JPH0716485Y2 - 自動車の空調ダクト配設構造 - Google Patents

自動車の空調ダクト配設構造

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JPH0716485Y2
JPH0716485Y2 JP11246289U JP11246289U JPH0716485Y2 JP H0716485 Y2 JPH0716485 Y2 JP H0716485Y2 JP 11246289 U JP11246289 U JP 11246289U JP 11246289 U JP11246289 U JP 11246289U JP H0716485 Y2 JPH0716485 Y2 JP H0716485Y2
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conditioning duct
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功 平島
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車の空調ダクト配設構造に関し、より詳し
くは助手席側ダッシュボードにエアバックを装着した際
にもスペースユーティリティと安全性に優れた空調ダク
ト配設構造に関する。
[従来技術と課題] 従来、自動車のダッシュボードにおける空調ダクト配設
構造は、一般に風防ガラス直下前面乃至ダンパ操作によ
って室内前方より採り入れた空気を電動ファンを介して
ダッシュボード中央下部の暖・冷房用熱交換器に導き、
加熱・冷却乃至除湿した後、ダッシュボード中央上下、
両脇及びデフロスタの各吹出口より室内に吹き出すよう
にする程度で、調節された空気を送るために工夫された
ものである。元々制御機器の集中するダッシュボードに
おける空調ダクトの配設には設計者が苦労するところで
あった。
自動車の進歩に伴い、計器類、スイッチ類、ダンパ操作
ノブ(最近は電気スイッチの場合もある)、チルトステ
アリングコラム、コラプシブルコラム、オーディオ装置
用機能とファッションを兼ねた多数の機器が益々集中す
るようになったダッシュボード(乃至スカットル)にお
いて、最近は更に衝突時の乗員保護のためエアバッグが
装着されるようになって来た。運転者席では、運転者が
必ずステアリングホイールを把持するため着座位置が少
なくとも横方向には一定しているので、ステアリングコ
ラム上端のステアリングホイール中心部にエアバッグが
装着されるのが普通である。
しかし助手席の場合着座姿勢は様々であり、すなわち着
座位置が一定せず、かつ乗員も大人とは限らず子供の場
合も少なくない。子供の場合、身体が小さいので所謂ST
ANDING CHILDと呼ばれる極めて不安定な着座姿勢をとる
ことが多く、これを衝突・安全面で考慮する必要があ
り、ダッシュボード及びそのクラッシュパッドの設計に
苦労しなければならなかった。
そこで普通採用されるのが「棚」(shelf)と呼ばれる
ダッシュボードの一部形状である。その結果、室内に張
り出したクラッシュパッド付きダッシュボードが自動車
の衝突時の乗員に移動ストロークを少しでも小さくし、
激突による負傷を柔らげると共にエアバッグリッドが乗
員に接触しないようにするというものであった。
そして棚の上側で横方向にやや広巾のエアバッグを配置
すれば、衝突時の乗員保護機能は可成り向上する。但
し、この場合空調ダクトはエアバッグを避けて折れ曲が
らなければならず、そうすると圧損を生じて空気流量が
減少したり雑音を発することがあり、また何よりもグロ
ーブボックスの内容積を減らして空調ダクトの位置を確
保しなければならないという問題点があった。これが従
来技術である。
しかし、1歩進んでグローブボックスの内容積をなるべ
く大きくとり、かつ助手席側の空気吹き出し口に通じる
空調ダクト(一定断面積が必要)を配設しようとする
と、上述のエアバッグの並設に伴いスペースが限られて
いるので仲々に難しい事になる。
しかも、ダッシュボード下側の一部に運転者席、助手席
共に衝突時乗員の膝を保護するために各1対のニープロ
テクタを配設する必要があり、これらの安全を考慮した
配置には容易ならざる問題点があった。
[考案の目的] 本考案の目的は助手席側ダッシュボードにおいてエアバ
ッグ、グローブボックス、ニープロテクタ、空調ダクト
を夫々の機能を損う事なく特に安全性を高めて配置出来
る空調ダクト配設構造を提供することにある。
本考案の他の目的は、グローブボックスの内容席を犠牲
にする事なく、エアバッグ付き助手席ダッシュボードに
おいて空調ダクトをニープロテクタと共に配設し得る空
調ダクト配設構造を提供する事である。
[考案の構成] 本考案により、 ダッシュボードのグローブボックス付近で車幅方向に延
設される自動車の空調ダクト配設構造において、ステア
リング支持メンバとニープロテクタ上部との間に空調ダ
クトを配設し、かつ該空調ダクトの支持ブラケットがス
テアリング支持メンバとニープロテクタ上部との連結部
材を兼ねる事を特徴とする自動車の空調ダクト配設構造 が提供される。
如何に実施例を用いて本考案を詳細に説明する。
第2図は本考案実施例(1)を含むダッシュボードの正
面図である。
第2図において、1はステアリング支持メンバ、2はス
テアリング支持メンバをボディ(カウルサイドパネル)
に固着するためのブラケット、3はステアリングコラム
をステアリング支持メンバに固着するためのブラケッ
ト、4Aは左側空調ダクト、4Bは右側空調ダクト、5は中
央部空気吹出口、5Aは左側空気吹出口、5Bは右側空気吹
出口、6はニープロテクタ、7,8はニープロテクタをス
テアリング支持メンバに固着するためのブラケット、9
はグローブボックス、10は助手席側エアバッグである。
第1図は第2図のI−I′断面図である。
第1図において、11は棚部であってクラッシュパッドで
覆われている。剛性の高いステアリング支持メンバ1に
は第3図のようにブラケット12が溶接されている。ここ
に第3図はステアリング支持メンバの一部斜視図であ
る。
第4図,第5図は夫々互いに組み合せて空調ダクト4Bを
取り囲んで支持する衝撃エネルギ吸収型の(クラッシャ
ブルな)ブラケット8A,8Bの斜視図である。ブラケット8
Aの外側にはニープロテクタ6が配置されるが、これら
は互いにスポット溶接乃至鋲止めされている事が出来
る。但し、ニープロテクタ6は他のブラケット8でスポ
ット溶接30されており、空調ダクト保持部のブラケット
8Aと必ずしも固着されていなくてもよい。ニープロテク
タ6はブラケット8A,8Bと同様に低剛性であり(材料は
例えば硬度T−1程度の薄い軟鋼板)、クラッシュ時に
圧潰して衝撃エネルギを吸収する。
再び第1図において、ブラケット8Aと8Bは螺子20で固着
され、かつ内側に空調ダクト4Bを抱きながらボルトナッ
ト21でステアリング支持メンバ1のブラケット12に固着
される。なお、グローブボックス9の内容積は殆ど犠牲
にされていない事が明らかである。
第6図,第7図は他の実施例(2,3)の断面図である。
第6図において、ブラケット8Aと8Bはニープロテクタに
近い処で実施例(1)の如く螺子止ブラケット20を有さ
ず、ただ接しているのみ(重合部25)である。
第7図において、実施例(3)は更に簡素化されてい
る。すなわちステアリング支持メンバ1に溶接されたブ
ラケット12はやや大きく逆L字型に張り出されている
が、ブラケット8は2分割ではなくて単体であり、重合
部でも螺子止されていない。
第8図は第2図のVIII−VIII′断面図であり、運転者席
右寄りのダッシュボード断面図である。ステアリング支
持メンバ1の上にはエアバッグ10の代わりにメータナセ
ル31があり、ステアリング支持メンバ1に溶接されたブ
ラケット7が直接ニープロテクタ6にスポット溶接され
ている。
[考案の効果] 本考案を実施することにより、前記目的のすべてが達成
される。即ち、エアバッグ付き助手席側ダッシュボード
において、グローブボックスの内容積を犠牲にすること
なく、それ自体クラッシャブルゾーンを形成する空調ダ
クトをニープロテクタと共に配設する事が出来る。
【図面の簡単な説明】 第1図は第2図のI−I′断面図、第2図はダッシュボ
ードの正面図、第3図はステアリング支持メンバの斜視
図であり、また第4図,第5図はブラケットの斜視図、
第6図,第7図は他の実施例の断面図、第8図は第2図
のVIII−VIII′断面図である。 1……ステアリング支持メンバ、2……固着ブラケッ
ト、3……ステアリングコラム用ブラケット、4A,4B…
…空調ダクト、5A,5B……空気吹出口、6……ニープロ
テクタ、7,8……ニープロテクタ用ブラケット、9……
グローブボックス、10……エアバッグ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダッシュボードのグローブボックス付近で
    車幅方向に延設される自動車の空調ダクト配設構造にお
    いて、ステアリング支持メンバとニープロテクタ上部と
    の間に空調ダクトを配設し、かつ該空調ダクトの支持ブ
    ラケットがステアリング支持メンバとニープロテクタ上
    部との連結部材を兼ねる事を特徴とする自動車の空調ダ
    クト配設構造。
JP11246289U 1989-09-25 1989-09-25 自動車の空調ダクト配設構造 Expired - Fee Related JPH0716485Y2 (ja)

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JPH0350507U JPH0350507U (ja) 1991-05-16
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