JPH0716596Y2 - 蓋付き容器 - Google Patents

蓋付き容器

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JPH0716596Y2
JPH0716596Y2 JP1987052011U JP5201187U JPH0716596Y2 JP H0716596 Y2 JPH0716596 Y2 JP H0716596Y2 JP 1987052011 U JP1987052011 U JP 1987052011U JP 5201187 U JP5201187 U JP 5201187U JP H0716596 Y2 JPH0716596 Y2 JP H0716596Y2
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JP
Japan
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lid
opening
fitting
container body
container
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JP1987052011U
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JPS63158854U (ja
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昭剛 岩崎
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Iwasaki Industry Inc
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Iwasaki Industry Inc
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【考案の詳細な説明】 産業上の技術分野 この考案は、蓋の裏面に、外側に向けて環状に張り出し
蛇腹状に弾性的に伸縮するシール縁を備えた皿形の内キ
ャップを嵌着し、この内キャップのシール縁と容器本体
の嵌め口の内周面との圧着により容器内を密封し、蓋の
上面に備えた開放操作杆の操作によって、皿形の内キャ
ップの底部を押し下げて上記密封を解除するようにした
蓋付き容器に関する。
従来の技術 従来この種の容器には、例えば特公昭52-29238号公報、
あるいは実公昭54-18515号公報がある。
考案が解決しようとする課題 従来の蓋付き容器の前者は、蓋の中央部に立設した円筒
形のガイド筒内に、開放操作杆の上端を臨出させて昇降
自在に嵌合させていたので、ガイド筒と共に上に突出し
て邪魔になる。また開放操作杆の外端を不用意に押して
密封が解除されるおそれがある等の欠点がある。
一方後者は、蓋の上面にそって起伏するレバー型の開放
操作杆を備えることにより、密封時には、該レバーを倒
しておくことができるので前者のような不用意な密封解
除を生じないが、レバーを起こし密封を解除する操作に
続いて、引き起こしたレバーを把持した状態から蓋を除
去することになるので、レバーに無理がかかり、破損し
易いという欠点がる。また、レバーの復帰操作が必要で
ある。
そのために、開放操作がし易く、蓋の除去が密封解除に
引き続いてでき、かつ、開放操作杆の取り付けを強固に
できるようにすることがこの種の密封容器において解決
すべき課題となっていた。
課題を解決するための手段 そこで本考案は、円筒形の嵌め口を具えた容器本体と、
上記嵌め口内に同心円状に嵌合する円筒形の嵌合部を裏
面に垂設した蓋と、上記嵌合部の下部外周面に環状に形
成した掛止段部に、上部内周面に環状に形成した掛止突
条を着脱可能にして嵌着し、外周に蛇腹状に張り出させ
た環状のシール縁を上記容器本体の嵌め口の内周面に弾
性的に圧着させて該容器本体内を密封する皿形の内キャ
ップとを備え、蓋の上面に形成した凹陥部に開放操作杆
を取り付け、この開放操作杆を操作して内キャップの底
部中心を下方に押し下げることにより、前記シール縁と
容器本体の嵌め口の内周面との密封を解除するようにし
た蓋付き容器において、前記蓋は、前記凹陥部の上面中
央部に梁部を設けるとともに、底面中央部に開口する開
口部を設け、前記開放操作杆は、それぞれの両側に設け
たヒンジ軸を上記開口部の下縁に軸受させて互いに向か
い合う一対のベルクランクからなり、該ベルクランクの
下辺をそれぞれ前記皿形の内キャッップに上方から当接
する押圧部に形成する一方、上辺を摘み部とするととも
に、摘み部の内側面に、上記蓋の梁部の裏面に当接する
開閉ガイド部を設けたことを特徴とする蓋付き容器を提
供するものである。
作用 上記のように構成した本考蓋付き容器は、蓋の上面に形
成した凹陥部内に臨出する開放操作杆の摘み部を指先で
左右から挟持すると、向かい合うベルクランク状の該操
作杆がヒンジ軸を支点として互いに内側に傾斜し、その
下端の押圧部が皿形の内キャッップの中央部を上方から
押し下げる。
この押し下げにより、皿形の内キャッップのシール縁が
容器本体の嵌め口の内周面に沿って下方に延び、外径を
縮小して容器の密封を解除する。
また、開放操作杆を把持しつつ上方に引き上げると、容
器の密封解除に引き続いて蓋を除去することができる。
次いで開放操作杆の把持が開放されると、押圧部の押圧
から開放された皿形の内キャッップが原形に復帰するの
で、その復元力により逆に押圧部が押し上げられ、両開
放操作杆は自動的に復位する。
更に、容器本体に蓋を装着する場合は、開放操作杆を把
持して蓋を持つと、皿形の内キャッップの中央部が自動
的に押し下げられ、同時に内キャッップのシール縁が延
びて外径が縮小するので、容器本体内への嵌合が容易に
なる。
そして、嵌め口との嵌入位置で開放操作杆の挟持を開放
すれば、原形に復帰しようとする皿形の内キャッップが
その復元力により自動的にシール縁を容器本体の嵌め口
の内周面に圧着させ、蓋の嵌め込みと密封操作とが一連
の操作のもとで行われる。
上記のような開放操作杆の揺動は、すべて上記を開閉ガ
イド部と蓋の梁部の裏面との当接によりガイドされ、下
部に生ずる押圧部の昇降により皿形の内キャッップの中
央部の押し下げと復元を自動的に行わせる。
本考案は以上のようにして前記従来品の欠点を除去した
ものである。
実施例 以下に本考案の実施例を図面について説明する。
図において、Aは広口壜状に大きい口径の嵌め口1を形
成した容器本体、Bは上記嵌め口1に同心円状に嵌合す
る蓋で、容器本体Aと共に合成樹脂製成形体である。
3は嵌合部2の下部外周に環状に形成した掛止段部、C
はこの掛止段部3に上部内周に環状に形成した掛止突条
4を掛止させて蓋Bの嵌合部2の下方に嵌着された皿形
の内キャップである。この内キャップCは、適宜の肉厚
を有して弾性的に変形可能であるとともに、掛止突条4
の下方で外側に全周が環状に突出する断面蛇腹状のシー
ル縁5を一体形成し、かつ、中心部上面に比較的に硬い
円盤C′を嵌着している。
上記シール縁5は、第1図に示す嵌着状態において、容
器本体Aの嵌め口1の内周面に弾性的に密着して、容器
本体Aを密封し得る外径を有する。
6は、蓋Bの中心部に取り付けられ、上記皿形の内キャ
ップの中央部を上方から圧迫して押し下げることによ
り、前記シール縁5を延ばし、外径を縮小させることが
できるようにした開放操作杆である。
本考案の開放操作杆6は、第1、2、3図に示すよう
に、蓋Bの中央部に直径方向に梁部B′を残して凹陥部
7を形成し、この凹陥部7の底面に設けた開口部8の下
縁にそれぞれの両側をヒンジされて互いに向かい合う一
対のベルクランク6a、6aからなる。
両ベルクランク6a、6aの下辺は、凹陥部7の下方で互い
に交差する十分な長さを有し、それぞれ前記皿形の内キ
ャップを押圧する押圧部9に形成されている。また上辺
は、凹陥部7の上面に沿って揺動する摘み部11に形成さ
れ、摘み部11の内側面には、それぞれ前記蓋Bの梁部
B′に裏面から当接する開閉ガイド部11′が設けられて
いる。
開放操作杆6は、蓋Bを開放する場合に、第2図に示す
ように指先で両摘み部11を挟持すると、ヒンジ軸10を支
点として互いに接近する方向に揺動し、ヒンジ軸10の下
方で両ベルクランク6a、6aの下辺が拡開することにより
押圧部9と円盤C′を介して皿形の内キャップCの中央
部を押し下げる。
中央部の押し下げにより皿形の内キャップCが撓むと、
外周のシール縁5は内側に引き寄せられ、嵌め口1の内
周面に沿って延びつつ外径を縮小させることになるの
で、密封が解除される。
密封を解除された蓋Bは、摘み部11を把持したまま上方
に引き上げることができ、容器本体1から容易に除去す
ることができる。そして、第3図に示すように、摘み部
11の把持を開放すれば、開放操作杆6による押圧を解除
された皿形の内キャップCは自動的に復帰し、その復帰
とともに押し上げられる押圧部9を介して両開放操作杆
6も同時に拡開し復位する。
次に蓋Bを嵌着する場合は、摘み部11を挟持し、皿形の
内キャップCの中央部を押し下げると、前述のように外
周のシール縁5が外径を縮小させるので容器本体Aへの
嵌入は容易になる。また、所定の嵌合位置で摘み部11の
挟持を開放すれば、皿形の内キャップCの自動的な復元
とともにシール縁5が外径を拡開して容器本体Aの嵌め
口1の内周面に圧着し、密封状態を自動的に生ずる。
上記のように作動する開放操作杆6の揺動は、すべて上
部を開閉ガイド部11′と蓋Bの梁部B′の裏面との当接
によりガイドされ、押圧部の昇降により皿形の内キャッ
ップCの中央部に押し下げと復元を自動的に行わせる。
考案の効果 以上のように構成した本考案によれば、蓋の上面に形成
した凹陥部内に臨出する開放操作杆の摘み部を指先で左
右から挟持すると、互いに向かい合うベルクランク状の
該操作杆の下端の押圧部が皿形の内キャッップの中央部
を上方から押し下げて、容器の密封を解除することがで
きる。
また、開放操作杆を把持しつつ上方に引き上げると、容
器の密封解除に引き続いて蓋を除去することができるの
で、シール縁を有する皿形の内キャッップを備えたこの
種の容器の密封解除操作を容易にするとともに、開放操
作杆を把持を解くことにより自動的に皿形の内キャッッ
プが原形に復帰し、それにつれて内キャッップの復元力
で逆に開放操作杆が自動的に復位する。また、上面に開
放操作杆の先端が突出しない容器を製作し得るので、例
えば容器の安定した積み重ね状態ができる。また、開放
操作杆の取付け構造も強固で耐久性に富むものとなる等
の利点がある。
更に、本考案容器の密封操作は、蓋を持つ指先で開放操
作杆を挟持すれば、皿形の内キャッップの中央部が自動
的に押し下げられ、同時に内キャッップのシール縁が延
びて外径が縮小するので、容器本体内への嵌合が容易に
なり、嵌め口との嵌入位置で開放操作杆の挟持を開放す
れば、原形に復帰しようとする皿形の内キャッップがそ
の復元力により自動的にシール縁を容器本体の嵌め口の
内周面に圧着させることができ、蓋の嵌め込みと密封操
作とが一連の操作のもとで行われる等きわめて実用的な
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部縦断立面図、第2図
は蓋を着脱操作するときの状態を示す一部切欠立面図、
第3図は蓋の斜視図である。 A……容器本体、1……嵌め口、B……蓋、2……嵌合
部、3……掛止段部、4……掛止突条、C……内キャッ
ップ、5……シール縁、6……開放操作杆、6a……ベル
クランク、7……凹陥部、B′……梁部、8……開口
部、9……押圧部、10……ヒンジ軸、11……摘み部、1
1′……開閉ガイド部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒形の嵌め口1を具えた容器本体Aと、
    上記嵌め口1内に同心円状に嵌合する円筒形の嵌合部2
    を裏面に垂設した蓋Bと、上記嵌合部2の下部外周面に
    環状に形成した掛止段部3に、上部内周面に環状に形成
    した掛止突条4を着脱可能に嵌着し、外周に蛇腹状に張
    り出させた環状のシール縁5を上記容器本体Aの嵌め口
    1の内周面に弾性的に圧着させて該容器本体A内を密封
    する皿形の内キャップCとを備え、蓋Bの上面に形成し
    た凹陥部7に開放操作杆6を取り付け、この開放操作杆
    6を操作して内キャップCの底部中心を下方に押し下げ
    ることにより、前記シール縁5と容器本体Aの嵌め口1
    の内周面との密封を解除するようにした蓋付き容器にお
    いて、前記蓋Bは、前記凹陥部7の上面中央部に梁部
    B′を設けるとともに、底面中央部に開口する開口部8
    を設け、前記開放操作杆6は、それぞれの両側に設けた
    ヒンジ軸10を上記開口部8の下縁に軸受させて互いに向
    かい合う一対のベルクランク6aからなり、該ベルクラン
    ク6aの下辺をそれぞれ前記皿形の内キャッップCに上方
    から当接する押圧部9に形成する一方、上辺を摘み部11
    とするとともに、摘み11部の内側面に、上記蓋Bの梁部
    B′の裏面に当接する開閉ガイド部11′を設けたことを
    特徴とする蓋付き容器。
JP1987052011U 1987-04-06 1987-04-06 蓋付き容器 Expired - Lifetime JPH0716596Y2 (ja)

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JPS63158854U JPS63158854U (ja) 1988-10-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5229238A (en) * 1975-08-30 1977-03-04 Olympus Optical Co Ltd Inside-view mirror objective optical system
JPS5418515U (ja) * 1978-07-29 1979-02-06

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