JPH06105530A - リニアモータ - Google Patents

リニアモータ

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Publication number
JPH06105530A
JPH06105530A JP27781392A JP27781392A JPH06105530A JP H06105530 A JPH06105530 A JP H06105530A JP 27781392 A JP27781392 A JP 27781392A JP 27781392 A JP27781392 A JP 27781392A JP H06105530 A JPH06105530 A JP H06105530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
linear motor
yoke
mover
magnet group
guide rail
Prior art date
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Pending
Application number
JP27781392A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Shimoe
治 下江
Hirokazu Araki
博和 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
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Publication of JPH06105530A publication Critical patent/JPH06105530A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直線状に配列された磁石群の上部に案内レー
ルを形成することにより、小型軽量化を図ることができ
るリニアモータを提供する。 【構成】 直線状に配列された磁石群32に沿って可動
子36を移動するリニアモータにおいて、上記磁石群3
2を跨ぐように例えば3つのヨーク38を形成し、この
各ヨーク38に磁石群32を挟み込むように駆動用コイ
ル42、44、46を形成する。そして、上記磁石群3
2の上部に案内レール34を設けるようにして磁気回路
内に案内レール34を配置する。これにより、モータ全
体の小型軽量化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リニアモータに係り、
特に、小型で軽量化することができるリニアモータに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ロボットやX−Y等多軸ステー
ジ、或いはX−Yプロッタ等においては、物体を高速で
移動させて、且つ精度良く位置決めする必要から例えば
リニアモータが使用されている。このリニアモータとし
ては、固定子側に多数の界磁マグネットを配設し、移動
子にコイルを搭載した可動コイル型のものが知られてい
る。図6は可動コイル型のリニアモータを示す概略構成
図であり、鉄等により構成したヨークとしての基台2上
にはその長手方向に沿って所定のピッチずつ離間させて
N、S極の永久磁石4が交互に配置されており、その両
側には案内レール6が並列に配置されている。
【0003】そして、この案内レール6に沿って例えば
鉄等よりなる移動体としての可動子8が移動可能に設け
られる。すなわち、この可動子8の下面の両側には上記
案内レール6へ嵌装される直線軸受10が設けられると
共に下面の中央には上記永久磁石4と対向させて3相の
コイルの巻装された電機子鉄心12が設けられている。
そして、上記3相のコイルに位相の異なる例えば3相交
流を流すことにより可動子8を所定の方向に動かすよう
になっている。
【0004】また、他のリニアモータとしては、図7に
示すような構造のものが知られる。固定子は例えばアル
ミ等よりなる基台14の上面中央部に、その長手方向に
沿ってN極S極が交互に着磁された平板状のラバー磁石
16を直線状に配置して構成され、可動子18は、コイ
ル20を巻装した略コ字状の鉄心22を例えば3個だけ
ベース24に連結することにより構成されている。鉄心
22の下端部には、例えば樹脂等により成形されたスラ
イダ24が取り付けられており、このスライダ24が基
台14に形成した案内溝26内を摺動することになる。
鉄心22に巻装された各コイルの一端はこれらの側部に
設けたブラシ(図示せず)に接続されると共に他端はコ
イル同士でスター結線されている。そして、3個のコイ
ル20に電気角で2π/3の位相差をもつ電圧を給電す
ることにより、可動子18は所望の方向へ移動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6に示す
構造のリニアモータにあっては、比較的駆動力も大きい
し、動作効率も良好であるが、永久磁石4の上方にこれ
と対向させて電機子鉄心12を設けてあり、しかも磁気
回路を構成する可動子8の上部も鉄材で構成されている
ので、永久磁石4の吸引力により可動子8自体は常時、
下方向へ強く引かれ、このために可動子8を支える直線
軸受10に常に大きな負荷が加わり、この部分を耐久力
の大きな重量物で構成しなければならなかった。また、
可動子8及び固定子である基台2にも鉄材を使用してい
るので、モータ自体が非常に重要物となり、例えばX−
Yプロッタ等のようにリニアモータを2段或いはそれ以
上の段に重ねる必要のある場合には、過度のモータ推力
が必要となり、装置も大型化せざるを得ないという問題
点があった。
【0006】これに対して図7に示す構造にあっては、
ラバー磁石16は、この左右水平方向に配置した鉄心2
2と吸引することになるので左右の吸引力がバランス
し、スライダ24には大きな負荷が加わることはない
が、鉄心22の下部にスライダ24を設け、これを基台
14に形成した案内溝26に嵌装させる構造のため、す
なわち鉄心22とラバー磁石16とにより形成される磁
気回路の外部に案内部材を配置したために全体、特に高
さが大きくなって占有スペースが大きくなるという問題
点があった。本発明は、以上のような問題点に着目し、
これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明
の目的は、直線状に配列された磁石群の上部に案内レー
ルを形成することにより、小型軽量化を図ることができ
るリニアモータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、直線状に配列された磁石群に沿って可
動子が移動可能になされたリニアモータにおいて、前記
磁石群の上部に、前記可動子を案内する案内レールを形
成し、前記可動子は、前記直線状に配列された磁石群を
跨ぐように形成されたヨークと、このヨークに巻装され
た駆動用コイルとを備えるように構成したものである。
【0008】
【作用】本発明は、以上のように構成したので、駆動用
コイルに所定の電流を流すと可動子は直線状に配列され
た磁石群の上部に形成した案内レールに案内されつつ走
行移動する。従って、案内部材を形成するに余分なスペ
ースを取る必要がなく、装置自体の小型化を図ることが
可能となる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明に係るリニアモータの一実施
例を添付図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る
リニアモータの一実施例を示す断面図、図2は図1に示
すリニアモータの側面図、図3は図1に示すリニアモー
タの平面図、図4は図1に示すリニアモータのコイルの
概略結線図である。図示するようにこのリニアモータ2
8は、例えばアルミニウム等により形成された長尺の基
台30を有しており、この上面の中央部には、N極S極
が交互に反転されて直線状に配列された磁石群32が形
成されている。この磁石群32の各磁石32Aは例えば
ネオジ鉄ボロンよりなり、その断面は一定の高さを有す
る直方体状に成形されている。
【0010】この直線状に配列された磁石群32の上部
には、例えばステンレス等よりなる断面矩形状の案内レ
ール34がその長手方向に沿って形成されている。そし
て、この案内レール34に沿って走行可能に可動子36
が設けられることになる。具体的には、この可動子36
は、上記磁石群32を跨ぐように形成された複数、例え
ば3つのコ字状のヨーク38を有しており、各ヨーク3
8はその上部及び側部を連結バー39によりボルト41
でもって一体的に連結されている。このヨーク38の両
側の下部内側壁には中央に位置する磁石32Aに向けて
接近させて補助ヨーク40、40が設けられると共にこ
の各補助ヨーク40、40には駆動用コイル42、4
4、46が巻装されている。尚、図1においては代表と
して駆動用コイル42のみを示す。
【0011】図4に示すように同一ヨーク38に巻装さ
れる駆動用コイル同士は直列に接続されると共にその直
列接続のコイルの一端は共通に接続されてスター結線さ
れており、従って、3つの各ヨークに巻装される駆動用
コイル42、44、46により3相巻線が構成される。
各駆動用コイル42、44、46の他端は、各ヨーク3
8の側部に設けたブラシ48A、48B、48Cに接続
されると共に各ブラシ48A、48B、48Cは基台3
0より起立させて設けた平板整流子50に対して摺動可
能になされている。そして、可動子38の前後端に位置
するヨーク38の上部の中央下面には上記案内レール3
4と嵌合する例えばステンレス等よりなる軸受52が設
けられており、可動子38を案内レール34上に走行可
能にしている。図示例にあっては、3つのヨークの内、
両端のヨークのみに軸受52を形成しているが、これに
限らず、中央のヨークにも軸受を設けるようにしてもよ
い。
【0012】また、中央部のヨーク38の一側部には、
例えば光学式のエンコーダ検出器53が設けられてお
り、基台30の長手方向に沿って形成されるエンコーダ
54の目盛りを光学的に読み取り得るように構成されて
いる。また、各ヨーク38には、中央に位置する磁石群
32からの磁界を検出するための磁気センサ(図示せ
ず)が設けられている。そして、これら磁気センサ及び
上記エンコーダ検出器53からの出力は、例えばマイク
ロコンピュータ等よりなる速度制御部56へ入力されて
おり、この入力値及び指令信号に基づいて各駆動コイル
48A、48B、48Cへ向けて所定の3相交流を給電
するように構成されている。
【0013】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。まず、速度制御部56は、外部
より入力される指令信号、磁気センサからの入力信号及
びエンコーダ検出器53からの入力信号に基づいて各駆
動用コイル42、44、46に向けて電気角で120°
の位相差をもつ3相交流を給電する。これにより、駆動
用コイルに電流が流れることによって補助ヨーク40、
ヨーク38、磁石32Aによって形成される磁気回路5
8に磁界が形成され、磁石群32からの磁界との相互作
用により推力が発生し、可動子38は、磁石群32の上
部に設けた案内レール34に沿って走行移動する。可動
子38を逆方向へ駆動させるには平板整流子50への給
電極性を逆にする。
【0014】この場合、磁石32Aとその両側の補助ヨ
ーク40は水平方向に相互に反対方向へ吸引し合うので
水平方向の力は相殺されて略ゼロとなり、従って、案内
レール34に付与される力は可動子38の自重だけとな
り大きな負荷が加わることはない。また、案内レール3
4は直線状に配列された磁石群32の上部に設けて磁気
回路58内に配置し、これに軸受52を嵌装させて可動
子38を走行可能としたので、図7に示す従来装置のよ
うに可動子18の下端部にスライダ24を設けて摺動可
能とした構成と比較して、その高さを低く設定すること
ができ、占有スペースを小さくすることが可能となる。
従って、比較的重量物である鉄部材を使用する部分はヨ
ーク38と補助ヨーク40の部分だけで済み、モータ全
体の重量を大幅に削減することができるので、例えばX
−Yプロッタ等のように長ストロークで迅速動作が必要
な装置に適したリニアモータとすることが可能となる。
【0015】尚、上記実施例にあってはヨーク38の形
状をコ字状に形成したが、これに限定されず、図5に示
すようにヨーク38を4角形のリング状に形成し、この
リング状のヨーク38の中心部に直線状に配列された磁
石群32を挿通するように構成してもよい。この場合に
も、磁石群32の上部にその長手方向に沿って案内レー
ル34を形成すると共に磁石32Aの両側に、これより
所定間隔を隔てて挟み込むように駆動用コイル42を設
ける。また、磁石群32の下部には、その長手方向に沿
ってエンコーダ54が配置されると共にこのエンコーダ
54に対向するヨーク38には、エンコーダ検出器52
が設けられている。そして、この直線状の磁石群32の
両端は、図示されない支持台に支持され、可動子36は
直線状の磁石群32に沿って走行することになる。
【0016】このような構成によれば装置全体が更にコ
ンパクト化され、占有スペースを一層少なくして軽量化
を図ることができ、例えばX−Yプロッタに更に適した
リニアモータとなる。尚、上記リニアモータをX−Yプ
ロッタに適用する場合には、直線状の磁石群32の両端
或いは一端にこれと直交する方向に駆動する同種のリニ
アモータを設けるようにする。尚、以上の実施例におい
て設けられるエンコーダ54やこれを検出するエンコー
ダ検出器52の取り付け位置は、これに限定されず、ど
のように設けてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のリニアモ
ータによれば、次のように優れた作用効果を発揮するこ
とができる。直線状の磁石群の上部に案内レールを設け
て磁気回路内に案内レールを位置させるようにしたの
で、装置全体を軽量化させて小型化でき、占有スペース
を大幅に減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリニアモータの一実施例を示す断
面図である。
【図2】図1に示すリニアモータの側面図である。
【図3】図1に示すリニアモータの平面図である。
【図4】図1に示すリニアモータのコイルの概略結線図
である。
【図5】本発明のリニアモータの他の実施例を示す概略
斜視図である。
【図6】従来のリニアモータの構造を示す斜視図であ
る。
【図7】従来の他のリニアモータの構造を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
28 リニアモータ 30 基台 32 磁石群 32A 磁石 34 案内レール 36 可動子 38 ヨーク 40 補助ヨーク 42,44,46 駆動用コイル 52 エンコーダ検出器 54 エンコーダ 56 速度制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状に配列された磁石群に沿って可動
    子が移動可能になされたリニアモータにおいて、前記磁
    石群の上部に、前記可動子を案内する案内レールを形成
    し、前記可動子は、前記直線状に配列された磁石群を跨
    ぐように形成されたヨークと、このヨークに巻装された
    駆動用コイルとを備えるように構成したことを特徴とす
    るリニアモータ。
  2. 【請求項2】 前記ヨークは、リング状に形成されてお
    り、その中心部に前記磁石群を挿通してなることを特徴
    とする請求項1記載のリニアモータ。
JP27781392A 1992-09-22 1992-09-22 リニアモータ Pending JPH06105530A (ja)

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JP27781392A JPH06105530A (ja) 1992-09-22 1992-09-22 リニアモータ

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JP27781392A JPH06105530A (ja) 1992-09-22 1992-09-22 リニアモータ

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JPH06105530A true JPH06105530A (ja) 1994-04-15

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ID=17588628

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27781392A Pending JPH06105530A (ja) 1992-09-22 1992-09-22 リニアモータ

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JP (1) JPH06105530A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005080317A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Juki Corp 小型スライド装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005080317A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Juki Corp 小型スライド装置
JP4522674B2 (ja) * 2003-08-29 2010-08-11 Juki株式会社 小型スライド装置

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