JPH07165811A - 触媒、その製造及び共役ジエンの気相重合のためのその使用 - Google Patents

触媒、その製造及び共役ジエンの気相重合のためのその使用

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JPH07165811A
JPH07165811A JP6259645A JP25964594A JPH07165811A JP H07165811 A JPH07165811 A JP H07165811A JP 6259645 A JP6259645 A JP 6259645A JP 25964594 A JP25964594 A JP 25964594A JP H07165811 A JPH07165811 A JP H07165811A
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iii
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rare earth
neodymium
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Gerd Dr Sylvester
ゲルト・ジルフエスター
Hugo Dr Vernaleken
フゴ・フエルナレケン
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F36/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds
    • C08F36/02Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds
    • C08F36/04Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S526/00Synthetic resins or natural rubbers -- part of the class 520 series
    • Y10S526/901Monomer polymerized in vapor state in presence of transition metal containing catalyst
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    • Y10S526/904Monomer polymerized in presence of transition metal containing catalyst at least part of which is supported on a polymer, e.g. prepolymerized catalysts

Abstract

(57)【要約】 【構成】 A)希土類のアルコレート、希土類のカルボ
キシレート、希土類とジケトンの錯化合物及び/又は希
土類のハロゲン化物と酸素若しくは窒素供与体化合物の
付加化合物、 B)トリアルキルアルミニウム、水素化ジアルキルアル
ミニウム及び/又はアルモキサン、 C)別のルイス酸、並びに D)10m2/g(BET)より大きな比表面積及び
0.3〜15ml/gの細孔容積を有する不活性な粒状
無機固体から成る触媒。 【効果】 気相中の共役ジエン、更に特別にはブタジエ
ンの重合のために著しく適切である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、触媒に、その製造に、そして気
相中での共役ジエン、更に特別にはブタジエンの重合の
ためのその使用に関する。
【0002】高いパーセントのシス−1,4−単位を有
するポリブタジエンは、かなりの期間工業的規模で製造
されてきて、そしてタイヤ及びその他のゴム製品の製造
のために使用されている。この重合は種々の触媒システ
ムを使用して液相中で実施される。高いパーセントのシ
ス−1,4−単位を有するポリブタジエンの製造のため
の1つの特に有利な触媒システムはヨーロッパ特許第1
1 184号中に述べられている。溶液中のブタジエン
の重合のために使用される、この文献中に述べられてい
る触媒システムは、希土類のカルボキシレート、アルミ
ニウムトリアルキル及び/又は水素化アルキルアルミニ
ウム及びもう一つのルイス酸から成る。溶液中の共役ジ
エンの重合は、生成したポリマーからの未反応モノマー
及び溶媒の除去の間に、低分子量化合物が排ガス及び排
水を通して環境に入る可能性がありそしてそれ故処理し
なければならないという欠点を有する。
【0003】共役ジエンの重合は液体モノマー中への溶
媒の添加なしで実施することができることもまた知られ
ている。不幸なことには、この方法はこの重合反応に
は、制御するのが困難であり、そして従ってある種の潜
在的な危険を代表する多量の熱の放出を伴うという欠点
を有する。加えて、モノマーからのポリマーの分離は再
び環境汚染のリスクを含む。
【0004】近年においては、気相方法が特にポリエチ
レン及びポリプロピレンの製造のために特別に有利であ
ることが証明され、そして工業的規模で適用されてき
た。気相方法の環境上の利点は、溶媒が使用されずそし
て放出及び排水汚染を減らすことができるという事実に
特に起因する。
【0005】これまでのところ、気相から直接に共役ジ
エン、更に特別にはポリブタジエンの重合を実施するた
めの既知の方法は存在しない。このための1つの理由
は、共役ジエンの溶液重合のために使用されるチタン、
コバルト、ニッケル又はネオジムを基にしたチーグラー
- ナッタ触媒は特に貧弱な生産性、即ち、ある量の触
媒によって得ることができるポリマーの小さな収量のた
めに気相中の重合のために容易には適切ではないことで
あろう。かくして、EP 11 184中に述べられて
いる触媒は、その活性が気相重合中のほんの短い時間の
後で劇的に落ちるという事実のために、高いパーセント
のシス−1,4−単位を有するポリブタジエンを生成さ
せる気相中のジエン、更に特別にはブタジエンの重合の
ために不適切である(比較テストを参照せよ)。
【0006】共役ジエン、更に特別にはブタジエンの重
合を、10m2/g(BET)より大きい比表面積及び
30〜1,500ml/gの細孔容積を有する粒状で不
活性な無機固体を希土類の化合物を基にしたそれ自体は
知られている触媒に添加するならば、溶媒を何ら必要と
せずに気相中で実施することができることが驚くべきこ
とにここに見い出された。
【0007】従って、本発明は、 A)以下の式: (RO)3M (I)、(R−CO23M (II)、
【0008】
【化4】
【0009】及びMX3・y供与体 (IV)に対応す
る、希土類のアルコレート(I)、希土類のカルボキシ
レート(II)、希土類とジケトンの錯化合物(III)
及び/又は希土類のハロゲン化物と酸素若しくは窒素供
与体化合物の付加化合物(IV)、 B)式(V)〜(VIII): AlR3 (V)、HAlR2 (VI)、
【0010】
【化5】
【0011】及び
【0012】
【化6】
【0013】[上の式中、Mは57〜71の原子価を有
する希土類の三価元素であり、R類は同一又は異なって
いて良くそして1〜10の炭素原子を含むアルキル基を
表し、Xは塩素、臭素又はヨウ素であり、yは1〜6で
あり、そしてnは1〜50である]に対応するトリアル
キルアルミニウム、水素化ジアルキルアルミニウム及び
/又はアルモキサン、 C)別のルイス酸、並びに D)10m2/g(BET)より大きな比表面積及び3
0〜1,500ml/gの細孔容積を有する不活性な粒
状無機固体から成る触媒に関する。
【0014】成分Aにおいては、Mは周期系において規
定されるような57〜71の原子価を有する希土類の三
価元素を表す。好ましい化合物は、Mがランタン、セリ
ウム、プラセオジム若しくはネオジム又は少なくとも1
つの元素ランタン、セリウム、プラセオジム若しくはネ
オジムの少なくとも10重量%を含む希土類の元素の混
合物である化合物である。Mがランタン若しくはネオジ
ム又は少なくとも30重量%のランタン若しくはネオジ
ムを含む希土類の混合物である化合物が最も特に好まし
い。
【0015】式(I)〜(IV)中の置換基Rは、特
に、1〜20の炭素原子そして好ましくは1〜15の炭
素原子を含む線状の又は分岐したアルキル基、例えばメ
チル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチ
ル、イソ−プロピル、イソブチル、tert.−ブチ
ル、2−エチルヘキシル、ネオペンチル、ネオオクチ
ル、ネオデシル、ネオドデシルである。
【0016】成分Aのためのアルコレートの例は、n−
プロパノレートネオジム(III)、n−ブタノレートネ
オジム(III)、n−デカノレートネオジム(III)、イ
ソプロパノレートネオジム(III)、2−エチルヘキサ
ノレートネオジム(III)、n−プロパノレートプラセ
オジム(III)、n−ブタノレートプラセオジム(II
I)、n−デカノレートプラセオジム(III)、イソプロ
パノレートプラセオジム(III)、2−エチルヘキサノ
レートプラセオジム(III)、n−プロパノレートラン
タン(III)、n−ブタノレートランタン(III)、n−
デカノレートランタン(III)、イソプロパノレートラ
ンタン(III)、2−エチルヘキサノレートランタン(I
II)、好ましくはn−ブタノレートネオジム(III)、
n−デカノレートネオジム(III)、2−エチルヘキサ
ノレートネオジム(III)である。
【0017】成分Aのための適切なカルボキシレート
は、ランタン(III)プロピオネート、ランタン(III)
ジエチルアセテート、ランタン(III)2−エチルヘキ
サノエート、ランタン(III)ステアレート、ランタン
(III)ベンゾエート、ランタン(III)シクロヘキサン
カルボキシレート、ランタン(III)オレエート、ラン
タン(III)ベルサテート、ランタン(III)ナフテネー
ト、プラセオジム(III)プロピオネート、プラセオジ
ム(III)ジエチルアセテート、プラセオジム(III)2
−エチルヘキサノエート、プラセオジム(III)ステア
レート、プラセオジム(III)ベンゾエート、プラセオ
ジム(III)シクロヘキサンカルボキシレート、プラセ
オジム(III)オレエート、プラセオジム(III)ベルサ
テート、プラセオジム(III)ナフテネート、ネオジム
(III)プロピオネート、ネオジム(III)ジエチルアセ
テート、ネオジム(III)2−エチルヘキサノエート、
ネオジム(III)ステアレート、ネオジム(III)ベンゾ
エート、ネオジム(III)シクロヘキサンカルボキシレ
ート、ネオジム(III)オレエート、ネオジム(III)ベ
ルサテート、ネオジム(III)ナフテネート、好ましく
はネオジム(III)2−エチルヘキサノエート、ネオジ
ム(III)ベルサテート、ネオジム(III)ナフテネート
である。ネオジムベルサテートが特に好ましい。
【0018】成分Aのための適切な錯化合物は、ランタ
ン(III)アセチルアセトネート、プラセオジム(III)
アセチルアセトネート、ネオジム(III)アセチルアセ
トネート、好ましくはネオジム(III)アセチルアセト
ネートである。
【0019】成分Aと供与体に関する付加化合物の例
は、例えば、塩化ランタン(III)とリン酸トリブチ
ル、塩化ランタン(III)とテトラヒドロフラン、塩化
ランタン(III)とイソプロパノール、塩化ランタン(I
II)とピリジン、塩化ランタン(III)と2−エチルヘ
キサノール、塩化ランタン(III)とエタノール、塩化
プラセオジム(III)とリン酸トリブチル、塩化プラセ
オジム(III)とテトラヒドロフラン、塩化プラセオジ
ム(III)とイソプロパノール、塩化プラセオジム(II
I)とピリジン、塩化プラセオジム(III)と2−エチル
ヘキサノール、塩化プラセオジム(III)とエタノー
ル、塩化ネオジム(III)とリン酸トリブチル、塩化ネ
オジム(III)とテトラヒドロフラン、塩化ネオジム(I
II)とイソプロパノール、塩化ネオジム(III)とピリ
ジン、塩化ネオジム(III)と2−エチルヘキサノー
ル、塩化ネオジム(III)とエタノール、臭化ランタン
(III)とリン酸トリブチル、臭化ランタン(III)とテ
トラヒドロフラン、臭化ランタン(III)とイソプロパ
ノール、臭化ランタン(III)とピリジン、臭化ランタ
ン(III)と2−エチルヘキサノール、臭化ランタン(I
II)とエタノール、臭化プラセオジム(III)とリン酸
トリブチル、臭化プラセオジム(III)とテトラヒドロ
フラン、臭化プラセオジム(III)とイソプロパノー
ル、臭化プラセオジム(III)とピリジン、臭化プラセ
オジム(III)と2−エチルヘキサノール、臭化プラセ
オジム(III)とエタノール、臭化ネオジム(III)とリ
ン酸トリブチル、臭化ネオジム(III)とテトラヒドロ
フラン、臭化ネオジム(III)とイソプロパノール、臭
化ネオジム(III)とピリジン、臭化ネオジム(III)と
2−エチルヘキサノール、臭化ネオジム(III)とエタ
ノール、好ましくは塩化ランタン(III)とリン酸トリ
ブチル、塩化ランタン(III)とピリジン、塩化ランタ
ン(III)と2−エチルヘキサノール、塩化プラセオジ
ム(III)とリン酸トリブチル、塩化プラセオジム(II
I)と2−エチルヘキサノール、塩化ネオジム(III)と
リン酸トリブチル、塩化ネオジム(III)とテトラヒド
ロフラン、塩化ネオジム(III)と2−エチルヘキサノ
ール、塩化ネオジム(III)とピリジン、塩化ネオジム
(III)と2−エチルヘキサノール、塩化ネオジム(II
I)とエタノールである。
【0020】希土類の化合物は個別に又はお互いに混合
して使用して良い。
【0021】ネオジムベルサテート、ネオジムオクタノ
エート及び/又はネオジムナフテネートが成分Aとして
最も特に好ましい。
【0022】成分Bの式(V)〜(VIII)において
は、Rは1〜10の炭素原子そして好ましくは1〜4の
炭素原子を含む線状の又は分岐したアルキル基である。
式(V)及び(VI)に対応する適切なアルキルアルミ
ニウムの例は、トリメチルアルミニウム、トリエチルア
ルミニウム、トリ−n−プロピルアルミニウム、トリイ
ソプロピルアルミニウム、トリ−n−ブチルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウム、トリペンチルアルミ
ニウム、トリヘキシルアルミニウム、トリシクロヘキシ
ルアルミニウム、トリオクチルアルミニウム、水素化ジ
エチルアルミニウム、水素化ジ−n−ブチルアルミニウ
ム及び水素化ジイソブチルアルミニウムである。トリエ
チルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム及び水
素化ジイソブチルアルミニウムが好ましく、水素化ジイ
ソブチルアルミニウムが特に好ましい。
【0023】アルモキサン(VII)及び(VIII)
の例は、メチルアルモキサン、エチルアルモキサン及び
イソブチルアルモキサン、好ましくはメチルアルモキサ
ン及びイソブチルアルモキサンである。
【0024】いわゆるルイス酸が成分Cとして使用され
る。ルイス酸の例は、金属原子が“化学及び物理のハン
ドブック”、第45版、1964〜65中に提示された
ような周期系の3a)又は4a)族に属しそしてハロゲ
ン化物が3a)、4a)及び5a)族の元素に属する有
機金属ハロゲン化物である。以下のハロゲン化物が特に
適切である:二臭化メチルアルミニウム、二塩化メチル
アルミニウム、二臭化エチルアルミニウム、二塩化エチ
ルアルミニウム、二臭化ブチルアルミニウム、二塩化ブ
チルアルミニウム、臭化ジメチルアルミニウム、塩化ジ
メチルアルミニウム、臭化ジエチルアルミニウム、塩化
ジエチルアルミニウム、臭化ジブチルアルミニウム、塩
化ジブチルアルミニウム、メチルアルミニウムセスキブ
ロミド、メチルアルミニウムセスキクロリド、エチルア
ルミニウムセスキブロミド、エチルアルミニウムセスキ
クロリド、三臭化アルミニウム、三塩化アンチモン、五
塩化アンチモン、三塩化リン、五塩化リン、四塩化ス
ズ。塩化ジエチルアルミニウム、エチルアルミニウムセ
スキクロリド、二塩化エチルアルミニウム、臭化ジエチ
ルアルミニウム、エチルアルミニウムセスキブロミド及
び/又は二臭化エチルアルミニウムが好ましく使用され
る。
【0025】成分Bとして述べられたアルミニウム化合
物とハロゲン又はハロゲン化合物、例えばトリエチルア
ルミニウムと臭素又はトリエチルアルミニウムと塩化ブ
チルの反応生成物もまた成分Cとして使用して良い。こ
の場合には、この反応は別途実施しても良く又はこの反
応のために必要とされる量のアルキルアルミニウム化合
物を成分Bとして必要とされる量に添加する。
【0026】エチルアルミニウムセスキクロリド、塩化
ブチル及び臭化ブチルが好ましい。10より大きくそし
て好ましくは10〜1,000m2/g(BET)の比
表面積及び0.3〜15そして好ましくは0.5〜12
ml/gの細孔容積を有する不活性な粒状無機固体を成
分Dとして使用する。
【0027】比表面積(BET)はS.runaue
r,P.H.mmet及びeller,J.Ano
rg.Chem.Soc60(2),309(193
8)の方法によって通常のやり方で測定され、一方細孔
容積はM.McDaniel,J.Colloid I
nterface Sci78,31(1980)の
遠心分離法によって測定される。
【0028】特に適切な不活性無機固体は、シリカゲ
ル、粘土、アルモシリケート、タルカム、ゼオライト、
カーボンブラック、無機酸化物、例えば二酸化ケイ素、
酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、二酸化チタン、
炭化ケイ素、好ましくはシリカゲル、ゼオライト及びカ
ーボンブラックそして、更に好ましくはシリカゲルであ
る。本明細書中における不活性とは、これらの固体が、
活性触媒の生成を防止するであろう又はモノマーと反応
するであろう、反応性表面を持たずそして何ら吸着され
た物質を含まないことを意味する。
【0029】上で述べた明細を満足しそしてそれ故使用
のために適切である、述べられた不活性無機溶媒は、例
えば、Ullmann,Enzyclopaedie
der technischen Chemie、21
巻、439頁以降(シリカゲル)、23巻、311頁以
降(粘土)、14巻、633頁以降(カーボンブラッ
ク)、24巻、575頁以降及び17巻、9頁以降(ゼ
オライト)中に詳細に述べられている。
【0030】無機固体は個別に又はお互いに混合して使
用して良い。
【0031】触媒成分A〜Dが使用されるモル比は広い
限界内で変わることができる。
【0032】成分A対成分Bのモル比は、1:1〜1:
1,000、好ましくは1:3〜1:200そして更に
好ましくは1:3〜1:100である。成分A対成分C
のモル比は、1:0.4〜1:15そして好ましくは
1:0.5〜1:8である。
【0033】0.1ミリモル〜1モルの成分Aそして好
ましくは1〜50ミリモルの成分Aが100gの成分D
に対して使用される。
【0034】更なる成分Eもまた、触媒成分A〜Dに添
加して良い。この成分Eは、後でこの触媒によって重合
される予定のものと同じジエンでも良い共役ジエンであ
る。ブタジエン及びイソプレンが好ましく使用される。
【0035】成分Eが触媒に添加される場合には、Eの
量は、1モルの成分Aあたり好ましくは1〜1,000
モルそして更に好ましくは1〜100モルである。特に
好ましい実施態様においては、成分Eは1モルの成分A
あたり1〜50モルの量で使用される。
【0036】本発明はまた上で述べた触媒の製造に関す
る。この触媒は成分A〜Eを不活性溶媒及び/又は希釈
剤中で混合しそして必要とされる時間の後で、必要に応
じて真空中で、蒸留によって溶媒又は希釈剤を除去する
ことによって製造される。適切な不活性溶媒及び/又は
希釈剤は、脂肪族、脂環式及び/又は芳香族溶媒、例え
ばペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベ
ンゼン及び/又はトルエンである。成分A〜E及び不活
性溶媒が反応混合物に添加される順序は勝手であるけれ
ども、それらは生成する触媒の特性に対して影響を有す
る。例えば、成分Dを不活性溶媒中に懸濁させ、そして
成分B、成分A、成分Eそして最後に成分Cをこの順序
で生成した懸濁液に添加して良い。不活性溶媒又は希釈
剤は、どれか別の成分が、必要に応じて溶媒中に添加さ
れる前に個々の成分の間に留去しても良い。個々の成分
を分割しそして種々の部分を触媒混合物に異なる時間に
添加しても良い。1つの好ましい実施態様は、それを触
媒混合物に添加する前に、成分Dを不活性溶媒又は希釈
剤中の一部の成分Bによって処理し、溶媒及び/又は希
釈剤を留去し、そしてかくして得られた固体を成分A、
C、E及び残りの成分Bの混合物に添加することを特徴
とする。他の可能な順序は以下の通りである (S=希釈剤又は溶媒):1.S、2.A、3.B、
4.C、5.(D+B);1.(B+D)、2.S、
3.C、4.B、5.E、6.A又は1.(B+D)、
2.S、3.E、4.B、5.C、6.A。
【0037】不活性溶媒及び/又は希釈剤が使用される
量は広い限界内で変わって良い。経済的理由のために、
それをできる限り小さく維持しなければならない。最小
量は、個々の成分の量及び溶解度によってそして成分D
の細孔容積によって決定される。溶媒及び/又は希釈剤
は、好ましくは、100部の成分Dあたり10〜2,0
00部の量で使用される。
【0038】触媒の製造は広い温度範囲にわたって行う
ことができる。一般的に、この温度は、成分A〜C又は
不活性希釈剤及び/又は溶媒の融点と沸点の間である。
触媒は通常は−20〜80℃の範囲の温度で製造され
る。
【0039】本発明はまた、気体状共役ジエン、例えば
1,3−ブタジエン、イソプレン、ペンタジエン又はジ
メチルブタジエンの重合のための方法に関する。
【0040】この重合は気体状共役ジエンを述べられた
触媒と接触させることによって実施される。他の気体を
気体状モノマーを希釈するために又は熱を放散するため
に又は分子量を制御するためにのいづれかのために気体
状モノマーに添加して良い。この重合は1mbar〜5
0barの圧力下でそして好ましくは1〜20barの
圧力下で実施して良い。
【0041】この重合は一般的に−20〜250℃の温
度で、好ましくは0〜200℃の温度で、そして更に好
ましくは20〜160℃の温度で実施される。
【0042】この重合は、気相重合のために適切な任意
の反応器中で、例えば撹拌された反応器中で、回転反応
器中で又は流動床反応器中で又はこれらの種々の反応器
タイプの任意の組み合わせ中で実施して良い。あり得る
粘着性を回避するために、既知の粉末化剤を有効に添加
することができる。任意の不活性微粒子固体、例えば特
に成分Dとして使用される不活性無機固体を粉末化剤と
して使用することができる。
【0043】得られるポリマーは約60〜99%のシス
−1,4−二重結合含量を有する。分子量は触媒の組成
を通してそして重合条件を変えることによって調節する
ことができる。典型的な分子量はGPC(ゲルパーミエ
ーションクロマトグラフィー)によって測定して103
〜106の範囲である。
【0044】ムーニー粘度、ML(1+4’、100
℃)は典型的には30〜180MUの範囲である。本発
明の気相重合によって、高い粘度及び使用される溶媒に
よる転移反応の可能性のために溶液重合によっては得る
ことが極端に困難であろう非常に高分子量のポリマーを
製造することもまた可能である。
【0045】得られたポリマーは通常のやり方でコンパ
ウンドしそして硬化して良い。
【0046】1つの典型的な実施態様においては、1,
3−ブタジエンの重合のために以下の手順が採用され
る:成分A〜D及び必要に応じてEから成る触媒を、粉
末形触媒が動くように保持するために適切である装置に
移す。これは、例えば、撹拌、回転及び/又は気体流れ
によって行われて良い。ガス空間中に最初に存在する不
活性ガス例えば窒素を気体状モノマーによって置き換え
る。重合は直ちに始まりそして温度が上がる。モノマー
- 必要に応じて不活性ガスによって希釈された - を、
必要とされる反応温度を越えないような速度で反応器に
移す。反応温度は加熱又は冷却によって通常のやり方で
調節して良い。重合はモノマーの供給を遮断することに
よって停止される。次にポリマーは触媒を不活性化しそ
してポリマーを既知の老化防止剤によって処理すること
によって既知のやり方で更に処理して良い。
【0047】以下の実施例は本発明を何ら限定すること
なく本発明を例示することを意図する。
【0048】
【実施例】実施例1 a)支持体の前処理:Vulkasil Sを支持体と
して使用した。Vulkasilは230m2/gのB
ET表面積を有するBayer AGによって製造され
たシリカゲルである。それは2.95ml/gの細孔容
積を有する。それを使用する前に、Vulkasil
Sを、250℃で2時間乾燥しそして次に500mlの
ヘキサン中の58ミリモルの水素化ジイソブチルアルミ
ニウム(DIBAH)の溶液と共に100gの量で20
分間撹拌した。次に上澄み溶液を傾斜して除去しそして
残渣を真空中で乾燥した。次に残渣を別の500mlの
ヘキサンと共に20分間撹拌し、上澄み溶液を傾斜して
除去しそして残渣を乾燥した。
【0049】b)触媒の製造:窒素入り口及びマグネチ
ックスターラーを備えた1リットルのフラスコ中で12
0mlの無水n−ヘキサン、150ミリモルのDIBA
H及び5.0ミリモルのエチルアルミニウムセスキクロ
リド(EASC)を混合することによって触媒を製造し
た。この溶液中に1.25gのブタジエンを導入した後
で、5.0ミリモルのネオジムベルサテート(NDV)
を添加した。生成した混合物を200mlのn−ヘキサ
ン中のa)中で述べられた100gの支持体の懸濁液に
添加した。5分後に、この反応混合物を真空中での蒸発
によって乾燥まで濃縮した。106gの自由流動粉末を
単離した。
【0050】c)重合:マグネチックスターラー、水銀
圧力解放バルブ並びに真空ポンプへのそして気体状窒素
及びブタジエンの供給のための接続管を、そして1リッ
トルフラスコの殆ど底まで届く熱電対を備えたロータリ
ーエバポレーター中で重合を実施した。ロータリーエバ
ポレーターの傾斜は、回転の軸が棒磁石の軸と45°の
角度を形成するようなやり方で調節した。この装置は2
リットルの全容積を有していた。9.8gの触媒を窒素
下でフラスコ中に導入した。装置を1mbarに排気
し、そして次にスターラーとロータリー駆動の両方のス
イッチを入れて気体状の乾いたブタジエンによって満た
した。温度は1分で44℃に上がった。同時に減圧にし
た。9分後には、ブタジエン圧力は1,000から41
3mbarに落ちていた。温度は39℃であった。1,
000mbarの圧力に上がるまでもっとブタジエンを
導入した。温度は2分後に52℃に上がりそして次に再
びゆっくりと下がった。更に7分後には、温度は440
mbarのブタジエン圧力に関して45℃であった。テ
ストの以後の過程においては、温度が30〜90℃で保
持されるような間隔でブタジエンを添加した。
【0051】45分後には、20gのブタジエンが消費
されていてそして生成物は一層粗くなった。1時間後に
は、25gのブタジエンが消費されていた。
【0052】4.5時間後には、生成物をもはや混合す
ることができなかったのでスターラー及びロータリー駆
動のスイッチを切った。
【0053】6.5時間後には、装置を排気しそして引
き続いて窒素で満たした。この時間までには、123g
のブタジエンが消費されていた。
【0054】テストの開始後22時間には、装置を再排
気し、ブタジエンで満たし、そして温度を40〜60℃
で保持するようにテストを続けた。更に3時間後には、
生成した生成物をフラスコから除去した。それは18
9.5gの重量であった。この生成物を2gのステアリ
ン酸及び2gのVulkanox BKF(Bayer
AGの製品)によってロールの上で重合停止しそして安
定化した。
【0055】このポリマーのムーニー粘度ML(1+
4’、100℃):147MU、シス−1,4−二重結
合の含量:96.5%。
【0056】比較例1 NDVの添加の後で、実施例1中で使用された量に対応
する9.25%の9.8/106(使用された触媒/製
造された触媒の収量)の触媒のアリコートをVulka
sil Sの使用なしで除去した以外は実施例1中で述
べたのと同じやり方で触媒を製造した。
【0057】この溶液を、次に、実施例1中の重合のた
めに使用されたのと同じ装置を使用して真空中で蒸発に
よって濃縮した。室温ですべての溶媒が除去されてしま
った後で、真空を、実施例1中で述べられたようにして
乾いたブタジエンによって解除した。回転しそして撹拌
されたフラスコの壁の上に脂じみた物体が生成された。
温度は2分で59℃に上がり、圧力は1,000mba
rから920mbarに落ちた。次に更なるブタジエン
を1,000mbarの圧力まで導入した。ブタジエン
の取り込みは非常に遅かった。圧力が930mbarに
落ちてしまった後で、ブタジエンを気体の形で1,00
0mbarの圧力まで導入した。1時間後には、柔らか
いポリマーの塊が生成されていた。これ以上のブタジエ
ンは取り込まれなかった。収量は11.3gに達したに
過ぎなかった。
【0058】実施例2 手順は、以下の差異以外は実施例1中で述べられたよう
であった: a)支持体の前処理:使用されたVulkasil S
は、各々の場合において100gのVulkasil
Sを基にして、実施例1において使用された58ミリモ
ルの代わりに僅かに2ミリモルのDIBAHによって前
処理した。
【0059】b)触媒の製造: 以下の量を使用した:120mlのヘキサン、100ミ
リモルのDIBAH、5.0ミリモルのEASC、1.
25gのブタジエン、5.0ミリモルのNDV及び2
9.7gのVulkasil S(触媒溶液が添加され
る前に200mlのヘキサン中に懸濁させた) 溶媒を真空中で留去してしまった後で、32.9gの自
由流動粉末を単離した。
【0060】c)重合:ブタジエンの気相重合のために
6.4gの触媒を使用した。この重合は実施例1中で述
べたようにして実施した。ブタジエンは、温度が20〜
70℃に留まるような量でのみ添加した。重合を2回中
断した。この目的のために、反応器を1トールに排気し
そして引き続いて窒素を入れた。重合の再開に際して
は、反応器を排気しそしてブタジエンを仕込んだ。6時
間後には、反応器の内容物をもはや混合することができ
なかったので、スターラー及びロータリー駆動のスイッ
チを切った。
【0061】18時間の全反応時間後には、以下の特性
を有する431gの固体ポリマーが得られた: ムーニー粘度ML(1+4’、100℃):87MU、
シス−1,4−二重結合の含量:95.9%。
【0062】本発明の主なる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0063】1.A)以下の式: (RO)3M (I)、(R−CO23M (II)、
【0064】
【化7】
【0065】及びMX3・y供与体 (IV)に対応す
る、希土類のアルコレート(I)、希土類のカルボキシ
レート(II)、希土類とジケトンの錯化合物(III)
及び/又は希土類のハロゲン化物と酸素若しくは窒素供
与体化合物の付加化合物(IV)、 B)式(V)〜(VIII): AlR3 (V)、HAlR2 (VI)、
【0066】
【化8】
【0067】及び
【0068】
【化9】
【0069】[式中、Mは57〜71の原子価を有する
希土類の三価元素であり、R類は同一又は異なっていて
良くそして1〜10の炭素原子を含むアルキル基を表
し、Xは塩素、臭素又はヨウ素であり、yは1〜6であ
り、そしてnは1〜50である]に対応するトリアルキ
ルアルミニウム、水素化ジアルキルアルミニウム及び/
又はアルモキサン、 C)別のルイス酸、並びに D)10m2/g(BET)より大きな比表面積及び
0.3〜15ml/gの細孔容積を有する不活性な粒状
無機溶媒から成る触媒。
【0070】2.成分A対成分Bのモル比が1:1〜
1:1,000であることを特徴とする、上記1記載の
触媒。
【0071】3.成分A対成分Cのモル比が1:0.4
〜1:15あることを特徴とする、上記1又は2記載の
触媒。
【0072】4.成分Eが1モルの成分Aあたり1〜
1,000モルの量で使用されることを特徴とする、上
記1から3のいずれか一つに記載の触媒。
【0073】5.成分Aが100gの成分Dあたり0.
1ミリモル〜1モルの量で使用されることを特徴とす
る、上記1から4のいずれか一つに記載の触媒。
【0074】6.上記1記載の触媒の成分A〜Dを任意
の順序で−20〜80℃の温度で不活性有機溶媒及び/
又は希釈剤中で混合し、その後で使用された溶媒及び/
又は希釈剤を触媒から分離することを特徴とする、上記
1から5のいずれか一つに記載の触媒の製造のための方
法。
【0075】7.上記1記載の触媒を重合のために使用
することを特徴とする、気相中の共役ジエンの重合のた
めの方法。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A)以下の式: (RO)3M (I)、(R−CO23M (II)、 【化1】 及びMX3・y供与体 (IV)に対応する、希土類の
    アルコレート(I)、希土類のカルボキシレート(I
    I)、希土類とジケトンの錯化合物(III)及び/又は
    希土類のハロゲン化物と酸素若しくは窒素供与体化合物
    の付加化合物(IV)、 B)式(V)〜(VIII): AlR3 (V)、HAlR2 (VI)、 【化2】 及び 【化3】 [式中、Mは57〜71の原子価を有する希土類の三価
    元素であり、R類は同一又は異なっていて良くそして1
    〜10の炭素原子を含むアルキル基を表し、Xは塩素、
    臭素又はヨウ素であり、yは1〜6であり、そしてnは
    1〜50である]に対応するトリアルキルアルミニウ
    ム、水素化ジアルキルアルミニウム及び/又はアルモキ
    サン、 C)別のルイス酸、並びに D)10m2/g(BET)より大きな比表面積及び
    0.3〜15ml/gの細孔容積を有する不活性な粒状
    無機固体から成る触媒。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の触媒の成分A〜Dを任意
    の順序で−20〜80℃の温度で不活性有機溶媒及び/
    又は希釈剤中で混合し、その後で使用された溶媒及び/
    又は希釈剤を触媒から分離することを特徴とする、請求
    項1記載の触媒の製造のための方法。
JP6259645A 1993-10-06 1994-09-30 触媒、その製造及び共役ジエンの気相重合のためのその使用 Pending JPH07165811A (ja)

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