JPH0716548U - 保護継電装置 - Google Patents

保護継電装置

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JPH0716548U
JPH0716548U JP4451793U JP4451793U JPH0716548U JP H0716548 U JPH0716548 U JP H0716548U JP 4451793 U JP4451793 U JP 4451793U JP 4451793 U JP4451793 U JP 4451793U JP H0716548 U JPH0716548 U JP H0716548U
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JP
Japan
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current
shunt reactor
relay
circuit
circuit breaker
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Application number
JP4451793U
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Inventor
俊章 松井
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Meidensha Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遮断器を介して交流母線に接続された分路リ
アクトルの巻線故障に対する保護を逆相分過電流継電器
61によって行う装置において、遮断器投入時のインラ
ッシュ電流による誤動作を確実に防止する。 【構成】 分路リアクトルへ流れる各相の電流の有無を
検出し、少なくともいずれか2相の電流有りを検出した
ときに動作する電流検出部6を設ける。電流検出部6の
出力はタイマーTを介してアンド回路3の一方の入力端
に入力し、前記逆相分過電流継電器61の出力とのアン
ドをとる。電流検出部6によって遮断器投入時の電流が
確実に検出されるので、タイマーTの遅延時間中トリッ
プ動作はロックされる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は分路リアクトル用の保護継電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
分路リアクトルの保護方式の中で、通常の短絡、地絡については過電流継電器 (51)、地絡過電流継電器(51G)で保護し、巻線の短絡故障については電 流不平衡継電器または逆相分過電流継電器(61)で保護する場合がある。その 場合の単線接続図を図2に示す。
【0003】 図2においてSnRは分路リアクトルであり、該分路リアクトルSnRは遮断 器(CB)52を介して交流母線1に接続されている。2は電流検出用の変流器 であり、その2次側には過電流継電器51、地絡過電流継電器51Gおよび逆相 分過電流継電器61が設けられている。
【0004】 上記のような構成において逆相分過電流継電器61(又は電流不平衡継電器) は、分路リアクトルSnRへの突入電流で動作してしまう。これを防止するため 従来は、図3のようなリレーシーケンスによって、遮断器「入」条件を一定時間 遅らせて動作をロックする方法が採られている。図3において61Tは逆相分過 電流継電器61の遅延要素、3はアンド回路、52aは遮断器接点を示している 。Tはインラッシュによる影響を考慮したタイマーであり、その遅延時間は例え ば3s程度に設定されている。
【0005】 遮断器(CB)52の投入時に、接点52aの信号(例えばハイレベル)はタ イマーTによって一定時間遅延される。このため遮断器投入時に分路リアクトル へ突入電流が流れて逆相分過電流継電器61が動作しても、アンド回路3のアン ド条件は成立せず、トリップ出力はロックされる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
図3のような遮断器投入時のインラッシュ電流による誤動作防止方法は、遮断 器(CB)接点を取り込んでいるため信頼性に欠ける。すなわち実際の電流を検 出しているわけではなく、機械的な接点信号を取り込んでいるので動作の信頼性 が乏しい。
【0007】 本考案は上記の点に鑑みてなされたものでその目的は、機械的な接点信号に頼 らず、遮断器投入時のインラッシュ電流による誤動作を確実に防止することがで きる保護継電装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、遮断器を介して交流母線に接続された分路リアクトルの保護を行う 保護継電装置において、前記分路リアクトルの巻線短絡故障に対して保護を行う 保護継電要素と、前記分路リアクトルへ流れる各相の電流の有無を検出し、少な くともいずれか2相の電流有りを検出したときに動作する電流検出部と、前記電 流検出部の動作出力を所定時間遅延する遅延要素とを備え、前記遅延要素および 保護継電要素の動作出力のアンド条件成立時に保護継電器としてのトリップ信号 を出力することを特徴としている。
【0009】
【作用】
遮断器を投入した場合、分路リアクトルに電流が流れ、該電流は電流検出部に より検出される。すると電流検出部から動作出力、例えばハイレベル信号が出力 される。このハイレベル信号は遅延要素によって所定時間遅延される。このため この遅延時間中に、分路リアクトルへ突入電流が流れて保護継電要素が動作出力 (例えばハイレベル信号)を発したとしても、遅延要素と保護継電要素の動作出 力のアンド条件は成立しない。したがって遮断器投入時に流れる突入電流によっ て保護継電要素が誤動作することは防止される。上記のように電流検出部が電流 を検出したことによって遮断器の投入を確実に認識することができるので、信頼 性が非常に高い。
【0010】
【実施例】
以下図面を参照しながら本考案の一実施例を説明する。本考案では電流有りを 検出することにより、遮断器が投入されたことを検出し、一定時間ロックをとる 方式を採っている。リアクトル保護の場合は、定格負荷か、又は電流零以外有り 得ないためこの方式が可能である。
【0011】 電流有り、無しの判定として2相アンド条件をとった場合のリレーシーケンス を図1に示す。図1において図3と同一部分は同一符号をもって示している。図 1において図3と異なる点は、動作ロックをかける要素として遮断器接点52a の代わりに、分路リアクトルに流れる各相電流を検出する電流検出用リレー57 と、該リレー57の各相出力A,B,Cの2相アンドをとって電流の有無を判定 するアンド回路4a,4b,4cと、該アンド回路4a,4b,4cの出力のオ アをとるオア回路5とから成る電流検出部6を設けたことにあり、その他の部分 は図3と同一に構成されている。
【0012】 上記のように構成された回路において、遮断器を投入した場合、分路リアクト ルに電流が流れ、該電流は電流検出部6により検出される。すると電流検出部6 からハイレベル信号が出力され、該ハイレベル信号はタイマーTによって所定時 間遅延される。このためこの遅延時間中に、分路リアクトルへ突入電流が流れて 逆相分過電流継電器61が動作出力(例えばハイレベル信号)を発したとしても 、アンド回路3のアンド条件は成立しない。したがって遮断器投入時に流れる突 入電流によって誤動作することは防止される。
【0013】 また前記遅延時間経過後に分路リアクトルの巻線短絡故障が発生した場合は、 アンド回路3のアンド条件が成立し、トリップ信号が出力される。
【0014】 上記のように電流検出部6が電流を検出したことによって、遮断器の投入を確 実に認識できるので信頼性が高い。
【0015】 また電流検出部6を2相アンド構成にしているので欠相故障に対して遮断可能 であり、また外部至近点の短絡故障復旧時の突入電流もロック可能である(尚、 内部短絡は他の過電流継電要素により保護する)。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、分路リアクトルの巻線短絡故障に対して保護を 行う保護継電要素と、前記分路リアクトルへ流れる各相の電流の有無を検出し、 少なくともいずれか2相の電流有りを検出したときに動作する電流検出部と、前 記電流検出部の動作出力を所定時間遅延する遅延要素とを備え、前記遅延要素お よび保護継電要素の動作出力のアンド条件成立時に保護継電器としてのトリップ 信号を出力するようにしたので、次のような優れた効果が得られる。
【0017】 (1)従来方式のように遮断器接点を取り込むことによる動作の信頼性低下を防 止することができる。またディジタル形の場合は回路上の追加は不要である。
【0018】 (2)電流検出部の電流有無の動作レベルの整定を適当な値に整定することによ って、短絡故障除去時のインラッシュ対策も可能となる。
【0019】 (3)電流検出部は2相アンド条件で電流の有無を検出しているので欠相故障時 でも誤動作することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す回路図。
【図2】分路リアクトルの保護装置の一例を示す単線結
線図。
【図3】従来の誤動作防止対策の一例を示す回路図。
【符号の説明】
1…交流母線 2…変流器 3,4a,4b,4c…アンド回路 5…オア回路 6…電流検出部 51…過電流継電器 51G…地絡過電流継電器 52…遮断器 57…電流検出用継電器 61…逆相分過電流継電器 SnR…分路リアクトル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮断器を介して交流母線に接続された分
    路リアクトルの保護を行う保護継電装置において、前記
    分路リアクトルの巻線短絡故障に対して保護を行う保護
    継電要素と、前記分路リアクトルへ流れる各相の電流の
    有無を検出し、少なくともいずれか2相の電流有りを検
    出したときに動作する電流検出部と、前記電流検出部の
    動作出力を所定時間遅延する遅延要素とを備え、前記遅
    延要素および保護継電要素の動作出力のアンド条件成立
    時に保護継電器としてのトリップ信号を出力することを
    特徴とする保護継電装置。
JP4451793U 1993-08-16 1993-08-16 保護継電装置 Pending JPH0716548U (ja)

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JP4451793U JPH0716548U (ja) 1993-08-16 1993-08-16 保護継電装置

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JP4451793U JPH0716548U (ja) 1993-08-16 1993-08-16 保護継電装置

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JPH0716548U true JPH0716548U (ja) 1995-03-17

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ID=12693745

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JP4451793U Pending JPH0716548U (ja) 1993-08-16 1993-08-16 保護継電装置

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JP (1) JPH0716548U (ja)

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