JPH0716766B2 - 連続鋳造装置 - Google Patents

連続鋳造装置

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JPH0716766B2
JPH0716766B2 JP5515208A JP51520893A JPH0716766B2 JP H0716766 B2 JPH0716766 B2 JP H0716766B2 JP 5515208 A JP5515208 A JP 5515208A JP 51520893 A JP51520893 A JP 51520893A JP H0716766 B2 JPH0716766 B2 JP H0716766B2
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mold
casting
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tension element
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ビヘレント・ギンター
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SUTERUUTEKU Manufacturing Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/04Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds
    • B22D11/053Means for oscillating the moulds

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)
  • Casting Devices For Molds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、凝固している鋳物に対して水冷鋳型を種々の
方向へ動かすことにより鋳物が鋳型に接着して鋳造製品
に表面欠陥が生ずるのを防止するように連続鋳造におい
て使用するオシレータに関する。より詳細に云うと、本
発明は、所定の鋳造半径を有する湾曲経路において鋳型
から鋳造製品を案内して、鋳造製品を引き出すととも
に、水平方向に所要の長さにトリムすることができる連
続鋳造装置に関する。本発明に係るオシレータは、鋳型
を振動させる手段と鋳型を湾曲経路に沿って案内する手
段の双方を備えている。
背景技術 従来技術においては、鋳型は、曲率半径に対応する長さ
を有するビームに取着され、かつ、曲率中心にピボット
連結されている。鋳型は、ビームの他端に取着され、振
動の際にはビームとともに動かされる。ビームの寸法は
どちらかというと長く、ビームの長さの変化に関連した
数多くの機械的な問題、疲労およびベアリングにかかる
荷重により、鋳型は実用的でないことがわかった。
上記した問題は、少なくともある部分は、鋳型を、鋳型
と曲率中心との間に配置された外部支持体に連結するよ
うに対をなして配設された短尺のレバーを採用した場合
に生ずる。短尺のレバーは、互いに対して傾斜するよう
に、かつ、鋳造円弧(casting arc)の中心に整合して
配置されている。本技術分野におけるこのような改良
は、ヴォーゲル(Vogel)の米国特許第3,343,592号に詳
細に説明されている。鋳型の往復動は著しく短い[約1.
3乃至13mm(0.050乃至0.5インチ)]ので、鋳造円弧か
らの短尺レバーの走行のずれは非常に小さく、鋳造半径
に沿った鋳型の動きは許容することができるものとな
る。しかしながら、かかる構造のピン接合部は望ましく
ないクリアランスを生ずるので、この方法を実用的なも
のとするのに入念な制御を行なわなければならない。雰
囲気は温度および湿度が著しく高く、しかも摩粍物質を
含むなど、鋳造プラントの操作条件は、オシレータの保
守を特に必要なものとする。
タカシ・カワカミ(Takashi Kawakami)の米国特許第4,
456,052号においては、ベアリングのクリアランスを補
償する油圧シリンダを導入することにより、短尺レバー
の改良を図っている。
この方法は、連続鋳造鋳型の周波数を増加させ、1分間
当たりの周波数を最大400サイクルとするものである。
この方法は、カゾークス(Cazaux)等の米国特許第4,48
0,678号に記載されているように、多数の偏心器を使用
する完全に新規な構成が導入するものとになっている。
これは確かに改良ではあるが、使用される装置は、入念
な制御の下で保守を行なうことを必要とし、しかも著し
く高価で機械的に複雑なものとなる。本技術分野におい
ては、コロメイツェフ(kolomeitsev)の米国特許第3,6
64,409号およびザック(Sack)のドイツ特許第3,000,11
7号に記載されているように、板ばねを使用する提案が
幾つかなされており、これらのばねは、圧縮力と引張力
の双方を受けるように配置される。かくして、用途は、
板ばねの座屈荷重を越えることができない場合に限定さ
れ、従って、使用が制限されている。
本発明の目的は、先行技術に関して説明した上記問題を
解決する、即ち、鋳型オシレータの構造を簡素化すると
ともに、安定したおよび保守不要の高周波数振動を発生
させることにある。
発明の開示 本発明の一の観点によれば、チルド鋳型が所定の鋳造半
径に対応する湾曲径路内で振動を受ける連続鋳造装置の
一部を形成する改良された鋳型案内手段が提供されてい
る。鋳型は、内端と外端を有する第1の引張素子により
案内されるようになっており、外端は固定された外部フ
レームに固着されかつ内端は鋳型とともに動くように取
着され、しかも第1の引張素子は所定の鋳造半径の曲率
中心から延びる第1の半径上に位置している。固定され
た外部フレームにいずれも固着されている内端と外端を
有する第2の引張素子は、内端と外端との間の中間点が
鋳型とともに動くように取着されている。第2の引張素
子の少なくとも一端は、振動前に素子にプレストレスを
かけるように引張力を該素子に印加するようになってい
る可変の緊張手段を有している。第2の引張素子は、所
定の鋳造半径の曲率中心から延びる第2の半径に位置し
ている。
本発明の別の観点によれば、振動駆動体は、駆動手段
と、垂直面内で回転するように駆動手段に連結されかつ
所定の偏心量(eccentricity)を有するカム手段と、固
定された外部フレームにピボットピンを中心に一端が回
動自在に取着されかつカム手段との物理的接触を保持す
るようになっているフォロア手段と、フォロア手段と鋳
型テーブルとの間の接触を保持するように配設されたト
ランスファ手段と、鋳型に付与される振動ストロークを
変えるようにフォロアのピボット連結された端部からホ
イールを離す距離を調整するようになっている選択手段
とを備えている。
図面の簡単な説明 以下、本発明の好ましい実施例を添付図面に関して説明
するが、図面において、 第1図は、本発明に従って構成された連続鋳造装置の部
分断面側面図であり、 第2図は、第1図の2−2線に沿って見た平面図(拡大
図)であり、 第3図は、第1図の3−3線に沿って見た平面図(拡大
図)であり、 第4図は、可変張力付与手段の拡大詳細図であり、 第5図は、第1図の5−5線に沿って見た側面図(拡大
図)であり、 第6図は、第1図において矢印6に沿って見た平面図
(拡大図)であり、 第7乃至9図は、フォロアに対して、公称振幅の振動ス
トローク、公称振幅よりも小さい振幅のストロークおよ
び公称振幅よりも大きい振幅のストロークにそれぞれ対
応する種々の位置にあるカム手段を備えた振動駆動体を
示す第5図と同様の概略図であり、 第10および11図は、振動駆動体の上方ストロークと下方
ストロークの際の鋳型と連係する引張素子との相対的変
位を示す第1図と同様の概略側面図である。
発明を実施するための最良の形態 第1図について説明すると、水冷鋳型20を備えた連続鋳
造装置が示されており、鋳型20の内壁は、鋳型20の底部
から出現し、鋳型の頂部に含まれる溶融金属24のプール
から連続的に供給されかつタンディッシュ(tundish)
その他の従来の手段により給送される鋳造バー22を予め
湾曲させるために、本技術分野において一般的となって
いるようにわずかな曲率を有している。鋳造バー22は、
スターターバー(starterbar)およびローラ(図示せ
ず)をはじめとする従来の手段により所定の湾曲経路に
沿って案内され、経路は文字Rにより示される内側曲率
半径を有するとともに、曲率中心Cを有している。
鋳型20は、参照番号28により全体示され、かつ、略水平
なプラットホーム30と、下方へ延びる脚部32と、プラッ
トホーム30の幅を横切って下方部32へ横方向に延びるラ
グ34と、下方部32へ横方向に延びかつラグ34の下方に配
設された一対の延長部36とを備えた鋳型テーブルに支持
されている。延長部36は、平行して互いに離隔して配設
されているとともに、鋳型テーブル28の同じ側に配置さ
れている。ブラケット38が、下方部32から外方へ延び、
かつ、延長部36の下方に配設されている。
振動駆動および鋳型案内手段が、第1図に示すように、
後壁40と、一部切り欠かれて図示されている前壁42と、
床44とを有する固定された外部フレーム内に収容されて
いる。鋳型20および連係する鋳型テーブ28は、自由端部
が固定フレームに固着されかつ曲率中心Cからそれぞれ
半径方向に延びるように配置された引張素子46と、48a
および48bと、50aおよび50b(第3図)とによりフレー
ムに連結されている。
第1の引張素子46は、内端が脚34とプレート52との間に
挟持され、適宜のファスナ54により取着されている。第
1の引張素子46の外端もまた、固定フレームの後壁40と
前壁42との間を延びるブラケット56と、プレート58との
間に挟持され、同様に適宜のファスナ60により取着され
ている。第2図に一層明瞭に示すように、第1の素子46
は、鋳型テーブル28を構成するプラットホーム30の幅を
略横切って延びる矩形のシートからなる。好ましくは、
第1の素子は、析出硬化されるステンレスばね鋼材料か
ら形成される。
第2の引張素子48は、ステンレスばね鋼製の2本の長手
部材(length)48aおよび48Bからなり、各長手部材は、
一端が固定された外部フレームに固着され、他端が一方
の延長部36の自由端部において共通の取り付け部材に取
着されている。これらの部材は、内端と外端の双方が固
定された外部フレームに固着されている単一の引張素子
を構成すると考えるのが好都合である。かくして、第2
の引張素子の長手部材48aは、一端が、後壁40から前壁4
2へ向けて横方向へ延びるブラケット62とプレート64と
の間に挟持され、適宜のファスナ66により取着されてい
る。第2の引張素子48を構成する長手部材48aの他端
は、鋳型20とともに動くように取着され、かつ、延長部
材36の一部を構成するラグ68とプレート70との間に挟持
され、適宜のファスナ72により固着されている。第2の
引張素子48の他端を構成する長手部材48bも同様に、プ
レート70およびラグ68を横切るファスナ72により鋳型テ
ーブル延長部36に取着されている。長手部材48bの他端
は、固定された外部フレームの後壁40に固着された、参
照番号74により全体示されている可変緊張(tensionin
g)手段74に取着されている。
可変緊張手段74は、第4図に一層詳細に図示されてい
る。第2の素子48bは、仮想線で示す挿通ピン78により
シャックル76内に保持されている。シャックル76は、略
C字状の横断面を有するガイド80の内部に配置され、外
部フレームの後壁40から前壁42へ向けて延びるブラケッ
ト82に取着されている。ねじが形成されたロッド84がブ
ラケット82とガイド80を介して設けられた開口に収容さ
れ、かつ、シャックル76内に係止されている。複数のベ
リビル(Belville)ばねワッシャ86がロッド84の周囲に
配設されかつブラケット82と調整ナット88との間に介在
配置されており、このワッシャはシャックル76に負荷を
与えるとともに、第2の引張素子48にプレストレスを付
与する。第2の引張素子48の長手部材48bに印加される
張力は、ロッド84に螺合されている保持ナット88の位置
を変えることにより、所望に応じて調整することができ
る。
上記したように、鋳型テーブルの延長部36は、対をなし
て設けられ、各対はそれぞれ第2の引張素子48、50と連
係している。固定された外部フレームおよび鋳型テーブ
ル28に対する第2の引張素子48の取り付けは、第2の引
張素子48などの部材の取り付けと同様であり、同じ部材
は図面において同じ参照番号により示されている。当然
に理解されることであるが、第2の引張素子50と連係す
るブラケット62および82は、固定された外部フレームの
前壁42から後壁40へ向けて延びている。
第1図において参照番号90により全体示されている振動
駆動体を、特に、第5および6図に関して説明する。振
動駆動体は、ハウジング92に取着されかつテーブル94に
支持されたモータ(図示せず)を含む駆動手段と、モー
タにより駆動される駆動シャフト96と、駆動シャフト96
を補強されたシャフト100に連結するカップリング98と
を備えている。ギヤボックス100は、一対の長手方向へ
離隔するペデスタル102によりテーブル94に支持されて
いる。偏心駆動されるホイール即ちカム104は、シャフ
ト100に連結された被駆動シャフト106とともに垂直面内
で回転するように回転駆動される。バーの形態をなすフ
ォロア108は、固定された外部フレームの後壁40から前
壁42へ向けて延びるブラケット112に固定されたピボッ
トピン110を中心に回転を行なうように、一端が回動自
在に取着されている。板ばね114は、この板ばねおよび
重合プレート118を貫通孔する適宜のファスナ116によ
り、ピボットピン110から離隔するフォロア116の自由端
部に取着されている。板ばね114は更に、固定された外
部フレームに、該板ばねおよび重合プレート122を貫通
するファスナ120により取着されている。かくして、板
ばね114は、フォロア108をホイール104へ向けて付勢す
る。
ロッカー(rocker)の形態をなすトランスファ手段124
がフォロア108と鋳型テーブル28の下方部32から延びる
ブラケット38との間に配設されている。トランスファ手
段124は、各端部が、プレート132および134とそれぞれ
連係するファスナ128および130によりブラケット38とト
ランスファ手段124に取着された別の板ばね126により、
ブラケット38に取着されている。トランスファ素子124
は、一対の離隔しかつ外方へ延びるピン136を担持して
おり、ピン136はそれぞれ、鋳型ブラケット38およびフ
ォロア108に互いに整合して取着されたプレート138に形
成されているスロットに配置されている。
テーブル94は、ターンテーブル140に回転自在に取着さ
れている。ターンテーブル140上のテーブル94の半径方
向の位置は、第6図において参照番号142により全体示
されている選択手段により定められる。選択手段142
は、一端がテーブル94に取着され、他端が固定された外
部フレームの前壁42に取着されている調整自在のタイ
(tie)からなる。タイは、テーブル94に取着されたブ
ラケット146に一端が固定されたねじ付きロッド144の形
態をなしている。ねじ付きロッド144は、対応する雌ね
じが形成されたピニオン148に挿通され、ロッド144に対
するピニオンの軸線方向の位置は、固定された外部フレ
ームの前壁42の一部を形成するブラケット152に取着さ
れたウォーム150により調整される。
従って、ねじ付きタイロッド144の有効長をウォーム150
により調整すると、テーブル94の半径方向の位置を矢印
154により示される円弧に沿って変えることができる。
その結果、ターンテーブルに対するホイール104即ちカ
ムの半径方向の位置を選択することができる。第6図に
おいては、ホイール104の交互する位置が仮想線で示さ
れており、ホイールはフォロア108のピボット110に接近
し、あるいはピボットから離隔する様子が図示されてい
る。
第7乃至9図においては、鋳型に付与される振動ストロ
ークが、ホイール104即ちカムがトランスファ手段124と
整合してかつフォロア108の端部間の略中央に位置する
か(第7図)、トランスファ手段124から離隔しかつピ
ボット110から離隔した位置にあるか(第8図)、ある
いはトランスファ手段124から離隔しているがピボット1
10に近接して位置するか(第9図)により変化する態様
が図示されている。第7図に示す中立状態においては、
フォロア108は、ホイール104の偏心量に対応する量(ma
gni−tude)X0の垂直方向の距離だけ動き、鋳型20は同
様に量X0の振動ストロークを有する。ホイール104がピ
ボット110から離隔している第8図においては、トラン
スファ手段124におけるフォロア108の垂直方向の変位は
ホイール104の偏心量X0よりも小さい量X1を有してい
る。鋳型の振動ストロークも同様により小さな量X1を有
する。ホイール104がピボット110に接近して位置する第
9図においては、トランスファ手段124におけるフォロ
ア108の垂直方向の変位は、ホイールの偏心量よりも大
きい量X2を有する。同様に、鋳型20の振動ストロークは
より大きい量X2を有する。
このように、鋳型の振動ストロークは、単に、テーブル
94を回転させることにより変えることができるものであ
り、これは連続鋳造装置の操作中に容易に行なうことが
できる。これにより、ストロークは現場において振動周
波数および鋳造速度に従って調整することができるの
で、鋳造バー22の表面仕上げを一層良好に制御すること
ができる。
振動の際の上昇ストロークにおいては、鋳型テーブル28
は第10図に示す上方に傾斜した位置に配置される。第1
の引張素子46は、鋳型テーブル28を固定された外部フレ
ームに取着するように作用し、曲率中心Cから延びる関
連する第1の半径の方向と直交するラインに沿った鋳型
テーブルの動きを制限する。同様に、第2の引張素子4
8、50は、曲率中心Cから延びる関連する第2の半径の
方向と直交するラインに沿った鋳型テーブル28の動きを
制限する。その結果、鋳型テーブル28は、鋳造円弧上を
曲率中心を中心として案内される。従って、引張素子を
中心とする実際の動きは、引張素子の長さにより画定さ
れる円弧に沿って行なわれるが、ストロークに対する引
張素子の長さの割合は200対1程度となるので、直線の
円弧からのずれは無視することができ、オシレータの期
待される弾性許容差(expected elastic tolerance)の
範囲内にある。
第1の引張素子46は、関連する第1の半径の方向と交差
する方向に極めて容易に撓むが、鋳型テーブル28の幅方
向と直交する方向には完全に剛性を呈するシートからな
るものである。かかる構成とすることにより、鋳型テー
ブルに最も重要な側方の安定性を付与することができ
る。鋳型テーブル28が第10図に示すように振動動作の上
昇ストロークの上方へ傾斜した位置にあるのか、あるい
は振動動作の下降ストロークの第11図に示す下方に傾斜
した位置にあるのかに関わらず、第1の引張素子は常に
緊張状態に保持される。
第2の引張素子48、50は、調整ナット88を使用して予荷
重を加えることにより緊張状態に保持される。ベルビル
ばねワッシャ86は、振動の際に第2の引張素子48、50の
有効長を変化させるように作用する。有効長の変化は、
約0.13mm(0.005インチ)程度と極めて小さいので、第
2の引張素子の長さの変化の一部は、素子を構成するば
ね鋼材料の弾性動作により調節することができる。プレ
ストレスがかけられた第2の素子48、50により、鋳型テ
ーブル28を堅固に配置することができる。
鋳型テーブルに作用する機械力の分析を行なうと、鋳型
20と鋳型テーブル28の組み合わせ質量により時計廻り方
向の回転モーメント(引張状態)が生ずることがわか
る。反時計廻り方向のモーメントは、第1および第2の
引張素子に印加される引張力により生ずる。第2の引張
素子は自由端部が、固定された外部フレームに固定さ
れ、鋳型テーブルへの連結は鋳型テーブルの延長部材36
に該素子の端部を介して行なわれるので、第2の引張素
子48、50も同様に緊張状態に保持される。第2の引張素
子48に印加される圧縮力は、緊張手段74により該素子に
プレストレスを与えることにより解消される。
一般的には、得られる振動ストロークは、分当たり400
乃至40サイクルの周波数で約1.3mm(0.05インチ)乃至1
3mm(0.5インチ)の範囲で変化し、鋳造速度の関数とし
て変化する。
産業上の利用可能性 本発明は、かくして、相対的に動く部材間にクリアラン
スを必要しないので、こぼすことなく鋳型テーブルの動
きを制御する特に簡単な構造を提供することができる。
本発明の装置は、引張素子が疲労抵抗を越えない応力レ
ベルにおいて使用される場合には、耐久性を高めるとと
もに、保守を必要とせずに操作を行なうことができる。
鋳型テーブルの荷重担持能力は、引張部材を使用してい
るので著しく向上させることができる。
更にまた、振動ストロークは、現場において調整するこ
とができるので、最適操作条件を著しく容易に選択する
ことができる。
添付した請求の範囲の記載の範囲から逸脱することな
く、本発明の上記した好ましい実施例に対して幾つかの
変更を行なうことができる。当業者であれば明らかなよ
うに、引張素子からなる鋳型案内手段は種々の偏心駆動
手段および種々の往復動シリンダを含む従来の振動駆動
体と連係させることができる。
上記した好ましい実施例においては、一端がピボット連
結されたフォロアを振動させ、ピボット連結端部からホ
イールを分離させる距離は、ホイールをターンテーブル
に取着することにより変えることができる。例えばラッ
クとピニオンを備えたレールに支持されているテーブル
にホイールを取着することにより、ホイールをフォロア
に対して直線的に動かすことができるのはもちろんであ
る。
振動駆動体は鋳型から出る鋳造製品の曲率半径の外側に
配置することができるのも当然であり、この場合には、
引張素子は緊張状態を保持するように構成することがで
きる。
参照番号の表示 20……鋳型 22……鋳造バー 24……溶融金属のプール 26……ターンディッシュ 28……鋳型デーブル 30……プラットホーム 32……鋳型テーブル(下方部) 34……ラグ 36……鋳型テーブル(延長部) 38……ブラケット 40……固定フレーム(後壁) 42……固定フレーム(前壁) 44……固定フレーム(床) 46……第1の引張素子 48a、b……第2の引張素子 50a、b……第2の引張素子 52……プレート 54……ファスナ 56……ブラケット 58……プレート 60……ファスナ 62……ブラケット 64……プレート 66……ファスナ 68……ラグ 70……プレート 72……ファスナ 74……緊張手段 76……シャックル 78……ピン 80……ガイド 82……ブラケット 84……ねじ付きロッド 86……ベルビルワッシャ 88……調整ナット 90……振動駆動体 92……モータのハウジング 94……テーブル 96……駆動シャフト 98……カップリング 100……ギヤボックス 102……ペデスタル(2) 104……(カム)ホイール 106……駆動シャフト 108……フォロア 110……ピボット 112……ブラケット 114……板ばね 116……ファスナ 118……プレート 120……ファスナ 122……プレート 124……トランスファ手段 126……板ばね 128……ファスナ 130……ファスナ 132……プレート 134……プレート 136……ピン 138……プレート(スロット付き)(2) 140……ターンテーブル 142……選択手段 144……ねじ付きロッド 146……ブラケット 148……ピニオン 150……ウォーム 152……ブラケット 154……矢印

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融金属(24)を受けて、所定の鋳造半径
    を有する湾曲した鋳物(22)として放出するように配設
    されたチルド鋳型(20)と、鋳物(22)に対して鋳型
    (20)を振動させる振動駆動体(90)とを備えた連続鋳
    造装置において、 内端と外端とを有する第1の引張素子(46)が設けられ
    た鋳型案内手段を備え、外端は固定された外部フレーム
    (40、42、44)に固着されかつ内端は鋳型(20)ととも
    に動くように配設され、第1の引張素子は前記所定の鋳
    造半径の曲率中心から延びる第1の半径上に配置され、
    更に 前記鋳型案内手段は固定された外部フレーム(40、42、
    44)にそれぞれ固着された内端および外端を有しかつ内
    端および外端の中間で鋳型(20)とともに動くように取
    着された第2の引張素子(48)を備え、少なくとも一方
    の端部は引張力を第2の引張素子(48)に加えるように
    なっている可変緊張手段(74)を有しており、しかも第
    2の引張素子(48)は前記所定の鋳造半径の曲率中心か
    ら延びる第2の半径上に配置されていることを特徴とす
    る連続鋳造装置。
  2. 【請求項2】鋳型(20)は、鋳型テーブル(28)に支持
    され、引張素子(46、48)は鋳型テーブル(28)に取着
    されていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の
    装置。
  3. 【請求項3】第2の引張素子(48)は端部間が、鋳型テ
    ーブル(28)の一部を形成するアーム延長部(36)に取
    着されていることを特徴とする請求の範囲第2項に記載
    の装置。
  4. 【請求項4】第1の引張素子(46)は、鋳型テーブル
    (28)の幅を実質上横切って延びるステンレスばね鋼の
    シートからなることを特徴とする請求の範囲第2項に記
    載の装置。
  5. 【請求項5】第2の引張素子は互いに離隔しかつ平行す
    る対をなして配設されかつ鋳型テーブル(28)の同じ側
    に配置されていることを特徴とする請求の範囲第2項に
    記載の装置。
  6. 【請求項6】第2の引張素子(46)はステンレスばね鋼
    の2つの長手部材からなり、各長手部材は一端が固定さ
    れた外部フレームに固着され、他端が鋳型テーブル(2
    8)の一部を形成するアーム延長部(36)に取着された
    共通の取り付け体に取着されていることを特徴とする請
    求の範囲第3項に記載の装置。
  7. 【請求項7】振動駆動体(90)は偏心して取着されたカ
    ム手段(104)を駆動する駆動手段と、固定された外部
    フレーム(40)に一端がピボット(110)を中心にピボ
    ット連結されかつホイール(104)に当接するように配
    設されたフォロア(108)と、フォロア(108)と鋳型テ
    ーブル(28)との間の接触を保持するように配設された
    トランスファ素子(124)と、カム手段(104)をフォロ
    ア(108)のピボット連結端部から離す距離を調整して
    鋳型(20)に付与される振動ストロークを変えるように
    なっている選択手段(142)とからなることを特徴とす
    る請求の範囲第2項に記載の装置。
  8. 【請求項8】鋳型テーブル(28)に支持されかつ溶融金
    属(24)を受けて所定の鋳造半径を有する湾曲した鋳物
    (22)として放出するように配設されたチルド鋳型(2
    0)と、鋳物(22)に対して鋳型(20)を振動させる振
    動駆動体(90)とを備えた連続鋳造装置において、 ターンテーブル(140)と、 ターンテーブル(140)とともに回転するようにターン
    テーブル(140)に取着された駆動手段(92)と、 駆動手段(92)に連結され、所定の偏心量を有するカム
    手段(104)と、 固定された外部フレーム(40)に一端がピボット(11
    0)を中心に回動自在に取着されかつカム手段(104)と
    物理的接触を保持するようになっているフォロア手段
    (108)と、 フォロア手段(108)と鋳型テーブル(28)との間の接
    触を保持するように配設されたトランスファ手段(12
    4)と、 ターンテーブル(140)に連結された調整手段(142)と
    を備え、該調整手段(142)は、カム手段(104)の半径
    方向の位置を選択するようにターンテーブル(140)を
    位置決めすることによりフォロア手段(108)のピボッ
    ト連結端部からのカム手段(104)の距離を鋳型(20)
    に付与される所望の振動ストロークに従って変えること
    ができるようにしていることを特徴とする連続鋳造装
    置。
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