JPH0716533Y2 - モノレール式キャリヤ - Google Patents

モノレール式キャリヤ

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JPH0716533Y2
JPH0716533Y2 JP10092491U JP10092491U JPH0716533Y2 JP H0716533 Y2 JPH0716533 Y2 JP H0716533Y2 JP 10092491 U JP10092491 U JP 10092491U JP 10092491 U JP10092491 U JP 10092491U JP H0716533 Y2 JPH0716533 Y2 JP H0716533Y2
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JP
Japan
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wheel
axle
carrier
guide rail
prevention member
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JP10092491U
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JPH0489467U (ja
Inventor
成良 藤田
一義 福原
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、キャリヤから片持ち状
に突出する車軸に取付けられた車輪が1本のガイドレー
ルの上面を転動して走行するモノレール式キャリヤ、特
にその車輪の脱落防止のための構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】この種のモノレール式キ
ャリヤは、特開昭57−131687号公報に記載され
るように、ガイドレールの横側方を移動するキャリヤか
ら前記ガイドレールの上側へ片持ち状に突出する車軸に
車輪を取付け、この車輪が前記ガイドレールの上面を転
動するように構成されているが、このような構造のモノ
レール式キャリヤでは、車軸が車輪の両側で支持部材に
支承される両持ち支持でないため、車輪が車軸の遊端側
へ移動した場合、当該車軸から脱落してしまう可能性が
あって、非常に危険であった。
【0003】即ち従来は、前記車輪は車軸に対してキー
により締結されていたが、最近ではキーを使用しない
で、ボルトの締め付けによりテーパー面を備えた部材を
車輪ボス部と車軸との間に押し込み、前記テーパー面の
楔作用による摩擦力で車輪と車軸とを一体化することが
多くなっている。
【0004】このような車輪締結構造では、部品精度の
ばらつき、ボルトの締め付け不足、長期間の使用による
ボルトの弛み、或いは車軸の損傷などにより、車軸に対
する車輪の固定が弛んで当該車輪が車軸の遊端から抜け
落ちる可能性が大きい。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を括弧付きで付して
示すと、本考案のモノレール式キャリヤは、車軸(7a)
と、車輪(8) と、前後一対の水平アーム(14a,14b) と、
車輪脱落防止部材(14c) とを備え、1本のガイドレール
(1) の横側方を移動するモノレール式キャリヤ(2) であ
って、前記車軸(7a)は、キャリヤ(2) からガイドレール
(1) の上側へ片持ち状に突出し、前記車輪(8) は、ガイ
ドレール(1) の上面を転動するように車軸(7a)に取付け
られ、前記水平アーム(14a,14b) は、車輪(8) の前後位
置でキャリヤ(2) から横向きに突出し、前記車輪脱落防
止部材(14c) は、車軸(7a)より下方位置で車輪(8) の車
軸(7a)遊端側の外側面に対向するように前後一対の水平
アーム(14a,14b) 間に架設され、キャリヤ(2) に対して
は着脱自在に構成されている点に特徴を有する。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、1は適当高さに架設された1本のガ
イドレール、2はキャリヤである。ガイドレール1は、
図3にも示すように上端レール部3と下端レール部4と
を、これらレール部3,4の巾方向中央位置で垂直な帯
状板部5によって連結一体化したものである。また、キ
ャリヤ2はガイドレール1の横側方を移動するものであ
って、ガイドレール1の横側方に位置する垂直な本体6
と、この本体6の上端フランジ部6a上に支持された減
速機7と、この減速機7から前記ガイドレール1の上方
へ左右横向きに片持ち状に突出する車軸7aと、ガイド
レール1に於ける上端レール部3の平坦上面3a上を転
動するように車軸7aに取付けられた駆動車輪8と、こ
の駆動車輪8を減速機7内の減速機構を介して駆動する
ように当該減速機7の前後一側部に前後方向向きに連動
連結されたモータ9とを備えている。
【0007】またキャリヤ2の本体6には、ガイドレー
ル1の下側へ延出するブラケット10が連設され、当該
ブラケット10には、前後2箇所において、ガイドレー
ル1に於ける下端レール部4の左右両側面に近接する左
右一対の振れ止め用垂直軸ローラ11,12が軸支され
ている。更にキャリヤ2の本体には、当該本体6の上端
フランジ部6aにボルト13で取付けられて、駆動車輪
8の前後両側でガイドレール1の上側を水平に横切る前
後一対の水平アーム14a,14bが設けられている。
この水平アーム14a,14bには、ガイドレール1に
於ける上端レール部3の左右両側面に近接する左右一対
の振れ止め用垂直軸ローラ15,16が軸支されてい
る。而して、前後一対の水平アーム14a,14bの先
端間には、車軸7aより下方位置で駆動車輪8の車軸遊
端側外側面8aと対向する車輪脱落防止部材14cが架
設されている。
【0008】18は給電及び制御信号授受用レール群で
あって、ガイドレール1に於ける中央の垂直な帯状板部
5の一側部(キャリヤ2が移動する側)にレールハンガ
ー19を介して取付けられている。20は集電ユニット
であって、キャリヤ2に於ける本体6の内側に取付けら
れ、給電及び制御信号授受用レール群18の各レールに
摺接する。
【0009】21は駆動車輪8の上側を覆う円弧状のカ
バープレート22を備えた車輪カバーであって、カバー
プレート22の両端は外側へ水平に折曲され、当該水平
折曲部23a,23bが前後一対の水平アーム14a,
14b上にボルト24で取付けられ、更に水平折曲部2
3a,23bの遊端部が下方へ直角に折曲され、ガイド
レール1の長さ方向に対し斜めに傾斜したスクレーパー
取付け部25a,25bが形成されている。そしてこの
スクレーパー取付け部25a,25bに夫々、ガイドレ
ール上端レール部3の平坦上面3aに摺接するブラシ製
のスクレーパー26a,26bが取付けられている。
【0010】キャリヤ2は、図示省略したが、同様にガ
イドレール1に支持される遊動台車と連結手段を介して
連結され、この連結手段に併設されたトレーやハンガー
により被搬送物を支持するものである。而してこのキャ
リヤ2は、給電及び制御信号授受用レール群18の給電
線から集電ユニット20を介して供給される電力により
モータ9を稼動させ、減速機7を介して駆動車輪8を回
転駆動させることにより、ガイドレール1に沿って前進
または後進走行させることが出来る。
【0011】このときガイドレール1に於ける上端レー
ル部3の平坦上面3a上をスクレーパー26a,26b
が摺接し、当該平坦上面3a上の異物等を横外方へ掃き
出すので、駆動車輪8は前後何れの方向に走行する場合
でも、清掃された平坦上面3a上を転動することが出来
る。そして仮に、車軸7aに対する駆動車輪8の締結が
不測に弛んで、当該駆動車輪8が車軸7aから抜け出る
方向に移動しても、当該車輪8の外側面8aが車輪脱落
防止部材14cに当接し、当該車輪8が車軸7aから抜
け落ちるのを車輪脱落防止部材14cが阻止することに
なり、駆動車輪8が車軸7aから抜け落ちる恐れはな
い。
【0012】勿論、車軸7aに駆動車輪8を組み付けた
り、交換などの保守作業のために車軸7aから駆動車輪
8を取り外すときは、車輪脱落防止部材14cをキャリ
ヤ2から取り外せば良い。この実施例では、前後一対の
水平アーム14a,14bをキャリヤ2に取付けている
ボルト13を外して、当該水平アーム14a,14bと
共に車輪脱落防止部材14cをキャリヤ2から取り外す
ことになる。
【0013】
【考案の作用及び効果】以上のように本考案のモノレー
ル式キャリヤによれば、車輪の前後位置でキャリヤから
突出する水平アーム間に、前記車輪の車軸遊端側側面と
車軸より下方位置で対向する車輪脱落防止部材を架設し
たので、キャリヤから片持ち状に突出する車軸に取付け
られている車輪でありながら、車軸に対する当該車輪の
固定が弛んで当該車輪が車軸遊端側へ移動し得るような
状況になっても、当該車輪が車軸遊端から抜け落ちるの
を前記車輪脱落防止部材によって確実に防止することが
出来、安全性が向上する。
【0014】しかも、前記のように車輪脱落防止部材
は、車軸より下方位置で車輪外側面に対向しているので
あるから、車軸に対する車輪の固定手段に対し保守点検
作業するときに車輪脱落防止部材が邪魔になることがな
く、車輪脱落防止部材を併設していない従来のものと変
わりなく当該作業を行える。また、車軸の遊端に車輪脱
落防止部材を取付ける場合のように、車軸を車輪外側面
から適当長さ突出させておく必要もないので、キャリヤ
から片持ち状に突出する車軸の長さを必要最小限にして
強度アップとコストダウンを図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクレーパーを外した状態での一部切り欠き縦
断正面図である。
【図2】側面図である。
【図3】要部の横断平面図である。
【符号の説明】
1 ガイドレール 2 キャリヤ 3 上端レール部 3a ガイドレール上面 4 下端レール部 7a 車軸 8 駆動車輪 9 モータ 11 振れ止め用垂直軸ローラ 12 振れ止め用垂直軸ローラ 14a 水平アーム 14b 水平アーム 14c 車輪脱落防止部材 15 振れ止め用垂直軸ローラ 16 振れ止め用垂直軸ローラ 21 車輪カバー 22 円弧状カバープレート 26a スクレーパー 26b スクレーパー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車軸(7a)と、車輪(8) と、前後一対の水平
    アーム(14a,14b) と、車輪脱落防止部材(14c) とを備
    え、1本のガイドレール(1) の横側方を移動するモノレ
    ール式キャリヤ(2) であって、 前記車軸(7a)は、キャリ
    ヤ(2) からガイドレール(1) の上側へ片持ち状に突出
    し、 前記車輪(8) は、ガイドレール(1) の上面を転動す
    るように車軸(7a)に取付けられ、 前記水平アーム(14a,1
    4b) は、車輪(8) の前後位置でキャリヤ(2) から横向き
    に突出し、 前記車輪脱落防止部材(14c) は、車軸(7a)よ
    り下方位置で車輪(8) の車軸(7a)遊端側の外側面に対向
    するように前後一対の水平アーム(14a,14b) 間に架設さ
    れ、キャリヤ(2) に対しては着脱自在に構成されてい
    る、モノレール式キャリヤ。
JP10092491U 1991-11-11 1991-11-11 モノレール式キャリヤ Expired - Lifetime JPH0716533Y2 (ja)

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JP10092491U JPH0716533Y2 (ja) 1991-11-11 1991-11-11 モノレール式キャリヤ

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JP10092491U JPH0716533Y2 (ja) 1991-11-11 1991-11-11 モノレール式キャリヤ

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Publication Number Publication Date
JPH0489467U JPH0489467U (ja) 1992-08-05
JPH0716533Y2 true JPH0716533Y2 (ja) 1995-04-19

Family

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015057083A (ja) * 2013-09-16 2015-03-26 有限会社メイクス 襟に着けるマグネット付き装身具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015057083A (ja) * 2013-09-16 2015-03-26 有限会社メイクス 襟に着けるマグネット付き装身具

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JPH0489467U (ja) 1992-08-05

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