JPH0655849U - 自動車のディスプレイ取付構造 - Google Patents

自動車のディスプレイ取付構造

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JPH0655849U
JPH0655849U JP104893U JP104893U JPH0655849U JP H0655849 U JPH0655849 U JP H0655849U JP 104893 U JP104893 U JP 104893U JP 104893 U JP104893 U JP 104893U JP H0655849 U JPH0655849 U JP H0655849U
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JP
Japan
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instrument panel
display
main body
body portion
impact force
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Pending
Application number
JP104893U
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English (en)
Inventor
安成 広谷
哲哉 梅木
秀樹 沢
英己 青木
忠士 井岡
和枝 国吉
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH0655849U publication Critical patent/JPH0655849U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インストルメントパネル内に収納されるディ
スプレイの取付け部分に衝撃吸収機能を持たせる。 【構成】 コミュニケーションシステム24の本体部分
24bを、取付ブラケット34を介してインパネ支持メ
ンバ36に取り付ける。取付ブラケット34の中間部分
にU字状折曲部34aを形成し、その一端部をコミュニ
ケーションシステム24の本体部分24bに固定すると
共に、他端部をインパネ支持メンバ36に溶接等により
固定する。前記U字状折曲部34aは、湾曲部分外周を
上方に指向して配置し、所定以上の荷重、即ち、車両衝
突時等にあって乗員頭部38がインストルメントパネル
10に干渉した時の衝撃力以上の荷重で容易に変形でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のインストルメントパネルに配置されるディスプレイの取付 構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車には例えば実開昭62−117125号公報(B60K 35/ 00)に開示されるように、液晶テレビとかナビゲーションシステム等のディス プレイを取り付けたものがあり、このディスプレイは、ディスプレイ画面が前面 に露出されるようにしてインストルメントパネル内に収納されて取り付けられる 。
【0003】 ところで、前記インストルメントパネル内には車両幅方向に配置されるインパ ネ支持メンバが設けられており、このインパネ支持メンバにインストルメントパ ネルは勿論のこと、このインストルメントパネル周りに配置される各種部材およ び機器、例えばステアリングコラムとかエアバッグ等が取り付けられるようにな っている。従って、前記ディスプレイもインストルメントパネル内に収納された 本体部分が前記インパネ支持メンバに取り付けられるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、かかる従来の自動車のディスプレイ取付構造にあっては、このディ スプレイがインストルメントパネルに取り付けられるが、このディスプレイ周り については、車両衝突時における乗員保護のための安全対策が十分であるとは言 い難く、その改善が望まれている。
【0005】 そこで、本考案はかかる従来の課題に鑑みて、インストルメントパネル内に収 納されるディスプレイの取付け部分に衝撃吸収機能を持たせるようにした自動車 のディスプレイ取付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本考案は、インストルメントパネル内に本体部分 を収納すると共に、ディスプレイ画面をこのインストルメントパネル前面に露出 するようになった自動車のディスプレイ取付構造において、前記ディスプレイの 本体部分を、インストルメントパネル内に車幅方向を指向して配置されるインパ ネ支持メンバに支持すると共に、これらディスプレイとインパネ支持メンバとの 間に、所定以上の衝撃荷重が入力された際、この荷重を吸収する衝撃力吸収手段 を設けることにより構成する。
【0007】 また、前記衝撃力吸収手段をU字状に折曲した取付ブラケットとして構成し、 この取付ブラケットを介してディスプレイ本体部分をインパネ支持メンバに結合 することが望ましい。
【0008】 更に、インストルメントパネル内に収納された前記ディスプレイ本体部分の車 両下方側または車両前方側に、所定以上の衝撃荷重により変形可能に構成したベ ンチレーションダクトを配置することが望ましい。
【0009】
【作用】
以上の構成により本考案の自動車のディスプレイ取付構造にあっては、ディス プレイ本体部分をインパネ支持メンバに支持するようになっており、これらディ スプレイとインパネ支持メンバとの間に衝撃力吸収手段を設けたので、車両衝突 時にあって乗員の頭部がインストルメントパネルに干渉した場合、このときの衝 撃力がインストルメントパネルの変形を伴ってディスプレイに伝達された際に、 衝撃力吸収手段によりこの衝撃力を吸収できる。このため、前記ディスプレイを インストルメントパネルに設けた場合にあっても、乗員の保護を十分に確保する ことができる。
【0010】 また、前記衝撃力吸収手段をU字状に折曲した取付ブラケットとして構成し、 この取付ブラケットを介してディスプレイ本体部分をインパネ支持メンバに結合 することにより、ディスプレイに入力された衝撃荷重は、取付ブラケットのU字 状折曲部分に集中してこの折曲部分を変形することにより吸収される。また、取 付ブラケットを単に折曲して衝撃力吸収手段とすることができるため、この衝撃 力吸収手段の構成を著しく簡単化することができる。
【0011】 更に、インストルメントパネル内に収納された前記ディスプレイ本体部分の車 両下方側または車両前方側に、所定以上の衝撃荷重により変形可能に構成したベ ンチレーションダクトを配置することにより、乗員頭部がインストルメントパネ ルに干渉した際の衝撃力によりディスプレイが車両下方側または車両前方側に移 動した場合に、このディスプレイの移動によってベンチレーションダクトが変形 されることにより衝撃力を吸収することができる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。図1,図2は本 考案にかかる自動車のディスプレイ取付構造の一実施例を示し、図1はディスプ レイが取り付けられたインストルメントパネルの斜視図、図2は図1中A−A線 に対応した概略断面図である。
【0013】 即ち、本実施例のインストルメントパネル10は図1に示したように、右側( 運転席側)に各種計器類12が配置されると共に、左側(助手席側)にグローブ ボックス14が設けられ、かつ、中央部にコンソール16が配置される。また、 インストルメントパネル10の上面にはデフロスタ吹出口18が設けられると共 に、インストルメントパネル10の前面にはコンソール16の上端部にセンター ベンチレータ吹出口20が形成され、かつ、両端部にサイドベンチレータ吹出口 22,22が形成される。
【0014】 前記インストルメントパネル10の前面中央部には前記コンソール16の上方 に位置してディスプレイとしてのコミュニケーションシステム24が取り付けら れる。このコミュニケーションシステム24としては、例えばナビゲーションシ ステム等があり、ディスプレイ画面24aがインストルメントパネル10前面に 露出して配置されると共に、図2中実線に示したように本体部分24bはインス トルメントパネル10内に収納される。
【0015】 また、図2に示したようにインストルメントパネル10の下方に空調ユニット 26が取り付けられ、この空調ユニット26からデフロスタダクト28,ベンチ レータダクト30,32を介して前記デフロスタ吹出口18,センターベンチレ ータ吹出口20,サイドベンチレータ吹出口22,22に接続される。
【0016】 ここで、前記コミュニケーションシステム24の本体部分24bは衝撃力吸収 手段としての取付ブラケット34を介してインパネ支持メンバ36に取り付けら れる。取付ブラケット34は中間部分にU字状折曲部34aが形成され、その一 端部が図外のボルトまたはビスを介して前記コミュニケーションシステム24の 本体部分24bに固定されると共に、他端部が前記インパネ支持メンバ36に溶 接等により固定される。前記U字状折曲部34aは、湾曲部分外周が上方を指向 して配置され、所定以上の荷重、即ち、車両衝突時等にあって乗員頭部38がイ ンストルメントパネル10に干渉した時の衝撃力以上の荷重が入力されることに より、容易に変形できるようになっている。
【0017】 また、前記コミュニケーションシステム24の本体部分24bの車両下方側お よび車両前方側には、センターベンチレータ吹出口20に連通されるベンチレー タダクト30およびサイドベンチレータ吹出口22,22に連通されるベンチレ ータダクト32が配置されるが、これらベンチレータダクト30,32は合成樹 脂によりある程度の可撓性をもって形成され、衝突時に乗員頭部38がインスト ルメントパネル10に干渉した際の衝撃力でコミュニケーションシステム24が 移動して衝接した場合に、これらベンチレータダクト30,32が変形されるよ うになっている。
【0018】 以上の構成により本実施例の自動車のディスプレイ取付構造にあっては、車両 衝突時にあって乗員頭部38がインストルメントパネル10の上方に干渉した場 合、このときの衝撃力はインストルメントパネル10の変形を伴ってコミュニケ ーションシステム24に車両下方への荷重として入力される。すると、このとき の衝撃荷重は取付ブラケット34に伝達されてU字状折曲部34aに集中し、こ のU字状折曲部34aが図2中破線に示したように変形される。従って、前記衝 撃力が前記U字状折曲部34aの変形により吸収され、乗員頭部38がインスト ルメントパネル10に干渉した際の衝撃を緩和し、乗員の保護を著しく改善する ことができる。
【0019】 尚、前記車両下方への衝撃力がコミュニケーションシステム24に入力された 際に、前記取付ブラケット34の変形を伴ってこのコミュニケーションシステム 24が下方に移動するが、このコミュニケーションシステム24の下方にベンチ レータダクト30が存在し、このベンチレータダクト30にコミュニケーション システム24が衝接した際に、ベンチレータダクト30が変形して衝撃力の一部 を吸収できるようになっている。
【0020】 また、車両衝突時に乗員の頭部がインストルメントパネル10の上方に干渉す る場合のみに限らず、図3に示したように車両後方に向かって衝撃荷重が作用す る場合があるが、この場合にあってもコミュニケーションシステム24は取付ブ ラケット34のU字状折曲部34aの変形を伴って車両前方に移動され、衝撃力 を吸収することができる。また、このようにコミュニケーションシステム24が 車両前方に移動した場合に、このコミュニケーションシステム24はベンチレー タダクト32に衝接され、このベンチレータダクト32の変形を伴って衝撃荷重 の一部を吸収することができる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の請求項1に示す自動車のディスプレイ取付構造 にあっては、インストルメントパネル内に本体部分を収納するようになったディ スプレイの本体部分をインパネ支持メンバに支持し、これらディスプレイとイン パネ支持メンバとの間に衝撃吸収手段を設けて、所定以上の衝撃荷重が入力され た際にこの荷重を吸収するようにしたので、車両衝突時にあって乗員の頭部がイ ンストルメントパネルに干渉した場合の衝撃力を前記衝撃力吸収手段で吸収でき る。従って、前記ディスプレイをインストルメントパネルに設けた場合にあって も、乗員保護を確保することができる。
【0022】 また、本考案の請求項2にあっては、前記衝撃力吸収手段をU字状に折曲した 取付ブラケットとして構成し、この取付ブラケットを介してディスプレイ本体部 分をインパネ支持メンバに結合したので、ディスプレイに入力された衝撃荷重を 、U字状折曲部分の変形により吸収することができるため、衝撃力吸収手段の構 成を著しく簡単化することができる。
【0023】 更に、本考案の請求項3にあっては、インストルメントパネル内に収納された 前記ディスプレイ本体部分の車両下方側または車両前方側に、所定以上の衝撃荷 重により変形可能に構成したベンチレーションダクトを配置したので、乗員頭部 がインストルメントパネルに干渉した際の衝撃力によりディスプレイが車両下方 側または車両前方側に移動した場合に、このディスプレイの移動によって前記ベ ンチレーションダクトの変形により衝撃力を吸収できるため、前記衝撃吸収機構 の機能に加えて更なる乗員保護を図ることができるという各種優れた効果を奏す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる自動車のディスプレイ取付構造
が適用されたインストルメントパネルの一実施例を示す
斜視図である。
【図2】本考案の一実施例の1つの作動状態を示す図1
中A−A線に対応した概略断面図である。
【図3】本考案の一実施例の他の作動状態を示す図2に
対応した概略断面図である。
【符号の説明】
10 インストルメントパネル 24 コミュニケーションシステム(ディスプレイ) 24a ディスプレイ画面 24b 本体部
分 30,32 ベンチレータダクト 34 取付ブラ
ケット 34a U字状折曲部 36 インパネ
支持メンバ 38 乗員頭部
フロントページの続き (72)考案者 青木 英己 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)考案者 井岡 忠士 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)考案者 国吉 和枝 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネル内に本体部分を
    収納すると共に、ディスプレイ画面をこのインストルメ
    ントパネル前面に露出するようになった自動車のディス
    プレイ取付構造において、 前記ディスプレイの本体部分を、インストルメントパネ
    ル内に車幅方向を指向して配置されるインパネ支持メン
    バに支持すると共に、これらディスプレイとインパネ支
    持メンバとの間に、所定以上の衝撃荷重が入力された
    際、この荷重を吸収する衝撃力吸収手段を設けたことを
    特徴とする自動車のディスプレイ取付構造。
  2. 【請求項2】 前記衝撃力吸収手段をU字状に折曲した
    取付ブラケットとして構成し、この取付ブラケットを介
    してディスプレイ本体部分をインパネ支持メンバに結合
    したことを特徴とする請求項1に記載の自動車のディス
    プレイ取付構造。
  3. 【請求項3】 インストルメントパネル内に収納された
    前記ディスプレイ本体部分の車両下方側または車両前方
    側に、所定以上の衝撃荷重により変形可能に構成したベ
    ンチレーションダクトを配置したことを特徴とする請求
    項1または2に記載の自動車のディスプレイ取付構造。
JP104893U 1993-01-19 1993-01-19 自動車のディスプレイ取付構造 Pending JPH0655849U (ja)

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JP104893U JPH0655849U (ja) 1993-01-19 1993-01-19 自動車のディスプレイ取付構造

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JPH0655849U true JPH0655849U (ja) 1994-08-02

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JP104893U Pending JPH0655849U (ja) 1993-01-19 1993-01-19 自動車のディスプレイ取付構造

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JP (1) JPH0655849U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013112204A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Toyota Motor East Japan Inc 表示機器の支持構造

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