JPS6070919A - 過電流継電器 - Google Patents
過電流継電器Info
- Publication number
- JPS6070919A JPS6070919A JP17858983A JP17858983A JPS6070919A JP S6070919 A JPS6070919 A JP S6070919A JP 17858983 A JP17858983 A JP 17858983A JP 17858983 A JP17858983 A JP 17858983A JP S6070919 A JPS6070919 A JP S6070919A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- element detection
- transformer
- circuit
- detection circuit
- current
- Prior art date
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- Pending
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- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（ａ）技術分野
この発明は変圧器に接続された負荷の短絡事故等の際に
、変圧器を電力系統から切り離すための過電流継電器に
関する。
、変圧器を電力系統から切り離すための過電流継電器に
関する。
［ｂｌ従来技術とその欠点
高圧の電力系統の受電端等では、遮断器を介して変圧器
が接続され、遮断器と変圧器との間には過電流継電器を
設置して過負荷および短絡事故から変圧器を保護してい
る。第１図は、遮断器と変圧器との間に設けられた１相
の変流器ＣＴと、この変流器ＣＴに接続された従来の過
電流継電器ＯＣＲを示すブロック図である。過電流継電
器ＯＣＲは、過負荷によるところの過電流を検出する限
時要素検出回路１と、突発的な短絡事故による過渡的な
過電流を検出する瞬時要素検出回路２とを有している。
が接続され、遮断器と変圧器との間には過電流継電器を
設置して過負荷および短絡事故から変圧器を保護してい
る。第１図は、遮断器と変圧器との間に設けられた１相
の変流器ＣＴと、この変流器ＣＴに接続された従来の過
電流継電器ＯＣＲを示すブロック図である。過電流継電
器ＯＣＲは、過負荷によるところの過電流を検出する限
時要素検出回路１と、突発的な短絡事故による過渡的な
過電流を検出する瞬時要素検出回路２とを有している。
限時要素検出回路１は、検出した過電流の大きさに応じ
てトリップ時間を設定するための反限時回路３を介して
トリップ用リレーＸに接続されている。したがって、過
負荷による過電流を変流器ＣＴを介して限時要素検出回
路１が検出すると、過電流の大きさに応じてトリップ用
リレーＸにトリップ信号を供給し、図示してない遮断器
を開放する。また、図示してない変圧器に接続された負
荷に短絡事故が起きると、瞬時要素の動作時間は数１０
ｍ秒と非常に短く設定されているので、限時要素検出回
路１が動作するまでに瞬時要素検出回路２が動作して遮
断器を開放する。
てトリップ時間を設定するための反限時回路３を介して
トリップ用リレーＸに接続されている。したがって、過
負荷による過電流を変流器ＣＴを介して限時要素検出回
路１が検出すると、過電流の大きさに応じてトリップ用
リレーＸにトリップ信号を供給し、図示してない遮断器
を開放する。また、図示してない変圧器に接続された負
荷に短絡事故が起きると、瞬時要素の動作時間は数１０
ｍ秒と非常に短く設定されているので、限時要素検出回
路１が動作するまでに瞬時要素検出回路２が動作して遮
断器を開放する。
ところが遮断器を投入して変圧器を電力系統に接続する
とき、変圧器の鉄心の磁気飽和のため定格電流の士数倍
にも及ぶ過渡的な励磁突入電流が数サイクルから数秒に
も亘って流れ、この励磁突入電流を瞬時要素検出回路２
が検出して過電流継電器ＯＣＲが誤動作を起こすことが
ある。特に、近年変圧器が小型化し、定常時の磁気特性
を改善するため高透磁率の鉄心材料が使用されるに従っ
て励磁突入電流は大きくなり、過電流継電器ＯＣＲの誤
動作が増加してきた。
とき、変圧器の鉄心の磁気飽和のため定格電流の士数倍
にも及ぶ過渡的な励磁突入電流が数サイクルから数秒に
も亘って流れ、この励磁突入電流を瞬時要素検出回路２
が検出して過電流継電器ＯＣＲが誤動作を起こすことが
ある。特に、近年変圧器が小型化し、定常時の磁気特性
を改善するため高透磁率の鉄心材料が使用されるに従っ
て励磁突入電流は大きくなり、過電流継電器ＯＣＲの誤
動作が増加してきた。
そこで過電流継電器ＯＣＲの誤動作を防止するには、瞬
時要素検出回路２の動作電流の設定値を高めればよいが
、動作電流値を高めることは同一電力系統に接続された
他の機器との保護協調上適当ではない。また、励磁突入
電流の第２高調波成分を検出して過電流継電器ＯＣＲに
抑制をかける方法もあるが、短絡電流中にも第２高調波
成分を含んでいるので、励磁突入電流と短絡電流とを完
全に判別できない。このため、従来の過電流継電器ＯＣ
Ｒは、遮断器投入時の誤動作を有効に防ぎ得ないという
欠点を有していた。
時要素検出回路２の動作電流の設定値を高めればよいが
、動作電流値を高めることは同一電力系統に接続された
他の機器との保護協調上適当ではない。また、励磁突入
電流の第２高調波成分を検出して過電流継電器ＯＣＲに
抑制をかける方法もあるが、短絡電流中にも第２高調波
成分を含んでいるので、励磁突入電流と短絡電流とを完
全に判別できない。このため、従来の過電流継電器ＯＣ
Ｒは、遮断器投入時の誤動作を有効に防ぎ得ないという
欠点を有していた。
ｆｃ）発明の目的
この発明は上記の実情に泥みなされたもので、遮断器投
入時の変圧器の励磁突入電流による誤動作を防止できる
過電流継電器の提供を目的とする（ｄ１発明の構成 この発明は要約すれば、遮断器と直列に接続される変圧
器の励磁突入電流より全動作領域に亘って大きな動作値
で動作し、■、つ、それぞれ異なる定限時特性を有した
複数の瞬時要素検出回路を設けたことを特徴とする。
入時の変圧器の励磁突入電流による誤動作を防止できる
過電流継電器の提供を目的とする（ｄ１発明の構成 この発明は要約すれば、遮断器と直列に接続される変圧
器の励磁突入電流より全動作領域に亘って大きな動作値
で動作し、■、つ、それぞれ異なる定限時特性を有した
複数の瞬時要素検出回路を設けたことを特徴とする。
（ｅｌ実施例
第２図は変流器ＣＴに接続されたこの発明の実施例であ
る過電流継電器のブロック図、第３図は同過電流継電器
の動作時間特性を示す図である。
る過電流継電器のブロック図、第３図は同過電流継電器
の動作時間特性を示す図である。
第２図において、この過電流継電器ＯＣＲは、瞬時要素
に２段階の定限時特性を持たすため２回路の瞬時要素検
出回路を有している。第１瞬時要素検出回路２ａおよび
第２瞬時要素検出回路２ｂは、ともに第１図に示す従来
の過電流継電器ＯＣＲの瞬時要素検出回路２と同一構成
にある。第１瞬時要素検出回路２ａは、定限待時間回路
４を介してトリップ用リレーＸに接続されている。定限
待時間回路４は、第１瞬時検出回路２ａの信号を遅延さ
せてトリップ信号とし、トリップ用リレーＸに供給する
ものである。遅延時間は調整可能であって、接続する変
圧器の容量や鉄心材質等に合わせて設定する。第２瞬時
要素検出回路２ｂは、第１図に示す従来の過電流継電器
ＯＣＲと同様直接トリップ用リレーＸに接続されており
、変流器ＣＴを介して電路の過電流を検出すると数１０
ｍ秒でトリップ信号を出力する定限時特性を有する。数
１０ｍ秒の定限時動作をとる第２瞬時要素検出回路２ｂ
の電流設定値は、遮断器と直列に接続した変圧器の％イ
ンピーダンスで規定される２次側短絡時の電流値より小
さくする。概略値で示すと、変圧器の％インピーダンス
を４％として変圧器の定格電流の２０〜２５倍である。
に２段階の定限時特性を持たすため２回路の瞬時要素検
出回路を有している。第１瞬時要素検出回路２ａおよび
第２瞬時要素検出回路２ｂは、ともに第１図に示す従来
の過電流継電器ＯＣＲの瞬時要素検出回路２と同一構成
にある。第１瞬時要素検出回路２ａは、定限待時間回路
４を介してトリップ用リレーＸに接続されている。定限
待時間回路４は、第１瞬時検出回路２ａの信号を遅延さ
せてトリップ信号とし、トリップ用リレーＸに供給する
ものである。遅延時間は調整可能であって、接続する変
圧器の容量や鉄心材質等に合わせて設定する。第２瞬時
要素検出回路２ｂは、第１図に示す従来の過電流継電器
ＯＣＲと同様直接トリップ用リレーＸに接続されており
、変流器ＣＴを介して電路の過電流を検出すると数１０
ｍ秒でトリップ信号を出力する定限時特性を有する。数
１０ｍ秒の定限時動作をとる第２瞬時要素検出回路２ｂ
の電流設定値は、遮断器と直列に接続した変圧器の％イ
ンピーダンスで規定される２次側短絡時の電流値より小
さくする。概略値で示すと、変圧器の％インピーダンス
を４％として変圧器の定格電流の２０〜２５倍である。
第１瞬時要素検出回路２ａの電流設定値は、第２瞬時要
素検出回路２ｂの設定値より小さくし、変圧器の励磁突
入電流曲線と、定限待時間回路４の遅延時間との関係か
ら決定する。それ故、この過電流継電器ＯＣＲの瞬時領
域の動作は、第３図に実線で示すように２段階の定限時
特性を有している。すなわち、過電流の値が大きい範囲
においては、一点鎖線で示す従来の過電流継電器と同し
数１０ｍ秒で第２瞬時要素検出回路２ｂからトリップ信
号を供給する定限時特性である。瞬時領域であっても過
電流値が小さい範囲では、第１瞬時要素検出回路２ａか
ら定限待時間回路４を介してトリップ信号を供給する定
限時特性である。この異なる２段階の定限時特性のため
、瞬時要素動作特性曲線が、一点鎖線で示す従来の瞬時
要素動作特性曲線のように、二点鎖線で示す変圧器の励
磁突入電流特性曲線と交叉することはない。変圧器の励
磁突入電流は、第３図に示すように時間の経過とともに
減衰する。）庶断器が投入されて電源に接続されると、
変圧器には最初の１〜２１１ｚは定格電流の士数倍にも
及ぶビーク値への電流が流れ、それから徐々に減衰して
電流は２〜３秒後に定常値Ｂに落ち着く。したがって、
瞬時要素動作特性曲線が従来の過電流継電器のように減
衰する励磁突入電流特性曲線と交叉すると誤動作を起こ
すが、この発明の過電流継電器ＯＣＲでは瞬時要素動作
特性曲線を励磁突入電流より全動作領域に亘って大きな
動作値に回避設定できるため、励磁突入電流によって誤
動作を起こすことはない。すなわち、変圧器のインピー
ダンスで規定される短絡電流から変圧器のインピーダン
スと、接続した負荷との共振によりところの異常な短絡
電流に対しては、第２ＩＪ！１時要素検出回路２ｂが数
１０ｍ秒の定限時特性でトリップ信号を出力して遮断器
を開放する。変圧器の％インピーダンスで規定される２
次側短絡時の電流より小さい故障電流に対しては、第１
瞬時要素検出回路２ａから定限待時間回路４を介して、
設定された数１０ｍ秒より大きい定限時特性で遮断器を
開放する。
素検出回路２ｂの設定値より小さくし、変圧器の励磁突
入電流曲線と、定限待時間回路４の遅延時間との関係か
ら決定する。それ故、この過電流継電器ＯＣＲの瞬時領
域の動作は、第３図に実線で示すように２段階の定限時
特性を有している。すなわち、過電流の値が大きい範囲
においては、一点鎖線で示す従来の過電流継電器と同し
数１０ｍ秒で第２瞬時要素検出回路２ｂからトリップ信
号を供給する定限時特性である。瞬時領域であっても過
電流値が小さい範囲では、第１瞬時要素検出回路２ａか
ら定限待時間回路４を介してトリップ信号を供給する定
限時特性である。この異なる２段階の定限時特性のため
、瞬時要素動作特性曲線が、一点鎖線で示す従来の瞬時
要素動作特性曲線のように、二点鎖線で示す変圧器の励
磁突入電流特性曲線と交叉することはない。変圧器の励
磁突入電流は、第３図に示すように時間の経過とともに
減衰する。）庶断器が投入されて電源に接続されると、
変圧器には最初の１〜２１１ｚは定格電流の士数倍にも
及ぶビーク値への電流が流れ、それから徐々に減衰して
電流は２〜３秒後に定常値Ｂに落ち着く。したがって、
瞬時要素動作特性曲線が従来の過電流継電器のように減
衰する励磁突入電流特性曲線と交叉すると誤動作を起こ
すが、この発明の過電流継電器ＯＣＲでは瞬時要素動作
特性曲線を励磁突入電流より全動作領域に亘って大きな
動作値に回避設定できるため、励磁突入電流によって誤
動作を起こすことはない。すなわち、変圧器のインピー
ダンスで規定される短絡電流から変圧器のインピーダン
スと、接続した負荷との共振によりところの異常な短絡
電流に対しては、第２ＩＪ！１時要素検出回路２ｂが数
１０ｍ秒の定限時特性でトリップ信号を出力して遮断器
を開放する。変圧器の％インピーダンスで規定される２
次側短絡時の電流より小さい故障電流に対しては、第１
瞬時要素検出回路２ａから定限待時間回路４を介して、
設定された数１０ｍ秒より大きい定限時特性で遮断器を
開放する。
なお、この発明の実施例では、従来の過電流継電器と同
一の瞬時要素検出回路を２回路設け、一方の回路に定限
待時間回路を接続して２段階の定限時特性を構成したが
、それぞれ異なる定限時特性を有した複数の瞬時用検出
回路であれば、定電磁時間回路を接続する必要はない。
一の瞬時要素検出回路を２回路設け、一方の回路に定限
待時間回路を接続して２段階の定限時特性を構成したが
、それぞれ異なる定限時特性を有した複数の瞬時用検出
回路であれば、定電磁時間回路を接続する必要はない。
ｆｆｌ考案の効果
以上のようにこの発明によれば、遮断器と直列に接続さ
れる変圧器の励磁突入電流より全動作領域に亘って大き
な動作値で動作し、且つ、それぞれ異なる定限時特性を
有した複数の瞬時要素検出回路を設けたので、遮断器投
入時の変圧器の励磁突入電流による誤動作を完全に防止
できる利点を有する。
れる変圧器の励磁突入電流より全動作領域に亘って大き
な動作値で動作し、且つ、それぞれ異なる定限時特性を
有した複数の瞬時要素検出回路を設けたので、遮断器投
入時の変圧器の励磁突入電流による誤動作を完全に防止
できる利点を有する。
第１図は従来の過電流継電器のブロック図、第２図はこ
の発明の実施例である過電流継電器のブロック図、第３
図は同過電流継電器の動作特性を示す図である。 ＣＴ−変流器、０ＣＲ−過電流検電器、Ｘ−）リップ用
リレー。 出願人 立石電機株式会社 代理人 弁理士 小森久夫
の発明の実施例である過電流継電器のブロック図、第３
図は同過電流継電器の動作特性を示す図である。 ＣＴ−変流器、０ＣＲ−過電流検電器、Ｘ−）リップ用
リレー。 出願人 立石電機株式会社 代理人 弁理士 小森久夫
Claims (1)
- ｆｉｌ 電路の電流が限時要素検出回路の設定値または
瞬時要素検出回路の設定値を越えたことを変流器を介し
て前記限時要素検出回路または前記瞬時要素検出回路が
検出すると、トリップ用リレーが動作して遮断器をトリ
ップする過電流継電器において、前記遮断器と直列に接
続される変圧器の励磁突入電流より全動作領域に亘って
大きな動作値で動作し、且つ、それぞれ異なる定限時特
性を有する複数の瞬時要素検出回路を設けたことを特徴
とする過電流継電器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17858983A JPS6070919A (ja) | 1983-09-27 | 1983-09-27 | 過電流継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17858983A JPS6070919A (ja) | 1983-09-27 | 1983-09-27 | 過電流継電器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6070919A true JPS6070919A (ja) | 1985-04-22 |
Family
ID=16051105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17858983A Pending JPS6070919A (ja) | 1983-09-27 | 1983-09-27 | 過電流継電器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6070919A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62285615A (ja) * | 1986-05-14 | 1987-12-11 | リトン システムズ，インコーポレーテツド | Ａｃ回路遮断器 |
| JPH0237538U (ja) * | 1988-08-30 | 1990-03-13 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54108248A (en) * | 1978-02-13 | 1979-08-24 | Toshiba Corp | Static type trip device |
| JPS54132747A (en) * | 1978-04-06 | 1979-10-16 | Toshiba Corp | Protective relay |
-
1983
- 1983-09-27 JP JP17858983A patent/JPS6070919A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54108248A (en) * | 1978-02-13 | 1979-08-24 | Toshiba Corp | Static type trip device |
| JPS54132747A (en) * | 1978-04-06 | 1979-10-16 | Toshiba Corp | Protective relay |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62285615A (ja) * | 1986-05-14 | 1987-12-11 | リトン システムズ，インコーポレーテツド | Ａｃ回路遮断器 |
| JPH0237538U (ja) * | 1988-08-30 | 1990-03-13 |
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