A JP5234191 A JP 5234191A JP 23419193 A JP23419193 A JP 23419193A JP H07169448 A JPH07169448 A JP H07169448A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- epoxy resin
- battery
- imparting agent
- lid
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Epoxy Resins (AREA)
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 漏液が防止できるアルカリ電池を得る。
【構成】 ビスフェノールA型エポキシを主成分とする
エポキシ樹脂に、ポリチオールを主成分とする可撓性付
与剤とポリアミン系またはポリアミド系の硬化剤とを混
合した封口剤12を電槽8と蓋9との嵌合部11に注入
する。 【効果】 エポキシ樹脂に可撓性付与剤と硬化剤とを混
合しているので、エポキシ樹脂と電槽および蓋の熱膨張
係数を一致させることができ、電槽または蓋と封口剤と
の間に生じる微細な隙間をなくすことができる。
エポキシ樹脂に、ポリチオールを主成分とする可撓性付
与剤とポリアミン系またはポリアミド系の硬化剤とを混
合した封口剤12を電槽8と蓋9との嵌合部11に注入
する。 【効果】 エポキシ樹脂に可撓性付与剤と硬化剤とを混
合しているので、エポキシ樹脂と電槽および蓋の熱膨張
係数を一致させることができ、電槽または蓋と封口剤と
の間に生じる微細な隙間をなくすことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルカリ電池に関する
もので、さらに詳しく言えば、ニッケル−カドミウム電
池、ニッケル−亜鉛電池、酸化銀−亜鉛電池のような水
酸化カリウム水溶液を電解液として使用するアルカリ電
池の封口剤に関するもである。
もので、さらに詳しく言えば、ニッケル−カドミウム電
池、ニッケル−亜鉛電池、酸化銀−亜鉛電池のような水
酸化カリウム水溶液を電解液として使用するアルカリ電
池の封口剤に関するもである。
【0002】
【従来の技術】水酸化カリウム水溶液を電解液として使
用するアルカリ電池は、極群を収納したプラスチック製
の電槽にプラスチック製の蓋を嵌合し、この嵌合部に封
口剤を注入して気密的、液密的に密閉している。
用するアルカリ電池は、極群を収納したプラスチック製
の電槽にプラスチック製の蓋を嵌合し、この嵌合部に封
口剤を注入して気密的、液密的に密閉している。
【0003】このようなアルカリ電池に用いられる封口
剤としては、耐アルカリ性のブチルゴム系の接着剤、ポ
リアミド系の接着剤、シリコン系の接着剤のようなもの
が知られている。
剤としては、耐アルカリ性のブチルゴム系の接着剤、ポ
リアミド系の接着剤、シリコン系の接着剤のようなもの
が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した封口剤を用い
たアルカリ電池では、充電時に極群から発生する酸素に
よって電解液が電槽内に飛散し、その一部が電槽または
蓋と封口剤との微細な隙間から這い上って漏液に至る場
合があり、周辺部に悪影響を及ぼすという問題があっ
た。
たアルカリ電池では、充電時に極群から発生する酸素に
よって電解液が電槽内に飛散し、その一部が電槽または
蓋と封口剤との微細な隙間から這い上って漏液に至る場
合があり、周辺部に悪影響を及ぼすという問題があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ビスフェノールA型エポキシを主成分と
するエポキシ樹脂に、ポリチオールを主成分とする可撓
性付与剤とポリアミン系またはポリアミド系の硬化剤と
を混合した封口剤を電槽と蓋との嵌合部に注入したこと
を特徴とするものである。
め、本発明は、ビスフェノールA型エポキシを主成分と
するエポキシ樹脂に、ポリチオールを主成分とする可撓
性付与剤とポリアミン系またはポリアミド系の硬化剤と
を混合した封口剤を電槽と蓋との嵌合部に注入したこと
を特徴とするものである。
【0006】
【作 用】従って、本発明は、エポキシ樹脂に可撓性付
与剤と硬化剤とを混合しているのでエポキシ樹脂を封口
剤中に均一に分布させることができ、電槽または蓋と封
口剤との間に生じる微細な隙間をなくすことができる。
与剤と硬化剤とを混合しているのでエポキシ樹脂を封口
剤中に均一に分布させることができ、電槽または蓋と封
口剤との間に生じる微細な隙間をなくすことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0008】図1は、本発明の実施例としての、酸化銀
−亜鉛電池の一部切欠き斜視図である。
−亜鉛電池の一部切欠き斜視図である。
【0009】図1において、1は酸化銀からなる正極
板、2は亜鉛からなる負極板、3はセロハンを主体とす
るセパレータ、4は正極板1と正極端子5とを電気的に
結合する正極リード線、6は負極板2と負極端子7とを
電気的に結合する負極リード線、8はポリスチロール樹
脂、ABS樹脂などからなる電槽、9は電槽8と同材質
からなる蓋、10は蓋9に取り付けられた液口栓で、前
記電槽8と蓋9との嵌合部11に封口剤12が注入され
てなる。
板、2は亜鉛からなる負極板、3はセロハンを主体とす
るセパレータ、4は正極板1と正極端子5とを電気的に
結合する正極リード線、6は負極板2と負極端子7とを
電気的に結合する負極リード線、8はポリスチロール樹
脂、ABS樹脂などからなる電槽、9は電槽8と同材質
からなる蓋、10は蓋9に取り付けられた液口栓で、前
記電槽8と蓋9との嵌合部11に封口剤12が注入され
てなる。
【0010】上記した酸化銀−亜鉛電池では、封口剤1
2として、ビスフェノールA型エポキシを主成分とする
エポキシ樹脂に、ポリチオールを主成分とする可撓性付
与剤とポリアミン系またはポリアミド系の硬化剤とを混
合したものを用いたものである。
2として、ビスフェノールA型エポキシを主成分とする
エポキシ樹脂に、ポリチオールを主成分とする可撓性付
与剤とポリアミン系またはポリアミド系の硬化剤とを混
合したものを用いたものである。
【0011】上記したビスフェノールA型エポキシの構
造式を化1に示す。
造式を化1に示す。
【0012】
【化1】
【0013】また、上記したポリチオールの構造式を化
2に示す。
2に示す。
【0014】
【化2】
【0015】このポリチオールは末端にチオール基を有
するポリサルファイドオリゴマーの中で分子量が100
0程度のものである。
するポリサルファイドオリゴマーの中で分子量が100
0程度のものである。
【0016】前記可撓性付与剤としてのポリチオールの
配合割合は、ビスフェノールA型エポキシに対して40
〜100重量%とするのが好ましく、40重量%以下で
あればビスフェノールA型エポキシを封口剤中に均一に
分布させることができなくなって電槽または蓋と封口剤
との間に微細な隙間が生じやすくなり、100重量%以
上であれば封口剤の耐アルカリ性が低下して長期保存に
耐えられなくなる。
配合割合は、ビスフェノールA型エポキシに対して40
〜100重量%とするのが好ましく、40重量%以下で
あればビスフェノールA型エポキシを封口剤中に均一に
分布させることができなくなって電槽または蓋と封口剤
との間に微細な隙間が生じやすくなり、100重量%以
上であれば封口剤の耐アルカリ性が低下して長期保存に
耐えられなくなる。
【0017】次に、ビスフェノールA型エポキシを主成
分とするエポキシ樹脂にポリチオールを主成分とする可
撓性付与剤を60重量%添加し、さらにポリアミン系の
硬化剤を添加した封口剤を使用した本発明のアルカリ電
池100個とビスフェノールA型エポキシを主成分とす
るエポキシ樹脂にポリアミン系の硬化剤のみを添加した
封口剤を使用した比較用のアルカリ電池100個とを製
作し、60℃の温度下で3か月間放置して漏液の有無を
調査したところ、本発明電池では皆無であったのに対
し、比較用電池では4個に漏液の発生が認められた。
分とするエポキシ樹脂にポリチオールを主成分とする可
撓性付与剤を60重量%添加し、さらにポリアミン系の
硬化剤を添加した封口剤を使用した本発明のアルカリ電
池100個とビスフェノールA型エポキシを主成分とす
るエポキシ樹脂にポリアミン系の硬化剤のみを添加した
封口剤を使用した比較用のアルカリ電池100個とを製
作し、60℃の温度下で3か月間放置して漏液の有無を
調査したところ、本発明電池では皆無であったのに対
し、比較用電池では4個に漏液の発生が認められた。
【0018】
【発明の効果】上記した如く、本発明のアルカリ電池は
アルカリ電池液の漏液を防止することができる。
アルカリ電池液の漏液を防止することができる。
【図1】本発明のアルカリ電池の実施例としての、酸化
銀−亜鉛電池の一部切欠き斜視図である。
銀−亜鉛電池の一部切欠き斜視図である。
1 正極板 2 負極板 3 セパレータ 8 電槽 9 蓋 11 嵌合部 12 封口剤
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【作 用】従って、本発明は、エポキシ樹脂に可撓性付
与剤と硬化剤とを混合しているので、硬化したエポキシ
樹脂と電槽および蓋の熱膨張係数を一致させることがで
き、電槽または蓋と封口剤との間に生じる微細な隙間を
なくすことができる。
与剤と硬化剤とを混合しているので、硬化したエポキシ
樹脂と電槽および蓋の熱膨張係数を一致させることがで
き、電槽または蓋と封口剤との間に生じる微細な隙間を
なくすことができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】図1において、1は酸化銀からなる正極
板、2は亜鉛からなる負極板、3はセロハンを主体とす
るセパレータ、4は正極板1と正極端子5とを電気的に
結合する正極リード線、6は負極板2と負極端子7とを
電気的に結合する負極リード線、8はポリスチロール樹
脂、ABS樹脂、ポリスルホン樹脂などからなる電槽、
9は電槽8と同材質からなる蓋、10は蓋9に取り付け
られた液口栓で、前記電槽8と蓋9との嵌合部11に封
口剤12が注入されてなる。
板、2は亜鉛からなる負極板、3はセロハンを主体とす
るセパレータ、4は正極板1と正極端子5とを電気的に
結合する正極リード線、6は負極板2と負極端子7とを
電気的に結合する負極リード線、8はポリスチロール樹
脂、ABS樹脂、ポリスルホン樹脂などからなる電槽、
9は電槽8と同材質からなる蓋、10は蓋9に取り付け
られた液口栓で、前記電槽8と蓋9との嵌合部11に封
口剤12が注入されてなる。
Claims (2)
- 【請求項1】 ビスフェノールA型エポキシを主成分と
するエポキシ樹脂に、ポリチオールを主成分とする可撓
性付与剤とポリアミン系またはポリアミド系の硬化剤と
を混合した封口剤を電槽と蓋との嵌合部に注入したこと
を特徴とするアルカリ電池。 - 【請求項2】 エキポキシ樹脂に対する可撓性付与剤の
配合割合を40〜100重量%としたことを特徴とする
請求項第1項記載のアルカリ電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5234191A JPH07169448A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | アルカリ電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5234191A JPH07169448A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | アルカリ電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07169448A true JPH07169448A (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=16967113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5234191A Pending JPH07169448A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | アルカリ電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07169448A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012141167A1 (ja) * | 2011-04-11 | 2012-10-18 | 大日本印刷株式会社 | 固体高分子形燃料電池用補強材及びそれに用いる粘接着組成物 |
-
1993
- 1993-08-25 JP JP5234191A patent/JPH07169448A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012141167A1 (ja) * | 2011-04-11 | 2012-10-18 | 大日本印刷株式会社 | 固体高分子形燃料電池用補強材及びそれに用いる粘接着組成物 |
CN103582562A (zh) * | 2011-04-11 | 2014-02-12 | 大日本印刷株式会社 | 聚合物电解质燃料电池用增强材料及其中所使用的粘着粘接组合物 |
JPWO2012141167A1 (ja) * | 2011-04-11 | 2014-07-28 | 大日本印刷株式会社 | 固体高分子形燃料電池用補強材及びそれに用いる粘接着組成物 |
JP5880546B2 (ja) * | 2011-04-11 | 2016-03-09 | 大日本印刷株式会社 | 固体高分子形燃料電池用補強材及びそれに用いる粘接着組成物 |
US9437881B2 (en) | 2011-04-11 | 2016-09-06 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Reinforcing material for solid polymer fuel cell, and cohesive/adhesive composition for use in same |
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