JPH0716641U - 縁 材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 棚板上に重量のある物を載せても、たわみが
最小限に抑えられるようにする。 【構成】 棚板等の木口面に貼着される縁材の合成樹脂
製の被覆部３内に金属製芯材２を嵌装する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、収納家具や流し台、洗面台などの棚板等の木口面に貼着される縁材 に関する。

【０００２】

【従来技術とその欠点】

従来、収納家具等に使用される棚板は通常内装がパ−ティクルボ−ドで構成さ れていたり、フラッシュ構造であったり、非常に剛性が低いものであり、物を載 せた場合、時間の経過と共に徐々にたわんでいくという欠点があった。

【０００３】

【上記欠点を解消するための手段】

本考案は、上記欠点を解消するためになされたもので、収納家具７の棚板６等 の木口面５に貼着される縁材において、合成樹脂製の被覆部３内に金属製芯材２ が含有されてなる縁材に関する。

【０００４】

【考案の効果】

本考案の縁材１を収納家具７の棚板等の木口面５に貼着することにより、棚板 基材４の剛性が低い場合でも上記縁材１内に含まれる金属製芯材２により剛性が 高められるため、棚板６のたわみが抑制される。

【０００５】

【実施例】

以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。図１は本考案の実施例 に係る長さ９００ｍｍ、奥行き２０ｍｍ、厚さ１５ｍｍの縁材１の斜視図であり 、押し出し成型によって凹状溝の入った被覆部を形成した後、上記被覆部３の凹 状溝を埋めるように長さ８７０ｍｍ、奥行き１０ｍｍ、厚さ１０ｍｍの金属製芯 材２を嵌装、一体化させている。なお、被覆部３は塩ビ樹脂によって形成されて いるが、その他ＡＢＳ樹脂等が考えられる。また、上記被覆部３内に嵌装される 金属製芯材２としてアルミニウム、鉄などが考えられる。 図２は、図１に示した本考案の実施例に係る縁材１を表裏面に化粧用塩ビシ− ト８を貼着して化粧を施したフラッシュ構造の基材４の前後における木口面５に 貼着して完成させた棚板６である。 図３は、本考案の実施例に係る縁材１を貼着した棚板６を示した図２のＡ−Ａ 拡大断面図である。図４は本考案の実施例に係る縁材１とフラッシュ構造を有す る基材４の位置関係を示す分解斜視図であり、基材４の前後木口面５にポリウレ タン系樹脂等の接着剤を塗布して縁材１を貼着し、図２に示す棚板６を完成させ る。接着剤としては他にＥＶＡ系樹脂や、ポリアミド系樹脂等が考えられる。 図２に示す棚板６を完成させた後、図５に示すような収納家具７内に上記棚板 ６を設置して使用することになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例に係る長さ９００ｍｍ、奥行き
２００ｍｍ、厚さ１５ｍｍの縁材の斜視図である。

【図２】本考案の実施例に係る縁材を基材の前後の木口
面に貼着した棚板の斜視図である。

【図３】図２のＡ−Ａ拡大断面図である。

【図４】本考案の実施例に係る縁材と基材の位置関係を
示す分解斜視図である。

【図５】本考案の実施例に係る縁材を貼着した棚板を収
納家具内に設置した状態の斜視図である。

【符号の説明】

１ 縁材 ２ 金属製芯材 ３ 被覆部 ４ 基材 ５ 木口面 ６ 棚板 ７ 化粧塩ビシ−ト

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】収納家具７の棚板６等の木口面５に貼着さ
   れる縁材において、合成樹脂製の被覆部３内に金属製芯
   材２が含有されてなる縁材。