JPH10323008A - シャフト型リニアモータ - Google Patents

シャフト型リニアモータ

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Publication number
JPH10323008A
JPH10323008A JP12372497A JP12372497A JPH10323008A JP H10323008 A JPH10323008 A JP H10323008A JP 12372497 A JP12372497 A JP 12372497A JP 12372497 A JP12372497 A JP 12372497A JP H10323008 A JPH10323008 A JP H10323008A
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JP
Japan
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yoke
stator
mover
linear motor
coil
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Withdrawn
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JP12372497A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Nanba
克宏 難波
Toshio Kitaoka
利夫 北岡
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/861,208 priority patent/US5913091A/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 界磁マグネットを有する棒状の固定子と、固
定子に外嵌する電機子コイルを有し、固定子に沿って往
復移動可能な可動子とを備えるシャフト型リニアモータ
であって、界磁マグネットにより形成される磁界を効率
的に電機子コイルに作用させることができるとともにコ
ギングを抑制することができ、さらに固定子にゴミ等が
付着するのを防止することができるとともに外部への及
び外部からの磁気の影響を抑制することができるリニア
モータを提供する。 【解決手段】 界磁マグネット11を有する棒状の固定
子1と、固定子に外嵌する電機子コイル23を有する可
動子2とを、強磁性体からなるほぼ円筒状のヨーク31
の内側中心部に配置する。ヨーク31には、ヨーク外の
被駆動体を可動子2に取り付けるための取付け部材5や
その支持部材221をヨーク外へ突出させる窓311を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一定方向に延びる界磁
マグネットを有するシャフト状の固定子と、界磁マグネ
ットに外嵌する電機子コイルを有し、固定子に沿って往
復動する可動子とを備えたシャフト型リニアモータに関
する。
【0002】
【従来の技術】リニアモータは、複写機、プリンタ、イ
メージスキャナ等のOA機器、X−Yテーブル、物品搬
送装置等のFA機器、カメラ等の光学機器などの広い分
野において、物品を直線的に移動させることに利用され
ている。リニアモータの一例の概略側面図を図13に示
す。このリニアモータは、直線状に、N極とS極の磁極
を交互に配列したシャフト状の界磁マグネット911
と、界磁マグネット911に外嵌する電機子コイル92
1を有するものであり、電機子コイル921は中空円筒
状の強磁性体からなるヨーク922の内周側に支持され
ている。ヨーク922の開口している両端部には界磁マ
グネット921に嵌合する滑り軸受け923が設けられ
ており、電機子コイル921やヨーク922は界磁マグ
ネット911に沿って滑らかに移動することができる。
このリニアモータは、界磁マグネット911を固定子9
1とし、コイル921やヨーク922を固定子91に沿
って往復動させる可動子92とするものであり、電機子
コイル921に通電すると、界磁マグネット911の形
成する磁界との相互作用によって、可動子92は推力を
発生して固定子91に沿って移動する。強磁性体からな
るヨーク922が設けられていることよって、ヨーク9
22が対向する部分にある界磁マグネット911により
形成される磁界は、ヨーク922を通る磁気ループを形
成するため、ヨーク922の内側の電機子コイル921
に作用する磁界の強さは、ヨークがない場合に比べて大
きくなり、リニアモータはより大きな推力を発生するこ
とができる。すなわち、ヨーク922によって、界磁マ
グネット911により形成される磁界を効率的にコイル
921に作用させることができる。
【0003】このように、所定方向に延びる界磁マグネ
ットを有するシャフト状の固定子と、該界磁マグネット
に外嵌する電機子コイルを有する可動子とを備えたタイ
プのリニアモータは、シャフト状の固定子をそのまま可
動子の案内部材として利用でき、それだけ構造が簡単に
できる等の理由で前述のような各種機器において採用さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
に示すリニアモータにおいては、可動子92が固定子9
1に対し相対的に移動するとき、可動子92のヨーク9
22の端部に作用する界磁マグネット911からの磁気
的吸引力の変動によって負荷変動が生じ、それにより可
動子92がコギング動作する現象が発生して、可動子9
2の円滑な移動がそれだけ妨げられるという問題があ
る。
【0005】また、別の問題として、シャフト状の固定
子91にゴミ等が付着してしまうことがあり、可動子9
2が固定子91に沿って摺動するときに、摺動抵抗が変
動するなどし、可動子92が滑らかに固定子91に沿っ
て移動できなくなることがある。そこで本発明は、N極
とS極の磁極が交互に並んでいる界磁マグネットを有す
る棒状の固定子と、固定子に外嵌する電機子コイルを有
し、固定子に沿って往復移動可能な可動子とを備えるシ
ャフト型リニアモータであって、界磁マグネットにより
形成される磁界を効率的に電機子コイルに作用させるこ
とができるとともに、コギングを抑制して可動子を固定
子に沿って滑らかに移動させることができるリニアモー
タを提供することを第1の課題とする。
【0006】また、本発明は、N極とS極の磁極が交互
に並んでいる界磁マグネットを有する棒状の固定子と、
固定子に外嵌する電機子コイルを有し、固定子に沿って
往復移動可能な可動子とを備えるシャフト型リニアモー
タであって、界磁マグネットにより形成される磁界を効
率的に電機子コイルに作用させることができるとともに
コギングを抑制して可動子を固定子に沿って滑らかに移
動させることができ、さらに固定子にゴミ等が付着する
のを防止して長期にわたり良好な可動子と固定子との摺
動状態を保つことができるとともに外部への及び外部か
らの磁気の影響を抑制することができるリニアモータを
提供することを第2の課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、N極とS極の磁極が交互に並んでいる界磁
マグネットを有する棒状の固定子と、前記固定子に外嵌
する電機子コイルを有し、該固定子に沿って往復移動可
能な可動子と、前記可動子の移動方向に沿って少なくと
もその移動範囲の全域にわたって延びており、該可動子
の外側に近接して固定配置された、強磁性体からなるヨ
ークとを備えることを特徴とするシャフト型リニアモー
タを提供する。
【0008】前記棒状の固定子の長手方向に垂直な断面
形状は、代表的には円形のものを挙げることができ、三
角形、四角形、五角形等の多角形状であってもよい。ま
た、かかる固定子に外嵌する電機子コイルの固定子長手
方向に垂直な断面形状は、代表的には円形のものを挙げ
ることができ、三角形、四角形、五角形等の多角形状で
あってもよい。
【0009】前記ヨークは、例えば、可動子の移動方向
に沿って延びる板状、筒状(例えば、円筒状、四角形等
の多角形筒状)、筒状のものから一部を取り除いた形状
(例えば、半円筒状)のものを挙げることができる。か
かるヨークは、後述する理由により、固定子の界磁マグ
ネットとできるだけ近くに配置されていることが好まし
く、換言すれば、固定子に外嵌する電機子コイルを有す
る可動子にできるだけ近くに配置されていることが好ま
しい。したがって、かかるヨークの固定子長手方向に垂
直な断面形状は、可動子の断面形状に沿った形状である
ことが好ましい。或いは、ヨークの固定子長手方向に垂
直な断面の内輪郭形状は、可動子(特にその電機子コイ
ル)の固定子長手方向に垂直な断面の外輪郭形状とほぼ
相似形であることが好ましいといえる。かかるヨークは
強磁性体であり、強磁性体材料としては、例えば、鉄、
ケイ素鋼、コバルト、ニッケルなどを挙げることができ
る。
【0010】本発明のリニアモータにおいては、可動子
の電機子コイルに通電すると、そのコイル通電と、該電
機子コイルに貫通する界磁マグネットの形成する磁界と
の相互作用により、該電機子コイルには力が働き、可動
子が固定子長手方向に移動する。なお、可動子の移動方
向は、直線棒状固定子の長手方向である。このとき、可
動子の移動方向(固定子長手方向)に沿って延びている
強磁性体からなるヨークが、可動子の有する電機子コイ
ルを間に挟んで、固定子の有する界磁マグネットに対向
して配置されているため、界磁マグネットにより形成さ
れる磁界は、ヨークを通る磁気ループを形成しやすくな
り、ヨークの内側の電機子コイルに作用する磁界の強さ
は、ヨークがない場合に比べて大きくなり、リニアモー
タはより大きな推力を発生することができる。換言すれ
ば、ヨークによって、界磁マグネットにより形成される
磁界を効率的に電機子コイルに作用させることができ
る。なお、界磁マグネットとヨークとの距離を小さくす
ればするほど、換言すれば、可動子とヨークとの距離を
小さくすればするほど、より効率的に界磁マグネットに
より形成される磁界を電機子コイルに作用させることが
できる。また、従来のようにヨークを可動子とともに移
動させる場合には、そのヨークにかかる界磁マグネット
による磁気的吸引力の変動によってコギングが発生して
しまうが、本発明のリニアモータにおいては、かかるヨ
ークは固定配置されるため、ヨークにかかる界磁マグネ
ットによる磁気的吸引力が変動することもなく、コギン
グを防止できる。すなわち、それだけ可動子を固定子に
沿って円滑に移動させることができる。
【0011】固定子にゴミ等が付着するのを防止して、
長期にわたり良好に可動子を固定子に沿って移動させる
ために、また、ヨーク外への、及びヨーク外からの磁気
的影響を抑制するために、例えば次のようにしてもよ
い。すなわち、前記ヨークを中空筒状とし、その内側に
前記固定子及び可動子を配置して、該ヨークには、該ヨ
ーク外の被駆動体を該可動子に連結するための窓を設け
ておく。このようにすると、固定子及び可動子はその外
側のほぼ全体が覆われることとなるため、固定子にゴミ
等が付着することを抑制することができる。すなわち、
このようにする場合には、かかるヨークはカバーの機能
も兼ねる。さらに、かかる形状の強磁性体からなるヨー
クによって、ヨークの内から外への磁気の影響及びヨー
クの外から内への磁気の影響を抑制することができる。
また、このようにする場合、前記可動子には、前記ヨー
ク外の被駆動体を該可動子に取り付けるための取付け部
材を設けておき、該取付け部材を、前記ヨークの窓から
該ヨーク外へ突出させ、該窓は、該可動子の往復移動に
伴う該取付け部材の移動範囲の全域にわたって該可動子
の移動方向に延ばし設けておけばよい。かかる窓からの
ゴミ等の侵入を抑制するために、さらに、かかる窓にお
ける前記取付け部材外の部分を覆う伸縮自在の窓カバー
(例えば、蛇腹式のカバー)やスライド式の窓カバーを
設けてもよい。なお、伸縮自在の窓カバーはモータをコ
ンパクト化できる利点がある。いずれにしても、前記筒
状ヨークの両端は、カバーにより覆われていることが望
ましく、例えば、固定子を前記可動子の移動範囲外の部
分で支持する支持部材により覆ってもよい。
【0012】なお、前記被駆動体としては、例えば、複
写機、イメージスキャナ等に備えられる画像読み取り装
置において、光学的に画像読み取りを行うための光学部
品を搭載するスライダを挙げることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1に、本発明に係るリニアモー
タの一例の一部省略概略斜視図を示す。このリニアモー
タは、直線状に延びる棒状の固定子1、これに外嵌する
可動子2、並びに固定子1の長手方向の全域にわたり固
定子1及び可動子2のほぼ全体を覆う中空円筒状のヨー
ク31を有している。なお、後述するように本例では、
ヨーク31はカバーを兼ねている。
【0014】後述するように可動子2は、固定子1に沿
って往復移動可能に設けられており、このリニアモータ
は被駆動体を可動子2に取り付けて、かかる被駆動体を
固定子1の長手方向に直線的に往復移動させることに利
用できる。なお、被駆動体としては、例えば複写機、イ
メージスキャナ等に備えられる画像読み取り装置におい
て、光学的に画像読み取りを行うための光学部品を搭載
するスライダを挙げることができる。詳しくは後述する
が、被駆動体を可動子2に取り付けるために、ヨーク3
1には、可動子2の移動範囲の全域にわたりヨーク31
の内側から外側に通じる窓311が設けられ、その窓3
11から可動子2の一部を構成し、被駆動体を取り付け
るための取付け部材5を支持する支持部材221、22
2がヨーク31の外側に向けて突出させてある。
【0015】以下、これら固定子1、可動子2及びヨー
ク31について図2、図3、図4を参照してさらに詳し
く説明する。図2(A)は図1に示すA−A線に沿う概
略断面図、図3は図2(A)に示すB−B線に沿う概略
断面図、図4は可動子の分解概略斜視図である。固定子
1は、機械加工可能且つ着磁可能の材料(例えば、Fe
−Cr−Co系金属、マンガンアルミニウム(MnA
l))からなる直線棒状のシャフト部材10の表面を平
滑に加工形成して、次のように着磁したものである。な
お、本例では、シャフト部材10の断面形状は円形にし
てある。すなわち、シャフト部材10の長手方向(固定
子1の長手方向)に沿って、本例では、図5(A)に示
すような等ピッチのほぼ台形波状の磁束分布となるよう
に、シャフト部材10を着磁して、シャフト部材10の
長手方向に沿ってN極とS極の磁極が等ピッチで交互に
並んだ界磁マグネット11を形成している。界磁マグネ
ット11のN極の磁極及びS極の磁極の磁極ピッチP
(固定子1長手方向のピッチ)は、本例では30mmで
ある。なお、固定子長手方向に沿う磁束分布は、図5
(A)に示すものに代えて、例えば、図5(B)の三角
波状や、図5(C)の正弦波突起状であってもよい。
【0016】シャフト部材10には、さらに可動子2の
位置検出、位置制御、速度制御などのためのエンコーダ
の一部を構成するエンコーダチャート41が形成されて
いる。エンコーダチャート41は、本例では磁気方式の
ものであり、シャフト部材10の長手方向にN極とS極
の磁極が交互に等ピッチに並ぶように界磁マグネット1
1上に重畳して着磁形成したものである。エンコーダチ
ャート41のN極とS極の磁極は、本例では100μm
のピッチで並んでいる。
【0017】固定子1はその両端部を、ヨーク31の長
手方向両端の開口を覆うように設けられた円形カバー部
材32、32(いずれも図1においては、図示を省略)
に支持されている。さらに詳しくいうと、各円形カバー
部材32の中心部には円形溝321が設けられており、
かかる円形溝321に固定子1の端部を嵌め込むことに
よって、固定子1はヨーク31の中心部に位置するよう
に支持されている。
【0018】次に可動子2について説明する。なお、カ
バー部材32は固定子1の端部が嵌まる孔を有するもの
でもよい。可動子2は、固定子1に外嵌する電機子コイ
ル23を有している。電機子コイル23は、本例では、
電線を円形リング状に巻いたコイルCU1、CV1、CW1
U2、CV2、CW2、CU3、CV3及びCW3からなる。コイ
ルCU1、CV1及びCW1は、後述する3相駆動を行うため
に、界磁マグネット11の隣合う1組のN極とS極の磁
極の固定子長手方向の長さを1周期とする位相角にし
て、互いに2π/3〔rad〕ずつずれた位置と等価な
位置に配置されている。コイルCU2、CV2及びCW2とコ
イルCU3、CV3及びCW3とについても同様に、かかる位
相角において互いに2π/3〔rad〕ずつずれた位置
と等価な位置に配置されている。本例では、これらコイ
ルは、それぞれ磁極ピッチPの1/3の幅に形成されて
おり、コイルCU1、CW1、CV1、次いで、コイルCU2
W2、CV2、次いで、コイルCU3、CW3、CV3の順に、
固定子長手方向にP/3ずつずらして配置されている。
このように電機子コイル23は、前述の位相角にして互
いに2π/3〔rad〕ずつずれた位置と等価な位置に
配置されている3つのコイルを1組とする3相コイル
を、本例では3組有している。なお、かかる3相コイル
は1組だけでもよく、2組以上(本例のように3組)と
してもよい。組数が多くなるほど、発生する推力はそれ
に比例して大きくなる。
【0019】これらコイルは図2(B)に示すようにス
ター結線されている。すなわち、コイルCU1、CU2及び
U3(以下、U相コイルという。)は並列に接続されて
おり、コイルCU2は他の二つのコイルに対し逆向きに巻
かれている。同様に、コイルCV1、CV2及びCV3(以
下、V相コイルという。)は並列に接続されており、コ
イルCV2は他の二つのコイルに対し逆向きに巻かれてい
る。コイルCW1、CW2及びCW3(以下、W相コイルとい
う。)は並列に接続されており、コイルCW2は他の二つ
のコイルに対し逆向きに巻かれている。また、コイルC
U1とコイルCV1とは同じ向きに巻かれており、コイルC
W1はこれら二つのコイルとは逆向きに巻かれている。そ
して、これらU相コイル、V相コイル及びW相コイルが
図2(B)のようにスター結線されている。なお、図2
(B)中、各コイル横の黒丸は、これらコイルの巻き方
向の違いを示している。例えば、端子X−Y間に電圧を
印加して、U相コイルとV相コイルとに電流を流すと
き、コイルCU1、CU3、CV1及びCV3には同じ向きに電
流が流れ、これら以外のコイルCU2及びCV2には逆向き
の電流が流れる。
【0020】これらコイルは、上記の位置関係及び巻き
方向になるように、接着固定されている(図4参照)。
このように接着固定されたコイル(電機子コイル23)
の両端には、前述の非磁性体からなる支持部材221、
222が嵌め込まれている。さらに詳しくいうと、図4
に示すように、支持部材221は、中心部に孔2214
がある円板部2213を有しており、これに連続させて
板状突出部2212が円板部2213の半径方向に突出
させて設けられており、さらに、孔2214の孔径と同
じ内径の中空部を有する円筒状突出部2211が円板部
2213の厚み方向に突出させて設けられている。円筒
状突出部2211は、電機子コイル23の一方の内周面
に嵌め込まれ、接着固定されている。支持部材222も
支持部材221と同様の形状のものであり、中心部に孔
2224がある円板部2223を有しており、これに連
続させて板状突出部2222が円板部2223の半径方
向に突出させて設けられており、さらに、孔2224の
孔径と同じ内径の中空部を有する円筒状突出部2221
が円板部2223の厚み方向に突出させて設けられてい
る。円筒状突出部2221は電機子コイル23の他方の
内周面に嵌め込まれ、接着固定されている。これらによ
って、電機子コイル23は、その両端部を支持部材22
1や222により押さえられている。
【0021】このようにして一体化された電機子コイル
23、支持部材221、222は、これらの中心部に固
定子1を貫通させてこれに嵌め込まれている(図2
(A)参照)。支持部材221、222の円筒状突出部
2211、2221は滑り軸受けを兼ねており、固定子
1と滑らかに摺動することができる。これにより、電機
子コイル23、支持部材221、222を有する可動子
2は、固定子1に沿って滑らかに往復移動することがで
きる。固定子1は、可動子2の案内軸を兼ねる。
【0022】また、支持部材221及び222は、前述
のようにこれらの板状突出部2212、2222をヨー
ク31の窓311から外側に向けて突出させており、ヨ
ーク31の外側において前述の被駆動体取付け部材5を
支持している。なお、支持部材221及び222は、可
動子2に被駆動体を取り付けるための機能も兼ねてい
る。
【0023】後述する3相駆動を行うため、可動子2が
固定子1に沿って移動するときに、U相コイル、V相コ
イル及びW相コイルの各相コイルの固定子1長手方向に
おける各位置での界磁マグネット11が形成する磁界の
向きと強さを検出するセンサとして、これら各相コイル
に対して磁電変換素子の一種であるホール素子が設けら
れている。本例では、コイルCU1上の端部にホール素子
huが、コイルCv1上の端部にホール素子hvが、コイ
ルCw2上の端部にホール素子hwが配置されている。
【0024】また、可動子2上には、エンコーダチャー
ト41に対向する位置に磁気センサ42(ここではMR
素子と呼ばれる磁気抵抗素子からなるセンサ)が、電機
子コイル23の内周面に支持されて配置されており、チ
ャート41とセンサ42とでエンコーダ4が提供されて
いる。なお、本例では、磁気式エンコーダチャート41
は界磁マグネット11上に重畳して形成されているが、
これに代えて、例えばヨーク31内側に固定子1に平行
に配置する着磁可能な部材上に形成してもよい。このよ
うにする場合も、磁気センサ42はチャート41に対向
させて可動子2上に配置する。また、エンコーダは、こ
のような磁気式のものに代えて、光学式のものとしても
よい。光学式のエンコーダチャートは例えば、ヨーク3
1内側に固定子1に平行に配置する部材上に形成した
り、或いは、ヨーク31の内周面に形成してもよい。エ
ンコーダチャートを光学式のものにするときも、そのセ
ンサ(例えば、発光素子と受光素子とからなるセンサ)
は、可動子2上にエンコーダチャートに対向させて配置
する。
【0025】円筒状ヨーク31は強磁性体材料(本例で
は、鉄)からなり、前述のように可動子2の支持部材2
21、222をヨーク31の外側に向けて突出させるた
めの窓311の部分を除いて、固定子1及び可動子2の
外周面のほぼ全体を覆っている。また、ヨーク31の固
定子長手方向の両端開口は、カバー部材32により覆わ
れている。なお、本例では、カバー部材32は非磁性体
からなる。カバー部材32は、磁性体であってもよい。
【0026】以上説明した本発明に係るリニアモータ
は、可動子2の電機子コイル23に通電すると、コイル
23に流れる電流と界磁マグネット11の形成する磁界
との相互作用により、該コイル23には固定子1の長手
方向に電磁力が働き、可動子2を該方向に移動させる。
かかる電磁力がリニアモータ可動子2の推進力となる。
ここで、以上説明したリニアモータを運転制御する例に
ついて説明する。
【0027】図6(A)にリニアモータの運転制御回路
の一例の概略ブロック図を各相コイルとともに示す。図
6(A)に示す運転制御回路においては、リニアモータ
はいわゆる三相駆動方式で駆動されるとともに、一般的
にPLL制御と呼ばれる位相同期制御方式で駆動され
る。
【0028】運転制御回路は、リニアモータ可動子2の
目的とする速度に応じた周波数の基準クロック信号を出
力するコンピュータ61を有し、該基準クロック信号は
PLL制御回路部(位相同期制御回路部)62に入力さ
れる。PLL制御回路部62には、さらに、エンコーダ
4から可動子2の実際の移動速度を示す信号がフィード
バック入力される。なお、エンコーダ4には前述のエン
コーダチャート41及び磁気センサ42が含まれてい
る。PLL制御回路部62においては、コンピュータ6
1からの基準クロック信号とエンコーダ4からの移動速
度信号との位相差に応じた信号が補償回路部63に出力
される。補償回路部63においては、伝達系の進み遅れ
補償が行われ、補償された基準クロック信号と移動速度
信号との位相差に応じた信号は、通電制御回路部64に
入力される。
【0029】通電制御回路部64は、かかる基準クロッ
ク信号と移動速度信号との位相差に応じた信号に応じた
電流であって、前述の各相コイル(U相コイル、V相コ
イル及びW相コイル)それぞれに対して配設されたホー
ル素子が検出する、その相のコイルがある位置での磁界
の向きに応じた電流を、各相のコイルに通電する。本例
では、図6(B)に示す通電パターンにて各相コイルに
は通電する。なお、図6(B)に示す各位置〜にお
いて、各相コイルには、図6(C)、(D)に示す向き
に電流が流れる。このとき、各相コイルを前述のように
配置して、各コイルの巻き方向を図2(B)に示すよう
にしたことにより、各コイルに作用する力は同じ向きに
なる。このような通電により、可動子2の固定子長手方
向の位置に関係なくほぼ一定推力を得ることができる。
また、各相のコイルには、目的とする速度に応じた基準
クロック信号と可動子2の実際の移動速度に応じた信号
との、位相を合わせるような電流が流されるため、可動
子2を目的とする速度にて駆動することができる。
【0030】図7に、このような運転制御回路の一例を
示す。図7の運転制御回路は、前述のPLL制御回路部
62や補償回路部63を含んだモータドライブIC、L
B1823(三洋電機(株)製)を中心に構成されてい
る。以上説明したように本発明に係るリニアモータにお
いては、固定子1及び可動子2は、円筒状ヨーク31や
カバー部材32により窓311の部分を除いてほぼ全面
が覆われているため、固定子1の表面にゴミ等が付着す
ることを抑制することができ、これにより、固定子1と
可動子2との良好な摺動状態を長期にわたり保つことが
できる。また、固定子1や可動子2に他物が触れて、こ
れらが損傷するという恐れも少ない。このような観点か
らすると、ヨーク31はカバーの機能を果たしている。
【0031】また、界磁マグネット11により形成され
る磁界は、強磁性体からなるヨーク31を通る磁気ルー
プを形成しやすくなるため、ヨーク31の内側の電機子
コイル23に作用する磁界の強さは、ヨークがない場合
に比べて大きくなり、リニアモータはより大きな推力を
発生することができる。すなわち、ヨーク31によっ
て、界磁マグネット11により形成される磁界を効率的
に、通電される電機子コイル23に作用させることがで
きる。なお、界磁マグネット11とヨーク31との距離
が短くなればなるほど、換言すれば、可動子2の外周面
とヨーク31の内周面との間のクリアランスを小さくす
ればするほど、より効率的に界磁マグネット11により
形成される磁界を電機子コイル23に作用させることが
できる。また、図13に示す従来のリニアモータにおい
ては、界磁マグネット911により形成される磁界を効
率的に電機子コイル921に作用させるためのヨーク9
22が、可動子92とともに移動していたため、ヨーク
922の端部に作用する磁気的吸引力が変動して、コギ
ングが発生してしまうが、本発明のリニアモータにおい
ては、ヨーク31は可動子2とともに移動せず固定配置
されるため、このようなコギングの問題も生じない。し
たがって、それだけ円滑に可動子2を固定子1に沿って
移動させることができる。
【0032】さらに、ヨーク31が強磁性体であるた
め、界磁マグネット11や電機子コイル23に通電され
る電流により形成される磁界が、ヨーク31の外側の機
器に与える影響を低減することができる。同様に、ヨー
ク31の外部磁界が、ヨーク31内部の可動子2や固定
子1、特にエンコーダに与える影響を低減することがで
きる。換言すれば、ヨーク31は磁気的なシールド効果
も有している。
【0033】なお、窓311からのゴミ等の侵入を抑制
して、さらに固定子1の表面にゴミ等が付着することを
抑制するために、図8に示すように、窓311部分に伸
縮自在の蛇腹式のカバー331、332をさらに設けて
もよい。蛇腹カバー331は一端を窓311の端部31
1aに、他端を支持部材221に固定されて、窓311
による図において左側の隙間を覆っている。同様に、蛇
腹カバー332は一端を窓311の端部311bに、他
端を支持部材222に固定されて、窓311による図に
おいて右側の隙間を覆っている。蛇腹カバー331、3
32は、可動子2の移動に伴い伸縮するため、可動子2
の移動を妨げない。
【0034】また、以上の例では、ヨーク31を、固定
子1及び可動子2のほぼ全面が覆うほぼ円筒形のものと
したが、ヨークの形状はこれに限定されるものではな
く、例えば図9、図10に示すような形状であってもよ
い。図9、図10に示すリニアモータはいずれも、図1
〜図4に示すリニアモータのヨーク31を代えて、次に
述べるような形状のヨークを採用したもので、それ以外
は、図1等に示すリニアモータと実質的に同様のもので
ある。実質的に同じ作用をする部品には、同じ参照符号
を付してある。図9、図10はいずれも可動子の移動方
向(固定子長手方向)に垂直な断面を示す図である。
【0035】図9に示すリニアモータのヨーク34は断
面円弧形状の半円筒形のものであり、可動子2の移動範
囲全域にわたり延びている。このヨーク34も強磁性体
からなり、固定配置されている。図10に示すリニアモ
ータのヨーク35は、可動子2の移動範囲全域にわたり
延びる板状のものである。このヨーク35も強磁性体か
らなり固定配置されている。
【0036】これらヨーク34、35は、カバーの機能
は薄れるものの、図1のヨーク31と同様に、ヨークが
ない場合に比べて界磁マグネット11の磁界を効率的に
電機子コイル23に作用させることができる。また、コ
ギングの心配もない。さらに、ヨーク34や35のよう
に、固定子1及び可動子2の全体を覆わない形状にする
と、それだけヨークと固定子1や可動子2との位置関係
の調整や、組み立てがしやすくなり、また、それだけ安
価になる。
【0037】また、以上の例では、固定子の断面形状は
円形としたが、三角形、四角形、五角形等の多角形状に
してもよい。また、電機子コイルは円状(リング状)に
電線を巻いたものとしたが、これも三角形、四角形、五
角形等の多角形状にしてもよい。このようなリニアモー
タの例を図11に示す。図11はかかるリニアモータの
可動子移動方向に垂直な断面を示すものである。なお、
図1等に示すリニアモータと実質的に同じ作用の部品に
は、同じ参照符号を付してある。
【0038】図11に示すリニアモータにおいては、断
面四角形の固定子1に、四角形状に巻かれた電機子コイ
ル23を有する可動子2が外嵌している。可動子2の外
側には、可動子2の形状に合わせて、断面コの字状で、
窓361を有し、可動子2の移動方向の全域にわたり延
びている強磁性体からなるヨーク36が固定配置されて
いる。このリニアモータによっても、図1等に示すリニ
アモータと略同様の効果が得られる。
【0039】図12に本発明に係るリニアモータを採用
する画像読み取り装置を示す。図12(A)は該装置の
概略平面図、図12(B)は該装置の概略側面図、図1
2(C)は図(B)に示すC−C線に沿う該装置の概略
断面図である。なお、図12(A)においては、原稿台
ガラスは図示が省略されている。この画像読み取り装置
は、原稿台ガラスGL上に載置される原稿画像を、光学
的に走査して読み取るものであり、イメージスキャナ、
複写機等に搭載されて使用されるものである。本発明に
係るリニアモータは、原稿画像を光学的に走査するため
に、光学部品を搭載した二つのスライダSL1、SL2
を直線的に往復駆動するのに利用されている。すなわ
ち、本例では、これら二つのスライダSL1及びSL2
が被駆動体である。スライダSL1には、本発明に係る
リニアモータLM1が、スライダSL2には本発明に係
るリニアモータLM2が接続されている。
【0040】リニアモータLM1、LM2は、それらに
求められる能力を発揮するようにコイル巻き数を調整す
るなどしてあるが、基本構造は両者とも図1に示すリニ
アモータと実質的に同じものである。ただし、これら二
つのリニアモータは、界磁マグネット11を有する固定
子1と、円筒状の強磁性体からなるヨーク31を共通の
ものとしている。
【0041】スライダSL1には、原稿台ガラスGL上
に載置される原稿を照明するための照明ランプLPと、
原稿からの反射光をスライダSL2上のミラーに導くた
めのミラーm1が搭載されている。スライダSL1の一
方の端部は、リニアモータLM1の可動子2に接続され
ており、より詳しくは、ヨーク31の外にでている取付
け部材5を介してモータLM1の可動子2に接続されて
いる。また、他方の端部は、固定子1に平行に配置され
た板状ガイド部材71の上を転動できるローラr1が設
けられている。これにより、スライダSL1は、安定し
た姿勢で固定子1に沿って往復移動することができる。
【0042】スライダSL2には、スライダSL1上の
ミラーm1からの原稿画像光を読み取りユニット8に導
くための、ミラーm2及びm3が搭載されている。スラ
イダSL2の一方の端部は、リニアモータLM2の可動
子2に接続されており、より詳しくは、ヨーク31の外
にでている取付け部材5を介してモータLM2の可動子
2に接続されている。また、他方の端部は、固定子1に
平行に配置された板状ガイド部材71の上を転動できる
ローラr2が設けられている。これにより、スライダS
L2は、安定した姿勢で固定子1に沿って往復移動する
ことができる。
【0043】読み取りユニット8は、ミラーm1、m2
及びm3により導かれた原稿画像光を読み取るためのイ
メージセンサ(本例では、CCD)82と、センサ82
に原稿画像光を結像させるためのレンズ81とを有して
いる。原稿台ガラスGL上に載置される原稿の画像を読
み取るときには、照明ランプLPを点灯して、スライダ
SL1を固定子1に平行なX方向に所定の速度で駆動す
るとともに、スライダSL2をスライダSL1と同じ方
向に、その1/2の速度で駆動して、原稿全体を走査す
る。そして、原稿からの反射光をミラーm1、m2及び
m3を介してレンズ81に導き、センサ82上に結像さ
せて、順次読み取ることによって行われる。
【0044】スライダSL1及びSL2は、いずれも本
発明に係るリニアモータによって駆動されるため、コギ
ングをおこすことなくスムーズに駆動され、それだけ良
好な画像読み取りを行うことができる。また、固定子1
がカバーを兼ねるヨーク31によりほぼ全体が覆われて
いるため、固定子1にゴミ等が付着することが抑制さ
れ、それだけ固定子1と可動子2は長期にわたり良好な
摺動状態を保つことができ、その結果、画像読み取り装
置は長期にわたり良好な画像読み取りを行うことができ
る。また、ヨーク31の効果により、ヨークがない場合
に比べてモータLM1、LM2はより大きな推力を発生
することができるため、それだけ各スライダの移動速度
を速くすることができ、各スライダをその初期位置から
画像読み取り終了位置まで駆動して、その後再び初期位
置に戻す画像読み取りの1サイクルをそれだけ短くする
ことができる。
【0045】なお、一方のスライダSL1(又はSL
2)だけを本発明のリニアモータにより駆動するように
して、他方のスライダSL2(又はSL1)については
一方のスライダSL1(又はSL2)とワイヤ、プーリ
等の連動機構によって連結して、該一方のスライダSL
1(又はSL2)に従動させて駆動するようにしてもよ
い。この場合、その連動機構を構成する部品の一部を、
必要に応じて円筒状ヨーク31内に配置してもよい。
【0046】
【発明の効果】本発明によると、直線状にN極とS極の
磁極が交互に並んでいる界磁マグネットを有する棒状の
固定子と、固定子に外嵌する電機子コイルを有し、固定
子に沿って往復移動可能な可動子とを備えるシャフト型
リニアモータであって、界磁マグネットにより形成され
る磁界を効率的に電機子コイルに作用させることができ
るとともにコギングを抑制して可動子を固定子に沿って
滑らかに移動させることができるリニアモータを提供す
ることができる。また、さらに固定子にゴミ等が付着す
るのを防止して長期にわたり良好な可動子と固定子との
摺動状態を保つことができるとともに外部への及び外部
からの磁気の影響を抑制できるリニアモータを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリニアモータの一例の一部省略概
略斜視図である。
【図2】図(A)は図1に示すA−A線に沿うリニアモ
ータの概略断面図であり、図(B)はコイルの結線状態
を示す図である。
【図3】図2に示すB−B線に沿うリニアモータの概略
断面図である。
【図4】図1のリニアモータの可動子の概略分解斜視図
である。
【図5】図(A)は界磁マグネットが形成する磁束分布
の一例を示す図であり、図(B)は磁束分布の他の例を
示す図であり、図(C)は磁束分布のさらに他の例を示
す図である。
【図6】図(A)はリニアモータの運転制御回路の一例
を示す概略ブロック図であり、図(B)は各相コイルの
通電パターンの一例を示す図であり、図(C)及び図
(D)は図(B)に示す各位置での各相コイルに流れる
電流の向きを示す図である。
【図7】図6の運転制御回路の一例である。
【図8】本発明に係るリニアモータの他の例の一部省略
概略斜視図である。
【図9】本発明に係るリニアモータのさらに他の例の概
略断面図である。
【図10】本発明に係るリニアモータのさらに他の例の
概略断面図である。
【図11】本発明に係るリニアモータのさらに他の例の
概略断面図である。
【図12】本発明のリニアモータを採用する画像読み取
り装置を示す図であり、図(A)は該装置の概略平面
図、図(B)は該装置の概略側面図、図(C)は図
(B)に示すC−C線に沿う概略断面図である。
【図13】従来のリニアモータの概略側面図である。
【符号の説明】
1 固定子 11 界磁マグネット 2 可動子 221、222 支持部材 23 電機子コイル 31、34、35、36 ヨーク 311 ヨーク31の窓 32 カバー 331、332 蛇腹式カバー 4 エンコーダ 41 エンコーダチャート 42 エンコーダ用センサ 5 被駆動体取付け部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】N極とS極の磁極が交互に並んでいる界磁
    マグネットを有する棒状の固定子と、 前記固定子に外嵌する電機子コイルを有し、該固定子に
    沿って往復移動可能な可動子と、 前記可動子の移動方向に沿って少なくともその移動範囲
    の全域にわたって延びており、該可動子の外側に近接し
    て固定配置された、強磁性体からなるヨークとを備える
    ことを特徴とするシャフト型リニアモータ。
  2. 【請求項2】前記ヨークは中空筒状に形成されており、
    その内側に前記固定子及び可動子が配置されており、該
    ヨークは、該ヨーク外の被駆動体を該可動子に連結する
    ための窓を有している請求項1記載のシャフト型リニア
    モータ。
  3. 【請求項3】前記可動子は、前記ヨーク外の被駆動体を
    該可動子に取り付けるための取付け部材を有しており、
    該取付け部材は、前記ヨークの窓から該ヨーク外へ突出
    しており、該窓は、該可動子の往復移動に伴う該取付け
    部材の移動範囲の全域にわたって該可動子の移動方向に
    延びている請求項2記載のシャフト型リニアモータ。
  4. 【請求項4】前記窓における前記取付け部材外の部分を
    覆う伸縮自在の窓カバーを備えている請求項3記載のシ
    ャフト型リニアモータ。
  5. 【請求項5】前記筒状ヨークの両端は、前記固定子を前
    記可動子の移動範囲外の部分で支持する支持部材により
    覆われている請求項2から4のいずれかに記載のシャフ
    ト型リニアモータ。
JP12372497A 1996-05-21 1997-05-14 シャフト型リニアモータ Withdrawn JPH10323008A (ja)

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US08/861,208 US5913091A (en) 1996-05-21 1997-05-21 Image reading apparatus
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