JPH0716543Y2 - 電動式パワ−ステアリング制御装置 - Google Patents

電動式パワ−ステアリング制御装置

Info

Publication number
JPH0716543Y2
JPH0716543Y2 JP1986043984U JP4398486U JPH0716543Y2 JP H0716543 Y2 JPH0716543 Y2 JP H0716543Y2 JP 1986043984 U JP1986043984 U JP 1986043984U JP 4398486 U JP4398486 U JP 4398486U JP H0716543 Y2 JPH0716543 Y2 JP H0716543Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric power
control device
steering
power steering
clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986043984U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62156080U (ja
Inventor
美一 池木
浩史 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP1986043984U priority Critical patent/JPH0716543Y2/ja
Publication of JPS62156080U publication Critical patent/JPS62156080U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0716543Y2 publication Critical patent/JPH0716543Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電動式パワーステアリング制御装置に関す
る。
(従来技術) 従来第3図、第4図に示す如くバッテリ電源により電動
機を回転させ、その発生トルクの伝達量を制御し、ステ
アリングホイールの動きを補助するようにした電動式パ
ワーステアリング制御装置は公知である。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、バッテリの貯蓄電気をエネルギー源にした電
動式パワーステアリングでは走行中のエンジン回転停止
には関係なく操舵の補助力を発生できる。また、その電
源が車輌のキースイッチON状態において常にON状態であ
り、車速、ハンドルトルク等の信号により操舵補助を行
う。このためエンジンがエンスト等により停止した場合
にでも操舵補助を行うこととなり、バッテリが無駄な電
流を消費し、ひいては、バッテリ容量のほとんどを放電
してしまい、エンジン始動困難をまねく結果となる。ま
た、車速センサ切れ等が生じた場合には車速0km/hと判
断し、据切時に必要な全操舵補助を行い、この状態で高
速走行をした場合、操舵が軽くなりすぎて危険であると
いう事態が発生するという問題点があった。
本考案はこのような問題点を解決することを目的として
いる。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前記問題点に着目してなされたもので、車輌の
舵取装置であり、ハンドルトルクに応じ電動機によりハ
ンドル補助力を制御する電動式パワーステアリング制御
装置において、車速、エンジン回転数またはその他複数
の走行状態検出装置と、あらかじめ入力された走行状態
条件記憶部と、前記走行状態検出装置の出力値と走行状
態条件記憶部の出力値とを比較する比較演算部とを有
し、あらかじめ入力された走行状態条件に対し不適当と
判断した時、電動機及びクラッチの駆動条件を一定時間
保持し、徐々に安全側に作動させるよう制御する制御装
置を有することを特徴とするものである。
(実施例) 以下、第1図、第2図に示した実施例に基づいて具体的
に説明する。1はハンドル回転時発生したトルクを検出
するトルク検出センサーで、その出力はアンプ2を介し
て回転方向検出部3,4及びモーター駆動回路5、絶対値
回路6に並列的に供給される。モーター駆動回路5では
モーターが駆動できるまで電流を増巾し、その出力はモ
ーター回転切替装置7で回転方向を決定しモーターを駆
動する。一方、絶対値回路6からの出力は入力トルクの
方向には関係なくその大きさだけが出力される。この出
力をクラッチ制御装置9にてクラッチを駆動できるまで
に電流を増巾してクラッチを制御する。上記構成は従来
の駆動パワーステアリングの制御装置と同様である。
(たとえば、ハンドルトルクの増大にともないモーター
駆動電流をモーター駆動回路により増大させ、操舵補助
力を与える。また、車速の増大にともないモーター電流
を低下させ操舵補助力を減少させる。) 本考案は、走行状態を検出する為の手段として車速セン
サー11とエンジン回転数センサー等の走行状態検出器12
を設け、車速とエンジン回転数等の出力が入力される比
較演算部13と、あらかじめ走行状態条件が入力された走
行状態条件記憶部14と判断部15とを具備し、判断部15に
よって出力される信号によってモーターへの供給電源を
切る供給電源制御部16を備えている。
次に作用について説明する。
車輌のキースイッチのONにより電動式パワーステアリン
グの制御装置は初期設定(リセット)され作動状態には
いる。車速センサー11とエンジン回転数センサー12の入
力信号により走行状態を判断し、エンジン回転数があ
り、車速センサー信号がない時には車輌が停車している
と判断し、トルク検出センサー1よりの信号によってモ
ーター8及びクラッチ10に作用する電圧が供給電源制御
部16により制御される。これにより入力トルクに応じた
モーター駆動、クラッチ制御がなされ、電動式パワース
テアリング装置には入力トルクに応じた操舵補助力が与
えられる(第2図:駆動値決定Aによる制御)。
これらの状態から車輌が走行し車速センサーからの信号
が入力されると、モーター及びクラッチに作用する電流
を車速に応じて変化させて低下させ必要以上の操舵補助
力が与えられない様にし、省エネルギー化をはかる。こ
れらは従来技術と同じ作用である(第2図:駆動値決定
Bにより制御)。
車輌の走行中に車速センサーが故障し信号入力が0とな
ると、車輌が停止中と判断されモーター、クラッチには
停止中と同じ電流が供給される。すなわち、走行中にも
かかわらず必要以上の操舵補助力が与えられ、非常に危
険となる。この為、エンジン回転数センサーからの信号
入力が一定回転数以上で、一定時間以上継続してある
時、車輌が走行中であるとし、車速センサーの故障と判
断し、電動式パワーステアリング装置を徐々にパワーダ
ウンさせハンドルが急に軽くならないようにしている。
パワーステアリング装置の操舵補助力の変化が急に起き
ると、第5図に示す如く運転者は操舵力の変化について
ゆけず、操舵が自由に行えない場合がある。パワーステ
アリング装置の安全性を考える時にハンドルの重さ(軽
さ)だけが問題ではない。ハンドルの重さは一定であれ
ば多少の誤差はあっても人間は対応可能である。(逆に
ハンドルの重さが急に変化すると、その変化に人間が対
応できない場合がある。) 本考案は上記の理由からパワーステアリング装置の操舵
補助力を徐々に変化させてパワーダウンすることにより
安全性を向上するようにした。
これによりハンドルが急に軽くなることはなく、危険が
回避できる(フローチャート:駆動値決定Cにより制
御)。
また、走行中、エンストを生じた場合、バッテリーによ
りモーター、クラッチ駆動されている為、ハンドルが急
に重くなることはない。しかし充電されない状態でハン
ドルを切りつづけるとバッテリーが上がってしまうこと
がある。この場合は、エンジン回転数信号が入力され
ず、車速信号があり、エンジン回転信号がない事を検知
し、モーター及びクラッチの電源を切ることが望ましい
(第2図:駆動値決定Cにより制御)。ただし、1次的
なエンストでは、電源電圧を切るとハンドルが重くなる
ため一定時間監視を行い、エンジン回転信号が復帰した
場合は、そのままの状態を保持すべく、タイマー機能を
持たせてある(第2図:駆動値決定Bにより制御)。
(効果) 本考案によると、車輌の舵取装置であり、ハンドルトル
クに応じ電動機によりハンドル補助力を制御する電動式
パワーステアリング制御装置において、車速、エンジン
回転数またはその他複数の走行状態検出装置と、あらか
じめ入力された走行状態条件記憶部と、前記走行状態検
出装置の出力値と走行状態条件記憶部の出力値とを比較
する比較演算部とを有し、あらかじめ入力された走行状
態条件に対し不適当と判断した時、電動機及びクラッチ
の駆動条件を一定時間保持し、徐々に安全側に作動させ
るよう制御する制御装置を有することを特徴としている
ので、車速センサーの故障によりハンドルが急に軽くな
るという危険を回避でき、又、走行中のエンストによる
操舵力の急変からくる危険異常を防止し、又、バッテリ
エネルギーの無駄な消費とバッテリ上りを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電動式パワーステアリング用コントロ
ーラのブロック図、第2図は本考案の電源制御部のフロ
ーチャート図、第3図は従来の電動式パワーステアリン
グの全体斜視図、第4図は従来の電動式パワーステアリ
ング用コントローラのブロック図、第5図は車速一定
で、一定Rのカーブを回りつづけている時にフェイル処
置をする場合(高速道路のインターチェンジ等)の本考
案と操舵力を急変させた場合の操舵比較図である。 1……トルク検出器、8……モーター、10……クラッチ 11……車速センサー、12……走行状態検出器、13……比
較演算部 14……走行状態条件記憶部、15……判断部 16……モーター供給電源制御部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌の舵取装置であり、ハンドルトルクに
    応じ電動機によりハンドル補助力を制御する電動式パワ
    ーステアリング制御装置において、車速、エンジン回転
    数またはその他複数の走行状態検出装置と、あらかじめ
    入力された走行状態条件記憶部と、前記走行状態検出装
    置の出力値と走行状態条件記憶部の出力値とを比較する
    比較演算部とを有し、あらかじめ入力された走行状態条
    件に対し不適当と判断した時、電動機及びクラッチの駆
    動条件を一定時間保持し、徐々に安全側に作動させるよ
    う制御する制御装置を有することを特徴とする電動式パ
    ワーステアリング制御装置。
  2. 【請求項2】あらかじめ入力される走行判断として、エ
    ンジン回転数が一定回転数以上で一定時間以上継続し、
    車速信号入力がない時に異常と判断し、電動機及びクラ
    ッチの電源を切る様にした実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の電動式パワーステアリング制御装置。
  3. 【請求項3】あらかじめ入力される走行判断としてエン
    ジン回転数がなく、車速信号入力がある時に異常と判断
    し、一定時間監視後エンジン回転信号が再入力しない
    時、電動機及びクラッチの電源を切るようにした実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の電動式パワーステアリン
    グ制御装置。
JP1986043984U 1986-03-27 1986-03-27 電動式パワ−ステアリング制御装置 Expired - Lifetime JPH0716543Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986043984U JPH0716543Y2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27 電動式パワ−ステアリング制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986043984U JPH0716543Y2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27 電動式パワ−ステアリング制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62156080U JPS62156080U (ja) 1987-10-03
JPH0716543Y2 true JPH0716543Y2 (ja) 1995-04-19

Family

ID=30861363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986043984U Expired - Lifetime JPH0716543Y2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27 電動式パワ−ステアリング制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0716543Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0725312B2 (ja) * 1988-08-18 1995-03-22 マツダ株式会社 電動式パワーステアリング装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59130781A (ja) * 1983-01-17 1984-07-27 Aisin Seiki Co Ltd 電動パワ−ステアリング装置
JPH062467B2 (ja) * 1984-04-03 1994-01-12 日本精工株式会社 電動式パワーステアリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62156080U (ja) 1987-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920703360A (ko) 전기 자동차의 제어 장치
KR870000205A (ko) 전동식 파워스테어링 장치
JPH0725312B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JPH062467B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
CN108146498B (zh) 与方向盘转速正相关的转向油泵电机调速系统及方法
JPH0716543Y2 (ja) 電動式パワ−ステアリング制御装置
JP3912217B2 (ja) 電動操舵装置
JP3440729B2 (ja) 電気自転車
JPH0621817Y2 (ja) 動力舵取装置の電動ポンプ駆動制御装置
JPH04150702A (ja) 電気車制御装置
JPH04349067A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JPH07115642B2 (ja) 自動車用電動式パワステアリング装置の安全装置
JP2001245402A (ja) 電動車
JPH1053188A (ja) 電気自転車の制御装置
KR0167925B1 (ko) 올터네이터 고장발생시 전자식 4륜 조향 시스템의 후륜 조향 차단장치 및 그 제어방법
JPH061901Y2 (ja) 電動式動力舵取装置
JPH0787622A (ja) バッテリ車の走行制御装置
JPH0311942B2 (ja)
JP3638365B2 (ja) 電動パワーステアリング制御装置
JPH03226206A (ja) 電動車輌のモータ制御装置
KR0184792B1 (ko) 전동지게차의 주행속도 자동 조정장치
JP2521845Y2 (ja) 速度感応型パワ−ステアリング装置
KR970015345A (ko) 비상배력장치를 겸비한 동력조향시스템
JP2001211508A (ja) 電動車における調整モード切替装置
JPS6212459A (ja) 自動車用電動式パワステアリング装置の安全装置