JPS63218497A - 石積作業装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、石材、特に石積用コンクリートブロックを積
み重ねて、擁壁等の一Ｌ止め壁を構築する石積作業装置
に関するものである。

［従来技術とその問題点１ 従来の石積乍業は、全て人力によりブロックを現場まで
運搬し、所定位置に据付けていた。

特に、１個の重量が６０ｋｇにも及ぶブロックもあり、
作業貝の労働は過酷なものと言わざるを得なかった。

また、石積作業は高所での作業が多く、非常に危険を伴
なうものであった。

これらの問題を解決するため、最近、ベースマシンのア
ーム先端にブロック把持装置を取付けな石積作業装置が
開発されている。

しかしながら、一般に、５積作業はベースマシーンを擁
壁の上方に置く場合と、下方に置く場合とがあり、１つ
の装置でどちらにも施工できることが条件である。

しかるに、上記従来装置では、上記条件を満足させるこ
とができないのみならず、ベースマシーンに装備したブ
ームやアーム等の俯仰運動のみでは対処しきれない等の
問題点があった。

［発明の目的１ 本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、その目的とするところは、１台のベースマシン
により４１１！壁の上方と下方のいずれの側からら石積
作業を行うことができ、作業の能率化とスピード化を図
り、経済性を向−ヒすることができる石積作業装置を提
供することにある。

［発明の構成１ 本発明の石積作業装置は、走行移動するベースマシンに
旋回および俯仰作動するアームを設け、該アームにスラ
イドアームを摺動自在に取付け、該スライドアームの先
端部にブロック把持装置を取付けたことを特徴とし、ま
た、上記スライドアームの先端部にブロック把持装置と
共に裏込コンクリート用バケットを取付けたことを特徴
とするものである。

［実施例］ 以ｒ、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第１図において、１はベースマシーンであって、下部走
行体１ａに対して、上部旋回体１ｂが旋回するようにな
っている。

該ベースマシーン１の上部旋回体１ｂには、枢着軸２ａ
によりブーム２が枢着されている。従って、上記ブーム
２はシリング−３により一ヒ記枢着紬２ａを中心に俯仰
（上下方向に回動）運動できるようになっている。

また、上記ブーム２の先端部には、枢着軸４ａによりア
ーム４が枢Ｈされている。従って、上記アーム４はシリ
ング−５により上記枢着軸４ａを中心に俯仰運動できる
ようになっている。

６はスライドアームであって、上記アーム４に沿って摺
動自在に取付けられており、シリング−７によりアーム
４の長手方向に伸縮自在に摺動できるようになっている
。このように上記スライドアーム６はアーム４の長さを
実質的に伸縮させる機能を有する。

上記スライドアーム６の先端部には枢着軸８ａによりブ
ラケット８が枢着されている。該ブラケット８は油圧シ
リング−９により回動するようになっている。

ｆｐＪ２図から明らかなように、上記ブラケット８には
旋回ベアリング１０を介して基板１１が回転自在に取付
けられている。該基板１１は油圧モーター１２により回
転駆動され、旋回ロック１３により適宜回転位置にロッ
クされるようになっている。

Ｐｔ５３図から明らかなように、上記基板１１にはビン
１４ａ、１４ａにより一対の把持爪１４，１４が枢着さ
れていると共に、両把持爪１４，１４はリンク部材１５
により相互に連結されている。従って、油圧シリング−
１６により一方（第３図で右側）の把持爪１４を作動さ
せると、上記リンク部材１５を介して、他方（同左側）
の把持爪１４が反対の方向、即ち両把持爪１４が互に接
近する方向（ブロックＢを把持する方向）または離れる
方向（ブロックＢを離す方向）に作動する。

第２図に於いて、１７はバケットであって、−上記把持
爪１４に背を向けた状態でバケット着脱ビン１８等によ
り上記基＠１１に着脱自在に取付けられている。゛ 尚、第１図に示すように、ベースマシーン１の下部走行
体１ａのフレームには、パレット１９が配備されている
。

次に、上記装置による石積作業について述べる。

まず、パレット１９上にブロックＢを並べて、石積現場
まで運搬する。

現場に到着すると、第４図に示すように、把持爪１４に
よりブロックＢを掴む。ブロックＢを把持するに際して
は、第３図に示すように、油圧シリング−１６のロッド
を収縮させて把持爪１４゜１４を開いた状態でブロック
Ｂの上方から接近させ、把持爪１４がブロックＢの両側
に位置した時に油圧シリング−１６のロッドを伸長させ
、把持爪１４を仮想線状態から実線状態に作動させて、
ブロックＢを堅固に把持せしめる。

尚、必要に応じてパレット１９を前方にスライドさせて
、把持し易い状態にしてもよい。

把持爪１４がブロックＢを掴んだら、スライドアーム６
を上方にスライドさせてブロックＢをパレット１９から
引上げ、ブロックＢを必要な据付位置まで移動させる。

このブロックＢの移動に際しては、必要に応じて、下部
走行体１ａによりベースマシーン１を移動させたり、上
部旋回体１ｂを旋回させたり、プーム２、アーム４等を
適宜作動させる。

また、スライドアーム６を適宜スライドさせて、ブロッ
クＢを所定の据置位置に位置せしめる。

さらに、ブロックＢを必要な方向に向けるために、油圧
モーター１２により基板１１を回動させるようにしても
よい。

以上の操作を繰り返し、ブロックＢを列状に据置いたら
、バケット１７に裏込コンクリートを入れ、ｆ：ｔ４５
図に示すように、ブロックＢの裏側にバケットＸ７から
裏込コンクリートを注ぎ入れる。

この裏込コンクリート作業においてら、上記スライドア
ーム６を適宜スライドさせてバケット１７を最適位置に
位置せしめる。

第６図は擁壁の上部からの石積作業状態を示し、第７図
は擁壁の下部からの石積作業を示すらのである。

［発明の効果］ （１）スライドアームによりブロック把持装置やバケッ
ト等の移動距離が艮くなるので、ベースマシーンの位置
に対して作業範囲が広（なった。

（２）ベースマシーンを擁壁の上方に置く場合と、下方
に置く場合のいずれにも施工で外るようになった。

（３）過酷で安全性に欠ける作業具を解放できた。

（４）作業具の省力化をはじめスピード化が図れるので
経済性が向上した。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の石積作業装置の全体を示す側面図、ｆ
５２図はブロック把持装置およびバケットの構成を示す
要部拡大側面図、第３図は第２図矢視■から見た構成図
、ｒ：ｉＳ４図はパレットからブロックの掴み上げ状態
を示す説明図、第５図はバケットによるコンクリート裏
込め作業を示す説明図、第６図および第７図は各々作業
状態を示す説明図である。 １・・・ベースマシーン、１ａ・・・下部走行体、１ｂ
・・・旋回体、２・・・ブーム、２ａ・・・枢着軸、３
・・・シリング−１４・・・７−ム、４ａ・・・枢着軸
、５・・・シリング−１６・・・スライドアーム、７・
・・シリング−１８・・・ブラケット、８ａ・・・枢着
部、９・・・シリング−１１０・・・旋回ベアリング、
１１・・・基板、１２・・・油圧モーター、１３・・・
旋回ロック、１４・・・把持爪、１４ａ・・・ビン、１
５・・・リンク部材、１６・・・油圧シリング−１１７
・・・バケット、１８・・・バケット着脱ビン、１９・
・・パレット、Ｂ・・・ブロック。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）走行移動するベースマシンに旋回および俯仰作動
   するアームを設け、該アームにスライドアームを摺動自
   在に取付け、該スライドアームの先端部にブロック把持
   装置を取付けたことを特徴とする石積作業装置。
2. （２）上記スライドアームの先端部にブロック把持装置
   と共に裏込コンクリート用バケットを取付けたことを特
   徴とする前記特許請求の範囲第１項に記載の石積作業装
   置。