JPH0716590U - 可動コイル型リニアモータ - Google Patents

可動コイル型リニアモータ

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JPH0716590U
JPH0716590U JP4755593U JP4755593U JPH0716590U JP H0716590 U JPH0716590 U JP H0716590U JP 4755593 U JP4755593 U JP 4755593U JP 4755593 U JP4755593 U JP 4755593U JP H0716590 U JPH0716590 U JP H0716590U
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JP
Japan
Prior art keywords
carriage
linear motor
armature coil
power supply
yoke
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Pending
Application number
JP4755593U
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English (en)
Inventor
博和 荒木
博志 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Metals Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0716590U publication Critical patent/JPH0716590U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動子の位置検出を高精度に行えるような可
動コイル型リニアモータを提供する。 【構成】 キャリッジ5とヨーク1とを、キャリッジ5
の移動に応じて弾性変形自在な金属製薄板10で接続す
ると共に、給電ケーブル9を金属製薄板10に沿って固
着した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数個の永久磁石を有する固定子に沿って、電機子コイルを有する 可動子を移動させるようにした可動コイル型リニアモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、相隣る磁極が相互に異なるように、かつ異なる磁極の極性が対向す るように、磁気空隙を介してヨークに配置された複数個の永久磁石と、磁気空隙 内に設けられた電機子コイルとを有し、電機子コイルに駆動電流を流すことによ り、永久磁石と電機子コイルとを相対的に移動させるようにしたリニアモータが 知られている。このリニアモータは、例えば、ICなどの部品の搬送システム等 に使われている(関連する技術として、例えば特開平3−222670号等があ る)。 このようなリニアモータとしては、永久磁石を固定しておいて電機子コイルを 移動させるタイプ(可動コイル型)と、電機子コイルを固定しておいて永久磁石 を移動させるタイプ(可動マグネット型)とがある。その内、可動コイル型のリ ニアモータの従来例を図3に示す。 固定子であるキャリッジ31には、電源から電機子コイルに駆動電流を供給す るための給電ケーブル32が接続されている。さらに、キャリッジ31には、金 属製薄板34がコ字形の固定治具33を介して接続されている。この金属製薄板 34により給電ケーブル32を支持しかつ案内する。というのは、キャリッジ3 1が移動中に給電ケーブル32が絡まってしまうのを防止する必要があるからで ある。コ字形の固定治具33の一端はキャリッジ31の端部に固着され、他端は 金属製薄板34の先端に固着されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の可動コイル型のリニアモータには、通常、可動子の位置を検出するため の位置検出手段が設けられている(例えば、特公平4−77547号参照)。こ の位置検出手段は、可動子側に配置された読取ヘッドと、固定子側に配置された スケールとから構成されている。このスケールは、透明ガラスに一定間隔の反射 又は不透明目盛を有し、この目盛を読取ヘッドにより光学的に読み取る。 上記従来技術では、位置検出手段により可動子であるキャリッジ31の位置を 検出する際、コ字形の固定治具33の部分で共振点が発生してしまい、読取ヘッ ドによるスケールの読取り精度が低下してしまうという問題があった。
【0004】 そこで、本考案は、前記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的 とするところは、可動子の位置検出を高精度に行えるような可動コイル型リニア モータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案では、相隣る磁極が相互に異なるように、 かつ異なる磁極の極性が対向するように、磁気空隙を介してヨークに配置された 複数個の永久磁石と、この磁気空隙内に設けられた電機子コイルと、この電機子 コイルを支持するキャリッジとを有し、給電ケーブルを介して電機子コイルに駆 動電流を供給することによりキャリッジを移動させるようにしたリニアモータに おいて、上記キャリッジと上記ヨークとを、キャリッジの移動に応じて弾性変形 自在な金属製薄板で接続すると共に、上記給電ケーブルをこの金属製薄板に沿っ て固着して構成した。
【0006】
【作用】
上記本考案では、従来のように、給電ケーブルを案内するための金属製薄板を コ字形の固定治具を介してキャリッジに接続するのではなく、直接にキャリッジ に固着した。このようにすれば、固定治具を省略でき、この部分での共振点の発 生を防止できる。そして、給電ケーブルがキャリッジの移動中に絡まないように するために、給電ケーブルをこの金属製薄板に沿って固着した。 本考案では、このように構成することにより、読取ヘッドによるスケールの読 取りを高精度に行うことが可能になる。
【0007】
【実施例】
本考案の実施例を図により説明する。 図1は、本考案のリニアモータの一実施例を示す図である。 、断面コ字形のヨーク1の内側には、図2に示すように、複数個の永久磁石2が 、相隣る磁極の極性が相互に異なるように配置されている。さらに、対向する永 久磁石同士2a,2bもその磁極は相互に異なっており、一定の磁気空隙3を介 して配置されている。このヨーク1とヨーク1に固着された複数の永久磁石2に より固定子Aが構成される。ヨーク1の長手方向の長さは、物品の搬送システム によって異なるが、通常は10cmから100cm程度である。
【0008】 そして、磁気空隙3には、電機子コイル4が配置されている。この電機子コイ ル4はキャリッジ5に取り付けられている。この電機子コイル4とキャリッジ5 により可動子Bが構成される。電機子コイル4は、多相コイルで構成され、各コ イルに流れる電流を切り替えることにより、電機子コイル4が一定推力を得て一 定方向に移動できるようになっている。この電機子コイル4の多相コイルの電流 の切り替えは、ホール素子(図示せず)の検出信号に基づいて行われる。ヨーク 1の上部両端には、キャリッジ5が走行するためのリニアガイド6がそれぞれ配 設されている。そして、電機子コイル4が推力を得て移動することにより、可動 子Bがリニアガイド6に沿って矢印Cの方向に移動する。
【0009】 また、可動子Bの位置を検出するために、キャリッジ5の所定の位置には、読 取ヘッド7が取り付けられている。一方、固定子A側には、永久磁石2の配設方 向に沿ってスケール8が配置されている。このスケール8は、透明ガラスに一定 間隔の反射又は不透明目盛を有し、この目盛を読取ヘッド7により光学的に読み 取る。
【0010】 キャリッジ5の端部には、電源から電機子コイル4に駆動電流を供給するため の給電ケーブル9が接続されている。さらに、キャリッジ5の端部とヨーク1の 端部との間には、金属製薄板10が接続されている。ICなどの部品の搬送シス テムの場合には、金属製薄板10の長さは100cm程度である。給電ケーブル 9はこの金属製薄板10に沿って固着されている。金属製薄板10は、給電ケー ブル9を支持しかつ案内するために設けられている。これにより、キャリッジ5 が移動中に給電ケーブル9が絡まってしまうのを防止できる。この金属製薄板1 0は、弾性変形可能な(バネ性を有する)薄板で形成されている。このような薄 板としては、ステンレス鋼、りん青鋼、ばね鋼などが好ましい。また、その厚さ は、0.25mm程度が好ましい。
【0011】 上記のような構成において、電源から駆動電流を給電ケーブル9を介して電機 子コイル4に供給することにより、電機子コイル4が一定推力を得て移動する。 この結果、可動子Bが矢印C方向に移動する。可動子Bが固定子Aに配設された 永久磁石2に沿って移動するに連れて、給電ケーブル9が固着された弾性変形可 能な金属製薄板10が伸縮する。この金属製薄板10は給電ケーブル9を支持す ると共に案内として機能するので、可動子Bが移動中に給電ケーブル9が絡まっ てしまうようなことはない。
【0012】 そして、移動中の可動子Bの位置は、固定子Aに配置されたスケール8をキャ リッジ5に配置された読取ヘッド7により読み取ることにより検出される。本実 施例では、従来のように、金属製薄板を固定治具を介してキャリッジに接続する 必要がない(図3参照)。従って、固定治具を省略でき、この部分での共振点の 発生を防止できる。この結果、スケール8を読取ヘッド7で読み取る際の読取り 精度を向上させることができる。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、読取ヘッドによるスケールの読取りを高精度に行えるような 可動コイル型リニアモータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の可動コイル型リニアモータの一実施例
である。
【図2】永久磁石の配置を示す図である。
【図3】従来のリニアモータの実施例である。
【符号の説明】
A 固定子 B 可動子 1 ヨーク 2 永久磁石 3 磁気空隙 4 電機子コイル 5 キャリッジ 7 読取ヘッド 8 スケール 9 給電ケーブル 10 金属製薄板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相隣る磁極が相互に異なるように、かつ
    異なる磁極の極性が対向するように、磁気空隙を介して
    ヨークに配置された複数個の永久磁石と、この磁気空隙
    内に設けられた電機子コイルと、この電機子コイルを支
    持するキャリッジとを有し、給電ケーブルを介して電機
    子コイルに駆動電流を供給することによりキャリッジを
    移動させるようにしたリニアモータにおいて、上記キャ
    リッジと上記ヨークとを、キャリッジの移動に応じて弾
    性変形自在な金属製薄板で接続すると共に、上記給電ケ
    ーブルをこの金属製薄板に沿って固着して構成したこと
    を特徴とする可動コイル型リニアモータ。
JP4755593U 1993-08-09 1993-08-09 可動コイル型リニアモータ Pending JPH0716590U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4755593U JPH0716590U (ja) 1993-08-09 1993-08-09 可動コイル型リニアモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4755593U JPH0716590U (ja) 1993-08-09 1993-08-09 可動コイル型リニアモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0716590U true JPH0716590U (ja) 1995-03-17

Family

ID=12778434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4755593U Pending JPH0716590U (ja) 1993-08-09 1993-08-09 可動コイル型リニアモータ

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JP (1) JPH0716590U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001211630A (ja) * 2000-01-20 2001-08-03 Yaskawa Electric Corp リニアスライダ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001211630A (ja) * 2000-01-20 2001-08-03 Yaskawa Electric Corp リニアスライダ

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