JPH07165727A - シクロヘキサン誘導体 - Google Patents

シクロヘキサン誘導体

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JPH07165727A
JPH07165727A JP6226271A JP22627194A JPH07165727A JP H07165727 A JPH07165727 A JP H07165727A JP 6226271 A JP6226271 A JP 6226271A JP 22627194 A JP22627194 A JP 22627194A JP H07165727 A JPH07165727 A JP H07165727A
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chemical
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Yasuhiro Kabasawa
靖弘 樺澤
Fumihiro Ozaki
文博 尾崎
Keiji Ishibashi
恵治 石橋
Koji Hasegawa
孝司 長谷川
Hitoshi Oinuma
斉 生沼
Manabu Shirato
学 白戸
Katsuhiro Moriya
克裕 守屋
Toshiaki Ogawa
利明 小川
Satoshi Katayama
敏 片山
Shigeru Soda
茂 左右田
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規なシクロヘキサン誘導体の提供。 【構成】 下記の一般式(I)で示されるシクロヘキサ
ン誘導体又はその薬理学的に許容できる塩。 【化1】 (式中、R1およびR2は同一又は相異なる水素原子又は
低級アルキル基を意味する。R3は置換基を有していて
もよいアリール基又は置換基を有していてもよいヘテロ
アリール基を意味する。Xは、酸素原子又は硫黄原子を
意味する。Yは、例えば、 【化2】 などの基を意味する。) 【効果】 本発明の化合物は、Kチャンネル開口作用が
有効な疾患の予防・治療用の医薬として有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬として有用なシク
ロヘキサン誘導体に関する。更に詳しくは、Kチャンネ
ル開口作用を有するシクロヘキサン誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】喘息は、気道の可逆性狭窄による発作性
の呼吸困難と喘鳴を主徴とする、かなり古くから知られ
た疾患であるが、その病因は明らかにされていない。
【0003】喘息を分類する場合、通常病型によって分
類され、アトピー型、感染型、アトピー型に感染による
増悪因子が加わった混合型などに分けることができる
が、これらは発作時の症状および呼吸生理的変化、発作
の治療法などにおいてほとんど差異がなく、また気道の
過敏性とアレルギーの共存する頻度が偶然とするには高
すぎることから、通常喘息の治療等に携わる医師、研究
員等は多くの喘息を単一疾患と考えるのが普通となって
いる。
【0004】ところで、このような喘息の治療法として
は、現在のところ大きくわけて3つの方法がとられてい
る。1つはいわゆる減感作療法とよばれるもので、現在
最もよい治療法とされているものであるが、通常感染型
の喘息には効果がないという欠点がある。
【0005】2つ目として、非特異的療法があげられ、
例えば金塩を投与する方法、γ−グロブリンを投与する
方法、又はワクチン療法などを代表例として挙げること
ができるが、作用機序が不明なものが多いという欠点が
ある。
【0006】3つ目として対症療法を挙げることができ
る。これは主として薬物療法をさすものであるが、実に
多種多様のものが存在する。例としては、イソプロテレ
ノール、サルブタモールなどのβ刺激剤、クロモグリク
酸ジナトリウムなどの肥満細胞膜安定化薬、テオフィリ
ン、アミノフィリンなどのキサンチン製剤、ステロイド
剤などを挙げることができる。しかし、β刺激剤には不
整脈、高血圧、頭痛などの副作用、キサンチン製剤には
消化器障害や神経障害などの副作用、ステロイド剤には
糖尿病や骨孔症などの重篤な副作用を認める場合があ
り、使用には注意を有する。また肥満細胞膜安定化薬
は、重篤な副作用は認められない代わりに吸入適用のみ
なので子供や老人に投与しにくい、重症喘息には有効性
が認められない、速効性がなく予防的にしか使用できな
い、有効率も不定であるなどの欠点があり、使用のし易
さから言えば、更に改善の余地があると言える。
【0007】
【発明が解決すべき課題】以上のような状況から、新し
い作用機序でより安全性が高く使用しやすい喘息予防・
治療剤が今なお渇望されている。
【0008】そこで、本発明者等は鋭意研究を重ねた結
果、ATP感受性カリウムチャンネル開口作用に着目す
るに至り、この作用を持つ化合物の探索研究に着手し
た。
【0009】その結果、以下に示すシクロヘキサン誘導
体が所期の目的を達成することを見出し、本発明を完成
した。
【0010】ところで、カリウムチャンネル開口作用に
基づく喘息予防・治療剤は、現在のところ日本では上市
されていないが、US4200640にはKチャンネル開口作
用に基づく抗狭心症剤として上市されているN−ヒドロ
キシアルキルピリジンアミドのニトロエステルが開示さ
れている。なお本発明は、これとは構造を異にする。
【0011】また、特公平2-59150号、特開平3-63260
号、特開平2-289543号、特開平2-286659号、特開平1-21
1566号、特開平2-273号、特開平1-308275号、特開平2-2
58760号などには、Kチャンネル開口作用を有する化合
物群が開示されているが、本発明化合物は、これらのい
ずれとも構造を異にする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明化合物は、次の一
般式(I)で表されるシクロヘキサン誘導体およびその
薬理学的に許容できる塩である。
【0013】
【化19】
【0014】[式中、R1およびR2は同一又は相異なる
水素原子又は低級アルキル基を意味する。R3は置換基
を有していてもよいアリール基又は置換基を有していて
もよいヘテロアリール基を意味する。Xは、酸素原子又
は硫黄原子を意味する。Yは、式(1)
【0015】
【化20】
【0016】{式中pは0又は1の整数を意味する。J
は、式(2)
【0017】
【化21】
【0018】(式中R4は、水素原子又は低級アルキル
基を意味する。R5は、置換基を有していてもよいアリ
ール基、置換基を有していてもよいアリールアルキル
基、置換基を有していてもよいヘテロアリール基又は置
換基を有していてもよいヘテロアリールアルキル基を意
味する。Z1は、式−SO2−で示される基又は式−CO
−で示される基を意味する。W1は、式(3)
【0019】
【化22】
【0020】(式中aおよびxは、独立して0又は1の
整数を意味する。sは0又は1〜6の整数を意味する。
10は水素原子又は低級アルキル基を意味する。)で示
される基、式(4)
【0021】
【化23】
【0022】(式中、R11は水素原子、低級アルキル
基、ヒドロキシアルキル基、置換されていてもよいアリ
ールアルキル基又は保護されていてもよいカルボキシア
ルキル基を意味する。)で示される基又は式(5)
【0023】
【化24】
【0024】(式中、gは0又は1〜6の整数を意味す
る。)で示される基を意味する。)で示される基を意味
する。}で示される基、式(6)
【0025】
【化25】
【0026】{式中、qは、0又は1の整数を意味す
る。Kは、式(7)
【0027】
【化26】
【0028】(式中R6は水素原子又は低級アルキル基
を意味する。R7は、置換基を有していてもよいアリー
ル基、置換基を有していてもよいアリールアルキル基、
置換基を有していてもよいヘテロアリール基又は置換基
を有していてもよいヘテロアリールアルキル基を意味す
る。Z2は、式−SO2−で示される基又は式−CO−で
示される基を意味する。W2は、式(8)
【0029】
【化27】
【0030】(式中bおよびyは、独立して0又は1の
整数を意味する。tは0又は1〜6の整数を意味する。
12は水素原子又は低級アルキル基を意味する。)で示
される基、式(9)
【0031】
【化28】
【0032】(式中、R13は低級アルキル基、ヒドロキ
シアルキル基、置換されていてもよいアリールアルキル
基又は保護されていてもよいカルボキシアルキル基を意
味する。)で示される基又は式(10)
【0033】
【化29】
【0034】(式中、hは0又は1〜6の整数を意味す
る。)で示される基を意味する。)で示される基を意味
する。}で示される基又は式(11)
【0035】
【化30】
【0036】{式中、Lは、式(12)
【0037】
【化31】
【0038】(式中、R8は水素原子又は低級アルキル
基を意味する。R9は、置換基を有していてもよいアリ
ール基、置換基を有していてもよいアリールアルキル
基、置換基を有していてもよいヘテロアリール基又は置
換基を有していてもよいヘテロアリールアルキル基を意
味する。Z3は、式−SO2−で示される基又は式−CO
−で示される基を意味する。W3は、式(13)
【0039】
【化32】
【0040】(式中cおよびzは独立して0又は1の整
数を意味する。uは0又は1〜6の整数を意味する。R
14は水素原子又は低級アルキル基を意味する。)で示さ
れる基、式(14)
【0041】
【化33】
【0042】(式中、R15は低級アルキル基、ヒドロキ
シアルキル基、置換されていてもよいアリールアルキル
基又は保護されていてもよいカルボキシアルキル基を意
味する。)で示される基又は式(15)
【0043】
【化34】
【0044】(式中、iは0又は1〜6の整数を意味す
る。)で示される基を意味する。)で示される基を意味
する。rは0又は1を意味する。}で示される基を意味
する。]上記の定義中、R1、R2、R4、R6、R8、R
10、R11、R12、R13、R14およびR15の定義にみられ
る低級アルキル基とは、炭酸数1〜6の直鎖状もしくは
分枝状アルキル基、例えばメチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、
sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基(アミル
基)、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチ
ル基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、3−
メチルブチル基、1,2−ジメチルプロピル基、ヘキシ
ル基、イソヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−メ
チルペンチル基、3−メチルペンチル基、1,1−ジメ
チルブチル基、1,2−ジメチルブチル基、2,2−ジメ
チルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,3−ジメ
チルブチル基、3,3−ジメチルブチル基、1−エチル
ブチル基、2−エチルブチル基、1,1,2−トリメチル
プロピル基、1,2,2−トリメチルプロピル基、1−エ
チル−1−メチルプロピル基、1−エチル−2−メチル
プロピル基などを意味する。これらのうち好ましい基と
しては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプ
ロピル基などを挙げることができる。
【0045】R11、R13およびR15の定義にみられるヒ
ドロキシアルキル基とは、上記低級アルキル基のいずれ
かの炭素原子に水酸基を1〜3個有しているものを意味
する。
【0046】R3、R5、R7およびR9の定義にみられる
置換基を有していてもよいアリール基において、アリー
ルとは、フェニル基、ナフチル基、アントラセニル基な
どを意味する。またこの場合の置換基とは、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原
子、低級アルキル基、トリフルオロメチル基などのハロ
ゲン置換低級アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ニト
ロ基、水酸基、低級アルコキシ基、シアノ基、低級アル
キルチオ基、アミノ基、アシルアミノ基、アルキルアミ
ノ基などを意味する。
【0047】上記の例示において、低級アルキル基と
は、上述と同様の意味を有し、また、低級アルコキシ基
とは、メトキシ基、エトキシ基など上述の低級アルキル
基から誘導される基を意味する。
【0048】また更に、例示中アシルアミノ基などにお
けるアシルとは、ホルミル、アセチル、プロピオニルな
どの脂肪族飽和モノカルボン酸から誘導される基、オキ
サリル、マロニル、スクシニル、グルタリル等脂肪族飽
和ジカルボン酸から誘導される基、アクリロイル、プロ
ピオロイルなどの脂肪族不飽和カルボン酸から誘導され
る基、ベンゾイル、トルオイル、ナフトイル、シンナモ
イルなどの炭素環式カルボン酸から誘導される基、フロ
イル、ニコチノイル、テノイルなどの複素環式カルボン
酸から誘導される基などの種々のカルボン酸から誘導さ
れる基を意味する。これらの置換基は1〜5個有してい
てもよい。
【0049】R3、R5、R7およびR9の定義にみられる
置換基を有していてもよいヘテロアリール基において、
ヘテロアリールとは、窒素原子、硫黄原子および酸素原
子を1〜3個含有する5〜7員環又は縮合環を意味す
る。代表的な例としては、チエニル、フリル、ピラニ
ル、ピロリル、2H−ピロリル、イミダゾリル、イソキ
サゾリル、ピリジニル、インドリル、チアントレニル、
クロメニル、イソキノリル、フタラジニルなどを挙げる
ことができるが、これらに限定されない。また、この場
合の置換基とは、アリールアルキル基における置換基と
同様の意味を有する。
【0050】R5、R11、R7、R13、R9およびR15
定義にみられる置換基を有していてもよいアリールアル
キル基において、置換基を有していてもよいアリールは
上記と同様の意味を有する。またこの場合のアルキルと
は、上記低級アルキル基と同様の意味を有する。
【0051】R5、R7およびR9の定義にみられる置換
基を有していてもよいヘテロアリール基において、置換
基を有していてもよいヘテロアリールとは、上記と同様
の意味を有する。またこの場合のアルキルとは、上記低
級アルキル基と同様の意味を有する。
【0052】R11、R13およびR15の定義にみられる保
護されていてもよいカルボキシアルキル基において、ア
ルキルとは、上記低級アルキル基と同様の意味を有す
る。また、この場合のカルボキシとは、アルキルのいず
れの炭素原子に結合していてもよい。さらに、保護基と
は、メチル基、エチル基などの低級アルキル基やベンジ
ル基などのアリールアルキル基、ピリジルメチル基など
のヘテロアリールアルキル基などを好ましいものとして
挙げることができる。
【0053】この場合、アリールアルキル基におけるア
リールとは、上記と同様の意味を有する。また、アルキ
ルとは、上記低級アルキル基と同様の意味を有し、これ
ら保護基に保護されうるカルボキシルは、該アルキルの
いずれの炭素原子に結合していてもよい。アリールアル
キルの代表的な例としては、ベンジル基、トリルメチル
基、ナフチルエチル基などを挙げることができるが、こ
れらに限定されない。ヘテロアリールアルキルの代表的
な例としてはピリジルメチル、フリルエチル、チエニル
プロピル等を挙げることができるが、これらに限定され
ない。
【0054】薬理学的に許容できる塩とは、例えば塩酸
塩、臭化水素塩、硫酸塩、リン酸塩などの無機酸塩、例
えば酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン
酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩な
どの有機酸塩又はアルギニン、アスパラギン酸、グルタ
ミン酸などのアミノ酸との塩などを挙げることができ
る。
【0055】さらに化合物によっては、Na、K、C
a、Mg等の金属塩をとることがあり、これらの塩も本
発明の薬理学的に許容できる塩に包合される。
【0056】また、本発明化合物群は、その構造からも
明らかなように、種々の光学異性体が存在し、また置換
基によっては、種々の幾何異性体も存在するが、いずれ
の異性体も本発明に包合されることは言うまでもない。
【0057】本発明化合物群の中で好ましいものは、以
下の一般式(I')で示される化合物群である。
【0058】
【化35】
【0059】上記一般式(I')において、R1、R2、R
3、X、J及びpは前記の意味を有するが、更に好まし
くは、以下に示す基を意味する場合である。
【0060】R1及びR2において、いずれか一方が水素
原子であり、他方が低級アルキル基である場合が好まし
い。この場合、低級アルキル基は、メチル基、エチル基
若しくはプロピル基の場合が好ましく、メチル基の場合
が最も好ましい。
【0061】R3は、置換基を有していてもよいヘテロ
アリール基の場合が好ましい。この場合、イミダゾピリ
ジル基の場合が更に好ましく、最も好ましくは、イミダ
ゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル基の場合である。
【0062】Jは式(2)
【0063】
【化36】
【0064】(式中W1、R4、R5及びZ1は、前記の意
味を有する。)で示される基を意味するが、この場合W
1は、式(4)
【0065】
【化37】
【0066】で示される基が好ましい。R11は水素原子
または低級アルキル基が好ましく、最も好ましくは水素
原子である。
【0067】R4は水素原子が好ましい。
【0068】またR5は、置換基を有していてもよいア
リール基、置換基を有していてもよいヘテロアリール基
が好ましく、更に好ましくは、アリール基であり、この
内、ナフチル基が好ましい。Z1は、式−SO2−で示さ
れる基が好ましい。
【0069】また、一般式(I)で示される化合物群の
うち、最も好ましい光学活性体は、以下の一般式(II)
で示される化合物群である。
【0070】
【化38】
【0071】(式中、R1、R2、R3、XおよびYは前
記の意味を有する。)よって、本発明化合物群のうち最
も好ましい化合物群は、以下の一般式(III)
【0072】
【化39】
【0073】(式中、R1、R2、R3、X、J及びpは
前記の意味を有する。)で示される化合物である。
【0074】更に好ましくは、上記一般式(III)で示さ
れるシクロヘキサン誘導体又はその薬理学的塩におい
て、R1 、R2 が独立して水素原子又はメチル基であ
り、R3が置換基を有していてもよいヘテロアリール基
であり、pが1であり、Jが式 −CO−(CH2)s−NH−SO2−R5a (式中、sは前記と同様の意味を有する。R5aは置換基
を有していてもよいアリール基を意味する。)で示され
るものを挙げることができる。最も好ましくは、R1
びR2 のいずれか一方が水素原子であり、他方がメチル
基であり、R3 がイミダゾピリジル基であり、Jが式 −CO−CH2−NH−SO2−R5b (式中、R5bはナフチル基を意味する。)で示されるも
のを挙げることができる。この場合、R3 のイミダゾピ
リジル基は、特にイミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6
−イル基が好ましく、R5bのナフチル基は1−ナフチル
基が好ましい。また、本化合物群はフリー体でもよい
が、薬理学的に許容できる塩とするなら塩酸塩、メタン
スルホン酸塩、マレイン酸塩などが好ましい。
【0075】次に本発明化合物の主な製造方法について
説明する。製造方法1 一般式(I)で表される化合物において、Yが式(16)
【0076】
【化40】
【0077】(Jは前記の意味を有する)で示される基
である時、以下の方法で製造することができる。
【0078】
【化41】
【0079】すなわち一般式(IV)で表される化合物
と、一般式(V)で表される化合物又はその反応性誘導
体を通常の方法で縮合させることにより目的化合物(V
I)を得る方法である。
【0080】上記化合物(V)の反応性誘導体として
は、酸ハライドや対称型酸無水物などを挙げることがで
きる。また化合物(V)を遊離体で用いる場合は、通常
縮合剤を共存させる。
【0081】縮合剤としては、通常用いられるあらゆる
ものを使用できるが、ジフェニルホスホリルアジド、ク
ロロギ酸エチル、塩化メタンスルホニル、1,3−ジシ
クロヘキシルカルボジイミド、1,1−カルボニルジイ
ミダゾール、ジエチルアゾジカルボキシレート又はジピ
リジルジスルフィドなどが好ましい例として挙げること
ができる。
【0082】さらに本製造法は、場合によって塩基存在
下で反応を進めることができる。この場合の塩基とはあ
らゆる塩基が用いられるが、ジイソプロピルエチルアミ
ン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、ルチジ
ン、N,N−ジメチルアニリン又は4−ジメチルアミノ
ピリジンなどの有機塩基、あるいは炭酸カリウム又は水
酸化ナトリウムなどの無機塩基が好例として挙げられ
る。
【0083】反応溶媒としては、エタノールなどのアル
コール系溶媒、テトラヒドロフランなどのエーテル系溶
媒、トルエンなどの炭化水素系溶媒、ジクロロメタンな
どのハロゲン系溶媒、酢酸エチル、N,N−ジメチルホ
ルムアミドやアセトニトリル等の極性非プロトン性溶
媒、ピリジン等が好ましい。
【0084】反応温度は約−20℃〜溶媒の還流温度であ
る。
【0085】製造方法2 Yが式(17)
【0086】
【化42】
【0087】(式中、W1、Z1、R4およびR5は前記の
意味を有する)で示される基である時、以下の方法でも
製造することができる。
【0088】
【化43】
【0089】(一連の式中、R1、R2、R3、R4
5、W1、Z1およびXは前記と同様の意味を有する。
Qは脱離基を意味する。R20は保護基を意味する。) (第1工程)即ち一般式(IV)で表される化合物と、一
般式(VIII)で表される化合物又はその反応性誘導体を
通常の方法で縮合させることにより化合物(IX)を得る
工程である。
【0090】化合物(VIII)の反応性誘導体としては、
酸ハライドや対称型酸無水物などを挙げることができ、
また化合物(VIII)を遊離体で用いる場合は、通常縮合
剤を共存させる。
【0091】R20で表される保護基としては、好ましく
はt−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニ
ル、アセチル、ベンゾイル、フタロイル、ベンジル、ト
リメチルシリル等を挙げることができるが、通常用いら
れるいかなる保護基でも用いることができる。
【0092】縮合剤としては、ジフェニルホスホリルア
ジド、クロロギ酸エチル、塩化メタンスルホニル、1,
3−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1,1−カルボ
ニルジイミダゾール、ジエチルアゾジカルボキシレート
又はジピリジルジスルフィドなどが好ましい。
【0093】さらに本製造法は、場合によって塩基存在
下で反応を進めることができる。この場合の塩基とはあ
らゆる塩基が用いられるが、ジイソプロピルエチルアミ
ン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、ルチジ
ン、N,N−ジメチルアニリン又は4−ジメチルアミノ
ピリジンなどの有機塩基、あるいは炭酸カリウム又は水
酸化ナトリウムなどの無機塩が好ましい。
【0094】反応溶媒としては、エタノールなどのアル
コール系溶媒、テトラヒドロフランなどのエーテル系溶
媒、トルエンなどの炭化水素系溶媒、ジクロロメタンな
どのハロゲン系溶媒、酢酸エチル、N,N−ジメチルホ
ルムアミドやアセトニトリル等の極性非プロトン性溶
媒、ピリジン等が好ましい。
【0095】反応温度は約−20℃〜溶媒の還流温度であ
る。
【0096】(第2工程)即ち一般式(IX)で表される
化合物を、通常の方法により脱保護を行い化合物(X)
を得る工程である。
【0097】脱保護の方法としては用いる保護基より異
なるが、t−ブトキシカルボニルのような基の場合に
は、塩酸、硫酸、トリフルオロ酢酸等の酸性条件下で、
またベンジルオキシカルボニル、ベンジルのような基の
場合には水素添加の条件下で、さらにアセチル、ベンゾ
イル、フタロイルのような基の場合には、塩酸、硫酸、
トリフルオロ酢酸等の酸性あるいは水酸化ナトリウム、
ヒドラジン等の塩基性条件下で行うことができる。
【0098】また用いる保護基および脱保護の条件は、
これだけに限定されるものではなく既知の方法に従い、
使い分けることができる。
【0099】(第3工程)即ち一般式(X)で表される
化合物と、一般式(XI)で表される化合物又はその反応
性誘導体を通常の方法で縮合させることにより目的化合
物(XII)を得る工程である。
【0100】化合物(XI)の反応性誘導体としては、酸
ハライドや対称型酸無水物などを挙げることができる。
また化合物(XI)を遊離体で用いる場合は、通常縮合剤
を共存させる。
【0101】縮合剤としては、ジフェニルホスホリルア
ミド、クロロギ酸エチル、塩化メタンスルホニル、1,
3−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1,1−カルボ
ニルジイミダゾール、ジエチルアゾジカルボキシレート
又はジピリジルジスルフィドなどが好ましい。
【0102】さらに本製造法は、場合によって塩基存在
下で反応を進めることができる。この場合の塩基とはあ
らゆる塩基が用いられるが、ジイソプロピルエチルアミ
ン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、ルチジ
ン、N,N−ジメチルアニリン又は4−ジメチルアミノ
ピリジンなどの有機塩基、あるいは炭酸カリウム又は水
酸化ナトリウムなどの無機塩基が好ましい。反応溶媒と
しては、エタノールなどのアルコール系溶媒、テトラヒ
ドロフランなどのエーテル系溶媒、トルエンなどの炭化
水素系溶媒、ジクロロメタンなどのハロゲン系溶媒、酢
酸エチル、N,N−ジメチルホルムアミドやアセトニト
リル等の極性非プロトン性溶媒、ピリジン等が好まし
い。
【0103】反応温度は約−20℃〜溶媒の還流温度であ
る。
【0104】製造方法3 Yが式(18)
【0105】
【化44】
【0106】(式中、Lおよびaは前記の意味を有す
る。)で示される基である時、以下の方法でも製造する
ことができる。
【0107】
【化45】
【0108】即ち一般式(XIII)で表される化合物に、
一般式(XIV)で表される化合物又はその酸付加塩を塩
基存在下縮合させることにより目的化合物(XV)を得る
方法である。
【0109】塩基としてはピリジン又は酢酸ナトリウム
等の塩基が好ましい。
【0110】反応溶媒としては反応に関与しないあらゆ
る有機溶媒が使用できるが、メタノールのなどのアルコ
ール系溶媒、ピリジン又は水が好ましい。
【0111】反応温度は約0℃〜溶媒の還流温度であ
る。
【0112】製造方法4 Yが式(18)
【0113】
【化46】
【0114】(Lおよびaは前記と同様の意味を有す
る。)で示される基である時、以下の方法でも製造する
ことができる。
【0115】
【化47】
【0116】即ち一般式(XIII)で表される化合物に、
一般式(XIV)で表される化合物又はその酸付加塩を、
ルイス酸存在下で縮合させることにより目的化合物(X
V)を得る方法である。
【0117】ルイス酸としては塩化アルミニウム、4塩
化チタン等が好ましい例として挙げることができる。
【0118】反応溶媒としては反応に関与しないあらゆ
る有機溶媒が使用できるが、ジクロロメタン等のハロゲ
ン系溶媒が好ましい。
【0119】反応温度は約0℃〜溶媒の還流温度であ
る。
【0120】製造方法5 Yが式(19)
【0121】
【化48】
【0122】(式中Kは前記と同様の意味を有する。)
で示される基である時、以下の方法でも製造することが
できる。
【0123】
【化49】
【0124】即ち製造法3,4で得られた化合物(XV')
を通常の還元の方法により還元することで、目的化合物
(XVII)を得る方法である。
【0125】還元は通常の方法で行うことができるが、
例えば金属水素錯化合物を用いる方法や、接触水素添加
を挙げることができる。
【0126】金属水素錯化合物の例としては、水素化シ
アノホウ素ナトリウムや水素化ホウ素ナトリウム等を挙
げることができる。反応溶媒としては、テトラヒドロフ
ランなどのエーテル系溶媒又はメタノールなどのアルコ
ール系溶媒が好ましい。反応温度は約−20℃〜溶媒の還
流温度が好ましい。
【0127】また接触水素添加を行うときの触媒は通常
の触媒、即ちパラジウム−炭素、酸化白金、ラネーニッ
ケル又はロジウム−アルミナ等を用いることができる。
この場合、反応溶媒はメタノール等のアルコール系溶
媒、トルエンなどの炭化水素系溶媒、テトラヒドロフラ
ン等のエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド
又は酢酸エチル等が好ましく、反応温度は0℃から溶媒
の還流温度が好ましい。製造方法6 Yが式(20)
【0128】
【化50】
【0129】(式中、W2、Z2およびR5は前記と同様
の意味を有する。)で示される基である時、以下の方法
で製造することができる。
【0130】
【化51】
【0131】(式中、R1、R2、R3、R5、Z2、W2
Xは前記と同様の意味を有する。Tはハロゲン原子、水
酸基の脱離基を意味する。R21は、低級アルキル基を意
味する。R21'は、水素原子、低級アルキル基等を意味
する。Sはハロゲン原子を意味する。
【0132】(第1工程)即ち、通常のウィティッヒ反
応により一般式(XIII)で表される化合物と、一般式
(XVIII)又は(XIX)で表される化合物を反応させて化
合物(XX)を得る工程である。
【0133】塩基としては、好ましくは水素化ナトリウ
ムなどのアルカリ金属水素化物、n−ブチルリチウム等
の有機リチウム化合物、カリウムt−ブトキシド等のア
ルカリ金属アルコキシド等を挙げることができる。
【0134】反応溶媒としては、テトラヒドロフランな
どのエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド等
の極性非プロトン性溶媒等が好ましい。
【0135】反応温度は約−78℃〜溶媒の還流温度であ
る。
【0136】(第2工程)即ち第1工程で得られた化合
物(XX)を通常の還元の方法により還元することで、化
合物(XXI)を得る工程である。
【0137】還元は通常の方法で行うことができるが、
例えば金属水素錯化合物を用いる方法や、接触水素添加
を挙げることができる。
【0138】金属水素錯化合物の例としては、水素化シ
アノホウ素ナトリウムや水素化ホウ素ナトリウムや水素
化アルミニウムリチウム等を挙げることができる。反応
溶媒としては、テトラヒドロフランなどのエーテル系溶
媒又はメタノールなどのアルコール系溶媒が好ましく、
反応温度は約−20℃〜溶媒の還流温度が好ましい。
【0139】また接触水素添加を行うときは触媒は通常
の触媒、即ちパラジウム−炭素、酸化白金、ラネーニッ
ケル又はロジウム−アルミナ等を用いることができ、こ
の場合の反応溶媒は、メタノール等のアルコール系溶
媒、トルエンなどの炭化水素系溶媒、テトラヒドロフラ
ン等のエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド
又は酢酸エチル等が好ましい。
【0140】反応温度は0℃から溶媒の還流温度が好ま
しい。
【0141】(第3工程)即ち第2工程で得られた一般
式(XXI)で表される化合物と、一般式(XXII)で表さ
れる化合物又はその反応性誘導体を通常の方法で縮合さ
せることにより目的化合物(XXIII)を得る工程であ
る。
【0142】化合物(XXII)の反応性誘導体としては、
酸ハライドや対称型酸無水物などを挙げることができ
る。また化合物(XXII)を遊離体で用いる場合は、通常
縮合剤を共存させる。
【0143】縮合剤としては、ジフェニルホスホリルア
ジド、クロロギ酸エチル、塩化メタンスルホニル、1,
3−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1,1−カルボ
ニルジイミダゾール、ジエチルアゾジカルボキシレート
又はジピリジルジスルフィドなどが好ましい。
【0144】さらに本製造法は、場合によって塩基存在
下で反応を進めることができる。この場合の塩基とはあ
らゆる塩基が用いられるが、ジイソプロピルエチルアミ
ン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、ルチジ
ン、N,N−ジメチルアニリン又は4−ジメチルアミノ
ピリジンなどの有機塩基、あるいは炭酸カリウム又は水
酸化ナトリウムなどの無機塩基が好ましい。反応溶媒と
しては、エタノールなどのアルコール系溶媒、テトラヒ
ドロフランなどのエーテル系溶媒、トルエンなどの炭化
水素系溶媒、ジクロロメタンなどのハロゲン系溶媒、酢
酸エチル、N,N−ジメチルホルムアミドやアセトニト
リル等の極性非プロトン性溶媒、ピリジン等が好まし
い。
【0145】反応温度は約−20℃〜溶媒の還流温度であ
る。
【0146】製造方法7 一般式(I)で表される化合物は、以下に示す方法で光
学活性体を得ることができる。
【0147】すなわち、上述した製造方法の出発物質も
しくは合成中間体を常法により光学分割し、得られた光
学活性体のうち所望のものを、上述の製造方法1〜6の
方法に準じて反応させ、所望の光学活性体(I*)を得る
方法である。
【0148】また、最終目的物(I)を常法により直接
光学分割する方法でも得ることができる。
【0149】光学分割は、通常行われる方法により行う
ことができるが、酒石酸、ジベンゾイル酒石酸、マンデ
ル酸等の光学活性な酸を用いる方法、ヒドラジン誘導体
等の補助剤を用いる方法、または光学分割カラムを用い
たHPLCなどによって分割する方法などを例として挙
げることができる。
【0150】上記製造方法の出発物質(IV)は、WO93/0
8168に記載の方法に準じて得ることができる。
【0151】製造方法A
【0152】
【化52】
【0153】(式中、R1、R2、R3およびXは、前記
と同様の意味を有する。)すなわち、金属水素錯化合物
または金属水素化合物で一般式(XIII)で表される化合
物を還元することにより、一般式(IV)で表される化合
物を得る方法である。
【0154】金属水素錯化合物としては、水素化ホウ素
ナトリウム、水素化アルミニウムリチウムなどが挙げら
れる。金属水素化物としては、水素化ジイソブチルアル
ミニウムなどが望ましい。
【0155】反応溶媒としては、反応に関与しないあら
ゆる有機溶媒を使用できるが、好ましいものとして、メ
タノールなどのアルコール系溶媒、テトラヒドロフラン
などのエーテル系溶媒またはトルエンなどの炭化水素系
溶媒などを挙げることができる。
【0156】反応温度は約−78℃〜約50℃である。
【0157】また、一般式(V)で表される化合物をア
ルコール系溶媒中でアルミニウムアルコキシドによって
還元して、一般式(VI)で表される化合物を得る方法も
ある。この場合反応溶媒にイソプロピルアルコール、還
元剤にアルミニウムアルコキシドを用いるのが好まし
い。
【0158】反応温度は室温から溶媒の還流温度までで
ある。
【0159】
【発明の効果】次に、本発明の効果を示すために、薬理
実験例を掲げる。
【0160】薬理実験例 モルモット摘出気管標本に対する平滑筋弛緩作用 i)実験方法 体重300〜500gのハートレー系雄性モルモットを
撲殺後、頸部を切開し気管を摘出した。気管支平滑筋と
反対側で気管を切開し、その後軟骨と軟骨の間で輪切り
にし、気管標本とした。
【0161】この標本を37℃のクレブス−ヘンゼライ
ト(Krebs-Henseleit)溶液を満たしたマグヌス管中(1
0ml)に懸垂し、混合ガス(95%酸素+炭酸ガス)を
通気した。約0.5gの負荷のもとに収縮力の変化を等尺
性に測定した。標本が安定した後、10mM塩化カリウム
を直接マグヌス管に添加し収縮を惹起させた。収縮が安
定した後、試験化合物をマグヌス管中に直接累積的に添
加し、張力の変化を測定した。
【0162】10mM塩化カリウムの収縮を100%とし
て、各濃度の試験化合物添加後の弛緩率(%)を算出
し、弛緩作用の容量反応曲線を求め、最大収縮の50%
の弛緩を引き起こす濃度(EC50値)を算出した。
【0163】ii)実験結果 上記の結果を以下の表1に示した。尚、表中の化合物の
番号は、以下の化合物を示す。
【0164】化合物1:2−(N−ベンゼンスルホニル
グリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリ
ジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボ
チオアミド化合物2 :2−(N−(p−トルエンスルホニル)グリ
シルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオ
アミド化合物3 :2−(N−(4−フルオロベンゼンスルホニ
ル)グリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕
ピリジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカ
ルボチオアミド化合物4 :2−(N−(4−クロロベンゼンスルホニ
ル)グリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕
ピリジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカ
ルボチオアミド化合物5 :2−(N−(4−ブロモベンゼンスルホニ
ル)グリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕
ピリジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカ
ルボチオアミド化合物6 :2−(N−(4−トリフルオロメチルベンゼ
ンスルホニル)グリシルオキシ)−1−(イミダゾ
〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N'−メチルシク
ロヘキサンカルボチオアミド化合物7 :2−(N−(4−メトキシベンゼンスルホニ
ル)グリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕
ピリジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカ
ルボチオアミド化合物8 :2−(N−(2−メトキシベンゼンスルホニ
ル)グリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕
ピリジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカ
ルボチオアミド化合物9 :2−(N−(2,5−ジクロロベンゼンスル
ホニル)グリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−
a〕ピリジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサ
ンカルボチオアミド化合物10 :1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6
−イル)−N−メチル−2−(2,3,4,5,6−ペ
ンタフルオロベンゼンスルホンアミド)アセトキシシク
ロヘキサンカルボチオアミド化合物11 :2−(N−(2−ナフタレンスルホニル)グ
リシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジ
ン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチ
オアミド化合物12 :2−(N−(8−キノリンスルホニル)グリ
シルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオ
アミド化合物13 :2−(N−(6−イソキノリンスルホニル)
グリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリ
ジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボ
チオアミド化合物14 :2−(N−(2−チオフェンスルホニル)グ
リシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジ
ン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチ
オアミド化合物15 :2−(N−(2−メチルピラゾール−3−イ
ルスルホニル)グリシルオキシ)−1−(イミダゾ
〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N'−メチルシク
ロヘキサンカルボチオアミド化合物16 :2−(N−ベンゾイルグリシルオキシ)−1
−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N'
−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド化合物17 :2−(N−(N'−4−ベンゼンスルホニル
グリシル)グリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2
−a〕ピリジン−6−イル)−N”−メチルシクロヘキ
サンカルボチオアミド化合物18 :2−(2−ベンゼンスルホンアミドエトキ
シ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イ
ル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド化合物19 :(−)−(1S,2R)−2−(N−ベンゼ
ンスルホニルグリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,
2−a〕ピリジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘ
キサンカルボチオアミド化合物20 :(−)−(1S,2R)−2−(N−(1−
ナフタレンスルホニル)グリシルオキシ)−1−(イミ
ダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N'−メチル
シクロヘキサンカルボチオアミド
【0165】
【表1】
【0166】上述した薬理実験の結果より、本発明化合
物は、Kチャンネル開口作用を有することが明らかにな
った。よって、本発明化合物は、Kチャンネル開口作用
が有効な疾患の予防・治療剤として有効である。具体的
な疾患名を挙げれば、気管支喘息、高血圧症、狭心症な
どの虚血性心疾患などやガンを挙げることができるが、
Kチャンネル開口作用がその疾患の治療・予防に有効で
あればいかなる疾患でもよい。
【0167】更に本発明化合物は、毒性が低く安全性が
高いので、その意味からも本発明の価値は高い。
【0168】本発明化合物を、上記疾患の予防・治療剤
として使用する場合は、経口投与若しくは非経口投与に
より投与することができる。投与量は、患者の症状及び
その程度、患者の年齢、性別、体重、薬剤に対する感受
性、投与方法、投与時期、投与の間隔、医薬製剤の種類
及び性質、同時に投与する他剤の種類などにより特に限
定はされない。一例として挙げると、経口投与の場合、
通常成人1日当たり約0.1mg〜1000mg、好ましく
は0.5mg〜500mg、更に好ましくは1〜10mgを1
日1〜数回、好ましくは1〜2回に分けて投与する。注
射の場合は、0.1μg/kg〜100μg/kgである。吸
入剤として投与する場合には、通常成人1日当たり約
0.01mg〜100mg、好ましくは約0.05mg〜50m
g、更に好ましくは0.1mg〜10mgを1日1〜数回、好
ましくは1〜2回吸入する。
【0169】製剤化の際は、通常の製剤単体を用い、常
法により製造する。即ち、経口用固形製剤を調製する場
合は、主薬の賦形剤、更に必要に応じて結合剤、崩壊
剤、滑沢剤、着色剤、矯味矯臭剤などを加えた後、常法
により、錠剤、被覆錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤な
どとする。
【0170】賦形剤としては、例えば、乳糖、コーンス
ターチ、白糖、ぶどう糖、ソルビット、結晶セルロー
ス、二酸化ケイ素等が、結合剤としては、例えば、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルエーテル、エチルセルロ
ース、メチルセルロース、アラビアゴム、トラガント、
ゼラチン、シェラック、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、クエン酸カ
ルシウム、デキストリン、ペクチン等が、滑沢剤として
は、例えば、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリ
エチレングリコール、シリカ、硬化植物油等が、着色剤
としては、医薬品に添加することが許可されているもの
が、矯味矯臭剤としては、ココア末、ハッカ脳、芳香
酸、ハッカ油、龍脳、ケイヒ末等が用いられる。これら
の錠剤、顆粒剤には、糖衣、ゼラチン衣、その他必要に
より適宜コーティングするとこはもちろんさしつかえな
い。注射剤を調製する場合には、主薬に、必要によりpH
調整剤、緩衝剤、安定化剤、可溶化剤などを添加し、常
法により皮下、筋肉内、静脈内用注射剤とする。吸入剤
を調製する場合には、本発明化合物をジェットミルなど
により微粉化し、必要に応じて界面活性剤などを加えた
のち、常法により吸入剤とすることができる。
【0171】
【実施例】次に本発明の理解を容易にするために、本発
明の実施例を掲げるが、本発明がこれらに限定されるこ
とはない。
【0172】
【化53】
【0173】この結合がでている不整炭素のジアステレ
オマーが複数個混合した化合物であることを示す。
【0174】製造例1 2−(4−メチルイミダゾール−1−イル)シクロヘキ
サノン
【0175】
【化54】
【0176】4−メチルイミダゾール150g(1.83mol)
をアセトニトリル1.5リットルに溶解し、炭酸カリウム3
14g(2.27mol)を加えた。得られた懸濁液を加熱し、内
温70℃になったところで、2−クロロシクロヘキサノン
267g(2.02mol)のアセトニトリル(0.7リットル)溶液
を1時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに2時間加
熱還流した。炭酸カリウム31.8g(0.230mol)と2−ク
ロロシクロヘキサノン50.0g(0.377mol)のアセトニト
リル(0.1リットル)溶液を追加し、さらに5時間加熱
還流した。
【0177】反応液を氷冷し、不溶物を濾過後、濾過残
渣をアセトニトリル1リットルで洗浄した。濾液と洗液
を合わせて減圧下溶媒を留去すると、濃縮残渣420gを得
た。このものをカラムクロマトグラフィー〔シリカゲル
3kg、ジクロロメタン−メタノール(200:1)→同(3
0:1)(0.2%の濃アンモニア水を含む)〕で精製する
と、褐色油状物143gを得た。このものをジクロロメタン
より再結晶することにより、標記化合物87.8gを無色結
晶として得た(収率27%)。
【0178】・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.76(1H,
m),1.86(1H,m),2.03〜2.13(2H,m),2.20(1H,m),2.24(3H,
s),2.39〜2.51(2H,m),2.64(1H,m),4.67(1H,dd,J=13.0,
5.5Hz),6.59(1H,s),7.34(1H,s)製造例2 N−メチル−1−(4−メチルイミダゾール−1−イ
ル)−2−オキソシクロヘキサンカルボチオアミド
【0179】
【化55】
【0180】水素化ナトリウム(60%オイル懸濁)9.88
g(0.247mol)を1,4−ジオキサン1リットルに懸濁
し、製造例1で得たケトン41.4g(0.232mol)を加えた
後、2時間加熱還流した。得られた黄色懸濁液を氷冷
し、内温が20℃になったところで、メチルイソチオシア
ネート17.0ml(0.249mol)の1,4−ジオキサン(70m
l)溶液を加えた。さらにN,N−ジメチルホルムアミド
150mlを加え、50℃で1時間撹拌した。得られた褐色懸
濁液を氷冷し、2N塩酸200mlを加えた。このものを飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、ジクロロメタン
(1×2リットル、2×1リットル)で抽出した。有機
層を食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減
圧濃縮した。濃縮途中より結晶が析出してきたので、濾
取することにより、標記化合物39.2gを淡褐色結晶とし
て得た(収率67%)。
【0181】・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.76(1H,
m),1.88(1H,m),1.94〜2.06(2H,m),2.22(3H,s),2.48〜2.
58(2H,m),2.78(1H,m),3.14(3H,d,J=4.5Hz),3.22(1H,m),
6.64(1H,s),7.42(1H,s),8.04(1H,bs)製造例3 2−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)シ
クロヘキサノン
【0182】
【化56】
【0183】マグネシウム8.98gをテトラヒドロフラン3
00mlに加え、6−ブロモイミダゾ〔1,2−a〕ピリジ
ン22.07g、1,2−ジブロモエタン21.2mlをテトラヒド
ロフラン200mlに溶解したものを少量加え、加熱した。
しばらくすると、反応が開始したので、残りの溶液を穏
やかに還流が続くように滴下した。滴下後、更に1時間
撹拌した。反応液に2−メトキシシクロヘキサノン15.8
gをテトラヒドロフラン20mlに溶解したものを滴下し
た。室温で2.5時間撹拌し、飽和塩化アンモニア水を加
えた。希塩酸、酢酸エチルを加え、水層を分離した。水
層を濃アンモニア水でアルカリ性とし、ジクロロメタン
で抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留
去し、褐色油状物24.05gを得た。この油状物19.0gをジ
クロロメタン40mlに溶解し、氷冷下、濃硫酸60mlへ滴下
し、撹拌した。1.5時間後、氷へ注ぎ、濃アンモニア水
でアルカリ性とし、クロロホルムで抽出した。無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ジクロロメタ
ン:メタノール=40:1→20:1)で精製し、得られる
油状物をエーテルで結晶化させ、標記化合物7.44gをク
リーム色の粉末とした得た(収率39%)。
【0184】・融点(℃);120〜121.5 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.76〜2.12(4H,m),2.16
〜2.28(1H,m),2.29〜2.38(1H,m),2.44〜2.62(2H,m),3.5
9(1H,dd,J=5.5,12.4Hz),6.95(1H,dd,J=1.6,9.3Hz),7.52
(1H,dd,J=0.5,1.3Hz),7.57(1H,d,J=9.3Hz),7.60(1H,d,J
=1.3Hz),7.94(1H,dd,J=0.5,1.3Hz)製造例4 2−ヒドロキシ−1−(4−メチルイミダゾール−1−
イル)−N−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
(L型)
【0185】
【化57】
【0186】製造例2で得られたN−メチル−1−(4
−メチルイミダゾール−1−イル)−2−オキソシクロ
ヘキサンカルボチオアミド19.09gをメタノール290mlに
懸濁させ、氷冷下撹拌した。水素化ホウ素ナトリウム1.
44gを加えた。反応液をシリカゲル薄層クロマトグラフ
ィー(展開溶媒;クロロホルム:メタノール=10:1)
で調べると、より極性の低いジアステレオマー(L型)
とより極性の高いジアステレオマー(M型)の混合物で
あり、主生成物はL型であった。30分後、反応液を約70
mlに濃縮し、水約200mlを加えた。析出物を濾取し、水
洗し、標記化合物11.85gを白色固体として得た(収率62
%)。
【0187】・融点(℃);191〜193 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.28(1H,m),1.46〜1.84
(5H,m),1.92(1H,m),2.24(1H,d,J=0.9Hz),2.28(1H,m),2.
58(1H,m),3.08(3H,d,J=4.8Hz),3.47(1H,br),4.95(1H,d
d,J=3.7,11.2Hz),7.11(1H,d,J=0.9Hz),7.26(1H,br),7.9
8(1H,s)製造例5 2−ヒドロキシ−N−メチル−1−(2−メチルイミダ
ゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)シクロヘキサン
カルボチオアミド(L型)
【0188】
【化58】
【0189】1−(2−メチルイミダゾ〔1,2−a〕
ピリジン−6−イル)−N−メチル−2−オキソシクロ
ヘキサンカルボチオアミド3.03gをメタノール30mlに懸
濁し、氷冷した。水素化ホウ素ナトリウム0.15gを加
え、1時間撹拌した。反応液に水50mlを加え、不溶物を
濾取した。これをエタノールから再結晶し、次にアセト
ニトリルから再結晶すると、標記化合物1.24g(白色粉
末)を単一のジアステレオマーとして得た(収率41
%)。
【0190】・融点(℃);238〜243(分解) ・NMR(400MHz,δ,DMSO);1.28〜1.39(2H,m),1.53
〜1.70(2H,m),1.96(1H,m),2.19(1H,m),2.30(3H,d,J=0.7
Hz),2.49(1H,m),2.91(3H,d,J=4.2Hz),3.32(1H,m),4.61
(1H,br),4.90(1H,br),7.26(1H,dd,J=1.6,9.5Hz),7.30(1
H,d,J=9.5Hz),7.66(1H,s),8.52(1H,s),9.22(1H,br)製造例6 N−エチル−2−ヒドロキシ−1−(イミダゾ〔1,2
−a〕ピリジン−6−イル)シクロヘキサンカルボチオ
アミド(L型とM型の約5:1の混合物)
【0191】
【化59】
【0192】N−エチル−1−(イミダゾ〔1,2−
a〕ピリジン−6−イル)−2−オキソシクロヘキサン
カルボチオアミド5.0gをメタノール55mlに懸濁し、氷冷
した。水素化ホウ素ナトリウム0.25gを加え、30分撹拌
した。反応液に水約100mlを加え、析出する結晶を濾取
した。シリカゲル薄層クロマトグラフィーにおいて、よ
り極性の低いジアステレオマー(L型)とより極性の高
いジアステレオマー(M型)の混合物であり、主生成物
はL型であった。
【0193】この結晶をエタノールから再結晶し、標記
化合物2.83gを白色粉末として得た(収率56%)。
【0194】この白色粉末はL型とM型の約5:1の混
合物であるが、更に精製することなく次の反応に用い
た。
【0195】・NMR(400MHz,δ,DMSO-d6);1.02,1.
19(計3H,t,J=7.1Hz),1.26〜1.49(2H,m),1.52〜1.70(2H,
m),1.82,2.00(計1H,m),2.21,2.74(計1H,m),2.49,3.75
(計1H,m),3.42〜3.55(1H,m),3.55〜3.70(1H,m),4.28,4.
65(計1H,m),4.89,6.14(計1H,br),7.34,7.37(計1H,dd,J=
1.8,9.7Hz),7.43,7.47(計1H,d,J=9.7Hz),7.51,7.52(計1
H,d,J=1.3Hz),7.93,7.95(計1H,s),8.45,8.59(計1H,m),
9.34,10.48(計1H,br)製造例7 2−ヒドロキシ−N−メチル−1−(2−トリフルオロ
メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)シ
クロヘキサンカルボチオアミド(L型とM型の約4:1
の混合物)
【0196】
【化60】
【0197】1−(2−トリフルオロメチルイミダゾ
〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N−メチル−2
−オキソシクロヘキサンカルボチオアミド1.86gをメタ
ノール17mlに懸濁させ、氷冷した。水素化ホウ素ナトリ
ウム0.08gを加え撹拌した。1時間後、水を加え、クロ
ロホルムで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
溶媒を留去した。得られる固体を酢酸エチル−n−ヘキ
サンから再結晶し、標記化合物1.53gを白色固体として
得た(収率84%)。
【0198】この固体は2つのジアステレオマーの約
4:1の混合物であるが、更に精製することなく次の反
応に用いた。
【0199】・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.18〜1.3
2(1H,m),1.44〜1.98(5H,m),2.27,2.04(計1H,m),2.40,3.
01(計1H,m),3.16,3.34(計3H,d,J=4.6Hz),3.38,5.51(計1
H,δ3.38はd,J=3.8Hz,δ5.51はbr,D2Oで消失),4.79,4.3
2(計1H,m),7.41,7.01(計1H,d,J=9.7Hz),7.54,7.32(計1
H,dd,J=1.8,9.7Hz),7.76,7.65(計1H,m),8.78,7.98(計1
H,m),8.03,10.53(計1H,br)製造例8 (−)−(1S,2R)−2−ヒドロキシ−1−(イミ
ダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N−メチル
シクロヘキサンカルボチオアミド
【0200】
【化61】
【0201】(±)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピ
リジン−6−イル)−N−メチル−2−オキソシクロヘ
キサンチオアミド42.91gをメタノール500mlに懸濁し、
水素化ホウ素ナトリウム1.70gを室温で少量ずつ加え
た。30分撹拌後、水1リットルを加え、不溶物を濾取
し、淡黄色粉末36.32gを得た。この粉末と(+)−ジベ
ンゾイル−D−酒石酸47.29gを水−エタノール(1:
5)1.8リットルに熱時溶解させ、室温で12時間放置し
た。析出物を濾取し、橙色針状晶21.56gを得た。この結
晶を水200mlに懸濁させ、濃アンモニア水50mlを加え、
室温で1時間撹拌した。不溶物を濾取し、標記化合物9.
51g(>99%ee)を微橙色粉末として得た(収率26
%)。
【0202】光学純度はキラルカラムを用いた高速液体
クロマトグラフィーで測定した。
【0203】<液体クロマトグラフィーの条件> カラム;CHIRALCEL(登録商標)OJ(ダイセ
ル化学工業(株)製)(250mm×4.6mmI.D.) 溶離液;n−ヘキサン:2−プロパノール=4:1(v/
v) カラム温度;室温 流速;1ml/分 検出方法;紫外部吸収(254nm) 保持時間;13.3分(ラセミ体は13.3分と21.5分) ・融点(℃);244〜246(分解) ・比旋光度〔α〕D 28;−44°(c=0.68,DMF) ・NMR(400MHz,δ,DMSO-d6);1.26〜1.40(3H,m),1.
52〜1.72(2H,m),1.93〜2.02(1H,m),2.15〜2.25(1H,m),
2.47〜2.55(1H,m),2.92(3H,d,J=4.4Hz),4.60〜4.66(1H,
m),4.88〜4.94(1H,m), 7.32(1H,dd,J=1.8,9.5Hz),7.44
(1H,d,J=9.5Hz),7.51(1H,d,J=1.3Hz),7.96(1H,m),8.63
(1H,m),9.20〜9.30(1H,m)製造例9 2−(N−t−ブトキシカルボニルグリシルオキシ)−
1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−
N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0204】
【化62】
【0205】2−ヒドロキシ−1−(イミダゾ〔1,2
−a〕ピリジン−6−イル)−N−メチルシクロヘキサ
ンカルボチオアミド(M型)2.00g、N−t−ブトキシ
カルボニルグリシン2.42g、N,N'−ジシクロヘキシル
カルボジイミド2.86g、4−ジメチルアミノピリジン0.8
4gをN,N−ジメチルホルムアミド35mlに加え、室温で1
6時間撹拌した。反応液に酢酸エチル、飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液を加え、不溶物を濾別した。酢酸エチル
層を分離し、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。溶媒を留去し、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶媒;ジクロロメタン:メタノール
=30:1)で精製し、ジクロロメタン、エーテルで結晶
化させ、標記化合物2.66gを白色粉末として得た(収率8
6%)。
【0206】・融点(℃);140〜142 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.37(9H,s),1.32〜1.47
(1H,s),1.48〜1.69(3H,m),1.72〜1.85(1H,m),2.24〜2.3
8(2H,m),2.53〜2.66(1H,m),3.12(3H,d,J=3.6Hz),3.59(1
H,dd,J=4.8,1.8Hz),3.54〜3.70(1H,m),3.88(1H,dd,J=4.
8,18Hz),4.96〜5.08(1H,m),5.90〜6.01(1H,m),7.13(1H,
dd,J=1Hz,9.4Hz),7.30(1H,d,J=9.4Hz),7.57(1H,s),7.58
(1H,d,J=1Hz),8.07(1H,brs),8.43(1H,s)製造例10〜20 製造例9の方法に準じて以下の化合物を得た。
【0207】製造例10 2−(N−t−ブトキシカルボニルグリシルオキシ)−
N'−メチル−1−(4−メチルイミダゾール−1−イ
ル)シクロヘキサンカルボチオアミド
【0208】
【化63】
【0209】・融点(℃);191〜193 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.27(1H,m),1.46(9H,
s),1.48〜1.78(4H,m),2.06(1H,m),2.29(3H,d,J=0.9Hz),
2.38(1H,m),2.81(1H,m),3.04(3H,d,J=4.8Hz),3.78(1H,d
d,J=5.1Hz,18.1Hz),3.99(1H,dd,J=6.4Hz,18.1Hz),5.00
(1H,br),6.01(1H,dd,J=3.7Hz,11.7Hz),6.77(1H,br),7.2
6(1H,s),7.79(1H,s)製造例11 2−(N−t−ブトキシカルボニルグリシルオキシ)−
N'−エチル−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−
6−イル)シクロヘキサンカルボチオアミド
【0210】
【化64】
【0211】・融点(℃);206〜210 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.11(3H,t,J=7.3Hz),1.
32〜1.46(1H,m),1.38(9H,s),1.51〜1.68(3H,m),1.80(1
H,m),2.23〜2.38(2H,m),2.59(1H,m),3.53〜3.75(3H,m),
3.91(1H,dd,J=6.2Hz,17.9Hz),5.01(1H,br),5.99(1H,dd,
J=2.9,8.6Hz),7.21(1H,dd,J=1.3,9.5Hz),7.41(1H,br),
7.49(1H,d,J=9.5Hz),7.62(1H,s),7.63(1H,s),8.47(1H,
s)製造例12 2−(N−t−ブトキシカルボニルグリシルオキシ)−
N'−メチル−1−(2−メチルイミダゾ〔1,2−a〕
ピリジン−6−イル)シクロヘキサンカルボチオアミド
【0212】
【化65】
【0213】・融点(℃);229〜233(分解) ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.34(9H,s),1.40(1H,
m),1.50〜1.85(4H,m),2.22(1H,m),2.35(1H,m),2.46(3H,
s),2.58(1H,m),3.08(3H,d,J=4.8Hz),3.62(1H,dd,J=5.0,
17.9Hz),3.91(1H,dd,J=6.0,17.9Hz),4.97(1H,br),5.95
(1H,dd,J=3.5,9.3Hz),7.15(1H,d,J=9.7Hz),7.37(1H,s),
7.39(1H,d,J=9.7Hz),7.49(1H,br),8.40(1H,s)製造例13 2−(N−t−ブトキシカルボニルグリシルオキシ)−
N'−メチル−1−(2−トリフルオロメチルイミダゾ
〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)シクロヘキサンカ
ルボチオアミド
【0214】
【化66】
【0215】・融点(℃);199〜204 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.34(9H,s),1.37(1H,
m),1.52〜1.95(4H,m),2.28(1H,m),2.37(1H,m),2.60(1H,
m),3.13(3H,d,J=4.6Hz),3.63(1H,dd,J=5.6,18.0Hz),3.8
7(1H,dd,J=6.0,18.0Hz),5.00(1H,m),5.99(1H,dd,J=2.8,
8.4Hz),7.37(1H,dd,J=1.5,9.5Hz),7.43(1H,d,J=9.5Hz),
7.70(1H,br),7.88(1H,s),8.48(1H,s)製造例14 2−(N−t−ブトキシカルボニルサルコシルオキシ)
−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)
−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0216】
【化67】
【0217】・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.33,1.41
(計9H,s),1.22〜1.96(5H,m),2.17〜2.41(2H,m),2.53〜
2.66(1H,m),2.71,2.77(計3H,s),3.09,3.11(計3H,d,J=4.
8Hz),3.62,3.67(計1H,d,J=17.9Hz),4.01,4.05(計1H,d,J
=13.0Hz),5.90,6.14(計1H,dd,J=3.5,8.9Hz),7.18,7.23
(計1H,dd,J=1.3,9.5Hz),7.43,7.50(計1H,d,J=9.5Hz),7.
54〜7.92(3H,m),8.48(1H,s)製造例15 2−(N−t−ブトキシカルボニル−β−アラニルオキ
シ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イ
ル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0218】
【化68】
【0219】・融点(℃);183〜185 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.30〜1.46(1H,m),1.41
(9H,s),1.52〜1.82(4H,m),2.20(1H,m),2.30〜2.39(2H,
m),2.47(1H,m),2.62(1H,m),3.09(3H,d,J=4.8Hz),3.24(1
H,m),3.39(1H,m),4.89(1H,br),5.97(1H,dd,J=3.1,8.8H
z),7.22(1H,dd,J=1.3,9.5Hz),7.46(1H,br),7.52(1H,d,J
=9.5Hz),7.64(1H,d,J=1.3Hz),7.68(1H,s),8.56(1H,s)製造例16 2−(2−(N−t−ブトキシカルボニルアミノ)イソ
ブチリルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリ
ジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボ
チオアミド
【0220】
【化69】
【0221】・融点(℃);176〜178 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.18〜1.85(19H,m),2.2
3(1H,m),2.38(1H,m),2.65(1H,m),3.08(3H,d,J=4.8Hz),
4.98(1H,br),5.93(1H,dd,J=3.3,9.5Hz),7.24(1H,m),7.4
8〜7.68(4H,m),8.56(1H,br)製造例17 2−(N−t−ブトキシカルボニルアラニルオキシ)−
1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−
N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド(約3:
2のジアステレオマーの混合物)
【0222】
【化70】
【0223】・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.14〜1.8
8(5H,m),1.03,1.27(計3H,d,J=7.1Hz),1.35,1.38(計9H,
s),2.20〜2.41(2H,m),2.56〜2.68(1H,m),3.09(3H,d,J=
4.8Hz),4.05〜4.26(1H,m), 4.89,5.00(計1H,d,J=8.0H
z),5.99(1H,dd,J=3.1,8.8Hz),7.19,7.21(計1H,dd,J=1.
8,9.5Hz),7.39〜7.49(1H,m),7.43,7.47(計1H,d,J=9.5H
z),7.58〜7.64(2H,m),7.67,7.85(計1H,br),8.47,8.50
(計1H,s)製造例18 2−(N−t−ブトキシカルボニルフェニルアラニルオ
キシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−
イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
(約3:2のジアステレオマーの混合物)
【0224】
【化71】
【0225】・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.18〜1.8
2(5H,m),1.33,1.35(計9H,s),2.01〜2.77(3H,m),2.96〜
3.10(5H,m),4.37,4.46(計1H,m),4.86,4.91(計1H,d,J=8.
6Hz),5.83,5.89(計1H,m),6.98〜7.33(6H,m),7.38〜7.65
(4H,m),8.23,8.54(計1H,s)製造例19 2−(N−t−ブトキシカルボニルプロリルオキシ)−
1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−
N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド(約1:
1のジアステレオマーの混合物)
【0226】
【化72】
【0227】・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.20〜1.9
4(18H,m),2.12〜2.70(3H,m),3.04,3.09(計3H,d,J=4.8H
z),3.25〜3.55(2H,m),4.26〜4.33(1H,m),6.07,6.14(計1
H,m),7.09(1H,m),7.15〜7.24(1H,m),7.55〜7.70(3H,m),
8.59,8.67(計1H,s)製造例20 2−(N−t−ブトキシカルボニル−β−ベンジルアス
パルチルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリ
ジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボ
チオアミド(約1:1のジアステレオマーの混合物)
【0228】
【化73】
【0229】・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.27〜1.8
8(8H,m),1.30,1.35(計9H,s),2.23〜2.37(2H,m),2.52〜
2.76(2H,m),2.82〜2.95(1H,m),3.08,3.12(計3H,d,J=4.6
Hz),4.30〜4.49(1H,m),4.91〜5.04(2H,m),5.32,5.54(計
1H,m),5.81,5.93(計1H,m),7.03〜7.13(1H,m), 7.21〜7.
40(6H,m),7.55〜7.65(2H,m),8.00〜8.20(1H,br),8.46〜
8.52(1H,m)製造例21 2−(N−t−ブトキシカルボニルバリルオキシ)−1
−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N'
−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド(M型)
【0230】
【化74】
【0231】2−ヒドロキシ−1−(イミダゾ〔1,2
−a〕ピリジン−6−イル)−N−メチルシクロヘキサ
ンカルボチオアミド1.0g、N,N'−ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド1.32g、(L)−N−t−ブトキシカルボ
ニルバリン1.44g、4−ジメチルアミノピリジン0.4gを
N,N−ジメチルホルムアミド20mlに加え、室温で17時
間撹拌した。反応液に酢酸エチル、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液を加え、不溶物を濾別した。酢酸エチル層を
分離し、水、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、溶媒を留去した。シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶媒;ジクロロメタン:メタノール=
40:1)で精製し、より極性の低いジアステレオマー
(L型)0.41g(白色粉末、収率25%)と、より極性の
高いジアステレオマー(M型)0.52g(白色粉末、収率3
1%)を得た。
【0232】・融点(℃);228〜229 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);0.55(3H,br d,J=6.2H
z),0.78(3H,d,J=6.8Hz),1.18〜1.38(2H,m),1.41(9H,s),
1.48〜1.88(4H,m),2.29(1H,m),2.37(1H,m),2.65(1H,m),
3.08(3H,d,J=4.8Hz),4.10(1H,dd,J=4.9Hz,9.2Hz),4.96
(1H,d,J=9.2Hz),5.95(1H,m),7.24(1H,m),7.39(1H,br),
7.56(1H,d,J=9.7Hz),7.66(1H,s),7.67(1H,s),8.58(1H,b
r s)製造例22〜24 製造例21の方法に準じて以下の化合物を得た。
【0233】製造例22 2−(N−t−ブトキシカルボニルバリルオキシ)−1
−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N'
−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド(L型)
【0234】
【化75】
【0235】・融点(℃);248〜249 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);0.79(3H,d,J=6.8Hz),0.
87(3H,d,J=6.8Hz),1.20〜1.34(1H,m),1.37(9H,s),1.51
〜1.69(3H,m),1.78(1H,m),2.00(1H,m),2.24〜2.40(2H,
m),2.59(1H,m),3.10(3H,d,J=4.4Hz),3.98(1H,dd,J=5.5,
8.4Hz),4.82(1H,d,J=8.4Hz),6.00(1H,dd,J=3.5,8.6Hz),
7.17(1H,m),7.35(1H,br d,J=9.9Hz),7.56(1H,s),7.60(1
H,s),7.94(1H,br),8.45(1H,br s)製造例23 2−(N−t−ブトキシカルボニル−O−t−ブチルセ
リルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオ
アミド(M型)
【0236】
【化76】
【0237】・融点(℃);201〜205 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.06(9H,s),1.38(9H,
s),1.42(1H,m),1.50〜1.70(3H,m),1.82(1H,m),2.25〜2.
40(2H,m),2.59(1H,m),3.11(3H,d,J=4.4Hz),3.48(1H,m),
3.65(1H,m),4.16(1H,m),5.16(1H,d,J=8.2Hz),5.93(1H,
m),7.10〜7.21(1H,m),7.29〜7.36(1H,m),7.54〜7.65(2
H,m),7.79〜8.10(1H,m),8.41〜8.50(1H,m)製造例24 2−(N−t−ブトキシカルボニル−O−t−ブチルセ
リルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオ
アミド(L型)
【0238】
【化77】
【0239】・融点(℃);219〜223(分解) ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.07(9H,s),1.21(9H,
s),1.34(1H,m),1.50〜1.62(2H,m),1.68(1H,m),1.90(1H,
m),2.18(1H,m),2.38(1H,m),2.65(1H,m),3.09(3H,d,J=4.
6Hz),3.45(1H,dd,J=3.5,9.2Hz),3.70(1H,m),4.21(1H,
m),5.33(1H,d,J=8.1Hz),5.71(1H,m),7.12〜7.19(1H,m),
7.48〜7.54(1H,m),7.62〜7.74(3H,m),8.52〜8.58(1H,m)製造例25 (+)−(1S,2R)−2−(N−t−ブトキシカル
ボニルグリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−
a〕ピリジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサ
ンカルボチオアミド
【0240】
【化78】
【0241】製造例8で得られた(−)−(1S,2
R)−2−ヒドロキシ−1−(イミダゾ〔1,2−a〕
ピリジン−6−イル)−N−メチルシクロヘキサンカル
ボチオアミド5.11g、N−t−ブトキシカルボニルグリ
シン6.2g、N,N'−ジシクロヘキシルカルボジイミド7.
3g、4−ジメチルアミノピリジン2.16gをN,N−ジメチ
ルホルムアミド60mlに加え、室温で終夜撹拌した。
【0242】析出した固体を濾別した後、濾液を減圧下
濃縮した。残渣に酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ジク
ロロメタン:メタノール=30:1)で精製し、n−ヘキ
サン−酢酸エチルで結晶化させ、標記化合物6.89gを白
色粉末として得た(収率88%)。
【0243】・融点(℃);172〜173 ・比旋光度〔α〕D 28;+24.3°(c=0.83,クロロホル
ム) ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.37(9H,s),1.32〜1.47
(1H,s),1.48〜1.69(2H,m),1.72〜1.85(1H,m),2.24〜2.3
8(2H,m),2.53〜2.66(1H,m),3.12(3H,d,J=3.6Hz),3.59(1
H,dd,J=4.8,18Hz),3.54〜3.70(1H,m),3.88(1H,dd,J=4.
8,18Hz),4.96〜5.08(1H,m),5.90〜6.01(1H,m),7.13(1H,
dd,J=1,9.4Hz),7.30(1H,d,J=9.4Hz),7.57(1H,s),7.58(1
H,d,J=1Hz),8.07(1H,br s),8.43(1H,s)製造例26 2−(2−(1−ナフタレンスルホンアミド)エトキ
シ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イ
ル)−1−((4−メトキシベンジルチオ)(メチルイ
ミノ)メチル)シクロヘキサン
【0244】
【化79】
【0245】2−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−
6−イル)−2−((4−メトキシベンジル)(メチル
イミノ)メチル)シクロヘキサノール1.31gをテトラヒ
ドロフラン50mlに懸濁し、−60℃に冷却した。カリウム
t−ブチキシド0.4gを加え、2.5時間撹拌した。N−
(1−ナフタレンスルホニル)アジリジン0.82gを加
え、徐々に0℃とした。氷冷下で5.5時間撹拌し、飽和
塩化アンモニア水溶液を加え、クロロホルムで抽出し
た。無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ジクロロ
メタン:メタノール=40:1)で精製し、標記化合物0.
4gを白色アモルファスとして得た(収率19%)。 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.43(1H,m),1.68(1H,
m),1.76〜1.84(2H,m),2.04(1H,m),2.44(1H,m),2.74〜2.
90(2H,m),3.01(1H,m),3.33(1H,d,J=12.3Hz),3.50(1H,
m),3.58(1H,d,J=12.3Hz),3.60(3H,s),3.68〜3.75(5H,
m),4.22(1H,br s),4.54(1H,br),6.50〜6.56(2H,m),6.61
〜6.67(2H,m),7.15(1H,dd,J=1.8,9.5Hz), 7.38〜7.61(7
H,m),7.65(1H,d,J=1.1Hz),8.02(1H,m)製造例27 2−(2−ベンゼンスルホンアミドエトキシ)−1−
(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−1−
((4−メトキシベンジルチオ)(メチルイミノ)メチ
ル)シクロヘキサン
【0246】
【化80】
【0247】N−(1−ナフタレンスルホニル)アジリ
ジンの代わりにN−ベンゼンスルホニルアジリジンを用
い、製造例26の方法に準じて標記化合物を得た。
【0248】・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.12〜1.4
0(2H,m),1.52〜1.66(2H,m),1.88(1H,m),2.34(1H,m),2.6
8(1H,m),2.85(1H,m),2.93(1H,m),3.33(1H,d,J=12.3Hz),
3.38(1H,m),3.59(3H,s),3.68〜3.74(5H,m),4.13(1H,br
s),4.81(1H,br),6.50〜6.56(2H,m),6.61〜6.67(2H,m),
7.06(1H,dd,J=1.8,9.5Hz),7.41〜7.50(3H,m),7.56〜7.6
6(3H,m),7.90(1H,m),7.94(1H,dd,J=1.6,7.9Hz),8.04(1
H,d,J=8.2Hz),8.10(1H,dd,J=1.1,7.3Hz),8.42(1H,d,J=
8.8Hz)製造例28 2−グリシルオキシ−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピ
リジン−6−イル)−N−メチルシクロヘキサンカルボ
チオアミド
【0249】
【化81】
【0250】製造例9で得られた2−(N−t−ブトキ
シカルボニルグリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,
2−a〕ピリジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘ
キサンカルボチオアミド2.43gをジクロロメタン5mlに
溶解し、氷冷した。トリフルオロ酢酸5mlを加え、1時
間撹拌した。氷水を加え、炭酸ナトリウムでアルカリ性
とした後、ジクロロメタンで抽出した。無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、溶媒を留去した。得られる固体をエー
テルで洗浄し、標記化合物1.71gを微黄色粉末として得
た(収率92%)。
【0251】これは精製することなく次の反応に用い
た。
【0252】製造例29〜31 製造例28の方法に準じて以下の化合物を得た。
【0253】製造例29 2−グリシルオキシ−N−メチル−1−(4−メチルイ
ミダゾール−1−イル)シクロヘキサンカルボチオアミ
【0254】
【化82】
【0255】製造例30 2−プロリルオキシ−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピ
リジン−6−イル)−N−メチルシクロヘキサンカルボ
チオアミド(約1:1のジアステレオマーの混合物)
【0256】
【化83】
【0257】製造例31 1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−
N−メチル−(2−サルコシルオキシ)シクロヘキサン
カルボチオアミド
【0258】
【化84】
【0259】製造例32 2−(β−ベンジルアスパルチルオキシ)−1−(イミ
ダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N−メチル
シクロヘキサンカルボチオアミド(単一のジアステレオ
マー)
【0260】
【化85】
【0261】製造例20で得られた2−(N−t−ブト
キシカルボニル−β−ベンジルアスパルチルオキシ)−
1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−
N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド1.10gをジ
クロロメタン5mlに溶解し、トリフルオロ酢酸5mlを加
え、氷冷下で撹拌した。1時間後、水を加え、炭酸水素
ナトリウムでアルカリ性とし、クロロホルムで抽出し
た。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ジクロロ
メタン:メタノール=10:1)で精製し、より極性の高
いジアステレオマー0.67gを無色油状物として得た(収
率71%)。
【0262】・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.41〜1.7
4(7H,m),2.21〜2.33(2H,m),2.52〜2.77(3H,m),3.11(3H,
d,J=4.6Hz),3.54(1H,m),5.05(1H,d,J=12.3Hz),5.09(1H,
d,J=12.3Hz),6.03(1H,dd,J=2.9,7.5Hz),7.10〜7.19(1H,
m),7.28〜7.38(6H,m),7.54〜7.58(2H,m),7.98〜8.11(1
H,br),8.41〜8.45(1H,m)製造例33 2−グリシルオキシ−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピ
リジン−6−イル)−N−メチルシクロヘキサンカルボ
チオアミド 2塩酸塩
【0263】
【化86】
【0264】製造例9で得られた2−(N−t−ブトキ
シカルボニルグリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,
2−a〕ピリジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘ
キサンカルボチオアミド6.0gをクロロホルム120mlに溶
解し、4N塩化水素−酢酸エチル30mlを加え、室温で4
時間撹拌した。反応液を濃縮、乾固し、標記化合物5.8g
を白色粉末として得た。
【0265】これはさらに精製することなく次に進ん
だ。
【0266】製造例34 (1S,2R)−2−グリシルオキシ−1−(イミダゾ
〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N−メチルシク
ロヘキサンカルボチオアミド 2塩酸塩
【0267】
【化87】
【0268】製造例25で得られた(+)−(1S,2
R)−2−(N−t−ブトキシカルボニルグリシルオキ
シ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イ
ル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド12.
0gをクロロホルム250mlに溶解し、10%塩化水素−酢酸
エチル60mlを加え、室温で12時間撹拌した。反応液を濃
縮し、酢酸エチルを加え、不溶物を濾取し、標記化合物
11.3gを微橙色粉末として得た(収率100%)。
【0269】これは、さらに精製することなく次に進ん
だ。
【0270】製造例35 2−(N−(N'−t−ブトキシカルボニルグリシル)
グリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリ
ジン−6−イル)−N”−メチルシクロヘキサンカルボ
チオアミド
【0271】
【化88】
【0272】製造例33で得られた2−グリシルオキシ
−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)
−N−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド0.5g、N
−t−ブトキシカルボニルグリジン0.3g、N,N'−ジシ
クロヘキシルカルボジイミド0.36g、N−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール0.23gをアセトニトリル10mlに加え、
室温で14時間撹拌した。反応液にメタノールを加え、不
溶物を濾別し、濃縮した。ジクロロメタンを加え、不溶
物を濾別し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒;ジクロロメタン:メタノール=30:1→20:1)で
精製した。得られる油状物をアセトニトリルで結晶化さ
せ、標記化合物0.67gを白色粉末として得た(収率95
%)。
【0273】・融点(℃);177〜180 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.31〜1.49(1H,m),1.44
(9H,s),1.50〜1.69(3H,m),1.84(1H,m),2.25(1H,m),2.34
(1H,m),2.61(1H,m),3.10(3H,d,J=4.6Hz),3.64〜3.84(3
H,m),4.04(1H,dd,J=5.7,17.6Hz),5.18(1H,br),5.98(1H,
m),6.77(1H,br),7.19(1H,d,J=9.5Hz),7.43(1H,d,J=9.5H
z),7.60(1H,s),7.67(1H,s),7.84(1H,br),8.47(1H,s)製造例36 2−(N−(N'−t−ブトキシカルボニルグリシル)
サルコシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピ
リジン−6−イル)−N”−メチルシクロヘキサンカル
ボチオアミド
【0274】
【化89】
【0275】出発物質として製造例31で得られた化合
物を用い、製造例35の方法に準じて標記化合物を得
た。
【0276】・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.21,1.39
(計9H,s),1.18〜1.85(5H,m),2.12〜2.40(2H,m),2.51〜
2.74(1H,m),2.78,2.88(計3H,s),3.04,3.10(計3H,d,J=4.
6Hz),3.71〜4.15(4H,m),5.12,5.25(計1H,br),6.02,6.10
(計1H,dd,J=3.5,9.3Hz),7.15,7.25(計1H,dd,J=1.8,9.5H
z),7.36,7.77(計1H,br),7.56,7.59(計1H,d,J=9.5Hz),7.
63,7.66(計1H,d,J=1.8Hz),7.72,7.77(計1H,s),8.36,8.4
9(計1H,s)実施例1 2−(N−ベンゼンスルホニルグリシルオキシ)−1−
(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N'−
メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0277】
【化90】
【0278】製造例28で得られた2−グリシルオキシ
−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)
−N−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド0.5gをジ
クロロメタン3mlに懸濁させ、ピリジン0.13mlを加え、
氷冷下撹拌した。ベンゼンスルホニルクロリド0.2mlを
ジクロロメタン2mlに溶解したものを滴下した。40分
後、濃アンモニア水を加え、更に水を加え、クロロホル
ムで抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留
去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ジ
クロロメタン:メタノール=40:1)で精製した。ジク
ロロメタン、酢酸エチルで結晶化させ、酢酸エチルで再
結晶し、標記化合物0.49gを白色針状晶として得た(収
率72%)。
【0279】・融点(℃);226〜227 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.38(1H,m),1.51〜1.81
(4H,m),2.18(1H,m),2.37(1H,m),2.57(1H,m),3.06(3H,d,
J=4.8Hz),3.61(1H,d,J=17.8Hz),3.72(1H,d,J=17.8Hz),
5.42(1H,br),5.94(1H,dd,J=3.5,9.3Hz),7.18(1H,dd,J=
1.8,9.5Hz),7.45〜7.54(3H,m),7.54〜7.63(3H,m),7.70
(1H,s),7.77〜7.81(2H,m),8.59(1H,m)実施例2 2−(N−(2−フランスルホニル)グリシルオキシ)
−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)
−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0280】
【化91】
【0281】製造例28で得られた2−グリシルオキシ
−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)
−N−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド0.2gをピ
リジン2mlに懸濁し、氷冷した。2−フランスルホニル
クロリド0.11gを滴下し、2時間撹拌した。希アンモニ
ア水を加え、クロロホルムで抽出した。無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し、溶媒を留去した。シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶媒;ジクロロメタン:メタノール
=40:1)で精製し、エーテルで結晶化させ、標記化合
物0.15gを微黄色粉末として得た(収率54%)。
【0282】・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.38(1H,
m),1.49〜1.84(4H,m),2.21(1H,m),2.37(1H,m),2.58(1H,
m),3.07(3H,d,J=4.6Hz),3.72(1H,d,J=17.9Hz),3.81(1H,
d,J=17.9Hz),5.97(1H,dd,J=3.7,9.5Hz),6.47(1H,dd,J=
1.8,3.5Hz),6.97(1H,dd,J=0.9,3.5Hz),7.15〜7.27(2H,
m),7.46(1H,d,J=9.5Hz),7.54(1H,dd,J=0.9,1.8Hz),7.57
(1H,d,J=1.1Hz),7.59(1H,br),7.68(1H,m),8.57(1H,m)実施例3 2−(N−(2−チオフェンスルホニル)グリシルオキ
シ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イ
ル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0283】
【化92】
【0284】製造例28で得られた2−グリシルオキシ
−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)
−N−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド0.3gをジ
クロロメタン3mlに懸濁し、ピリジン0.08mlを加え、氷
冷した。2−チオフェンスルホニルクロリド0.17gを加
え、1時間撹拌した後、室温で15分撹拌した。希アンモ
ニア水を加え、クロロホルムで抽出した。無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。シリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶媒;ジクロロメタン:メタノー
ル=40:1)で精製し、得られる油状物をクロロホルム
−エーテルで結晶化させ、標記化合物0.31gを白色粉末
として得た(収率72%)。
【0285】・融点(℃);143〜145 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.40(1H,m),1.52〜1.68
(3H,m),1.76(1H,m),2.21(1H,m),2.38(1H,m),2.56(1H,
m),3.07(3H,d,J=4.6Hz),3.67(1H,d,J=17.8Hz),3.80(1H,
d,J=17.8Hz),5.37(1H,br),5.98(1H,dd,J=3.5,9.4Hz),7.
08(1H,m),7.21(1H,dd,J=1.8,9.5Hz),7.40(1H,br),7.50
〜7.56(2H,m),7.59(1H,m),7.64(1H,m),7.70(1H,br s),
8.56(1H,m)実施例14〜27 実施例3の方法に準じて以下の化合物を得た。
【0286】実施例4 2−(N−(o−トルエンスルホニル)グリシルオキ
シ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イ
ル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0287】
【化93】
【0288】・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.30〜1.4
2(1H,m),1.50〜1.80(4H,m),2.14〜2.22(1H,m),2.32〜2.
40(1H,m),2.42,2.61(計3H,s),2.54〜2.63(1H,m),3.05,
3.06(計3H,d,J=4.6Hz),3.58,3.60(計1H,d,J=17.4Hz),3.
68,3.69(計1H,d,J=17.4Hz),5.52〜5.66(1H,br),5.92,5.
93(計1H,dd,J=3.8,9.3Hz),7.13〜7.18(1H,m),7.25〜7.8
7(8H,m),8.58〜8.63(1H,m)実施例5 2−(N−(m−トルエンスルホニル)グリシルオキ
シ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イ
ル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0289】
【化94】
【0290】・融点(℃);206〜209 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.36(1H,m),1.52〜1.69
(3H,m),1.76(1H,m),2.18(1H,m),2.37(1H,m),2.41(3H,
s),2.58(1H,m),3.06(3H,d,J=4.6Hz),3.61(1H,dd,J=4.6,
17.9Hz),3.71(1H,dd,J=5.3,17.9Hz),5.48(1H,br),5.94
(1H,dd,J=3.5,9.7Hz),7.18(1H,dd,J=1.6,9.5Hz),7.36〜
7.42(2H,m),7.49(1H,d,J=9.5Hz),7.54〜7.64(4H,m),7.7
2(1H,s),8.63(1H,m)実施例6 2−(N−(p−トルエンスルホニル)グリシルオキ
シ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イ
ル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0291】
【化95】
【0292】・融点(℃);216〜218 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.36(1H,m),1.50〜1.69
(3H,m),1.74(1H,m),2.16(1H,m),2.37(1H,m),2.43(3H,
s),2.58(1H,m),3.06(3H,d,J=4.8Hz),3.60(1H,dd,J=5.1,
17.6Hz),3.70(1H,dd,J=5.7,17.6Hz),5.18(1H,br),5.93
(1H,dd,J=3.7,9.7Hz),7.19(1H,dd,J=1.8,9.5Hz),7.28〜
7.32(2H,m),7.45(1H,br),7.54(1H,d,J=9.5Hz),7.64(1H,
s),7.65〜7.69(2H,m),7.73(1H,s),8.63(1H,s)実施例7 2−(N−(2−メトキシベンゼンスルホニル)グリシ
ルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−
6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオア
ミド
【0293】
【化96】
【0294】・融点(℃);145〜148 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.28〜1.42(1H,m),1.46
〜1.62(3H,m),1.64〜1.76(1H,m),2.04〜2.13(1H,m),2.1
3〜2.23(1H,m),2.27〜2.36(1H,m),2.55〜2.65(1H,m),3.
04(3H,d,J=4.8Hz),3.52(1H,d,J=18.0Hz),3.68(1H,d,J=1
8.0Hz),3.98(3H,s),5.85(br s),5.89(dd,J=3.4,8.9Hz),
6.98〜7.04(2H,m),7.10(dd,J=1.7,9.7Hz),7.284(1H,s),
7.50(1H,d,J=1.3Hz),7.51〜7.59(1H,m),7.64(1H,s),7.7
5(1H,dd,J=1.7,8.1Hz),8.20(1H,br s)実施例8 2−(N−(4−メトキシベンゼンスルホニル)グリシ
ルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−
6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオア
ミド
【0295】
【化97】
【0296】・融点(℃);214〜216 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.35(1H,m),1.52〜1.82
(4H,m),2.18(1H,m),2.37(1H,m),2.60(1H,m),3.07(3H,d,
J=4.8Hz),3.59(1H,d,J=17.8Hz),3.69(1H,d,J=17.8Hz),
3.86(3H,s),5.78(1H,dd,J=3.7,9.7Hz),6.94〜6.99(2H,
m),7.21(1H,dd,J=1.8,9.7Hz),7.51(1H,d,J=9.7Hz),7.57
(1H,br),7.61(1H,d,J=1.3Hz),7.70〜7.75(3H,m),8.65(1
H,m)実施例9 2−(N−(4−フルオロベンゼンスルホニル)グリシ
ルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−
6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオア
ミド
【0297】
【化98】
【0298】・融点(℃);207〜210 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.40(1H,m),1.51〜1.80
(4H,m),2.19(1H,m),2.37(1H,m),2.56(1H,m),3.07(3H,d,
J=4.8Hz),3.61(1H,d,J=17.8Hz),3.72(1H,d,J=17.8Hz),
5.55(1H,br),5.96(1H,dd,J=3.5,9.2Hz),7.15〜7.21(2H,
m),7.22(1H,dd,J=1.8,9.7Hz),7.49(1H,d,J=9.7Hz),7.55
(1H,br),7.60(1H,d,J=1.3Hz),7.70(1H,m),7.78〜7.84(2
H,m),8.58(1H,m)実施例10 2−(N−(4−クロロベンゼンスルホニル)グリシル
オキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6
−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミ
【0299】
【化99】
【0300】・融点(℃);205〜206(分解) ・NMR(400MHz,δ,DMSO-d6);1.21〜1.34(1H,m),1.
38〜1.49(2H,m),1.49〜1.66(2H,m),2.08〜2.20(2H,m),
2.64〜2.74(2H,m),2.90(3H,s),3.27(1H,d,J=18.0Hz),3.
60(1H,d,J=18.0Hz),5.95(1H,m),7.22(1H,dd,J=1.8,9.5H
z),7.30(1H,d,J=9.5Hz),7.55(1H,d,J=1.1Hz),7.57〜7.6
5(4H,m),7.96(1H,d,J=0.7Hz),8.21(1H,br s),8.51(1H,
s),9.46(1H,br s)実施例11 2−(N−(4−ブロモベンゼンスルホニル)グリシル
オキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6
−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミ
【0301】
【化100】
【0302】・融点(℃);208〜210(分解) ・NMR(400MHz,δ,DMSO-d6);1.21〜1.34(1H,m),1.
38〜1.49(2H,m),1.49〜1.65(2H,m),2.07〜2.20(2H,m),
2.65〜2.74(1H,m),2.90(3H,d,J=3.8Hz),3.28(1H,d,J=1
8.0Hz),3.60(1H,d,J=18.0Hz),5.95(1H,br s),7.22(1H,d
d,J=2.0,9.7Hz),7.43(1H,d,J=9.5Hz),7.52〜7.57(3H,
m),7.72〜7.77(2H,m),7.96(1H,s),8.22(1H,s),8.50(1H,
s),9.46(1H,br s)実施例12 2−(N−(4−シアノベンゼンスルホニル)グリシル
オキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6
−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミ
【0303】
【化101】
【0304】・融点(℃);215〜217 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.43(1H,m),1.52〜1.78
(4H,m),2.19(1H,m),2.38(1H,m),2.54(1H,m),3.07(3H,d,
J=4.6Hz),3.67(1H,d,J=17.8Hz),3.77(1H,d,J=17.8Hz),
5.99(1H,dd,J=3.7,9.3Hz),7.23〜7.30(2H,m),7.47(1H,b
r),7.50(1H,d,J=9.7Hz),7.60(1H,d,J=1.3Hz),7.69(1H,
s),7.78〜7.82(2H,m),7.89〜7.94(2H,m),8.55(1H,m)実施例13 2−(N−(4−トリフルオロメチルベンゼンスルホニ
ル)グリジルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕
ピリジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカ
ルボチオアミド
【0305】
【化102】
【0306】・融点(℃);214〜215(分解) ・NMR(400MHz,δ,DMSO);1.20〜1.34(1H,m),1.38
〜1.48(2H,m),1.50〜1.63(2H,m),2.06〜2.19(2H,m),2.6
4〜2.73(1H,m),2.90(3H,d,J=4.0Hz),3.33(1H,d,J=18.1H
z),3.65(1H,d,J=18.1Hz),5.95(1H,br s),7.22(1H,dd,J=
1.8,9.7Hz),7.43(1H,d,J=9.7Hz),7.55(1H,d,J=1.1Hz),
7.84(2H,d,J=8.3Hz),7.93(2H,d,J=8.3Hz),7.96(1H,s),
8.40(1H,br s),8.50(1H,s),9.46(1H,br s)実施例14 2−(N−(4−アセトアミノベンゼンスルホニル)グ
リシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジ
ン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチ
オアミド
【0307】
【化103】
【0308】・NMR(400MHz,δ,DMSO-d6);1.20〜
1.32(1H,m),1.35〜1.64(4H,m),2.06(3H,s),2.02〜2.18
(2H,m),2.65〜2.70(1H,m),2.88(3H,d,J=3.5Hz),3.19(1
H,d,J=18.0Hz),3.49(1H,d,J=18.0Hz),5.92(1H,bs),7.18
(1H,dd,J=9.5,2.0Hz),7.40(1H,d,J=9.5Hz),7.52(1H,d,J
=2.0Hz),7.53(1H,d,J=9.0Hz),7.67(1H,d,J=9.0Hz),7.92
(1H,m),7.93(1H,s),8.49(1H,s),9.42(1H,bs),10.23(1H,
s)実施例15 2−(N−(2,3−ジクロロベンゼンスルホニル)グ
リシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジ
ン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチ
オアミド
【0309】
【化104】
【0310】・融点(℃);224〜226 ・NMR(400MHz,δ,DMSO-d6);1.28(1H,m),1.38〜1.
48(2H,m),1.50〜1.66(2H,m),2.11(1H,m),2.69(1H,m),2.
90(3H,d,J=4.4Hz),3.41(1H,d,J=18.1Hz),3.69(1H,d,J=1
8.1Hz),5.95(1H,br),7.19(1H,dd,J=1.6,9.7Hz),7.41(1
H,d,J=9.7Hz),7.48(1H,t,J=8.1Hz),7.55(1H,s),7.69(1
H,dd,J=1.5,8.1Hz),7.89(1H,dd,J=1.5,8.1Hz),7.96(1H,
s),8.47(2H,s),9.46(1H,br)実施例16 2−(N−(4−アセトキシベンゼンスルホニル)グリ
シルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオ
アミド
【0311】
【化105】
【0312】・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.30〜1.4
3(1H,m),1.50〜1.66(2H,m),1.67〜1.82(2H,m),2.15〜2.
23(1H,m),2.33(3H,s),2.34〜2.40(1H,m),2.54〜2.63(1
H,m),3.05(3H,d,J=4.5Hz),3.62(1H,d,J=18.0Hz),3.70(1
H,d,J=18.0Hz),5.95(1H,dd,J=8.0,3.5Hz),7.19(1H,dd,J
=9.5,2.0Hz),7.12〜7.34(2H,m),7.44(1H,d,J=9.5Hz),7.
56(1H,d,J=1.0Hz),7.64〜7.72(2H,m),7.73〜7.89(2H,
m),8.59(1H,s)実施例17 2−(N−(4−メトキシチオベンゼンスルホニル)グ
リシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジ
ン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチ
オアミド
【0313】
【化106】
【0314】・NMR(400MHz,δ,CD3OD);1.37〜1.4
8(1H,m),1.53〜1.62(2H,m),1.72〜1.81(2H,m),2.36〜2.
51(2H,m),2.51(3H,s),2.75〜2.82(1H,m),3.00(3H,s),3.
37(1H,d,J=18.0Hz),3.43(1H,d,J=18.0Hz),6.27〜6.31(1
H,m),7.30〜7.34(2H,m),7.47〜7.53(2H,m),7.79(1H,d,J
=9.5Hz),7.98(1H,d,J=2.0Hz),8.23(1H,br s),8.24(1H,d
d,J=9.5,1.5Hz),8.91(1H,br s)実施例18 2−(N−(4−ニトロベンゼンスルホニル)グリシル
オキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6
−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミ
【0315】
【化107】
【0316】・NMR(400MHz,δ,CD3OD);1.35〜1.4
6(1H,m),1.46〜1.7(4H,m),2.26〜2.36(2H,m),2.59〜2.6
7(1H,m),2.98(3H,s),3.43(1H,d,J=18.0Hz),3.70(1H,d,J
=18.0Hz),4.87(2H,s),6.09(1H,m),7.40(1H,d,J=9.5Hz),
7.45(1H,dd,J=9.5,2.0Hz),7.52(1H,d,J=1.0Hz),7.83(1
H,bs),7.87〜7.91(2H,m),8.28〜8.32(2H,m),8.55(1H,b
s)実施例19 2−(N−(3−ニトロベンゼンスルホニル)グリシル
オキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6
−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミ
【0317】
【化108】
【0318】・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.40〜1.6
4(4H,m),1.65〜1.76(1H,m),2.18〜2.27(1H,m),2.32〜2.
39(1H,m),2.50〜2.59(1H,m),3.04(3H,d,J=5.0Hz),3.66
(1H,d,J=18.0Hz),3.86(1H,d,J=18.0Hz),6.00(1H,dd,J=
8.0,3.0Hz),7.24(1H,dd,J=9.5,2.0Hz),7.29(1H,d,J=9.5
Hz),7.44(1H,d,J=1.0Hz),7.60(1H,s),7.70(1H,dd,J=8.
0,8.0Hz),7.86〜7.92(1H,m),8.10(1H,ddd,J=8.0,1.5,1.
0Hz),8.37(1H,ddd,J=8.0,2.0,1.0Hz),8.48(1H,bs),8.51
〜8.53(1H,m)実施例20 2−(N−(2−ニトロベンゼンスルホニル)グリシル
オキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6
−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミ
【0319】
【化109】
【0320】・NMR(400MHz,δ,CD3OD);1.34〜1.4
6(1H,m),1.46〜1.76(4H,m),2.27〜2.38(2H,m),2.60〜2.
68(1H,m),2.97(3H,s),3.57(1H,d,J=18.5Hz),3.78(1H,d,
J=18.5Hz),4.87(2H,s),6.10(1H,m),7.38(1H,d,J=9.5H
z),7.44(1H,dd,J=9.5,2.0Hz),7.53(1H,d,J=1.0Hz),7.70
〜7.85(4H,m),8.51〜8.55(1H,m),8.54(1H,bs)実施例21 2−(N−(フルオロベンゼンスルホニル)グリシルオ
キシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−
イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0321】
【化110】
【0322】・融点(℃);199〜200(分解) ・NMR(400MHz,δ,DMSO-d6);1.20〜1.32(1H,m),1.
37〜1.48(2H,m),1.48〜1.66(2H,m),2.07〜2.20(2H,m),
2.65〜2.75(1H,m),2.89(3H,d,J=4.2Hz),3.40(1H,d,J=1
8.3Hz),3.76(1H,d,J=18.3Hz),5.94(1H,br s),7.20(1H,d
d,J=1.6,9.5Hz),7.28〜7.46(3H,m),7.55(1H,s),7.59(1
H,dt,J=1.5,7.7Hz),7.63〜7.70(1H,m),7.96(1H,s),8.38
(1H,br s),8.56(1H,s),9.47(1H,br s)実施例22 2−(N−(2,5−ジクロロベンゼンスルホニル)グ
リシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジ
ン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチ
オアミド
【0323】
【化111】
【0324】・融点(℃);200〜202(分解) ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.34〜1.46(1H,m),1.46
〜1.64(3H,m),1.68〜1.79(1H,m),1.98(1H,br),2.17〜2.
26(1H,m),2.30〜2.38(1H,m),2.55〜2.64(1H,m),3.06(3
H,d,J=4.6Hz),3.65(1H,d,J=17.9Hz),3.77(1H,d,J=17.9H
z),5.97(1H,dd,J=3.1,5.97Hz),7.16(1H,dd,J=1.8,9.7H
z),7.30(1H,d,J=9.5Hz),7.43〜7.50(3H,m),
7.62(1H,s),7.95(1H,d,J=2.
2Hz),8.07(1H,br),8.54(1H,
s)実施例23 2−(N−(4−クロロ−3−ニトロベンゼンスルホニ
ル)グリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕
ピリジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカ
ルボチオアミド
【0325】
【化112】
【0326】・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.40〜1.5
5(2H,m),1.55〜1.65(2H,m),1.67〜1.77(1H,m),2.18〜2.
27(1H,m),2.31〜2.39(1H,m),2.50〜2.58(1H,m),3.04(3
H,d,J=5.0Hz),3.65(1H,d,J=18.0Hz),3.82(1H,d,J=18.0H
z),6.03(1H,dd,J=8.0,3.0Hz),7.26(2H,m),7.41(1H,d,J=
1.0Hz),7.58(1H,s),7.67(1H,d,J=8.0Hz),7.88(1H,bs),
7.89(1H,dd,J=8.0,2.0Hz),8.17(1H,d,J=2.0Hz),8.46(1
H,s)実施例24 2−(N−(2−メチルピラゾール−3−イルスルホニ
ル)グリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕
ピリジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカ
ルボチオアミド
【0327】
【化113】
【0328】・融点(℃);193〜194 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.43(1H,m),1.50〜1.79
(4H,m),2.21(1H,m),2.36(1H,m),2.54(1H,m),3.06(3H,d,
J=4.6Hz),3.64(1H,d,J=17.9Hz),3.77(1H,d,J=17.9Hz),
4.07(3H,s),6.01(1H,dd,J=3.5,8.9Hz),6.66(1H,d,J=2.2
Hz),7.25(1H,dd,J=1.8,9.5Hz),7.27(1H,d,J=2.2Hz),7.4
4〜7.54(2H,m),7.58(1H,d,J=1.1Hz),7.67(1H,m),8.52(1
H,m)実施例25 2−(N−(2−ナフタレンスルホニル)グリシルオキ
シ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イ
ル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0329】
【化114】
【0330】・融点(℃);212〜214 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.33(1H,m),1.48〜1.70
(4H,m),2.08(1H,m),2.35(1H,m),2.55(1H,m),3.03(3H,d,
J=4.8Hz),3.64(1H,dd,J=3.7,17.8Hz),3.75(1H,dd,J=5.
3,17.8Hz),5.38(1H,br),5.91(1H,dd,J=3.7,9.5Hz),7.17
(1H,dd,J=1.8,9.7Hz),7.43(1H,br),7.52(1H,d,J=9.7H
z),7.59〜7.65(2H,m),7.67(1H,dd,J=1.5,7.0Hz),7.72(1
H,s),7.76(1H,dd,J=1.8,8.6Hz),7.90〜7.98(3H,m),8.37
(1H,d,J=1.8Hz),8.61(1H,s)実施例26 2−(N−(1−ナフタレンスルホニル)グリシルオキ
シ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イ
ル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0331】
【化115】
【0332】・融点(℃);158〜160 ・NMR(400MHz,δ,DMSO-d6);1.20〜1.27(1H,m),1.
34〜1.40(2H,m),1.46〜1.56(2H,m),2.00〜2.08(2H,m),
2.61〜2.68(1H,m),2.89(1H,d,J=4.0Hz),3.29(1H,d,J=1
8.0Hz),3.58(1H,d,J=18.0Hz),5.90(1H,br s),7.16(1H,d
d,J=9.5,2.0Hz),7.41(1H,d,J=9.5Hz),7.53〜7.57(2H,
m),7.63〜7.70(2H,m),7.85〜7.89(1H,m), 7.96(1H,s),
8.06〜8.09(1H,m),8.19(1H,d,J=8.0Hz),8.44〜8.49(2H,
m),8.53〜8.56(1H,m),9.44(1H,br s)実施例27 2−(N−ベンジルスルホニルグリシルオキシ)−1−
(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N'−
メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0333】
【化116】
【0334】・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.25〜1.3
8(1H,m),1.50〜1.67(2H,m),1.77〜1.84(1H,m),1.9〜2.1
(1H,bs),2.18〜2.23(1H,m),2.31〜2.40(1H,m),2.56〜2.
63(1H,m),3.01(3H,d,J=4.5Hz),3.46(1H,d,J=18.0Hz),3.
52(1H,d,J=18.0Hz),4.18(1H,d,J=14.0Hz),4.23(1H,d,J=
14.0Hz),5.80(1H,bs),5.92(1H,dd,J=9.0,3.5Hz),7.13(1
H,dd,J=10.0,2.0Hz),7.33(1H,d,J=10.0Hz),7.35(5H,m),
7.46(1H,d,J=1.0Hz),7.62(1H,s),7.95(1H,bs),8.55(1H,
s)実施例28 2−(N−ベンゼンスルホニルグリシルオキシ)−1−
(4−メチルイミダゾール−1−イル)−N'−メチル
シクロヘキサンカルボチオアミド
【0335】
【化117】
【0336】製造例29で得られた2−グリシルオキシ
−N−メチル−1−(4−メチルイミダゾール−1−イ
ル)シクロヘキサンカルボチオアミド0.3gをジクロロメ
タン5mlに溶解し、トリエチルアミン0.13mlを加え、氷
冷した。ベンゼンスルホニルクロリド0.12mlをジクロロ
メタン2mlに溶解したものを滴下した。1時間後、濃ア
ンモニア水5mlを加え、水を加えた後、クロロホルムで
抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒;ジクロロメタン:メタノール=40:1)で精製し、
得られる油状物を酢酸エチル−n−ヘキサンで結晶化さ
せ、標記化合物0.24gを白色粉末として得た(収率55
%)。
【0337】・融点(℃);201〜202 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.28(1H,m),1.46(1H,
m),1.53〜1.75(3H,m),1.90(1H,m),2.29(3H,d,J=0.7Hz),
2.36(1H,m),2.73(1H,m),3.00(3H,d,J=4.8Hz),3.73(1H,d
d,J=4.0,18.1Hz),3.83(1H,dd,J=5.1,18.1Hz),5.22(1H,b
r),5.95(1H,dd,J=3.8,11.9Hz),6.77(1H,br),6.93(1H,
s),7.51〜7.56(2H,m),7.60(1H,m),7.78(1H,s),7.82〜7.
87(2H,m)実施例29 2−(N−ベンゼンスルホニルプロリルオキシ)−1−
(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N'−
メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0338】
【化118】
【0339】出発物質として製造例30の化合物を用
い、実施例3の方法に準じて標記化合物を得た。
【0340】・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.22(1H,
m),1.53〜2.05(8H,m),2.10,2.30(計1H,m),2.41〜2.52(1
H,m),2.63〜2.78(1H,m),3.02,3.21(計1H,m),3.08,3.09
(計3H,d,J=4.8Hz),3.29,3.56(計1H,m),4.19,4.24(計1H,
dd,δ4.19のヒ゜ーク,J=3.3,8.8Hz,δ4.24のヒ゜ーク,J=2.6,8.2
Hz),5.80,5.91(計1H,dd,J=3.7,11.0Hz),7.17,7.20(計1
H,dd,J=1.8,9.7Hz),7.39,7.73(計1H,br),7.51〜7.68(4
H,m),7.76〜8.04(3H,m),8.87,9.14(計1H,s)実施例30 2−(N−ベンゼンスルホニル−β−ベンジルアスパル
チルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオ
アミド
【0341】
【化119】
【0342】出発物質として製造例32で得られた化合
物を用い、実施例3の方法に準じて標記化合物を得た。
【0343】・融点(℃);109〜114 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.33(1H,m),1.48〜1.65
(3H,m),1.78(1H,m),2.22(1H,m),2.38(1H,m),2.58(1H,d
d,J=5.3,17.0Hz),2.65(1H,m),2.78(1H,dd,J=4.8,17.0H
z),3.08(3H,d,J=4.8Hz),4.21(1H,br),4.92(1H,d,J=12.3
Hz),4.99(1H,d,J=12.3Hz),5.90(1H,dd,J=3.1,9.0Hz),6.
14(1H,br),7.12(1H,ddd,J=2.0,4.8,9.6Hz),7.22〜7.26
(2H,m),7.30〜7.37(3H,m),7.40(1H,m),7.43〜7.49(2H,
m),7.53〜7.60(2H,m),7.71〜7.79(3H,m),
7.82(1H,br),8.74(1H,br s)実施例31 2−(N−ベンゼンスルホニルアラニンオキシ)−1−
(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N'
−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド(約3:2の
混合物)
【0344】
【化120】
【0345】製造例17で得られた2−(N−t−ブト
キシカルボニルアラニルオキシ)−1−(イミダゾ
〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N'−メチルシク
ロヘキサンカルボチオアミド0.73gをクロロホルム10ml
に溶解し、9%塩化水素−酢酸エチル10mlを加え、室温
で12時間撹拌した。溶媒を留去し、白色アモルファスを
得た。これをピリジン4mlに溶解し、ベンゼンスルホニ
ルクロリド0.41mlを加え、室温で2時間撹拌した。飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出
した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し
た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ジク
ロロメタン:メタノール=30:1)で精製し、ジクロロ
メタン、エーテルで結晶化させ、標記化合物0.33gを白
色粉末として得た(収率41%)。
【0346】・NMR(400MHz,δ,CDCl3);0.89,1.18
(計3H,d,J=7.1Hz),1.29〜1.84(5H,m),2.04〜2.41(2H,
m),2.53〜2.65(1H,m),3.05,3.07(計3H,d,J=4.8Hz),3.82
〜3.93(1H,m),5.53〜5.70(1H,m),5.88〜5.94(1H,m),7.1
7,7.19(計1H,dd,J=1.8,9.5Hz),7.43〜7.52(3H,m),7.54
〜7.82(6H,m),8.44,8.73(計1H,s)実施例32 2−(N−(1−ナフタレンスルホニル)−β−アラニ
ルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−
6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオア
ミド
【0347】
【化121】
【0348】出発物質として製造例15の化合物を用
い、ベンゼンスルホニルクロリドの代わりに1−ナフタ
レンスルホニルクロリドを用いた以外は実施例31の方
法に準じて標記化合物を得た。
【0349】・融点(℃);136〜141 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.41(1H,m),1.53〜1.71
(4H,m),2.13(1H,m),2.29〜2.48(3H,m),2.55(1H,m),3.08
(2H,m),3.09(3H,d,J=4.6Hz),5.46(1H,t,J=6.6Hz),6.01
(1H,dd,J=3.1,9.0Hz),7.24(1H,dd,J=1.8,9.5Hz),7.46(1
H,br),7.50〜7.56(2H,m),7.59〜7.72(4H,m),7.95(1H,d
d,J=0.9,8.2Hz),8.08(1H,d,J=8.2Hz),8.20(1H,dd,J=1.
3,7.3Hz),8.50(1H,m),8.58(1H,d,J=8.8Hz)実施例33 2−(N−ベンゼンスルホニルフェニルアラニルオキ
シ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イ
ル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
(L型)
【0350】
【化122】
【0351】製造例18で得られた2−(N−t−ブト
キシカルボニルフェニルアラニルオキシ)−1−(イミ
ダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N'−メチル
シクロヘキサンカルボチオアミド1.88gをジクロロメタ
ン10mlに溶解し、トリフルオロ酢酸10mlを加え、氷冷下
30分撹拌した。氷水を加え、炭酸ナトリウムでアルカリ
性とし、クロロホルムで抽出した。無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、溶媒を留去し、淡黄色アモルファスを得
た。これをジクロロメタン15mlに溶解し、トリエチルア
ミン0.54mlを加え−30℃に冷却した。ベンゼンスルホニ
ルクロリド0.5mlをジクロロメタン2mlに溶解したもの
を滴下し、徐々に0℃とした。0℃で7時間撹拌後、希
アンモニア水を加え、クロロホルムで抽出した。無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。シリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶媒;ジクロロメタン:メ
タノール=50:1→40:1)で精製し、より極性の低い
ジアステレオマー(L型)0.06(白色粉末、収率3%)
と、より極性の高いジアステレオマー(M型)0.10g
(白色粉末、収率5%)を得た。
【0352】・融点(℃);139〜144 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.28(1H,m),1.56〜1.72
(4H,m),2.00(1H,m),2.39(1H,m),2.60〜2.82(3H,m),3.04
(3H,d,J=4.8Hz),4.07(1H,m),4.92(1H,d,J=9.2Hz),5.84
(1H,dd,J=3.5,9.3Hz),6.84〜6.89(2H,m),7.13〜7.22(4
H,m),7.39〜7.48(3H,m),7.51〜7.66(5H,m),7.71(1H,s),
8.58(1H,m)実施例34 2−(N−ベンゼンスルホニルフェニルアラニルオキ
シ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イ
ル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
(M型)
【0353】
【化123】
【0354】実施例33の方法に準じて標記化合物を得
た。
【0355】・融点(℃);202〜205 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.25(1H,m),1.53〜1.89
(4H,m),2.24(1H,m),2.39(1H,m),2.63(1H,m),2.71(1H,d
d,J=8.8,15.2Hz),3.01(1H,dd,J=6.4,15.2Hz),3.02(3H,
d,J=4.8Hz),4.04(1H,m),4.74(1H,m),5.86(1H,dd,J=4.0,
10.6Hz),6.86〜6.91(2H,m),7.12〜7.23(4H,m),7.30(1H,
m),7.38〜7.44(2H,m),7.52〜7.62(4H,m),7.64(1H,d,J=
1.1Hz),7.83(1H,s),8.83(1H,m)実施例35 2−(N−(N'−ベンゼンスルホニルグリシル)グリ
シルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
−6−イル)−N”−メチルシクロヘキサンカルボチオ
アミド
【0356】
【化124】
【0357】製造例35で得られた2−(N−(N'−
t−ブトキシカルボニルグリシル)グリシルオキシ)−
1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−
N”−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド0.56gを
ジクロロメタン5mlに溶解し、トリフルオロ酢酸5mlを
加え、氷冷下1時間撹拌した。氷水を加え、炭酸ナトリ
ウムを加えてアルカリ性とし、クロロホルム−メタノー
ルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を
留去し、微黄色アモルファスを得た。これをジクロロメ
タン4mlに懸濁し、ピリジン0.97mlを加え、氷冷した。
ベンゼンスルホニルクロリド0.15mlをジクロロメタン1
mlに溶解したものを滴下した。1時間後、希アンモニア
水を加え、クロロホルムで抽出した。無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、溶媒を液した。シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶媒;ジクロロメタン:メタノール=3
0:1)で精製し、得られる油状物をジクロロメタン−
エーテルで結晶化させた。EtOH−H2Oから再結晶
し、標記化合物0.19gを白色粉末として得た。
【0358】・融点(℃);140〜142 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.25(1H,m),1.50〜1.72
(3H,m),1.88(1H,m),2.23〜2.39(2H,m),2.72(1H,m),3.10
(3H,d,J=4.7Hz),3.48(2H,br),3.82(1H,dd,J=5.3,17.9H
z),4.09(1H,dd,J=6.2,17.9Hz),5.92(1H,dd,J=3.3,9.3H
z),6.13(1H,br),7.06(1H,t,J=6.8Hz),7.18(1H,dd,J=1.
5,9.7Hz),7.45〜7.64(7H,m),7.69〜7.76(2H,m),8.56(1
H,m)実施例36 2−(N−(N'−ベンゼンスルホニルグリシル)サル
コシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジ
ン−6−イル)−N”−メチルシクロヘキサンカルボチ
オアミド
【0359】
【化125】
【0360】製造例36で得られた2−(N−(N'−
t−ブトキシカルボニルグリシル)サルコシルオキシ)
−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)
−N”−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド0.68g
をクロロホルム10mlに溶解し、7%塩化水素−酢酸エチ
ル30mlを加え、室温で3.5時間撹拌した。エーテルを加
え、不溶物を濾取し、微黄色粉末を得た。
【0361】これをジクロロメタン4mlに懸濁させ、ト
リエチルアミン0.6mlを加え、−15℃に冷却した。ベン
ゼンスルホニルクロリド0.18mlをジクロロメタン1mlに
溶解したものを滴下し、15分撹拌した。希アンモニア水
を加え、クロロホルムで抽出した。無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、溶媒を留去した。シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶媒;ジクロロメタン:メタノール=3
0:1)で精製し、ジクロロメタン−エーテルで結晶化
させ、標記化合物0.53gを白色粉末として得た(通算収
率73%)。
【0362】・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.38〜1.8
6(5H,m),2.23〜2.36(2H,m),2.48〜2.59(1H,m),2.64,2.6
9(計3H,s),3.09(3H,d,J=4.6Hz),3.60,3.66(計1H,d,J=1
6.1Hz),3.62,3.71(計1H,d,J=16.1Hz),3.75,3.88(計1H,
d,J=16.8Hz),3.81,3.94(計1H,d,J=16.8Hz),5.60,5.76
(計1H,br),6.07,6.19(計1H,dd,J=3.1,8.1Hz),7.21〜7.2
6(1H,m),7.40〜7.62(5H,m),7.65,7.69(計1H,s),7.77〜
7.90(3H,m),8.29,8.38(計1H,s)実施例37 2−(N−ベンゼンスルホニルグリシルオキシ)−1−
(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N'−
エチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0363】
【化126】
【0364】製造例11で得られた2−(N−t−ブト
キシカルボニルグリシルオキシ)−N'−エチル−1−
(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)シクロ
ヘキサンカルボチオアミド0.48gをジクロロメタン5ml
に溶解し、トリフルオロ酢酸5mlを加え、氷冷下30分撹
拌した。氷水を加え、炭酸ナトリウムでアルカリ性と
し、クロロホルムで抽出した。無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、溶媒を留去し、淡黄色アモルファスを得た。こ
れをジクロロメタン5mlに懸濁し、トリエチルアミン0.
15mlを加え、−30℃に冷却した。ベンゼンスルホニルク
ロリド0.14mlをジクロロメタン1mlに溶解したものを滴
下し、撹拌した。1時間後、希アンモニア水を加え、ク
ロロホルムで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を留去した。ジクロロメタン−エーテルで結晶
化させ、標記化合物0.26gを白色粉末として得た(通算
収率52%)。
【0365】・融点(℃);206〜208 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.07(3H,t,J=7.3Hz),1.
38(1H,m),1.46〜1.80(4H,m),2.18(1H,m),2.35(1H,m),2.
55(1H,m),3.47〜3.71(3H,m),3.73(1H,d,J=17.8Hz),5.32
(1H,br),5.96(1H,dd,J=3.5,9.2Hz),7.18(1H,br),7.21(1
H,dd,J=1.8,9.5Hz),7.47〜7.62(4H,m),7.63(1H,m),7.71
(1H,m),7.76〜7.82(2H,m),8.57(1H,m)実施例38〜46 実施例37の方法に準じて以下の化合物を得た。
【0366】実施例38 2−(N−ベンゼンスルホニルグリシルオキシ)−1−
(2−メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イ
ル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0367】
【化127】
【0368】・融点(℃);205〜207 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.36(1H,m),1.49〜1.77
(4H,m),2.15(1H,m),2.34(1H,m),2.44(3H,d,J=0.5Hz),2.
54(1H,m),3.04(3H,d,J=4.6Hz),3.60(1H,d,J=17.9Hz),3.
72(1H,d,J=17.9Hz),5.33(1H,br),5.94(1H,dd,J=3.7,9.5
Hz),7.13(1H,dd,J=1.8,9.5Hz),7.39(1H,d,J=9.5Hz),7.4
3〜7.54(4H,m),7.59(1H,m),7.77〜7.82(2H,m),8.49(1H,
m)実施例39 2−(N−ベンゼンスルホニルグリシルオキシ)−1−
(2−トリフルオロメチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリ
ジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボ
チオアミド
【0369】
【化128】
【0370】・融点(℃);223〜224 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.32(1H,m),1.46〜1.70
(3H,m),1.78(1H,m),2.19(1H,m),2.40(1H,m),2.60(1H,
m),3.08(3H,d,J=4.6Hz),3.63(1H,dd,J=5.8,17.9Hz),3.7
5(1H,dd,J=6.0,17.9Hz),5.05(1H,dd,J=5.8,6.0Hz),5.95
(1H,dd,J=3.7,9.5Hz),7.35(1H,dd,J=1.8,9.9Hz),7.45(1
H,br),7.49〜7.64(4H,m),7.76〜7.71(2H,m),8.02(1H,
s),8.67(1H,s)実施例40 2−(N−ナフタレンスルホニルグリシルオキシ)−1
−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N'
−エチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0371】
【化129】
【0372】・NMR(400MHz,δ,DMSO);0.97(3H,t,
J=7.0Hz),1.18〜1.28(1H,m),1.32〜1.40(2H,m),1.44〜
1.56(2H,m), 1.98〜2.14(2H,m),2.62〜2.70(1H,m),3.24
〜3.50(2H,m),3.54〜3.60(2H,m),5.88(1H,m),7.17(1H,d
d,J=10.0,2.0Hz),7.41(1H,d,J=10.0Hz),7.53〜7.57(2H,
m),7.63〜7.69(2H,m),7.86(1H,dd,J=7.5〜1.0Hz),7.96
(1H,s),8.06〜8.08(1H,m),8.19(1H,d,J=8.0Hz),8.44〜
8.47(2H,m),8.54(1H,m),9.42(1H,m)実施例41 2−(N−ナフタレンスルホニルグリシルオキシ)−1
−(2−メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−
イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0373】
【化130】
【0374】・NMR(400MHz,δ,DMSO-d6);1.17〜
1.26(1H,m),1.32〜1.39(2H,m),1.44〜1.54(2H,m),1.96
〜2.10(2H,m),2.31(3H,s),2.60〜2.68(1H,m),2.88(3H,
d,J=3.5Hz),3.27(1H,d,J=18.0Hz),3.56(1H,d,J=18.0H
z),5.89(1H,m),7.10(1H,dd,J=10.0,2.0Hz),7.26(1H,d,J
=10.0Hz),7.55(1H,dd,J=8.0,7.5Hz),7.63〜7.70(3H,m),
7.89(1H,dd,J=7.5,1.0Hz),8.06〜8.08(1H,m),8.19(1H,
d,J=8.0Hz),8.32(1H,s),8.35〜8.45(1H,bs),8.54〜8.56
(1H,m),9.42(1H,bs)実施例42 2−(N−(8−キノリンスルホニル)グリシルオキ
シ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イ
ル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0375】
【化131】
【0376】・融点(℃);149〜152 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.28(1H,m),1.52〜1.73
(3H,m),1.82(1H,m),2.14(1H,m),2.41(1H,m),2.63(1H,
m),3.08(3H,d,J=4.8Hz),3.63〜3.77(2H,m),5.80(1H,dd,
J=3.8,10.4Hz),6.86(1H,t,J=6.2Hz),7.14(1H,dd,J=1.8,
9.5Hz),7.53(1H,br),7.54(1H,d,J=9.5Hz),7.59(1H,dd,J
=4.4,8.4Hz),7.63(1H,m),7.66(1H,m),7.83(1H,s),8.08
(1H,dd,J=1.5,8.4Hz),8.28〜8.35(2H,m),8.83(1H,s),9.
01(1H,dd,J=1.5,4.4Hz)実施例43 2−(2−(N−ベンゼンスルホニルアミノ)イソブチ
リルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン
−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオ
アミド
【0377】
【化132】
【0378】・融点(℃);211〜214 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.23(3H,s),1.24(3H,
s),1.28(1H,m),1.52〜1.77(3H,m),1.98(1H,m),2.31(1H,
m),2.39(1H,m),2.70(1H,m),3.05(3H,d,J=4.8Hz),5.08(1
H,s),5.96(1H,dd,J=3.7,9.9Hz),7.16(1H,dd,J=1.8,9.7H
z),7.36(1H,br),7.47〜7.53(2H,m),7.57(1H,m),7.61(1
H,d,J=9.7Hz),7.64(1H,d,J=1.3Hz),7.81〜7.88(2H,m),
7.89(1H,s),8.83(1H,m)実施例44 2−(N−ベンゼンスルホニルセリルオキシ)−1−
(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N'−
メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0379】
【化133】
【0380】・融点(℃);203〜205(分解) ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.45〜1.78(4H,m),1.85
(1H,m),2.22(1H,m),2.40(1H,m),2.58(1H,m),3.07(3H,d,
J=4.8Hz),3.50(1H,dd,J=4.0,11.5Hz),3.89(1H,m),3.95
(1H,dd,J=2.2,11.5Hz),5.55(1H,br),6.00(1H,dd,J=3.8,
11.2Hz),7.19(1H,dd,J=1.6,9.5Hz),7.48〜7.56(3H,m),
7.58〜7.65(3H,m),7.82〜7.86(2H,m),7.93(1H,s),8.98
(1H,br)実施例45 2−(N−ベンゼンスルホニルバリルオキシ)−1−
(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N'−
メチルシクロヘキサンカルボチオアミド(L型)
【0381】
【化134】
【0382】・融点(℃);207〜208 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);0.20(3H,br d,J=6.8H
z),0.70(3H,d,J=6.8Hz),1.20〜1.54(6H,m),2.20(1H,m),
2.26(1H,m),2.50(1H,m),3.07(3H,d,J=4.8Hz),3.57(1H,d
d,J=4.0,9.9Hz),5.34(1H,d,J=9.9Hz),5.88(1H,dd,J=3.
1,7.0Hz),7.16(1H,dd,J=1.8,9.7Hz),7.37(1H,d,J=9.7H
z),7.44〜7.50(2H,m),7.52〜7.58(2H,m),7.60(1H,d,J=
1.8Hz),7.75〜7.82(3H,m),8.32(1H,s)実施例46 2−(N−ベンゼンスルホニルバリルオキシ)−1−
(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N'−
メチルシクロヘキサンカルボチオアミド(M型)
【0383】
【化135】
【0384】・融点(℃);204〜207 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);0.67(3H,d,J=6.4Hz),0.
68(3H,d,J=6.4Hz),1.33(1H,m),1.48〜1.64(3H,m),1.77
(1H,m),1.96(1H,m),2.24〜2.37(2H,m),2.62(1H,m),3.04
(3H,d,J=4.6Hz),3.58(1H,m),5.27(1H,d,J=9.0Hz),5.89
(1H,dd,J=3.3,9.0Hz),7.12(1H,m),7.38〜7.49(3H,m),7.
53〜7.60(2H,m),7.72〜7.84(4H,m),8.67(1H,s)実施例47 2−(N−ベンゼンスルホニルアスパルチルオキシ)−
1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−
N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0385】
【化136】
【0386】実施例30で得られた2−(N−ベンゼン
スルホニル−β−ベンジルアスパルチルオキシ)−1−
(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N'−
メチルシクロヘキサンカルボチオアミド0.55gをジオキ
サン5mlに溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶液5mlを
加え、室温で30分撹拌した。反応液に水及びベンゼンを
加え、水層を分離した。水層を希塩酸でpH約5とし、
クロロホルム−エタノールの混合液で抽出した。無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をエタ
ノールに溶解し、活性炭を加え、濾過した。濾液を濃縮
し、エーテルを加え結晶化させ、標記化合物0.31gを微
黄色粉末として得た(収率66%)。
【0387】・融点(℃);153〜157 ・NMR(400MHz,δ,DMSO-d6);1.26(1H,m),1.34〜1.
44(2H,m),1.51〜1.62(2H,m),2.06〜2.28(4H,m),2.74(1
H,m),2.90(3H,d,J=4.4Hz),3.79(1H,m),5.95(1H,m),7.31
(1H,d,J=9.5Hz),7.44〜7.63(6H,m),7.66(1H,s),8.03(1
H,s),8.16(1H,d,J=8.6Hz),8.52(1H,s),9.53(1H,br)実施例48 (−)−(1S,2R)−2−(N−ベンゼンスルホニ
ルグリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピ
リジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカル
ボチオアミド
【0388】
【化137】
【0389】製造例34で得られた(1S,2R)−2
−グリシルオキシ−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリ
ジン−6−イル)−N−メチルシクロヘキサンカルボチ
オアミド 2塩酸塩0.5gをピリジン3mlに溶解し、ベン
ゼンスルホニルクロリド0.33mlを加え、室温で50分撹拌
した。飽和炭酸ナトリウム水溶液を加え、クロロホルム
で抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留
去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;
ジクロロメタン:メタノール=30:1)で精製し、ジク
ロロメタン−エーテルで結晶化させ、標記化合物0.38g
を白色粉末として得た(収率65%)。
【0390】・融点(℃);202〜205 ・比旋光度〔α〕D 28;−68.2°(c=1.01,DMF) ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.38(1H,m),1.51〜1.81
(4H,m),2.18(1H,m),2.37(1H,m),2.57(1H,m),3.06(3H,d,
J=4.8Hz),3.61(1H,d,J=17.8Hz),3.72(1H,d,J=17.8Hz),
5.42(1H,br),5.94(1H,dd,J=3.5,9.3Hz),7.18(1H,dd,J=
1.8,9.5Hz),7.45〜7.54(3H,m),7.54〜7.63(3H,m),7.70
(1H,s),7.77〜7.81(2H,m),8.59(1H,m)実施例49〜53 実施例48の方法に準じて以下の化合物を得た。
【0391】実施例49 (+)−(1S,2R)−2−(N−(8−キノリンス
ルホニル)グリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2
−a〕ピリジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキ
サンカルボチオアミド
【0392】
【化138】
【0393】・融点(℃);155〜159 ・比旋光度〔α〕D 28;+52.2°(c=1.01,CHCl3実施例50 (1S,2R)−2−(N−(6−イソキノリンスルホ
ニル)グリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−
a〕ピリジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサ
ンカルボチオアミド
【0394】
【化139】
【0395】・融点(℃);209〜210(分解) ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.33〜1.61(4H,m),1.65
〜1.76(1H,m),2.12〜2.65(5H,m),3.02(3H,d,J=4.6Hz),
3.58(1H,d,J=17.9Hz),3.72(1H,d,J=17.9Hz),5.96(1H,d
d,J=2.9,7.9Hz),7.12〜7.22(2H,m),7.39(1H,d,J=1.1H
z),7.60〜7.69(2H,m),8.17(1H,d,J=8.2Hz),8.28(1H,br
s),8.30〜8.36(2H,m),8.42(1H,d,J=6.2Hz),8.57(1H,br
s),9.27(1H,s)実施例51 (−)−(1S,2R)−(N−(2−メチルピラゾー
ル−3−イルスルホニル)グリシルオキシ)−1−(イ
ミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N'−メチ
ルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0396】
【化140】
【0397】・融点(℃);199〜202 ・比旋光度〔α〕D 28;−81.8°(c=1.00,DMF) ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.43(1H,m),1.50〜1.79
(4H,m),2.21(1H,m),2.36(1H,m),2.54(1H,m),3.06(3H,d,
J=4.6Hz),3.64(1H,d,J=17.9Hz),3.77(1H,d,J=17.9Hz),
4.07(3H,s),6.01(1H,dd,J=3.5,8.9Hz),6.66(1H,d,J=2.2
Hz),7.25(1H,dd,J=1.8,9.5Hz),7.27(1H,d,J=2.2Hz),7.4
4〜7.54(2H,m),7.58(1H,d,J=1.1Hz),7.67(1H,m),8.52(1
H,m)実施例52 (+)−(1S,2R)−2−(N−(p−トルエンス
ルホニル)グリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2
−a〕ピリジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキ
サンカルボチオアミド
【0398】
【化141】
【0399】・融点(℃);189〜202 ・比旋光度〔α〕D 28;+16.6°(c=0.51,CHCl3) ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.36(1H,m),1.50〜1.69
(3H,m),1.74(1H,m),2.16(1H,m),2.37(1H,m),2.43(3H,
s),2.58(1H,m),3.06(3H,d,J=4.8Hz),3.60(1H,dd,J=5.1,
17.6Hz),3.70(1H,dd,J=5.7,17.6Hz),5.18(1H,br),5.93
(1H,dd,J=3.7,9.7Hz),7.19(1H,dd,J=1.8,9.5Hz),7.28〜
7.32(2H,m),7.45(1H,br),7.54(1H,d,J=9.5Hz),7.64(1H,
s),7.65〜7.69(2H,m),7.73(1H,s),8.63(1H,s)実施例53 (−)−(1S,2R)−2−(N−(2−チオフェン
スルホニル)グリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,
2−a〕ピリジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘ
キサンカルボチオアミド
【0400】
【化142】
【0401】・融点(℃);134〜138 ・比旋光度〔α〕D 28;−6.6°(c=1.00,CHCl3) ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.40(1H,m),1.52〜1.68
(3H,m),1.76(1H,m),2.21(1H,m),2.38(1H,m),2.56(1H,
m),3.07(3H,d,J=4.6Hz),3.67(1H,d,J=17.8Hz),3.80(1H,
d,J=17.8Hz),5.37(1H,br),5.98(1H,dd,J=3.5,9.4Hz),7.
08(1H,m),7.21(1H,dd,J=1.8,9.5Hz),7.40(1H,br),7.50
〜7.56(2H,m),7.59(1H,m),7.64(1H,m),7.70(1H,br s),
8.56(1H,m)実施例54 (−)−(1S,2R)−2−(N−(1−ナフタレン
スルホニル)グリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,
2−a〕ピリジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘ
キサンカルボチオアミド
【0402】
【化143】
【0403】製造例25で得られた(+)−(1S,2
R)−2−(N−t−ブトキシカルボニルグリシルオキ
シ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イ
ル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド6.9
gをクロロホルム130mlに溶解し、4N塩酸−酢酸エチル
30mlを加え、室温で終夜撹拌した。反応液を減圧下濃
縮、乾固し、白色粉末を得た。
【0404】これをピリジン100mlに溶解し、氷冷下撹
拌した。1−ナフタレンスルホニルクロリド6.4gを数回
に分け加え、撹拌した。反応液を飽和重曹水に注ぎ、ク
ロロホルムで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を留去した。ジクロロメタンより結晶化させ、
淡黄色結晶を得た。さらに濾液をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶媒;ジクロロメタン:メタノール=
30:1)で精製し、先に得られた淡黄色結晶と合わせて
標記化合物6.1gを得た(収率74%)。
【0405】・融点(℃);158〜160 ・比旋光度〔α〕D 28;−66.7°(c=1.0,DMF) ・NMR(400MHz,δ,DMSO-d6);1.20〜1.27(1H,m),1.
34〜1.40(2H,m),1.46〜1.56(2H,m),2.00〜2.08(2H,m),
2.61〜2.68(1H,m),2.89(1H,d,J=4.0Hz),3.29(1H,d,J=1
8.0Hz),3.58(1H,d,J=18.0Hz),5.90(1H,br s),7.16(1H,d
d,J=9.5,2.0Hz),7.41(1H,d,J=9.5Hz),7.53〜7.57(2H,
m),7.63〜7.70(2H,m),7.85〜7.89(1H,m), 7.96(1H,s),
8.06〜8.09(1H,m),8.19(1H,d,J=8.0Hz),8.44〜8.49(2H,
m),8.53〜8.56(1H,m),9.44(1H,br s)実施例55 2−(N−ベンゾイルグリシルオキシ)−1−(イミダ
ゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N'−メチルシ
クロヘキサンカルボチオアミド
【0406】
【化144】
【0407】製造例28で得られた2−グリシルオキシ
−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)
−N−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド0.2gをジ
クロロメタン2mlに懸濁し、ピリジン0.05ml、無水安息
香酸0.15gを加え、室温で18時間撹拌した。飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ジクロロメタ
ン:メタノール=30:1)で精製し、エーテルを加え、
不溶物を濾取し、標記化合物0.15gを白色粉末として得
た(収率57%)。
【0408】・融点(℃);226〜229 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.33(1H,m),1.51〜1.87
(4H,m),2.22(1H,m),2.35(1H,m),2.61(1H,m),3.04(3H,d,
J=4.6Hz),4.00(1H,dd,J=4.9,17.9Hz),4.25(1H,dd,J=5.
7,17.9Hz),6.00(1H,dd,J=3.7,9.7Hz),6.71(1H,br t,J=6
Hz),7.18〜7.27(2H,m),7.38〜7.58(6H,m),7.69〜7.74(2
H,m),8.45(1H,m)実施例56 2−(N−((2−メタンスルホニルアミノ)ベンゾイ
ル)グリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕
ピリジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカ
ルボチオアミド
【0409】
【化145】
【0410】製造例28で得られた2−グリシルオキシ
−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)
−N−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド0.2g、2
−メタンスルホニルアミノ安息香酸0.15g、N,N'−ジ
シクロヘキシルカルボジイミド0.14g、N−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾール0.09gをアセトニトリル2mlに加
え、室温で14時間撹拌した。アセトニトリルを加え、不
溶物を濾別し、濃縮した。残渣に飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶媒;ジクロロメタン:メタノ
ール=20:1)で精製し、ジクロロメタン−エーテルで
結晶化させ、標記化合物0.23gを白色粉末として得た
(収率73%)。 ・融点(℃);156〜160 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.42〜1.88(5H,m),2.25
〜2.40(2H,m),2.58(1H,m),3.00(3H,s),3.09(3H,d,J=4.8
Hz),3.88(1H,dd,J=4.8,18.1Hz),4.17(1H,dd,J=5.5,18.1
Hz),6.14(1H,dd,J=3.3,8.4Hz),6.95(1H,br t,J=4Hz),7.
13(1H,m),7.25(1H,br),7.30(1H,dd,J=1.8,9.5Hz),7.44
〜7.61(6H,m),7.69(1H,m),8.43(1H,m)実施例57〜59 実施例56の方法に準じて以下の化合物を得た。
【0411】実施例57 2−(N−(2−シアノベンゾイル)グリシルオキシ)
−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)
−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0412】
【化146】
【0413】・融点(℃);209〜211 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.45〜1.88(5H,m),2.17
〜2.26(2H,m),2.64(1H,m),3.05(3H,d,J=4.8Hz),4.30(1
H,d,J=17.2Hz),4.36(1H,d,J=17.2Hz),5.95(1H,dd,J=3.
5,9.2Hz),7.09(1H,dd,J=1.6,9.5Hz),7.21〜7.39(4H,m),
7.59(1H,d,J=1.1Hz),7.72〜7.82(3H,m),8.26(1H,m)実施例58 2−(N−(2−メトキシベンゾイル)グリシルオキ
シ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イ
ル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0414】
【化147】
【0415】・融点(℃);222〜224 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.50〜1.90(5H,m),2.21
(1H,m),2.36(1H,m),2.65(1H,m),3.06(3H,d,J=4.6Hz),3.
99(3H,s),4.00(1H,dd,J=4.9,17.9Hz),4.29(1H,dd,J=5.
9,17.9Hz),5.89(1H,dd,J=3.8,9.9Hz),6.96〜7.03(2H,
m),7.17(1H,dd,J=1.8,9.5Hz),7.33(1H,s),7.40〜7.53(3
H,m),7.69(1H,br),7.99(1H,dd,J=1.6,7.9Hz),8.42(1H,b
r t,J=7Hz),8.44(1H,m)実施例59 2−(N−(1−ナフタレンカルボニル)グリシルオキ
シ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イ
ル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0416】
【化148】
【0417】・融点(℃);164〜168 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.40(1H,m),1.51〜1.73
(3H,m),1.85(1H,m),2.28〜2.39(2H,m),2.58(1H,m),3.00
(3H,d,J=4.6Hz),4.04(1H,dd,J=4.9,17.9Hz),4.32(1H,d
d,J=5.7,17.9Hz),6.07(1H,dd,J=3.5,9.0Hz),6.64(1H,t,
J=5.5Hz),7.19(1H,dd,J=1.8,9.5Hz),7.38(1H,d,J=9.5H
z),7.41〜7.54(5H,m),7.61(1H,dd,J=1.1,7.0Hz),7.76(1
H,br),7.87(1H,d,J=8.1Hz),7.94(1H,d,J=8.4Hz),8.28(1
H,dd,J=0.7,8.6Hz),8.47(1H,m)実施例60 2−(N−フェニルアセチルグリシルオキシ)−1−
(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N'−
メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0418】
【化149】
【0419】製造例28で得られた2−グリシルオキシ
−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)
−N−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド0.2gをジ
クロロメタン2mlに懸濁し、ピリジン0.05mlを加え、氷
冷した。フェニルアセチルクロリド0.09mlを滴下し、30
分冷却下で撹拌した後、室温で40分撹拌した。炭酸水素
ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ジクロロメタ
ン:メタノール=30:1→20:1)で精製し、ジクロロ
メタン−エーテルで結晶化させ、標記化合物0.17gを白
色粉末として得た(収率63%)。
【0420】・融点(℃);131〜136 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.40(1H,m),1.48〜1.64
(2H,m),1.71〜1.82(2H,m),2.21〜2.33(2H,m),2.56(1H,
m),3.07(3H,d,J=4.6Hz),3.53(1H,d,J=13.7Hz),3.58(1H,
d,J=13.7Hz),3.66(1H,dd,J=4.6,18.1Hz),4.01(1H,dd,J=
5.9,18.1Hz),5.91(1H,br t,J=6Hz),6.00(1H,dd,J=3.5,
8.8Hz),7.20(1H,dd,J=2.0,9.7Hz),7.21〜7.37(5H,m),7.
45(1H,d,J=9.7Hz),7.58〜7.65(3H,m),8.41(1H,m)実施例61 (+)−(1S,2R)−2−(N−ベンゾイルグリシ
ルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−
6−イル)−N'−メチルシクロヘキサンカルボチオア
ミド
【0421】
【化150】
【0422】製造例34で得られた(1S,2R)−2
−グリシルオキシ−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリ
ジン−6−イル)−N−メチルシクロヘキサンカルボチ
オアミド 2塩酸塩0.5g、安息香酸0.16g、N,N'−ジ
シクロヘキシルカルボジイミド0.27g、N−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾール0.18g、トリエチルアミン0.35mlを
アセトニトリル10mlに加え、室温で60時間撹拌した。不
溶物を濾別し、濃縮した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液を加え、クロロホルムで抽出した。無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、溶媒を留去した。シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶媒;ジクロロメタン:メタノール=
40:1)で精製し、ジクロロメタン−エーテルで結晶化
させ、標記化合物0.28gを白色粉末として得た(収率52
%)。
【0423】・融点(℃);141〜145 ・比旋光度〔α〕D 28;+65.3°(c=1.03,CHCl3) ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.33(1H,m),1.51〜1.87
(4H,m),2.22(1H,m),2.35(1H,m),2.61(1H,m),3.04(3H,d,
J=4.6Hz),4.00(1H,dd,J=4.9,17.9Hz),4.25(1H,dd,J=5.
7,17.9Hz),6.00(1H,dd,J=3.7,9.7Hz),6.71(1H,br t,J=6
Hz),7.18〜7.27(2H,m),7.38〜7.58(6H,m),7.69〜7.74(2
H,m),8.45(1H,m)実施例62 (+)−(1S,2R)−2−(N−(2−メトキシベ
ンゾイル)グリシルオキシ)−1−(イミダゾ〔1,2
−a〕ピリジン−6−イル)−N'−メチルシクロヘキ
サンカルボチオアミド
【0424】
【化151】
【0425】安息香酸の代わりに2−メトキシ安息香酸
を用い、実施例61の方法に準じて標記化合物を得た。
【0426】・融点(℃);126〜129 ・比旋光度〔α〕D 28;+117.9°(c=0.99,CHCl3) ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.50〜1.90(5H,m),2.21
(1H,m),2.36(1H,m),2.65(1H,m),3.06(3H,d,J=4.6Hz),3.
99(3H,s),4.00(1H,dd,J=4.9,17.9Hz),4.29(1H,dd,J=5.
9,17.9Hz),5.89(1H,dd,J=3.8,9.9Hz),6.96〜7.03(2H,
m),7.17(1H,dd,J=1.8,9.5Hz),7.33(1H,s),7.40〜7.53(3
H,m),7.69(1H,br),7.99(1H,dd,J=1.6,7.9Hz),8.42(1H,b
r t,J=7Hz),8.44(1H,m)実施例63 2−(N−ベンゼンスルホニルサルコシルオキシ)−1
−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N'
−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0427】
【化152】
【0428】2−ヒドロキシ−1−(イミダゾ〔1,2
−a〕ピリジン−6−イル)−N−メチルシクロヘキサ
ンカルボチオアミド0.25g、N−ベンゼンスルホニルサ
ルコシン0.4g、N,N'−ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド0.36g、4−ジメチルアミノピリジン0.1gをN,N−ジ
メチルホルムアミド4mlに加え、室温で13時間撹拌し
た。酢酸エチル、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加
え、不溶物を濾別した。酢酸エチル層を分離し、水、飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶媒;ジクロロメタン:メタノール=40:1)で精製
し、ジクロロメタン−エーテルで結晶化させ、標記化合
物0.42gを白色粉末として得た(収率97%)。
【0429】・融点(℃);208〜209 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.29(1H,m),1.55〜1.89
(4H,m),2.22(1H,m),2.45(1H,m),2.62〜2.71(4H,m),3.08
(3H,d,J=4.8Hz),3.67(1H,d,J=17.0Hz),4.04(1H,d,J=17.
0Hz),5.97(1H,dd,J=3.7,10.4Hz),7.18〜7.27(2H,m),7.4
5〜7.56(3H,m),7.57〜7.65(3H,m),7.71〜7.76(2H,m),7.
85(1H,m),8.90(1H,m)実施例64 2−((2,3−ジヒドロ−1,1−ジオキソベンゾ
〔d〕イソチアゾール−2−イル)アセトキシ)−1−
(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N−
メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0430】
【化153】
【0431】N−ベンゼンスルホニルサルコシンの代わ
りに(2,3−ジヒドロ−1,1−オキソベンゾ〔d〕イ
ソチアゾール−2−イル)酢酸を用い、実施例63の方
法に準じて標記化合物を得た。
【0432】・融点(℃);223〜224 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.31(1H,m),1.51〜1.84
(4H,m),2.24(1H,m),2.38(1H,m),2.57(1H,m),2.93(3H,d,
J=4.8Hz),3.92(1H,d,J=17.4Hz),4.11(1H,d,J=17.4Hz),
4.27(1H,d,J=13.9Hz),4.38(1H,d,J=13.9Hz),6.04(1H,d
d,J=3.7,9.9Hz),7.20(1H,dd,J=1.8,9.7Hz),7.31〜7.39
(2H,m),7.45〜7.58(4H,m),7.63(1H,dt,J=1.1,7.5Hz),7.
78(1H,d,J=7.5Hz),8.63(1H,m)実施例65 2−(ベンゾイルオキシアセトキシ)−1−(イミダゾ
〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N−メチルシク
ロヘキサンカルボチオアミド
【0433】
【化154】
【0434】N−ベンゼンスルホニルサルコシンの代わ
りにベンゾイルオキシ酢酸を用い、実施例63の方法に
準じて標記化合物を得た。
【0435】・融点(℃);225〜226 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.23(1H,m),1.48〜1.72
(3H,m),1.85(1H,m),2.17〜2.33(2H,m),2.64(1H,m),3.05
(3H,d,J=4.8Hz),4.74(1H,d,J=15.7Hz),4.86(1H,d,J=15.
7Hz),5.97(1H,dd,J=3.7,9.9Hz),7.11〜7.18(3H,m),7.41
〜7.48(3H,m),7.56(1H,d,J=1.1Hz),7.62(1H,m),7.95〜
7.99(2H,m),8.31(1H,m)実施例66 2−((1−ナフタレンカルボキシ)アセトキシ)−1
−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N
−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0436】
【化155】
【0437】N−ベンゼンスルホニルサルコシンの代わ
りに(1−ナフタレンカルボキシ)酢酸を用い、実施例
63の方法に準じて標記化合物を得た。
【0438】・融点(℃);216〜218 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.27(1H,m),1.47〜1.73
(3H,m),1.88(1H,m),2.24〜2.35(2H,m),2.59(1H,m),3.02
(3H,d,J=4.8Hz),4.79(1H,d,J=15.7Hz),4.90(1H,d,J=15.
7Hz),6.05(1H,dd,J=3.5,9.3Hz),6.97(1H,s),7.10(1H,d
d,J=1.8,9.5Hz),7.30(1H,d,J=9.9Hz),7.39(1H,d,J=0.9H
z),7.42〜7.57(4H,m),7.91(1H,m),8.08(1H,d,J=8.2Hz),
8.23(1H,dd,J=1.3,7.1Hz),8.27(1H,m),8.77(1H,m)実施例67 2−(2−(1−ナフタレンスルホンアミド)エトキ
シ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イ
ル)−N−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0439】
【化156】
【0440】製造例26で得られた2−(2−(1−ナ
フタレンスルホンアミド)エトキシ)−1−(イミダゾ
〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−1−((4−メ
トキシベンジルチオ)(メチルイミノ)メチル)シクロ
ヘキサン0.4g、アニソール0.5ml、トリフルオロ酢酸5m
l、ジクロロメタン5mlの混合物を氷冷下で1.5時間撹拌
した。氷水を加え、炭酸ナトリウムでアルカリ性とし、
クロロホルムで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶媒;ジクロロメタン:メタノール=30:1)で精
製した。酢酸エチル−n−ヘキサンで結晶化させ、標記
化合物0.21gを白色粉末として得た(収率65%)。
【0441】・融点(℃);128〜132 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.06(1H,m),1.39(1H,
m),1.54(1H,m),1.66(1H,m),1.91(1H,m),2.29(1H,m),2.5
6(1H,m),3.05(1H,m),3.13(3H,d,J=4.8Hz),3.15(1H,m),
3.36(1H,m),3.72(1H,m),4.29(1H,dd,J=3.9,11.5Hz),5.5
2(1H,t,J=5.7Hz),7.16(1H,dd,J=1.8,9.5Hz),7.50〜7.65
(7H,m),7.95(1H,dd,J=1.8,7.7Hz),8.22(1H,dd,J=1.1,7.
3Hz),8.66(1H,d,J=8.6Hz),8.77(1H,s)実施例68 2−(2−ベンゼンスルホンアミドエトキシ)−1−
(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)−N−
メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0442】
【化157】
【0443】出発物質として製造例27の化合物を用
い、実施例67の方法に準じて標記化合物を得た。
【0444】・融点(℃);109〜112 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.08(1H,m),1.37〜1.79
(4H,m),1.99(1H,m),2.31(1H,m),2.57(1H,m),3.05〜3.25
(2H,m),3.14(3H,d,J=4.6Hz),3.40(1H,m),3.78(1H,m),4.
32(1H,dd,J=3.8,11.7Hz),5.29(1H,br),7.18(1H,dd,J=1.
8,9.5Hz),7.47〜7.66(7H,m),7.83〜7.89(2H,m),8.80(1
H,s)実施例69 2−(2−(1−ナフタレンスルホンアミド)エトキシ
イミノ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6
−イル)−N−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
【0445】
【化158】
【0446】N−メチル−2−オキソ−1−(イミダゾ
〔1,2−a〕ピリジン−6−イル)シクロヘキサンカ
ルボチオアミド0.5g、O−(2−(1−ナフタレンスル
ホンアミド)エチル)ヒドロキシルアミン1.02g、ピリ
ジニウムp−トルエンスルホネート0.96gをピリジン5m
lに加え、80℃で16時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。無水硫酸
マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチル:メタノー
ル=30:1)で精製し、ジクロロメタン−エーテルで結
晶化させ、標記化合物0.67gを白色固体として得た(収
率74%)。
【0447】・融点(℃);127〜131 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.48〜1.80(3H,m),1.86
(1H,m),2.12〜2.36(2H,m),2.88(1H,m),3.03〜3.14(2H,
m),3.24(1H,m),3.26(3H,d,J=4.8Hz),3.96〜4.08(2H,m),
5.29(1H,t,J=5.7Hz),6.94(1H,dd,J=1.8,9.5Hz),7.38(1
H,d,J=9.5Hz),7.52〜7.68(5H,m),7.94(1H,m),7.97(1H,
m),8.09(1H,d,J=8.2Hz),8.16(1H,br d,J=5Hz),8.20(1H,
dd,J=1.3,7.3Hz),8.56(1H,m)実施例70 2−(2−(1−ナフタレンスルホンアミド)エチルア
ミノ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−
イル)−N−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
(L型)
【0448】
【化159】
【0449】1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−
6−イル)−N−メチル−2−オキソシクロヘキサンカ
ルボチオアミド600mg及び1−ナフタレンスルホニルア
ミノエチルアミン2.09gを20mlのジクロロメタンに溶解
し、この溶液に室温で四塩化チタンのジクロロメタン溶
液(1mol溶液)2mlを30分かけて加えた。終夜撹拌した
後、濃アンモニア水1mlを加えた。析出した結晶を濾別
し、10%メタノール−ジクロロメタン溶液で洗い、濾液
を減圧下濃縮した。残渣にメタノール10mlを加え、室温
でナトリウムシアノボロヒドリド200mgを加え、1時間
撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、飽和重曹水を加
え、クロロホルムで抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾
燥した後、減圧下濃縮した。シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶媒;ジクロロメタン−酢酸エチル−メタ
ノール=10:10:1)で精製し、より極性の低いジアス
テレオマー(L型)280mgと、より極性の高いジアステ
レオマー(M型)350mgをそれぞれ淡黄色結晶として得
た。
【0450】・融点(℃);185〜186 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.30〜1.50(2H,m),1.56
〜1.89(5H,m),1.01〜2.07(1H,m),2.42〜2.52(1H,m),2.6
8〜2.80(1H,m),2.81〜2.91(1H,m),2.91〜3.04(2H,m),3.
33(3H,d,J=4.8Hz),3.35〜3.42(1H,m),6.67〜6.76(1H,
m),7.22(1H,dd,J=2,9.6Hz),7.31(1H,d,J=1.2Hz),7.37〜
7.56(5H,m),7.90(1H,d,J=8.4Hz),8.02(1H,d,J=7.2Hz),
8.03(1H,s),8.13(1H,dd,J=1.2,7.2Hz),8.47(1H,d,J=8.8
Hz)実施例71 2−(2−(1−ナフタレンスルホンアミド)エチルア
ミノ)−1−(イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−6−
イル)−N−メチルシクロヘキサンカルボチオアミド
(M型)
【0451】
【化160】
【0452】実施例70の方法に準じて標記化合物を得
た。
【0453】・融点(℃);137〜138 ・NMR(400MHz,δ,CDCl3);1.10〜1.22(1H,m),1.33
〜1.70(5H,m),1.79〜1.86(1H,m),2.28〜2.35(1H,m),2.4
4〜2.62(2H,m),2.78〜2.86(1H,m),2.95〜3.01(2H,m),3.
16(3H,d,J=3.6Hz),3.49〜3.54(1H,m),5.44〜5.52(1H,
m),7.17(1H,dd,J=2,9.6Hz),7.52〜7.68(6H,m),7.96(1H,
dd,J=1.2,8Hz),7.98〜8.04(1H,m),8.08
(1H,d,J=8Hz),8.65(1H,d,J=
8Hz),9.10(1H,s)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/435 ACF C07C 233/65 7106−4H 235/46 7106−4H 327/48 7106−4H C07D 471/04 108 A (72)発明者 長谷川 孝司 茨城県つくば市梅園2−16−1 ルンビー ニ梅園102 (72)発明者 生沼 斉 茨城県つくば市小野川7−16 (72)発明者 白戸 学 茨城県つくば市春日4−19−3 エーザイ 紫山寮202 (72)発明者 守屋 克裕 茨城県つくば市天久保2−23−5 メゾン 学園308 (72)発明者 小川 利明 茨城県北相馬郡藤代町宮和田740−1− 1014 (72)発明者 片山 敏 茨城県つくば市観音台1−16−7 (72)発明者 左右田 茂 茨城県牛久市牛久町1687−21

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中、R1およびR2は同一又は相異なる水素原子又は
    低級アルキル基を意味する。R3は置換基を有していて
    もよいアリール基又は置換基を有していてもよいヘテロ
    アリール基を意味する。Xは、酸素原子又は硫黄原子を
    意味する。Yは、式(1) 【化2】 {式中pは0又は1の整数を意味する。Jは、式(2) 【化3】 (式中R4は、水素原子又は低級アルキル基を意味す
    る。R5は、置換基を有していてもよいアリール基、置
    換基を有していてもよいアリールアルキル基、置換基を
    有していてもよいヘテロアリール基又は置換基を有して
    いてもよいヘテロアリールアルキル基を意味する。Z1
    は、式−SO2−で示される基又は式−CO−で示され
    る基を意味する。W1は、式(3) 【化4】 (式中aおよびxは、独立して0又は1の整数を意味す
    る。sは0又は1〜6の整数を意味する。R10は水素原
    子又は低級アルキル基を意味する。)で示される基、式
    (4) 【化5】 (式中、R11は水素原子、低級アルキル基、ヒドロキシ
    アルキル基、置換されていてもよいアリールアルキル基
    又は保護されていてもよいカルボキシアルキル基を意味
    する。)で示される基又は式(5) 【化6】 (式中、gは0又は1〜6の整数を意味する。)で示さ
    れる基を意味する。)で示される基を意味する。}で示
    される基、式(6) 【化7】 {式中、qは、0又は1の整数を意味する。Kは、式
    (7) 【化8】 (式中R6は水素原子又は低級アルキル基を意味する。
    7は、置換基を有していてもよいアリール基、置換基
    を有していてもよいアリールアルキル基、置換基を有し
    ていてもよいヘテロアリール基又は置換基を有していて
    もよいヘテロアリールアルキル基を意味する。Z2は、
    式−SO2−で示される基又は式−CO−で示される基
    を意味する。W2は、式(8) 【化9】 (式中bおよびyは、独立して0又は1の整数を意味す
    る。tは0又は1〜6の整数を意味する。R12は水素原
    子又は低級アルキル基を意味する。)で示される基、式
    (9) 【化10】 (式中、R13は低級アルキル基、ヒドロキシアルキル
    基、置換されていてもよいアリールアルキル基又は保護
    されていてもよいカルボキシアルキル基を意味する。)
    で示される基又は式(10) 【化11】 (式中、hは0又は1〜6の整数を意味する。)で示さ
    れる基を意味する。)で示される基を意味する。}で示
    される基又は式(11) 【化12】 {式中、Lは、式(12) 【化13】 (式中、R8は水素原子又は低級アルキル基を意味す
    る。R9は、置換基を有していてもよいアリール基、置
    換基を有していてもよいアリールアルキル基、置換基を
    有していてもよいヘテロアリール基又は置換基を有して
    いてもよいヘテロアリールアルキル基を意味する。Z3
    は、式−SO2−で示される基又は式−CO−で示され
    る基を意味する。W3は、式(13) 【化14】 (式中cおよびzは独立して0又は1の整数を意味す
    る。uは0又は1〜6の整数を意味する。R14は水素原
    子又は低級アルキル基を意味する。)で示される基、式
    (14) 【化15】 (式中、R15は低級アルキル基、ヒドロキシアルキル
    基、置換されていてもよいアリールアルキル基又は保護
    されていてもよいカルボキシアルキル基を意味する。)
    で示される基又は式(15) 【化16】 (式中、iは0又は1〜6の整数を意味する。)で示さ
    れる基を意味する。)で示される基を意味する。rは0
    又は1を意味する。}で示される基を意味する。]で示
    されるシクロヘキサン誘導体又はその薬理学的に許容で
    きる塩。
  2. 【請求項2】 一般式(II) 【化17】 (式中、R1、R2、R3、XおよびYは前記と同様の意
    味を有する。)で示される請求項1記載のシクロヘキサ
    ン誘導体又はその薬理学的に許容できる塩。
  3. 【請求項3】 一般式(III) 【化18】 (式中、R1、R2、R3、X、Jおよびpは前記の意味
    を有する。)で示される請求項1記載のシクロヘキサン
    誘導体又はその薬理学的に許容できる塩。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のシクロヘキサン誘導体又
    はその薬理学的に許容できる塩を有効成分とするKチャ
    ンネル開口剤。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のシクロヘキサン誘導体又
    はその薬理学的に許容できる塩を有効成分とするKチャ
    ンネル開口作用が有効な疾患の予防・治療剤。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のシクロヘキサン誘導体又
    はその薬理学的に許容できる塩を有効成分とする気管支
    拡張作用が有効な疾患の予防・治療剤。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のシクロヘキサン誘導体又
    はその薬理学的に許容できる塩を有効成分とする血管拡
    張作用が有効な疾患の予防・治療剤。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のシクロヘキサン誘導体又
    はその薬理学的に許容できる塩を有効成分とする膀胱平
    滑筋弛緩作用が有効な疾患の予防・治療剤。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のシクロヘキサン誘導体又
    はその薬理学的に許容できる塩を有効成分とする喘息予
    防・治療剤。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のシクロヘキサン誘導体
    又はその薬理学的に許容できる塩を有効成分とする高血
    圧予防・治療剤。
  11. 【請求項11】 請求項1記載のシクロヘキサン誘導体
    又はその薬理学的に許容できる塩を有効成分とする頻
    尿、尿失禁予防・治療剤。
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