JPH0716776Y2 - 石積作業装置 - Google Patents

石積作業装置

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JPH0716776Y2
JPH0716776Y2 JP1992013036U JP1303692U JPH0716776Y2 JP H0716776 Y2 JPH0716776 Y2 JP H0716776Y2 JP 1992013036 U JP1992013036 U JP 1992013036U JP 1303692 U JP1303692 U JP 1303692U JP H0716776 Y2 JPH0716776 Y2 JP H0716776Y2
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JP
Japan
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block
arm
masonry
bucket
gripping
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JP1992013036U
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JPH0587044U (ja
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征行 鷹巣
澄男 福田
勳 島田
茂利雄 橋爪
研 白幡
邦彦 平川
完 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Tokyu Construction Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Tokyu Construction Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、石材、特に石積用コン
クリートブロックを積み重ねて、その裏側に裏込コンク
リートを打設して、擁壁等の土止め壁を構築する石積作
業装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の石積作業は、全て人力によりブロ
ックを現場まで運搬し、所定位置に据付けていた。特
に、1個の重量が60kgにも及ぶブロックもあり、作業
員の労働は過酷なものと言わざるを得なかった。また、
石積作業は高所での作業が多く、非常に危険を伴なうも
のであった。これらの問題を解決するため、最近、ベー
スマシンのアーム先端にブロック把持装置を取付けた石
積作業装置が開発されている。
【0003】しかしながら、一般に、石積作業は必ず裏
込コンクリートを施工しながら行わなければならないた
め、上記従来の装置は裏込コンクリート施工の際に、ア
ームの先端部からブロック把持装置を一旦取外してコン
クリート裏込用バケットに付替えるか、或いはコンクリ
ート裏込用バケットを有する別の専用装置を使用しなけ
ればならず、作業が煩雑で時間がかかったり、経済性に
欠ける等の問題点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記従来の
問題点を解決するためになされたもので、その目的とす
るところは、1台の機械でブロックの据置とコンクリー
ト裏込の両作業が実現でき、作業のスピード化を図り、
経済性を向上することができる石積作業装置を提供する
ことにある。
【0005】本考案の石積作業装置は、走行移動するベ
ースマシーンに旋回および俯仰作動するアームを設け、
該アームの先端部にブロック把持装置と裏込コンクリー
ト打設用バケットとを背中合わせに配置すると共に、回
転自在に装備し、上記アームをスライドアームに構成し
たことを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1において、1はベースマシーン
であって、下部走行体1aに対して、上部旋回体1bが
旋回するようになっている。
【0007】該ベースマシーン1の上部旋回体1bに
は、枢着軸2aによりブーム2が枢着されている。従っ
て、上記ブーム2はシリンダー3により上記枢着軸2a
を中心に俯仰(上下方向に回動)運動できるようになっ
ている。
【0008】また、上記ブーム2の先端部には、枢着軸
4aによりアーム4が枢着されている。従って、上記ア
ーム4はシリンダー5により上記枢着軸4aを中心に俯
仰運動できるようになっている。
【0009】6はスライドアームであって、上記アーム
4に沿って摺動自在に取付けられており、シリンダー7
によりアーム4の長手方向に伸縮自在に摺動できるよう
になっている。このように上記スライドアーム6はアー
ム4の長さを実質的に伸縮させる機能を有する。
【0010】上記スライドアーム6の先端部には枢着軸
8aによりブラケット8が枢着されている。該ブラケッ
ト8は油圧シリンダー9により回動するようになってい
る。
【0011】図2から明かなように、上記ブラケット8
には旋回ベアリング10を介して基板11が回転自在に
取付けられている。該基板11は油圧モーター12によ
り回転駆動され、旋回ロック13により適宜回転位置に
ロックされるようになっている。
【0012】図3から明らかなように、上記基板11に
はピン14a, 14aにより一対の把持爪14,14が
枢着されていると共に、両把持爪14,14はリンク部
材15により相互に連結されている。従って、油圧シリ
ンダー16により一方(図3で右側)の把持爪14を作
動させると、上記リンク部材15を介して他方(同左
側)の把持爪14が反対の方向、即ち両把持爪14が互
に接近する方向(ブロックBを把持する方向)または離
れる方向(ブロックBを離す方向)に作動する。
【0013】図2に於いて、17はバケットであって、
上記把持爪14に背を向けた状態でバケット着脱ピン1
8等により上記基板11に着脱自在に取付けられてい
る。
【0014】尚、図1に示すように、ベースマシーン1
の下部走行体1aのフレームには、パレット19が配備
されている。
【0015】次に、上記装置による石積作業について述
べる。まず、パレット19上にブロックBを並べて、石
積現場まで運搬する。
【0016】現場に到着すると、図4に示すように把持
爪14によりブロックBを掴む。ブロックBを把持する
に際しては、図4に示すように、油圧シリンダー16の
ロッドを収縮させて把持爪14,14を開いた状態でブ
ロックBの上方から接近させ、把持爪14がブロックB
の両側に位置した時に油圧シリンダー16のロッドを伸
長させ、把持爪14を仮想線状態から実線状態に作動さ
せて、ブロックBを堅固に把持せしめる。尚、必要に応
じてパレット19を前方にスライドさせて、把持し易い
状態にしてもよい。
【0017】把持爪14がブロックBを掴んだら、スラ
イドアーム6を上方にスライドさせてブロックBをパレ
ット19から引上げ、ブロックBを必要な据付位置まで
移動させる。
【0018】このブロックBの移動に際しては、必要に
応じて、下部走行体1aによりベースマシーン1を移動
させたり、上部旋回体1bを旋回させたり、ブーム2、
アーム4およびスライドアーム6等を適宜作動させる。
【0019】また、ブロックBの向きを必要な方向に向
けるために、油圧モーター12により基板11を回動さ
せるようにしてもよい。
【0020】以上の操作を繰り返し、ブロックBを列状
に据え置いたら、バケット17に裏込コンクリートを入
れ、図5に示すように、ブロックBの裏側にバケット1
7から裏込コンクリートを注ぎ入れる。そして、バケッ
ト17の底部により、注入したコンクリート上面を適度
に押圧して打設する。
【0021】図6は擁壁の上部からの石積作業状態を示
し、図7は擁壁の下部からの石積作業を示すものであ
る。
【0022】
【考案の効果】本考案の石積作業装置は、走行移動可能
なベースマシーンに旋回作動自在および俯仰作動自在に
設けられたアームと、該アームの先端部に首振り自在に
取付けられたブラケットと、該ブラケットに旋回ベアリ
ングを介して回転自在に取付けられると共に適宜回転位
置にロックされる基板と、該基板に枢着されて石積用の
ブロックを掴む方向および離す方向に作動する一対の把
持爪と、該把持爪に対して背中合わせ状態で上記基板に
着脱自在に取付けられた裏込コンクリート打設用のバケ
ットと、から構成されるので、把持爪およびバケットを
任意の方向に簡単かつ迅速に回転およびロックさせるこ
とができ、石積作業をすべき擁壁の下部あるいは上部の
いずれの作業位置にベースマシーンが位置しても、上記
把持爪によるブロックの据え置き作業と、それに続く裏
込コンクリート打設用のバケットによるコンクリートの
裏込め作業を、安全かつ能率良く行うことができ、ま
た、必要に応じてバケットを取り外してブロックの据え
置き作業を集中して迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の石積作業の全体を示す側面図である。
【図2】ブロック把持装置およびバケットの構成を示す
要部拡大側面図である。
【図3】図2矢視III−IIIから見た構成図である。
【図4】パレットからブロックの掴み上げ状態を示す説
明図である。
【図5】バケットによるコンクリート裏込め作業を示す
説明図である。
【図6】作業状態を示す説明図である。
【図7】作業状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ベースマシーン 1a 下部走行体 1b 旋回体 2 ブーム 2a 枢着軸 3 シリンダー 4 アーム 4a 枢着軸 5 シリンダー 6 スライドアーム 7 シリンダー 8 ブラケット 8a 枢着部 9 シリンダー 10 旋回ベアリング 11 基板 12 油圧モーター 13 旋回ロック 14 把持爪 14a ピン 15 リンク部材 16 油圧シリンダー 17 バケット 18 バケット着脱ピン 19 パレット B ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 橋爪 茂利雄 神奈川県川崎市宮前区宮崎3−13−4 東 急宮崎台ドエリングB−213 (72)考案者 白幡 研 神奈川県川崎市宮前区宮崎3−13−4 東 急宮崎台ドエリングA−405 (72)考案者 平川 邦彦 神奈川県藤沢市大庭6162 湘南ライフタウ ン内 M−40−1−7 (72)考案者 中村 完 神奈川県座間市入谷4−2944−7 ニュ− ハイツ座間1−202 (56)参考文献 実開 昭59−121059(JP,U) 実開 昭61−200889(JP,U) 特公 昭41−15990(JP,B1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行移動可能なベースマシーンに旋回作
    動自在および俯仰作動自在に設けられたアームと、該ア
    ームの先端部に首振り自在に取付けられたブラケット
    と、該ブラケットに旋回ベアリングを介して回転自在に
    取付けられると共に適宜回転位置にロックされる基板
    と、該基板に枢着されて石積用のブロックを掴む方向お
    よび離す方向に作動する一対の把持爪と、該把持爪に対
    して背中合わせ状態で上記基板に着脱自在に取付けられ
    た裏込コンクリート打設用のバケットと、から構成され
    ることを特徴とする石積作業装置。
JP1992013036U 1992-02-10 1992-02-10 石積作業装置 Expired - Lifetime JPH0716776Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992013036U JPH0716776Y2 (ja) 1992-02-10 1992-02-10 石積作業装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992013036U JPH0716776Y2 (ja) 1992-02-10 1992-02-10 石積作業装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0587044U JPH0587044U (ja) 1993-11-22
JPH0716776Y2 true JPH0716776Y2 (ja) 1995-04-19

Family

ID=11821899

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992013036U Expired - Lifetime JPH0716776Y2 (ja) 1992-02-10 1992-02-10 石積作業装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5521246B2 (ja) * 2010-02-25 2014-06-11 キャタピラー九州株式会社 排水暗渠形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59121059U (ja) * 1983-01-31 1984-08-15 オカダ鑿岩機株式会社 バケツト用の補助つかみ機
JPS61200889U (ja) * 1985-06-06 1986-12-16

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JPH0587044U (ja) 1993-11-22

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