JPS6046725A - 変圧器の差動保護継電装置 - Google Patents
変圧器の差動保護継電装置Info
- Publication number
- JPS6046725A JPS6046725A JP15309783A JP15309783A JPS6046725A JP S6046725 A JPS6046725 A JP S6046725A JP 15309783 A JP15309783 A JP 15309783A JP 15309783 A JP15309783 A JP 15309783A JP S6046725 A JPS6046725 A JP S6046725A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transformer
- voltage
- overvoltage
- current
- relaying device
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は電力系統に適用される変圧器の差動保護継電装
置の改良に関するものである。
置の改良に関するものである。
従来より変圧器の保護には差動継電方式が用いられるこ
とが多い。差動継電方式とは周知のように、変圧器の各
端子の電流ベクトル和が正常時及び外部事故時には零、
内部事故時には大となるいわゆるキルヒホッフの電流法
則を応用したものである。現実的には、電流を取出す変
流器（以下ＣＴと呼ぶ）の誤差、継′４器の誤差等各種
の誤差要因があるため、このままの原理で適用される例
は少なく、各端子電流のスカラー和等によシ抑制をかけ
るいわゆる比率差動継電方式が用いられる。
とが多い。差動継電方式とは周知のように、変圧器の各
端子の電流ベクトル和が正常時及び外部事故時には零、
内部事故時には大となるいわゆるキルヒホッフの電流法
則を応用したものである。現実的には、電流を取出す変
流器（以下ＣＴと呼ぶ）の誤差、継′４器の誤差等各種
の誤差要因があるため、このままの原理で適用される例
は少なく、各端子電流のスカラー和等によシ抑制をかけ
るいわゆる比率差動継電方式が用いられる。
近年、電力系統の拡充・発展に伴い大容量のケーブル系
統や大容量の調相用コンデンサ等の設置される場合が増
大し、これらが変圧器の負荷側に接続される機会も多く
なシつつある。このような状況で、大規模な負荷脱落や
ケーブル系の充電容量補償用リアクトルの脱落等が発生
すると、変圧器の端子゛電圧がフエランチ効果によって
上昇する現象が発生する。超高圧のケーブル系等を考え
ると、フエランチ効果による電圧上昇は、定格電圧の１
．４倍以上になることがあシ、この様な状態になると第
１図に示すように変圧器の鉄心が飽和し、過大な励磁電
流が発生して比率差動継電器を誤動作させる場合がある
。同、従来変圧器励磁突入電流による誤動作防止対策は
第２高調波成分を検出し、この成分が一定値以上の時は
励磁突入電流発生とみなし比率差動継電器をロック又は
抑制していだが、前述のような系統過電圧によシ生ずる
励磁電流は第１図に示すように正、負対称な波形のため
偶数調波成分が含まれておらず従来の励磁突入゛ル流対
策では対処できない。
統や大容量の調相用コンデンサ等の設置される場合が増
大し、これらが変圧器の負荷側に接続される機会も多く
なシつつある。このような状況で、大規模な負荷脱落や
ケーブル系の充電容量補償用リアクトルの脱落等が発生
すると、変圧器の端子゛電圧がフエランチ効果によって
上昇する現象が発生する。超高圧のケーブル系等を考え
ると、フエランチ効果による電圧上昇は、定格電圧の１
．４倍以上になることがあシ、この様な状態になると第
１図に示すように変圧器の鉄心が飽和し、過大な励磁電
流が発生して比率差動継電器を誤動作させる場合がある
。同、従来変圧器励磁突入電流による誤動作防止対策は
第２高調波成分を検出し、この成分が一定値以上の時は
励磁突入電流発生とみなし比率差動継電器をロック又は
抑制していだが、前述のような系統過電圧によシ生ずる
励磁電流は第１図に示すように正、負対称な波形のため
偶数調波成分が含まれておらず従来の励磁突入゛ル流対
策では対処できない。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、系統過電圧に
よる変圧器保護用差動継胤器の誤動作を防止できる変圧
器の差動保護継電装置を提供することを目的とするもの
である。
よる変圧器保護用差動継胤器の誤動作を防止できる変圧
器の差動保護継電装置を提供することを目的とするもの
である。
上記１］的を達成するため本発明は、負荷側に大容量の
静電容量が接続される変圧器の差動保護継５ル装置にお
いて、前記静電容量が接続される変圧器の端子の過電圧
を検出する要素を設け、前記過電圧検出要素が系統の定
格値以上の所定の電圧を検出したとき、差動保護継電装
置のトリップ出力を阻止するように構成する。
静電容量が接続される変圧器の差動保護継５ル装置にお
いて、前記静電容量が接続される変圧器の端子の過電圧
を検出する要素を設け、前記過電圧検出要素が系統の定
格値以上の所定の電圧を検出したとき、差動保護継電装
置のトリップ出力を阻止するように構成する。
本発明のロジック構成を第２図に示す。第２図において
、１は比率差動継電器、２は過電圧検出要素、３は変圧
器各端子ＯＣＴ ２次電流、４は変圧器負荷側のＦＤ
２次電圧、５はＮＯＴ回路、６はＡＮＤ回路、７はトリ
ップ出力である。
、１は比率差動継電器、２は過電圧検出要素、３は変圧
器各端子ＯＣＴ ２次電流、４は変圧器負荷側のＦＤ
２次電圧、５はＮＯＴ回路、６はＡＮＤ回路、７はトリ
ップ出力である。
第１図は変圧器の鉄心の飽和特性と変圧器励磁電流を示
す。図に於てＣは変圧器励磁特性曲線、ｖｌは定格鑞圧
時の変圧器電圧波形曲線、ｉ、はその時の変圧器励磁電
流波形曲線、ｖ２は過電圧時の変圧器電圧波形曲線、１
２はその時の変圧器励磁電流波形曲線である。第１図か
ら判るように定格′電圧（ｖｌ）にて運転されている変
圧器の励磁電流（ｉＩ）は極くわずかであるが、フエラ
ンチ効果により系統が過電圧となった場合、変圧器の電
圧は定格電圧（ｖｌ）を超え（ｖ２）となう、変圧器の
鉄心の飽和領域で変圧器が運転されるので、過大な励磁
電流＋２が発生ずる。この過大な励磁電流１２によシ変
圧器の各端子電流の和が零でなくな）、第２図に示す比
率差動継電器ｌが誤動作する可能性がある。そこで変圧
器の負荷側に過電圧検出要素２を設は系統電圧が変圧器
の定格電圧を越え変圧器の飽和４圧近辺まで過電圧とな
ったことを高速に過電圧検出要素２にて検出し、この条
件をＮＯＴ回路５に入力する。さらにＮＯ’Ｉ’回路５
の出力と比率差動継電器１の出力とをＡＮＤ回路６に入
力し、この条件を装置のトリップ出カフにすることによ
って前記のような系統過゛ＩＥ圧時の誤動作を阻止する
ことができる。
す。図に於てＣは変圧器励磁特性曲線、ｖｌは定格鑞圧
時の変圧器電圧波形曲線、ｉ、はその時の変圧器励磁電
流波形曲線、ｖ２は過電圧時の変圧器電圧波形曲線、１
２はその時の変圧器励磁電流波形曲線である。第１図か
ら判るように定格′電圧（ｖｌ）にて運転されている変
圧器の励磁電流（ｉＩ）は極くわずかであるが、フエラ
ンチ効果により系統が過電圧となった場合、変圧器の電
圧は定格電圧（ｖｌ）を超え（ｖ２）となう、変圧器の
鉄心の飽和領域で変圧器が運転されるので、過大な励磁
電流＋２が発生ずる。この過大な励磁電流１２によシ変
圧器の各端子電流の和が零でなくな）、第２図に示す比
率差動継電器ｌが誤動作する可能性がある。そこで変圧
器の負荷側に過電圧検出要素２を設は系統電圧が変圧器
の定格電圧を越え変圧器の飽和４圧近辺まで過電圧とな
ったことを高速に過電圧検出要素２にて検出し、この条
件をＮＯＴ回路５に入力する。さらにＮＯ’Ｉ’回路５
の出力と比率差動継電器１の出力とをＡＮＤ回路６に入
力し、この条件を装置のトリップ出カフにすることによ
って前記のような系統過゛ＩＥ圧時の誤動作を阻止する
ことができる。
本発明により変圧器保獲用比率差動継電器が系統過１Ｅ
圧時に於ても誤動作することなく信頼性の高い変圧器各
端子が可能となる。又、回路１ト１成もシンプルで安価
の為既設対応も容易である。
圧時に於ても誤動作することなく信頼性の高い変圧器各
端子が可能となる。又、回路１ト１成もシンプルで安価
の為既設対応も容易である。
第１図は変圧器の鉄心の飽和特性とその励磁電流を説明
するだめの図、第２図は本発明の一実施例を示すロジッ
ク構成図である。 １・比率差動継電器 ２・・過電圧検出要素３ 変圧器
各端子ＯＣＴ ２次電流 ４ 変圧器負荷側のＰＤ ２次電圧 ５・・・ＮＯＴ回路 ６・・ＡＮＬ）回路７・・トリッ
プ出力
するだめの図、第２図は本発明の一実施例を示すロジッ
ク構成図である。 １・比率差動継電器 ２・・過電圧検出要素３ 変圧器
各端子ＯＣＴ ２次電流 ４ 変圧器負荷側のＰＤ ２次電圧 ５・・・ＮＯＴ回路 ６・・ＡＮＬ）回路７・・トリッ
プ出力
Claims (1)
- 負荷側に大容量の静電容量が接続される変圧器の差ｒ、
Ｊｈ保護継電装置において、前記静電容量が接続される
変圧器の端子の過電圧を検出する要素を設け、前記過電
圧検出要素が系統の定格値以上の所定の電圧を検出した
とき、差動保護継電装置のトリップ出力を阻止すること
を特徴とする変圧器の差動保護継電装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15309783A JPS6046725A (ja) | 1983-08-24 | 1983-08-24 | 変圧器の差動保護継電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15309783A JPS6046725A (ja) | 1983-08-24 | 1983-08-24 | 変圧器の差動保護継電装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6046725A true JPS6046725A (ja) | 1985-03-13 |
Family
ID=15554904
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15309783A Pending JPS6046725A (ja) | 1983-08-24 | 1983-08-24 | 変圧器の差動保護継電装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6046725A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0463950A (ja) * | 1990-07-04 | 1992-02-28 | Nissan Motor Co Ltd | スロットルアクチュエータの制御装置 |
-
1983
- 1983-08-24 JP JP15309783A patent/JPS6046725A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0463950A (ja) * | 1990-07-04 | 1992-02-28 | Nissan Motor Co Ltd | スロットルアクチュエータの制御装置 |
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