JPH052368Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH052368Y2 JPH052368Y2 JP1986138376U JP13837686U JPH052368Y2 JP H052368 Y2 JPH052368 Y2 JP H052368Y2 JP 1986138376 U JP1986138376 U JP 1986138376U JP 13837686 U JP13837686 U JP 13837686U JP H052368 Y2 JPH052368 Y2 JP H052368Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glove box
- knee protector
- heater unit
- reinforcing member
- blower
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 210000003127 knee Anatomy 0.000 claims description 44
- 230000001012 protector Effects 0.000 claims description 37
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 18
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 8
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、自動車の前部車体構造、特に、助手
席前方にニープロテクタが設けられている自動車
の前部車体構造に関するものである。
席前方にニープロテクタが設けられている自動車
の前部車体構造に関するものである。
(従来の技術)
自動車の前部車体構造においては、車両衝突時
における前部座席の乗員の安全性をより高めるた
めの各種の工夫が施されている。
における前部座席の乗員の安全性をより高めるた
めの各種の工夫が施されている。
その様な工夫の1つとしてステアリングシヤフ
トの支持構造に関するものが特開昭57−4466号公
報に開示されている。このステアリングシヤフト
の支持構造は、車室前面部に位置するダツシユパ
ネルと車室内に向けて突設されたブラケツトによ
りステアリングシヤフトを支持する従来の支持構
造が車両衝突時におけるダツシユパネルの後退に
伴つてブラケツトと共にステアリングシヤフトが
後方に移動して乗員に衝撃を与える可能性が高い
ことに鑑み、前部座席前方に、車幅方向に延びる
と共に両端部が左右フロントドア開口前縁部から
前方に延びる1対のカウルサイドパネルに固定さ
れたステアリング支持部材を設け、このステアリ
ング支持部材によつてステアリングシヤフトを支
持し、もつて車両衝突時においてダツシユパネル
が後退してもこれとは無関係にステアリングシヤ
フトを支持することができるように構成したもの
である。
トの支持構造に関するものが特開昭57−4466号公
報に開示されている。このステアリングシヤフト
の支持構造は、車室前面部に位置するダツシユパ
ネルと車室内に向けて突設されたブラケツトによ
りステアリングシヤフトを支持する従来の支持構
造が車両衝突時におけるダツシユパネルの後退に
伴つてブラケツトと共にステアリングシヤフトが
後方に移動して乗員に衝撃を与える可能性が高い
ことに鑑み、前部座席前方に、車幅方向に延びる
と共に両端部が左右フロントドア開口前縁部から
前方に延びる1対のカウルサイドパネルに固定さ
れたステアリング支持部材を設け、このステアリ
ング支持部材によつてステアリングシヤフトを支
持し、もつて車両衝突時においてダツシユパネル
が後退してもこれとは無関係にステアリングシヤ
フトを支持することができるように構成したもの
である。
また、車両の前部座席の乗員の衝突時における
安全性を向上させる工夫の1つとしてニープロテ
クタの採用が行われている。このニープロテクタ
は、前部座席前方に設けられる部材であつて、衝
突時等における慣性力のために乗員が前方に移動
したとき、乗員の膝部をニープロテクタで受け止
めることによりそれ以上の前進を阻止し、乗員の
上体がダツシユボード等に衝突するのを未然に防
止する機能を果すものである。
安全性を向上させる工夫の1つとしてニープロテ
クタの採用が行われている。このニープロテクタ
は、前部座席前方に設けられる部材であつて、衝
突時等における慣性力のために乗員が前方に移動
したとき、乗員の膝部をニープロテクタで受け止
めることによりそれ以上の前進を阻止し、乗員の
上体がダツシユボード等に衝突するのを未然に防
止する機能を果すものである。
ニープロテクタの車体への取付けは、ニープロ
テクタの両端部を車体側面部に設けられたサイド
ブラケツトおよび車体中央部に設けられたセンタ
ブラケツトに固定すること等によりなされるが、
助手席前方に位置するニープロテクタにあつて
は、その中央部において該ニープロテクタと略同
一高さにグローブボツクスが位置するため、この
グローブボツクスによりニープロテクタの一部が
形成されることとなる。
テクタの両端部を車体側面部に設けられたサイド
ブラケツトおよび車体中央部に設けられたセンタ
ブラケツトに固定すること等によりなされるが、
助手席前方に位置するニープロテクタにあつて
は、その中央部において該ニープロテクタと略同
一高さにグローブボツクスが位置するため、この
グローブボツクスによりニープロテクタの一部が
形成されることとなる。
ところで、助手席前方に位置するニープロテク
タとその前方に位置するダツシユロアパネルとの
間には、車体中央部寄りにヒータユニツト、車体
側面部寄りにブロア、これらの中間にブロアから
の空気をヒータユニツトに送るダクトがそれぞれ
配設され、クーラ付きの車両にあつては、上記ダ
クトの位置にクーラが配設されるのが一般的であ
る。このクーラ付きの車両にあつては、ニープロ
テクタの一部を形成するグローブボツクスの前方
にクーラが位置し、このクーラがグローブボツク
スとダツシユロアパネルとの間のスペースを埋め
る状態となるので、衝突時等の衝撃によりグロー
ブボツクスに乗員の膝部が当たつた場合、ニープ
ロテクタとして膝部を受け止めるのは勿論のこ
と、それ以上の衝撃荷重によりグローブボツクス
が前方に変位するようなことがあつても一種の剛
体たるクーラの存在によりグローブボツクスの前
方変位が規制され、膝部を確実に受け止めること
が可能である。
タとその前方に位置するダツシユロアパネルとの
間には、車体中央部寄りにヒータユニツト、車体
側面部寄りにブロア、これらの中間にブロアから
の空気をヒータユニツトに送るダクトがそれぞれ
配設され、クーラ付きの車両にあつては、上記ダ
クトの位置にクーラが配設されるのが一般的であ
る。このクーラ付きの車両にあつては、ニープロ
テクタの一部を形成するグローブボツクスの前方
にクーラが位置し、このクーラがグローブボツク
スとダツシユロアパネルとの間のスペースを埋め
る状態となるので、衝突時等の衝撃によりグロー
ブボツクスに乗員の膝部が当たつた場合、ニープ
ロテクタとして膝部を受け止めるのは勿論のこ
と、それ以上の衝撃荷重によりグローブボツクス
が前方に変位するようなことがあつても一種の剛
体たるクーラの存在によりグローブボツクスの前
方変位が規制され、膝部を確実に受け止めること
が可能である。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、クーラの付いていない車両にあ
つては、クーラの代わりにグローブボツクスとダ
ツシユロアパネルとの間に存在するのは容易に変
形可能なダクトであるため、グローブボツクスが
前方に変位したときこれを阻止する構造物がな
く、グローブボツクスはダツシユロアパネルまで
移動することとなり、ニープロテクタとしての機
能を十分に発揮させることができない。
つては、クーラの代わりにグローブボツクスとダ
ツシユロアパネルとの間に存在するのは容易に変
形可能なダクトであるため、グローブボツクスが
前方に変位したときこれを阻止する構造物がな
く、グローブボツクスはダツシユロアパネルまで
移動することとなり、ニープロテクタとしての機
能を十分に発揮させることができない。
本考案は、このような事情に鑑みなされたもの
であつて、ニープロテクタとダツシユロアパネル
との間にクーラ等の剛体構造物の存在しない車両
においてもニープロテクタが衝撃に対して前方へ
変位するのを規制することのできる自動車の前部
車体構造を提供しようとするものである。
であつて、ニープロテクタとダツシユロアパネル
との間にクーラ等の剛体構造物の存在しない車両
においてもニープロテクタが衝撃に対して前方へ
変位するのを規制することのできる自動車の前部
車体構造を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段)
本考案による自動車の前部車体構造は、グロー
ブボツクスとダクトとの間に該グローブボツクス
の前方への変位を規制する車幅方向に延びる補強
部材を設けることにより上記問題点を解決しよう
とするものであり、前記補強部材を設けるに当た
り、その両端部を各端部の近傍に配設されている
ヒータユニツトおよびブロアを利用してこれらに
連結するようにしたものである。すなわち、助手
席前方にニープロテクタが設けられている自動車
の前部車体構造であつて、前記ニープロテクタと
該ニープロテクタ前方のダツシユパネルとの間で
かつ車体の車幅方向略中央部に位置してヒータユ
ニツトが設けられ、 このヒータユニツトの助手席側に該ヒータユニ
ツトと所定間隔をおいてブロアが設けられ、 このブロアと前記ヒータユニツトとの間にこれ
ら両者を連通するダクトが設けられ、 前記ニープロテクタの前記ダクト後方部分がグ
ローブボツクスで構成され、 このグローブボツクスと前記ダクトとの間に、
該グローブボツクスの前方への変位を規制する車
幅方向に延びる補強部材が設けられ、該補強部材
の一端部が前記ヒータユニツトに固定されるとと
もに該補強部材の他端部が前記ブロアに固定され
ていることを特徴とするものである。
ブボツクスとダクトとの間に該グローブボツクス
の前方への変位を規制する車幅方向に延びる補強
部材を設けることにより上記問題点を解決しよう
とするものであり、前記補強部材を設けるに当た
り、その両端部を各端部の近傍に配設されている
ヒータユニツトおよびブロアを利用してこれらに
連結するようにしたものである。すなわち、助手
席前方にニープロテクタが設けられている自動車
の前部車体構造であつて、前記ニープロテクタと
該ニープロテクタ前方のダツシユパネルとの間で
かつ車体の車幅方向略中央部に位置してヒータユ
ニツトが設けられ、 このヒータユニツトの助手席側に該ヒータユニ
ツトと所定間隔をおいてブロアが設けられ、 このブロアと前記ヒータユニツトとの間にこれ
ら両者を連通するダクトが設けられ、 前記ニープロテクタの前記ダクト後方部分がグ
ローブボツクスで構成され、 このグローブボツクスと前記ダクトとの間に、
該グローブボツクスの前方への変位を規制する車
幅方向に延びる補強部材が設けられ、該補強部材
の一端部が前記ヒータユニツトに固定されるとと
もに該補強部材の他端部が前記ブロアに固定され
ていることを特徴とするものである。
上記「補強部材」は、グローブボツクスの前方
への変位を規制することができるものであればそ
の形状等は特に限定されるものではない。
への変位を規制することができるものであればそ
の形状等は特に限定されるものではない。
(作用)
上記構成により、車両衝突等に伴う慣性力によ
り助手席の乗員が前方へ移動すると乗員の膝部が
グローブボツクスに当たりグローブボツクスは衝
撃荷重を受けるが、グローブボツクスは補強部材
により前方への変位が規制されるので、その衝撃
荷重がニープロテクタ自体(グローブボツクスを
含む)で耐えることができる大きさ以上のもので
あつても乗員の膝部に押されてグローブボツクス
が前方に変位することはなく、このため乗員の上
体がダツシユボード等に衝突するといつた危険を
回避することができる。
り助手席の乗員が前方へ移動すると乗員の膝部が
グローブボツクスに当たりグローブボツクスは衝
撃荷重を受けるが、グローブボツクスは補強部材
により前方への変位が規制されるので、その衝撃
荷重がニープロテクタ自体(グローブボツクスを
含む)で耐えることができる大きさ以上のもので
あつても乗員の膝部に押されてグローブボツクス
が前方に変位することはなく、このため乗員の上
体がダツシユボード等に衝突するといつた危険を
回避することができる。
(考案の効果)
したがつて、本考案によれば、グローブボツク
スとダツシユロアパネルとの間にクーラ等の剛体
構造物の存在しない車両においてもニープロテク
タの機能を十分に発揮せしめることが可能とな
り、助手席の乗員の身の安全に万全を期すことが
できる。
スとダツシユロアパネルとの間にクーラ等の剛体
構造物の存在しない車両においてもニープロテク
タの機能を十分に発揮せしめることが可能とな
り、助手席の乗員の身の安全に万全を期すことが
できる。
また、上記補強部材を取り付けるにあたり、遠
くから取り回わすことなく簡単に取り付けること
ができ、その結果、クーラ付のものとクーラなし
のものとの併設が容易になる。
くから取り回わすことなく簡単に取り付けること
ができ、その結果、クーラ付のものとクーラなし
のものとの併設が容易になる。
(実施例)
以下添付図面を参照しながら本考案の一実施例
について詳述する。
について詳述する。
第1図は、本実施例による自動車の前部車体構
造を後方から見て示す図である。
造を後方から見て示す図である。
前部座席前方には、ステアリングシヤフト1を
支持するステアリング支持部材2が車幅方向に延
設されている。このステアリング支持部材2は、
U字形ブラケツト3を介してステアリングシヤフ
ト1を支持する支持部分を除き断面円環状に形成
されている。ステアリング支持部材2の両端部
は、左右のカウルサイドパネルに固定された1対
の取付ブラケツト4に固定部材5で固定されてい
る。また、ステアリング支持部材2の中央部に
は、下方に延びる1対の垂直部材6が固定されて
いて、両垂直部材6は、フロアパネルが隆起して
形成されたトンネル部7にコ字形ブラケツト8を
介して連結されている。両垂直部材6間には、ス
テアリング支持部材2と略平行に延びるバー9が
設けられていて、垂直部材6の車幅方向の強度を
確保するようになつている。
支持するステアリング支持部材2が車幅方向に延
設されている。このステアリング支持部材2は、
U字形ブラケツト3を介してステアリングシヤフ
ト1を支持する支持部分を除き断面円環状に形成
されている。ステアリング支持部材2の両端部
は、左右のカウルサイドパネルに固定された1対
の取付ブラケツト4に固定部材5で固定されてい
る。また、ステアリング支持部材2の中央部に
は、下方に延びる1対の垂直部材6が固定されて
いて、両垂直部材6は、フロアパネルが隆起して
形成されたトンネル部7にコ字形ブラケツト8を
介して連結されている。両垂直部材6間には、ス
テアリング支持部材2と略平行に延びるバー9が
設けられていて、垂直部材6の車幅方向の強度を
確保するようになつている。
また、運転席前方および助手席前方には、ステ
アリング支持部材2の略下方に位置して車幅方向
に延びるニープロテクタ10および11がそれぞ
れ設けられていて、各ニープロテクタ10,11
の両端部は、それぞれ取付ブラケツト4および垂
直部材6に溶接により固定されている。助手席前
方に位置するニープロテクタ11は、垂直部材6
に固定された左側部分11aと、取付ブラケツト
4に固定された右側部分11bと、これら左側お
よび右側部分11aおよび11bの間に位置する
グローブボツクス12とから形成されていて、こ
れにより車両衝突時等における慣性力により乗員
が前方に移動したときその膝部を受け止める機能
を果すようになつている。
アリング支持部材2の略下方に位置して車幅方向
に延びるニープロテクタ10および11がそれぞ
れ設けられていて、各ニープロテクタ10,11
の両端部は、それぞれ取付ブラケツト4および垂
直部材6に溶接により固定されている。助手席前
方に位置するニープロテクタ11は、垂直部材6
に固定された左側部分11aと、取付ブラケツト
4に固定された右側部分11bと、これら左側お
よび右側部分11aおよび11bの間に位置する
グローブボツクス12とから形成されていて、こ
れにより車両衝突時等における慣性力により乗員
が前方に移動したときその膝部を受け止める機能
を果すようになつている。
第2および3図に示すように、グローブボツク
ス12と該グローブボツクス12の前方のダツシ
ユロアパネル13との間には、車体中央部に位置
するヒータユニツト14と車体側面部近傍に位置
するブロア15とに両端部が連結された、ヒータ
ユニツト14にブロア15からの空気を送るダク
ト16が配設されている。そして、このダクト1
6とグローブボツクス12との間には、車幅方向
に延びる補強部材17がグローブボツクス12に
沿つて設けられている。この補強部材17はパイ
プ状部材を梯子形に構成してなり、その左右両端
部は、車体中央部側の端部が該端部近傍に位置す
る空調用ユニツトであるヒータユニツト14の後
端面に、車体側面部側の端部が該端部近傍に位置
する空調用ユニツトであるブロア15の後端面
に、それぞれビス止めにより固定されている。
ス12と該グローブボツクス12の前方のダツシ
ユロアパネル13との間には、車体中央部に位置
するヒータユニツト14と車体側面部近傍に位置
するブロア15とに両端部が連結された、ヒータ
ユニツト14にブロア15からの空気を送るダク
ト16が配設されている。そして、このダクト1
6とグローブボツクス12との間には、車幅方向
に延びる補強部材17がグローブボツクス12に
沿つて設けられている。この補強部材17はパイ
プ状部材を梯子形に構成してなり、その左右両端
部は、車体中央部側の端部が該端部近傍に位置す
る空調用ユニツトであるヒータユニツト14の後
端面に、車体側面部側の端部が該端部近傍に位置
する空調用ユニツトであるブロア15の後端面
に、それぞれビス止めにより固定されている。
次に本実施例の作用について説明する。
車両衝突時等の衝撃に伴う慣性力により助手席
の乗員が前方に移動すると、乗員の膝部がニープ
ロテクタ11に当たつて受け止められる。このと
き、ニープロテクタ11は左側および右側部分1
1a,11bよりもグローブボツクス12が一段
後方に出ているので、膝部はグローブボツクス1
2に当たり、左側および右側部分11a,11b
はこれによる荷重を負担することとなる。
の乗員が前方に移動すると、乗員の膝部がニープ
ロテクタ11に当たつて受け止められる。このと
き、ニープロテクタ11は左側および右側部分1
1a,11bよりもグローブボツクス12が一段
後方に出ているので、膝部はグローブボツクス1
2に当たり、左側および右側部分11a,11b
はこれによる荷重を負担することとなる。
ニープロテクタ11自体の有する強度によりあ
る一定の衝撃荷重までは耐えることが可能である
が、それ以上の衝撃荷重に対してはニープロテク
タ11は前方へ変位しようとする。しかしなが
ら、ニープロテクタ11を構成するグローブボツ
クス12の前方には該グローブボツクス12に沿
つた車幅方向に延びる補強部材17が設けられ、
該補強部材17はその車体中央部側の端部がヒー
タユニツト14に後方から固定されるとともにそ
の車体側面部側の端部がブロア15に後方から固
定されており、これらヒータユニツト14および
ブロア15は大きな荷重に対しても容易には変形
することのない剛体構造物であるので、グローブ
ボツクス12の前方への変位はグローブボツクス
12が補強部材17に当接した時点でそれ以上の
変位が阻止されることとなる。
る一定の衝撃荷重までは耐えることが可能である
が、それ以上の衝撃荷重に対してはニープロテク
タ11は前方へ変位しようとする。しかしなが
ら、ニープロテクタ11を構成するグローブボツ
クス12の前方には該グローブボツクス12に沿
つた車幅方向に延びる補強部材17が設けられ、
該補強部材17はその車体中央部側の端部がヒー
タユニツト14に後方から固定されるとともにそ
の車体側面部側の端部がブロア15に後方から固
定されており、これらヒータユニツト14および
ブロア15は大きな荷重に対しても容易には変形
することのない剛体構造物であるので、グローブ
ボツクス12の前方への変位はグローブボツクス
12が補強部材17に当接した時点でそれ以上の
変位が阻止されることとなる。
このように、本実施例によれば、グローブボツ
クス12の前方に設けられた補強部材17によ
り、ニープロテクタ11の前方への変位が規制さ
れるので、たとえダツシユロアパネル13とグロ
ーブボツクス12との間にクーラ等の剛体構造物
が存在していなくても、衝突時等における助手席
の乗員の身の安全を保障することが可能となる。
クス12の前方に設けられた補強部材17によ
り、ニープロテクタ11の前方への変位が規制さ
れるので、たとえダツシユロアパネル13とグロ
ーブボツクス12との間にクーラ等の剛体構造物
が存在していなくても、衝突時等における助手席
の乗員の身の安全を保障することが可能となる。
第1図は本考案による自動車の前部車体構造の
一例を後方から見て示す図、第2図は第1図の
−線断面図、第3図は第1図の−線断面図
である。 11……ニープロテクタ、12……グローブボ
ツクス、14……ヒータユニツト、15……ブロ
ア、17……補強部材。
一例を後方から見て示す図、第2図は第1図の
−線断面図、第3図は第1図の−線断面図
である。 11……ニープロテクタ、12……グローブボ
ツクス、14……ヒータユニツト、15……ブロ
ア、17……補強部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 助手席前方にニープロテクタが設けられている
自動車の前部車体構造であつて、 前記ニープロテクタと該ニープロテクタ前方の
ダツシユパネルとの間でかつ車体の車幅方向略中
央部に位置してヒータユニツトが設けられ、 このヒータユニツトの助手席側に該ヒータユニ
ツトと所定間隔をおいてブロアが設けられ、 このブロアと前記ヒータユニツトとの間にこれ
ら両者を連通するダクトが設けられ、 前記ニープロテクタの前記ダクト後方部分がグ
ローブボツクスで構成され、 このグローブボツクスと前記ダクトとの間に、
該グローブボツクスの前方への変位を規制する車
幅方向に延びる補強部材が設けられ、該補強部材
の一端部が前記ヒータユニツトに固定されるとと
もに該補強部材の他端部が前記ブロアに固定され
ていることを特徴とする自動車の前部車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986138376U JPH052368Y2 (ja) | 1986-09-09 | 1986-09-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986138376U JPH052368Y2 (ja) | 1986-09-09 | 1986-09-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63114751U JPS63114751U (ja) | 1988-07-23 |
JPH052368Y2 true JPH052368Y2 (ja) | 1993-01-21 |
Family
ID=31043300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986138376U Expired - Lifetime JPH052368Y2 (ja) | 1986-09-09 | 1986-09-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH052368Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5536029B2 (ja) * | 1976-06-04 | 1980-09-18 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5839246Y2 (ja) * | 1978-08-31 | 1983-09-05 | 富士重工業株式会社 | ニ−パツド構造 |
JPS56143950U (ja) * | 1980-03-31 | 1981-10-30 |
-
1986
- 1986-09-09 JP JP1986138376U patent/JPH052368Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5536029B2 (ja) * | 1976-06-04 | 1980-09-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63114751U (ja) | 1988-07-23 |
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